JP7178456B1 - フェルール及びフェルールの製造方法 - Google Patents

フェルール及びフェルールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7178456B1
JP7178456B1 JP2021101223A JP2021101223A JP7178456B1 JP 7178456 B1 JP7178456 B1 JP 7178456B1 JP 2021101223 A JP2021101223 A JP 2021101223A JP 2021101223 A JP2021101223 A JP 2021101223A JP 7178456 B1 JP7178456 B1 JP 7178456B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ferrule
filler
particles
size
particle diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021101223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023000418A (ja
Inventor
昌義 塚本
貴博 三浦
昌寛 半田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP2021101223A priority Critical patent/JP7178456B1/ja
Priority to PCT/JP2022/023320 priority patent/WO2022264920A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7178456B1 publication Critical patent/JP7178456B1/ja
Publication of JP2023000418A publication Critical patent/JP2023000418A/ja
Priority to US18/538,134 priority patent/US20240231012A9/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3833Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
    • G02B6/3854Ferrules characterised by materials
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/20Compounding polymers with additives, e.g. colouring
    • C08J3/203Solid polymers with solid and/or liquid additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/02Elements
    • C08K3/04Carbon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K7/00Use of ingredients characterised by shape
    • C08K7/16Solid spheres
    • C08K7/18Solid spheres inorganic
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3873Connectors using guide surfaces for aligning ferrule ends, e.g. tubes, sleeves, V-grooves, rods, pins, balls
    • G02B6/3885Multicore or multichannel optical connectors, i.e. one single ferrule containing more than one fibre, e.g. ribbon type
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2381/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon only; Polysulfones; Derivatives of such polymers
    • C08J2381/02Polythioethers; Polythioether-ethers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K2201/00Specific properties of additives
    • C08K2201/002Physical properties
    • C08K2201/005Additives being defined by their particle size in general

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

【課題】材料の均質性により優れたフェルール及びそのフェルールの製造方法を提供する。【解決手段】フェルール10は、光ファイバ16が挿入される光ファイバ挿入穴12が形成されたフェルールであって、熱可塑性樹脂と、少なくともシリカ粒子及び炭素粒子を含む充填剤とを含有する樹脂組成物からなり、充填剤に起因する大きさ50μm超の粗粒子及び充填剤に起因する大きさ50μm超の凝集体の少なくとも一方を含まない。【選択図】図1

Description

本発明は、フェルール及びフェルールの製造方法に関する。
特許文献1には、光ファイバ用のフェルールとして、シリカ等の無機充填剤を使用せず、ポリフェニレンサルファイド樹脂に対して特定の炭素微粒子が充填された樹脂組成物からなる光ファイバ用フェルールが記載されている。
特許第3354253号公報
しかしながら、特許文献1に記載の光ファイバ用フェルールでは、充填剤に起因して粒子径の大きな粒子が材料に含まれたり、充填剤に起因して粒子径の小さな粉体が凝集した凝集体が材料に含まれたりする結果、材料の均質性が損なわれるおそれがある。
本発明の目的は、上述した課題を鑑み、材料の均質性により優れたフェルール及びそのフェルールの製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、光ファイバが挿入される光ファイバ挿入穴が形成されたフェルールであって、熱可塑性樹脂と、少なくともシリカ粒子及び炭素粒子を含む充填剤とを含有する樹脂組成物からなり、前記充填剤に起因する大きさ50μm超の粗粒子及び前記充填剤に起因する大きさ50μm超の凝集体の少なくとも一方を含まないことを特徴とするフェルールが提供される。
本発明の他の観点によれば、光ファイバが挿入される光ファイバ挿入穴が形成されたフェルールの製造方法であって、少なくともシリカ粒子及び炭素粒子を含む充填剤の粒子径を制御し、熱可塑性樹脂と、前記充填剤とを含有する樹脂組成物を調製し、前記樹脂組成物を成形して、前記樹脂組成物からなり、前記充填剤に起因する大きさ50μm超の粗粒子及び前記充填剤に起因する大きさ50μm超の凝集体の少なくとも一方を含まないフェルールを製造することを特徴とする製造方法が提供される。
本発明によれば、材料の均質性により優れたフェルール及びその製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態によるフェルールを示す概略図である。 図2は、本発明の一実施形態によるフェルールの製造方法を示すフローチャートである。
[一実施形態]
本発明の一実施形態によるフェルール及びフェルールの製造方法について図1及び図2を用いて説明する。
まず、本実施形態によるフェルールについて図1を用いて説明する。図1は、本実施形態によるフェルールを示す概略図である。本実施形態によるフェルールは、光ファイバを光接続するための光コネクタに用いられる光コネクタフェルールである。本実施形態によるフェルールは、特に限定されるものではないが、例えばMT(Mechanically Transferable)フェルールである。また、本実施形態によるフェルールが用いられる光コネクタは、特に限定されるものではないが、例えば、MTコネクタ、MPO(Multifiber Push-On)コネクタ等である。
図1に示すように、本実施形態によるフェルール10には、複数の光ファイバ挿入穴12が形成されている。複数の光ファイバ挿入穴12のそれぞれには、テープ心線等の多心の光ファイバ心線14に含まれる複数の光ファイバ16のうちの対応する光ファイバ16が挿入されて接着剤等により固定される。複数の光ファイバ挿入穴12は、それぞれに挿入された光ファイバ16が接続方向に沿って互いに平行に並ぶようにフェルール10に形成されている。フェルール10は、複数の光ファイバ挿入穴12に挿入された光ファイバ16の端面が露出するように複数の光ファイバ挿入穴12が開口した端面18を有している。端面18は、例えば、PC(Physical Contact)研磨、SPC(Super PC)研磨、UPC(Ultra PC)研磨、APC(Angled PC)研磨等により研磨されている。
なお、フェルール10は、必ずしも複数の光ファイバ挿入穴12が形成されたものである必要はない。光ファイバ心線14が単一の光ファイバ16のみを含む単心のものである場合、フェルール10は、単一の光ファイバ挿入穴12が形成されたものとすることができる。
フェルール10には、一対のガイドピン挿入穴20が形成されている。一対のガイドピン挿入穴20は、複数の光ファイバ挿入穴12の両側に位置するようにフェルール10に形成されている。一対のガイドピン挿入穴20は、それぞれ光ファイバ16の接続方向に沿ってフェルール10に形成される。一対のガイドピン挿入穴20には、それぞれ位置合わせのためのガイドピン22が挿入される。
接続すべき2つのフェルール10の端面18は、互いに対応する光ファイバ挿入穴12が互いに対向するとともに、互いに対応するガイドピン挿入穴20が互いに対向するように向かい合わせられて互いに接触させられる。互いに対向するガイドピン挿入穴20には、ガイドピン22が挿入されて2つのフェルール10の位置合わせが行われる。互いに対向する光ファイバ挿入穴12に露出する光ファイバ16の端面は、互いに接触させられる。これにより、互いに対向する光ファイバ挿入穴12に露出する光ファイバ16が光接続される。互いに端面18が接触された2つのフェルール10は、クリップ等の固定治具により固定される。なお、2つのフェルール10の位置合わせ及び固定を行う構成は、これらに限定されるものではない。2つのフェルール10は、例えばアダプタを介して位置合わせ及び固定が行われてもよい。
本実施形態によるフェルール10は、熱可塑性樹脂と、充填剤とを含有する樹脂組成物からなるものである。さらに、フェルール10は、充填剤に起因する大きさ50μm超の粗粒子及び充填剤に起因する大きさ50μm超の凝集体の少なくとも一方を含まず、好ましくは大きさ25μm超の粗粒子及び大きさ25μm超の凝集体の少なくとも一方を含まないものである。
上記において、粗粒子は、充填剤に含まれる後述のシリカ粒子及び炭素粒子の少なくとも一方に起因するものである。また、凝集体は、充填剤に含まれる後述のシリカ粒子及び炭素粒子の少なくとも一方に起因するものであり、具体的には、シリカ粒子同士の凝集体、炭素粒子同士の凝集体及びシリカ粒子と炭素粒子との凝集体の少なくともいずれかである。本実施形態によるフェルール10は、このように充填剤に起因する所定の大きさを超える粗粒子及び凝集体の少なくとも一方を含まないことにより、材料の均質性に優れたものになっている。
また、上記において、粗粒子の大きさは、光学顕微鏡等の顕微鏡により観察される当該粗粒子の像において測定される最も長い部分の長さであり、粗粒子が球形であれば直径の長さ、それ以外の形状であれば長軸径の長さとすることができる。また、凝集体の大きさも同様に、光学顕微鏡等の顕微鏡により観察される当該凝集体の像において測定される最も長い部分の長さであり、凝集体が球形であれば直径の長さ、それ以外の形状であれば長軸径の長さとすることができる。
以下、本実施形態によるフェルール10を構成する樹脂組成物に含有される各成分について説明する。
熱可塑性樹脂は、フェルール10の連続相を構成するマトリクス樹脂である。熱可塑性樹脂は、精密成形性に優れた樹脂であり、精密成形を要するフェルール10の連続相を構成するマトリクス樹脂として好適である。熱可塑性樹脂としては、特に限定されるものではないが、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂、ポリカーボネート(PC)樹脂、ポリエーテルスルフォン(PES)樹脂、液晶ポリマー(LCP)、変性ポリフェニレンエーテル(PPE)等を用いることができ、寸法安定性、強度、成形性等の観点から好ましくはPPS樹脂を用いることができる。PPS樹脂については、構造が架橋型であっても直鎖型であってもよく、フェルール10に要求される特性に応じてその構造、分子量等を適宜選択して用いることができる。また、熱可塑性樹脂としては、PPS樹脂、PC樹脂、PES樹脂等の複数種から選択される2種以上の混合物を用いることができる。
充填剤は、フェルール10の成形収縮率の低減、線膨張係数の低減、寸法精度の向上等を目的として樹脂組成物に含有される粒子である。充填剤は、少なくとも炭素粒子及びシリカ粒子を含む。
充填剤の最大粒子径D100は、好ましくは50μm以下であり、より好ましくは25μm以下である。充填剤の最大粒子径D100は、充填剤中の最大粒子の粒子径である。充填剤の最大粒子径D100は、当該充填剤の体積基準による粒子径分布において小粒子径側から累積した体積が全体積となる粒子径と同じである。充填剤の最大粒子径D100は、例えば、レーザー回折・散乱法による粒子径分布測定から得ることができる。
充填剤の最大粒子径D100を上記の範囲とすることにより、当該最大粒子径D100を超える粒子径の粗粒子が樹脂組成物に含有されることを防止することができる。これにより、上述のようにフェルール10を、充填剤に起因する大きさ50μm超の粗粒子を含まないものとすることができ、好ましくは充填剤に起因する大きさ25μm超の粗粒子を含まないものとすることができる。
また、充填剤の累積10%粒子径D10は、好ましくは1μm以上である。充填剤の累積10%粒子径D10は、当該充填剤の体積基準による粒子径分布において小粒子径側から累積した体積が全体積の10%となる粒子径である。充填剤の累積10%粒子径D10は、例えば、レーザー回折・散乱法による粒子径分布測定から得ることができる。
充填剤の累積10%粒子径D10を上記の範囲とすることにより、当該累積10%粒子径D10を下回る粒子径の粒子である微粉が集合して凝集体が形成されることを防止することができる。これにより、上述のようにフェルール10を、充填剤に起因する大きさ50μm超の凝集体を含まないものとすることができ、好ましくは充填剤に起因する大きさ25μm超の凝集体を含まないものとすることができる。
粉状の充填剤の場合、好ましくは50μm以下の最大粒子径D100、より好ましくは25μm以下の最大粒子径D100となるように充填剤を分級することができる。これにより、上記のような大きさの粗粒子が含まれない充填剤を作製することができる。
また、0.5mmから2mm程度の粒子径に粗く造粒された充填剤の場合、樹脂組成物に充填剤を含有させる前に充填剤に対して予め解砕処理を行うことができる。また、この場合、予めの解砕処理に代えて又は予めの解砕処理を行ったうえで、樹脂組成物の各成分を配合して混練するコンパウンド製造時に十分に攪拌することによって充填剤の解砕を促進することができる。これらによっても、上記のような大きさの粗粒子が含まれない充填剤を作製することができる。
一方、粉状の充填剤の場合、好ましくは1μm以上の累積10%粒子径D10となるように充填剤を分級することができる。これにより、充填剤中の微粉同士が集合して上記のような大きな凝集体が形成されることを防止することができる。
上述のように、分級、解砕処理、攪拌等の手法により、所望の粒度の充填剤を得ることができる。なお、所望の粒度の充填剤を得るための手法は、特に限定されるものではなく、充填剤の種類等に応じて適宜選択することができる。
充填剤に含まれるシリカ粒子は、特に限定されるものではなく、球形のものであってもよいし、不定形のものであってもよい。シリカ粒子の最大粒子径D100は、上述のとおり、好ましくは50μm以下であり、より好ましくは25μm以下である。また、シリカ粒子の累積10%粒子径D10は、上述のとおり、好ましくは1μm以上である。
充填剤に含まれる炭素粒子は、特に限定されるものではないが、例えば、カーボンブラックである。また、炭素粒子は、例えば、フェノール系樹脂等の樹脂を炭化焼成することにより得られた炭素微粒子であってもよい。カーボンブラックは不完全燃焼法や熱分解法などにより得られるカーボンブラックであってもよい。炭素粒子の最大粒子径D100は、上述のとおり、好ましくは50μm以下であり、より好ましくは25μm以下である。また、炭素粒子の累積10%粒子径D10は、上述のとおり、好ましくは1μm以上である。なお、炭素粒子がカーボンブラックである場合、ここにいう最大粒子径D100及び累積10%粒子径D10は、それぞれカーボンブラックの一次粒子が融合してなるアグリゲート(一次凝集体)が更に結合してなるアグロメレート(二次凝集体)についてのものである。
樹脂組成物におけるシリカ粒子及び炭素粒子の含有量は、特に限定されるものではないが、成形収縮率の低減等の充填剤を含有させる目的を実現しつつ、大きな粗粒子や凝集体を排除する観点からは次のような範囲に設定することができる。すなわち、樹脂組成物は、好ましくは、100質量部の熱可塑性樹脂に対して、150質量部以上400質量部以下のシリカ粒子及び0.5質量部以上4質量部以下の炭素粒子を含有することができ、より好ましくは、100質量部の前記熱可塑性樹脂に対して、150質量部以上300質量部以下のシリカ粒子及び0.5質量部以上1.5質量部以下の炭素粒子を含有することができる。
充填剤に含まれるシリカ粒子及び炭素粒子は、熱可塑性樹脂との接着性を確保することを目的として熱可塑性樹脂と混練するとき等にシランカップリング剤等により表面処理が施されてもよい。
なお、充填剤は、シリカ粒子及び炭素粒子以外のものを含んでいてもよい。例えば、充填剤は、ウィスカー状炭酸カルシウム等の粒子を含んでいてもよい。
このように、フェルール10は、熱可塑性樹脂と、少なくともシリカ粒子及び炭素粒子を含む充填剤とを含有する樹脂組成物により構成されている。なお、樹脂組成物は、熱可塑性樹脂及び充填剤以外の任意の成分を含有することができる。
MTフェルール等の光ファイバ用のフェルールにあっては、そのガイドピン挿入穴、光ファイバ挿入穴等の位置及び径をサブミクロンの高い精度で制御することが要求される。このため、フェルールを構成する樹脂組成物には、高い寸法安定性、高い金型転写性等の優れた特性が要求される。
一般的に、フェルールを構成する樹脂組成物には、ベースとなる熱可塑性樹脂等の樹脂のほか、成形収縮率の低減、線膨張係数の低減、寸法精度の向上等を目的として、シリカ粒子、炭素粒子等の充填剤が含有される。一方、かかる充填剤に起因して、フェルールの材料には、大きな粗粒子や大きな凝集体が含まれるおそれがある。大きな粗粒子や大きな凝集体がフェルールの材料に含まれていると、その均質性が損なわれる。材料の均質性が損なわれると、フェルールが脆くなる、フェルール端面の研磨性が低下する、線膨張係数の等方性が損なわれることにより光接続損失の温度特性が低下する等の不都合が生じうる。
これに対して、本実施形態によるフェルール10は、上述のように、充填剤に起因する大きさ50μm超の粗粒子及び充填剤に起因する大きさ50μm超の凝集体の少なくとも一方を含まないため、材料の均質性により優れたものになっている。本実施形態では、かかる粗粒子の混入を防止するため、充填剤に含まれるシリカ粒子及び炭素粒子の最大粒子径D100が50μm以下となるように充填剤の粒度が規定される。また、本実施形態では、かかる凝集体の発生を防止するため、シリカ粒子及び炭素粒子の累積10%粒子径D10が1μm以上となるように充填剤の粒度が規定される。こうしてより優れた材料均質性を実現することにより、本実施形態によるフェルール10は、より高い強度を有するとともに、端面18の研磨性がより優れたものになっている。また、本実施形態によるフェルール10は、光接続損失の温度特性がより優れたものになっている。
次に、本実施形態によるフェルール10の製造方法について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態によるフェルール10の製造方法を示すフローチャートである。
まず、充填剤に含まれるシリカ粒子及び炭素粒子のそれぞれについて、最大粒子径D100が好ましくは50μm以下、より好ましくは25μm以下となるように、また、累積10%粒子径D10が好ましくは1μm以上となるように粒子径を制御する(ステップS102)。粒子径の制御には、例えば、解砕機による解砕、粉砕機による粉砕、分級機による分級等の適宜の処理を用いることができる。また、粒径の制御には、次ステップS104の攪拌・混練において粒子が攪拌・混練されることにより粒子径が減少することを利用することもできる。
次いで、所定の配合量で熱可塑性樹脂、シリカ粒子及び炭素粒子並びにシランカップリング剤等の必要な成分を配合してヘンシェルミキサー等により攪拌し、続いて各成分を二軸混練押出機等により混練して樹脂組成物を調製する(ステップS104)。なお、各成分を攪拌する方法は、ヘンシェルミキサーによる方法に限定されるものではなく、適宜の方法を用いることができる。また、各成分を混練する方法は、二軸混練押出機による方法に限定されるものではなく、適宜の方法を用いることができる。また、ステップS104では、攪拌及び混練の両処理を必ずしも行う必要はなく、いずれか一方の処理だけを行うこともできる。
次いで、調製された樹脂組成物を射出成形により成形し、樹脂組成物よりなるフェルール10を製造する(ステップS106)。なお、樹脂組成物を成形する成形方法は、射出成形に限定されるものではなく、樹脂組成物の組成等に応じて適宜の方法を用いることができる。こうして、充填剤に起因する大きさ50μm超の粗粒子及び充填剤に起因する大きさ50μm超の凝集体の少なくとも一方を含まず、好ましくは大きさ25μm超の粗粒子及び大きさ25μm超の凝集体の少なくとも一方を含まないフェルール10を製造することができる。
[実施例]
次に、本発明の実施例について説明する。なお、実施例は、本発明を限定するものではなく、本発明の適用例のいくつかを示すものである。
光ファイバ用のフェルールとしてMTフェルールを作製した。MTフェルールの作製にあたり、樹脂組成物の各成分として次の各材料を用意した。熱可塑性樹脂としては、架橋型ポリフェニレンサルファイド樹脂(DIC株式会社製、溶融粘度27Pa・s(JIS K-7210相当、測定温度300℃、荷重20kgf、ダイ1.0mm×10mm))を用意した。充填剤であるシリカ粒子としては、高純度球形シリカフィラー(株式会社龍森製)を用意した。充填剤である炭素粒子としては、着色用カーボンブラックであるトーカブラック#7360SB(商品名、東海カーボン株式会社製)を用意した。
以下に掲げる表1及び表2に示す配合量の熱可塑性樹脂、シリカ粒子及び炭素粒子並びにシランカップリング剤を配合し、これらを二軸混練押出機でコンパウンド化して実施例1~8及び比較例1~6の樹脂組成物を調製した。なお、実施例1~5及び比較例1~3では、それぞれシリカ粒子及び炭素粒子の最大粒子径D100が表1に示す値になるように各粒子を配合前に分級した。また、実施例6~8及び比較例4~6では、それぞれシリカ粒子及び炭素粒子の累積10%粒子径D10が表2に示す値になるように各粒子を配合前に分級した。これらの樹脂組成物を用いて射出成形を行って各樹脂組成物からなるMTフェルールを作製した。
作製したMTフェルールの端面を厚さ50μm程度研磨し、実施例1~5及び比較例1~3では研磨した端面に露出した粗粒子の数及び大きさを評価し、実施例6~8及び比較例4~6では研磨した端面に露出した凝集体の数及び大きさを評価した。実施例1~8及び比較例1~6について、研磨機により1回の研磨当たり12個のMTフェルールの端面の研磨を84回行い、合計1008個のMTフェルールの端面を評価対象として用意した。
粗粒子についての評価では、実施例1~5及び比較例1~3について、MTフェルールの研磨された端面の全体を光学顕微鏡により観察して、大きさ50μm超の粗粒子及び大きさ25μm超の粗粒子の数をカウントして評価した。評価結果では、大きさ25μm超の粗粒子がなかったものを「優」、大きさ50μm超の粗粒子がなかったものを「良」、大きさ50μm超の粗粒子が1つでもあるものを「不可」とした。これらの評価結果を表1に示す。表1には、各例について、大きさ50μm超の粗粒子の発生確率及び大きさ25μm超の粗粒子の発生確率をあわせて示す。これら粗粒子の発生確率は、当該大きさを超える粗粒子が観察されたMTフェルールの個数の評価総数1008個に対する割合を百分率で表したものである。
凝集体についての評価では、実施例6~8及び比較例4~6について、MTフェルールの研磨された端面の全体を光学顕微鏡により観察して、大きさ50μm超の凝集体及び大きさ25μm超の凝集体の数をカウントして評価した。評価結果では、大きさ25μm超の凝集体がなかったものを「優」、大きさ50μm超の凝集体がなかったものを「良」、大きさ50μm超の凝集体が1つでもあるものを「不可」とした。これらの評価結果を表2に示す。表2には、各例について、大きさ50μm超の凝集体の発生確率及び大きさ25μm超の凝集体の発生確率をあわせて示す。これら凝集体の発生確率は、当該大きさを超える凝集体が観察されたMTフェルールの個数の評価総数1008個に対する割合を百分率で表したものである。
Figure 0007178456000002
Figure 0007178456000003
上記粗粒子についての評価結果より、充填剤の最大粒子径D100を所定の範囲に制御することにより、所定の大きさを超える粗粒子の混入を防止することができることが確認された。また、上記凝集体についての評価結果により、充填剤の累積10%粒子径D10を所定の範囲に制御することにより、所定の大きさを超える凝集体の発生を防止することができることが確認された。また、これらの評価結果を総合することにより、充填剤の最大粒子径D100及び累積10%粒子径D10をそれぞれ所定の範囲に制御することにより、所定の大きさを超える粗粒子の混入及び所定の大きさを超える凝集体の発生を防止することができることが確認された。
10…フェルール
12…光ファイバ挿入穴
14…光ファイバ心線
16…光ファイバ
18…端面
20…ガイドピン挿入穴
22…ガイドピン

Claims (10)

  1. 光ファイバが挿入される光ファイバ挿入穴が形成されたフェルールであって、
    熱可塑性樹脂と、少なくともシリカ粒子及び炭素粒子を含む充填剤とを含有する樹脂組成物からなり、
    前記充填剤に起因する大きさ25μm超の粗粒子及び前記充填剤に起因する大きさ25μm超の凝集体の少なくとも一方を含まず、
    前記熱可塑性樹脂はポリフェニレンサルファイド樹脂であり、
    前記シリカ粒子の累積10%粒子径D 10 は、1μm以上であり、
    前記炭素粒子の累積10%粒子径D 10 は、1μm以上であ
    ことを特徴とするフェルール。
  2. 前記シリカ粒子の最大粒子径D100は、25μm以下である
    ことを特徴とする請求項1に記載のフェルール。
  3. 前記炭素粒子の最大粒子径D100は、25μm以下である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフェルール。
  4. 前記樹脂組成物は、100質量部の前記熱可塑性樹脂に対して、150質量部以上400質量部以下の前記シリカ粒子及び0.5質量部以上4質量部以下の前記炭素粒子を含有する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のフェルール。
  5. 前記樹脂組成物は、100質量部の前記熱可塑性樹脂に対して、150質量部以上300質量部以下の前記シリカ粒子及び0.5質量部以上1.5質量部以下の前記炭素粒子を含有する
    ことを特徴とする請求項に記載のフェルール。
  6. 前記炭素粒子は、カーボンブラックである
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のフェルール。
  7. 前記シリカ粒子は、球形又は不定形である
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のフェルール。
  8. 前記充填剤に含まれる前記シリカ粒子及び前記炭素粒子は、シランカップリング剤により表面処理が施されている
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のフェルール。
  9. 前記充填剤は、ウィスカー状炭酸カルシウムの粒子を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のフェルール。
  10. 光ファイバが挿入される光ファイバ挿入穴が形成されたフェルールの製造方法であって、
    少なくともシリカ粒子及び炭素粒子を含む充填剤の粒子径を、前記充填剤を予め解砕する処理を行うことで、前記シリカ粒子の累積10%粒子径D 10 が1μm以上、前記炭素粒子の累積10%粒子径D 10 が1μm以上となるように制御し、
    ポリフェニレンサルファイド樹脂である熱可塑性樹脂と、前記充填剤とを含有する樹脂組成物を調製し、
    前記樹脂組成物を成形して、前記樹脂組成物からなり、前記充填剤に起因する大きさ25μm超の粗粒子及び前記充填剤に起因する大きさ25μm超の凝集体の少なくとも一方を含まないフェルールを製造する
    ことを特徴とする製造方法。
JP2021101223A 2021-06-17 2021-06-17 フェルール及びフェルールの製造方法 Active JP7178456B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021101223A JP7178456B1 (ja) 2021-06-17 2021-06-17 フェルール及びフェルールの製造方法
PCT/JP2022/023320 WO2022264920A1 (ja) 2021-06-17 2022-06-09 フェルール及びフェルールの製造方法
US18/538,134 US20240231012A9 (en) 2021-06-17 2023-12-13 Ferrule and method for manufacturing ferrule

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021101223A JP7178456B1 (ja) 2021-06-17 2021-06-17 フェルール及びフェルールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7178456B1 true JP7178456B1 (ja) 2022-11-25
JP2023000418A JP2023000418A (ja) 2023-01-04

Family

ID=84191657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021101223A Active JP7178456B1 (ja) 2021-06-17 2021-06-17 フェルール及びフェルールの製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20240231012A9 (ja)
JP (1) JP7178456B1 (ja)
WO (1) WO2022264920A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001021762A (ja) 1999-07-07 2001-01-26 Nippon Petrochem Co Ltd 光ファイバフェルールの製造方法
US20040007690A1 (en) 2002-07-12 2004-01-15 Cabot Microelectronics Corp. Methods for polishing fiber optic connectors
JP2012198537A (ja) 2011-03-10 2012-10-18 Ntn Corp 光コネクタ部材およびその製造方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06299072A (ja) * 1993-04-14 1994-10-25 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバ用コネクタフェルール
JP3354253B2 (ja) * 1993-12-27 2002-12-09 古河電気工業株式会社 光ファイバ用フェルール並びにこれを用いたコネクタ及び光スイッチ
JP3286724B2 (ja) * 1994-08-23 2002-05-27 ポリプラスチックス株式会社 射出成形品
US6481900B1 (en) * 2001-06-15 2002-11-19 The Furukawa Electric Co., Ltd. Optical ferrule

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001021762A (ja) 1999-07-07 2001-01-26 Nippon Petrochem Co Ltd 光ファイバフェルールの製造方法
US20040007690A1 (en) 2002-07-12 2004-01-15 Cabot Microelectronics Corp. Methods for polishing fiber optic connectors
JP2012198537A (ja) 2011-03-10 2012-10-18 Ntn Corp 光コネクタ部材およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023000418A (ja) 2023-01-04
US20240134130A1 (en) 2024-04-25
US20240231012A9 (en) 2024-07-11
WO2022264920A1 (ja) 2022-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP4011979A1 (en) Resin composition for optical communication component and optical communication component using same
US6478476B1 (en) Part for positioning optical fiber
EP1134602B1 (en) Optical fiber positioning member
JP7178456B1 (ja) フェルール及びフェルールの製造方法
WO2024067022A1 (zh) 一种液晶聚合物组合物及其制备方法和应用
JP2003003074A (ja) シリカ含有樹脂組成物およびその精密成形体
JPH06299072A (ja) 光ファイバ用コネクタフェルール
WO2021192419A1 (ja) 光コネクタ部品、光通信部品用樹脂組成物及び光通信部品
US6347890B2 (en) Optical ferrule
JP2003292734A (ja) エポキシ樹脂組成物及びそれを用いた光学部品
JPH10186175A (ja) 光コネクタフェルールおよびその成形用樹脂組成物
JP3354253B2 (ja) 光ファイバ用フェルール並びにこれを用いたコネクタ及び光スイッチ
WO2023234107A1 (ja) 射出成形用樹脂組成物、射出成形品、射出成形品の製造方法および射出成形品の解析方法
CN116601222B (zh) 聚芳硫醚树脂组合物、成型品、及光学套管
JPH06300940A (ja) 光ファイバコネクタ用フェルールの製造方法
WO2023145516A1 (ja) 平面状コネクター用液晶性樹脂組成物及びそれを用いた平面状コネクター
JP3546936B2 (ja) 光ファイバーコネクター用エポキシ樹脂組成物及び光ファイバーコネクター
CN104693740A (zh) 一种改性pc/pet合金及其制备方法
CN110628210A (zh) 一种透明抗静电尼龙材料及其制备方法
JP2004029790A (ja) 多心光コネクタフェルール成形用樹脂組成物
KR20070117427A (ko) 성형용 수지 재료 및 성형품
JPH11125734A (ja) 光コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220225

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20220225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220705

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220901

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221114

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7178456

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151