JP7181297B2 - 広範囲に適応する真空溶接炉 - Google Patents

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Description

広範囲に適応する真空溶接炉であり、真空溶接技術分野に属する。
ダイオード、トランジスタ、サイリスタ又はブリッジ等の電子部品を製造する際、トップシートとボトムシートとの間にチップを半田付けする必要があり、該プロセスは積層と呼ばれる。積層の具体的な作業プロセスは、以下の通りである。まず、ボトムシートの上側に半田ペーストを塗布し、チップをボトムシートの具体的な位置に置き、その後、下側に半田ペーストが塗布されたトップシートをボトムシートの上側に積み重ね、さらに、溶接金型のトップカバーを溶接金型の底板に蓋合わせ、最後に、溶接金型を溶接炉内に送り込んで溶接する。シートの溶接は真空炉内で行う必要がある。
出願番号201420820418.2の中国実用新案特許は、連続型の真空溶接炉を開示し、使用過程において以下のような技術的課題がある。
(1)その機械テーブルに真空処理装置に連係する加熱領域が1つのみが設置され、半田ペーストを融解させて溶接効果を奏するためにシートを一定の温度に加熱する必要があり、シートの昇温は、移動の時間を必要とするため、加熱時間が長くなる。また、その加熱領域は、トップカバーに設置され、放射によってシートを加熱するため、伝熱効率が低く、さらにシートの加熱時間を長くし、その溶接効率を低下させてしまう。
(2)伝動機構がシートを搬送しやすくするために、シートの両端が支持台から伸出しなければならず、伝動機構は、シート両端の伸出部を介してシートを持ち上げて搬送する。加熱後のシートが柔らかいため、シート両端の伸出する部分は、下へ曲がる。よって、シート両端のチップの位置とシートの接点との位置合わせができず、大量の不良品が発生してしまう。
(3)溶接後のシートの温度が高すぎ、冷却速度が遅く、真空処理装置から搬出されたシートは、酸化されやすい。また、機械テーブルから搬出されたシートの温度が依然として高すぎるため、作業者はシートを直接処理することができない。
(4)伝動機構はシートを搬送する際にシートの両端でシートを支持するが、加熱されたシートが軟らかく、両端でシートを支持する際にシートが変形し伝動機構から離脱しやすいという問題があり、動作が不安定であった。
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術の問題点を解決し、シートの両側でシートを支持し、シートが熱によって軟らかくなり搬送機構から離脱することを回避する広範囲に適応する真空溶接炉を提供することである。
本発明がその技術的課題を解決するために用いる技術的解決手段は、溶接室と、炉蓋と、搬送機構と、炉蓋に設置された負圧吸引モジュールとを含み、炉蓋が溶接室の上側に蓋合わせされ、溶接室と炉蓋との間に溶接チャンバが形成され、溶接室の下部に溶接台が設けられ、負圧吸引モジュールの底部と溶接台とが囲み密閉した負圧チャンバを形成する広範囲に適応する真空溶接炉において、前記溶接台に複数のステーションが設置され、各ステーションの両側の搬送機構のいずれにも支持部が設置され、各支持部と搬送機構との間に伸縮モジュールが設置され、伸縮モジュールの中心線がシートの移動方向に平行し、伸縮モジュールの伸縮部がシートの中央部に向かって設置され、各ステーションの両側のいずれにも支持部と連係する複数の退避口が対称に設置される、ことを特徴とする。
好ましくは、前記の伸縮モジュールは、水平に設置されたシリンダ又は電動プッシュロッドであり、支持部は、シリンダ又は電動プッシュロッド伸縮部の下側に取り付けられる。
好ましくは、前記溶接台の供給端に近接する側が加熱領域であり、溶接台の排出端に近接する側が冷却領域であり、負圧吸引モジュールは、加熱領域の冷却領域に近接する一端の上側に設置され、炉蓋に昇降可能に取り付けられ、負圧吸引モジュールの底部と加熱領域とが囲み密閉した負圧チャンバを形成し、溶接室または炉蓋にシールドガス導入管が設置される。
好ましくは、前記溶接台は、複数の加熱板と複数の冷却板とを含み、加熱領域は、複数の加熱板をつなぎ合わせて形成され、冷却領域は、複数の冷却板をつなぎ合わせて形成される。
好ましくは、各々の加熱板の両側のいずれにも電気加熱管が対称に設置され、加熱板の中央部にセンサ取付け穴が設置され、センサ取付け穴が2つの電気加熱管の間に設置された止まり穴であり、センサ取り付け穴内に温度センサが取り付けられる。
好ましくは、各々の前記冷却板の両側に給水通路が対称に設置され、前記冷却板の少なくとも一端に2つの給水通路に連通する排水通路が設置される。
好ましくは、前記溶接室の下側に貯液カバーが設置され、貯液カバーの底部の両側は、側部から中央部に徐々に下への傾斜状であり、貯液カバー底部に貯液カバー排出管が設けられる。
好ましくは、前記シールドガス導入管は、主窒素ガス導入管であり、炉蓋の両端のいずれにも主窒素ガス導入管が設置され、炉蓋の中央部の両側に副窒素ガス導入管が対称に設置され、副窒素ガス導入管が溶接室に連通される。
好ましくは、前記炉蓋の下部の両側に吸気板が対称に設置され、吸気板の上部に上側へ開口する吸気口が設けられ、炉蓋と囲み吸気チャンバを形成し、吸気板に吸気口と溶接室とを連通させる複数の噴気孔が間隔をおいて設置され、副窒素ガス導入管は、吸気口に連通している。
好ましくは、前記搬送機構は、搬送バーと、溶接室の下側に設置された昇降機構、並進機構及び開閉機構とを含み、搬送バーは、対称に2本設置され、且つその中央部が溶接室内に設置され、開閉機構は、同時に2本の搬送バーに連結し、その2本の搬送バーを開閉させるように駆動し、並進機構は、開閉機構に連結され、排出端に近接又は離間する方向に沿って開閉機構を移動させるように駆動し、昇降機構は、並進機構に連結され、その並進機構を昇降させるように駆動し、複数の伸縮モジュールは、2本の搬送バーの内側に対称に取り付けられる。
好ましくは、溶接室の両端は、いずれもエンドカバーによって封止され、各エンドカバーの両側のいずれにも搬送口が対称に設置され、搬送バーは、搬送口を通過し開閉機構に連結され、エンドカバーの底部と溶接台とが間隔を置いて設置される。
好ましくは、各前記エンドカバーの両側にバッフル板取付溝が対称に設置され、バッフル板取付溝が垂直方向に設置され、バッフル板取付溝内にバッフル板が摺動するように取り付けられ、バッフル板が搬送バーに摺動し且つ密封するように連結され、バッフル板が対応側のエンドカバーに連係され溶接室の端部を密封する。
好ましくは、前記溶接室の下側に搬送バーと1対1対応する搬送取付アームが設けられ、搬送取付アームの両端は、対応側の搬送バーの両端に連結され、開閉機構は、2つの搬送取付アームに連結される。
好ましくは、前記開閉機構は、水平に設置された開閉案内板と開閉動力モジュールとを含み、開閉案内板は、2本の搬送バーの間に設置され、開閉案内板の両側のいずれにも排出端に近接する方向に沿って徐々に内側への傾斜状の開閉案内部が設けられ、各搬送バーの下側のいずれにも開閉案内部と接し合う開閉案内輪が取り付けられ、2本の搬送バーの間に引張状態の開閉バネが設けられ、開閉動力モジュールは、開閉案内板に連結され、排出端に近接又は離間する方向に沿ってその開閉案内板を移動させるように駆動する。
好ましくは、前記昇降機構は、昇降案内ブロックと搬送昇降シリンダとを含み、昇降案内ブロックの上側に排出端に近接する方向に沿って徐々に下への傾斜状の昇降案内部が設置され、並進機構の下側に昇降案内部と接し合う昇降案内輪が取り付けられ、搬送昇降シリンダのピストンロッドは、昇降案内ブロックに連結され、排出端に近接又は離間する方向に沿ってその昇降案内ブロックを移動させるように駆動する。
好ましくは、前記負圧吸引モジュールは、密封板と負圧吸引昇降シリンダとを含み、密封板は、加熱領域の上側に設置され、加熱領域と平行に設置され、密封板の底部と加熱領域とが囲み密閉の負圧チャンバを形成し、負圧チャンバに負圧吸引管が連結される。
好ましくは、前記密封板は、炉蓋の下側に設置され、負圧吸引昇降シリンダが炉蓋の上側に設置され、負圧吸引昇降シリンダのピストンロッドが連結管を介して密封板に連結され、連結管が負圧チャンバと負圧吸引管とを連通させる。
好ましくは、浄化モジュールをさらに含み、浄化モジュールの吸気端と排気端とのいずれも溶接室と連通する。
好ましくは、前記浄化モジュールは、浄化箱と、浄化箱内に設置されたコイル及びストレーナとを含み、吸気端と排気端とが浄化箱の両側にそれぞれ設置され、ストレーナは、排気端に近接するように設置され、排気端を封止し、コイル内に循環するクーラントが充填され、浄化箱の排気端と溶接室との間にファンが設置される。
好ましくは、上記の浄化モジュールは、浄化箱内に設置されるフィンをさらに含む。
従来技術に比べると、本発明の有益な効果は以下のとおりである。
1、本発明の広範囲に適応する真空溶接炉は、各ステーションの両側のいずれにも退避口が設置され、支持部が伸縮モジュールに取り付けられ、伸縮モジュールが支持部の位置を調節できるようにしたため、シートの両側でシートを支持することができ、シートが加熱により柔らかくなり、シートの両端でシートを支持する際にシートが変形して搬送機構から離脱することを回避し、本溶接炉は、軟質のワークの溶接にも対応でき、適用範囲が広く、動作が安定し、しかも、溶接されたワークが変形することを回避し、溶接品質を向上させ、不良品の発生を低減することができる。
2、加熱領域は、シートを加熱することができるため、シートを負圧チャンバ内で高速溶接することができる。溶接室内にシールドガスが充填されているため、加熱過程においてシートが酸素と反応することを回避することができる。冷却領域は、シートを冷却することができるため、溶接室から搬出されるシートの温度を低減し、シートの酸化を回避するだけでなく、溶接されたシートを早急に処理するのに適する。また、シートの処理過程においてシートの温度が高すぎて変性しやすくなるため、処理過程にシートが変形し、不良率が増加するという問題が発生することはない。シートは、加熱領域又は冷却領域と直接接触し、熱伝導の方式により加熱及び冷却を実現し、放射を用いる加熱方式に比べて、加熱速度を大幅に向上させ、シートを迅速に昇温及び降温させることができ、エネルギーの消費を低減する。
3、加熱領域は、複数の加熱板をつなぎ合わせて形成され、冷却領域は、複数の冷却板をつなぎ合わせて形成され、それにより溶接室内に複数のシートを同時に収容することができ、加熱領域が同時に複数のシートを加熱し、シートを迅速に溶接温度に達するようなことを可能にし、溶接速度を向上させる。
4、各加熱板のいずれにも電気加熱管及び温度センサが設置されるため、各加熱板は、独立した温度制御を実現する。それによりシートの搬送過程において徐々にシートを加熱することができ、加熱が速すぎるためシートが変形することを回避し、さらに加熱が速すぎて半田ペーストが融解して流出することにより、不良品が発生することを回避する。
5、各冷却板のいずれにも給水通路と排水通路とが設置され、徐々にシートを降温させることを実現し、降温が速すぎるため凝固後の半田ペーストに亀裂が発生し、チップとシートとの接触が不良となり、不良品が発生することを回避し、シートの変形も回避できる。
6、貯液カバーは、貯液カバー排出管を介して冷却領域において凝集し形成された液体を排出することができる。
7、炉蓋の両端に主窒素ガス導入管が設けられ、炉蓋の中央部の両側に副窒素ガス導入管が対称に設けられることにより、窒素ガスを迅速に溶接室に充填し、溶接前の準備時間を短くし、使い勝手をよくすることを保証することができる。
8、副窒素ガス導入管は、吸気板によって窒素ガスを溶接室内に均一に噴入し、それにより溶接室内の空気を完全に排出することができ、加熱後のシートが酸素と反応することを回避する。
9、開閉機構は、2本の搬送バーを開閉させるように駆動し、昇降機構に連係して、支持部を溶接台の退避口内に伸ばし、シートの両端によってシートを持ち上げ、並進機構は、搬送バーによってシートを並進させるように駆動し、それによりシートの並進動作を完了させる。
10、搬送バーは、搬送口を通過し溶接室から伸出し、開閉機構に連結される。溶接室内のシートを搬送することを実現するだけでなく、シートを溶接室内に搬送し、さらに溶接室内の溶接されたシートを溶接室外に搬送することができ、溶接過程において炉蓋を開けることなくシートの搬入及び搬出を実現することができる。
11、バッフル板は、搬送バーの移動とともにバッフル板取付溝内にて移動し、それにより早急に溶接室を封止することができ、シールドガスの漏洩を回避し、シールドガスの消費を低減し、溶接コストをさらに低減する。
12、開閉機構は、溶接室の下側の搬送取付アームに連結され、搬送バーの連結をしやすくする。
13、開閉動力モジュールは、開閉案内板を移動させるように駆動し、開閉案内板の開閉案内部は、開閉案内輪によって2本の搬送バーを逆方向へ同期しつつ移動させるように駆動し、開閉バネは、開閉案内板の開閉案内部に開閉案内輪を常に圧着させることができ、さらに2本の搬送バーの開閉を実現し、シートを搬送しやすくし、さらに搬送バーが負圧吸引モジュールの動作を妨げることを回避することができ、搬送バーのストロークが安定し、エンドカバーを破損することがない。
14、搬送昇降シリンダは、昇降案内ブロックを並進させるように駆動し、昇降案内ブロックの昇降案内部は、昇降案内輪によって並進機構を昇降させるように駆動し、さらに2本の搬送バーの同期しつつの昇降を実現し、搬送バーの昇降動作が安定するように保証し、且つ昇降のストロークが特定され、溶接室を破損することがない。
15、密封板と加熱領域とが囲み負圧チャンバを形成し、負圧吸引昇降シリンダが密封板を昇降させるように駆動することができるため、シートの負圧チャンバへの搬入又は負圧チャンバからの搬出をしやすくする。
16、負圧吸引昇降シリンダが連結管を介して密封板に連結され、密封板を昇降させるように駆動し、負圧吸引管が連結管を介して負圧チャンバと連通し、密封板の取り付け及び連結をしやすくするだけでなく、負圧チャンバの負圧吸引をしやすくする。
17、浄化モジュールは、溶接室内のシールドガスを抽出し、シールドガス内のフラックスヒュームを除去することができ、半田ペーストが加熱されて過剰なフラックスヒュームが発生するため、シートの溶接に影響を与えることを回避する。
18、コイルは、クーラントを介して抽出されたシールドガスと熱交換を行い、シールドガスの温度を低減し、フラックスを液化させ、続いてストレーナを介してシールドガスを濾過することにより、フラックスをストレーナに残す。それによりフラックスとシールドガスとの分離を実現する。
19、フィンは、クーラントとシールドガスとの熱交換面積を増加させることにより、シールドガスを迅速に降温させることができる。それによりシールドガス内のフラックスをより徹底的に除去することができる。
真空溶接炉の斜視模式図である。
炉蓋の斜視模式図である。
炉蓋の正面断面模式図である。
図3におけるAの部分拡大図である。
吸気板の正面断面模式図である。
炉蓋を取り外した後の真空溶接炉の斜視模式図である。
図6におけるBの部分拡大図である。
電動プッシュロッドの取付模式図である。
溶接台の斜視模式図である。
溶接台の右側面模式図である。
加熱板の上面断面模式図である。
冷却板の上面断面模式図である。
溶接室取付部材の正面断面模式図である。
取付ピンの正面断面模式図である。
負圧吸引モジュールの正面模式図である。
搬送機構の斜視模式図である。
搬送機構の正面模式図である。
フラックス浄化モジュールの斜視模式図である。
、浄化モジュールの正面断面模式図である。
排水通路加熱板加熱板
1ラック、2:搬送機構、3:炉蓋シリンダ、4:炉蓋、5:主窒素ガス導入管、6:案内カバー、7:浄化導入管、8:浄化排気管、9:負圧吸引モジュール、10:連結アーム、11:スイングアーム、12:取付アーム、13:連結棒、14:炉蓋取付板、1401:取付口、15:ガスカバー、16:副窒素ガス導入管、17:吸気板、1701:吸気口、1702:噴気孔、18:溶接室、19:排出台、1901:排出台退避口、20:溶接台、21:供給台、2101:供給台退避口、22:取付板、23:調節バネ、24:搬送バー、25:密封カバー、26:エンドカバー、2601:搬送口、2602:バッフル板取付溝、27:バッフル板、28:冷却板、2801:冷却板退避口、2802:給水通路、2803:排水通路、2804:冷却板取付孔、29:給水管、30:加熱板、3001:加熱板退避口、3002:電気加熱管取付孔、3003:センサ取付孔、3004:加熱板取付孔、31:電気加熱管、32:温度センサ、33:貯液カバー、3301:貯液カバー排出管、34:負圧吸引取付枠、35:負圧吸引昇降シリンダ、36:密封板、37:連結管、38:連結板、39:取付ピン、3901:ねじ孔、40:溶接室取付部材、4001:固定部、4002:段付孔、41:並進板、42:開閉取付棒、43:開閉案内板、44:開閉案内輪、45:搬送取付アーム、46:搬送昇降シリンダ、47:昇降案内枠、48:昇降案内ブロック、49:並進枠、50:並進枠ガイドレール、51:並進板ガイドレール、52:搬送取付板、53:並進モータ、54:並進モータ取付枠、55:搬送移動枠、56:開閉移動枠、57:開閉モータ取付枠、58:開閉モータ、59:浄化モジュール、60:給油箱、61:浄化箱、62:浄化箱導入管、63:ストレーナ取付箱、64:ストレーナ、65:ファン、66:フラックス回収バレル、67:コイル、68:フィン、69:電動プッシュロッド
図1~図19は本発明の好ましい実施例であり、以下、図1~図19に合わせて本発明をさらに説明する。
広範囲に適応する真空溶接炉であって、溶接室18と、炉蓋4と、搬送機構2と、炉蓋4に設置される負圧吸引モジュール9とを含み、炉蓋4は、溶接室18の上側に蓋合わせされ、溶接室18と炉蓋4との間に溶接チャンバが形成され、溶接室18の下部に溶接台20が設けられ、負圧吸引モジュール9の底部と溶接台20とが囲み密閉された負圧チャンバを形成し、溶接台20に複数のステーションが設置され、各ステーションの両側の搬送機構2のいずれにも支持部が設置され、各支持部と搬送機構2とのに伸縮式モジュールが設置され、伸縮式モジュールの中心線がシートの移動方向に平行し、伸縮式モジュールの伸縮部がシートの中央部に向かって設置され、各ステーションの両側のいずれにも支持部と連係する複数の退避口が対称に設置される。本発明の適用範囲が広い真空溶接炉は、各ステーションの両側のいずれにも退避口が設置され、支持部が伸縮モジュールに取り付けられ、伸縮モジュールが支持部の位置を調節できるようにしたため、シートの両側でシートを支持することができ、シートが加熱により柔らかくなり、シートの両端からシートを支持する際にシートが変形して搬送機構から離脱することを回避し、本溶接炉は、軟質のワークの溶接にも対応でき、適用範囲が広く、動作が安定し、しかも、溶接されたワークが変形することを回避し、溶接品質を向上させ、不良品の発生を低減することができる。
溶接台20の供給端に近接する側が加熱領域であり、溶接台20の排出端に近接する側が冷却領域であり、負圧吸引モジュール9は、加熱領域の冷却領域に近接する一端の上側に設置され、炉蓋4に昇降可能に取付けされ、負圧吸引モジュール9の底部と加熱領域とが囲み密閉した負圧チャンバを形成し、溶接室18または炉蓋4にシールドガス導入管が設置される。本真空溶接炉の加熱領域は、シートを加熱することができるため、シートを負圧チャンバ内で高速溶接することができる。溶接室18内にシールドガスが充填されているため、加熱過程においてシートが酸素と反応することを回避することができる。冷却領域は、シートを冷却することができるため、溶接室18から搬出されるシートの温度を低減し、シートの酸化を回避するだけでなく、溶接されたシートを早急に処理するのに適する。また、シートの処理過程においてシートの温度が高すぎて変性しやすくなるため、処理過程にシートが変形し、不良率が増加するという問題が発生することはない。シートは、加熱領域又は冷却領域と直接接触し、熱伝導の方式により加熱及び冷却を実現し、放射を用いる加熱方式に比べて、加熱速度を大幅に向上させ、シートを迅速に昇温及び降温させることができ、エネルギーの消費を低減する。
以下、具体的な実施例に合わせて本発明をさらに説明するが、当業者であれば、ここで図面に合わせた詳細な説明はより良く解釈するためのものであり、本発明の構造は必ずこれらの限られた実施例の範囲を超えるものであり、一部の同等の代替手段又は一般的な手段について本明細書はその説明を省略するが、依然として本発明の保護範囲に属することを理解すべきである。
具体的には、図1に示すように、溶接室18は、上側へ開口する直方体筐体であり、溶接室18の両端は、それぞれ供給端と排出端であり、溶接室18は、ラック1の上側に取り付けられ、搬送機構2は、溶接室18の下側のラック1に取付けられる。炉蓋4は、溶接室18の上側に取り付けられ、溶接室18の上側を封止する。負圧吸引モジュール9は、炉蓋4に設置され、且つ負圧吸引モジュール9の下端が炉蓋4を通過した後に溶接室18内に伸び、負圧吸引モジュール9は、冷却領域と加熱領域との間に設置される。負圧吸引モジュール9は、複数設置されてもよく、それにより溶接速度を向上させ、1つ設置されてもよい。
フレーム1の両端に連結アーム10が対称に設置され、連結アーム10の上端は、上へ伸出し、且つ連結アーム10の上端は、溶接室18よりも高く設置される。炉蓋4の両端に取付アーム12が対称に設置され、取付アーム12は、水平に設置され、各取付アーム12の一端は、炉蓋4に固定するように連結され、他端は、連結アーム10の上端に回転可能に連結される。炉蓋4を開閉させるように駆動する炉蓋シリンダ3が炉蓋4にさらに連結され、炉蓋シリンダ3のピストンロッドは、連結棒13及びスイングアーム11を介して取付アーム12に連結され、取付アーム12の上端は、取付アーム12の中央部に回転可能に連結され、取付アーム12の下端は、連結棒13の中央部に回転可能に連結され、連結棒13の一端は、ラック1又は連結アーム10に回転可能に連結され、他端は、炉蓋シリンダ3のピストンロッドに回転可能に連結され、それにより炉蓋4の自動的な開放と閉鎖とを実現する。
図2に示すように、炉蓋4は、上側の炉蓋カバーと下側の炉蓋取付板14とを含み、炉蓋カバーは、下側へ開口する直方体筐体であり、炉蓋取付板14は、直方体板であり、炉蓋カバーの下側に設置され、炉蓋カバーの下側の開口を封止する。取付アーム12及び負圧吸引モジュール9は、いずれも炉蓋取付板14に取付けられる。
本実施形態では、シールドガスは、窒素ガスであり、シールドガス導入管は、主窒素ガス導入管5であり、炉蓋取付板14の両端のいずれにも主窒素ガス導入管5が設置され、主窒素ガス導入管5の上端は、炉蓋カバーから伸出し、各主窒素ガス導入管5の上側のいずれにも案内カバー6が設置され、案内カバー6は、対応側の主窒素ガス導入管5の上側に間隔をおいて設置され、主窒素ガス導入管5の上端と間隔をおいて設置され、案内カバー6は、円筒状であり、案内カバー6と主窒素ガス導入管5とのいずれも垂直に設置され、案内カバー6は、炉蓋カバーの上側に設置され、且つ案内カバー6と主窒素ガス導入管5とが同軸に設置され、案内カバー6は、主窒素ガス導入管5と連結される導管に対して案内することができる。各主窒素ガス導入管5と炉蓋取付板14との間のいずれにもガスカバー15が設置され、ガスカバー15の上部の左右両側のいずれも下から上へ徐々に内側への傾斜状であり、ガスカバー15は、炉蓋取付板14と炉蓋カバーとの間に設置され、ガスカバー15の下側は、開口するように設置され、ガスカバー15の下側は、炉蓋取付板14に固定するように連結され、且つ炉蓋4の下側にガスカバー15と溶接室18とを連通させるための長孔が設置され、それによりシールドガスを均一に溶接室18内に噴入することができる。
炉蓋取付板14の上側にさらに浄化導入管7と浄化排気管8とが設置され、浄化導入管7と浄化排気管8とのいずれもガスカバー15によって溶接室18と連通し、浄化導入管7と浄化排気管8とは、負圧吸引モジュール9の同じ側に設置され、それにより窒素ガスの温度が低すぎ溶接室18内でフラックスが液化され、シートの温度を低くし、さらにシートの溶接時間を延長させることを回避することができる。浄化排気管8は、浄化モジュール59の吸気端と連通し、それにより半田ペースト内のフラックスが加熱されて発生するフラックスヒュームを除去することができ、フラックスヒュームがシートの溶接に影響を与えることを回避することができる。
図3~図5に示すように、炉蓋取付板14の中央部の両側にさらに副窒素ガス導入管16が対称に設置される。副窒素ガス導入管16は、炉蓋取付板14の上側に設置され、副窒素ガス導入管16の排気端は、溶接室18と連通し、それにより溶接室18内に窒素ガスをより均一に噴入することができ、溶接室18内の窒素ガスが完全に排出されることを保証し、シートが加熱された後に酸素と反応することを回避する。炉蓋取付板14の中央部の下側に吸気板17が設置され、吸気板17は、長方形板であり、吸気板17の上側に開口が上向きである吸気口1701が設置され、吸気口1701は、吸気板17の長手方向に沿って設置された長孔であり、炉蓋取付板14の各側のいずれにも2つの吸気板17が設置され、且つ2つの吸気板17は、炉蓋取付板14の長手方向に沿って順に配列され、各吸気板17のいずれにも長手方向に沿って複数の噴気孔1702が間隔をおいて設置され、それにより窒素ガスが均一に溶接室18内に噴入されることを保証することができる。炉蓋取付板14の下側に内側へ凹んだ取付口1401が設置され、取付口1401は、吸気板17と1対1対応し、吸気板17の上部は、炉蓋取付板14の取付口1401内に取り付けられ、且つ各吸気板17の吸気口1701は、いずれも炉蓋取付板14の取付口1401と囲み吸気チャンバを形成し、副窒素ガス導入管16の排気端は、吸気チャンバと連通し、それにより吸気チャンバ内に窒素ガスを噴入しやすくなる。
図6~図7に示すように、搬送機構2は、搬送バー24と、溶接室18の下側に設置された昇降機構、並進機構及び開閉機構とを含み、搬送バー24の中央部は、溶接室18内に設置され、溶接室18の両端は、エンドカバー26によって封止され、且つ各エンドカバー26の両側のいずれにも搬送口2601が設置され、搬送バー24は、溶接室18の長手方向に沿って水平に設置され、且つ2本の搬送バー24は、溶接室18の両側に対称に設置され、各搬送バー24の両端は、いずれもエンドカバー26の搬送口2601を通過し伸出する。溶接室18の下側に搬送取付アーム45が水平に設置され、搬送取付アーム45は、搬送バー24と1対1対応し、対応側の搬送バー24の下側に設置され、各搬送バー24の両端のいずれも取付板22によって対応側の搬送取付アーム45に連結され、取付板22の上端は、搬送バー24に連結され、取付板22の下端は、搬送取付アーム45に連結され、昇降機構は、ラック1に取り付けられ、並進機構は、昇降機構に取り付けられ、開閉機構は、並進機構に取り付けられ、且つ開閉機構は、同時に2本の搬送バー24に連結され、それにより2本の搬送バー24の開閉、昇降及び並進動作を実現し、シートを搬送しやすくする。
各搬送バー24の一端と取付板22との間に調節バネ23が設置され、調節バネ23は、搬送バー24に外嵌され、搬送バー24の調節バネ23に近接する一端は、取付板22に摺動するように連結され、調節バネ23は、取付板22の外側に設置され、調節バネ23の一端は、取付板22に支持され、他端は、搬送バー24の端部に支持され、それにより軸方向において搬送バー24の位置を調節しやすくなる。調節バネ23は、さらに緩衝作用を果たし、搬送過程に発生する衝撃荷重によってシートを落下させることを回避する。
溶接室18の両端のエンドカバー26の下側と溶接台20の上側は、間隔をおいて設置され、それにより溶接室18の両端に供給端と排出端とを形成し、且つ加熱領域に近接する一端は、溶接室18の供給端であり、冷却領域に近接する一端は、溶接室18の排出端である。各エンドカバー26の両端のいずれにも垂直のバッフル板取付溝2602が設置され、バッフル板取付溝2602内にバッフル板27が摺動するように取り付けられ、バッフル板27は、搬送バー24に摺動するように連結され、且つバッフル板27と搬送バー24との間は密閉するように設置され、バッフル板27は、搬送口2601を封止し、それにより搬送バー24がシートを搬送する過程においてバッフル板27は搬送バー24とともにエンドカバー26の位置する平面内で移動し、バッフル板27に常に搬送口2601を封止させることができ、窒素ガスの漏洩を回避し、さらに搬送口2601の大きさに対する制限を解除し、さらに搬送バー24の移動軌跡を設置しやすくすることができる。バッフル板27は、さらにエンドカバー26と溶接台20との間の隙間、即ち供給端又は排出端を封止し、搬送バー24がシートを持ち上げる時に排出端を開放することができ、シートの溶接室18への搬入又は溶接室18からの搬出に便利であり、窒素ガスの漏洩を回避する。各搬送バー24の両端のいずれにも密封カバー25が取り付けられ、各搬送バー24は密封カバー25によってバッフル板27に摺動且つ密閉するように連結される。
図8に示すように、各ステーションの両側の搬送バー24には、搬送バー24の内側に設置された複数の保持部が設けられており、且つ各保持部と搬送バー24との間に、シリンダ又は電動プッシュロッド69、本実施形態では電動プッシュロッド69である伸縮モジュールが配置される。電動プッシュロッド69のピストンロッドは、支持部取付ロッドを介して支持部に連結され、支持部をシートの中央付近まで伸出させ、シートを受け上げる際の安定化を図っている。電動プッシュロッド69は、水平に設置され、支持部は電動プッシュロッド69の伸縮部の下側に取り付けされ、各ステーションの両側の支持部がステーションの中央部に向けて設置される。
図9に示すように、溶接台20は、複数の加熱板30と複数の冷却板28とを含み、複数の加熱板30は、溶接室18の長手方向に沿って順に設置され、加熱領域を形成し、複数の冷却板28は、溶接室18の長手方向に沿って順に設置され、冷却領域を形成し、且つ冷却領域は、排出端に近接するように設置される。各加熱板30と各冷却板28とのいずれも1つのステーションとなり、複数の加熱板30は、溶接室18の長手方向に沿って順に設置され、加熱領域を形成し、複数の冷却板28は、溶接室18の長手方向に沿って順に設置され、冷却領域を形成し、且つ冷却領域は、排出端に近接するように設置される。負圧吸引モジュール9は、冷却領域に近接する一端の加熱板30の上側に設置される。
各加熱板30の両側に加熱板退避口3001が対称に設置され、各冷却板28の両端に冷却板退避口2801が対称に設置され、支持部は、加熱板退避口3001又は冷却板退避口2801内に伸び、加熱板30又は冷却板28に水平に置かれたシートを持ち上げ、シート全体を冷却板28又は加熱板30に載置させることができ、シートが加熱され柔らかくなり、両端が変形することを回避し、負圧吸引モジュール9と加熱板30とを密閉しやすくする。
各加熱板30の両側のいずれにも電気加熱管31が対称に取り付けられ、2つの電気加熱管31の間の加熱板30に温度センサ32が設置され、それにより各加熱板30に対する独立した制御を実現し、加熱板30の排出端に近接する方向に沿い温度を徐々に増加させ、徐々にシートを加熱し、加熱が速すぎるため半田ペーストが滴下することを回避する。各冷却板28のいずれにも給水管29が連結され、冷却板28は、冷却水によって冷却板28上のシートを降温し、且つ排出端に近接する方向に沿い、冷却板28の温度は徐々に低減し、それにより徐々にシートを降温し、降温が速すぎるため凝固した半田ペーストが亀裂することを回避する。
溶接室18の供給端の外側に供給台21が設置され、供給台21の両端のいずれにも支持部に連係する供給台退避口2101が設置され、シートを供給台21に載置するだけで、搬送機構2は、シートを溶接室18内の溶接台20に搬送することができる。溶接室18の排出端に排出台19が設置され、排出台19の両端のいずれにも支持部に連係する排出台退避口1901が設置され、搬送機構2は、冷却後のシートを排出台19に搬送し、それにより本真空溶接炉の連続的な溶接を実現し、炉蓋4を開けることなく、排出と供給とを実現することができる。
図10に示すように、溶接室18の底部に貯液カバー33が設置され、貯液カバー33の両側は、側部から中央部へ徐々に下への傾斜状であり、且つ貯液カバー33の中央部の両端に貯液カバー排出管3301が対称に設置され、貯液カバー33は、冷却領域に液化して形成された水滴を収集し、溶接室18の外に排出することができ、溶接室18内にシートの溶接を妨げることを回避する。
図11に示すように、加熱板30は、長方形の板状であり、加熱板30の角部に加熱板取付孔3004が設置される。加熱板30の両側に電気加熱管取付孔3002が対称に設置され、電気加熱管取付孔3002は、水平に設置された貫通孔であり、各電気加熱管取付孔3002内のいずれにも電気加熱管31が取り付けられ、それにより均一に加熱することを保証することができる。加熱板30の中央部にさらに水平のセンサ取付孔3003が設置され、センサ取付孔3003は、電気加熱管取付孔3002と平行に設置された止まり穴であり、且つセンサ取付孔3003の長さは、加熱板30の長さの半分であり、温度センサ32は、センサ取付孔3003内に取り付けられ、それによりリアルタイムに加熱板30の温度を検出することができる。
図12に示すように、冷却板28は、長さと幅がそれぞれ加熱板30の長さと幅に等しい長方形板であり、冷却板28の角部に冷却板取付孔2804が設置され、冷却板28の両側に水平の給水通路2802が対称に設置され、給水通路2802は、冷却板28の長手方向に沿って設置され、且つ冷却板28の一端に水平の排水通路2803が設置され、排水通路2803は、2つの給水通路2802を連通し、それにより冷却板28全体の温度を均一にし、冷却効果に優れる。排水通路2803と給水通路2802との両端のいずれにも連結部が設置され、給水管29と排水管とを連結しやすくする。
図13~図14に示すように、溶接室18は、ラック1の上側に設置され、溶接室18は、溶接室取付部材40によってラック1に固定するように連結される。溶接室18の両側には、複数の溶接室取付部材40が対称に設置され、溶接室取付部材40の下側の両端に下へ突出した固定部4001が対称に設置され、固定部4001に貫通孔が設置され、溶接室取付部材40は、固定部4001の貫通孔内に設置されたボルトによってラック1に固定するように連結される。溶接室取付部材40の両端に段付孔4002が対称に設置され、段付孔4002の上部の直径は、下部の直径より大きく、各段付孔4002のいずれにも取付ピン39が取り付けられ、取付ピン39は、円筒状であり、且つ取付ピン39の下端にねじ孔3901が同軸設置され、ねじ孔3901は、取付ピン39に設置された止まり穴であり、取付ピン39の直径は、段付孔4002上部の直径に等しく、取付ピン39の下端は、段付孔4002の上部内に伸び、ボルトによって溶接室取付部材40に固定するように連結される。加熱板30の加熱板取付孔3004は、取付ピン39の上部に外嵌され、加熱板30の取り付けを完了させ、冷却板28の冷却板取付孔2804は、取付ピン39の上部に外嵌され、冷却板28の取り付けを完了させ、着脱しやすくなる。
図15に示すように、負圧吸引モジュール9は、負圧吸引取付枠34と、密封板36と、連結管37と、負圧吸引昇降シリンダ35とを含み、負圧吸引取付枠34は、炉蓋取付板14の上側に取り付けられ、負圧吸引昇降シリンダ35は、負圧吸引取付枠34に取り付けられ、負圧吸引昇降シリンダ35のピストンロッドは、下へ垂直に設置され、密封板36は、炉蓋取付板14の下側に設置され、水平に設置されており、密封板36の底部は、内側へ凹み、密封板36の底面の密封板36を取り囲む外縁にシールリングが設置され、密封板36と加熱板30とが囲み負圧チャンバを形成し、溶接されるシートは、負圧チャンバ内に設置され、負圧吸引昇降シリンダ35のピストンロッドに水平の連結板38が取り付けられ、連結板38は、炉蓋取付板14の上側に設置され、連結管37は、連結板38と密封板36との間に設置され、連結管37は、炉蓋取付板14に摺動且つ密封するように連結され、連結管37の下端は、負圧チャンバと連通し、連結管37の上端に負圧吸引管が連結される。
図16~図17に示すように、溶接室18の下側に並進板41が間隔をおいて設置され、搬送取付アーム45は、並進板41と溶接室18との間に設置され、搬送取付アーム45は、取付座によって並進板41に摺動するように取り付けられ、並進機構は、並進板41に連結され、シートの搬送方向に沿って並進板41を並進させるように駆動する。並進板41の下側に水平の搬送取付板52が間隔をおいて設置され、搬送取付板52の上部の両側に並進板ガイドレール51が対称に設置され、並進板ガイドレール51は、搬送バー24の中心線と平行に設置され、並進板41は、下側に設置された並進板スライダによって並進板ガイドレール51に摺動するように取り付けられ、搬送取付板52は、昇降機構に取り付けられ、昇降機構とともに昇降する。
昇降機構は、水平に設置された並進枠49と、昇降案内ブロック48と、昇降案内枠47と、搬送昇降シリンダ46とを含み、ラック1に水平の並進枠ガイドレール50が取り付けられ、並進枠ガイドレール50は、並進板ガイドレール51と平行に設置され、並進枠49は、下側の並進枠スライダによって並進枠ガイドレール50に摺動するように取り付けられる。搬送昇降シリンダ46は、ラック1に水平に取り付けられ、且つ搬送昇降シリンダ46のピストンロッドは、並進枠49の方向に向けて設置され、搬送昇降シリンダ46のピストンロッドは、並進枠49に連結され、並進枠49をシートの搬送方向に沿い移動させるように駆動する。並進枠49の両側のいずれにも昇降案内ブロック48が対称に設置され、昇降案内ブロック48の上側に昇降案内部が設置され、昇降案内部は、搬送昇降シリンダ46に近接する方向に沿い徐々に上への傾斜状であり、昇降案内枠47は、昇降案内ブロック48と1対1対応し、昇降案内枠47の下側に昇降案内輪が回転可能に取り付けられ、昇降案内輪は、対応側の昇降案内ブロック48の昇降案内部と接し合い、搬送取付板52の昇降を実現する。ラック1に垂直の昇降ガイドレールが設置され、昇降取付板52は、昇降スライダによって昇降ガイドレールに摺動するように取り付けられ、搬送取付板52を案内する。
並進機構は、並進モータ取付枠54と、搬送移動枠55と、並進モータ53とを含み、並進モータ取付枠54は、搬送取付板52の下側に設置され、並進モータ53は、並進モータ取付枠54に取り付けられ、並進モータ53の出力軸は、水平に設置され、シートの搬送方向と平行に設置される。並進モータ53に同軸に並進ねじが取り付けられ、並進ねじは、並進モータ53とともに同期しつつ回転し、搬送移動枠55は、並進モータ取付枠54に摺動するように取り付けられ、搬送移動枠55に並進ねじに連係する並進ナットが設置される。搬送移動枠55の上側は、搬送取付板52を通過した後に並進板41に連結され、並進板41を同期しつつ移動させるように駆動し、搬送移動枠55と搬送取付板52とが摺動するように設置される。
開閉機構は、開閉取付棒42と、開閉案内板43と、開閉移動枠56と、開閉モータ取付枠57と、開閉モータ移動枠56と、開閉動力モジュールとを含み、本実施例において、開閉動力モジュールは、開閉モータ58である。開閉モータ取付枠57は、搬送取付板52の下側に設置され、開閉モータ取付枠57の上側は、並進板41に連結され、並進板41とともに同期しつつ移動し、開閉モータ取付枠57は、搬送取付板52に摺動するように連結される。開閉モータ58は、開閉モータ取付枠57に取り付けられる。開閉移動枠56は、開閉モータ取付枠57に摺動するように取り付けられ、開閉モータ58の出力軸に開閉ねじが同軸に取り付けられ、開閉移動枠56に開閉ねじに連係する開閉ナットが設置され、開閉モータ58は、ねじナットのペアによって開閉移動枠56をシートの搬送方向に沿い並進させるように駆動する。並進板41の上側に取付棒スライダが設置され、開閉取付棒42は、取付棒スライダに摺動するように取り付けられ、開閉取付棒42は、シートの搬送方向に沿い設置され、開閉移動枠56の上側が開閉取付棒42に連結され、開閉取付棒42を同期しつつ移動させるように駆動し、開閉移動枠56は、搬送取付板52に摺動するように連結される。開閉取付棒42の両端のいずれにも開閉案内板43が設置され、開閉案内板43の両側のいずれにも開閉案内部が設置され、開閉案内部は、シートの搬送方向に沿い徐々に内側への傾斜状であり、各搬送取付アーム45の両端のいずれにも開閉案内輪44が取り付けられ、開閉案内輪44と開閉案内板43の開閉案内部が接し合うように2つの搬送取付アーム45の間にさらに開閉バネが設置される。並進板41にさらに取付アームガイドレールが取り付けられ、取付アームガイドレールは、開閉取付棒42と垂直に設置され、搬送取付アーム45は、開閉スライダによって取付アームガイドレールに摺動するように取り付けられる。
図18~19に示すように、浄化モジュール59は、浄化箱61と、浄化箱61内に設置されたコイル67及びストレーナ64とを含み、浄化箱61は、直方体筐体であり、浄化箱61の一側に浄化箱導入管62が連結され、浄化箱61の他側に浄化箱排気管が連結されており、浄化箱排気管と溶接室18との間にファン65が設置される。コイル67は、浄化箱61内に設置され、コイル67にさらに給油箱60が連結され、給油箱60の排油口は、循環ポンプを介してコイル67の一端と連通し、コイル67の他端は、給油箱60と連通して、冷却油の循環を実現する。浄化箱61内にさらにコイル67に連結されたフィン68が設置され、それにより窒素ガスとより速く熱交換を行い、窒素ガスの温度を低減することができる。浄化箱61の浄化箱排気管に近接する側にストレーナ取付箱63が設置され、浄化箱の排気管は、ストレーナ取付箱63によって浄化箱61と連通し、ストレーナ64は、ストレーナ取付箱63内に垂直に設置され、冷却後の窒素ガスは、ストレーナ64を通過した後に浄化箱排気管を介して排出され、再び溶接室18内に輸送され、ストレーナ64は、液化後のフラックスを濾過し、それにより窒素ガス内のフラックスヒュームを除去するのに用いられる。
浄化箱61の下側にさらにフラックス回収バレル66が設置され、浄化箱61の下側は、フラックス回収バレル66に近接する一端が他端より低い傾斜状であり、それにより降温し液化された液体をフラックス回収バレル66内に流れ込むようにすることができる。
上記の真空溶接炉の溶接方法であって、以下のステップを含む。
1)炉蓋4は、溶接室18を封止し、シールドガス導入管は、溶接室18内にシールドガスを充填する。
溶接室18に、主窒素ガス導入管5および副窒素ガス導入管16を介して窒素ガスが充填され、溶接室18全体が窒素ガスで充填され、溶接室18内の空気が完全に排出される。同時に、電気加熱管31が加熱板30を加熱し、給水管29が冷却板28内に冷却水を通水する。
2)搬送機構2は、シートを1枚ずつ負圧チャンバ内に搬送し、加熱領域は、搬送中のシートを段階的に加熱する。
シートを供給台21に載置し、昇降機構が搬送バー24を下へ移動させるように駆動し、開閉機構が2本の搬送バー24を下へシートに近接する位置に移動させるように駆動し、供給台21上の供給台退避口2101と位置合わせるように駆動し、昇降機構が再び搬送バー24を下へ移動させるように駆動し、そして支持部を供給台退避口2101内に位置するように駆動し、続いて電動プッシュロッド69が支持部を移動させるように駆動し、支持部をシートの下側に移動させるように駆動する。昇降機構は、搬送バー24を上へ移動させるように駆動し、シートの持ち上げを完了させ、同時に供給端のバッフル板27により供給端をオープンにさせ、並進機構が溶接室18の排出端に近接する方向へ搬送バー24を移動させるように駆動し、シートを溶接室18内の加熱板30に搬送するように駆動する。搬送機構2は、逐次に搬送し、それによりシートを各加熱板30により加熱した後、負圧吸引モジュール9の真下の加熱板30に入る。
負圧吸引昇降シリンダ35が密封板36を下へ移動させるように駆動し、密封板36とその真下の加熱板30とが囲み密封した負圧チャンバを形成し、同時に負圧吸引管が負圧チャンバ内のガスを抽出し、負圧チャンバ内を負圧ないし真空状態に維持し、半田ペースト内の気泡が確実に溢れ出るようにし、溶接の品質を保証する。溶接完了後に負圧吸引昇降シリンダ35は、密封板36を上昇させるように駆動する。
3)搬送機構2は、負圧チャンバ内で溶接が完了したシートを排出端に搬送し、冷却領域はシートを徐冷する。
搬送機構2は、引き続き、排出端に向けてシートを搬送し、順次に各冷却板28により冷却した後に排出台19上に移動し、シートの溶接を完了する。
以上の説明は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明に対するその他の形式による制限ではなく、如何なる当業者であっても、以上に開示された技術的内容により同等に変更された同等の実施例に変更又は変形することができる。但し、本発明の技術的解決手段の内容から逸脱することなく、本発明と均等の範囲で以上の実施例に対して行われる如何なる簡単な修正、同等の変更及び変形は、依然として本発明の技術的解決手段の保護範囲に属する。

Claims (20)

  1. 溶接室(18)と、炉蓋(4)と、搬送機構(2)と、炉蓋(4)に設置された負圧吸引モジュール(9)とを含み、炉蓋(4)は、溶接室(18)の上側に蓋合わせされ、溶接室(18)と炉蓋(4)との間に溶接室が形成され、溶接室(18)の下部に溶接台(20)が設けられ、負圧吸引モジュール(9)の底部と溶接台(20)とが囲み密閉した負圧チャンバを形成する真空溶接炉であって、前記溶接台(20)に複数のステーションが設置され、各ステーションの両側の搬送機構(2)のいずれにも支持部が設置され、前記各支持部と前記搬送機構(2)との間に、シートの移動方向に平行な中心線を有する伸縮モジュールが設置され、前記伸縮モジュールの伸縮部が前記シートの中央部に向かって設置され、各ステーションの両側のいずれにも前記支持部と連係する複数の退避口が対称に設置される、ことを特徴とする真空溶接炉。
  2. 前記伸縮モジュールは、水平に設置されたシリンダまたは電動プッシュロッド(69)であり、支持部は、シリンダまたは電動プッシュロッド(69)伸縮部の下側に取付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の真空溶接炉。
  3. 前記溶接台(20)の供給端に近接する側が加熱領域であり、溶接台(20)の排出端に近接する側が冷却領域であり、負圧吸引モジュール(9)は、加熱領域の冷却領域に近接する一端の上側に設置され、炉蓋(4)に昇降可能に取付けされ、負圧吸引モジュール(9)の底部と加熱領域とが囲み密閉した負圧チャンバを形成し、溶接室(18)または炉蓋(4)にシールドガス導入管が設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の真空溶接炉。
  4. 前記溶接台(20)は、複数の加熱板(30)と複数の冷却板(28)とを含み、加熱領域は、複数の加熱板(30)をつなぎ合わせて形成され、冷却領域は、複数の冷却板(28)をつなぎ合わせて形成される、ことを特徴とする請求項3に記載の真空溶接炉。
  5. 各々の前記加熱板(30)の両側のいずれにも電気加熱管(31)が対称に設置され、前記加熱板(30)の中央部にセンサ取付け穴(3003)が設置され、センサ取付け穴(3003)が2つの電気加熱管(31)間に設置された止まり穴であり、前記センサ取付け穴(3003)内に温度センサ(32)が取り付けられる、ことを特徴とする請求項4に記載の真空溶接炉。
  6. 各々の前記冷却板(28)の両側に給水通路(2802)が対称に設置され、前記冷却板(28)の少なくとも一端に2つの給水通路(2802)に連通する排水通路(2803)が設置される、ことを特徴とする請求項4に記載の真空溶接炉。
  7. 溶接室(18)の下側に貯液カバー(33)が設置され、貯液カバー(33)の底部の両側は、側部から中央部に徐々に下への傾斜状であり、貯液カバー(33)底部に貯液カバー排出管(3301)が設置される、ことを特徴とする請求項1に記載の真空溶接炉。
  8. 前記シールドガス導入管は、主窒素ガス導入管(5)であり、前記炉蓋(4)の両端のいずれにも主窒素ガス導入管(5)が設置され、前記炉蓋(4)の中央部の両側に副窒素ガス導入管(16)が対称に設置され、前記副窒素ガス導入管(16)は、前記溶接室(18)に連通される、ことを特徴とする請求項に記載の真空溶接炉。
  9. 炉蓋(4)の下部の両側に吸気板(17)が対称に設置され、吸気板(17)の上部に上側へ開口する吸気口(1701)が設けられ、炉蓋(4)と囲み吸気チャンバを形成し、吸気板(17)に吸気口(1701)と溶接室(18)とを連通させる複数の噴気孔(1702)が間隔をおいて設置され、副窒素ガス導入管(16)は、吸気口(1701)に連通される、ことを特徴とする請求項8に記載の真空溶接炉。
  10. 前記搬送機構(2)は、搬送バー(24)と、溶接室(18)の下側に設置された昇降機構、並進機構及び開閉機構とを含み、搬送バー(24)は、対称に2本設置され、且つ搬送バー(24)の中央部が溶接室(18)内に設置され、開閉機構は、同時に2本の搬送バー(24)に連結し、その2本の搬送バー(24)を開閉させるように駆動し、並進機構は、開閉機構に連結され、排出端に近接又は離間する方向に沿ってその開閉機構を移動させるように駆動し、昇降機構は、並進機構に連結され、その並進機構を昇降させるように駆動し、複数の伸縮モジュールは、2本の搬送バー(24)の内側に対称に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の空溶接炉。
  11. 溶接室(18)の両端は、いずれもエンドカバー(26)によって封止され、各エンドカバー(26)の両側のいずれにも搬送口(2601)が対称に設置され、搬送バー(24)は、搬送口(2601)を通過し開閉機構に連結され、エンドカバー(26)の底部と溶接台(20)とが間隔を置いて設置される、ことを特徴とする請求項10に記載の真空溶接炉。
  12. 各前記エンドカバー(26)の両端にバッフル板取付溝(2602)が対称に設置され、バッフル板取付溝(2602)が垂直方向に設置され、バッフル板取付溝(2602)内にバッフル板(27)が摺動するように取り付けられ、バッフル板(27)が搬送バー(24)に摺動し且つ密封するように連結され、バッフル板(27)が対応側のエンドカバー(26)に連係され溶接室(18)の端部を密封する、ことを特徴とする請求項11に記載の真空溶接炉。
  13. 前記溶接室(18)の下側に、搬送バー(24)と1対1対応する搬送取付アーム(45)が設けられ、搬送取付アーム(45)の両端は、対応側の搬送バー(24)の両端に連結され、開閉機構は、2つの搬送取付アーム(45)に連結される、ことを特徴とする請求項10に記載の真空溶接炉。
  14. 前記開閉機構は、水平に設置された開閉案内板(43)と開閉動力モジュールとを含み、開閉案内板(43)は、2本の搬送バー(24)の間に設置され、開閉案内板(43)の両側のいずれにも排出端に近接する方向に沿って徐々に内側への傾斜状の開閉案内部が設けられ、各搬送バー(24)の下側のいずれにも開閉案内部と接し合う開閉案内輪(44)が取り付けられ、2本の搬送バー(24)の間に引張状態の開閉バネが設けられ、開閉動力モジュールは、開閉案内板(43)に連結され、排出端に近接又は離間する方向に沿ってその開閉案内板を移動させるように駆動する、ことを特徴とする請求項10に記載の真空溶接炉。
  15. 前記昇降機構は、昇降案内ブロック(48)と搬送昇降シリンダ(46)とを含み、昇降案内ブロック(48)の上側に排出端に近接する方向に沿って徐々に下への傾斜状の昇降案内部が設置され、並進機構の下側に昇降案内部と接し合う昇降案内輪が取り付けられ、搬送昇降シリンダ(46)のピストンロッドは、昇降案内ブロック(48)に連結され、排出端に近接又は離間する方向に沿ってその昇降案内ブロックを移動させるように駆動する、ことを特徴とする請求項10に記載の真空溶接炉。
  16. 前記負圧吸引モジュール(9)は、密封板(36)と負圧吸引昇降シリンダ(35)とを含み、密封板(36)は、加熱領域(20)の上側に設置され、加熱領域(20)と平行に設置され、密封板(36)の底部と加熱領域(20)とが囲み密閉の負圧チャンバを形成し、負圧チャンバに負圧吸引管が連結される、ことを特徴とする請求項1に記載の真空溶接炉。
  17. 前記密封板(36)は、炉蓋(4)の下側に設置され、負圧吸引昇降シリンダ(35)が炉蓋(4)の上側に設置され、負圧吸引昇降シリンダ(35)のピストンロッドが連結管(37)を介して密封板(36)に連結され、連結管(37)が負圧チャンバと負圧吸引管とを連通させる、ことを特徴とする請求項16に記載の真空溶接炉。
  18. 浄化モジュール(59)をさらに含み、浄化モジュール(59)の吸気端と排気端とのいずれも溶接室(18)と連通する、ことを特徴とする請求項1に記載の真空溶接炉。
  19. 前記浄化モジュール(59)は、浄化箱(61)と、浄化箱(61)内に設置されたコイル(67)及びストレーナ(64)とを含み、吸気端と排気端とが浄化箱(61)の両側にそれぞれ設置され、ストレーナ(64)は、排気端に近接するように設置され、排気端を封止し、コイル(67)内に循環するクーラントが充填され、浄化箱(61)の排気端と溶接室(18)との間にファン(65)が設置される、ことを特徴とする請求項18に記載の真空溶接炉。
  20. 前記浄化モジュール(59)は、浄化箱(61)内に設けられたフィン(68)をさらに含む、ことを特徴とする請求項19に記載の真空溶接炉。
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