JP7179614B2 - 含窒素複素環化合物の製造方法 - Google Patents

含窒素複素環化合物の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7179614B2
JP7179614B2 JP2018531782A JP2018531782A JP7179614B2 JP 7179614 B2 JP7179614 B2 JP 7179614B2 JP 2018531782 A JP2018531782 A JP 2018531782A JP 2018531782 A JP2018531782 A JP 2018531782A JP 7179614 B2 JP7179614 B2 JP 7179614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
ring
compound
general formula
structure represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018531782A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018025554A1 (ja
Inventor
修一 杉田
Original Assignee
メルク パテント ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by メルク パテント ゲーエムベーハー filed Critical メルク パテント ゲーエムベーハー
Publication of JPWO2018025554A1 publication Critical patent/JPWO2018025554A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7179614B2 publication Critical patent/JP7179614B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D519/00Heterocyclic compounds containing more than one system of two or more relevant hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system not provided for in groups C07D453/00 or C07D455/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B61/00Other general methods

Description

本発明は、含窒素複素環化合物の製造方法に関する。より詳しくは、本発明は、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料として有用な含窒素複素環化合物を高収率で提供することができる含窒素複素環化合物の製造方法に関する。
ビピリジルジハライドとアミン化合物からジアザカルバゾールを形成する合成法として、Pd触媒存在下でイミダゾリニウム塩を用いる方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、この合成法を、含窒素複素環化合物に使用すると、反応が途中でとまり、触媒を追加しても反応が進行しない場合があることがわかった。
特開2010-260815号公報
本発明は、上記問題・状況に鑑みてなされたものであり、その解決課題は、高収率かつ高純度で含窒素複素環化合物が得られる含窒素複素環化合物の製造方法を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決すべく上記問題の原因等について検討した結果、特定構造を有するジハロゲン等の反応基を有する化合物と特定構造を有するアミン化合物とを、Pd触媒及びホスフィンリガンドの存在下で反応させることにより、高収率かつ高純度で特定構造の含窒素複素環化合物が得られることを見いだし、本発明に至った。
すなわち、本発明の上記課題は、下記の手段により解決される。
1.下記一般式[1]で表される構造を有する化合物と下記一般式[4]で表される構造を有する化合物とを、Pd触媒及び下記一般式[6]で表される構造を有するホスフィンリガンドの存在下で反応させ、下記一般式[5]で表される構造を有する化合物を合成する含窒素複素環化合物の製造方法。
Figure 0007179614000001
(式中、Xは、ハロゲン原子を表す。及びZは、それぞれ芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表す。 は、単なる結合手を表す。は、酸素原子を表す。R~Rは、それぞれ水素原子を表す。Rは、水素原子又は置換基を表す。)
Figure 0007179614000002
(式中、R~Rは、それぞれアルキル基、シクロアルキル基又はアリール基を表す。)
本発明の上記手段により、高収率かつ高純度で含窒素複素環化合物を得られる含窒素複素環化合物の製造方法を提供することができる。
本発明の含窒素複素環化合物の製造方法は、前記一般式[1]で表される構造を有する化合物と前記一般式[]で表される構造を有する化合物とを、Pd触媒及び前記一般式[6]で表される構造を有するホスフィンリガンドの存在下で反応させ、前記一般式[]で表される構造を有する化合物を合成することを特徴とする。この特徴は、下記実施態様に共通する又は対応する技術的特徴である。
前記ホスフィンリガンドが、前記一般式[6]で表される構造を有することが、収率及び純度の観点から好ましい。
前記Zが、単なる結合手であることが好ましい。
以下、本発明とその構成要素及び本発明を実施するための形態・態様について詳細な説明をする。なお、以下の説明において示す「~」は、その前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味で使用する。
《含窒素複素環化合物の製造方法の概要》
本発明の含窒素複素環化合物の製造方法は、下記一般式[1]で表される構造を有する化合物と下記一般式[2]で表される構造を有する化合物とを、Pd触媒及びホスフィンリガンドの存在下で反応させ、下記一般式[3]で表される構造を有する化合物を合成することを特徴とする。
一般式[1]で表される構造を有する化合物において、二つの芳香族炭化水素環又は芳香族複素環がZを介して連結し、それぞれのオルト位にハロゲン原子が置換していることが構造的な特徴である。
なお、一般式[1]~[3]で使用される記号のうち、同じ記号は同じ原子、原子団又は置換基等を表す。
Figure 0007179614000003
式中、Xは、ハロゲン原子、アルキルスルホネート基又はアリールスルホネート基を表す。Z及びZは、それぞれ芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表す。Zは、単なる結合手又は2価の連結基を表す。Xは、酸素原子又は硫黄原子を表す。A~Aは、それぞれ窒素原子又はCRを表す。ただし、A~Aのうち少なくとも一つは窒素原子である。R及びR~Rは、それぞれ水素原子又は置換基を表す。
Xが表すハロゲン原子としては、例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子があげられる。これらのうち特に好ましいものは、塩素原子及び臭素原子である。
また、Xが表すアルキルスルホネート基としては、例えば、メタンスルホニル基、エタンスルホニル基等が挙げられる。
また、Xが表すアリールスルホネート基としては、例えば、ベンゼンスルホニル基、トシル基等が挙げられる。
及びZを含む芳香族炭化水素環としては、例えば、ベンゼン環、ビフェニル環、ナフタレン環、アズレン環、アントラセン環、フェナントレン環、ピレン環、クリセン環、ナフタセン環、トリフェニレン環、o-テルフェニル環、m-テルフェニル環、p-テルフェニル環、アセナフテン環、コロネン環、フルオレン環、フルオラントレン環、ナフタセン環、ペンタセン環、ペリレン環、ペンタフェン環、ピセン環、ピラントレン環、アンスラアントレン環、ジベンゾフラン環、ジベンゾジオフェン環、カルバゾール環等が挙げられる。これらのうちで特に好ましいものはベンゼン環である。
及びZを含む芳香族複素環としては、例えば、フラン環、チオフェン環、ピリジン環、ピリダジン環、ピリミジン環、ピラジン環、トリアジン環、ベンゾイミダゾール環、オキサジアゾール環、トリアゾール環、イミダゾール環、ピラゾール環、チアゾール環、インドール環、ベンゾイミダゾール環、ベンゾチアゾール環、ベンゾオキサゾール環、キノキサリン環、キナゾリン環、フタラジン環等が挙げられる。これらのうちで特に好ましいものはピリジン環である。
及びZを含む環として、特に好ましいものは芳香族複素環である。
が表す2価の連結基としては、例えば、アルキレン、アルケニレン、アルキニレン、アリーレンなどの炭化水素基の他、ヘテロ原子を含むものであってもよく、またチオフェン-2,5-ジイル基やピラジン-2,3-ジイル基のような芳香族複素環を有する化合物(ヘテロ芳香族化合物ともいう。)に由来する2価の連結基であってもよいし、酸素や硫黄などのカルコゲン原子であってもよい。
また、アルキルイミノ基、ジアルキルシランジイル基やジアリールゲルマンジイル基のようなヘテロ原子を介して連結する基でもよい。単なる結合手とは、連結する置換基同士を直接結合する単なる結合手である。これらのうちで好ましいものは単なる結合手である。
一般式[2]及び一般式[3]において、R及びR~Rで表される置換基としては、例えば、アルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、アリール基、アシルアミノ基、スルホンアミド基、アルキルチオ基、アリールチオ基、ハロゲン原子、複素環(例えば、ジベンゾフラン環、アザジベンゾフラン環、ジベンゾジオフェン環、カルバゾール環等)基、スルホニル基、スルフィニル基、ホスホニル基、アシル基、カルバモイル基、スルファモイル基、シアノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、複素環オキシ基、シロキシ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、イミド基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニルアミノ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、カルボキシ基等が挙げられる。
これらの内で好ましいものはアザジベンゾフラン環基である。
は、酸素原子又は硫黄原子を表し、Xで表される基のうち特に好ましいものは、酸素原子である。
〈パラジウム(Pd)触媒〉
Pd触媒としては、例えばPdCl、Pd(OAc)、Pd(pph、PdCl(dppf)、Pd(dba)、Pd/C等が挙げられる。
Pd触媒の使用量は、一般式[2]で表される構造を有する化合物1molに対して0.01~0.3molの範囲内で用いることが好ましく、0.02~0.2molの範囲内で用いることが特に好ましい。
〈ホスフィンリガンド〉
パラジウムに対するホスフィンリガンドとしては、トリアルキルホスフィン(例えば、トリブチルホスフィン、トリt-ブチルホスフィン、トリシクロヘキシルホスフィン)、アリール基を少なくとも一つ有するホスフィン(例えば、トリフェニルホスフィン、SPhos(2-Dicyclohexylphosphino-2′,6′-dimethoxybiphenyl)、XPhos(2-Dicyclohexylphosphino-2′,4′,6′-triisopropylbiphenyl)等)が挙げられる。これらの内好ましいものはアリール基を一つ有するホスフィンであり、特に好ましくはSPhosである。
ホスフィンリガンドは、Pd触媒lmolに対して0.3~3molの範囲内で用いることが好ましく、0.5~2molの範囲内で用いることが特に好ましい。
ホスフィンリガンドは、一般式[1]で表される構造を有する化合物1molに対して0.02~0.5molの範囲内で用いることが好ましいが、0.03~0.1molの範囲内で用いることが特に好ましい。
上記反応には塩基を併用するのが好ましい。塩基としては、例えば、アルカリ金属塩(炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウム、フッ化セシウム、ナトリウムt-ブトキサイド等)、アミン誘導体(トリエチルアミン等)等が挙げられる。
〈反応溶媒等〉
反応溶媒は、例えばキシレン、トルエン、THF、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、1,4-ジオキサン等が挙げられる。これらのうち好ましいものはキシレンである。
反応温度は通常50~140℃の範囲内で行われるのが好ましく、60~100℃の範囲内で行われるのが特に好ましい。
また、前記一般式[2]で表される構造を有する化合物が、下記一般式[4]で表される構造を有する化合物であり、かつ前記一般式[3]で表される構造を有する化合物が、下記一般式[5]で表される構造を有する化合物であることが好ましい。
Figure 0007179614000004
式中、Z及びZは、それぞれ芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表す。Zは、単なる結合手又は2価の連結基を表す。Xは、酸素原子又は硫黄原子を表す。R~Rは、それぞれ水素原子又は置換基を表す。
及びZが表す非金属原子群は、一般式[1]及び[2]のZ及びZ同じものを使うことができ、Zが表す2価の連結基も同じものを使うことができる。
また、R~Rで表される置換基は、一般式[1]及び[2]のR~Rで表される置換基と同じものを使うことができ、さらに置換基で置換されていてもよい点も同様である。
また、前記ホスフィンリガンドが、下記一般式[6]で表される構造を有することが好ましい。
Figure 0007179614000005
式中、R~Rは、それぞれアルキル基、シクロアルキル基又はアリール基を表す。
で表される基のうち、特に好ましいものはシクロアルキル基である。
及びRで表される基のうち、特に好ましいものはアルキル基である。
~Rが表すシクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、アダマンチル基などが挙げられる。
~Rが表すアルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、ペンチル基、オクチル基等が挙げられる。
~Rが表すアリール基としては、例えばフェニル基、ビフェニル基、ターフェニル基等が挙げられる。
〈本発明に用いられる化合物の具体例〉
以下に、本発明の一般式[1]で表される構造を有する化合物の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
Figure 0007179614000006
以下に、本発明の一般式[2]又は一般式[4]で表される構造を有する化合物の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
Figure 0007179614000007
Figure 0007179614000008
以下に、本発明の一般式[3]又は一般式[5]で表される構造を有する化合物の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
Figure 0007179614000009
Figure 0007179614000010
以下に、本発明の一般式[6]で表される構造を有する化合物の具体例を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
Figure 0007179614000011
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明の実施態様はこれらに限定されるものではない。なお、実施例において「部」又は「%」の表示を用いるが、特に断りがない限り「質量部」又は「質量%」を表す。
合成例1(比較例)
《例示化合物3-6の合成》
例示化合物1-1を7.6g、例示化合物2-6を10g、t-CONaを11g、キシレンを300mL投入し、窒素気流下で20分間撹拌を行った。この懸濁液にPd(dba)を1.7g、Ligand Aを1.3g投入し120℃で5時間加熱した。
減圧濃縮し、得られた固体を水洗、乾燥した。トルエン及びメタノールの1:1混合液5Lを投入し、不溶分を除去後、減圧濃縮した。得られた粗製物をトルエン/アセトニトリルで再結晶し、褐色結晶7.0gを得た(収率50%、純度87.5%)。
Figure 0007179614000012
合成例2(本発明)
《例示化合物3-6の合成》
例示化合物1-1を7.6g、例示化合物2-6を10g、t-CONaを11g、キシレンを300mL投入し、窒素気流下で20分間撹拌を行った。この懸濁液にPd(dba)を1.7g、例示化合物6-1を1.1g投入し4時間120℃で加熱した。水冷下3時間撹拌し、析出した結晶を濾過、水洗、乾燥した。トルエン及びメタノールの1:1混合液5Lを投入し、不溶分を除去後、減圧濃縮した。得られた粗製物をトルエン/アセトニトリルで再結晶し、褐色結晶12.6gを得た(収率91%、純度98.0%)。
Figure 0007179614000013
合成例3(本発明)
《例示化合物3-6の合成》
例示化合物1-1を7.6g、例示化合物2-6を10g、t-CONaを11g、キシレンを300mL投入し、窒素気流下で20分間撹拌を行った。この懸濁液にPd(dba)を1.7g、例示化合物6-2を0.96g投入し、4時間120℃で加熱した。水冷下3時間撹拌し、析出した結晶を濾過、水洗、乾燥した。トルエン及びメタノールの1:1混合液5Lを投入し、不溶分を除去後、減圧濃縮した。得られた粗製物をトルエン/アセトニトリルで再結晶し、褐色結晶12.6gを得た(収率88%、純度97.0%)。
Figure 0007179614000014
合成例4(比較例)
《例示化合物3-12の合成》
例示化合物1-1を7.6g、例示化合物2-12を10.4g、t-CONaを11g、キシレンを300mL投入し、窒素気流下で20分間撹拌を行った。この懸濁液にPd(dba)を1.7g、Ligand Aを1.3g投入し120℃で5時間加熱した。減圧濃縮し、得られた固体を水洗、乾燥した。トルエン及びメタノールの1:1混合液5Lを投入し、不溶分を除去後、減圧濃縮した。得られた粗製物をトルエン/アセトニトリルで再結晶し、褐色結晶6.5gを得た(収率45%、純度86.5%)。
Figure 0007179614000015
合成例5(参考例
《例示化合物3-12の合成》
例示化合物1-1を7.6g、例示化合物2-12を10.4g、t-CONaを11g、キシレンを300mL投入し、窒素気流下で20分間撹拌を行った。この懸濁液にPd(dba)を1.7g、例示化合物6-1を1.1g投入し4時間120℃で加熱した。水冷下3時間撹拌し、析出した結晶を濾過、水洗、乾燥した。
トルエン及びメタノールの1:1混合液5Lを投入し、不溶分を除去後、減圧濃縮した。得られた粗製物をトルエン/アセトニトリルで再結晶し、褐色結晶12.7gを得た(収率88%、純度97.5%)。
Figure 0007179614000016
合成例6(参考例
《例示化合物3-12の合成》
例示化合物1-1を7.6g、例示化合物2-12を10.4g、t-CONaを11g、キシレンを300mL投入し、窒素気流下で20分間撹拌を行った。この懸濁液にPd(OAc)を0.62g、例示化合物6-1を1.1g投入し4時間120℃で加熱した。水冷下3時間撹拌し、析出した結晶を濾過、水洗、乾燥した。トルエン及びメタノールの1:1混合液5Lを投入し、不溶分を除去後、減圧濃縮した。得られた粗製物をトルエン/アセトニトリルで再結晶し、褐色結晶11.7gを得た(収率81%、純度96.5%)。
Figure 0007179614000017
実施例中の各化合物の同定はMASS及びNMRスペクトルで行い、それぞれ目的化合物であることを確認した。その他の例示化合物も上記の方法に準じて合成することができる。
本発明の含窒素複素環化合物の製造方法は、例えば、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料として用いられる含窒素複素環化合物を製造するために好適に用いることができる。

Claims (1)

  1. 下記一般式[1]で表される構造を有する化合物と下記一般式[4]で表される構造を有する化合物とを、Pd触媒及び下記一般式[6]で表される構造を有するホスフィンリガンドの存在下で反応させ、下記一般式[5]で表される構造を有する化合物を合成する含窒素複素環化合物の製造方法。
    Figure 0007179614000018
    (式中、Xは、ハロゲン原子を表す。及びZは、それぞれ芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を形成するのに必要な非金属原子群を表す。 は、単なる結合手を表す。は、酸素原子を表す。R~Rは、それぞれ水素原子を表す。Rは、水素原子又は置換基を表す。)
    Figure 0007179614000019
    (式中、R~Rは、それぞれアルキル基、シクロアルキル基又はアリール基を表す。)
JP2018531782A 2016-08-02 2017-07-04 含窒素複素環化合物の製造方法 Active JP7179614B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016151695 2016-08-02
JP2016151695 2016-08-02
PCT/JP2017/024488 WO2018025554A1 (ja) 2016-08-02 2017-07-04 含窒素複素環化合物の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018025554A1 JPWO2018025554A1 (ja) 2019-05-30
JP7179614B2 true JP7179614B2 (ja) 2022-11-29

Family

ID=61073977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018531782A Active JP7179614B2 (ja) 2016-08-02 2017-07-04 含窒素複素環化合物の製造方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7179614B2 (ja)
WO (1) WO2018025554A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102162607B1 (ko) * 2018-06-07 2020-10-07 주식회사 엘지화학 화합물 및 이를 포함하는 유기 발광 소자
CN111683952B (zh) * 2018-06-07 2023-04-07 株式会社Lg化学 化合物及包含其的有机发光器件

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012049518A (ja) 2010-07-27 2012-03-08 Konica Minolta Holdings Inc 有機エレクトロルミネッセンス素子材料、化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置、並びに照明装置
WO2013102992A1 (ja) 2012-01-05 2013-07-11 出光興産株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料とそれを用いた素子

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012049518A (ja) 2010-07-27 2012-03-08 Konica Minolta Holdings Inc 有機エレクトロルミネッセンス素子材料、化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子、表示装置、並びに照明装置
WO2013102992A1 (ja) 2012-01-05 2013-07-11 出光興産株式会社 有機エレクトロルミネッセンス素子用材料とそれを用いた素子

Non-Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JOVER,J. et al.,Expansion of the Ligand Knowledge Base for Monodentate P-Donor Ligands (LKB-P),Organometallics,2010年,Vol.29,p.6245-6258,スキーム6
KITAWAKI,T. et al.,One-step construction of carbazoles by way of the palladium-catalyzed double N-arylation reaction an,Tetrahedron,2006年,Vol.62,p.6792-6801,イントロダクション,図1, 表1,2, スキーム1,2,コンクルージョン
LEE,C.W. et al.,High Quantum Efficiency Blue Phosphorescent Organic Light-Emitting Diodes Using 6-Position-Modified,ACS Applied Materials & Interfaces,2013年,Vol.5,p.2169-2173,スキーム1
NOZAKI,K. et al.,The Double N-Arylation of Primary Amines: Toward Multisubstituted Carbazoles with Unique Optical Pro,Angewandte Chemie International Edition,2003年,Vol.42,p.2051-2053,スキーム1-2, 表1
STRIETER,E.R. et al.,Evidence for the Formation and Structure of Palladacycles during Pd-Catalyzed C-N Bond Formation wit,Angewandte Chemie International Edition,2006年,Vol.45,p.925-928,スキーム1
SURRY,D.S. et al.,Biaryl Phosphane Ligands in Palladium-Catalyzed Amination,Angewandte Chemie International Edition,2008年,Vol.47,p.6338-6361,イントロダクション

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2018025554A1 (ja) 2019-05-30
WO2018025554A1 (ja) 2018-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5381718B2 (ja) ハロ多環芳香族化合物及びその製造方法
JP6706822B2 (ja) 化合物、及びこれを含む有機半導体材料
JP6883806B2 (ja) 化合物、及びこれを含む有機半導体材料
JP2010235575A (ja) 含窒素縮合複素環化合物の製造方法
TWI774650B (zh) 芳基化方法
JP7179614B2 (ja) 含窒素複素環化合物の製造方法
JP2001515879A (ja) アリールオリゴアミン類の調製法
WO2018051979A1 (ja) 高分子化合物、及びこれを含む有機半導体材料
JP7097573B2 (ja) 化合物、及びこれを含む有機半導体材料
NZ524632A (en) Process for the preparation of mesylates of piperazine derivatives
AU2002250962A1 (en) Process for the preparation of mesylates of piperazine derivatives
JP5741091B2 (ja) 含窒素縮合複素環化合物の製造方法
JP2009046408A (ja) ジハロ多環芳香族化合物、ピロリル多環芳香族化合物、及びそれらの製造方法
JP2008069122A (ja) 含窒素多環複素環化合物の製造方法
CN110981679B (zh) 卤代化合物和富勒烯衍生物的制造方法
JP7355004B2 (ja) アニリン誘導体の製造方法
JP2011148751A (ja) 含窒素縮合複素環化合物の製造方法
JP5396997B2 (ja) 含窒素縮合複素環化合物の製造方法
JP5505450B2 (ja) 含窒素多環複素環化合物の製造方法
JP6386754B2 (ja) 多環芳香族化合物を含有する有機半導体
JP7052364B2 (ja) 含窒素複素環化合物の製造方法
JP5900675B2 (ja) ピロリル多環芳香族化合物の製造方法
JP5968214B2 (ja) ジハロ多環芳香族化合物の製造方法
JP2023140310A (ja) トリスシクロメタル化イリジウム錯体の製造方法
JPWO2018025590A1 (ja) 含窒素複素環化合物の製造方法及び含窒素複素環化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200611

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20210202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210713

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20211013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7179614

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150