JP7181067B2 - リアクトル及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リアクトル及びその製造方法に関する。
従来からリアクトルは多種多様の用途に使用されている。代表的なリアクトルだけでも、ハイブリッド自動車や電気自動車の昇圧回路に組み込まれる昇圧リアクトル、電動機回路に直列に接続し短絡時の電流を制限する直列リアクトル、並列回路間の電流分担を安定させる並列リアクトル、短絡時の電流を制限する限流リアクトルなどが知られている。
一般的に、大電流用途のリアクトルにはコイルを構成する導電線として平角線が使用される。平角線のコイルには、巻軸に沿って1ターンごとに巻位置をずらしながら螺旋状に巻回するタイプがあり、またフラットワイズコイルとエッジワイズコイルとが知られている。
螺旋状のフラットワイズコイルは、導電線の幅広面がコイルの巻軸に沿って拡がるように、導電線が巻回されて成る。螺旋状のエッジワイズコイルは、導電線の幅広面がコイルの巻軸との直交方向に拡がるように、導電線が巻回されて成る。以下、螺旋状に巻回するフラットワイズコイルを単にフラットワイズコイルと呼ぶ。また、螺旋状に巻回するエッジワイズコイルを単にエッジワイズコイルと呼ぶ。
フラットワイズコイルとエッジワイズコイルを大きさの観点で比較する。フラットワイズコイルは、エッジワイズコイルと比べて、同巻数であればコイルの巻軸方向に長大になる。一方、フラットワイズコイルは、コイルの巻軸とする直交方向には小型化できる。更に、フラットワイズコイルは、導電線に被覆するエナメル皮膜への応力を考慮しても曲率半径を小さくできるため、コイルの巻軸と直交する方向へ更なる小型化を達成できる。
また、放熱性で比較すると、フラットワイズコイルは、幅広面が露出するために放熱性が良好となる。更に、電気的特性で比較すると、フラットワイズコイルは、巻軸との直交方向に沿った断面の平均電流経路長が、エッジワイズコイルと比べて短くなるため、直流抵抗を低く抑えることができ、低損失となる。
これらの比較結果を評価すると、フラットワイズコイルは、巻数が少ないリアクトルにおいて有用といえる。例えば、ノイズ除去のためのリアクトルはコイルの巻数が数ターンで済む。
特開2013-016691号公報
ここで、コイルからは当該コイルを構成する導電線の端部が引出線として引き出される。引出線をコイルの巻軸に沿って延ばすことが考えられる(特許文献1参照)。引出線をコイルの巻軸に沿って延ばすと、巻軸方向に長大化し易いフラットワイズコイルの更なる長大化を招く。また、導電線を単に巻回するのみならず、巻軸方向への延び先変更加工を施さねばならず、コイルの工数が増加する。そのため、引出線は、巻軸方向と直交する方向に引き出されることが望ましい。
しかしながら、螺旋状のコイルは、1ターンごとに導電線の巻き位置を巻軸方向にずらして作製されるため、導電線は、巻軸が延びる方向に向けて傾いて巻回される。フラットワイドコイルは、導電線の幅広面が巻軸に沿って拡がるので、導電線の傾倒角が顕著になる。引出線についても、少なくとも巻き終わりについては、巻軸が延びる方向に向けて傾いて引き出されてしまう。
引出線にはバスバーが接続される。引出線が巻軸と直交する方向に引き出されることが予定されるので、バスバーはコイルの巻軸と平行に延設される。そうすると、図7に示すように、斜めに延びてしまった引出線70と巻軸に平行なバスバー40は、互いの接続端で斜交することになる。斜めに延びた引出線70に合わせてバスバー40を斜めに延設することも考えられるが、バスバー40の位置合わせが煩雑になるために現実的ではない。
車載用途等の振動が激しい環境下でリアクトルを使用する場合、引出線70とバスバー40とは溶接により接合して、接合強度を高めておくことが望ましい。溶接の過程では、引出線70とバスバー40との境界にトーチを当て、境界に沿ってトーチを平行移動させる。しかしながら、引出線70とバスバー40が斜交していると、引出線70とバスバー40とが段違いになった領域が、引出線80とバスバー40との境界線810上の大部分に発生する。この境界線810に沿って生じた段部が物理的障害となり、トーチの境界線810への到達を阻み、引出線70とバスバー40の境界線810全域に亘って良好な溶接処理を施すことを困難なものにする。
万一、溶接処理が不完全であると、接合強度は期待に反して弱くなり、引出線とバスバーとが外れる断線が懸念される。断線をより確実に防ぐためには、段部を避けるようにトーチを様々な角度に変更しながら溶接しなくてはならず、リアクトルの生産効率が低下する。このような溶接の困難性は、引出線の傾きが大きいフラットワイズコイルで顕在化する。但し、フラットワイズコイルにより得られた当該知見より推測するに、各種事情によって引出線とバスバーが大きな斜交関係にある場合、断線はフラットワイズコイルを用いたリアクトルに依らず起こり得る。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、引出線とバスバーとが振動に抗して外れにくいリアクトル及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明のリアクトルは、導電線が巻回されて成るコイルと、前記コイルに挿入されたコアと、前記コイルを構成する前記導電線の端部であり、前記コイルから引き出される引出線と、前記引出線に向けて延長される端部を有し、当該端部で前記引出線と接続されるバスバーと、を備え、前記バスバーの前記端部と前記引出線は斜交し、前記バスバーは、前記引出線の延び方向と直交する平面と非平行な平坦面を前記端部に有し、前記引出線は、前記引出線の延び方向に対して傾斜し、前記平坦面と平行に拡がる端面を有し、前記引出線と前記バスバーは、前記端面と前記平坦面とを面一に連ねて接続されていること、を特徴とする。
前記コイルは、前記導電線の巻き位置を1ターンごとに巻軸方向にずらして成り、前記引出線は、前記巻き位置がずらされることによって、前記巻軸の延び方向に向けて傾いて引き出され、前記バスバーの前記端部は、前記巻軸と平行に延びて前記引出線側に向かい、前記引出線の前記端面は、前記平坦面と同一平面に拡がるように、前記引出線の延び方向に対して傾斜するようにしてもよい。
前記コイルは、幅広面が前記コイルの前記巻軸に沿って拡がるフラットワイズコイルであるようにしてもよい。
前記引出線と前記バスバーは、前記端面と前記平坦面の境界線が溶接されているようにしてもよい。
また、上記目的を達成すべく、本発明のリアクトルの製造方法は、コアが挿通されたコイルの引出線に、当該引出線に対して相対的に斜めに延長されたバスバーの端部を接続して成るリアクトルの製造方法であって、導電線を巻回するコイル形成ステップと、前記コイルを構成する前記導電線の端部を前記コイルから引き出すことで、前記引出線を形成する引出線形成ステップと、前記コイルに前記コアを挿通する挿通ステップと、前記バスバーの端部と前記引出線を斜交させたまま、前記引出線と前記バスバーの端部を接続する接続ステップと、を含み、前記引出線の延び方向に対して傾斜させ、前記バスバーの前記端部が有する平坦面と同一平面で拡がる端面を、前記引出線に形成する端面加工ステップを更に含み、前記接続ステップでは、前記バスバーの前記平坦面の向きを維持したまま、前記引出線の前記端面と前記バスバーの前記平坦面とを面一に連ねて、前記引出線と前記バスバーの前記端部とを接続すること、を特徴とする。
前記コイル形成ステップでは、前記導電線の巻き位置を1ターンごとに巻軸方向にずらして巻回し、前記引出線形成ステップでは、前記コイルを構成する前記導電線の端部が、前記巻軸の延び方向へ向けて傾いたまま、前記導電線の端部を引き出し、前記接続ステップでは、前記バスバーの前記端部を前記巻軸と平行に延ばし、前記端面加工ステップでは、前記巻軸と平行に延ばされた前記端部に有する平坦面と同一平面に拡がるように、前記端面を前記引出線に形成するようにしてもよい。
前記引出線形成ステップよりも前に、前記端面加工ステップにて前記導電線を斜めに切断するようにしてもよい。
前記接続ステップでは、前記引出線の端面と前記バスバーの平坦面の境界線を溶接するようにしてもよい。
前記コイル形成ステップでは、前記導電線の幅広面が前記コイルの軸に沿って拡がるように巻回するようにしてもよい。
本発明のリアクトルの製造方法によれば、引出線とバスバーとを簡便に良好に溶接でき、また本発明のリアクトルによれば、引出線とバスバーとの良好な溶接により耐振動性が向上する。
本実施形態に係るリアクトルの外観斜視図である。 本実施形態に係るフラットワイズコイルの拡大図である。 本実施形態に係る引出線とバスバーの接続部分の拡大図であり、(a)は引出線の幅広面側の拡大図であり、(b)は引出線の端面側の拡大図である。 本実施形態のコイルの製造過程を示す遷移図である。 本実施形態のリアクトルの組み立て過程を示す遷移図である。 本実施形態の引出線とバスバーの接合過程を示す模式図である。 従来の引出線とバスバーの斜交関係を示す模式図である。
(構成)
図1は本実施形態に係るリアクトルの外観斜視図である。リアクトル1は、大別すると、リアクトル本体2とケース3とバスバー4とを備えている。リアクトル本体2は、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して蓄積及び放出する電磁気部品であり、2つのコイル5,5を有するリアクトル集合体である。リアクトル本体2は、2つのコイル5,5に加えて概略θ形状のコア6を備える。2つのコイル5,5はコア6の外脚62,62に嵌まっている。リアクトル本体2はケース3に収容される。ケース3は、一面が開口する金属製の箱体であり、内部空間にリアクトル本体2を収容し、リアクトル本体2の放熱経路及びリアクトル本体2を外部磁場から保護する磁気シールドとなる。
バスバー4は、外部回路とリアクトル本体2を電気的に接続する導電性部材であり、ケース3外に外部経路と結線するための締結孔45を有し、ケース3の開口上方を通って延びてリアクトル本体2と接続される。2つのコイル5,5からは合計4本の引出線7,7・・・が引き出されており、バスバー4によって並列接続される。バスバー4は2つ備えられ、4本の引出線7,7・・・は、並列接続となるように各コイル5,5から1本ずつ選ばれてペアを組み、ペアに分かれて別々のバスバー4に接続される。
このようなリアクトル1を詳述する。コア6は磁性体の外周を絶縁樹脂で被覆して成る。このコア6は、コイル5が発生させた磁束の通り道となって磁気回路を形成する。コア6は、1本の中脚61と2本の外脚62と2つのヨーク64,64によって概略θ形状を形作っている。中脚61と外脚62は概略同長で、向きを揃えて同一平面に平行に並ぶ。外脚62は中脚61の両側に分かれて配置される。ヨーク64は、一方の外脚62から中脚61を経て他方の外脚62まで、外脚62,62及び中脚61と直交して延びる。ヨーク64は、2つの外脚62及び中脚61を両端部側から挟んで配置され、各ヨーク64,64は、中脚61及び2つの外脚62,62の同じ方向を向く端部を繋ぐ。
コイル5は、導電線51を巻回して構成される。導電線51は平角線であり、幅狭面53と幅広面52で画成された断面矩形形状を有する。幅狭面53の幅は幅広面52と比べて相対的に狭く、幅広面52の幅は幅狭面53と比べて相対的に広い。このコイル5は、1ターンごとに導電線51の巻き位置を巻軸54の方向にずらした螺旋形状を有する。また、このコイル5は、フラットワイズコイルであり、幅広面52が巻軸54に沿って拡がるように巻回される。2つのコイル5,5は、各外脚62,62に挿入されており、同一平面上に巻軸54,54の向きを揃えて横並びに配置される。
引出線7は、コイル5を構成する導電線51の端部であり、コイル5の巻き始めと巻き終わりから各々引き出される。引出線7は、巻き始め及び巻き終わりから屈曲せずに接線を引くように延びてコイル5を脱し、そのまま屈曲せずに真っ直ぐに引き出される。全ての引出線7,7・・・は、ケース3の底面とは反対側の上側に引き出され、コイル5,5が並ぶ同一平面に対して幅広面52が垂直に立ち上がるように延びる。以下、コイル5,5が並ぶ同一平面(XY平面)を基準面と呼ぶ。
バスバー4は、締結孔45を有するバスバー本体41と端部42を備えており、例えば一枚の金属板を型抜きして曲げ加工することにより成形される。バスバー本体41がケース3の外側に配設される。バスバー本体41は、ケース3の各辺のうち、コイル5の巻軸54と直交する何れか一辺に沿って延在する。2つのバスバー本体41,41は、ケース3の同じ一辺に沿って延在する。但し、絶縁性確保のために、両バスバー本体41,41は、ケース3の底面から開口へ向かう高さ方向、ケース3の一辺から離れる奥行き方向に位置を違えて配置され、また締結孔45を除いて絶縁樹脂で被覆されている。
端部42は、バスバー本体41の両端から延長され、引出線7に向けて延びる。端部42は、引出線7の先端高さまでバスバー本体41から立ち上げられた後、巻軸54の延び方向と一致した方向に屈曲し、巻軸54の延び方向と一致した方向に延長されて、その延び方向のまま引出線7の幅広面52と隣接し、引出線7と溶接により接合される。即ち、端部42は、基準面と平行で巻軸54と直交する方向に、引出線7の幅狭面53の幅分だけ、引出線7の位置からズレて延びている。
端部42は、一貫して断面矩形形状を有し、基準面と直交する側面43と、基準面と平行な平坦面44を有する。端部42は、端部42の側面が引出線7の幅広面52と平行になるように延ばされ、引出線7の幅広面52と側面43で接触する。尚、コイル5から遠い方の面、即ちリアクトル1の外側に向く面を平坦面44と呼んでいる。
コイル5の形状を更に詳細に説明する。図2はコイル5の拡大図である。図3は、巻き終わりから引き出される引出線7bとバスバー4の接続部分の拡大図であり、(a)は引出線7bの幅広面52側を見た拡大図であり、(b)は引出線7bの端面71側を見た拡大図である。図2に示すように、導電線51の幅広面52の帯幅をWとし、コイル5の巻軸54と直交する方向の高さをHとすると、導電線51は、巻軸54の延び方向に沿って傾倒角θ=tan-1(H/W)を基準に傾いて巻回される。但し、導電線51の傾倒角θには、巻回装置の機械特性等も加味される。
巻き始めの引出線7aは、巻軸54の直交方向に真っ直ぐ引き出しが可能である。巻き終わりの引出線7bは、幅広面52と基準面との垂直は維持できるが、基準面から巻軸54の延び方向に傾倒角θだけ傾いた方向に真っ直ぐ引き出される。これに対し、バスバー4の端部42は、巻軸54の延び方向と一致する方向に延びて引出線7bに到る。従って、巻き終わりの引出線7bの延び方向とバスバー4の端部42の延び方向は、垂直でなく斜交する。
巻き始めの引出線7aの端面71は、引出線7aの延び方向と直交して断ち切られている。換言すると、巻き始めの引出線7aは、幅広面52と幅狭面53の両方に直交して断ち切られている。巻き始めの引出線7aは、巻軸54の直交方向に真っ直ぐ引き出されているので、巻き始めの引出線7aの端面71は、基準面に平行に拡がる。一方、巻き終わりの引出線7bの端面71は、幅広面52に垂直ではあるが、引出線7bの延び方向に対して斜めに、換言すると幅狭面53と斜交するように断ち切られて形成されている。即ち、引出線7bの端面71は、幅広面52と直交して拡がり、引出線7bの延び方向に対しては斜めになった傾斜面となっている。
巻き終わりの引出線7bがバスバー本体41の側へ傾斜しているものとすると、幅狭面53と端面71とが成す角のうち、バスバー本体41に近い角が傾倒角θと同じ角度になるように断ち切られている。巻き終わりの引出線7bがバスバー本体41から遠い方へ傾斜している場合には、幅狭面53と端面71とが成す角のうち、バスバー本体41から遠い角が傾斜角θと同じ角度になるように断ち切られている。従って、巻き終わりの引出線7bの端面71は基準面と平行に拡がる。
図3に示すように、バスバー4の端部42は側面43を幅広面52に接触させている。即ち、端部42は、平坦面44が引出線7bの端面71と同一高さになるように屈曲し、引出線7bに向けて延びているものである。従って、バスバー4の平坦面44と引出線7bの端面71は面一に連なり、境界線81が延びる溶接領域は、境界線81の沿線を含めて平らとなっている。バスバー4と引出線7bは、この境界線81に沿って溶接部82を設けて接合されている。
(製造方法)
このようなリアクトル1の製造方法について図4乃至図6を参照しつつ説明する。図4は、コイル5の製造方法を示す遷移図であり、図5は、リアクトル本体2の組み立てを示す遷移図である。図6は、引出線7とバスバー4の接合を示す斜視図である。
まず、図4の(a)に示すように、コイル5を形成するための導電線51を用意する。導電線51としては、例えばエナメル被覆された銅線を選択する。導電線51の幅広面52及び幅狭面53に対して直交するように刃100を入れて切断し、巻き始めの引出線7aの端面71を形成する。そして、図4の(b)に示すように、切断面から続く導電線51を基準面に対して垂直に立てて、導電線51を巻軸54に沿って螺旋状に巻回していく(コイル形成ステップ)。このとき、巻き始めの引出線7aは巻軸54と直交して延び、この引出線7aの端面71は基準面と平行となる。
図4の(b)に示すように、巻回を進展させると、未だ巻回されていない導電線51に刃100を入れて、コイル5を構成する導電線51を、用意された導電線51から切り離す。導電線51の終端に対しては、幅広面52に対しては垂直であるが、幅狭面53に対しては斜交するように刃100を入れ、巻き終わりの引出線7bの端面71を形成する(端面加工ステップ)。このとき、幅狭面53と端面71とが成す角のうち、コイル5の最も外側に位置することになる角が傾倒角θとなるように刃100を入れて切断する。この切断する角度は、実験により、シミュレーションにより、又は計算により決定しておくのがよい。
そして、図4の(c)に示すように、導電線51の巻き終わりから屈曲させずに、コイル5の接線を引くように引出線7bを延ばす(引出線形成ステップ)。そうすると、巻き終わりの引出線7bは、巻軸54が延びる方向に向けて傾倒角θだけ傾くが、引出線7bの端面71は基準面と平行になる。
図5の(a)に示すように、コイル5の作製とは別に、コア6を形成しておく(コア形成ステップ)。まずE字形磁性体64を二つ用意する。E字形磁性体64は、圧粉磁心、フェライト磁心又は積層鋼板等によりE字形に形作られて成る。このE字形磁性体64を金型内にセットした状態で金型中に樹脂を注入し、固化させることにより、絶縁樹脂成形品65でE字形磁性体64の外周を被覆する。注入する樹脂としては、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂、BMC(Bulk Molding Compound)、PPS(Polyphenylene Sulfide)、PBT(Polybutylene Terephthalate)等が挙げられる。但し、E字形磁性体64が有する3本の脚端面への樹脂被覆は避ける。
そして、絶縁樹脂成形品65で被覆された一方のE字形磁性体64の外側の両脚をコイル5に挿通させる(挿通ステップ)。コイル5に挿通させた後、コイル5を絶縁樹脂成形品65で被覆された2つのE字形磁性体64,64を、脚同士を突き合わせることで、概略θ形状に繋ぎ合わせる。このとき、2つのE字形磁性体64,64は、接着剤を介在させて突き合わせてもよいし、接着剤を使用せずに直接接触させて突き合わせてもよいし、磁気的なギャップを設けてもよい。磁気的なギャップは、スペーサを介在させることにより形成してもよいし、空隙により形成してもよい。これによりリアクトル本体2が完成する。
図5の(b)に示すように、このリアクトル本体2をケース3に収容して螺旋留めした後、充填材を充填して固化させる。充填材としては、リアクトル本体2の放熱性能の確保及びリアクトル本体2からケース3への振動伝搬の軽減のため、比較的柔らかく熱伝導性の高い樹脂が適している。そして、バスバー4を取り付ける。
バスバー4の端部42を引出線7a,7bに向けて巻軸54に平行に沿わせる。このとき、バスバー4の平坦面44は基準面と平行となる。そして、端部42の側面43を引出線7a,7bの幅広面52に隣接させる。巻き終わりの引出線7bは、巻軸54が延びる方向に沿って傾倒角θだけ傾いているが、この引出線7bの端面71は、幅狭面53と端面71とが成す角度が傾倒角θとなるように、引出線7bの延び方向に対して傾斜しているので、基準面と平行に拡がっている。従って、バスバー4の端部42の平坦面44と引出線7bの端面71は、面一に連なっている。
図6に示すように、面一に連なった平坦面44と端面71との境界線81にトーチ200を当てつつ、境界線81に沿ってトーチ200を平行移動させることで、境界線81の全域に亘って溶接部82を形成し、引出線7とバスバー4とを溶接により接合する(接続ステップ)。
(作用効果)
以上のように、このリアクトル1において、コイル5は、導電線51の巻き位置を1ターンごとに巻軸54の方向にずらして成り、引出線7bは、巻き位置がずらされることによって、巻軸54の延び方向に向けて傾いて引き出される。一方、バスバー4の端部42は、巻軸54と平行に延びて引出線7b側に向かい、引出線7bの延び方向と直交する平面と非平行な平坦面44を有する。このとき、引出線7bの端面71は、平坦面44と同一平面に拡がるように、引出線7bの延び方向に対して傾斜するようにした。そうすると、引出線7bとバスバー4は、端面71と平坦面44とを面一に連ねて接続される。
これにより、引出線7bの端面71とバスバー4の平坦面44は段違いにならず、容易にトーチ200が境界線81に沿って平行移動できるので、引出線7bとバスバー4を溶接により強固に接合できる。従って、このリアクトル1は、振動が激しい環境下で使用されても、引出線7bとバスバー4とが外れ難い耐振動性を獲得する。即ち、引出線7bの端面71とバスバー4の平坦面44が面一になる、或いは同一平面に並ぶ、また或いは平行になるとは、トーチ200の向きを変更せずに平行移動のみによって境界線81全域を溶接させることができる程度の平坦さを有していればよく、多少のズレを含む。
尚、本実施形態では、コイル5としてフラットワイズコイルを例に説明した。フラットワイズコイルでは、引出線7bの傾斜が顕著となるからである。このフラットワイズコイルにて得られた知見によれば、引出線7bとバスバー4の端部42とが斜交することに起因するものであるので、フラットワイズコイルに依らず、引出線7bとバスバー4の端部42とが斜交するリアクトル1であれば、何れであっても本発明を適用することができる。
例えば、バスバー4の端部42を配設するときに諸般の事情で、バスバー4の端部42の方が巻軸54と非平行に延ばされる可能性もある。この場合であっても、引出線7bの端面71を、バスバー4の平坦面44の傾きに合わせて傾斜させておけば、良好な溶接処理を施すことができ、リアクトル1の耐振動性が向上する。
即ち、本発明は、バスバー4の端部42と引出線7bが斜交し、バスバー4は、引出線7bの延び方向と直交する平面と非平行な平坦面44を端部42に有していれば適用可能であり、引出線7bは、引出線7bの延び方向に対して傾斜し、平坦面44と平行に拡がる端面71を有するようにし、引出線7bとバスバー4は、端面71と平坦面44とを面一に連ねて接続されているようにすればよい。
また、本実施形態では、バスバー4の端部42が断面矩形状であるため、端部42の一面全域が平坦面44であったが、引出線7の端面71と連なる領域が平坦であればよく、また平坦な領域がトーチ200を進行させることができる程度の広さを有していればよく、端部42の一面全域が平坦である必要はない。
また、このリアクトル1の製造方法においては、バスバー4の端部42と引出線7bを斜交させたまま、引出線7bとバスバー4の端部42を接続する接続ステップを有する。この接続ステップの前に、引出線7bの延び方向に対して傾斜させ、バスバー4の端部42が有する平坦面44と同一平面で拡がる端面71を、引出線7bに形成する端面加工ステップを更に含むようにした。
これにより、接続ステップでは、バスバー4の平坦面44の向きを維持したまま、引出線7bの端面71とバスバー4の平坦部44とを面一に連ねることができる。そのため、トーチ200を境界線81に当てて平行移動させるだけで、引出線7bとバスバー4の接合が達成でき、リアクトル1の製造工程が簡便化する。
ここで、リアクトル1の製造方法には、導電線51の端部をコイル5から引き出すことで引出線7bを形成する引出線形成ステップを含むが、端面加工ステップは、接続ステップよりも前であれば、引出線形成ステップの前後の何れであってもよい。但し、端面加工ステップを引出線形成ステップよりも前に行うことで、端面加工ステップが容易となるために好ましい。引出線形成ステップの前であれば、導電線51と導電線51を切断する刃100の二者を位置決めすればよいが、引出線形成ステップの後であると、リアクトル本体2から延びる引出線7bを位置決めする必要があるので、引出線7bの取り回しが煩雑となる。
引出線形成ステップの前の端面加工ステップは、コイル形成ステップ後であって引出線形成ステップ前に行われても、コイル形成ステップ前に行われても、何れでもよい。コイル形成ステップ前の端面加工ステップでは、導電線51を巻回する前に、コイル5、巻き始めの引出線7a及び巻き終わりの引出線7bとなる1本の導電線51を予め切り離しておく。即ち、導電線51の始端に刃100を入れることで、巻き始めの引出線7aの端面71を形成し、更に導電線51の終端に刃100を入れることで、巻き終わりの引出線7bの端面71を形成し、この両端の切断を経た後、導電線51を巻回する。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。また、本発明は、上記実施形態及び下記の他の実施形態を全て又はいずれかを組み合わせた形態も包含する。さらに、これらの実施形態を発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができ、その変形も本発明に含まれる。
例えば、リアクトル1が備えるコイル5の数は1個でもよいし、3個以上でもよい。コア6の形状も概略θ形状の他、概略O形状であってもよい。概略θ形状のコア6を作製する際、E字形とI字形の磁性体を組み合わせるようにしてもよい。溶接困難性が生じる程度にまで引出線7bとバスバー4の端部42が斜交する場合には、エッジワイズコイルに対しても適用可能である。
また、巻き始めの引出線7aを作出する際は巻軸54に対して垂直に立てることができる。しかし、巻き始めから2ターン目にずらしたときに形成される傾斜のスプリングバックによって、巻き始めの引出線7aがコイル5の外方に拡がるように、巻軸54の延び方向に沿って傾く虞がある。即ち、巻き始めの引出線7aとバスバー42の端部42も斜交する虞がある。この場合であっても、引出線7aの端面71を平坦面44と平行になるように、傾いた分だけ傾斜させておけば、良好な溶接処理を担保できる。従って、巻き始めの引出線7aにも本発明を適用することができる。
1 リアクトル
2 リアクトル本体
3 ケース
4 バスバー
41 バスバー本体
42 端部
43 側面
44 平坦面
45 締結孔
5 コイル
51 導電線
52 幅広面
53 幅狭面
54 巻軸
6 コア
61 中脚
62 外脚
63 ヨーク
64 E字形磁性体
65 絶縁樹脂成形品
7 引出線
7a 引出線
7b 引出線
71 端面
81 境界線
82 溶接部

Claims (9)

  1. 導電線が巻回されて成るコイルと、
    前記コイルに挿入されたコアと、
    前記コイルを構成する前記導電線の端部であり、前記コイルから引き出される引出線と、
    前記引出線に向けて延長される端部を有し、当該端部で前記引出線と接続されるバスバーと、
    を備え、
    前記バスバーの前記端部と前記引出線は斜交し、
    前記バスバーは、前記引出線の延び方向と直交する平面と非平行な平坦面を前記端部に有し、
    前記引出線は、前記引出線の延び方向に対して傾斜し、前記平坦面と平行に拡がる端面を有し、
    前記引出線と前記バスバーは、前記端面と前記平坦面とを面一に連ねて接続されていること、
    を特徴とするリアクトル。
  2. 前記コイルは、前記導電線の巻き位置を1ターンごとに巻軸方向にずらして成り、
    前記引出線は、前記巻き位置がずらされることによって、前記巻軸の延び方向に向けて傾いて引き出され、
    前記バスバーの前記端部は、前記巻軸と平行に延びて前記引出線側に向かい、
    前記引出線の前記端面は、前記平坦面と同一平面に拡がるように、前記引出線の延び方向に対して傾斜すること、
    を特徴とする請求項1記載のリアクトル。
  3. 前記コイルは、幅広面が前記コイルの前記巻軸に沿って拡がるフラットワイズコイルであること、
    を特徴とする請求項2記載のリアクトル。
  4. 前記引出線と前記バスバーは、前記端面と前記平坦面の境界線が溶接されていること、
    を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のリアクトル。
  5. コアが挿通されたコイルの引出線に、当該引出線に対して相対的に斜めに延長されたバスバーの端部を接続して成るリアクトルの製造方法であって、
    導電線を巻回するコイル形成ステップと、
    前記コイルを構成する前記導電線の端部を前記コイルから引き出すことで、前記引出線を形成する引出線形成ステップと、
    前記コイルに前記コアを挿通する挿通ステップと、
    前記バスバーの端部と前記引出線を斜交させたまま、前記引出線と前記バスバーの端部を接続する接続ステップと、
    を含み、
    前記引出線の延び方向に対して傾斜させ、前記バスバーの前記端部が有する平坦面と同一平面で拡がる端面を、前記引出線に形成する端面加工ステップを更に含み、
    前記接続ステップでは、前記バスバーの前記平坦面の向きを維持したまま、前記引出線の前記端面と前記バスバーの前記平坦面とを面一に連ねて、前記引出線と前記バスバーの前記端部とを接続すること、
    を特徴とするリアクトルの製造方法。
  6. 前記コイル形成ステップでは、前記導電線の巻き位置を1ターンごとに巻軸方向にずらして巻回し、
    前記引出線形成ステップでは、前記コイルを構成する前記導電線の端部が、前記巻軸の延び方向へ向けて傾いたまま、前記導電線の端部を引き出し、
    前記接続ステップでは、前記バスバーの前記端部を前記巻軸と平行に延ばし、
    前記端面加工ステップでは、前記巻軸と平行に延ばされた前記端部に有する平坦面と同一平面に拡がるように、前記端面を前記引出線に形成すること、
    を特徴とする請求項5記載のリアクトルの製造方法。
  7. 前記引出線形成ステップよりも前に、前記端面加工ステップにて前記導電線を斜めに切断すること、
    を特徴とする請求項5又は6記載のリアクトルの製造方法。
  8. 前記接続ステップでは、前記引出線の端面と前記バスバーの平坦面の境界線を溶接すること、
    を特徴とする請求項5乃至7の何れかに記載のリアクトルの製造方法。
  9. 前記コイル形成ステップでは、前記導電線の幅広面が前記コイルの軸に沿って拡がるように巻回すること、
    を特徴とする請求項5乃至8の何れかに記載のリアクトルの製造方法。
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