JP7172799B2 - 二酸化炭素吸蔵還元型触媒、および、メタン製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、二酸化炭素吸蔵還元型触媒、および、メタン製造方法に関する。
従来から、二酸化炭素を吸蔵し、吸蔵した二酸化炭素と水素とを反応させることでメタンを生成する二酸化炭素吸蔵還元型触媒が知られている。例えば、特許文献1には、カルシウムを含む二酸化炭素吸蔵材と、ルテニウムを含むメタン化触媒とからなる二酸化炭素吸蔵還元型触媒が開示されている。
国際公開第2016/007825号
しかしながら、特許文献1に記載の二酸化炭素吸蔵還元型触媒では、二酸化炭素吸蔵材とメタン化触媒とが同じ担体に担持されており、二酸化炭素吸蔵材とメタン化触媒との接触面積が比較的大きい。二酸化炭素吸蔵材は、カルシウムなどの電気陰性度が比較的低い金属酸化物で構成されることが多く、これらの金属酸化物中の酸素は、相互作用によりメタン化触媒を酸化しやすい性質を有する。このため、メタン化触媒は、酸化によってメタン化反応に対して不活性になりやすいため、所望の量のメタンを製造するためには、酸化によってメタン化反応に寄与できないメタン化触媒も考慮して、多くのメタン化触媒を使用した二酸化炭素吸蔵還元型触媒を用いなければならない。
本発明は、二酸化炭素と水素とからメタンを生成する二酸化炭素吸蔵還元型触媒において、メタン化触媒の使用量を低減する技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、二酸化炭素と水素とからメタンを生成するときに使用される二酸化炭素吸蔵還元型触媒が提供される。この二酸化炭素吸蔵還元型触媒は、マグネシウムを含み、二酸化炭素を吸蔵する二酸化炭素吸蔵材の粉体と、二酸化炭素と水素から触媒反応によってメタンを生成するメタン化触媒の粉体と、を含み、前記二酸化炭素吸蔵材の粉体と前記メタン化触媒の粉体は、混合された状態で収容体に収容されている。
この構成によれば、カルシウムに比べ電気陰性度が高いマグネシウムを含む二酸化炭素吸蔵材の粉体と、メタン化触媒の粉体は、混合した状態で収容体に収容されている。これにより、二酸化炭素吸蔵材とメタン化触媒とは、収容体内で適度な距離を保った状態となるため、二酸化炭素吸蔵材とメタン化触媒との接触面積が小さくなる。二酸化炭素吸蔵材とメタン化触媒との接触面積が小さくなると、二酸化炭素吸蔵材との相互作用によるメタン化触媒の酸化が抑制される。したがって、酸化によるメタン化触媒の不活性化が抑制されるため、比較的少量のメタン化触媒で、所望の量のメタンを生成することができる。
(2)上記形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒において、前記二酸化炭素吸蔵材は、酸化マグネシウムとアルカリ金属化合物を含んでもよい。この構成によれば、比較的融点が低いアルカリ金属化合物を介して酸化マグネシウムに二酸化炭素が供給されやすくなるため、二酸化炭素吸蔵材に含まれる酸化マグネシウムの炭酸化を促進することができる。これにより、二酸化炭素吸蔵材の二酸化炭素吸蔵量を増大させることができる。
(3)上記形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒において、前記二酸化炭素吸蔵材は、ニッケルを含んでもよい。この構成によれば、ニッケルは、酸化マグネシウムと直接接触した二酸化炭素の還元サイトとなることができるため、酸化マグネシウムの脱炭酸化反応を促進し、メタンの生成量を増大させることができる。
(4)上記形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒において、前記二酸化炭素吸蔵材の粉体と前記メタン化触媒の粉体とは、それぞれペレット状に成形されていてもよい。この構成によれば、ペレット状の二酸化炭素吸蔵材と、ペレット状のメタン化触媒とが、適度な位置関係を保つことによって二酸化炭素吸蔵材によるメタン化触媒の酸化を抑制しつつ、メタン化触媒でのメタン化反応により発生する熱が二酸化炭素吸蔵材に伝わる。これにより、メタン化触媒の不活性化を抑制しつつ、二酸化炭素吸蔵材の脱炭酸化反応を促進することができる。したがって、比較的少量のメタン化触媒を用いて、所望の量のメタンを生成することができる。
(5)本発明の別の形態によれば、二酸化炭素と水素とからメタンを生成するメタン製造方法が提供される。このメタン製造方法は、上記形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒に、二酸化炭素を含む排ガスを接触させる第1の工程と、前記第1の工程の後、二酸化炭素を吸蔵している前記二酸化炭素吸蔵還元型触媒に、水素を接触させ、触媒反応によってメタンを生成する第2の工程と、を備える。この構成によれば、第1の工程で二酸化炭素吸蔵材が排ガスから二酸化炭素を回収するとき、排ガスに含まれる酸素によるメタン化触媒の酸化を抑制することができる。これにより、メタン化触媒の不活性化を抑制することができるため、第2の工程において、所望の量のメタンを生成することができる。したがって、少量のメタン化触媒で、所望の量のメタンを生成することができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、メタン製造装置、メタン製造装置の制御方法、メタン製造装置の制御方法、これらの制御方法をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム、メタン製造装置の製造方法、メタンを燃料とする燃料製造装置などの形態で実現することができる。
第1実施形態のメタン製造装置の概略構成を示した説明図である。 二酸化炭素吸蔵還元型触媒のサンプルの評価試験結果を示す説明図である。 二酸化炭素吸蔵材とメタン化触媒との配置状態を説明する模式図である。 サンプルの評価試験でのガス条件を示す説明図である。 サンプルの評価試験での時間条件を示す説明図である。 炭酸塩の分解温度を説明する説明図である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態のメタン製造装置1の概略構成を示した説明図である。本実施形態のメタン製造装置1は、二酸化炭素(CO2)と水素(H2)との混合ガスを用いて、メタン(CH4)を製造する装置であり、メタン化反応部5と、接続配管6、7と、を備える。メタン化反応部5には、接続配管6を介して外部の燃焼炉2が排出するCO2を含む排ガスが供給され、接続配管7を介して、例えば、水電解装置などの水素供給源3が供給するH2が供給される。メタン化反応部5には、二酸化炭素吸蔵還元型触媒10が収容されており、二酸化炭素吸蔵還元型触媒10は、燃焼炉2が排出する排ガスや、水素供給源3が供給する水素が接触可能に設けられている。二酸化炭素吸蔵還元型触媒10は、最初に、排ガスが供給されると排ガスに含まれるCO2を吸蔵する、次に、二酸化炭素吸蔵還元型触媒10は、H2が供給されると、吸蔵しているCO2との反応によってCH4を生成する。なお、ここでは、CO2を含む排ガスの供給源を燃焼炉としたが、排ガスの供給源はこれに限定されず、高炉など、CO2を含む排ガスを排出する装置であればよい。また、水素供給源3は、水電解装置に限定されず、水素タンクや、水素の化合物を分解して水素を生成する装置であってもよい。
二酸化炭素吸蔵還元型触媒10は、二酸化炭素吸蔵材(以下、「CO2吸蔵材」と示す)の粉体11と、メタン化触媒の粉体12と、CO2吸蔵材の粉体11とメタン化触媒の粉体12とを収容する収容体15を備える。
CO2吸蔵材は、マグネシウムと、カリウムと、ニッケルとを含み、K/MgNiAlOxの組成式で表される。本実施形態では、CO2吸蔵材の粉体11は、K/MgNiAlOxの組成式で表される粉末11aを、粒径が500~1000μmとなるように圧粉成形することで、ペレット状に形成されている粉末の集合体である(図1の符号11)。
メタン化触媒は、ルテニウムを含み、Ru/TiO2の組成式で表される。本実施形態では、メタン化触媒の粉体12は、Ru/TiO2の組成式で表される粉末12aを、粒径が500~1000μmとなるように圧粉成形することで、ペレット状に形成されている粉末の集合体である(図1の符号12)。
次に、本実施形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒10の効果を説明するための評価試験結果について説明する。この評価試験結果では、種々の作成方法によって作成した二酸化炭素吸蔵還元型触媒10の複数のサンプルを用いて、CO2吸蔵量と、O2消費量と、CH4生成量について評価を行った。
図2は、二酸化炭素吸蔵還元型触媒10のサンプルの評価試験結果を示す説明図である。図3は、CO2吸蔵材とメタン化触媒との配置状態を説明する模式図である。図4は、サンプルの評価試験でのガス条件を示す説明図である。図5は、サンプルの評価試験での時間条件を示す説明図である。
(1)サンプルの作成方法
(1-1)サンプル1の作成方法
最初に、Ca(NO32/4H2Oを溶解したイオン交換水に、市販のAl23担体を加え、蒸発乾固した。蒸発乾固によって得られた粉末を、120℃で乾燥した後、大気雰囲気下の500℃の温度で5時間焼成することによって、CaO/Al23を得た。さらに、Ru(NO33溶液をイオン交換水にて希釈した溶液に、得られたCaO/Al23を加え、蒸発乾固および乾燥した後、大気雰囲気下の400℃の温度で5時間焼成することによって、Ru/CaO/Al23の粉末を得た。得られたRu/CaO/Al23の粉末を、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形することで、サンプル1が作成された。サンプル1は、Ruの担持量が金属換算で5wt%であり、CaOの担持量がCaCO3換算で15wt%となっている。
(1-2)サンプル2の作成方法
サンプル2は、MgO粉末を、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形することで作成された。
(1-3)サンプル3~10の作成方法
サンプル3~10の作成に当たっては、最初に、CO2吸蔵性能を有するK/MgOの粉末およびK/MgNiAlOxの粉末と、メタン化反応を活性化する性能を有するRu/TiO2の粉末を作成した。
(1-3-1)K/MgOの粉末の作成
協和化学工業株式会社製MgO粉末をイオン交換水に分散させた溶液に、mol比で、KNO3:K2CO3:MgO=2:1:30となるように、炭酸カリウムと硝酸カリウムとを加えた。炭酸カリウムと硝酸カリウムとが加えられた溶液を、ホットスターラーで撹拌しながら加熱することによって蒸発乾固し、粉末を得た。蒸発乾固によって得られた粉末を120℃の温度で乾燥した後、大気雰囲気下の400℃の温度で5時間焼成することによって、K/MgOの粉末を得た。
(1-3-2)K/MgNiAlOxの粉末の作成
最初に、mol比がMg:Ni:Al=2:1:1となる層状複水酸化物(LDH)を合成した。LDHの粉末を、100mlのイオン交換水中に分散させた後、mol比で、KNO3:K2CO3=2:1であり、かつ、LDH:K=2:1となるように、硝酸カリウムと炭酸カリウムとを加え、撹拌しながら蒸発乾固し、粉末を得た。蒸発乾固によって得られた粉末を120℃の温度で一晩乾燥した後、大気雰囲気下の400℃の温度で5時間焼成することによって、K/MgNiAlOxの粉末を得た。
(1-3-3)Ru/TiO2の粉末の作成
田中貴金属工業株式会社製の硝酸ルテニウム溶液を用いて、Ru担持量が3wt%となるように、石原産業株式会社製TiO2担体に含浸担持させた。その後、大気雰囲気下の500℃の温度で5時間焼成することによって、Ru/TiO2の粉末を得た。
(1-3-4)サンプル3~6の作成方法
サンプル3は、(1-3-1)で得られたK/MgOの粉末を、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形することで作成された。
サンプル4の作成では、最初に、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形したK/MgOの粉体と、(1-3-3)で得られたRu/TiO2の粉末を粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形したRu/TiO2の粉体を、それぞれ準備した。次に、ペレット状に形成されたK/MgOの粉体とRu/TiO2の粉体とを、mol比が、K/MgO:Ru/TiO2=10:1となるように収容体内に配置することで、サンプル4が作成された。
サンプル5の作成では、サンプル4の作成方法と同様に、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形したK/MgOの粉体と、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形したRu/TiO2の粉体をそれぞれ準備した。次に、ペレット状に形成されたK/MgOの粉体とRu/TiO2の粉体とを、mol比が、K/MgO:Ru/TiO2=10:1となるように準備する。準備された2種類の粉体を、収容体内の排ガスや水素の流れに対して、K/MgOの粉体、Ru/TiO2の粉体の順に、直列で配置することで、サンプル5が作成された。
サンプル6の作成では、K/MgOの粉末とRu/TiO2の粉末とを、重量比が10:1となるように調合し、乳鉢を用いて、K/MgOの粉末にRu/TiO2の粉末を分散させた調合粉末を作成した。乳鉢で作成した調合粉末を、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形することで、サンプル6が作成された。
(1-3-5)サンプル7~10の作成方法
サンプル7は、(1-3-2)で得られたK/MgNiAlOxの粉末を、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形することで作成された。
サンプル8の作成では、最初に、サンプル4の作成方法と同様に、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形したK/MgNiAlOxの粉体と、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形したRu/TiO2の粉体をそれぞれ準備した。次に、ペレット状に形成されたK/MgNiAlOxの粉体とRu/TiO2の粉体とを、mol比が、K/MgNiAlOx:Ru/TiO2=10:1となるように収容体内に配置することで、サンプル8が作成された。
サンプル9の作成では、サンプル8の作成方法と同様に、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形したK/MgNiAlOxの粉体と、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形したRu/TiO2の粉体をそれぞれ準備した。次に、ペレット状に形成されたK/MgNiAlOxの粉体とRu/TiO2の粉体とを、mol比が、K/MgNiAlOx:Ru/TiO2=10:1となるように準備した。準備された2種類の粉体を、収容体内の排ガスや水素の流れに対して、K/MgNiAlOxの粉体、Ru/TiO2の粉体の順に、直列で配置することで、サンプル9が作成された。
サンプル10の作成では、サンプル6の作成方法と同様に、K/MgNiAlOxの粉末とRu/TiO2の粉末とを、重量比が10:1となるように調合し、乳鉢を用いて、K/MgNiAlOxの粉末にRu/TiO2の粉末を分散させた調合粉末を作成した。乳鉢で作成した調合粉末を、粒径が500~1000μmのペレット状となるように圧粉成形することで、サンプル10が作成された。
本実施形態では、サンプル4の収容体内でのK/MgOの粉体とRu/TiO2の粉体の配置状態、および、サンプル8の収容体内でのK/MgNiAlOxの粉体とRu/TiO2の粉体との配置状態を、ペレット配置と呼ぶ。ペレット配置とは、具体的には、図3(a)に示すように、収容体15内の複数のペレットのうち、Ru/TiO2のペレット11と、K/MgO(サンプル4)またはK/MgNiAlOx(サンプル8)のペレット12とが、個別に移動することが可能なように、かつ、混合された状態で配置されている状態を指す。なお、図3では、二酸化炭素吸蔵還元型触媒10に含まれるK/MgOまたはK/MgNiAlOxとRu/TiO2との比は、説明の便宜上、上述した10:1とは異なっている。
また、本実施形態では、サンプル5の収容体内でのK/MgOの粉体とRu/TiO2の粉体の配置状態、および、サンプル9の収容体内でのK/MgNiAlOxの粉体とRu/TiO2の粉体との配置状態を、タンデム配置と呼ぶ。タンデム配置とは、具体的には、図3(b)に示すように、収容体15内の複数のペレットのうち、収容体15内での排ガスまたはH2の流れに対して、上流側にK/MgO(サンプル5)またはK/MgNiAlOx(サンプル9)のペレット11が配置され、下流側にRu/TiO2のペレット12が配置されている状態を指す。
また、本実施形態では、サンプル6の収容体内でのK/MgOの粉体とRu/TiO2の粉体の配置状態、および、サンプル10のK/MgNiAlOxの粉体とRu/TiO2の粉体との配置状態を、均一配置と呼ぶ。均一配置とは、具体的には、図3(c)に示すように、収容体15内の複数のペレット13のそれぞれに、Ru/TiO2の粉体と、K/MgOの粉体(サンプル7)またはK/MgNiAlOxの粉体(サンプル10)とが含まれており、ペレット13内で均一に分散して配置されている状態を指す。
図3に示す3つのCO2吸蔵材とメタン化触媒との配置状態において、CO2吸蔵材とメタン化触媒との接触面積の観点から比較すると、均一配置が最もCO2吸蔵材とメタン化触媒との接触面積が大きく、タンデム配置が最もCO2吸蔵材とメタン化触媒との接触面積が小さい。また、ペレット配置におけるCO2吸蔵材とメタン化触媒との接触面積は、均一配置とタンデム配置との中間にあたる。
(2)評価試験の条件
サンプル1~10の評価試験は、図4に示すガス条件、および、図5に示す時間条件で行った。サンプル1~10の評価試験は、ステンレス反応管に充填された1gのサンプルに対して行った。以下に、評価試験で行われる複数の工程を、行われる工程順に沿って、試験条件を示す。
・前処理工程
温度:320℃、ガス流量:50cc/min(20%H2、Heバランス)、時間:30分
・前処理Heパージ工程
温度:320℃、ガス流量:100cc/min(100%He)、時間:5分
・CO2吸蔵工程
温度:320℃、ガス流量:20cc/min(10%CO2/5%O2、Heバランス)、時間:20分
・Heパージ工程(1回目)
温度:320℃、ガス流量:100cc/min(100%He)、時間:5分
・H2還元工程
温度:320℃、ガス流量:100cc/min(20%H2、Heバランス)、時間:20分
・Heパージ工程(2回目)
温度:320℃、ガス流量:100cc/min(100%He)、時間:5分
本実施形態では、CO2をCO2吸蔵材に吸蔵させるCO2吸蔵工程と、Heパージ工程(1回目)と、CH4を生成させるH2還元工程と、Heパージ工程(2回目)との流れを1サイクルとし、2サイクル目のCO2吸蔵量と、O2消費量と、CH4生成量を、下記の式(1)~(3)によって算出した。
CO2吸蔵量=CO2供給量-CO2吸蔵時におけるCO2未反応量 ・・・(1)
2消費量=O2供給量-O2吸蔵時におけるO2未反応量 ・・・(2)
CH4生成量=H2還元時におけるCH4生成量 ・・・(3)
(3)評価結果
Ru/CaO/Al23からなるサンプル1は、比較例の二酸化炭素吸蔵還元型触媒であって、CO2を吸蔵すること、および、CH4を生成することが可能であるが、CO2の吸蔵時にRuがO2と反応するため、O2消費量が比較的多くなる。このため、サンプル1において、吸蔵したCO2をCH4に変換するには、CO2をCH4に変換するために必要な量に加えて、酸化したRuを還元するためのH2が必要となり、H2の消費量が多くなる。
MgOの単体であるサンプル2は、サンプル1に比べ、CO2吸蔵量は少ない。サンプル3は、MgOにKが加えられているCO2吸蔵材である。図2に示すように、MgOにKを加えることによって、CO2吸蔵量が増加することがわかる(サンプル2の4.1mg-CO2/g-catから、9.9mg-CO2/g-catに増加)。サンプル2とサンプル3は、CO2をメタン化する金属成分を持たないため、CH4の生成は確認されなかった。
サンプル4は、サンプル3のK/MgOにRu/TiO2を加えた触媒である。サンプル4は、Ru/TiO2を加えることによって、K/MgOが吸蔵したCO2をCH4へ転換することが可能となる。また、サンプル4では、O2消費量がサンプル1の1%以下まで減少する一方、CO2吸蔵量がサンプル3のCO2吸蔵量よりも高くなることが明らかとなった。これは、K/MgOとRu/TiO2を組み合わせることによって、K/MgOの反応性を促進する効果があるためと考えられる。
ペレット配置のサンプル4と、タンデム配置のサンプル5と、均一配置のサンプル6とを用いて、K/MgOの粉体とRu/TiO2の粉体の配置状態による性能の違いを比較した結果、ペレット配置は、タンデム配置と均一配置に比べ、CO2吸蔵量およびCH4生成量のいずれもが増加することが明らかとなった。。
サンプル7は、K/MgAlOxにNiを組み合わせるとともに、高比表面積化したCO2吸蔵材である。サンプル7は、高比表面積化によってサンプル3と比較してCO2吸蔵量が、9.9g-CO2/g-catから13.5g-CO2/g-catまで増加することが明らかとなった。
サンプル8は、サンプル7のK/MgNiAlOxにRu/TiO2を加えた触媒である。サンプル8では、Niが組み合わされたK/MgAlOxにRu/TiO2を加えることによって、CO2吸蔵量はさらに増加し、吸蔵したCO2のメタン化も可能となることが明らかとなった。また、Niを含むことによって、サンプル4に比べO2の消費量は増加したが、サンプル1と比較すると、O2の消費量は低減することが明らかとなった。すなわち、サンプル1に比べ耐酸化性が向上していることがわかる。
また、サンプル4~6と同様に、サンプル8~10を用いて、K/MgNiAlOxの粉体とRu/TiO2の粉体の配置状態による性能の違いを比較すると、CO2吸蔵材としてK/MgNiAlOxを用いているサンプル8~10でも、ペレット配置は、タンデム配置と均一配置に比べ、CO2吸蔵量およびCH4生成量のいずれもが増加した。
以上説明した、本実施形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒10によれば、カルシウムに比べ電気陰性度が高いマグネシウムを含むCO2吸蔵材の粉体11とメタン化触媒の粉体12は、混合した状態で収容体15に収容されている。ここで、粉体とは、粉末が集まった集合体であって、本実施形態では、CO2吸蔵材の粉体11とメタン化触媒の粉体12は、それぞれ500~1000μm程度の大きさのペレット状の塊として収容体15内に存在している。これにより、CO2吸蔵材の粉末11aとメタン化触媒の粉末12aとは、収容体15内で適度な距離を保った状態となるため、CO2吸蔵材とメタン化触媒との接触面積が比較的小さくなる。CO2吸蔵材とメタン化触媒との接触面積が小さくなると、CO2吸蔵材に含まれる酸素との相互作用が弱まるため、メタン化触媒の酸化が抑制される。したがって、酸化によるメタン化触媒の不活性化が抑制されるため、比較的少量のメタン化触媒で、所望の量のメタンを生成することができる。
また、本実施形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒10によれば、メタン化触媒の酸化が抑制されるため、メタン化反応に寄与するメタン化触媒が多くなるとともに、酸化したメタン化触媒を還元するために消費される水素の量を低減することができる。
また、本実施形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒10によれば、CO2吸蔵材の粉体11とメタン化触媒の粉体12は、混合した状態で収容体15に収容されているため、メタン化触媒でのメタン化反応で発生する熱をCO2吸蔵材に伝えやすくなる。これにより、CO2を吸蔵しているCO2吸蔵材が脱炭酸化しやすくなるため、CO2を多量に放出することができる。
また、本実施形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒10によれば、マグネシウムを含むCO2吸蔵材は、メタン化触媒でのメタン化反応に適した温度である300~400℃においてCO2を放出する。このため、二酸化炭素吸蔵還元型触媒10の温度を、300~400℃とすることによって、CO2吸蔵材は、比較的多くのCO2を放出するとともに、メタン化触媒でのメタン化反応の反応率を向上することができる。
図6は、炭酸塩の分解温度を説明する説明図である。図6には、本実施形態のCO2吸蔵材である炭酸マグネシウムの分解温度ととともに、比較例としてCO2吸蔵材である炭酸カルシウムの分解温度を示す。図6に示すように、炭酸カルシウムの分解温度は、800℃以上である。この温度では、メタン化触媒におけるメタン化反応は進行しにくいため、炭酸カルシウムがCO2を放出しても、CH4の生成に有効に利用されない。一方、炭酸マグネシウムの分解温度は、300℃付近であるため、メタン化触媒におけるメタン化反応も進行しやすい。これにより、炭酸マグネシウムが放出するCO2をCH4の生成に有効に利用することができる。
また、本実施形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒10によれば、CO2吸蔵材は、アルカリ金属であるカリウムを含んでいる。本実施形態では、CO2吸蔵材は、アルカリ金属の化合物としてカリウム硝酸塩を含んでいる。カリウム硝酸塩は、300℃の温度域で溶融塩となっており、気相中のCO2や炭酸塩からのCO2が、炭酸イオンの状態でMgOの表面に供給される。この溶融塩を介した反応によって通常のMgOとCO2の気相反応よりも炭酸塩の形成が容易になる。したがって、酸化マグネシウムの炭酸化が促進されるため、CO2吸蔵材のCO2吸蔵量を増大させることができる。
また、本実施形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒10によれば、CO2吸蔵材は、ニッケルを含んでいる。本実施形態では、K/MgNiAlOxで表されるCO2吸蔵材は、MgOを主成分とする多孔体がカリウム塩によりコートされた構造を取っている。H2雰囲気中で、この構造体に、メタン化触媒で発生する熱が伝わると、MgO内に複合化されたNiの還元が促進される。この還元されたNiは、MgOと直接接触したCO2の還元サイトとなるため、MgCO3の脱炭酸化反応を促進する。また、Niは、H2によるCO2のCH4への還元のほか、CO2からCOへの還元にも寄与する。このように、NiによってCO2が還元されるため、MgOの炭酸化を促進することができる。また、Niは、H2によるCO2のCH4への還元サイトとしても機能するため、CH4の生成量を増大させることができる。
また、本実施形態の二酸化炭素吸蔵還元型触媒10によれば、CO2吸蔵材の粉体11とメタン化触媒の粉体12とは、ペレット状に形成されている。本実施形態でのペレット配置(図3(a)参照)となっているサンプル4とサンプル8は、CO2吸蔵材とメタン化触媒とが、収容体15内で適度な距離を保った状態で、配置されている。これにより、メタン化反応により発生する熱が、局所的にCO2吸蔵材に伝わり、温度が高い程進行しやすいMgCO3の分解反応が促進されるため、メタン化反応が進行しやすい。また、CO2吸蔵材とメタン化触媒の接触面積は小さくなるため、メタン化触媒の劣化が抑制される(図3(a)に示す「メタン化反応〇」および「メタン化触媒〇」)。
一方、タンデム配置(図3(b)参照)では、CO2吸蔵材とメタン化触媒が離れているため、ペレット配置のようなMgCO3の分解促進の効果が得られない。このため、CO2吸蔵材によるメタン化触媒の酸化反応は進行しにくくなるが、が、メタン化反応も進行しにくくなる(図3(b)に示す「メタン化反応×」および「メタン化触媒〇」)。また、均一配置(図3(c)参照)では、CO2吸蔵材とメタン化触媒が近すぎるため、CO2吸蔵材のKとRu/TiO2のRuの接触性が高まりRuが酸化しやすくなる。このため、メタン化反応は進行しやすいが、メタン化触媒のメタン化反応に対する活性が低下する(図3(c)に示す「メタン化反応〇」および「メタン化触媒×」)。このように、図3(a)に示す、CO2吸蔵材の粉体11とメタン化触媒の粉体12を適度に近接した位置に配置するペレット配置によって、MgCO3の分解が進行しやすくなるため、CO2の放出量が増大し、CH4の生成量を増大させることができるとともに、メタン化触媒の劣化を抑制することができる。
<本実施形態の変形例>
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
[変形例1]
上述の実施形態では、CO2吸蔵材は、K/MgNiAlOxの組成式で表されるとした。しかしながら、CO2吸蔵材はこれに限定されない。酸化マグネシウム以外のマグネシウムを含んでもよいし、CO2を吸蔵可能な材料であればよい。また、CO2吸蔵材に含まれるアルカリ金属は、カリウムに限定されないし、CO2吸蔵材は、アルカリ金属やニッケルを含まなくてもよい。
[変形例2]
上述の実施形態では、二酸化炭素吸蔵還元型触媒10では、K/MgOの粉体とRu/TiO2の粉体の配置状態、または、K/MgNiAlOxの粉体とRu/TiO2の粉体との配置状態は、個別に移動することが可能なように、かつ、混合された状態で配置されている状態のペレット配置であるとした。しかしながら、二酸化炭素吸蔵還元型触媒10での配置状態は、これに限定されない。
以上、実施形態、変形例に基づき本態様について説明してきたが、上記した態様の実施の形態は、本態様の理解を容易にするためのものであり、本態様を限定するものではない。本態様は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本態様にはその等価物が含まれる。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することができる。
1…メタン製造装置
2…燃焼炉
3…水素供給源
5…メタン化反応部
6、7…接続配管
10…二酸化炭素吸蔵還元型触媒
11、12、13…ペレット
15…収容体

Claims (5)

  1. 二酸化炭素と水素とからメタンを生成するときに使用される二酸化炭素吸蔵還元型触媒であって、
    マグネシウムを含み、二酸化炭素を吸蔵する二酸化炭素吸蔵材の粉体と、
    二酸化炭素と水素から触媒反応によってメタンを生成するメタン化触媒の粉体と、を含み、
    前記二酸化炭素吸蔵材の粉体と前記メタン化触媒の粉体は、混合された状態で収容体に収容されている、
    二酸化炭素吸蔵還元型触媒。
  2. 請求項1に記載の二酸化炭素吸蔵還元型触媒であって、
    前記二酸化炭素吸蔵材は、酸化マグネシウムとアルカリ金属化合物を含む、
    二酸化炭素吸蔵還元型触媒。
  3. 請求項1または請求項2に記載の二酸化炭素吸蔵還元型触媒であって、
    前記二酸化炭素吸蔵材は、ニッケルを含む、
    二酸化炭素吸蔵還元型触媒。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の二酸化炭素吸蔵還元型触媒であって、
    前記二酸化炭素吸蔵材の粉体と前記メタン化触媒の粉体とは、それぞれペレット状に成形されている、
    二酸化炭素吸蔵還元型触媒。
  5. 二酸化炭素と水素とからメタンを生成するメタン製造方法であって、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の二酸化炭素吸蔵還元型触媒に、二酸化炭素を含む排ガスを接触させる第1の工程と、
    前記第1の工程の後、二酸化炭素を吸蔵している前記二酸化炭素吸蔵還元型触媒に、水素を接触させ、触媒反応によってメタンを生成する第2の工程と、を備える、
    メタン製造方法。
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