以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例について本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳しく説明する。
しかし、本発明は様々な形態で具現でき、ここで説明する実施例に限られない。そして、図面において、本発明を明確に説明するために、説明上不要な部分は省略し、明細書全体を通して類似する部分については類似する図面符号を用いる。
本明細書において、同じ構成要素についての重複する説明は省略する。
また明細書において、ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いたり「接続されて」いると言及された時には、その他の構成要素に直接連結されていたり又は接続されていることもできるが、中間に他の構成要素が存在することもできることで理解すべきである。一方、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いたり「直接接続されて」いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないことで理解すべきである。
また本明細書において用いた用語はただ特定の実施例を説明するために用いられたもので、本発明を限定する意図はない。
また本明細書において、単数の表現は文脈上明白に違うように意味しない限り、複数の表現を含む。
また本明細書において、「含む」又は「有する」などの用語は実施された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定するためであり、一つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれらを組み合わせたものなどの存在又は付加可能性を予め排除しないことに理解すべできある。
また本明細書において、'及び/又は'という用語は、記載された複数の項目の組み合わせ又は記載された複数の項目のうちのいずれかを含む。本明細書において、'A又はB'は'A'、'B'又は'AとB'を含む。
図1は本発明の一実施例による衣類処理装置1を示す斜視図であり、図2は衣類処理装置1を上方から見た図である。図3は本発明の一実施例による衣類処理装置1の洗剤供給装置100を示す平面図である。
図1乃至図3を参考すると、本発明の一実施例による衣類処理装置1は、前方に開口部15を備えるハウジング10、ハウジング10内に設けられるタブ20、タブ20内に回転自在に設けられるドラム30、及び開口部15内に設けられる洗剤供給装置100を含む。
衣類処理装置1は、洗濯槽内へ布が挿入されて洗濯、すすぎ、脱水などを行う洗濯機又は湿布が挿入されて乾燥を行う乾燥機などを含む。
衣類処理装置1はトップロード方式とフロントロード方式に区分される。図1にはフロントロード方式の衣類処理装置1を示しているが、これは説明の便宜のためのものであり、本発明はフロントロード方式の洗濯機に限定されず、トップロード方式の洗濯機にも適用できる。
図1に示すように、衣類処理装置1は外観を形成するハウジング10を含む。ハウジング10にはユーザから各種制御命令が入力され、作動状態に関する情報を表示するディスプレイ部を有する操作部が設けられる。
ハウジング10の前面部にはドア40が設けられる。ドア40はハウジング10に回転自在に設けられ、洗濯物がドラム30内に出入することを取り締まる。
ハウジング10は衣類処理装置1の外観を形成するものであり、ハウジング10内には衣類処理装置1を構成する各種構成品が収容される空間が形成される。ハウジング10内にはドア40から投入された洗濯物を収容するドラム30が設けられる。
具体的には、ハウジング10内には、洗濯水を入れるタブ20と、タブ20内で回転自在に設けられて洗濯物を収容するドラム30とを備える。ドラム30の一側には回転によって発生した偏心を補償するためのバランサーを設けられる。
操作部は、衣類処理装置1の運転状態を操作するための各種キーと、衣類処理装置1の運転状態を表示するためのディスプレイとを有する。ドア40はハウジング10又はドラム30の内部を肉眼で確認するために強化ガラスなどの透明部材からなる。
本発明の一実施例において、衣類処理装置1は前方に開口部15が備えられ、ハウジング10内において開口部15の後方には洗剤供給装置100が備えられる。
開口部15の位置及び形状は様々である。図1にはハウジング10の前面部において前方に開放した開口部15が示されており、開口部15はハウジング10の前面において角部領域、例えば、前面上端部の一側に操作部と左右側方向に並設される。
洗剤供給装置100はハウジング10内においてハウジング10の上部の一側に設けられる開口部15の後方に位置する。洗剤供給装置100は洗剤を貯蔵する洗剤貯蔵ユニット300、洗剤貯蔵ユニット300の上部に位置して洗剤貯蔵ユニット300に水を供給するディスペンサーユニット200、及びハウジング10内に引き込まれた洗剤貯蔵ユニット300が収容される供給ケース400を含む。図3は洗剤供給装置100の平面図である。
洗剤供給装置100は洗剤貯蔵ユニット300に貯蔵される洗剤を洗濯段階でドラム30内に自動に供給する役割をする。洗剤は洗濯物の洗濯効果を向上させる物質を意味し、粉状又は液状の繊維洗剤及び液状の繊維柔軟剤を含む。
図4には洗剤供給装置100を分解して示している。洗剤供給装置100は図4に示すように、上方からディスペンサーユニット200、洗剤貯蔵ユニット300及び供給ケース400を含む。
ディスペンサーユニット200は外部から水が供給され、供給された水を再び洗剤貯蔵ユニット300又は供給ケース400内に供給する。洗剤貯蔵ユニット300の内部には洗濯過程などで使用される洗剤が貯蔵され、供給ケース400には洗剤貯蔵ユニット300が収容され、ディスペンサーユニット200から排出される水や洗剤貯蔵ユニット300に貯蔵された洗剤の少なくとも一部が伝達されてタブ20などに供給される。
洗剤貯蔵ユニット300には洗剤が貯蔵され、前後方向に沿って開口部15を介してハウジング10内に引き込まれるか、又はハウジング10内から引き出される。洗剤貯蔵ユニット300は前方の取っ手部305、貯蔵フレーム390及び貯蔵フレーム390に載置される洗剤貯蔵部310と洗剤コップ700を含む。
本発明において前方及び後方は、ハウジング10における開口部15の位置を基準として定義される。例えば、ハウジング10内において開口部15に向かう方向を前方、逆方向を後方と定義する。
言い換えれば、ハウジング10内において、開口部15を介してハウジング10の外部に向かう方向を前方、開口部15からハウジング10内に向かう方向を後方と定義する。
即ち、本発明では、ハウジング10において、ドア40と開口部15が互いに異なる面に設けられても、開口部15を中心として前方及び後方が定義される。
図4には洗剤貯蔵ユニット300が完全に引き出された状態でハウジング10の開口部15を外部から見たことが示されている。開口部15を介したハウジング10内にはディスペンサーユニット200及び供給ケース400が設けられ、洗剤貯蔵ユニット300は開口部15を介してハウジング10内に引き込まれたり引き出されたりする。
図5には開口部15から引き出された洗剤貯蔵ユニット300をハウジング10の外部から見たことが示されている。図5の洗剤貯蔵ユニット300は、後述するように、設計的に所定の設定引き出し距離だけ引き出された状態に該当する。
図1及び図2に示すように、洗剤貯蔵ユニット300が開口部15を介してハウジング10内に引き込まれた状態で、ユーザが洗剤貯蔵ユニット300の前方に設けられ、ハウジング10の外部に露出する取っ手部305を把持して引っ張ると、開口部15に引き込まれた状態の洗剤貯蔵ユニット300はディスペンサーユニット200及び供給ケース400と積層された状態から前方に移動してハウジング10の外部に引き出されて露出する。同様に、ユーザが取っ手部305を後側に押すと、洗剤貯蔵ユニット300はスライドしながら開口部15内に挿入される。
図7には洗剤貯蔵ユニット300を上方から見たことが示されており、図8には図7の洗剤貯蔵ユニット300が分解されて示されている。
図7及び図8を参考すると、本発明の一実施例において、洗剤貯蔵ユニット300は貯蔵フレーム390、洗剤貯蔵部310、洗剤収容部340及び洗剤コップ700を含む。
貯蔵フレーム390は洗剤貯蔵部310や洗剤コップ700などが設けられた状態で開口部15を介してハウジング10内に引き込まれたり引き出されたりする。貯蔵フレーム390は前後方向に延びる長さを有し、ユーザが洗剤貯蔵部310と洗剤コップ700などを容易に設けるように、図8のように上面が開放した形態を有する。
貯蔵フレーム390が開口部15を介してハウジング10内に引き込まれたり引き出されたりする移動方式は様々である。例えば、後述するように、供給ケース400には貯蔵フレーム390がスライドされるスライドレール404が設けられ、貯蔵フレーム390はスライドレール404上に支持されてユーザによってスライドされながら引き込まれたり引き出されたりする。
また貯蔵フレーム390の前方には取っ手部305が設けられる。取っ手部305は前方から見た断面が貯蔵フレーム390よりも大きく設けられて、開口部15を遮蔽して外部に露出されないことができる。
洗剤貯蔵部310は内部に洗剤が貯蔵される貯蔵空間が形成される。洗剤貯蔵部310は貯蔵フレーム390から離脱可能に設けられ、ユーザは必要によって洗剤貯蔵部310を分離して洗浄するか或いは交換することができる。
洗剤貯蔵部310は貯蔵フレーム390の開放した上面を介して貯蔵フレーム390上に設けられ、必要によって複数個が設けられる。図7及び図8には本発明の一実施例によって2つの洗剤貯蔵部310が備えられ、貯蔵フレーム390上に設けられたことが示されている。
なお、貯蔵フレーム390には洗剤が収容される洗剤収容部340が備えられる。洗剤収容部340は貯蔵フレーム390の一部として設けられる。例えば、図8に示すように、洗剤収容部340は貯蔵フレーム390の底面から突出する洗剤収容壁640によって洗剤が収容される空間を有する。
洗剤収容部340には洗剤貯蔵部310とは別途に洗剤が収容されるが、本発明では説明の便宜のために、洗剤貯蔵部310に貯蔵される洗剤を第1洗剤とし、洗剤収容部340に貯蔵される洗剤を第2洗剤とし、また後述する洗剤コップ700に収容される洗剤を第3洗剤として区分している。
第1洗剤、第2洗剤及び第3洗剤は貯蔵される対象によって区分しただけであり、その特性が必ず異なることではない。但し、本発明では洗剤を貯蔵する複数の領域を有することにより、ユーザは様々な洗剤を用いることができる。
洗剤収容部340は上面が開放されて内部に洗剤が流入される。ユーザは洗剤貯蔵ユニット300をハウジング10から引き出した状態、例えば、図6に示すように洗剤貯蔵ユニット300が設定引き出し距離だけ引き出された状態で洗剤収容部340の開放した上面から洗剤を投入することができる。
なお、洗剤コップ700は貯蔵フレーム390に分離自在に設けられる。図7には貯蔵フレーム390に結合された洗剤コップ700が示されており、図8には貯蔵フレーム390から分離された洗剤コップ700が示されている。
洗剤コップ700は上面が開放されて洗剤が投入される。洗剤コップ700に投入される洗剤は区分のために第3洗剤と定義し、ユーザは必要によって洗剤貯蔵部310、洗剤収容部340及び洗剤コップ700のそれぞれに同一又は互いに異なる洗剤を投入することができる。
例えば、洗剤貯蔵部310には液状の洗剤を投入し、洗剤収容部340には粉状の洗剤を投入し、洗剤コップ700には洗剤の一種として繊維柔軟剤を投入して利用することができる。
但し、上記のように第1洗剤、第2洗剤及び第3洗剤が全部異なる性格の洗剤である必要はない。よって、ユーザは第1、第2、第3洗剤として同じものを利用してもよく、洗剤貯蔵部310、洗剤収容部340及び洗剤コップ700のうち、いずれか一ヶ所に洗剤を貯蔵してもよい。
洗剤コップ700は洗剤収容部340と隣接して位置する。上面が開放した洗剤収容部340と洗剤コップ700が隣接して位置することにより、ユーザは不要に離隔した洗剤収容空間を利用せず、洗剤収容部340と洗剤コップ700を便利に区分して活用することができる。
また図6に示すように、洗剤貯蔵ユニット300を完全に引き出さなくても、洗剤収容部340と隣接する洗剤コップ700を洗剤収容部340と共にハウジング10の外部に容易に露出することができ、ユーザが洗剤を便利に投入できるので、有利である。
一方、本発明の一実施例において、洗剤収容部340及び洗剤コップ700は洗剤貯蔵部310によって取り囲まれている。これにより、互いに異なる3つの洗剤収容空間を用いながら、空間の活用性を最適化することができる。
具体的には、洗剤貯蔵部310は洗剤の貯蔵空間が最も広く形成されており、洗剤貯蔵部310の第1洗剤と区分される第2洗剤及び第3洗剤を利用するために洗剤収容部340及び洗剤コップ700が備えられても、貯蔵フレーム390内において広い空間を確保できるように洗剤収容部340と洗剤コップ700を取り囲む形状を有する。
これにより、洗剤収容部340及び洗剤コップ700は洗剤貯蔵部310の中央側に配置されて洗剤貯蔵部310によって取り囲まれ、洗剤貯蔵部310は洗剤収容部340及び洗剤コップ700が備えられた状況でも貯蔵フレーム390から分離可能であり、かつ最も広い空間を確保できる構造である。
例えば、洗剤収容部340及び洗剤コップ700が貯蔵フレーム390の後端部399に設けられる場合、ユーザは洗剤貯蔵ユニット300の洗剤収容部340及び洗剤コップ700に第2洗剤及び第3洗剤を投入するためには、洗剤貯蔵ユニット300をハウジング10の外部に完全に引き出す必要があるので、使用上不便である。
また洗剤収容部340及び洗剤コップ700が貯蔵フレーム390の前端部398に設けられる場合は、ユーザがハウジング10から洗剤貯蔵ユニット300の一部のみを引き出して利用することができるが、このとき、洗剤貯蔵部310がハウジング10内に引き込まれた長さが長くなって洗剤貯蔵部310の分離が不便になる。
したがって、本発明の一実施例では、洗剤貯蔵部310がほぼ貯蔵フレーム390の長さ方向に沿って延びた形態を有することにより、洗剤収容部340及び洗剤コップ700が洗剤貯蔵部310の中央に配置されて、ユーザが洗剤貯蔵ユニット300の一部のみを引き出しても洗剤収容部340及び洗剤コップ700がハウジング10の外部に露出されると同時に、洗剤貯蔵部310の分離及び利用を便利になる。
一方、図7及び図8に示すように、貯蔵フレーム390は後端部399の幅W3が前端部398の幅W2よりも狭く形成され、前端部398と後端部399の間の中央部に洗剤収容部340が位置する。
具体的には、貯蔵フレーム390は長さ方向に沿って前端部398から後端部399に向かいながら少なくとも一部で幅が減少する形状を有する。図7には本発明の一実施例によって後端部399と前端部398の間で幅が減少する幅変化部が形成されたことが示されている。
本発明の一実施例では、後端部399の幅W3が前端部398の幅よりも狭く形成されることにより、後端部399と供給ケース400の側壁410の間に空間が形成され、この空間は後述する後方シャワー部267から水が供給されるなど様々に活用することができる。
貯蔵フレーム390は前端部398と後端部399の間に洗剤収容部340が位置する。即ち、貯蔵フレーム390は中央部に洗剤収容部340が位置する。洗剤収容部340より前方に位置する前端部398の幅W2が洗剤収容部340より後方に位置する後端部399の幅W3よりも広く形成される。
なお、本発明の一実施例において、貯蔵フレーム390の後端部399の幅W3はハウジング10の開口部15の幅W1よりも狭く形成され、貯蔵フレーム390の前端部398の幅W2は開口部15の幅W1に対応して設けられる。
即ち、図5に示された開口部15の幅W1は、図7に示された貯蔵フレーム390の後端部399の幅W3よりも広く、前端部398の幅W2に対応する。例えば、貯蔵フレーム390の前端部398の幅W2は開口部15の幅W1と同一である。
これにより、ユーザはハウジング10から完全に分離された洗剤貯蔵ユニット300を開口部15内に挿入するとき、洗剤貯蔵ユニット300と開口部15の間に余裕空間が確保されて便宜性が向上し、ハウジング10内への引き込みが終了した洗剤貯蔵ユニット300は、構造的に安定して開口部15内に固定される。
具体的には、洗剤貯蔵ユニット300が開口部15内に挿入される場合、貯蔵フレーム390の後端部399が開口部15に向かって開口部15側に移動するが、貯蔵フレーム390の後端部399の幅W3が開口部15の幅W1よりも狭く形成されることにより、貯蔵フレーム390と開口部15の間に余裕空間が確保されて、ユーザは容易に貯蔵フレーム390の後端部399を開口部15内に挿入することができる。
また貯蔵フレーム390の後端部399が開口部15内に挿入された状態で貯蔵フレーム390の引き込みが行われると、結局、開口部15側には貯蔵フレーム390の前端部398が位置するが、貯蔵フレーム390の前端部398が開口部15に対応、例えば、同じ幅を有することにより、結合の安定性が向上する。
なお、図7及び図8に示すように、本発明の一実施例において、貯蔵フレーム390の両側にはそれぞれ洗剤貯蔵ユニット300の前後方向に延びるフレーム側壁630が設けられる。
またフレーム側壁630は、上方に突出する係止突出部320及び上方に突出して係止突出部320よりも前方に位置する垂れ防止突出部520を含む。
具体的には、フレーム側壁630は貯蔵フレーム390の両側方向に位置する。本発明において、両側方向は前後方向を定義するハウジング10により定義され、両側方向の定義はディスペンサーユニット200、洗剤貯蔵ユニット300及び供給ケース400などにも共有される。
例えば、両側方向はハウジング10の側面を基準として定義でき、前後方向と同一平面上で前後方向を横切る方向、例えば、垂直方向である。
上下方向はハウジング10の底面と上面を基準として定義でき、地面から垂直する方向である。例えば、本発明の一実施例において、ディスペンサーユニット200、洗剤貯蔵ユニット300及び供給ケース400の底部401は上下方向に積層された構造を有する。
本発明において、洗剤貯蔵ユニット300の前後方向はディスペンサーユニット200及び供給ケース400の前後方向と同一であり、洗剤貯蔵ユニット300の側方向はディスペンサーユニット200及び供給ケース400の側方向と同一であり、洗剤貯蔵ユニット300の上下方向はディスペンサーユニット200及び供給ケース400の上下方向と同一に定義される。
なお、フレーム側壁630は洗剤貯蔵ユニット300の前後方向に延びる。即ち、フレーム側壁630は貯蔵フレーム390の両側において前後方向に延びることにより貯蔵フレーム390の内部を側方向に遮蔽する。
フレーム側壁630には係止突出部320及び垂れ防止突出部520が含まれる。係止突出部320と垂れ防止突出部520は前後方向に互いに離隔し、垂れ防止突出部520は係止突出部320の前方に位置する。
係止突出部320及び垂れ防止突出部520は上方に突出する。上方に突出する係止突出部320及び垂れ防止突出部520は、ハウジング10内の他の構成との関係において接触又は加圧関係を有し、様々に活用できる。
例えば、係止突出部320は貯蔵フレーム390の引き込み及び引き出し過程においてユーザに抵抗感覚やダンピング(damping)間隔を提供するように設けられ、垂れ防止突出部520は貯蔵フレーム390の引き込み及び引き出し過程において貯蔵フレーム390が自重などにより下方に垂れることを抑制するように設けられる。
一方、図9には本発明の一実施例によって固定ユニットに設けられた係止弾性部220と係止突出部320が示されており、図10には固定ユニットに設けられる垂れ防止弾性部510が概略的に示されており、図11には固定ユニットに設けられる垂れ防止弾性部510と垂れ防止突出部520が示されている。
図9乃至図11を参考すると、さらに本発明の一実施例では、ハウジング10内に備えられ、洗剤貯蔵ユニット300の上に位置する固定ユニットを含み、固定ユニットは垂れ防止弾性部510及び係止弾性部220を含む。
垂れ防止弾性部510は固定ユニットの前端部に設けられ、下方に突出して少なくとも一部が垂れ防止突出部520と前後方向に沿って重畳する。また係止弾性部220は垂れ防止弾性部510よりも後方に位置し、下方に突出して少なくとも一部が係止突出部320と前後方向に沿って重畳する。
具体的には、固定ユニットはハウジング10内に備えられ、洗剤貯蔵ユニット300の上に位置して洗剤貯蔵ユニット300の上面に対向して設けられる。
本発明の一実施例において、固定ユニットは洗剤貯蔵ユニット300上に位置して洗剤貯蔵ユニット300に水を供給するディスペンサーユニット200であるが、必ずこれに限定されるのではない。
固定ユニット、例えば、ディスペンサーユニット200は、洗剤貯蔵ユニット300とは異なって、ハウジング10内に設けられた状態で開口部15を介して引き込まれたり引き出されたりせず、特定の位置に固定した状態で備えられる。
係止突出部320は貯蔵フレーム390のフレーム側壁630において固定ユニット、例えば、ディスペンサーユニット200に対向する上面に設けられる。図7及び図8には洗剤貯蔵ユニット300において係止突出部320の位置が概略的に示されており、図9には係止弾性部220に接する係止突出部320が示されている。係止突出部320の突出形状は様々である。
係止弾性部220は固定ユニットに設けられる。係止弾性部220は固定ユニットから洗剤貯蔵ユニット300に向かって下方に突出して形成される。図4には固定ユニットとしてディスペンサーユニット200が設けられ、ディスペンサーユニット200に設けられる係止弾性部220が概略的に示されており、図9には係止突出部320に接した係止弾性部220が示されている。
係止弾性部220は少なくとも一部が係止突出部320と前後方向に沿って重畳するように設けられる。即ち、係止弾性部220は前後方向に沿って係止突出部320と並んで設けられ、これにより洗剤貯蔵ユニット300の引き込み又は引き出し過程において係止弾性部220は少なくとも一部が係止突出部320により加圧及び弾性変形される。
係止弾性部220の突出形状は必要に応じて様々である。例えば、係止突出部320及び係止弾性部220は前方及び後方でなだらかな傾斜を有するように中央が突出する形状を有する。
係止弾性部220は弾性を有し、変形及び復元が可能な素材からなり、係止突出部320より高い弾性を有する。係止弾性部220は固定ユニットの素材よりも高い弾性を有する。
図9は本発明の一実施例によって洗剤貯蔵ユニット300が開口部15に引き込まれた状態での係止弾性部220と係止突出部320を示す。図9を参考すると、係止弾性部220は少なくとも一部、例えば、下方に突出する端部を含む一部が前後方向又は洗剤貯蔵ユニット300の引き込み方向に沿って係止突出部320と重畳するように配置される。
洗剤貯蔵ユニット300は引き込み過程において係止突出部320が係止弾性部220よりも前方に位置した状態で係止弾性部220に向かって後方に移動し、係止弾性部220を通過しながら後方に移動する。
即ち、引き込み過程において、係止弾性部220は係止突出部320と上下方向に重畳して位置し、係止突出部320により加圧及び変形されることができる。係止突出部320により加圧された係止弾性部220は突出高さが低くなるように変形され、それによって係止突出部320は係止弾性部220を経て後方に移動することができる。
洗剤貯蔵ユニット300が開口部15に完全に引き込まれた状態になると、図9に示すように、係止突出部320は係止弾性部220を経て係止弾性部220の後方に位置する。係止突出部320によって変形された係止弾性部220は係止突出部320を通過した後、弾性復元される。
ユーザは取っ手部305を用いて開口部15から洗剤貯蔵ユニット300を引き出し、洗剤貯蔵ユニット300に洗剤を投入する。洗剤が貯蔵された洗剤貯蔵ユニット300は再び開口部15にスライドして引き込まれ、その時、ユーザは係止突出部320と係止弾性部220の間の接触関係によって洗剤貯蔵ユニット300の引き込み状況を認知することができる。
例えば、ユーザは取っ手部305を把持し、洗剤貯蔵ユニット300を後方に押し込む過程で、係止突出部320と係止弾性部220の接触による抵抗感などを認知し、ユーザに所定の圧力が伝達される。また係止突出部320が係止弾性部220を通過後、ユーザに伝達される力が減少し、ユーザは洗剤貯蔵ユニット300が完全に引き込まれたことを確認できる。
また係止弾性部220の復元力が係止突出部320に伝達されることにより、係止突出部320が係止弾性部220を通過するように移動した洗剤貯蔵ユニット300が開口部15の端部まで引き込まれるように係止弾性部220が係止突出部320に移動力を提供することができる。
これによりユーザは一定の反力を感じ、洗剤貯蔵ユニット300の開口部15への引き込み中に反力がなくなり、却って引き込みを誘導する力が提供されて、洗剤貯蔵ユニット300の柔らかくて安定した引き込み感が感じられる。
一方、図9に示すように、係止弾性部220は固定ユニットに分離可能に結合される。係止弾性部220は固定ユニットとは別途に製造され、係止突出部320によって加圧されて変形及び復元される弾性体に該当する。
係止弾性部220は固定ユニットの素材よりも変形が容易であり、弾性力に優れたものが有利であり、本発明の一実施例では、かかる係止弾性部220を固定ユニット、例えば、ディスペンサーユニット200とは別途に製造することにより、強性の高い固定ユニットと異なる素材を用いて係止弾性部220を製造できるので有利である。
以下、説明の便宜のために、本発明の一実施例によってディスペンサーユニット200が固定ユニットに該当するとする。但し、これは説明の便宜のためのものであり、必ず固定ユニットがディスペンサーユニット200に限定されるのではない。
ディスペンサーユニット200の製造は熱処理過程を含み、この場合、ディスペンサーユニット200を形成する素材は、熱処理後に弾性が減少し、強性が増加する。ディスペンサーユニット200と共に係止弾性部220を成形する場合は、係止弾性部220も熱処理過程によって弾性が減少することができる。
即ち、本発明の一実施例では、ディスペンサーユニット200とは別途に係止弾性部220を製造してディスペンサーユニット200に分離自在に結合することにより、ディスペンサーユニット200の製造工程中の一連の成形過程による素材の特性変化を避けることができるので有利である。
なお、図9に示すように、本発明の一実施例による衣類処理装置1は、洗剤貯蔵ユニット300が開口部15に引き込まれた状態で、係止弾性部220の最大突出点が係止突出部320の最大突出点よりも前方に位置し、後方で係止突出部320を支持することができる。
係止弾性部220の最大突出点は上下方向を基準として係止弾性部220において固定ユニットから最も遠く突出した地点を意味し、係止突出部320の最大突出点は上下方向を基準として洗剤貯蔵ユニット300から最も遠く突出した地点を意味する。
係止突出部320は最大突出点の前方に傾斜した前方加圧部352が位置し、最大突出点の後方に平坦加圧部352が位置し、平坦加圧部352の後方に後方加圧部352が位置する。
洗剤貯蔵ユニット300の引き込み過程において、係止突出部320の後方加圧部352によって係止弾性部220が加圧され、その後、係止突出部320の平坦加圧部352に係止弾性部220の最大突出点が支持されながら変形状態を維持する。これにより、洗剤貯蔵ユニット300の引き込み過程において、係止弾性部220による反力が段階的に提供される。
係止突出部320の最大突出点が係止弾性部220の最大突出点を通過すると、係止突出部320の前方加圧部352が係止弾性部220を支持しながら係止弾性部220が徐々に復元される。
係止弾性部220は最大突出点の前方に前方傾斜部が位置し、最大突出点の後方に後方傾斜部が位置する。
前方傾斜部は係止弾性部220の前端部から後方に延び、前端部から遠くなるほど洗剤貯蔵ユニット300に近づく。即ち、前方傾斜部は最大突出点に行くほど突出高さが増加するように傾いて形成される。
一方、後方傾斜部は前方傾斜部から後方に延び、前方傾斜部から遠くなるほど洗剤貯蔵ユニット300から遠くなる。即ち、後方傾斜部は最大突出点から後方に行くほど突出高さが減少するように傾いて形成される。
洗剤貯蔵ユニット300が開口部15に引き込まれる過程において、係止突出部320は前方傾斜を加圧して係止弾性部220を弾性変形させ、洗剤貯蔵ユニット300が開口部15に引き込まれた状態で、係止突出部320は後方傾斜部に接して支持される。
なお、前方傾斜部は後方傾斜部よりも長くてなだらかな傾斜面を有する。図15には前方傾斜部の長さL1が後方傾斜部の長さL2よりも長く形成されたことが示されている。
これにより洗剤貯蔵ユニット300の引き込み過程において、係止弾性部220は相対的に低い増加率の反力を係止突出部320に提供して引き込み過程を妨害しないことができ、洗剤貯蔵ユニット300の引き出し過程において、相対的に高い増加率の反力を提供して不要な洗剤貯蔵ユニット300の引き出しを防止することができる。
洗剤貯蔵ユニット300が開口部15に完全に引き込まれると、係止突出部320は係止弾性部220によって後方に加圧され、これにより洗剤貯蔵ユニット300の引き込み状態が安定して維持される。
また、ユーザが洗剤貯蔵ユニット300を引き出す場合は、洗剤貯蔵ユニット300の引き出しが開始されると同時に、直ちに係止弾性部220による反力を認知できるので、ユーザは洗剤貯蔵ユニット300の引き出し状況を効果的に認知して、不要な洗剤貯蔵ユニット300の引き出しを制限することができる。
図9を参考すると、本発明の一実施例において、ディスペンサーユニット200は洗剤貯蔵ユニット300の一面に向かって開放された貫通孔215を有し、係止弾性部220は中央部が貫通孔215を貫通して洗剤貯蔵ユニット300に向かって突出する。
貫通孔215の形状は様々であり、固定ユニットを貫通する。係止弾性部220は中央部が貫通孔215を貫通し、洗剤貯蔵ユニット300の一面に向かって突出する。係止弾性部220の最大突出点は中央部に位置する。
係止弾性部220がディスペンサーユニット200の下面から直接突出する場合よりも係止弾性部220がディスペンサーユニット200の貫通孔215を貫通するように突出する場合に、係止弾性部220の全体突出長さが増加し、弾性変形に有利である。
係止弾性部220は前端部及び後端部から延びる中央部が貫通孔215を貫通するように曲げられる。即ち、係止弾性部220はストラップ又は一字形態の部材が折り曲げ又は曲がって設けられる。
よって、係止弾性部220は係止突出部320との接触面の反対側に空いた空間を有することにより、係止突出部320の加圧によって容易に変形され、弾性復元されることができる。
なお、図9を参考すると、本発明の一実施例においてディスペンサーユニット200、即ち、固定ユニットは、貫通孔215の後方に締結溝が形成され、係止弾性部220は後端部が締結溝に重畳して位置する。
締結溝に挿入される締結部材235によって貫通してディスペンサーユニット200に結合される。但し、締結溝は貫通孔215の前方に位置し、係止弾性部220は前端部が締結溝と結合することもできる。
締結部材235は締結溝と重畳する係止弾性部220の端部を貫通し、締結溝に挿入されながら係止弾性部220とディスペンサーユニット200を結合させる。
締結部材235はボルトなどのような長さを有して締結溝に挿入され、締結溝に対する結合及び解除が容易である。また図9に示すように、本発明の一実施例はさらに締結部230及びキャップ部221を含む。
締結部230はディスペンサーユニット200に設けられ、締結部材235の挿入方向に沿って突出し、中央に締結溝が形成される。ディスペンサーユニット200から突出する締結部材235に締結溝が形成されることにより、締結部材235が挿入される締結溝の長さを容易に確保できる。
キャップ部221は係止弾性部220の後端部に設けられる。即ち、キャップ部221は係止弾性部220において締結溝に重畳する端部に設けられる。
キャップ部221は内部に空間が形成され、外周面が締結部230の外周面を取り囲むように配置される。即ち、締結部230はキャップ部221内に挿入されて結合される。
内部に締結部230が挿入されたキャップ部221は上面が締結部材235によって貫通される。したがって、キャップ部221はディスペンサーユニット200から突出する締結部230が内部に挿入され、締結部材235によって締結部230と結合することにより、締結部230との結合構造が安定して形成される。
一方、図9に示すように、係止弾性部220の前端部はスライド可能に設けられ、後端部にはキャップ部221が形成される。係止弾性部220の前端部が固定ユニット上でスライド可能に設けられると、中央部の弾性変形量が増加する。但し、係止弾性部220のキャップ部221が前端部に設けられた場合は、後端部がスライド可能に設けられることもできる。
係止弾性部220が係止突出部320によって加圧及び変形される場合、係止弾性部220のスライド可能な端部は係止弾性部220の中央から離れるようにスライドして係止弾性部220の突出高さ変化量を満たす。
係止弾性部220は後端部が固定し、前端部がスライド可能なスライド端部222を形成した場合、洗剤貯蔵ユニット300の引き込み過程よりも引き出し過程により大きい変形量を収容することができる。
即ち、係止弾性部220は洗剤貯蔵ユニット300の引き出し過程で係止突出部320にもっと大きい反力を提供でき、よって洗剤貯蔵ユニット300の引き込み過程で反力が減少して柔らかな引き込み感を提供することができる。
引き込まれた洗剤貯蔵ユニット300に対する固定力を増加させ、引き出し過程において係止突出部320による変形量をより許容できるので、引き出し時に大きな反力を提供し、洗剤貯蔵ユニット300の安定した引き込み状態を維持することができる。
なお、本発明の一実施例ではさらにガイド部238を含み、ガイド部238はディスペンサーユニット200に設けられ、係止弾性部220の前方のスライド端部222によって中央部が前後方向に貫通する。
ガイド部238は係止弾性部220のスライド端部222を取り囲みながら位置を固定する。本発明の一実施例ではガイド部238を用いて係止弾性部220の前端部がスライド領域から外れないようにして、構造的安定性を確保する。
一方、図10には本発明の一実施例によって洗剤貯蔵ユニット300の引き出し過程でディスペンサーユニット200の外部から見た垂れ防止弾性部510が示されており、図11には垂れ防止弾性部510と垂れ防止突出部520が拡大されて示されている。
参考として、図4にはディスペンサーユニット200の垂れ防止弾性部510が概略的に示されており、図7及び図8には垂れ防止突出部520が概略的に示されている。垂れ防止突出部520は後述するように、垂れ防止弾性部510から後方に設定引き出し距離だけ離隔することができる。
垂れ防止弾性部510はディスペンサーユニット200の前端部291に設けられる。また係止弾性部220のように洗剤貯蔵ユニット300の上面に向かって突出し、弾性変形及び復元される。垂れ防止突出部520は洗剤貯蔵ユニット300の上面に設けられ、固定ユニットに向かって突出する。
洗剤貯蔵ユニット300の引き出し過程において、前後方向を基準として洗剤貯蔵ユニット300の重心が開口部15の外側に位置する場合、洗剤貯蔵ユニット300は自重によって前端部が下方に傾く。
本発明の一実施例においては、垂れ防止弾性部510及び垂れ防止突出部520が設けられることにより、洗剤貯蔵ユニット300が設定引き出し距離だけ引き出された状態で垂れ防止突出部520が垂れ防止弾性部510を加圧して互いに密着し、洗剤貯蔵ユニット300の垂れを防止することができる。
即ち、垂れ防止弾性部510は上下方向に重畳した垂れ防止突出部520を加圧及び支持することにより、洗剤貯蔵ユニット300の垂れを防止する。設定引き出し距離とは、ユーザが洗剤貯蔵ユニット300を開口部15から完全に分離しなくても洗剤貯蔵ユニット300を便利に利用できるように設計的に予め設定した洗剤貯蔵ユニット300の引き出し距離を意味する。
垂れ防止弾性部510は固定ユニット、例えば、ディスペンサーユニット200の前端部291に位置して、引き出し状態の洗剤貯蔵ユニット300で垂れ防止突出部520と重畳し、弾性力の提供に有利である。
垂れ防止突出部520は洗剤貯蔵ユニット300の前端部から設定引き出し距離だけ離隔して設けられる。即ち、引き出し過程において垂れ防止突出部520が垂れ防止弾性部510と物理的に重畳する引き出し距離が、本発明の一実施例による設計的な設定引き出し距離に該当する。
図7には洗剤貯蔵ユニット300の前端部から垂れ防止突出部520までの離隔距離Pが表示されている。該当距離Pが本発明の一実施例による設定引き出し距離に該当する。
洗剤貯蔵ユニット300が開口部15から設定引き出し距離だけ引き出されると、垂れ防止突出部520は垂れ防止弾性部510の下方に位置して垂れ防止弾性部510によって加圧及び支持される。
ユーザは洗剤貯蔵ユニット300の引き出し過程において垂れ防止突出部520と垂れ防止弾性部510が重畳して発生する抵抗力又は反力を認知することにより、使用の適切性が考慮された設定引き出し距離を確認することができる。
本発明の一実施例において、垂れ防止突出部520は係止突出部320及び係止弾性部220よりも前方に位置する。ディスペンサーユニット200の前端部291に位置する垂れ防止弾性部510は係止弾性部220よりも前方に位置する。
垂れ防止突出部520は洗剤貯蔵ユニット300の引き込み及び引き出し過程において係止弾性部220よりも前方に位置する。これにより、垂れ防止突出部520が係止弾性部220と不要に接する状況を防止することができる。
なお、後述するように、洗剤貯蔵ユニット300の引き出し距離を設定引き出し距離に制限するために、係止突起353及びストッパー250が設けられる。係止突起353は洗剤貯蔵ユニット300から固定ユニット、例えば、ディスペンサーユニット200に向かって突出し、ストッパー250は固定ユニットに設けられて洗剤貯蔵ユニット300に向かって突出する。
洗剤貯蔵ユニット300の引き出し過程において、係止突起353がストッパー250によって移動が制限されると、洗剤貯蔵ユニット300の引き出しが制限され、係止突起353とストッパー250が接した状態で垂れ防止突出部520は垂れ防止弾性部510の下方に位置して加圧される。
再度図7及び図8を参考すると、本発明の一実施例において、貯蔵フレーム390の両側に設けられる垂れ防止突出部520の間の距離は、係止突出部320の間の距離よりも長く設けられる。
具体的には、本発明の一実施例において、貯蔵フレーム390は後端部399の幅W3が前端部398の幅W2より狭く形成され、フレーム側壁630も貯蔵フレーム390の幅変化に対応する。
一方、垂れ防止突出部520は係止突出部320の前方に位置し、これにより貯蔵フレーム390の両側に位置する一対の垂れ防止突出部520の間の距離は貯蔵フレーム390の前端部398の幅W1と同一に設けられる。
係止突出部320は垂れ防止突出部520の後方に位置し、一対の係止突出部320の間の距離は貯蔵フレーム390の後端部399の幅W3と同一に設けられる。
即ち、垂れ防止突出部520はフレーム側壁630上で貯蔵フレーム390の前端部398の幅W2と同じ幅を有するところに設けられ、係止突出部320は貯蔵フレーム390の後端部399の幅W3と同じ幅を有するところに設けられる。
結局、垂れ防止突出部520と係止突出部320は前後方向には互いに重畳せず、幅方向2には互いに離隔する。これにより、垂れ防止弾性部510及び係止弾性部220の幅も互いに異なり、洗剤貯蔵ユニット300の引き込み及び引き出し過程において係止突出部320が垂れ防止弾性部510と接する不要な状況を防止することができる。
一方、図8には洗剤コップ700が分離された貯蔵フレーム390の洗剤収容領域650が示されており、図12には洗剤コップ700が結合した貯蔵フレーム390の洗剤収容領域650が示されている。
図8及び図12を参考すると、本発明の一実施例において、貯蔵フレーム390には底面から上方に突出する洗剤収容壁640が設けられ、洗剤収容壁640によって取り囲まれる洗剤収容領域650が形成される。
また、洗剤収容領域650の一部空間には洗剤収容部340が形成され、残りの空間には洗剤コップ700が設けられる。
洗剤収容壁640は貯蔵フレーム390の底面から上方に突出し、貯蔵フレーム390の底面と一体に成形されるか又は別に製造されて底面に結合される。
洗剤収容壁640は上部から見たとき、リング状であり、内部に閉断面が定義される。リング状は例えば、円形状や多角形状であり、図12には本発明の一実施例によって四角形状の閉断面を形成する洗剤収容壁640が示されている。
貯蔵フレーム390内には洗剤収容壁640によって取り囲まれる洗剤収容領域650が形成される。即ち、貯蔵フレーム390の内部空間は、洗剤収容壁640内の洗剤収容領域650と洗剤収容壁640の外部空間とに区分される。
貯蔵フレーム390において、洗剤収容壁640の外部空間には洗剤貯蔵部310が挿設される。洗剤貯蔵部310は2つが備えられて前後方向に延び、側方向に隣接して配置され、貯蔵フレーム390は前後方向に延びて中央を横切りながら両側の洗剤貯蔵部310を固定する貯蔵部固定リブが設けられる。
洗剤収容領域650は上面が開放しており、洗剤収容壁640により外部と区画されるので、内部の洗剤などが洗剤収容壁640の外側に漏出しない。
図12に示したように、本発明の一実施例は、洗剤コップ700が洗剤収容領域650内に挿設される。これにより、洗剤収容領域650は一部の空間が洗剤収容部340を形成し、残りの空間に洗剤コップ700が配置される。
即ち、本発明の一実施例は、洗剤収容壁640により区画及び定義される洗剤収容領域650内に洗剤コップ700と洗剤収容部340が一緒に設けられ、洗剤収容部340は洗剤収容壁640によって洗剤の漏出が防止され、洗剤コップ700は自体の外壁によって洗剤収容部340と分離されるので、洗剤収容領域650を共有しながらも洗剤収容部340と洗剤の分離が可能である。
洗剤収容部340と洗剤コップ700にはそれぞれ洗剤が区分され、例えば、洗剤収容部340には第2洗剤が、洗剤コップ700には第3洗剤が貯蔵されるが、本発明の一実施例では密閉された洗剤収容領域650を形成する洗剤収容壁640によって洗剤収容部340と洗剤コップ700から洗剤が漏出することが防止される。
なお、洗剤コップ700の開放した上面から第3洗剤が漏出しても、洗剤収容壁640から漏出された第3洗剤が洗剤収容領域650から外れないので、洗剤貯蔵ユニット300の使用性と管理性に効果的である。
なお、本発明の一実施例において、洗剤収容壁640は洗剤コップ700の両側にそれぞれ位置する洗剤収容側壁643及び洗剤コップ700の前面から前方に離隔して配置され、洗剤収容側壁643に連結される洗剤収容前方壁641を含む。また洗剤収容部340は洗剤収容領域650において洗剤収容前方壁641と洗剤コップ700の間に設けられる。即ち、洗剤収容部340は洗剤コップ700の前方に位置する。
図8を参考すると、さらに貯蔵フレーム390は洗剤コップ700と洗剤収容部340の間に前方遮断部642を含む。前方遮断部642は洗剤貯蔵ユニット300の側方向に沿って延びて洗剤コップ700の前方移動を遮断する。
本発明の一実施例において、洗剤コップ700と洗剤収容部340は洗剤収容領域650を共有するが、洗剤収容領域650に前方遮断部642が設けられて洗剤収容領域650に設けられた洗剤コップ700が前方に移動して洗剤収容部340を侵犯することを防止することができる。
前方遮断部642は洗剤貯蔵ユニット300の側方向に沿って延びる。例えば、前方遮断部642は両端部が洗剤コップ700の両側に位置する一対の洗剤収容側壁643に連結される。
一方、図13は洗剤コップ700の斜視図であり、図14は洗剤収容領域650に洗剤コップ700が設けられた断面図である。参考として、図8には洗剤収容領域650に設けられる洗剤流出部648が示されている。
図13及び図14を参考にすると、本発明の一実施例において、洗剤コップ700は下部に第3洗剤が排出されるコップ排出部705が設けられ、洗剤収容領域650において洗剤収容壁640により取り囲まれる洗剤収容底面647には第2洗剤及び第3洗剤が流出する洗剤流出部648が設けられる。
洗剤流出部648はコップ排出部705の下側に位置し、前方遮断部642は洗剤収容底面647から上方に離隔して洗剤収容部340と洗剤流出部648が連通する。
具体的には、洗剤コップ700は下部にコップ排出部705が設けられる。洗剤コップ700内に貯蔵される洗剤、例えば、第3洗剤は、コップ排出部705を介して洗剤コップ700の外部に排出される。コップ排出部705は下方に開放する開口を有して洗剤コップ700の下方に洗剤を排出する。
洗剤収容領域650には洗剤流出部648が設けられる。洗剤流出部648は洗剤収容壁640によって取り囲まれた洗剤収容底面647に設けられ、下方に開放する開口を有して洗剤収容領域650内の洗剤を供給ケース400側に流出する。
洗剤流出部648は洗剤コップ700の下側に位置する。これにより、コップ排出部705を介して洗剤コップ700から洗剤収容領域650に排出する第3洗剤は洗剤流出部648を介して貯蔵フレーム390の外部、即ち、供給ケース400側に流出される。
なお、洗剤収容部340と洗剤コップ700の間を横切る前方遮断部642は洗剤収容底面647から上方に離隔する。即ち、洗剤収容部340は前方遮断部642を経て洗剤コップ700の下側に位置する洗剤流出部648に連通する。
これにより、洗剤収容部340に収容される第2洗剤は、洗剤コップ700の下側に位置する洗剤流出部648を介して供給ケース400側に流出される。
結局、本発明の一実施例は、洗剤収容壁640から洗剤が外部に漏出することが防止する洗剤収容領域650を形成し、洗剤収容領域650の一部は洗剤収容部340を形成し、その他には洗剤コップ700が設けられ、洗剤収容部340の第2洗剤と洗剤コップ700の第3洗剤が一緒に洗剤収容領域650に設けられる洗剤流出部648を介して供給ケース400側に流出される。
洗剤収容部340は洗剤収容底面647に形成される洗剤流出部648と連通することから、第2洗剤が洗剤収容部340に投入されると同時に、洗剤流出部648を介して流出されることができるので、第2洗剤は液状洗剤の代わりに、粉洗剤であり、洗剤コップ700の第3洗剤は液状洗剤、例えば、繊維柔軟剤である。供給ケース400側に流出した洗剤は、後述する供給ケース400の洗剤ドレン孔402を介してタブ20側に供給される。
なお、図13には洗剤コップ700に離脱防止突起710が設けられたことが示されており、図14には離脱防止突起710の上側に位置する係止棒350が示されている。
図13及び図14を参考すると、本発明の一実施例において、洗剤コップ700は貯蔵フレーム390の上面と並んだ方向に突出する離脱防止突起710を含み、さらに貯蔵フレーム39に設けられ、離脱防止突起710の上側に位置して離脱防止突起710及び洗剤コップ700の上方への離脱を制限する係止棒350を含む。
具体的には、離脱防止突起710は洗剤コップ700から貯蔵フレーム390の上面又は洗剤コップ700の上面と並んだ方向に突出する。例えば、離脱防止突起710は前後方向に突出するか又は前後方向に横切る方向に突出する。また離脱防止突起710は洗剤コップ700の側壁から突出する。
係止棒350は貯蔵フレーム390に設けられ、貯蔵フレーム390に結合された洗剤コップ700の離脱防止突起710の上側に位置する。係止棒350は係止突起353を含み、ハウジング10から引き出される洗剤貯蔵ユニット300の引き出し距離を設定引き出し距離によって制限する。係止棒350による洗剤貯蔵ユニット300の引き出し距離の制限については後述する。
洗剤コップ700は開放した上面を除いては内部が密閉されたコップ形態を有し、洗剤収容領域650などに載置されるが、係止棒350が離脱防止突起710の上側に位置することにより、洗剤コップ700が貯蔵フレーム390の開放した上面を介して貯蔵フレーム390から分離又は上方に離脱することが防止される。
洗剤コップ700が置かれた洗剤貯蔵ユニット300は使用環境においてユーザによりハウジング10の外部に完全に引き出し及び分離され、製造及び運送過程でも洗剤貯蔵ユニット300がハウジング10から分離されて別に取り扱われる。
このように洗剤貯蔵ユニット300が別に取り扱われる状況で、例えば、貯蔵フレーム390の開放した上面が地面側に向かう場合などには、洗剤コップ700が貯蔵フレーム390の開放した上面を介して貯蔵フレーム390から分離及び離脱する可能性がある。
本発明の一実施例では、このような洗剤コップ700の離脱を防止するために、洗剤コップ700に離脱防止突起710を設け、貯蔵フレーム390に係止棒350を設ける。
上述したように、離脱防止突起710は洗剤コップ700の側壁などから突出して設けられ、係止棒350は貯蔵フレーム390に備えられて離脱防止突起710の上方に位置する。
これにより、離脱防止突起710の上方に位置する係止棒350が洗剤コップ700の開放した上面を遮らないように位置して洗剤コップ700の使用性を確保でき、さらにユーザは離脱防止突起710が係止棒350の下方で移動するように調節しながら洗剤コップ700を分離することも可能である。
洗剤貯蔵ユニット300の取り扱い過程において、貯蔵フレーム390の開放した上面が地面に向かう場合にも、洗剤コップ700の離脱防止突起710は係止棒350によって貯蔵フレーム390の上面に移動することが制限され、これにより洗剤コップ700が貯蔵フレーム390から分離されることを抑制できる。
なお、図14を参考すると、本発明の一実施例において、係止棒350は洗剤収容壁640に設けられて離脱防止突起710の上方に位置する。洗剤コップ700は洗剤収容領域650に挿設されるので、離脱防止突起710も洗剤収容領域650内に位置し、これにより係止棒350は洗剤収容壁640から延びた形態であり、少なくとも一部が離脱防止突起710の上方に位置する。
再度図13を参考すると、洗剤コップ700は前端部701が後端部702より広い幅を有し、後端部702より洗剤貯蔵ユニット300の側方向に突出する広幅部703が形成される。また離脱防止突起710は広幅部703の後方壁において後方に突出する。
洗剤コップ700は幅の差が発生する地点を基準として、前方を前端部701と定義し、後方を後端部702と定義することができる。又は前端部701と同じ幅を有して後方に延びた部分と、後端部702と同じ幅を有して前方に延びた部分とが中央部で連結されると理解することもできる。
洗剤コップ700の広幅部703は側方向を基準として後端部702よりも側方向に突出した部分である。即ち、洗剤コップ700の前端部701は広幅部703を含む。洗剤コップ700から広幅部703を除去すると、洗剤コップ700は矩形断面を有する。
広幅部703において後方に向かう後方壁には離脱防止突起710が設けられる。即ち、離脱防止突起710は広幅部703の後方壁から後方に突出して設けられる。
また、係止棒350は洗剤コップ700の開放した上面を外れるように配置され、洗剤収容壁640から延びて離脱防止突起710の上方に位置する。これにより、洗剤コップ700は単純に貯蔵フレーム390の上方に移動する場合、例えば、貯蔵フレーム390の上面が地面に向かう場合に、離脱防止突起710が係止棒350に接して洗剤コップ700の離脱が制限される。
なお、図15には図14のように、貯蔵フレーム390に設けられた洗剤コップ700が貯蔵フレーム390から分離されることが示されている。図15に示すように、本発明の一実施例において、洗剤コップ700は前端部701が上方に移動することにより貯蔵フレーム390から分離が可能である。
具体的には、本発明の一実施例において、離脱防止突起710は洗剤コップ700から後方に突出するので、ユーザは洗剤コップ700の前端部701を上方に持ち上げることにより、貯蔵フレーム390から洗剤コップ700を分離できる。
また、離脱防止突起710が洗剤コップ700の最前方に位置する場合、離脱防止突起710が後方に突出しても離脱防止突起710によって洗剤コップ700の前端部701を持ち上げることが不可能であり、洗剤コップ700の分離が難しい。
なお、離脱防止突起710が洗剤コップ700の後面から後方に突出する場合には、洗剤コップ700全体が離脱防止突起710から前方側に位置して上方に持ち上げられるので、洗剤コップ700の離脱防止能力が大きく低下する。
本発明の一実施例は、洗剤コップ700の前端部701の幅を後端部702の幅よりも広く形成して広幅部703を設け、広幅部703の後方壁から後方に離脱防止突起710が突出することにより、洗剤コップ700から離脱防止突起710の前方部を持ち上げて任意に洗剤コップ700を分離できると同時に、広幅部703の後方壁は洗剤コップ700の前面及び後面の間に位置して洗剤コップ700が意図せずに貯蔵フレーム390から分離されることを防止する離脱防止能力を確保できる。
一方、図13乃至図15に示すように、本発明の一実施例において離脱防止突起710の上面712は広幅部703の後方壁から遠くなるほど下方に傾斜して設けられる。
上述したように、離脱防止突起710は洗剤コップ700から後方に突出して設けられることにより、洗剤コップ700の前端部701が上方に持ち上げられて洗剤コップ700が貯蔵フレーム390から分離される。
また本発明の一実施例は、離脱防止突起710から係止棒350に向かう上面712が広幅部703の後方壁から遠くなるほど下方に傾斜して設けられることにより、離脱防止突起710の前方側に該当する洗剤コップ700の前端部701が上方に持ち上げられることが許容される。
例えば、洗剤コップ700が全体として貯蔵フレーム390の上面に向かって移動する場合、離脱防止突起710の上面712が傾斜して設けられても係止棒350によって離脱防止突起710の上部移動が制限されるので、洗剤コップ700の離脱が防止される。
反面、ユーザが洗剤コップ700の前端部701を持ち上げる場合、図15に示すように、洗剤コップ700の後端部702が前方に移動しながら洗剤コップ700の前端部701が上方に移動しても、離脱防止突起710の上面712が下方に傾斜するので、係止棒350との距離を持続して確保でき、洗剤コップ700の回動及び分離が容易になる。
一方、図16は図12のC領域を拡大して示しており、洗剤収容領域650に設けられる後方離隔突出部646が示されている。
図16を参考すると、本発明の一実施例において、洗剤収容壁640は洗剤コップ700の後方に位置する洗剤収容後方壁645を含み、洗剤収容後方壁645は洗剤コップ700の後面に向かって突出して洗剤収容後方壁645と洗剤コップ700の後面の間を離隔させる後方離隔突出部646を含む。
後方離隔突出部646は洗剤収容後方壁645から前方に突出する。即ち、後方離隔突出部646は洗剤収容後方壁645から洗剤コップ700に向かって突出する。後方離隔突出部646によって洗剤コップ700は最小後方離隔突出部646の突出距離だけ洗剤収容後方壁645と離隔することができる。
洗剤コップ700は洗剤収容壁640によって取り囲まれた洗剤収容領域650に設けられ、上面が開放されるが、使用過程において洗剤が過度に投入されるか又はディスペンサーユニット200から水が供給される場合、洗剤コップ700の開放した上面から液体が漏出することができる。液体は水又は洗剤である。
洗剤コップ700と洗剤収容壁640が密着した場合には、洗剤コップ700の開放した上面から漏出した液体が洗剤コップ700から外れると同時に、洗剤収容壁640を超えて洗剤収容領域650の外部に侵犯する。
よって本発明の一実施例では、洗剤コップ700の後面に洗剤収容後方壁645の間に離隔距離が形成されるように後方離隔突出部646を設けることにより、洗剤コップ700から漏出した液体が洗剤コップ700と洗剤収容後方壁645の間に流入して洗剤収容領域650から外れないようにする。
図17には洗剤収容領域650に配置された洗剤コップ700の断面が示されており、後方離隔突出部646によって洗剤コップ700と洗剤収容後方壁645が互いに離隔したことが示されている。図17には洗剤コップ700の開放した上面から漏出して洗剤コップ700と洗剤収容後方壁645の間に収集される液体の経路が矢印で示されている。
後方離隔突出部646は洗剤収容後方壁645から突出する突起形態又は洗剤収容後方壁645と並んで延びるリブ形態などの様々な形態を有する。
一方、図16を参考すると、本発明の一実施例において、さらに洗剤コップ700は、洗剤収容後方壁645に対向する後面に後方離隔突出部646に対向するように突出して後方離隔突出部646と接触する後方離隔リブ707を含む。図13には後方離隔リブ707が形成された洗剤コップ700の後面が示されている。
後方離隔リブ707は洗剤コップ700の後面から後方に突出する。また、後方離隔リブ707は少なくとも一部が後方離隔突出部646と前後方向に対向するように配置される。
即ち、洗剤コップ700は後方離隔リブ707が後方離隔突出部646に接する。洗剤コップ700は後方離隔リブ707により洗剤収容後方壁645との離隔距離をさらに確保でき、後方離隔突出部646と安定して接触して洗剤コップ700の後面の強性を効果的に補強できる。
後方離隔リブ707は洗剤コップ700の後面と並んだ方向に延び、後方離隔突出部646が洗剤コップ700の後面と並んだ方向に延びたリブ形態である場合、後方離隔リブ707は後方離隔突出部646と並んで延設されて全体として後方離隔突出部646に対向する。
図16には本発明の一実施例によって上下方向に延びた後方離隔突出部646及び後方離隔リブ707が示されているが、必ずこれに限定されるのではない。
一方、図18には洗剤コップ700の下面が示されている。図18を参考すると、本発明の一実施例において、洗剤コップ700はさらに洗剤コップ脚715を含む。
洗剤コップ脚715は洗剤コップ700の下面から洗剤収容底面647に向かって突出して洗剤コップ700の下面を洗剤収容底面647から離隔させる。即ち、洗剤コップ700は洗剤コップ脚715により支持されて洗剤コップ700の下面が洗剤収容底面647から離隔し、洗剤コップ700の下面と洗剤流出部648の間の離隔距離が確保される。
これにより、洗剤収容部340及び洗剤コップ700から排出される洗剤などが効率的に洗剤流出部648に流入される。
なお、図18に示すように、洗剤コップ脚715はさらに脚補強リブ716を含む。脚補強リブ716は洗剤コップ脚715から突出して洗剤コップ700の下面に連結される。
洗剤コップ脚715は洗剤コップ700の下面から下方に突出し、脚補強リブ716は洗剤コップ700から側方向などに突出する。図18には本発明の一実施例によって洗剤コップ脚715が前後方向に延び、脚補強リブ716が洗剤コップ脚715の側面から側方に突出したことが示されている。
脚補強リブ716は洗剤コップ脚715と共に洗剤コップ700の下面に連結される。これにより、洗剤コップ脚715に伝達される負荷が分散される洗剤コップ700の下面の面積が増加して、洗剤コップ700の下面又は洗剤コップ脚715の強性が向上される。
一方、図19には図7のA領域を拡大したことが示されており、図20にはディスペンサーユニット200の下面が示されており、図21には図20のD領域を拡大したことが示されている。
また図22には本発明の一実施例によってストッパー250と係止突起353が接した状態が示されている。
図19乃至図22を参考すると、本発明の一実施例はさらに固定ユニットから下方に突出するストッパー250及び係止棒350の上面から上方に突出する係止突起353を含む。
図19には係止棒350に設けられた係止突起353が示されており、図20及び図21にはディスペンサーユニット200の下面に設けられたストッパー250が示されている。
ストッパー250は洗剤貯蔵ユニット300の前後方向に沿って係止突起353と重畳するように配置され、洗剤貯蔵ユニット300がハウジング10内に引き込まれた状態で係止突起353の前方に離隔して配置される。
洗剤貯蔵ユニット300はハウジング10から引き出される過程で係止突起353がストッパー250に接して引き出し距離が制限される。
具体的には、ストッパー250は固定ユニット、例えば、ディスペンサーユニット200から下方に突出し、係止突起353は係止棒350から上方に突出する。ストッパー250と係止突起353は前後方向に沿って互いに重畳して配置される。
即ち、洗剤貯蔵ユニット300に設けられた係止突起353は洗剤貯蔵ユニット300の引き出し過程でストッパー250に接して移動が制限される。係止突起353の移動がストッパー250によって制限されることにより、洗剤貯蔵ユニット300の引き出し距離が制限される。
洗剤貯蔵ユニット300がハウジング10内に完全に引き込まれた状態で係止突起353の移動がストッパー250によって制限される洗剤貯蔵ユニット300の引き出し距離が、上述した本発明の設定引き出し距離に該当する。
したがって、洗剤貯蔵ユニット300がハウジング10内に完全に引き込まれた状態でストッパー250は係止突起353の前方に離隔配置され、ストッパー250と係止突起353の間の離隔距離は垂れ防止突出部520と垂れ防止弾性部510の間の離隔距離に対応し、これは設計的な設定引き出し距離に該当する。
洗剤貯蔵ユニット300が開口部15に引き込まれた状態でユーザが洗剤貯蔵ユニット300の取っ手部305を把持して洗剤貯蔵ユニット300を引き出す場合、洗剤貯蔵ユニット300の係止突起353がディスペンサーユニット200のストッパー250に接すると、洗剤貯蔵ユニット300の引き出しが制限され、ユーザは設定引き出し距離だけ引き出された洗剤貯蔵ユニット300を使用して洗剤を貯蔵する。
即ち、係止突起353がストッパー250と接した状態で洗剤貯蔵ユニット300の垂れ防止突出部520はディスペンサーユニット200の垂れ防止弾性部510と上下方向に重畳して洗剤貯蔵ユニット300の垂れを防止することができる。
ストッパー250と垂れ防止弾性部510はディスペンサーユニット200、即ち、固定ユニットの前端部に配置され、この場合、係止突起353と垂れ防止突出部520は側方向に並んで位置する。
本発明の一実施例では係止突起353及びストッパー250を設けることによりユーザが設定引き出し距離だけ洗剤貯蔵ユニット300を引き出することを容易にして洗剤供給装置100を効率的に活用することができる。
ストッパー250はディスペンサーユニット200の下面において上述した係止弾性部220及び垂れ防止弾性部510とは前後方向に重畳しないように配置される。即ち、ストッパー250は係止弾性部220が垂れ防止弾性部510と側方向に離隔するように配置される。
係止突起353は係止突出部320とは前後方向に重畳しないように配置される。例えば、係止突出部320は貯蔵フレーム390の側壁に設けられ、係止突起353は側方向を基準として貯蔵フレーム390の中央側に設けられる。
ストッパー250と係止突起353の形状は様々である。ストッパー250は係止突起353に対向して係止突起353が接する扁平面を有し、係止突起353もストッパー250に対向してトッパー250が接する扁平面を有する。
本発明の一実施例において、係止棒350は洗剤収容後方壁645から広幅部703に向かって延び、離脱防止突起710の上方に位置する前端部が自由端を形成して、下方に移動可能に設けられる。
係止棒350は広幅部703の後方に位置し、離脱防止突起710よりも高く位置し、洗剤収容後方壁645から広幅部703に向かって延びる。
即ち、係止棒350は後端部が洗剤収容後方壁645に固定され、広幅部703の後方壁に向かう前端部は自由端を形成して加圧によって下方に移動する。係止棒350の前端部及び後端部の間には係止突起353が上方に突出して形成される。
係止棒350は弾性変形されて後端部を中心として前端部が上下方向に移動し、これはユーザが係止棒350の前端部を加圧することにより行われる。
図23には図22の係止棒350の前端部が加圧して下方に移動したことが示されている。洗剤貯蔵ユニット300は係止棒350の前端部の下方に係止棒350の前端部が下方に移動する変形空間359が形成される。
変形空間359は広幅部703の後方に該当し、洗剤コップ700の後端部702の側方に該当する。変形空間359には離脱防止突起710が位置し、離脱防止突起710は係止棒350の前端部が下方に移動することを妨害しないように係止棒350から下方に離隔する。
係止棒350は前端部の上面にユーザによって加圧される加圧部352が形成され、加圧部352に伝達される加圧力によって前端部が変形空間359に向かって移動するように弾性変形される。加圧部352にはユーザが容易に加圧するように溝が形成される。
変形空間359の幅は係止棒350の幅に対応する。即ち、広幅部703の幅は係止棒350の幅に対応する。係止棒350の前端部が加圧されて下方に移動すると、係止棒350から上方に突出する係止突起353も下方に移動する。
したがって、図23に示すように、前後方向を基準として係止突起353とストッパー250が重畳しないので、ユーザは洗剤貯蔵ユニット300をハウジング10内から完全に引き出することができる。
一方、本発明の一実施例では、係止突起353がストッパー250に接した状態で係止棒350の前端部、洗剤収容部340及び洗剤コップ700が開口部15を介してハウジング10の外部に露出される。
上述したように、係止突起353とストッパー250が接すると、洗剤貯蔵ユニット300は本発明の一実施例による設定引き出し距離だけ引き出された状態であり、このとき、係止棒350の前端部、洗剤収容部340及び洗剤コップ700が開口部15を介してハウジング10の外部に露出される。
したがって、ユーザは係止突起353とストッパー250によって設計的に決定される設定引き出し距離だけ洗剤貯蔵ユニット300を引き出した状況で、ハウジング10の外部に露出する洗剤収容部340及び洗剤コップ700に洗剤を投入することができ、必要時にハウジング10の外部に露出する係止棒350の前端部を加圧して係止突起353を下方に移動させて洗剤貯蔵ユニット300を完全に引き出すことができる。
また本発明の一実施例において、係止棒350は係止突起353の後方に位置し、上下方向に曲げられる曲げ部356を含む。
図22及び図23には下方に突出するように曲げられた曲げ部356が示されている。曲げ部356は折り曲げられるか又は曲がった形態に形成されて係止棒350の前端部が上下方向に容易に移動することができる。
即ち、本発明の一実施例では係止棒350の前端部が強性を有して形態を維持しながら、加圧部352が加圧されると、曲げ部356が変形して係止棒350の前端部が下方に位置移動する。
曲げ部356は係止棒350の前端部又は後端部とは異なり、高い弾性を有する素材からなるか、又は全体として一体成形され、曲げられた形態に成形される。
一方、図20及び図21を参考すると、本発明の一実施例において、固定ユニット又はディスペンサーユニット200はさらにガイド突起255を含む。ガイド突起255はストッパー250より狭い幅を有し、ストッパー250の後面から後方に延びて係止棒350の前端部がストッパー250の下方に位置するようにガイドする。
側方向を基準として係止突起353の中央には下方に凹み、前後方向に開放する貫通溝354が形成され、洗剤貯蔵ユニット300の引き出し過程で係止突起353は貫通溝354がガイド突起255によって貫通し、ストッパー250に接する。
洗剤貯蔵ユニット300の引き出し過程において、前方に突出して自由端を形成する係止棒350の前端部は使用環境によって意図せずストッパー250にかかる。
この場合、ユーザは設定引き出し距離だけ洗剤貯蔵ユニット300を引き出せなくなり、洗剤貯蔵部310又は洗剤収容部340が開口部15の外部に露出されないので、ユーザが使用できない状況が発生する。
本発明の一実施例では係止棒350の前端部がストッパー250に接して洗剤貯蔵ユニット300の引き出しを妨害することを防止するために、ガイド突起255及び貫通溝354が設けられる。
ガイド突起255はストッパー250より狭い幅を有し、貫通溝354はガイド突起255に対応する幅を有する。係止突起353は貫通溝354よりも広い幅を有する。
ガイド突起255はストッパー250の後面から後方に延びる。これにより、係止棒350が意図せずに前端部がストッパー250と重畳する状況を防止することができる。
例えば、洗剤貯蔵ユニット300の引き出し過程において、係止棒350の前端部はストッパー250に至る前にガイド突起255によって高さがストッパー250以下に制限され、これによりストッパー250に至った係止棒350の前端部はガイド突起255によってストッパー250より低く位置してストッパー250と接しないことができる。
なお、係止突起353は中央に貫通溝354が形成され、ガイド突起255によって貫通溝354が貫通する状態で前方移動するので、ガイド突起255による移動制限が発生しない。
係止突起353がストッパー250に至ると、貫通溝354より広い幅を有する係止突起353がガイド突起255より広い幅を有するストッパー250と重畳して接し、これにより設定引き出し距離で係止突起353は完全にストッパー250に接し、洗剤貯蔵ユニット300の引き出しを制限することができる。
一方、本発明の一実施例において、ガイド突起255はストッパー250から遠くなるほど固定ユニットからの突出高さが次第に減少して下面が傾く。図20及び図21には傾いた下面を有するガイド突起255を下方から見たことが示されている。
ガイド突起255が後方に行くほど突出した長さ又は高さが減少するように下面が傾くことにより、意図せずに係止棒350の前端部がガイド突起255にかかって移動が制限される状況を効果的に防止できる。また傾いた下面によって係止棒350の前端部が自然にストッパー250よりも低くなるように誘導されるので、係止棒350の意図しない重畳状況を効果的に防止できる。
なお、図24には洗剤貯蔵部310を分解したことが示されている。具体的には、図24には洗剤貯蔵部310のキャップ部材330及びケース339が示されている。
本発明の一実施例において、洗剤貯蔵部310は一対からなり、洗剤貯蔵ユニット300の側方向に沿って隣接して配置され、洗剤貯蔵ユニット300の前後方向に沿って延びる。
一対の洗剤貯蔵部310はそれぞれ前端部と後端部の間の中央部が互いに離れる方向に凹んで中央部の間に形成される空間に洗剤収容部340及び洗剤コップ700が位置する。かかる洗剤貯蔵部310、洗剤収容部340及び洗剤コップ700の配置は図7から確認できる。
洗剤貯蔵部310の前端部は洗剤投入孔312が設けられる洗剤投入部313である。洗剤貯蔵部310の前端部が洗剤投入部313を形成することにより、ユーザは洗剤貯蔵ユニット300を上述した設定引き出し距離だけ引き出しても洗剤投入孔312に洗剤を投入することが可能になる。
洗剤貯蔵部310の後端部は洗剤が排出される洗剤バルブ380が備えられる洗剤排出部317である。洗剤貯蔵部310内の洗剤、例えば、第1洗剤は洗剤バルブ380を介して洗剤貯蔵部310から排出される。
洗剤貯蔵部310の中央部は連結部315である。即ち、連結部315は洗剤投入部313と後述する洗剤排出部317の間を連結する部分である。また連結部315に該当する中央部は前端部及び後端部よりも狭い幅を有し、前後方向に延びる。
図7を参考すると、本発明の一実施例において、洗剤貯蔵部310は一対からなる。洗剤貯蔵部310は前後方向に沿って延び、側方向に互いに隣接して配置される。
一対の洗剤貯蔵部310は中央部が互いに離れる方向に凹む。即ち、一対の洗剤貯蔵部310は中央部で互いに対向する側壁が遠くなるように設けられて、前端部及び後端部よりも中央部の幅が狭く形成される。
これにより、一対の洗剤貯蔵部310は中央部の間に離隔空間が形成され、この離隔空間は貯蔵フレーム390において洗剤収容領域650である。洗剤収容領域650には洗剤収容部340及び洗剤コップ700に配置される。
本発明の一実施例では、一対の洗剤貯蔵部310と共に洗剤収容部340及び洗剤コップ700が設けられ、貯蔵フレーム390の中央側に洗剤収容部340及び洗剤コップ700が配置され、洗剤貯蔵部310は洗剤収容部340及び洗剤コップ700を取り囲む形態を有することにより、貯蔵フレーム390の空間を最適に活用してユーザが互いに分割された複数の洗剤貯蔵空間を便利に活用することができる。
一対からなる洗剤貯蔵部310は同じ洗剤を貯蔵することもでき、互いに異なる洗剤を貯蔵することもできる。例えば、洗剤貯蔵部310には第1洗剤、洗剤収容部340には第2洗剤、洗剤コップ700には第3洗剤が貯蔵されることもでき、一対の洗剤貯蔵部310に互いに異なる第11洗剤及び第12洗剤が貯蔵されることもできる。
このような洗剤区分は説明の便宜又は本発明の一実施例による洗剤貯蔵ユニット300の活用方式のうちのいずれかを提示するためのものであり、必ずこれに限定されるものではない。なお、このように区分された洗剤を用いる場合、ユーザは液状洗剤、粉洗剤、繊維柔軟剤などの互いに異なる種類の洗剤を区分して複数の洗剤貯蔵空間にそれぞれ貯蔵することができる。
なお、本発明の一実施例において、洗剤貯蔵部310は図24に示すようにケース339及びキャップ部材330を含む。ケース339は上面が開放しており、内部に第1洗剤が貯蔵する貯蔵空間が形成され、キャップ部材330はケース339に着脱自在に結合されて上面を遮蔽することができる。
ケース339及びキャップ部材330は貯蔵フレーム390に対応するように前後方向に延び、キャップ部材330には縁部に沿って延びる溝が形成され、溝にはケース339の側壁端部が挿入されて着脱自在に結合される。洗剤貯蔵部310は貯蔵フレーム390に挿入された状態で開口部15内に引き込まれたり引き出されたりする。
一方、図25には洗剤貯蔵部310が挿入された状態で洗剤収容前方壁641を後方から見たことが示されている。洗剤収容前方壁641の前方には洗剤貯蔵部310の前端部、即ち、洗剤貯蔵部310の洗剤投入部313の一部が位置する。
図26には洗剤貯蔵部310において洗剤投入部313側のキャップ部材330を下方から見たことが示されており、図27には図7の洗剤貯蔵ユニット300をB-B線に沿って切開した断面が示されている。図27には洗剤貯蔵部310から突出した把持部332が示されている。
図25乃至図27を参考すると、本発明の一実施例ではさらに洗剤貯蔵部310の前端部において中央部よりも側方向に突出した突出部で後方に突出する把持部332を含む。
上述したように、洗剤貯蔵部310は前端部に該当する洗剤投入部313が中央部に該当する連結部315よりも広い幅を有し、これによって洗剤投入部313は連結部315よりも幅方向にもっと突出する突出部位を有する。
突出部位は洗剤収容領域650、即ち、洗剤収容前方壁641の前方に位置する。また本発明の一実施例はさらに突出部位から後方に突出する把持部332を含む。
把持部332は突出部位で後方に突出することにより、洗剤収容領域650、即ち、洗剤収容部340の開放した上面上に位置する。
把持部332の形状は様々であり、後述するように、把持部332は洗剤貯蔵部310から延びるフランジ形態を含む。洗剤貯蔵部310に把持部332が形成されることにより、ユーザは貯蔵フレーム390に結合された洗剤貯蔵部310を分離する過程において把持部332を把持して洗剤貯蔵部310の前端部を持ち上げることができる。
一方、本発明の一実施例において、把持部332はキャップ部材330から洗剤収容部340の上面に向かってケース339の上面と並んで延び、後方に延びた端部には下方に突出する突起331が形成される。
具体的には、図26に示すように、本発明の一実施例において、キャップ部材330はフランジ部333を含む。フランジ部333はケース339の上面から洗剤収容部340の上面に沿って延びる。
言い換えれば、フランジ部333はキャップ部材330においてケース339の上面と並んで延びる突出部位に該当する。フランジ部333はキャップ部材330の全ての縁部に形成されることができ、一部の縁部のみに形成されることもできる。
フランジ部333はキャップ部材330から洗剤収容前方壁641と洗剤収容側壁643を超えて延びる。また、フランジ部333には把持部332が含まれる。上述したように、把持部332は洗剤収容前方壁641の上方を超えて洗剤収容部340の上面まで延びる。
一方、把持部332にはフランジ部333の延びた端部から下方に突出した突起331が設けられる。把持部332はフランジ部333の一部として設けられることにより、ケース339の上面から突出する。
ユーザは洗剤貯蔵部310からキャップ部材330を分離するために把持部332を把持することができ、把持部332はケース339の上面と並んで突出してユーザが容易に把持することができる。
図27にはケース339の上面から離れるように延びて洗剤収容部340の開放した上面上に位置し、下方に突出する突起331が形成された把持部332の断面が示されている。
把持部332において下方に突出する突起331が設けられることにより、ユーザは容易に把持部332を把持することができる。即ち、ユーザは把持部332を把持するとき、指が下方に突出した突起331にかかって効果的に把持部332を把持することができる。
把持部332は洗剤収容部340の上部に位置し、洗剤収容部340に収容された洗剤が外部に飛ぶことを防止することができる。具体的には、洗剤貯蔵部310及び洗剤収容部340は貯蔵フレーム390と共に開口部15から引き出されるか又は開口部15に引き込まれるが、この過程で発生する運動によって上面が開放した洗剤収容部340では内部の洗剤が慣性や衝撃により外部に飛び出す。
本発明の一実施例は、キャップ部材330のフランジ部333及び把持部332が洗剤収容部340の上部まで延びることにより、洗剤収容部340から飛散したり飛び出したりした洗剤の移動を遮断して、洗剤が漏出することを防止することができる。
また把持部332の延びた端部に下方に突出した突起331が形成されるので、突起331が洗剤収容部340から飛び出す洗剤の運動を抑制することができる。
例えば、把持部332に向かって飛び出した洗剤は把持部332の延長面によって外部に飛散されず、再び洗剤収容部340に復帰するが、復帰過程でも相変わらず速い速度を有するので、これによって復帰する洗剤が洗剤収容部340内の洗剤に衝撃を加えたり運動力を伝達したりして、他の洗剤の飛散を誘導することができる。
しかし、本発明の一実施例では把持部332に下方に突出する突起331が設けられるので、把持部332の延長面によって外部に漏出されなかった洗剤が把持部332の突起331によって再度移動が抑制されながら速度が大きく減少し、これにより飛散した洗剤が再び洗剤収容部340に復帰する過程で運動力が大きく減少して、安定した復帰を誘導できる。
本発明の一実施例において、洗剤収容部340は前方及び側方に洗剤貯蔵部310が位置し、フランジ部333は洗剤収容部340の上面のうち、前方及び側方に位置し、フランジ部333は洗剤収容部340の前方に位置する前方部に把持部332が形成される。
洗剤貯蔵部310は複数個が備えられて洗剤収容部340の前方と側方にそれぞれ配置されるか、或いはいずれか1つが洗剤収容部340の前方と側方に全て位置するように少なくとも一面が曲がった形態を有することもできる。
フランジ部333は洗剤収容部340の前方側に把持部332が形成されるので、洗剤収容部340の前方に洗剤が飛び出すことを把持部332によってもっと効果的に防止することができる。
洗剤貯蔵ユニット300は前後方向に沿って開口部15の内部で移動するので、洗剤が前方側によく飛び出す。よって本発明の一実施例では、洗剤収容部340の上面のうち、前方と側方に位置するフランジ部333において洗剤収容部340の前方側に把持部332を配置して洗剤の漏出を効果的に抑制している。
さらに洗剤貯蔵ユニット300がハウジング10から設定引き出し距離だけ引き出された状況や完全に引き出された状況において、ユーザは洗剤収容部340の前方側に位置する把持部332を把持するので、効率的に洗剤貯蔵部310のケース339からキャップ部材330を分離でき、有利である。
なお、図24にはキャップ部材330に結合する洗剤キャップ720が示されており、図28には洗剤キャップ720を上方から見たことが示されている。図29には洗剤キャップ720を側面から見たことが示されており、図30には洗剤キャップ720を下方から見たことが示されている。
なお、図31には洗剤貯蔵部310のキャップ部材330に結合された洗剤キャップ720の断面が示されており、図32には洗剤貯蔵部310の洗剤投入孔312を外部から見たことが示されている。
図28乃至図32を参考すると、本発明の一実施例において、洗剤貯蔵部310は内部の貯蔵空間に連通する洗剤投入孔312を含み、洗剤キャップ720は洗剤投入孔312が遮蔽されるように洗剤貯蔵部310に結合される。
洗剤貯蔵部310は洗剤投入孔312を介して内部の貯蔵空間が開放され、ユーザは洗剤投入孔312を介して洗剤を貯蔵空間側に投入することができる。洗剤投入孔312の位置や形状は様々であり、図24には本発明の一実施例によってキャップ部材330に洗剤投入孔312が形成されたことが示されている。洗剤投入孔312は洗剤貯蔵部310の前端部、即ち、洗剤貯蔵部310の洗剤投入部313に位置する。
図31及び図32を参考すると、洗剤貯蔵部310はキャップ支持部760を含む。キャップ支持部760は洗剤投入孔312を取り囲み、洗剤キャップ720の少なくとも一部を支持する。
図31及び図32には本発明の一実施例によって洗剤キャップ720の少なくとも一部、例えば、後述するキャップフランジ部726を上方に支持するように設けられたキャップ支持部760が示されている。
キャップ支持部760はキャップ部材330と一体に設けられるか又は別に製造されてキャップ部材330に結合される。キャップ支持部760は洗剤投入孔312を取り囲むリンク状である。リング状は洗剤投入孔312の断面形状に対応する閉断面を有する。例えば、図32には円形断面の洗剤投入孔312に対応するように、円形状のリング状を有するキャップ支持部760が示されている。
キャップ支持部760はキャップ部材330の外面の一部に該当するか、又はキャップ部材330の外面から段差を有して設けられて外面とは異なる高さを有して設けられる。図31及び図32にはキャップ部材330の外面から貯蔵空間側に離隔配置されるキャップ支持部760が示されている。
一方、洗剤キャップ720はキャップ胴部723、キャップフランジ部726及びフランジ延長部を含む。キャップ胴部723は少なくとも一部、例えば、キャップ胴部723の端部が洗剤投入孔312内に挿入される。キャップ胴部723の形状は様々である。キャップ胴部723の断面形状は洗剤投入孔312の断面形状に対応する。例えば、図28には円形の断面形状を有する洗剤投入孔312に挿入されるキャップ胴部723が円形の断面を有することが示されている。
但し、キャップ胴部723の断面形状が必ず洗剤投入孔312の断面形状と一致する必要はない。キャップ胴部723の長さは様々であり、少なくとも一部、例えば、図31に示すように洗剤キャップ720が洗剤貯蔵部310に上下方向に結合する場合は、下端部が洗剤貯蔵部310内に挿入されるように設けられる。
キャップフランジ部726はキャップ胴部723から洗剤投入孔312の半径方向に延びて又は突出して洗剤キャップ720の周りに沿って延びる。キャップフランジ部726は洗剤貯蔵部310の外部に露出するように設けられ、キャップ支持部760上に位置してキャップ支持部760により支持される。
キャップフランジ部726の断面形状はキャップ支持部760に対応する。図28乃至図30には本発明の一実施例によって略円形リンク状のキャップフランジ部726が示されている。また図31に示すように、キャップフランジ部726が洗剤貯蔵部310のキャップ支持部760上に支持されることにより、洗剤キャップ720が洗剤貯蔵部310に結合した状態を維持することができる。
一方、通気部は洗剤キャップ720に設けられて、洗剤貯蔵部310内の貯蔵空間と洗剤貯蔵部310の外部を互いに連通させる。通気部はフランジ延長部730、通気空間747及び開放溝749を含む。
フランジ延長部730はキャップフランジ部726に設けられる。フランジ延長部730はキャップフランジ部726において半径方向に沿って延び、キャップ胴部723の逆側に向かう、即ち、外部に向かう外側端部732がキャップフランジ部726において半径方向に開放し、キャップ胴部723に向かう内側端部731は貯蔵空間に連通する。
フランジ延長部730はキャップフランジ部726内に形成される孔又はキャップフランジ部726の外面に形成される溝で形成される。フランジ延長部730は外側端部732から内側端部731まで延び、外側端部732がキャップフランジから外部に開放し、内側端部731が貯蔵空間に連通することにより、貯蔵空間はフランジ延長部730を含む通気部を介して外部に連通して通気される。
図28には洗剤キャップ720を上部から見たことが示されており、キャップフランジ部726に設けられるフランジ延長部730が点線で示されている。図29にはフランジ延長部730を洗剤投入孔312の半径方向、即ち、フランジ延長部730の延長方向から見たことが示されている。
図29を参考すると、フランジ延長部730の外側端部732は半径方向に沿って開放し、内側端部731はキャップ胴部723に対向して貯蔵空間に連通する。フランジ延長部730の内側端部731と貯蔵空間が連結する方式は様々である。
例えば、フランジ延長部730の内側端部731はキャップ胴部723側で開放し、キャップ胴部723と洗剤貯蔵部310のキャップ部材330の間の離隔空間を介して内側端部731が貯蔵空間に連通する。
又は、キャップ胴部723内に貯蔵空間に向かって開放する孔又は溝が形成され、フランジ延長部730の内側端部731がキャップ胴部723内の孔又は溝に連通して貯蔵空間に連通することもできる。
図30には本発明の一実施例によって後述するように、キャップフランジ部726の下面に溝形態のフランジ延長部730が設けられたことが示されている。
本発明の一実施例では、洗剤投入孔312を遮蔽する洗剤キャップ720にフランジ延長部730を設け、フランジ延長部730は洗剤投入孔312の半径方向に沿って延びて外部と貯蔵空間を連通することにより、貯蔵空間に貯蔵された洗剤がフランジ延長部730を介して外部に漏出することを最小化することができる。
洗剤貯蔵部310は貯蔵フレーム390に設けられてハウジング10内に引き込まれたり引き出されたりし、引き込み及び引き出し過程において、洗剤貯蔵部310は前後方向に沿って移動し、この時、洗剤貯蔵部310内の洗剤に流動が発生してフランジ延長部730を介して外部に露出する余地がある。
例えば、前後方向に流動が発生する洗剤は洗剤貯蔵部310の内側面に突き当てて上昇又は飛散し、このように上昇流動又は飛散される洗剤がフランジ延長部730を介して外部に漏出される。
しかし、本発明の一実施例では洗剤キャップ720にフランジ延長部730を設け、フランジ延長部730は洗剤投入孔312を半径方向に沿って延びることにより、貯蔵空間の洗剤が上昇流動又は飛散しても半径方向に延びたフランジ延長部730を介して外部に漏出されることを最小化することができる。
また本発明の一実施例において、フランジ延長部730は洗剤キャップ720のキャップフランジ部726に設けられるが、これによりフランジ延長部730が設けられても上下方向に直接貯蔵空間が開放される開放領域が形成されないので、洗剤の外部漏出を最小化することができる。
例えば、キャップフランジ部726は洗剤投入孔312と実質的に上下方向に重畳せず、よってキャップフランジ部726に形成されるフランジ延長部730も概ね洗剤投入孔312と上下方向に重畳しない。
結果として、洗剤キャップ720のキャップフランジ部726にフランジ延長部730が設けられることにより、フランジ延長部730及び洗剤投入孔312との関係において上下方向に直接貯蔵空間が開放される領域が存在しない。これにより貯蔵空間内で上昇又は飛散する洗剤がフランジ延長部730を介して外部に漏出することを防止又は抑制することができる。
一方、図29乃至図31を参考すると、本発明の一実施例において、フランジ延長部730はキャップフランジ部726においてキャップ支持部760に向かう一面上に形成され、キャップ支持部760から離れるように凹んだ溝の形状を有する。
具体的には、フランジ延長部730はキャップフランジ部726においてキャップ支持部760に向かう一面上に設けられる溝の形態である。図31には本発明の一実施例によって洗剤キャップ720が下方に洗剤投入孔312に結合し、フランジ延長部730はキャップフランジ部726においてキャップ支持部760に向かう下面に形成されたことが示されている。
フランジ延長部730はキャップ支持部760から離れる方向、即ち、洗剤キャップ720の挿入方向とは反対方向に凹んだ溝の形状である。これにより、洗剤投入孔312の半径方向に延びるフランジ延長部730はキャップ支持部760に向かう一面が開放面を形成することができる。
図29乃至図31には、本発明の一実施例によってキャップフランジ部726の下面にフランジ延長部730が溝の形状に設けられ、フランジ延長部730は上方に入り込み、下面が開放して半径方向に沿って延びたことが示されている。
フランジ延長部730が溝の形状を有することにより、フランジ延長部730の内側端部731はキャップ胴部723側でキャップ胴部723とキャップ支持部760の間の空間に向かって開放し、貯蔵空間に連通する。
一方、本発明の一実施例において、フランジ延長部730は複数個が設けられ、キャップフランジ部726において洗剤投入孔312の円周方向に沿って離隔配置される。フランジ延長部730の数は様々であり、洗剤投入孔312の円周方向に沿って離隔配置される。例えば、複数のフランジ延長部730は円周方向に沿って等間隔に配置される。
図28及び図30には本発明の一実施例によって2つのフランジ延長部730が洗剤キャップ720においてキャップ胴部723を基準として互いに反対側に位置することが示されている。
本発明の一実施例では、複数のフランジ延長部730を互いに離隔して配置することにより、異物質又は洗剤キャップ720やキャップ支持部760の変形などによっていずれか1つのフランジ延長部730が塞がっても、残りのフランジ延長部730により貯蔵空間と外部間の通気効果を持続することができる。
一方、図29及び図31には本発明の一実施例によって洗剤キャップ720に設けられるキャップシーラ740が示されている。図29及び図31を参考すると、本発明の一実施例において、洗剤キャップ720はさらにキャップシーラ740を含み、キャップシーラ740はキャップフランジ部726の一面とキャップ支持部760の間に位置し、キャップ胴部723を取り囲むように延びてキャップフランジ部726とキャップ支持部760の間をシーリングする。またフランジ延長部730の少なくとも一部はキャップ支持部760に向かう開放面がキャップシーラ740により遮蔽される。
キャップシーラ740はキャップフランジ部726及びキャップ支持部760と同様に、リング状である。キャップシーラ740の中央には洗剤投入孔312及びキャップ胴部723が位置する。キャップシーラ740はキャップフランジ部726においてキャップ支持部760に向かう一面とキャップ支持部760の間に配置される。これにより、キャップフランジ部726とキャップ支持部760の間はキャップシーラ740によりシーリングされて洗剤の漏出を遮断できる。
また、キャップシーラ740はキャップフランジ部726とキャップ支持部760の間において支持体役割を果たし、キャップフランジ部726がキャップ支持部760上に安定して支持される。即ち、キャップフランジ部726はキャップシーラ740を介してキャップ支持部760により支持されることにより支持構造の安定性が向上される。
キャップシーラ740はキャップ胴部723とは別に設けられてキャップ胴部723の間に結合される。キャップシーラ740はキャップ胴部723又はキャップフランジ部726よりも弾性が高くて変形性の高い素材からなる。よって、キャップシーラ740はキャップフランジ部726とキャップ支持部760の間で圧縮及び変形されてキャップフランジ部726とキャップ支持部760の間をシーリングすることができる。
溝形状のフランジ延長部730において開放面はキャップシーラ740に対向し、開放面は半径方向に沿って少なくとも一部がキャップシーラ740により遮蔽される。
一方、図29及び図30を参考すると、本発明の一実施例において、フランジ延長部730はさらに接着防止リブ737を含む。接着防止リブ737はフランジ延長部730の凹面735からキャップシーラ740に向かって突出し、半径方向に延びてキャップシーラ740を凹面735から離隔させる。
上述したように、フランジ延長部730は溝の形状を有し、フランジ延長部730においてキャップ支持部760から離れる方向、例えば、上方に凹むフランジ延長部730は、内側の凹面を有して、外側に開放面が形成される。
図29及び図30には本発明の一実施例によってキャップフランジ部726の下面にフランジ延長部730が形成され、フランジ延長部730は上方に凹んだ凹面735を有し、下面が開放面を形成することが示されている。
接着防止リブ737はフランジ延長部730の凹面735からキャップシーラ740に向かって突出する。接着防止リブ737はフランジ延長部730のように半径方向に延び、キャップシーラ740とフランジ延長部730の凹面735の間に位置する。
洗剤キャップ720が洗剤貯蔵部310に結合する状況において、キャップシーラ740はキャップフランジ部726とキャップ支持部760の間で圧縮力を受けて、これによりキャップシーラ740の一部がフランジ延長部730の凹面735に接触又は接着する余地がある。
このようにキャップシーラ740がフランジ延長部730の凹面に接する場合、フランジ延長部730の一部が長さ方向に沿って塞がって、貯蔵空間と外部との通気が円滑に行われない。
よって本発明の一実施例ではフランジ延長部730の凹面から突出する接着防止リブ737を設けて、接着防止リブ737を介してフランジ延長部730の凹面735にキャップシーラ740が接触又は接着することを防止することができる。
図29にはフランジ延長部730の凹面735から突出した接着防止リブ737を半径方向、即ち、接着防止リブ737とフランジ延長部730の延長方向から見たことが示されており、図30にはフランジ延長部730の開放面を介して接着防止リブ737を見たことが示されている。
一方、図30及び図31に示すように、本発明の一実施例において、洗剤キャップ720はさらにシーラ固定部745を含む。シーラ固定部745はキャップフランジ部726から貯蔵空間側に離隔配置され、キャップ胴部723から半径方向に突出し、キャップ胴部723を取り囲むように延びる。
シーラ固定部745はキャップ胴部723から突出する突起又はフランジ形状である。図30には本発明の一実施例によってキャップ胴部723から突出するリング状のフランジ形態を有するシーラ固定部745が示されている。
シーラ固定部745はキャップフランジ部726と離隔配置され、キャップフランジ部726よりも貯蔵空間側に近く配置される。図31を参考すると、本発明の一実施例において洗剤キャップ720は下方に洗剤投入孔312に挿入及び固定され、シーラ固定部745はキャップフランジ部726よりも下方に離隔配置される。
キャップフランジ部726とシーラ固定部745の間にキャップシーラ740が固定される。またキャップシーラ740は内側挿入部742を含む。内側挿入部742はキャップフランジ部726とシーラ固定部745の間に挿入されて固定される。
キャップシーラ740はキャップ胴部723に向かう内側部が内側挿入部742を形成する。キャップシーラ740の内側挿入部742はキャップ胴部723に対向し、キャップフランジ部726とシーラ固定部745の間に挿入及び固定される。
図31に示すように、本発明の一実施例において、内側挿入部742はキャップ胴部723と離隔してキャップ胴部723との間に通気空間747が形成される。また、フランジ延長部730の内側端部731は通気空間747に連通し、通気空間747は貯蔵空間に連通する。
キャップフランジ部726とシーラ固定部745の間に挿入されるキャップシーラ740の内側挿入部742は、キャップ胴部723から離隔して設けられる。内側挿入部742とキャップ胴部723の間に形成される通気空間747は、フランジ延長部730の内側端部731に連通すると同時に貯蔵空間に連通する。
例えば、図31に示すように、フランジ延長部730は内側端部731において貯蔵空間側に向かう一面が開放される。即ち、フランジ延長部730の内側端部731は通気空間747に向かう一面が開放面に該当して通気空間747と連通する。
通気空間747はキャップ胴部723の形状やシーラ固定部745に形成される開口などの様々な方式で貯蔵空間と連通する。したがって、貯蔵空間は通気空間747に連通し、通気空間747はフランジ延長部730の内側端部731に連通し、フランジ延長部730の内側端部731は洗剤キャップ720の外部に開放する外側端部732に連通することにより、貯蔵空間と外部の空気を共有できる。
一方、図30及び図31に示すように、本発明の一実施例において、シーラ固定部745にはキャップ胴部723側に入り込んで通気空間747を貯蔵空間側に開放させる開放溝749が形成され、フランジ延長部730は通気空間747及び開放溝749を介して貯蔵空間に連通することができる。
シーラ固定部745の開放溝749はシーラ固定部745の外周面からキャップ胴部723又は洗剤投入孔312の中央に向かって凹む。開放溝749は通気空間747に向かう一面及び貯蔵空間に向かう他面が全て開放されて、これにより通気空間747が貯蔵空間に連通することができる。
開放溝749が洗剤投入孔312の半径方向に沿って凹む深さは、内側挿入部742がキャップフランジ部726及びシーラ固定部745の間に挿入される深さよりも深い。即ち、開放溝749によって貯蔵空間が通気空間747に向かって洗剤キャップ720の挿入方向に沿って直接露出される露出領域が形成される。
本発明の一実施例において、洗剤貯蔵部310の外部の空気はフランジ延長部730、通気空間747及び開放溝749を介して貯蔵空間に流入される。図31には本発明の一実施例によって貯蔵空間と洗剤貯蔵部310の外部の間の空気流動経路が矢印で示されている。
一方、図32には本発明の一実施例によるキャップ支持部760と洗剤投入孔312が示されており、キャップ支持部760に連結されるキャップ固定フランジ765が示されている。
図31及び図32に示すように、本発明の一実施例において洗剤貯蔵部310はさらにキャップ固定フランジ765を含む。キャップ固定フランジ765は洗剤投入孔312を取り囲んで延び、キャップ支持部760から貯蔵空間側に離隔する。
また洗剤キャップ720はキャップ固定脚を含む。キャップ固定脚はキャップ固定フランジ765によって支持されて洗剤キャップ720の位置が洗剤投入孔312に固定される。
キャップ固定脚はキャップ胴部723の下部に設けられ、洗剤キャップ720が固定されるように少なくとも一部、例えば、後述する脚係止部753がキャップ固定フランジ765に支持される。
キャップ固定脚は脚延長部751及び脚係止部753を含む。脚延長部751はキャップ胴部723から貯蔵空間側に延び、脚係止部753は脚延長部751から半径方向に沿ってキャップ胴部723の外側に突出して、キャップ固定フランジ765において貯蔵空間に向かう一面に支持される。
具体的には、キャップ固定フランジ765は略リング状であり、キャップ支持部760から貯蔵空間側に離隔して配置される。例えば、洗剤キャップ720が洗剤貯蔵部310の上面から下方に挿入結合される場合、キャップ固定フランジ765はキャップ支持部760より下方に離隔配置される。
またキャップ固定フランジ765のサイズ及び形状は様々である。例えば、キャップ固定フランジ765の外径はキャップ支持部760の内径より小さく、後述するように、キャップ固定フランジ765はキャップ連結部763を介してキャップ支持部760に連結される。
図32には本発明の一実施例によってキャップ支持部760において下方に離隔配置され、洗剤投入孔312の半径方向に沿ってキャップ支持部760の内側に位置するキャップ固定フランジ765が示されている。
脚延長部751は洗剤キャップ720のキャップ胴部723から貯蔵空間側に延びる。脚延長部751はキャップ胴部723から貯蔵空間側に突出するバー又は柱形状であり、複数個が設けられる。
また脚延長部751はキャップ胴部723の側面又はキャップ胴部723において貯蔵空間に向かう端部から貯蔵空間側に延びる。図30及び図31を参考すると、本発明の一実施例において、脚延長部751はキャップ胴部723の下部から下方に延び、キャップ胴部723の下面の縁部から延びる。
脚係止部753は脚延長部751から洗剤投入孔312の半径方向に沿って外側に突出して形成される。即ち、脚係止部753は脚延長部751からキャップ固定フランジ765に向かって突出される。図30及び図31を参考すると、本発明の一実施例において脚係止部753は脚延長部751の下端から外側に突出する。
脚係止部753はキャップフランジ部726に向かう一面がキャップ固定フランジ765に接触及び支持される。キャップ固定フランジ765は貯蔵空間に向かう一面に脚係止部753が接する。脚係止部753がキャップ固定フランジ765によって支持される方向は洗剤キャップ720の挿入方向と同一である。
即ち、洗剤キャップ720は脚係止部753がキャップ固定フランジ765によって挿入方向に支持され、キャップフランジ部726がキャップ支持部760によって挿入方向の逆方向に支持されることにより、洗剤貯蔵部310に固定及び結合される。
図31を参考にすると、本発明の一実施例では、洗剤キャップ720が洗剤投入孔312に向かって下方に挿入及び結合され、脚延長部751はキャップ胴部723の下面から下方に延び、脚係止部753は脚延長部751の下端から洗剤投入孔312の半径方向の外側に突出する。またキャップ支持部760から下方に離隔したキャップ固定フランジ765の下面に脚係止部753の上面が接触及び支持される。
一方、脚延長部751はキャップ胴部723から貯蔵空間側に延びることによって、脚延長部751の両側に空気の流動経路が形成される。即ち、本発明の一実施例において、キャップシーラ740とキャップ胴部723の間の通気空間747はシーラ固定部745の開放溝749を介して貯蔵空間側に開放され、脚延長部751を経て貯蔵空間と連通する。
図31には洗剤貯蔵部310の外部から貯蔵空間に向かう空気の流動経路が矢印で示されている。図31を参考にすると、洗剤貯蔵部310の外部空気は、フランジ延長部730の外側端部732、フランジ延長部730の内側端部731、キャップシーラ740とキャップ胴部723の間の通気空間747、シーラ固定部745の開放溝749及び脚延長部751の両側を経て貯蔵空間に流入される。かかる空気の流入経路は貯蔵空間の空気が洗剤貯蔵部310の外部に流出する経路と同一である。
一方、図31及び図32に示すように、本発明の一実施例において洗剤貯蔵部310はさらにキャップ連結部763を含む。キャップ連結部763はキャップ支持部760から貯蔵空間に向かって延び、キャップ胴部723を取り囲んでキャップ支持部760とキャップ固定フランジ765を連結する。キャップ連結部763は半径方向にキャップ胴部723と離隔する。
具体的には、本発明の一実施例において、キャップ連結部763はキャップ支持部760において貯蔵空間に向かう一面、例えば、図31においてキャップ支持部760の下面から貯蔵空間に向かって延びる。
キャップ連結部763はキャップ支持部760においてキャップ胴部723に向かう内側端又は内径部から貯蔵空間側に延びる。キャップ連結部763はバー又はビームの形態を有し、図32には本発明の一実施例としてキャップ連結部763が円筒状を有し、キャップ支持部760から下方に延びたことが示されている。
円筒状又は洗剤キャップ720の挿入方向に並んだ長さを有するリング状のキャップ連結部763は、キャップ胴部723を取り囲むように設けられ、貯蔵空間に向かう一端にキャップ固定フランジ765が連結され、他端にキャップ支持部760が連結される。キャップ連結部763によってキャップ固定フランジ765はキャップ支持部760から貯蔵空間側に離隔して設けられる。
一方、キャップ連結部763の内周面はキャップ胴部723の外周面と離隔される。即ち、キャップ連結部763は中央に配置されるキャップ胴部723と離隔される。キャップ連結部763とキャップ胴部723の間の離隔空間を介して空気が流動する。
一方、図32に示すように、本発明の一実施例において、キャップ固定フランジ765には半径方向に脚延長部751から離れるように凹まれる脚通過溝767が形成される。
脚通過溝767は洗剤キャップ720の挿入方向に沿って開放し、キャップ胴部723は洗剤投入孔312に挿入されながら脚固定部が脚通過溝767を通過する。
脚通過溝767は洗剤キャップ720の結合及び分離過程において脚係止部753の出入口に該当する。脚通過溝767はキャップ固定フランジ765の内周面からキャップ胴部723から離れるように凹まれ、貯蔵空間に向かう一面と逆側の他面が開放した溝の形状を有する。
脚通過溝767の断面形状は脚係止部753の断面形状に対応し、脚係止部753の断面積よりも大きく形成される。脚係止部753は洗剤キャップ720が洗剤投入孔312に結合する過程において脚通過溝767の開放した一面及び他面を通過し、貯蔵空間側に挿入される。
ユーザは洗剤キャップ720の脚係止部753がキャップ固定フランジ765の脚通過溝767上に位置するようにして、洗剤キャップ720を洗剤投入孔312に挿入することができ、脚係止部753が脚通過溝767を通過した状態で洗剤キャップ720を洗剤投入孔312の円周方向に回転して、脚係止部753がキャップ固定フランジ765に支持されるようにすることができる。
一方、図33には本発明の一実施例による洗剤貯蔵部310の下面を下方から見たことが示されている。図33に示すように、本発明の一実施例において、洗剤貯蔵部310は上面に洗剤投入孔312が形成され、下面に下方に突出して洗剤貯蔵部310を支持する支持脚771が設けられ、支持脚771から下面と並んで突出し、下面に連結される脚補強リブ773が設けられる。
本発明の一実施例では、図7に示すように、洗剤貯蔵部310の上面に洗剤投入孔312が形成され、洗剤貯蔵部310の下面には支持脚771が設けられる。支持脚771は貯蔵フレーム390の底面に対して洗剤貯蔵部310を支持する。
支持脚771は洗剤貯蔵部310の下面から下方に突出する。図33及び図34には洗剤貯蔵部310の下面に設けられた支持脚771が示されている。支持脚771の突出した高さは必要によって様々であり、支持脚771の形状も様々である。
図34には本発明の一実施例によって洗剤貯蔵部310の下面から下方に突出し、洗剤貯蔵部310の長さ方向、即ち、洗剤貯蔵ユニット300の前後方向に沿って延びる支持脚771が示されている。
なお、支持脚771には脚補強リブ773が設けられ、脚補強リブ773は支持脚771から洗剤貯蔵部310の下面と並んだ方向に突出する。脚補強リブ773は支持脚771と共に洗剤貯蔵部310の下面から下方に延びた形態を有する。
即ち、脚補強リブ773は洗剤貯蔵部310の下面及び支持脚771に一緒に連結される。図34には本発明の一実施例によって前後方向に延びた支持脚771の側面から側方に突出する脚補強リブ773が示されている。
支持脚771には洗剤貯蔵部310及び洗剤貯蔵部310に貯蔵される洗剤、例えば、第1洗剤の荷重が伝達され、支持脚771に脚補強リブ773が設けられることにより、支持脚771及び支持脚771が突出する洗剤貯蔵部310の下面の強性が補強される。
なお、図34は洗剤貯蔵部310の後端部を下方から見た斜視図である。図34に示すように、本発明の一実施例では、洗剤貯蔵部310の後面に第1洗剤の残量を感知する残量感知センサー610が設けられ、残量感知センサー610のセンサー端子612が洗剤貯蔵部310の後面から後方に突出する。
上述したように、洗剤貯蔵部310の後面には残量感知センサー610が設けられ、残量感知センサー610は洗剤貯蔵部310に貯蔵された洗剤の残量を感知する。
例えば、残量感知センサー610は洗剤貯蔵部310の洗剤残量が所定の基準残量未満であるか否かを感知する。基準残量は本発明の一実施例による衣類処理装置1が洗濯過程を行える最小洗剤量に該当する。
残量感知センサー610の種類は様々である。例えば、残量感知センサー610は洗剤貯蔵部310内に配置される電極を含み、電極の電流又は電圧によって洗剤の有無及び残量を確認することができる。
残量感知センサー610は洗剤貯蔵部310の後面に一体に形成されるか又は別に設けられて剤貯蔵部310の後面に結合される。残量感知センサー610はセンサー端子612を含み、残量感知センサー610の測定値をセンサー端子612を介してハウジング10に備えられる制御部などに伝達することができる。
センサー端子612は洗剤貯蔵部310の後面から後方に突出して設けられる。これにより、洗剤貯蔵部310が貯蔵フレーム390に挿入された状態でハウジング10内に引き込まれると、ハウジング10内に予め備えられた収容端子とセンサー端子612が連結される。
図34には本発明の一実施例によって残量感知センサー610が洗剤貯蔵部310の後面の少なくとも一部を形成し、残量感知センサー610のセンサー端子612が洗剤貯蔵部310の後面の上端部において後方に突出したことが示されている。
なお、図35には洗剤貯蔵部310の後端部、即ち、洗剤排出部317を上方から見たことが示されている。図35に示すように、本発明の一実施例において洗剤貯蔵部310の後端部には内部から残量感知センサー610を露出させるセンサー点検孔614が形成される。
センサー点検孔614は洗剤貯蔵部310の後端部の上面に設けられる。即ち、センサー点検孔614は洗剤貯蔵部310のキャップ部材330において後端部に形成される。センサー点検孔614は残量感知センサー610の前方に位置し、残量感知センサー610と隣接して位置して洗剤貯蔵部310内の残量感知センサー610が外部に露出されることができる。
また、センサー点検孔614は孔蓋が結合して遮蔽することができ、孔蓋は少なくとも一部がセンサー点検孔614から分離自在に設けられる。ユーザはセンサー点検孔614から孔蓋を分離して洗剤貯蔵部310の内側で残量感知センサー610を確認することができる。
残量感知センサー610は電極などのような洗剤の貯蔵量を測定するための手段を備え、電極などは洗剤貯蔵部310の内部に位置する。残量感知センサー610の使用過程において、洗剤の残余物又はその他の異物質が残量感知センサー610に粘着すると、残量感知センサー610の機能が低下する。
よって本発明の一実施例では、洗剤貯蔵部310の後端部にセンサー点検孔614を形成して、ユーザがセンサー点検孔614を介して残量感知センサー610を確認し、掃除手段を投入して残量感知センサー610を掃除することができる。
再度図34を参考すると、本発明の一実施例において洗剤貯蔵部310の後面には後方に突出して残量感知センサー610の設置部位を通過するように延びる後面補強リブ616が設けられる。
洗剤貯蔵部310はプラスチックなどの軽量素材からなり、洗剤貯蔵部310の後面には残量感知センサー610が備えられるので、荷重が増加して損傷及び変形が発生する余地がある。
したがって、本発明の一実施例では洗剤貯蔵部310の後面に後方に突出する後面補強リブ616が設けられる。後面補強リブ616は少なくとも一部が残量感知センサー610と洗剤貯蔵ユニット300の前後方向に重畳し、残りは洗剤貯蔵部310の後面に位置する。
即ち、後面補強リブ616は洗剤貯蔵部310の後面に並んだ方向に延びて残量感知センサー610又は残量感知センサー610の設置部位を横切る。後面補強リブ616によって洗剤貯蔵部310の後面の強性が増加する。
図34には本発明の一実施例によって洗剤貯蔵部310の後面から後方に突出し、洗剤貯蔵ユニット300の側方向に沿って延びた脚補強リブ773が示されている。
なお、図34には洗剤バルブ380が結合されるバルブ孔397が示されており、図36には洗剤バルブ380が結合され、貯蔵フレーム390に挿入された洗剤貯蔵部310の後端部が示されている。
図34乃至図36に示すように、本発明の一実施例において、洗剤貯蔵部310の後面には第1洗剤が排出される洗剤バルブ380が設けられ、洗剤バルブ380の後端部は洗剤貯蔵部310の後面から後方に突出する。
洗剤バルブ380は洗剤貯蔵部310の後面に設けられるバルブ孔397に挿入結合される。バルブ孔397及び洗剤バルブ380は後面の下端部に位置する。洗剤貯蔵部310の第1洗剤は洗剤バルブ380を介して洗剤貯蔵部310の外部に排出される。
洗剤バルブ380は一部がバルブ孔397を介して洗剤貯蔵部310内に挿入され、残りは洗剤貯蔵部310の後面から後方に突出する。例えば、洗剤バルブ380は前端部が洗剤貯蔵部310内に挿入され、後端部が洗剤貯蔵部310から後方に突出する。
洗剤貯蔵部310は貯蔵フレーム390に挿入された状態でハウジング10内に挿入されると、ハウジング10内に予め備えられた洗剤ポンプの流入ポートが洗剤バルブ380の後端部に連結されて内部の第1洗剤が外部に流出される。
図36には本発明の一実施例によって洗剤貯蔵部310の後面の上端部にセンサー端子612が配置され、下端部に洗剤バルブ380が配置されたことが示されている。
なお、本発明の一実施例は図36に示すように、貯蔵フレーム390の後面がセンサー端子612及び洗剤バルブ380に対応する位置が開放してセンサー端子612及び洗剤バルブ380によって貫通される。
これにより、洗剤貯蔵部310は貯蔵フレーム390に結合された状態でセンサー端子612及び洗剤バルブ380が貯蔵フレーム390から後方に露出し、洗剤貯蔵ユニット300がハウジング10内に挿入されると、収容端子及び流入ポートがセンサー端子612及び洗剤バルブ380に結合される。
なお、図36に示すように、本発明の一実施例において、貯蔵フレーム390の後面には洗剤貯蔵ユニット300の側方向に沿って延びてセンサー端子612及び洗剤バルブ380の間を横切るように配置される保持部620が設けられる。
貯蔵フレーム390の後面はセンサー端子612及び洗剤バルブ380に対応する部位が開放され、貯蔵フレーム390の後面にはセンサー端子612と洗剤バルブ380の間を横切るように配置される保持部620が設けられる。
保持部620は貯蔵フレーム390の幅方向に沿って延びる形態であり、貯蔵フレーム390の後面は図48に示すように、保持部620の上部側と下部側が全て開放した形態を有する。
上述したように、ユーザが把持部332を把持して洗剤貯蔵部310を貯蔵フレーム390から持ち上げる場合、保持部620によって洗剤バルブ380が上方に移動することが抑制されることにより洗剤貯蔵部310の洗剤投入部313が洗剤排出部317より先に貯蔵フレーム390から分離されて、通気孔を介して洗剤が漏出することをさらに抑制できる。
再度図33を参考すると、本発明の一実施例において、洗剤貯蔵部310の下面には貯蔵空間に貯蔵された洗剤の残量を表示する残量表示部780が設けられる。
残量表示部780は数字又は文字などの様々な方式で該当位置に対応する洗剤残量を表示する。ユーザが洗剤貯蔵部310の把持部332を把持して貯蔵フレーム390から洗剤貯蔵部310の前端部を持ち上げる場合、ユーザが洗剤貯蔵部310の下面を視覚的に確認して洗剤の残量を確認できるように、残量表示部780は洗剤貯蔵部310の下面に設けられる。
なお、本発明の一実施例では、洗剤貯蔵部310の洗剤投入部313が洗剤排出部317の上方に位置した状態で、残量表示部780が貯蔵空間の最下端から残量表示部780の高さに対応する洗剤残量を示す。
上述したように、ユーザが洗剤貯蔵ユニット300の前方に位置して貯蔵フレーム390から洗剤貯蔵部310の前端部を持ち上げる場合、洗剤貯蔵部310の前端部、即ち、洗剤貯蔵部310の洗剤投入部313は洗剤貯蔵部310の後端部、即ち、洗剤貯蔵部310の洗剤排出部317よりも上方に位置する。
即ち、ユーザが洗剤貯蔵部310の前端部に設けられる把持部332を把持して洗剤貯蔵部310の前端部を持ち上げると、洗剤貯蔵部310の下面がユーザに向かい、洗剤貯蔵部310の後面は貯蔵空間の最下端になる。
この時、洗剤貯蔵部310の下面に設けられる残量表示部780は貯蔵空間の最下端、即ち、洗剤貯蔵部310の後面から残量表示部780までの高さに対応する洗剤量を表示する。
残量表示部780は洗剤残量の基準となる目盛りを含み、目盛りに該当する洗剤残量表示を含む。洗剤残量表示は数字又は文字などであり、洗剤貯蔵部310の下面を下方から見たとき、ユーザが読み取られるように表示される。
一方、残量表示部780は複数個が設けられ、洗剤貯蔵部310の長さ方向に沿って離隔して配置される。隣接する一対の残量表示部780はそれぞれの洗剤残量表示が所定の1回消耗量だけ差を有するように離隔距離が設定される。
図33に示すように、洗剤貯蔵部310の下面には複数の残量表示部780が設けられる。複数の残量表示部780は洗剤貯蔵部310の長さ方向に沿って配置される。洗剤貯蔵部310の長さ方向はユーザが洗剤貯蔵部310の前端部を持ち上げた場合、貯蔵空間の高さ方向である。
隣接する一対の残量表示部780の間の離隔距離は洗剤の1回消耗量に対応する。例えば、本発明の一実施例による衣類処理装置1で洗濯過程が進行されるとき、消耗される洗剤の1回消耗量が予め定められる。
したがって、隣接する一対の残量表示部780は洗剤残量表示が1回消耗量だけ差を有して離隔している。図33を参考すると、貯蔵空間の最下端、即ち、洗剤貯蔵部310の後面からいずれか1つの残量表示部780が有する高さH1と隣接する残量表示部780の高さH2の間の高さ差は洗剤の1回消耗量に対応する。
これにより、洗剤貯蔵部310の貯蔵空間に洗剤が最大に充填された状態から数回の洗濯過程が進行されると、ユーザが洗剤貯蔵部310の前端部を持ち上げたとき、洗剤の界面は複数の残量表示部780のうち、いずれかの目盛りと大略同一であるか又は隣接する。よって、ユーザは今後の洗濯可能回数又は洗剤の補充時期を把握できるので、洗剤貯蔵ユニット300の効果的な活用と使用性が向上される。
なお、本発明の一実施例において、残量表示部780は洗剤貯蔵部310において下面の第1透明度よりも高い第2透明度を有し、洗剤残量を示す文字が刻印される。
プラスチックなどからなる洗剤貯蔵部310の後面は所定の第1透明度を有する。透明度は光が透き通る程度に比例し、光が反射する程度に反比例する。
一方、残量表示部780は洗剤残量表示を含む表示領域を有し、表示領域は第1透明度よりも高い第2透明度を有する。図33には各残量表示部780の表示領域が点線で表示されている。
洗剤貯蔵部310において残量表示部780とその他の部分の透明度の差は様々である。例えば、洗剤貯蔵部310の下面にはエッチング又はその他の表面処理が行われて第1透明度を有し、残量表示部780は表面処理を省略して第1透明度より高い第2透明度を有する。
残量表示部780の洗剤残量表示は文字又は数字であり、洗剤残量表示は洗剤貯蔵部310に刻印された形態である。残量表示部780の表示領域は第1透明度より高い第2透明度を有することにより、ユーザに対する残量表示部780の認識率が高くなり、文字の識別力も高くなる。
一方、図37には本発明の一実施例によるディスペンサーユニット200の下面を上方から見たことが示されている。即ち、図37のディスペンサーユニット200の下面を上方から見たディスペンサーユニット200の内部に該当する。
図38にはディスペンサーユニット200及び供給ケース400を側方から見た断面が示されている。図39には供給ケース400の内部が示されている。
図37乃至図39を参考すると、本発明の一実施例において、洗剤貯蔵ユニット300は洗剤収容部340及び洗剤収容部340に連通する洗剤流出部648を含み、供給ケース400はハウジング10内に設けられて開口部15を介して引き込まれた洗剤貯蔵ユニット300が収容され、下部には洗剤流出部648から流出した洗剤が排出される洗剤ドレン孔402が設けられる。
一方、上述したように、本発明の一実施例は衣類がハウジング10の前方から投入されるフロントロード方式であるか、又は衣類がハウジング10の上方から投入されるトップロード方式である。
フロントロード方式の場合、ハウジング10の前面部に衣類が投入される衣類開口が設けられ、衣類開口を開閉するドア40が設けられる。タブ20及びドラム30は前面が開放した形態を有する。
即ち、ドラムは前面が開放されて衣類、即ち、洗濯物が投入される開放面が形成される。後面は底面に該当し、回転軸32が結合される。回転軸32は前後方向に沿って延びた形態である。
ドラム30には前面及び後面を連結する側面が設けられ、側面は曲面を形成し、前面と後面を連結する外周面に該当する。即ち、ドラム30は前面が開放した円筒状である。
ディスペンサーユニット200はハウジング10内に設けられて洗剤貯蔵ユニット300の上方に位置し、下面に水が落ちる給水部260が設けられる。給水部260は洗剤収容部340の上方に位置して洗剤収容部340に水を供給する洗剤給水部261及び供給ケース400の底部401に水を供給するためのシャワー部を含む。
シャワー部は前方シャワー部265及び後方シャワー部267のうちのいずれか1つを含む。ディスペンサーユニット200の前端部291に位置し、供給ケース400の前端部に水を供給する前方シャワー部265を含む。
供給ケース400の前端部はハウジング10の開口部15に向かう。供給ケース400の後端部はハウジング10の内部に向かう。ディスペンサーユニット200の前端部291もハウジング10の開口部15に向かい、ディスペンサーユニット200の後端部293もハウジング10の内部に向かうことができる。後述するように、ディスペンサーユニット200の後端部293には水が流動する複数の供給ホース280が連結される。
上述したように、洗剤貯蔵ユニット300の洗剤収容部340は内部の洗剤が洗剤流出部648を介して洗剤貯蔵ユニット300の外部に排出される。洗剤流出部648を介して流出される洗剤は供給ケース400内に流入される。
供給ケース400は図39に示すように、上面が開放されることもでき、前面が開放されることもできる。洗剤貯蔵ユニット300は供給ケース400の開放した前面から挿入されて供給ケース400内に収容される。
また、図38に示すように、供給ケース400の開放した上面にはディスペンサーユニット200の下面が位置する。ディスペンサーユニット200は供給ケース400の側壁410に支持又は結合される。
ハウジング10内に引き込まれた洗剤貯蔵ユニット300は供給ケース400の底部401の上方に位置し、洗剤貯蔵ユニット300の洗剤流出部648から流出する洗剤は供給ケース400の底部401上に存在する。
供給ケース400は下部に洗剤が排出される洗剤ドレン孔402が設けられる。供給ケース400内に存在する洗剤は洗剤ドレン孔402を介して供給ケース400外部に排出され、洗剤ドレン孔402はタブ20に連結される。即ち、本発明の一実施例による衣類処理装置1は洗剤供給装置100からタブ20に洗剤が供給される。
一方、ディスペンサーユニット200は洗剤貯蔵ユニット300及び供給ケース400の上方に位置する。供給ケース400の底部401、洗剤貯蔵ユニット300及びディスペンサーユニット200は上下方向に積層された構造を有する。
ディスペンサーユニット200には下方に水を落とす給水部260が設けられる。給水部260はディスペンサーユニット200内の水が落ちる複数の開口を有し、開口を介して水が落ちて洗剤貯蔵ユニット300などに提供される。図37にはディスペンサーユニット200の下面に設けられる給水部260が示されている。
ディスペンサーユニット200の内部、即ち、ディスペンサーユニット200において下面の上部には水が流動する複数の流路が形成される。ディスペンサーユニット200は後述するように、供給ホース280に連結されて内部に水が供給され、供給ホース280から伝達された水はディスペンサーユニット200内に形成された流路に沿って流動して給水部260に伝達される。給水部260は伝達された水を複数の開口を介して下方に排出することができる。
一方、図37に示すように、本発明の一実施例において、給水部260は洗剤給水部261及び前方シャワー部265を含む。洗剤給水部261は洗剤貯蔵ユニット300の洗剤収容部340の上方に位置する。洗剤収容部340は上面が開放され、洗剤給水部261から落ちる水は洗剤収容部340の開放した上面を介して洗剤収容部340内に提供される。
洗剤貯蔵ユニット300がハウジング10内に完全に引き込まれ、洗濯が進行されると、洗剤給水部261は水を落とし、洗剤給水部261から落ちた水は洗剤収容部340の開放した上面を介して洗剤収容部340に提供され、洗剤収容部340内に貯蔵された洗剤は水と共に貯蔵フレーム390の洗剤流出部648を介して洗剤貯蔵ユニット300の外部、即ち、供給ケース400の底部401に流出される。
なお、前方シャワー部265はディスペンサーユニット200の前端部291に位置する。即ち、前方シャワー部265は供給ケース400の底部401の前端部の上方に位置する。これにより、前方シャワー部265から排出された水が供給ケース400の前端部に提供される。
上述したように、ユーザは洗剤貯蔵ユニット300を引き出して洗剤収容部340に洗剤を投入し、再度洗剤貯蔵ユニット300をハウジング10内に引き込んで洗濯を準備する。このように洗剤貯蔵ユニット300は洗剤収容部340に洗剤が貯蔵された状態でハウジング10内に引き込まれたり引き出されたりし、この過程で洗剤収容部340に貯蔵された洗剤の一部が洗剤流出部648を介して洗剤貯蔵ユニット300の外部に流出される。
洗濯前、洗剤流出部648から流出した洗剤は洗剤貯蔵ユニット300の引き込み及び引き出し状態、即ち、洗剤貯蔵ユニット300の位置によって供給ケース400の底部401の前端部に残存する。
例えば、ユーザがハウジング10内から洗剤貯蔵ユニット300を上記設定引き出し距離などのように一定量引き出した状態で洗剤収容部340に洗剤を投入する場合、洗剤収容部340内から洗剤流出部648を介して意図せずに漏出する洗剤は、洗剤貯蔵ユニット300が完全に引き込まれた状態で洗剤流出部648よりも前方に位置する。
さらに洗剤供給装置100の使用過程において、供給ケース400の底部401の前端部に異物質が存在することができる。
このように供給ケース400の底部401の前端部、例えば、供給ケース400の底部401に洗剤貯蔵ユニット300が完全に引き込まれた状態の洗剤収容部340よりも前方に存在する洗剤などは、洗剤給水部261から水に排出されても除去されないことができる。
これにより、本発明の一実施例では図37に示すように、ディスペンサーユニット200の前端部に前方シャワー部265を設けて、前方シャワー部265から排出される水により供給ケース400内の前端部を洗浄することができる。
図38にはディスペンサーユニット200の給水部260のうち、洗剤給水部261及び前方シャワー部265から落ちる水の移動経路が矢印で示されている。前方シャワー部265は洗剤給水部261の前方に位置し、供給ケース400の前端部に水を供給して供給ケース400の前端部を洗浄することができる。
一方、供給ケース400はシャワー流路を含む。シャワー流路は供給ケース400の側壁410と洗剤貯蔵ユニット300の間に位置し、上面が開放される。
シャワー流路はシャワー部から供給される水が伝達されて供給ケース400の底部401に提供する。シャワー流路はシャワー部から落ちる水が開放した上面に流入され、下部が底部401に向いて開放して流入された水が底部401に伝達される。シャワー流路は前方シャワー流路403及び後方シャワー流路を含む。
本発明の一実施例において、供給ケース400は側壁410の少なくとも一部が洗剤貯蔵ユニット300と離隔してシャワー流路を形成し、シャワー流路は上方に開放して給水部260から落ちた水が伝達されて供給ケース400の底部401に提供する。
供給ケース400は前方シャワー流路403を含む。前方シャワー流路403は供給ケース400の側壁410と洗剤貯蔵ユニット300の間に位置し、前方シャワー部265の下方に位置して前方シャワー部265から落ちた水が伝達されて供給ケース400の底部401の前端部に提供する。
前方シャワー流路403は供給ケース400の側壁410の前端部411に形成され、洗剤貯蔵ユニット300の側方向に沿って洗剤貯蔵ユニット300から離れるように入り込んで上面が開放される。
また前方シャワー部265は前方シャワー流路403の上方に位置して前方シャワー流路403に水が落ちることにより、供給ケース400の底部401の前端部に水が供給される。
図39には供給ケース400に形成される前方シャワー流路403が示されており、図40及び図41には図39の前方シャワー流路403が拡大して示されている。
図39乃至図41を参考すると、前方シャワー流路403は供給ケース400の側壁410に形成され、前方シャワー流路403は前方シャワー部265に対応するように供給ケース400の前端部に位置する。即ち、前方シャワー流路403は供給ケース400の側壁410において前端部411に位置する。
前方シャワー流路403は供給ケース400内から供給ケース400の側方向に沿って外側に凹んだ形状である。また前方シャワー流路403は上面が開放される。
一方、前方シャワー部265は、図37に示すように、ディスペンサーユニット200の前端部291において側部に位置する。即ち、前方シャワー部265は前方シャワー流路403の上方に位置して前方シャワー流路403の開放した上面に水を排出する。
前方シャワー流路403の開放した上面に流入した水を前方シャワー流路403に沿って流動して供給ケース400の底部401に伝達することができる。本発明の一実施例では、前方シャワー部265の水を洗剤貯蔵ユニット300から側方向に沿って離れるように凹んだ前方シャワー流路403を介して供給ケース400の前端部に提供するので、前方シャワー部265から落ちる水が洗剤貯蔵ユニット300を回避して供給ケース400に伝達される。
これにより、本発明の一実施例は、前方シャワー部265が設けられても洗剤貯蔵ユニット300に不要な水が提供されることを抑制して、洗剤貯蔵ユニット300の使用性及び管理性が向上される。
前方シャワー流路403を上方から見た断面形状は様々であり、断面積が前方シャワー部265の断面積と略同一であるか又はそれ以上である。前方シャワー流路403の断面形状は前方シャワー部265の断面形状に対応する。
また前方シャワー流路403は開放した上面から供給ケース400の底部401に行くほど凹んだ深さが浅くなる。これにより、前方シャワー流路403に流入した水は供給ケース400の底部401に近づきながら自然に前方シャワー流路403から供給ケース400の底部401側に流動する。
一方、図39乃至図41に示すように、前方シャワー流路403は供給ケース400の側壁410から幅方向に沿って外側に突出する。これにより、前方シャワー流路403は洗剤貯蔵ユニット300から離れるように凹む深さが供給ケース400の側壁410の厚さに制限されず、前方シャワー部265及び前方シャワー流路403の開放した上面が洗剤貯蔵ユニット300の上面から側方向に離隔する。
一方、図40及び図41に示すように、本発明の一実施例において、供給ケース400はさらにスライドレール404を含み、スライドレール404は供給ケース400の側壁410に設けられ、供給ケース400の前後方向に延び、洗剤貯蔵ユニット300が支持されてスライドされる。また、前方シャワー流路403の上面は少なくとも一部が側方向に沿ってスライドレール404よりも外側に突出する。
供給ケース400の側壁410に設けられるスライドレール404は、供給ケース400の側壁410で供給ケース400の前後方向に沿って延びる。スライドレール404の形態は様々であり、図40及び図41には供給ケース400の側壁410において上面が洗剤貯蔵ユニット300に対向するように段差を有する形態のスライドレール404が示されている。
ハウジング10の開口部15を介してハウジング10内に引き込まれる洗剤貯蔵ユニット300は、両側がスライドレール404上に支持された状態で供給ケース400の後方に向かってスライドされる。
一方、前方シャワー流路403は上面の少なくとも一部がスライドレール404よりも洗剤貯蔵ユニット300から遠く位置するように突出される。即ち、前方シャワー流路403は供給ケース400の側方向に沿ってスライドレール404よりも外側に凹まれる。
前方シャワー流路403の上面が洗剤貯蔵ユニット300の両側がそれぞれ支持されてスライドされるスライドレール404よりも側方向の外側に位置するので、前方シャワー流路403の上方に位置する前方シャワー部265から落ちる水が洗剤貯蔵ユニット300を回避して前方シャワー流路403に提供される。
一方、図42には本発明の一実施例によってハウジング10内に設けられ、ディスペンサーユニット200に連結される複数の供給ホース280が示されている。図42を参考すると、複数の供給ホース280はディスペンサーユニット200に連結されてディスペンサーユニット200に水を供給する。
複数の供給ホース280には本発明の一実施例による衣類処理装置1の外部の水道から水が伝達される。また水道から供給された水の流入を取り締まる複数のホースバルブが設けられて、複数の供給ホース280は複数のホースバルブによって水の流動を取り締まることができる。
また、前方シャワー部265及び洗剤給水部261には複数の供給ホース280のうち、互いに異なる供給ホース280から提供される水が伝達される。即ち、複数の供給ホース280のうちのいずれかはディスペンサーユニット200内で前方シャワー部265に連結される流路に水を供給し、複数の供給ホース280のうちの他のいずれかはディスペンサーユニット200内で洗剤給水部261に連結される流路に水を供給する。
このように本発明の一実施例では、前方シャワー部265が洗剤給水部261に水を供給する供給ホースとは異なる供給ホースから水が供給されるので、前方シャワー部265を介して排出される水の水圧を一定水準以上に確保することができる。
例えば、1つの供給ホース280から前方シャワー部265及び洗剤給水部261に水が分岐されて伝達される場合、前方シャワー部265及び洗剤給水部261に形成される水圧は供給ホース280で提供される水圧よりも低くなって、洗剤貯蔵ユニット300又は供給ケース400への給水に不利である。
また、1つの供給ホース280が洗剤給水部261に水を提供し、洗剤給水部261に提供された水がディスペンサーユニット200内に形成される流路を介して再度前方シャワー部265に伝達される場合、洗剤給水部261を経由しながら低くなった水圧が前方シャワー部265に提供されるので、不利である。
これにより、本発明の一実施例では、前方シャワー部265及び洗剤給水部261に水を供給する供給ホース280をそれぞれ設けることにより、前方シャワー部265及び洗剤給水部261で十分な水圧を確保することができる。一方、複数の供給ホース280の種類などに関する詳しい説明は後述する。
再度図40及び図41を参考すると、本発明の一実施例はさらにシャワー水リブ405を含む。シャワー水リブ405は供給ケース400の前端部の内側面から突出し、供給ケース400の前後方向を横切る方向に沿って延びて前方シャワー流路403を介して流入される水の流動をガイドする。
シャワー水リブ405は供給ケース400の底部401、側壁410又は底部401と側壁410の連結部位に設けられる。シャワー水リブ405は供給ケース400の内側面から突出し、供給ケース400の前後方向を横切る方向、例えば、大略供給ケース400の側方向に沿って延びる。但し、シャワー水リブ405の延長方向はこれに限られない。
シャワー水リブ405は前方シャワー流路403と供給ケース400の底部401の間に位置する。シャワー水リブ405は一端が大略前方シャワー流路403に向かうように設けられて前方シャワー流路403から流入する水の流動をガイドする。
前方シャワー流路403から流入した水は、場合によって供給ケース400の底部401の前端部で十分な面積を洗浄できず、供給ケース400の洗剤ドレン孔402から排出される余地がある。
これにより、本発明の一実施例では、前方シャワー流路403と供給ケース400の底部401の間で供給ケース400の前後方向を横切るように延びるシャワー水リブ405を設けることにより、前方シャワー流路403から流入した水が供給ケース400の底部401の前端部で十分な面積に到達するように流動を拡散又はガイドすることができる。
シャワー水リブ405の一端部は大略前方シャワー流路403に向かうが、複数のシャワー水リブ405が設けられる場合、いずれか1つのシャワー水リブ405の一端部が他方のシャワー水リブ405に向かうこともできる。
図40及び図41に示すように、本発明の一実施例において、シャワー水リブ405は複数個が設けられ、主リブ406を含む。主リブ406の一端はシャワー流路の端部に向かい、他端部は底部401に向かう。前方シャワー流路403から排出された水は主リブ406の一端部から他端部に沿って流動して底部401に向かって流動する。
一方、本発明の一実施例においてシャワー水リブ405はさらに副リブ407を含む。
副リブ407は一端が主リブ406の他端部に対向し、主リブ406から離れる方向に延びる。即ち、副リブ407は他端部が一端部から主リブ406から離れる方向に位置する。
副リブ407は他端部が側方向を基準として底部401の中央側に向かうように設けられる。前方シャワー流路403を介して供給ケース400内に流入した水は、主リブ406によって1次的に流動がガイドされ、副リブ407によって2次的に流動がガイドされる。
副リブ407は一端が主リブ406の他端部に対向するように設けられて主リブ406に沿って流動した水と接する。また副リブ407は他端部が供給ケース400の底部401の中央側に向かって設けられて主リブ406に沿って流動した水を再度供給ケース400の底部401に向かって流動させる。
供給ケース400はハウジング10内の様々な構成品によって具体的な形状が設計される。これにより側壁410又は底部401は扁平な面ではないこともできる。かかる設計的制約によって主リブ406の位置や数が制限されるが、本発明の一実施例では、主リブ406と共に有機的に水の流動をガイドする副リブ407を備えることにより、設計的制約を克服することができる。
例えば、1つの前方シャワー流路403に1つの主リブ406が設けられる場合は、主リブ406の他端側に複数の副リブ407が配置され、複数の副リブ407は一端から他端に行くほど互いに離れる扇形に配置される場合、1つの主リブ406から伝達された水を複数の副リブ407を用いてより広い面積に拡散流動することができる。
図40には主リブ406を含むシャワー水リブ405が示されており、図41には主リブ406及び副リブ407を含むシャワー水リブ405が示されている。副リブ407は該当位置での供給ケース400の内側面形状などの設計的な側面と実際水の拡散程度を考慮して設けられる。
供給ケース400に複数の前方シャワー流路が設けられる場合、各前方シャワー流路403(ごと)にシャワー水リブ405の配置有無及び副リブ407を含むか否かが決定される。
一方、図40及び図41に示すように、本発明の一実施例ではさらに漏水防止リブ408を含む。漏水防止リブ408は供給ケース400の内側面から突出して供給ケース400の前後方向を横切る方向に沿って延び、シャワー水リブ405及び前方シャワー流路403より前方に位置して水が開口部15から漏水されることを遮断する。
漏水防止リブ408は供給ケース400の側壁410に向かう一端及び他端が前方シャワー流路403及びシャワー水リブ405よりも前方に離隔配置されることができる。漏水防止リブ408の突出高さと長さは必要によって様々である。
漏水防止リブ408の一端が前方シャワー流路403及び複数個備えられるシャワー水リブ405の前方に位置することにより、前方シャワー流路403から流入されてシャワー水リブ405によりガイドされる水は、漏水防止リブ408の前方に移動することが制限される。
前方シャワー流路403及びシャワー水リブ405は供給ケース400の前端部に位置するので、前方シャワー流路403から流入する水は供給ケース400の前方に位置するハウジング10の開口部15を介して外部に漏出する余地がある。
したがって、本発明の一実施例では、供給ケース400の前後方向を横切る、例えば、供給ケース400の大略側方向に沿って延び、前方シャワー流路403及びシャワー水リブ405の前方に離隔配置される漏水防止リブ408を設けることにより、供給ケース400の前端部を洗浄するためのシャワー水が開口部15側に漏出することを防止できる。
再度図39を参考すると、本発明の一実施例において供給ケース400には側方向を基準として底部401の中央に下方に入り込む洗剤水流動溝409が設けられる。
洗剤水流動溝409は底部401の前端部から洗剤ドレン孔402に向かって延び、前方シャワー流路403から流入した水を洗剤ドレン孔402側に流動させる。
洗剤水流動溝409は洗剤ドレン孔402の前方に位置する。洗剤水流動溝409は供給ケース400の底部401において洗剤貯蔵ユニット300から離れる方向、例えば、下方に凹んだ溝の形状である。
洗剤水流動溝409は供給ケース400の底部401の前端部から洗剤ドレン孔402に向かって延びることにより、供給ケース400の底部401において洗剤ドレン孔402の前方に存在する水又は洗剤が洗剤水流動溝409に沿って洗剤ドレン孔402側に流動する。洗剤水流動溝409は供給ケース400の底部401において供給ケース400の側方向を基準として中央側に配置される。
前方シャワー流路403を介して供給ケース400内に流入した水が供給ケース400の底部401に向かう代わりに、洗剤ドレン孔402側、即ち、後方に流動して洗剤ドレン孔402を介して供給ケース400の外部に排出される場合、供給ケース400の底部401の前端部で前方シャワー流路403を介して流入した水による洗浄面積が減少する。
これにより、本発明の一実施例では、供給ケース400の底部401の中央側に下方に入り込む洗剤水流動溝409を設け、前方シャワー流路403から流入する水が洗剤水流動溝409に流入して、供給ケース400の底部401に対する洗浄面積を増加させることができる。
洗剤水流動溝409の凹み深さは様々であり、供給ケース400の側方向を基準とする洗剤水流動溝409の幅も必要によって様々である。洗剤水流動溝409の深さ又は幅の決定には複数の実験に基づく統計的な結果が反映される。
シャワー水リブ405は洗剤水流動溝409と隣接して位置し、供給ケース400の底部401に向かう他端部が洗剤水流動溝409に向かうことができる。
一方、本発明の一実施例において、洗剤ドレン孔402は供給ケース400の底部401に設けられ、前方シャワー部265及び洗剤流出部648よりも後方に位置する。
図38に示されたディスペンサーユニット200の給水部260は前方シャワー部265、洗剤給水部261と共に洗剤コップ給水部263を含む。洗剤コップ給水部263はハウジング10に完全に引き込まれた洗剤貯蔵ユニット300の洗剤コップ700の上方に位置する。洗剤コップ給水部263についての詳しい説明は後述する。
上述したように、洗剤貯蔵ユニット300の洗剤流出部648は洗剤コップ700の下方に位置し、洗剤コップ給水部263は洗剤コップ700の上方に位置する。図38には供給ケース400の前後方向を基準として洗剤ドレン孔402が洗剤コップ給水部263よりも後方に位置することが示されている。
即ち、本発明の一実施例において、洗剤ドレン孔402は、前方シャワー部265はもちろん、ハウジング10に引き込まれた洗剤貯蔵ユニット300の洗剤流出部648よりも後方に位置することにより、前方シャワー部265を介して供給ケース400内に流入される水と共に、洗剤流出部648から流出される洗剤が完全に洗剤ドレン孔402を介して供給ケース400から排出される。
再度図37を参考すると、本発明の一実施例において、給水部260はさらに後方シャワー部267を含む。後方シャワー部267はディスペンサーユニット200の後端部293に設けられ、供給ケース400の後端部に水を供給する。
後方シャワー部267は供給ケース400の後端部を洗浄するための水を供給ケース400に提供する。図38には後方シャワー部267から落ちる水の流動が矢印で表示されている。
洗剤貯蔵部310の洗剤バルブ380と洗剤ポンプの流入ポートが供給ケース400の後端部で結合される。洗剤バルブ380及び流入ポートの連結地点では意図しない洗剤の漏出が発生することができ、その他の異物質が供給ケース400の後端部に存在する可能性がある。
本発明の一実施例では、ディスペンサーユニット200の前端部291に前方シャワー部265を設け、ディスペンサーユニット200の後端部293に後方シャワー部267を設けることにより、洗剤ドレン孔402を基準として供給ケース400の前方及び後方を全て洗浄することができる。
後方シャワー部267は前方シャワー部265と同様に、ディスペンサーユニット200の下面に形成される複数の開口を介して水が落ち、洗剤貯蔵ユニット300を回避して供給ケース400に水を供給することができる。
本発明の一実施例では前方シャワー部265及び後方シャワー部267の間に洗剤給水部261が位置する。図38には前方シャワー部265、洗剤給水部261及び後方シャワー部267の位置関係が示されている。即ち、ディスペンサーユニット200に設けられた給水部260は、ディスペンサーユニット200の前端部291に前方シャワー部265、ディスペンサーユニット200の中央側に洗剤給水部261及びディスペンサーユニット200の後端部293に後方シャワー部267が設けられる。
なお、本発明の一実施例において、供給ケース400には後方シャワー流路が形成される。供給ケース400の側壁410の後端部412は側方向に沿って洗剤貯蔵ユニット300から外側に離隔し、後方シャワー部267は側壁410の後端部412と洗剤貯蔵ユニット300の間の離隔空間の上方に位置する。離隔空間は後方シャワー流路に該当する。
図38には洗剤貯蔵ユニット300から外側に離隔する供給ケース400の側壁410の後端部412が示されている。上述したように、洗剤貯蔵ユニット300は前端部の幅W2よりも後端部の幅W3がもっと狭く形成され、供給ケース400の側壁410は洗剤貯蔵ユニット300に対応するように前端部411と後端部412の間で幅が狭くなる区間が存在する。
なお、供給ケース400の側壁410の後端部412は再度洗剤貯蔵ユニット300から側方向に離れるように位置し、これにより、供給ケース400の側壁410と洗剤貯蔵ユニット300の間には離隔空間、即ち、後方シャワー流路が形成され、離隔空間の上面は開放される。
後方シャワー部267は離隔空間の上方に位置し、後方シャワー部267から落ちる水は離隔空間の開放した上面から供給ケース400の後端部に供給される。
さらに、上述したように、洗剤貯蔵ユニット300は後端部が前端部よりも狭い幅を有することができる。よって供給ケース400の側壁410は後端部412が洗剤貯蔵ユニット300から側方向に離隔しても供給ケース400の全体幅が増加することを抑制できるので、設計的に有利である。
例えば、洗剤貯蔵ユニット300の後端部が前端部と同じ幅を有する場合、供給ケース400の側壁410の後端部412が洗剤貯蔵ユニット300の後端部から幅方向に沿って外側に離隔すると、供給ケース400の後端部の幅は供給ケース400の前端部の幅よりも広くなり、これにより不要な供給ケース400の幅増加が発生する。
したがって、本発明では、上述したように、洗剤貯蔵ユニット300の後端部の幅W3が前端部の幅W2よりも狭くなって、開口部15を介した洗剤貯蔵ユニット300の挿入を容易にするとともに、洗剤貯蔵ユニット300の後端部と供給ケース400の側壁410の後端部412の間で離隔空間を容易に形成できて、後方シャワー部267を効果的に配置することができる。
本発明の一実施例において、ディスペンサーユニット200は洗剤貯蔵ユニット300に対応するように側方向を基準として後端部293が前端部291よりも狭い幅を有し、後方シャワー部267はディスペンサーユニット200において側方向に沿って外側に突出する。
図37には洗剤貯蔵ユニット300に対応するように後端部293の幅が前端部291の幅よりも狭いディスペンサーユニット200の下面が示されている。即ち、本発明の一実施例において、供給ケース400、洗剤貯蔵ユニット300及びディスペンサーユニット200は前端部291の幅よりも後端部293の幅が狭く形成される。
上述したように、洗剤貯蔵ユニット300及び供給ケース400は前端部の幅よりも後端部の幅を狭く形成することにより、供給ケース400の後端部が結局洗剤貯蔵ユニット300から側方に離隔するように突出する空間を確保できる。
言い換えれば、供給ケース400は前端部と後端部の間に前端部及び後端部よりも狭い幅を有する幅減少部が形成され、幅減少部の幅は洗剤貯蔵ユニット300の後端部の幅W3に対応する。
なお、ディスペンサーユニット200は後端部293が前端部291より狭い幅を有した状態で、後方シャワー部267がディスペンサーユニット200の後端部293から側方向に突出するので、ディスペンサーユニット200は供給ケース400に対応するように前端部291と後端部293の間に幅が減少する幅減少部が形成されている。
本発明の一実施例は、図37に示すように、ディスペンサーユニット200が供給ケース400に対応するように後端部293の幅が前端部291の幅よりも狭くなっている。よって図38に示すように、供給ケース400の側壁410に安定して支持できると同時に、後方シャワー部267がディスペンサーユニット200の後端部293から側方向に突出することにより、供給ケース400の側壁410の後端部412と洗剤貯蔵ユニット300の間の離隔空間に水を供給することができる。
図42を参考すると、本発明の一実施例において、ディスペンサーユニット200に連結される複数の供給ホース280は洗剤用供給ホース281とシャワー用供給ホース283を含む。洗剤用供給ホース281はディスペンサーユニット200に連結されてディスペンサーユニット200の洗剤給水部261に水を供給し、シャワー用供給ホース283はディスペンサーユニット200に連結されてディスペンサーユニット200のシャワー部、即ち、前方シャワー部265及び後方シャワー部267に水を供給することができる。
即ち、洗剤給水部261にはディスペンサーユニット200に連結される洗剤用供給ホース281から水が伝達され、シャワー部にはディスペンサーユニット200に連結されるシャワー用供給ホース283から水が伝達される。
洗剤用供給ホース281は上述したように、ホースバルブによって水の流動を取り締まり、ディスペンサーユニット200に連結されて水を供給する。洗剤用供給ホース281によってディスペンサーユニット200内に流入した水は洗剤給水部261に伝達される。
洗剤用供給ホース281は洗剤給水部261と隣接して連結されて洗剤給水部261に水を供給し、図42に示すように、洗剤用供給ホース281がディスペンサーユニット200の一側、例えば、ディスペンサーユニット200の後端部293に連結され、ディスペンサーユニット200内に設けられる洗剤用流路285を介して洗剤用供給ホース281から供給された水が洗剤給水部261に伝達される。
洗剤用流路285はディスペンサーユニット200の下面から上方に突出する一対の流路壁を有し、流路壁の上部にはディスペンサーユニット200の上面が位置する。洗剤用流路285はディスペンサーユニット200内に形成されて洗剤用供給ホース281から洗剤給水部261に向かって延びる。
なお、後述するように、ディスペンサーユニット200内に形成されるシャワー用流路287及び洗剤コップ700の流路も洗剤用流路285と同様に一対の流路壁を有し、ディスペンサーユニット200内に形成される。
ディスペンサーユニット200内において互いに異なる流路はそれぞれの流路壁を有し、互いの流路壁のうち、一部を共有できるが、互いに異なる流路間の水が互いに共有されないように流路壁によって相互分離することができる。
シャワー用供給ホース283はディスペンサーユニット200の一側、例えば、ディスペンサーユニット200の後端部293に連結され、ディスペンサーユニット200内にはシャワー用供給ホース283から後方シャワー部267及び前方シャワー部265に延びるシャワー用流路287が設けられる。本発明の一実施例では、前方シャワー部265及び後方シャワー部267を含めてシャワー部と定義する。
本発明の一実施例は洗剤給水部261に水を供給する洗剤用供給ホース281とは別途に、シャワー部に水を供給するシャワー用供給ホース283が設けられることにより、洗剤給水部261及びシャワー部の水圧と水の流量を十分に確保できる。
洗剤用供給ホース281及びシャワー用供給ホース283にはいずれもハウジング10の外部の水道から伝達される水が流動され、互いに異なるホースバルブに連結されて独立して水の流動を取り締まる。
それぞれのホースバルブはハウジング10の外部からの水道と並列連結関係を有する。即ち、各ホースバルブはそれぞれの開閉による供給ホース280の取り締まりに対して互いに影響を及ぼさないように形成される。
一方、本発明の一実施例において、ディスペンサーユニット200の給水部260はさらに洗剤コップ給水部263を含む。上述したように、貯蔵フレーム390には洗剤コップ700が設けられ、洗剤コップ給水部263は洗剤コップ700の上方に位置して洗剤コップ700に水を供給する。
また、ディスペンサーユニット200に連結される複数の供給ホース280はさらに洗剤コップ用供給ホース282を含み、洗剤コップ用供給ホース282はディスペンサーユニット200に連結されてディスペンサーユニット200の洗剤コップ給水部263に水を供給する。
洗剤コップ700には開放した上面を介して洗剤コップ給水部263から落ちる水が供給され、洗剤コップ700内に貯蔵される洗剤、例えば、説明の便宜のために定義される第3洗剤が水と共にコップ排出部705を介して排出される。
上述したように、洗剤コップ700のコップ排出部705から排出される洗剤は、洗剤収容領域650において洗剤コップ700の下方に位置する洗剤流出部648を介して洗剤貯蔵ユニット300の外部に排出され、供給ケース400の洗剤ドレン孔402を介してタブ20内に伝達される。
なお、洗剤コップ給水部263は洗剤給水部261の後方に配置され、洗剤用供給ホース281及びシャワー用供給ホース283と区分される洗剤コップ用供給ホース282から水が供給される。
例えば、洗剤コップ用供給ホース282はディスペンサーユニット200の後端部293に連結され、ディスペンサーユニット200内には洗剤コップ用供給ホース282から洗剤コップ給水部263に延びる洗剤コップ用流路286が設けられる。
本発明の一実施例は、ディスペンサーユニット200に設けられる給水部260が洗剤給水部261、洗剤コップ給水部263及びシャワー部を含み、洗剤給水部261のための洗剤用供給ホース281、洗剤コップ給水部263のための洗剤コップ用供給ホース282及びシャワー部のためのシャワー用供給ホース283がそれぞれ形成されることにより、それぞれの給水部260に提供される水の流量及び水圧を十分に確保することができ、互いに異なる給水部260の間の作動上の影響を最小化することができる。上述したように、シャワー部は前方シャワー部265及び後方シャワー部267を含む。
再度図37を参考すると、本発明の一実施例において、シャワー用流路287はディスペンサーユニット200内で後方シャワー部267から前方に延びて前方シャワー部265に連結され、前方シャワー部265にはシャワー用供給ホース283を介して後方シャワー部267に供給された水がシャワー用流路287を介して伝達される。
具体的には、後方シャワー部267はディスペンサーユニット200の後端部293に位置し、シャワー用供給ホース283は後方シャワー部267の後方に連結される。即ち、後方シャワー部267はディスペンサーユニット200においてシャワー用供給ホース283が結合される連結ポートに直接連結されて、シャワー用供給ホース283から水が供給される。
但し、必要によっては、後方シャワー部267とシャワー用供給ホース283の間にさらに流路が形成されることもできる。この場合にも、シャワー用供給ホース283から供給される水が1次に後方シャワー部267に伝達されることは同一である。
一方、シャワー用流路287は後方シャワー部267と前方シャワー部265を連結することができる。ディスペンサーユニット200の前端部291に位置する前方シャワー部265はディスペンサーユニット200の後端部293に位置する後方シャワー部267の前方に位置し、シャワー用流路287は後方シャワー部267から前方に延びて前方シャワー部265に連結される。
即ち、シャワー用供給ホース283から提供される水は後方シャワー部267、シャワー用流路287及び前方シャワー部265側に流動する。これにより、本発明の一実施例は、1つのシャワー用供給ホース283を介して前方シャワー部265及び後方シャワー部267に効率的に水を供給でき、洗剤給水部261及び洗剤コップ給水部263などに水圧減少などの影響を及ぼさないことができる。
一方、図42を参考にしながら、図37のディスペンサーユニット200を説明すると、本発明の一実施例において、前方シャワー部265及び後方シャワー部267はそれぞれ一対からなり、ディスペンサーユニット200の両側にそれぞれ配置される。シャワー用供給ホース283は一対からなり、ディスペンサーユニット200の両側にそれぞれ連結されて後方シャワー部267に水を供給し、洗剤用供給ホース281は一対のシャワー用供給ホース283の間でディスペンサーユニット200に連結される。
具体的には、本発明の一実施例は、図37に示すように、前方シャワー部265及び後方シャワー部267がそれぞれ一対からなり、ディスペンサーユニット200の両端に設けられる。
即ち、前方シャワー部265はディスペンサーユニット200の前端部291において両側にそれぞれ設けられ、後方シャワー部267はディスペンサーユニット200の後端部293において両側にそれぞれ設けられる。これにより、供給ケース400は底部401の両側にシャワー水が供給されて効率的な洗浄が可能になる。
シャワー用供給ホース283は一対からなり、ディスペンサーユニット200の後端部293に後方に連結され、ディスペンサーユニット200の後端部293において両側にそれぞれ連結される。即ち、一対のシャワー用供給ホース283は、ディスペンサーユニット200の後端部293の両端にそれぞれ設けられる後方シャワー部267の後方にそれぞれ連結される。
一対のシャワー用供給ホース283がディスペンサーユニット200の後端部293において両端にそれぞれ連結されるので、複数の供給ホース280のうち、シャワー用供給ホース283を除いた残り、例えば、洗剤用供給ホース281や洗剤コップ用供給ホース282は、一対のシャワー用供給ホース283の間でディスペンサーユニット200に連結される。洗剤用供給ホース281は温水用供給ホースと冷水用供給ホースを含む。
なお、図37に示すように、シャワー用流路287も一対からなって互いに異なる後方シャワー部267に連結される。即ち、ディスペンサーユニット200の後端部293において両端に設けられる一対の後方シャワー部267は互いに異なるシャワー用流路287に連結される。
一対の後方シャワー部267からそれぞれ前方に延びる一対のシャワー用流路287は、ディスペンサーユニット200の前端部291に位置する一対の前方シャワー部265にそれぞれ連結される。
シャワー用流路287は前方シャワー部265及び後方シャワー部267に対応するようにディスペンサーユニット200の両側に設けられ、洗剤用流路285及び洗剤コップ用流路286などは一対のシャワー用流路287の間に位置する。
なお、図43にはハウジング10の内部を上方から見たことが示されている。図43に示すように、本発明の一実施例においては、ディスペンサーユニット200に連結されて前方シャワー部265から水が供給され、タブ20に連結されて前方シャワー部265からタブ20に水を伝達するタブ連結ホース284をさらに含む。
タブ連結ホース284の一端部は前方シャワー部265に連通するようにディスペンサーユニット200に連結され、他端部はタブ20に連結される。これにより、前方シャワー部265に供給される水の一部はタブ連結ホース284を介してタブ20内に供給される。
タブ連結ホース284を介してタブ20内に提供される水は様々な用途に活用される。例えば、洗濯過程の進行初期には洗濯のための洗濯水の補充に活用され、洗濯過程の進行中間にはタブ20内に噴射されて洗濯効率を向上させるアトマイジング(Atomizing)に活用される。
一方、タブ連結ホース284を介してタブ20内に水が供給される場合、水の流動経路を考慮するとき、前方シャワー部265及び後方シャワー部267からも水を排出できる。即ち、タブ連結ホース284を介してタブ20内に水を供給する状況において、供給ケース400は前方シャワー部265及び後方シャワー部267によって内部が洗浄される。
前方シャワー部265及び後方シャワー部267は洗剤貯蔵ユニット300に水を供給せず、供給ケース400に水を供給するので、タブ連結ホース284を用いてタブ20内に水を供給する場合、洗剤給水部261及び洗剤コップ給水部263とは別途に前方シャワー部265及び後方シャワー部267のみを用いることもできる。
なお、本発明の一実施例によってディスペンサーユニット200に複数の前方シャワー部265が設けられる場合、タブ連結ホース284は複数の前方シャワー部265の全部と連結されることができ、図43に示すように、いずれも1つの前方シャワー部265に連結されることもできる。
タブ連結ホース284がいずれか1つの前方シャワー部265に連結される場合、タブ連結ホース284は複数の前方シャワー部265のうち、タブ20と近いものに連結される。
図43には本発明の一実施例によってディスペンサーユニット200の両側に位置する一対の前方シャワー部265のうち、タブ20側に向かう1つの前方シャワー部265にタブ連結ホース284が連結されたことが示されている。
また図44にはディスペンサーユニット200の下面に設けられる給水部260を下方から見たことが示されている。
図44に示すように、本発明の一実施例において、ディスペンサーユニット200の下面に設けられる給水部260は、水が排出される表面269が撥水処理されて表面269から水の除去が誘導される。
具体的には、給水部260は複数の開口を有して水が落ち、ディスペンサーユニット200の下面に給水部260から水が落ちる表面269が位置する。給水部260の表面269には洗剤供給装置100の利用が終了した状況などにおいて、水が残存しないように撥水処理される。
撥水処理は給水部260の表面269から水が容易に落ちるようにした作業結果を意味する。表面269に疎水性の物質がコーディングされて撥水処理が施され、表面269に不規則なパターンを形成して水との接触面積が減少し、水との接触力が減少するように撥水処理が施される。
上述したように、給水部260は供給ケース400又は洗剤貯蔵ユニット300に向かって水を落ちるので、給水部260の表面269には給水部260から排出される水の一部が水の接着力によって給水部260の表面269に残存する。
この場合、経時によって給水部260の表面269に残存する水によりカビなどの非衛生的な物質が発生する。これにより、本発明の一実施例は、洗剤貯蔵ユニット300又は供給ケース400に水を供給する給水部260を設け、給水部260から下方に向かう表面269を撥水処理することにより、洗剤貯蔵ユニット300及び供給ケース400に水を効果的に提供しながら給水部260の表面269から水を効果的に除去して衛生性と管理性を向上させることができる。
なお、本発明の一実施例において、給水部260には表面269に撥水パターン270が形成されて水との接触面積が減少する。即ち、本発明の一実施例は、給水部260の表面269に撥水パターン270を形成して撥水処理することができる。撥水パターン270が形成される表面269は水との接触面積が減少して水の接触力が減少しながら、水が給水部260の表面269から分離されて表面269から除去される。
撥水パターン270はディスペンサーユニット200の製造過程、例えば、射出過程で形成されるか、又は射出されたディスペンサーユニット200をレーザ加工して形成することができる。射出過程により給水部260の表面269に撥水パターン270を形成する場合、射出のための金型には撥水パターン270がレーザ加工される。
レーザ加工を用いる場合、より細密で繊細な撥水パターン270を形成することができる。これにより、給水部260の表面269に接した水が撥水パターン270をなす凸部271などの間に浸透して接触面積が維持されたり却って増加したりする不利な状況を防止することができる。
一方、図45乃至図48には本発明の一実施例において、撥水パターン270が有し得る形状がそれぞれ示されている。本発明の一実施例において、給水部260の表面269には下方に突出する凸部271と上方に凹む凹部275が交互に繰り返して配列されて撥水パターン270が形成される。
本発明の一実施例において、撥水パターン270の凸部271は給水部260の表面269から下方に突出した部分を意味し、凹部275は上方に凹んだ部分を意味する。
図45乃至図48においては、凸部271の突出方向が図面上の上方である。即ち、凸部271は給水部260の表面269から下方に突出するが、図45乃至図48には説明及び理解の便利のために、凸部271が上方に突出するように示されている。
撥水パターン270において凸部271は水と接し、凹部275は凸部271の間で水と接しない。したがって、同じ断面積において撥水パターン270が形成された場合、撥水パターン270が形成されていない場合に備えて、略凹部275の面積だけ水との接触面積が減少する。
これにより水は表面269との接触力が減少し、表面269に対する接触角が増加して、表面269からの分離が誘導されて表面269から除去される。
一方、本発明の一実施例において、給水部260の表面269は水との接触角が120°以上である。即ち、給水部260の表面269に形成される撥水パターン270は水の接触角が120°以上に形成される。
接触角とは、空気中の固体面に液体があるとき、固体、液体、気体の3つの接触点での切線と固体面がなす角のうち、液体を含む側の角を意味する。
接触角が増加するほど水滴は円形になり、これにより給水部260の表面269との接触面積及び接触力が減少して分離が容易になる。水の接触角を増加させるための撥水パターン270の具体的な形状は様々に決定される。
例えば、撥水パターン270の形成には凸部271の形状、凹部275の形状、凸部271及び凹部275の幅、凸部271及び凹部275の高さ又は深さ、凸部271及び凹部275の配置形状などが考慮される。
このような様々な因子を変更しながら進行される複数の実験結果によって、水の接触角が120°以上になる撥水パターン270が決定され、本発明の一実施例では、複数の実験などによる通計(集計)結果に基づいて水の接触角が120°以上になる撥水パターン270を決定し、給水部260の表面269に形成する。
一方、図45乃至図47を参考すると、本発明の一実施例において、撥水パターン270は凸部271と凹部275が格子形態に配列される。格子形態は一平面上で一方向及び他方向に一定の単位形状が繰り返されて配列されることを意味する。
図45には本発明の一実施例による撥水パターン270のうち、第1パターン270aが示されており、第1パターン270aは凸部271と凹部275が格子形態で配列されている。具体的には、凸部271は給水部260の表面269において第1方向及び該第1方向に垂直な第2方向に沿って配列され、凹部275は凸部271の間に形成される。図45の凹部275は最大凹み地点が4つの凸部271の間に位置する。
一方、本発明の一実施例において、凸部271は少なくとも一部で突出高さが増加するほど断面積が減少して傾斜面又は曲面が形成される。例えば、凸部271は突出した端部が球の一部形状或いは円錐の一部形状を有し、凸部271が全体として突出するほど断面積が減少する円錐形状などを有する。
凸部271は突出高さが増加するほど断面積が減少して傾斜面又は曲面を有することにより、水との接触面積がさらに減少し、水の除去が容易になる。
但し、凸部271の具体的な形状は必要によって様々であり、傾斜面又は曲面に限定されず、例えば、凸部271が四角柱又は円柱形状であることも可能である。
なお、図46には本発明の一実施例において撥水パターン270が有し得る第2パターン270bが示されている。図46を参考すると、本発明の一実施例において凹部275は第1凹部276及び第2凹部277を含む。
複数の第1凹部276は表面269と並んだ第1方向に沿って延び、第1方向を横切る第2方向に沿って配列され、複数の第2凹部277は第2方向に沿って延び、第1方向に沿って配列される。
凹部275は第1凹部276及び第2凹部277が格子形態で配列され、凸部271は凹部275の間に配列されて凹部275により取り囲まれる。
例えば、第1方向はディスペンサーユニット200の前後方向であり、第2方向はディスペンサーユニット200の側方向である。即ち、撥水パターン270の第2パターン270bにおいて、凹部275はディスペンサーユニット200の前後方向に延びる第1凹部276及びディスペンサーユニット200の側方向に延びる第2凹部277を含み、凸部271は四方が第1凹部276及び第2凹部277によって取り囲まれる。
但し、第1方向及び第2方向はディスペンサーユニット200の前後方向及び側方向の以外にも様々であり、第2パターン270bは凹部275の幅を狭く形成することができる。これにより凹部275に水が浸透することを有利に防止することができる。
なお、図47には本発明の一実施例において撥水パターン270が有し得る第3パターン270cが示されている。図47に示すように、本発明の一実施例において凸部271は第1凸部272及び第2凸部273を含む。
複数の第1凸部272は表面269と並ぶ第1方向に沿って延び、第1方向を横切る第2方向に配列され、複数の第2凸部273は第2方向に沿って延び、第1方向に沿って配列される。凸部271は第1凸部272及び第2凸部273が格子形態で配列され、凹部275は凸部271の間に配列されて凸部271によって取り囲まれる。
例えば、撥水パターン270の第3パターン270cでは、凸部271はディスペンサーユニット200の前後方向に延びる第1凸部272及びディスペンサーユニット200の側方向に延びる第2凸部273を含み、凹部275は四方が第1凸部272及び第2凸部273によって取り囲まれる溝に該当する。
但し、第1方向及び第2方向はディスペンサーユニット200の前後方向及び側方向の以外にも様々であり、第3パターン270cの場合は、凸部271の断面積を減少させ、水との接触面積を有利に減少することができる。
また凸部271は、図47に示すように、第1凸部272及び第2凸部273が交差する交差部位274の突出高さが交差部位274を除いた残りの部分よりも高く形成される。
このように本発明の一実施例は、凸部271と凹部275を有する撥水パターン270によって給水部260の表面269と水又は水滴の間の接触面積を減少させて接触力を低くすると同時に、凸部271内でも互いに異なる高さを有する部分を形成することにより、水が給水部260の表面269に接着することを妨害することができる。
例えば、凸部271内においても第1凸部272及び第2凸部273の間の交差部位274が相対的な突出部に該当し、交差部位274を除いた残りの部分が相対的な凹み部に該当し、水が撥水パターン270に接着することを容易に妨害することができる。
なお、本発明の一実施例において、撥水パターン270は凸部271と凹部275が表面269に並んだ第1方向に沿って交互に配列されることもできる。
図48には本発明の一実施例による撥水パターン270が有し得る第4パターン270dが示されている。撥水パターン270は第1方向及び第2方向に沿って繰り返して配列される格子形態の代わりに、第4パターン270dのように第1方向のみに繰り返して配列される凹凸形態又はウエーブ形態であることもできる。
なお、本発明の一実施例において、図48に示す撥水パターン270の第4パターン270dは、凸部271及び凹部275が表面269に並んで第1方向を横切る第2方向に延び、第1方向に沿って交互に配置される。
例えば、凸部271及び凹部275は給水部260の表面269に並んだ第1方向に沿って延び、第1方向に垂直な第2方向に沿って繰り返して配列される。但し、必要によって第4パターン270dで提示される第1方向に繰り返される凹凸形態の撥水パターン270は第2方向に複数個が設けられる。
このように様々な形態を有する撥水パターン270は、洗剤給水部261、洗剤コップ給水部263及びシャワー部の表面に形成される。シャワー部は前方シャワー部265及び後方シャワー部267を含む。
再度図44を参考すると、本発明の一実施例において、洗剤給水部261はさらに飛散防止リブ268を含む。飛散防止リブ268は洗剤貯蔵ユニット300に向かって突出し、洗剤給水部261の表面269の縁部に沿って延びて水が飛散することを防止する。
洗剤給水部261は洗剤貯蔵ユニット300の洗剤収容部340に水を供給し、この過程で洗剤給水部261から飛散する一部の水が洗剤貯蔵ユニット300で洗剤収容部340以外の他の部分に伝達されて、ディスペンサーユニット200の下面において撥水パターン270が形成されていない給水部260以外の部分に伝達されて接着することができる。
洗剤給水部261において洗剤収容部340から外れて落ちる水や飛散する水、又は洗剤収容部340から飛び出す水などが洗剤貯蔵ユニット300において洗剤収容部340以外の部分に伝達されると、ユーザは洗濯過程前後に洗剤貯蔵ユニット300をハウジング10の外部に引き出すとき、洗剤貯蔵ユニット300が濡れた状態で利用するので不便である。
またディスペンサーユニット200において撥水パターン270が形成された給水部260の表面269以外の部分に水が飛んだ場合は、該当部分には水が蒸発するまで水がずっと存在してカビなどが発生し、非衛生的である。
したがって、本発明の一実施例は、洗剤給水部261の表面269の周りの少なくとも一部を取り囲むように延び、下方に突出する飛散防止リブ268を設けることにより、洗剤給水部261から外れて水が飛ぶことを効果的に防止することができる。
飛散防止リブ268は洗剤給水部261の以外に洗剤コップ給水部263やシャワー部にも設けられる。洗剤コップ給水部263に飛散防止リブ268が設けられる場合、飛散防止リブ268は本発明の一実施例によって前後方向に隣接して配置される洗剤給水部261及び洗剤コップ給水部263の全体の表面269を取り囲むように設けられる。
即ち、図44に示すように、飛散防止リブ268は洗剤給水部261の周りと洗剤コップ給水部263の周りに沿って一緒に延びる形態である。
本発明では特定の実施例について説明しているが、以下の特許請求の範囲により提供される本発明の技術的思想の範囲内で本発明を様々に改良及び変化できることは当業者にとって自明であろう。