JP7172564B2 - 三次元造形システムおよび三次元造形物の製造方法 - Google Patents

三次元造形システムおよび三次元造形物の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、三次元造形システムおよび三次元造形物の製造方法に関する。
例えば、特許文献1には、溶融した熱可塑性の材料を、予め設定された形状データにしたがって走査する押出ノズルから基台上に押し出し、その基台上で硬化した材料の上に更に溶融した材料を積層して三次元造形物を作成する方法が開示されている。
特開2006-192710号公報
三次元造形物をリサイクルする場合、三次元造形物から、その造形に用いられた材料の種類を容易に識別可能であることが求められる。しかし、特許文献1に記載された方法では、三次元造形物をリサイクルする場合のことが考慮されていない。そこで、本願は、三次元造形物から、その造形に用いられた材料の種類を容易に識別可能にする技術を提供する。
本開示の一形態によれば、三次元造形システムが提供される。この三次元造形システムは、ノズルを有し、前記ノズルから造形材料を吐出する吐出部と、前記ノズルから吐出された前記造形材料が積層される造形ステージと、前記吐出部と前記造形ステージとの相対位置を変化させる移動機構と、前記ノズルの移動経路を表すデータを含む第1造形データであって、三次元造形物を造形するための第1造形データを取得する造形データ取得部と、前記造形材料の種類を表す材料データを取得する材料データ取得部と、前記ノズルの移動経路を表すデータを含む第2造形データであって、前記造形材料の種類を表す形状を有する三次元造形物を造形するための第2造形データを生成するデータ生成部と、前記第2造形データに従って、前記吐出部および前記移動機構を制御することによって、前記造形材料の種類を表す形状を有する三次元造形物を造形する制御部と、を備え、前記データ生成部は、前記材料データを用いて、前記ノズルの移動経路を表すデータを含む材料パスデータであって、前記造形材料の種類を表す形状を造形するための材料パスデータを生成し、前記第1造形データに前記材料パスデータを追加することにより、または、前記材料パスデータを用いて前記第1造形データを編集することにより、前記第2造形データを生成する。
第1実施形態における三次元造形装置の概略構成を示す説明図。 第1実施形態における吐出ユニットの概略構成を示す説明図。 第1実施形態におけるフラットスクリューの溝形成面の構成を示す斜視図。 第1実施形態におけるバレルのスクリュー対向面の構成を示す上面図。 第1実施形態におけるデータ処理部の概略構成を示すブロック図。 第1実施形態における造形処理の内容を示すフローチャート。 表示部に表示される操作画面の一例を示す説明図。 第1造形データおよび第2造形データの一例を示す説明図。 第2造形データに従って造形された三次元造形物を示す説明図。 第2実施形態における三次元造形装置の概略構成を示す説明図。 他の形態としての三次元造形システムの概略構成を示す説明図。
A.第1実施形態:
図1は、第1実施形態における三次元造形装置100の概略構成を示す説明図である。図1には、互いに直交するX,Y,Z方向に沿った矢印が表されている。X方向およびY方向は、水平方向に沿った方向であり、Z方向は、鉛直方向に沿った方向である。他の図においても、X,Y,Z方向に沿った矢印が、適宜、表されている。図1におけるX,Y,Z方向と、他の図におけるX,Y,Z方向とは、同じ方向を表している。
本実施形態における三次元造形装置100は、吐出ユニット200と、造形ステージ300と、移動機構400と、制御部500と、データ処理部600とを備えている。吐出ユニット200と、造形ステージ300と、移動機構400と、制御部500と、データ処理部600とは、筐体110に収容されている。筐体110には、三次元造形物の造形に用いられる造形材料の種類を、ユーザーが指定するための材料指定部115が設けられている。
本実施形態では、材料指定部115は、表示部120と、操作部130とによって構成されている。表示部120には、三次元造形装置100に関する種々の情報が表示される。本実施形態における表示部120は、液晶ディスプレイによって構成されている。操作部130は、三次元造形装置100を操作するためのボタンによって構成されている。尚、表示部120がタッチパネルによって構成されることによって、表示部120と操作部130とが一体として構成されてもよい。
三次元造形装置100は、制御部500の制御下で、吐出ユニット200に設けられたノズル61から、造形ステージ300に向かって造形材料を吐出しつつ、移動機構400を駆動して、吐出ユニット200と造形ステージ300との相対的な位置を変化させることによって、造形ステージ300上に造形材料を積層して、所望の形状の三次元造形物を造形する。尚、吐出ユニット200のことを、吐出部と呼ぶこともある。吐出ユニット200の詳細な構成は、図2を用いて後述する。
造形ステージ300は、ノズル61に対向する造形面310を有する。造形面310上には、ノズル61から吐出された造形材料が積層される。本実施形態では、造形ステージ300は、移動機構400によって支持されている。
移動機構400は、吐出ユニット200と造形ステージ300との相対的な位置を変化させる。本実施形態では、移動機構400は、吐出ユニット200に対して、造形ステージ300を移動させる。本実施形態における移動機構400は、3つのモーターの駆動力によって、造形ステージ300をX,Y,Z方向の3軸方向に移動させる3軸ポジショナーによって構成される。各モーターは、制御部500の制御下にて駆動する。尚、移動機構400は、造形ステージ300を移動させる構成ではなく、造形ステージ300を移動させずに、吐出ユニット200を移動させる構成であってもよい。移動機構400は、吐出ユニット200と造形ステージ300との両方を移動させる構成であってもよい。
制御部500は、1以上のプロセッサーと、主記憶装置と、外部との信号の入出力を行う入出力インターフェースとを備えるコンピューターによって構成されている。本実施形態では、制御部500は、主記憶装置上に読み込んだプログラムや命令をプロセッサーが実行することによって、種々の機能を発揮する。尚、制御部500は、コンピューターではなく、複数の回路の組み合わせによって構成されてもよい。
データ処理部600は、1以上のプロセッサーと、主記憶装置と、外部との信号の入出力を行う入出力インターフェースとを備えるコンピューターによって構成されている。本実施形態では、データ処理部600は、主記憶装置上に読み込んだプログラムや命令をプロセッサーが実行することによって、種々の機能を発揮する。尚、データ処理部600は、制御部500の一部として構成されてもよい。データ処理部600の詳細な構成は、図5を用いて後述する。
図2は、本実施形態における吐出ユニット200の概略構成を示す説明図である。吐出ユニット200は、材料貯留部20と、溶融部30と、ノズル61とを備えている。材料貯留部20には、ペレットや粉末等の状態の材料が投入される。本実施形態における材料は、ペレット状のABS樹脂である。本実施形態における材料貯留部20は、ホッパーによって構成されている。材料貯留部20と溶融部30との間は、材料貯留部20の下方に設けられた供給路22によって接続されている。材料貯留部20に投入された材料は、供給路22を介して、溶融部30に供給される。
溶融部30は、スクリューケース31と、駆動モーター32と、フラットスクリュー40と、バレル50とを備えている。溶融部30は、材料貯留部20から供給された固体状態の材料の少なくとも一部を溶融させて流動性を有するペースト状の造形材料にして、ノズル61に供給する。尚、フラットスクリュー40のことを、単にスクリューと呼ぶこともある。
スクリューケース31は、フラットスクリュー40を収容している。スクリューケース31の上面には、駆動モーター32が固定されている。駆動モーター32の回転軸は、フラットスクリュー40の上面41に接続されている。
フラットスクリュー40は、中心軸RXに沿った方向の高さが直径よりも小さい略円柱形状を有している。フラットスクリュー40は、中心軸RXがZ方向に平行になるように、スクリューケース31内に配置されている。駆動モーター32が発生させるトルクによって、フラットスクリュー40は、スクリューケース31内にて、中心軸RXを中心に回転する。
フラットスクリュー40は、中心軸RXに沿った方向における上面41とは反対側に溝形成面42を有している。溝形成面42には、溝部45が形成されている。フラットスクリュー40の溝形成面42の詳細な形状は、図3を用いて後述する。
バレル50は、フラットスクリュー40の下方に設けられている。バレル50は、フラットスクリュー40の溝形成面42に対向するスクリュー対向面52を有している。バレル50には、フラットスクリュー40の溝部45に対向する位置にヒーター58が内蔵されている。ヒーター58の温度は、制御部500によって制御される。尚、ヒーター58のことを加熱部と呼ぶこともある。
スクリュー対向面52の中心には、連通孔56が設けられている。連通孔56は、ノズル61に連通している。尚、バレル50のスクリュー対向面52の詳細な形状については、図4を用いて後述する。
ノズル61には、ノズル孔62と、ノズル孔62に連通するノズル流路65が設けられている。ノズル孔62は、ノズル61の先端部分に設けられている。ノズル孔62は、ノズル流路65の大気に連通する側の端部に設けられた流路断面が縮小された部分である。ノズル流路65は、溶融部30の連通孔56に連通する。溶融部30からノズル61に供給された造形材料は、ノズル孔62から吐出される。
図3は、本実施形態におけるフラットスクリュー40の溝形成面42の構成を示す斜視図である。図3に示したフラットスクリュー40は、技術の理解を容易にするために、図2に示した上下の位置関係を逆向きとした状態で示されている。フラットスクリュー40の溝形成面42には、上述したとおり、溝部45が形成されている。溝部45は、中央部46と、渦状部47と、材料導入部48とを有している。
中央部46は、フラットスクリュー40の中心軸RXの周りに形成された円形の窪みである。中央部46は、バレル50に設けられた連通孔56に対向する。
渦状部47は、中央部46を中心として、溝形成面42の外周に向かって弧を描くように渦状に延びる溝である。渦状部47は、インボリュート曲線状や螺旋状に延びるように構成されてもよい。渦状部47の一端は、中央部46に接続されている。渦状部47の他端は、材料導入部48に接続されている。
材料導入部48は、溝形成面42の外周縁に設けられた渦状部47よりも幅広な溝である。材料導入部48は、フラットスクリュー40の側面43まで連続している。材料導入部48は、供給路22を介して材料貯留部20から供給された材料を、渦状部47に導入する。尚、図3には、フラットスクリュー40の中央部46から外周に向かって、1条の渦状部47および材料導入部48が設けられた形態を表したが、フラットスクリュー40の中央部46から外周に向かって、複数条の渦状部47および材料導入部48が設けられてもよい。
図4は、本実施形態におけるバレル50のスクリュー対向面52の構成を示す上面図である。上述したとおり、スクリュー対向面52の中央には、ノズル61に連通する連通孔56が形成されている。スクリュー対向面52における連通孔56の周りには、複数の案内溝54が形成されている。それぞれの案内溝54は、一端が連通孔56に接続され、連通孔56からスクリュー対向面52の外周に向かって渦状に延びている。それぞれの案内溝54は、造形材料を連通孔56に導く機能を有している。
上述した吐出ユニット200の構成によれば、材料貯留部20に投入された材料は、供給路22を通って、回転しているフラットスクリュー40の側面43から材料導入部48に供給される。材料導入部48内に供給された材料は、フラットスクリュー40の回転によって、渦状部47内へと搬送される。
渦状部47内に搬送された材料は、フラットスクリュー40の回転と、バレル50に内蔵されたヒーター58による加熱とによって、少なくとも一部が溶融されて、流動性を有するペースト状の造形材料となる。
フラットスクリュー40の回転によって、渦状部47内を中央部46に向かって造形材料が搬送される。中央部46に搬送された造形材料は、連通孔56からノズル流路65を介してノズル孔62に送出され、ノズル孔62から造形ステージ300に向かって吐出される。このようにして、造形ステージ300上に造形材料が積層されることによって、三次元造形物が造形される。
図5は、データ処理部600の概略構成を示すブロック図である。データ処理部600は、造形データ取得部610と、材料データ取得部620と、データ生成部630とを有している。造形データ取得部610は、三次元造形物の形状を表す第1造形データを取得する。材料データ取得部620は、三次元造形物の造形に用いられる造形材料の種類を表す材料データを取得する。材料データは、材料貯留部20に投入される材料の種類を表すデータであるということもできる。データ生成部630は、第1造形データと材料データとを用いて、造形材料の種類を表す形状を含む三次元造形物の形状を表す第2造形データを生成する。
図6は、本実施形態における三次元造形物を製造するための造形処理の内容を示すフローチャートである。この処理は、三次元造形装置100に設けられた操作部130や、三次元造形装置100に接続されたコンピューターに対して、所定の開始操作がユーザーによって行われた場合に実行される。
まず、ステップS110にて、造形データ取得部610は、第1造形データを取得する。本実施形態では、造形データ取得部610は、第1造形データとして、三次元造形物を造形するための第1造形パスデータPD1を取得する。第1造形パスデータPD1は、例えば、造形ステージ300に対するノズル61の移動経路や、造形ステージ300に対するノズル61の移動速度や、ノズル61からの造形材料の吐出量が表されたデータである。三次元造形物の形状を表すための、STL形式やAMF形式のデータが、スライサーによって、第1造形パスデータPD1に変換される。造形データ取得部610は、入出力インターフェースを介して、三次元造形装置100に接続されたコンピューターや記録媒体から第1造形パスデータPD1を取得する。取得された第1造形データは、データ生成部630に送信される。
次に、ステップS120にて、材料データ取得部620は、材料データを取得する。本実施形態では、データ処理部600のメモリーに予め記憶された造形材料の一覧が表示部120に表示される。ユーザーが操作部130を操作することによって、表示部120に表示された造形材料の一覧の内から、三次元造形物の造形に用いられる造形材料が指定される。材料データ取得部620は、ユーザーによって指定された造形材料の種類を表す材料データを取得する。取得された材料データは、データ生成部630に送信される。
図7は、表示部120に表示される操作画面の一例を示す説明図である。図6および図7を参照し、本実施形態では、造形材料の種類が、文字や記号によって表される。例えば、ABS樹脂が用いられる場合には、JIS K 6899-1(ISO 1043-1)に規定された表示記号や略語を用いるとともに、JIS K 6999(ISO 11469)に規定された表示形式を用いて、「>ABS<」と表される。この文字や記号は、三次元造形物の一部が凸状に形成されることによって表される。この文字や記号を形成するために、材料データには、造形材料の種類に関する情報の他に、文字や記号のフォントおよびサイズに関する情報と、三次元造形物における文字や記号が形成される位置に関する情報が含まれる。ユーザーが表示部120に表示される操作画面を確認しつつ、操作部130を操作することによって、造形材料の種類とともに、文字や記号のフォントおよびサイズと、三次元造形物における文字や記号が形成される位置とが指定される。
図8は、第1造形データおよび第2造形データの一例を示す説明図である。図6および図8を参照し、ステップS130にて、データ生成部630は、第1造形データと材料データとを用いて、第2造形データを生成する。本実施形態では、データ生成部630は、まず、材料データを用いて、造形材料の種類を表す形状を造形するための、材料造形パス要素PDMを生成する。データ生成部630は、次に、第1造形パスデータPD1に、材料造形パス要素PDMを付加することによって、第2造形データとして、第2造形パスデータPD2を生成する。
図9は、第2造形データに従って造形された三次元造形物を示す説明図である。図6および図9を参照し、ステップS140にて、制御部500は、第2造形パスデータPD2に従って、吐出ユニット200と移動機構400とを制御することによって、造形材料の種類を表す形状MBを有する三次元造形物OBを造形する。本実施形態では、第1造形パスデータPD1に材料造形パス要素PDMが付加された第2造形パスデータPD2に従って三次元造形物OBが造形されることによって、造形材料の種類を表す形状MBが、三次元造形物OBの面に凸状に形成される。凸状とは、第1造形データによって表される三次元造形物の体積よりも、第2造形データによって表される三次元造形物OBの体積の方が大きくなるように、三次元造形物OBにおいて、材料の種類を表す形状MBが、周辺の面よりも盛り上がった状態のことを意味する。
以上で説明した本実施形態の三次元造形装置100によれば、データ生成部630は、造形材料の種類を表す形状MBを含む三次元造形物OBの形状を表すための第2造形データを生成し、制御部500は、第2造形データに従って三次元造形物OBを造形する。そのため、造形に用いられた造形材料の種類を容易に識別可能な三次元造形物OBが造形されるので、三次元造形物OBを容易にリサイクル可能にできる。特に、本実施形態では、設計工程において、造形材料の種類を表す形状MBを含む三次元造形物OBの形状データを作成しなくても、造形に用いられた造形材料の種類を容易に識別可能な三次元造形物OBが造形されるので、設計変更等によって、造形材料の種類が変更された場合であっても、設計工程まで遡って形状データを変更する手間を削減できる。
また、本実施形態では、材料指定部115を用いて造形材料の種類を指定できるため、1台の三次元造形装置100によって、簡便に材料データを設定できる。
尚、本実施形態では、ペレット状のABS樹脂の材料が用いられたが、吐出ユニット200において用いられる材料としては、例えば、熱可塑性を有する材料や、金属材料、セラミック材料等の種々の材料を主材料として三次元造形物を造形する材料を採用することもできる。ここで、「主材料」とは、三次元造形物の形状を形作っている中心となる材料を意味し、三次元造形物において50重量%以上の含有率を占める材料を意味する。上述した造形材料には、それらの主材料を単体で溶融したものや、主材料とともに含有される一部の成分が溶融してペースト状にされたものが含まれる。
主材料として熱可塑性を有する材料を用いる場合には、溶融部30において、当該材料が可塑化することによって造形材料が生成される。「可塑化」とは、熱可塑性を有する材料に熱が加わり溶融することを意味する。
熱可塑性を有する材料としては、例えば、下記のいずれか一つまたは2以上を組み合わせた熱可塑性樹脂材料を用いることができる。
<熱可塑性樹脂材料の例>
ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレン樹脂(PE)、ポリアセタール樹脂(POM)、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、ポリアミド樹脂(PA)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS)、ポリ乳酸樹脂(PLA)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカーボネート(PC)、変性ポリフェニレンエーテル、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどの汎用エンジニアリングプラスチック、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトンなどのエンジニアリングプラスチック。
熱可塑性を有する材料には、顔料や、金属、セラミック、その他に、ワックス、難燃剤、酸化防止剤、熱安定剤などの添加剤等が混入されていてもよい。熱可塑性を有する材料は、溶融部30において、フラットスクリュー40の回転とヒーター58の加熱によって可塑化されて溶融した状態に転化される。また、そのように生成された造形材料は、ノズル孔62から吐出された後、温度の低下によって硬化する。
熱可塑性を有する材料は、そのガラス転移点以上に加熱されて完全に溶融した状態でノズル孔62から射出されることが望ましい。例えば、ABS樹脂は、ガラス転移点が約120℃であり、ノズル孔62からの射出時には約200℃であることが望ましい。このように高温の状態で造形材料を射出するために、ノズル孔62の周囲にはヒーターが設けられてもよい。
吐出ユニット200では、上述した熱可塑性を有する材料の代わりに、例えば、以下の金属材料が主材料として用いられてもよい。この場合には、下記の金属材料を粉末状にした粉末材料に、造形材料の生成の際に溶融する成分が混合されて、溶融部30に投入されることが望ましい。
<金属材料の例>
マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、コバルト(Co)やクロム(Cr)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)の単一の金属、もしくはこれらの金属を1つ以上含む合金。
<合金の例>
マルエージング鋼、ステンレス、コバルトクロムモリブデン、チタニウム合金、ニッケル合金、アルミニウム合金、コバルト合金、コバルトクロム合金。
吐出ユニット200においては、上記の金属材料の代わりに、セラミック材料を主材料として用いることが可能である。セラミック材料としては、例えば、二酸化ケイ素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウムなどの酸化物セラミックスや、窒化アルミニウムなどの非酸化物セラミックスなどが使用可能である。主材料として、上述したような金属材料やセラミック材料を用いる場合には、造形ステージ300に配置された造形材料は、例えばレーザーの照射や温風などによる焼結によって硬化されてもよい。
材料貯留部20に投入される金属材料やセラミック材料の粉末材料は、単一の金属の粉末や合金の粉末、セラミック材料の粉末を、複数種類、混合した混合材料であってもよい。また、金属材料やセラミック材料の粉末材料は、例えば、上で例示したような熱可塑性樹脂、あるいは、それ以外の熱可塑性樹脂によってコーティングされていてもよい。この場合には、溶融部30において、その熱可塑性樹脂が溶融して流動性が発現されるものとしてもよい。
材料貯留部20に投入される金属材料やセラミック材料の粉末材料には、例えば、以下のような溶剤を添加することもできる。溶剤は、下記の中から選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
<溶剤の例>
水;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類;酢酸エチル、酢酸n-プロピル、酢酸iso-プロピル、酢酸n-ブチル、酢酸iso-ブチル等の酢酸エステル類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;メチルエチルケトン、アセトン、メチルイソブチルケトン、エチル-n-ブチルケトン、ジイソプロピルケトン、アセチルアセトン等のケトン類;エタノール、プロパノール、ブタノール等のアルコール類;テトラアルキルアンモニウムアセテート類;ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド等のスルホキシド系溶剤;ピリジン、γ-ピコリン、2,6-ルチジン等のピリジン系溶剤;テトラアルキルアンモニウムアセテート(例えば、テトラブチルアンモニウムアセテート等);ブチルカルビトールアセテート等のイオン液体等。
その他に、材料貯留部20に投入される金属材料やセラミック材料の粉末材料には、例えば、以下のようなバインダーを添加することもできる。
<バインダーの例>
アクリル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、セルロース系樹脂或いはその他の合成樹脂又はPLA(ポリ乳酸)、PA(ポリアミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)或いはその他の熱可塑性樹脂。
B.第2実施形態:
図10は、第2実施形態における三次元造形装置100bの概略構成を示す説明図である。第2実施形態の三次元造形装置100bは、吐出ユニット200bに造形材料の種類を識別する材料識別部700を備え、材料データ取得部620は、材料識別部700によって識別された造形材料の種類を表す材料データを取得することが第1実施形態と異なる。その他の構成は、特に説明しない限り、図1に示した第1実施形態と同じである。
本実施形態では、材料識別部700は、材料貯留部20に設けられている。本実施形態における材料識別部700は、材料に赤外光を照射し、透過または反射した光量を測定することによって、材料の種類を識別するフーリエ変換赤外分光光度計が用いられている。材料識別部700によって識別された造形材料の種類が、材料データ取得部620によって材料データとして取得される。
以上で説明した本実施形態の三次元造形装置100bによれば、材料識別部700によって識別された材料の種類が、材料データ取得部620によって材料データとして取得されるので、ユーザーが造形材料の種類を指定する手間を省略できる。そのため、より簡便に材料データを設定できる。
C.他の実施形態:
(C1)図11は、他の形態としての三次元造形システム10の概略構成を示す説明図である。三次元造形システム10は、三次元造形装置100cと、データ処理装置15とを備えている。三次元造形システム10における三次元造形装置100cの構成は、第1実施形態の三次元造形装置100からデータ処理部600を除いた構成と同じである。データ処理装置15は、造形データ取得部610cと、材料データ取得部620cと、データ生成部630cと、造形データ送信部640とを有している。造形データ取得部610cと、材料データ取得部620cと、データ生成部630cとは、第1実施形態のデータ処理部600における、造形データ取得部610と、材料データ取得部620と、データ生成部630と同じ機能を有している。造形データ送信部640は、三次元造形装置100cと、有線または無線によって通信可能に構成されており、データ生成部630cによって生成された第2造形データを三次元造形装置100cに送信する。本実施形態では、データ処理装置15は、1以上のプロセッサーと、主記憶装置と、外部との信号の入出力を行う入出力インターフェースとを備えるコンピューターによって構成されている。データ処理装置15は、主記憶装置上に読み込んだプログラムや命令をプロセッサーが実行することによって、種々の機能を発揮する。また、三次元造形装置100cは、第2実施形態の三次元造形装置100bからデータ処理部600を除いた構成であってもよく、データ処理装置15は、第2実施形態のデータ処理部600と同じ機能を有し、かつ、上述した造形データ送信部640を有する構成であってもよい。尚、三次元造形システム10における三次元造形装置100cの構成が、第1実施形態の三次元造形装置100からデータ処理部600と材料指定部115とを除いた構成と同じで、材料指定部115の機能がデータ処理装置15によって実現されてもよい。
(C2)上述した各実施形態の三次元造形装置100,100bでは、造形材料の種類を表す形状MBは、三次元造形物OBの面に凸状に形成される。これに対して、造形材料の種類を表す形状MBは、三次元造形物OBの面に凹状に形成されてもよい。凹状とは、第1造形データによって表される三次元造形物の体積よりも、第2造形データによって表される三次元造形物OBの体積の方が小さくなるように、三次元造形物OBにおいて、材料の種類を表す形状MBが、周辺の面よりも窪んだ状態のことを意味する。データ生成部630は、第1造形パスデータPD1に含まれる造形パスを分割および編集することによって、造形材料の種類を表す形状MBを三次元造形物OBの面に凹状に形成するための第2造形パスデータPD2を生成できる。この場合、造形材料の種類を表す形状MBが三次元造形物OBの面に凸状に形成された形態に比べて、造形材料の種類を表す形状MBを摩滅しにくくできる。
(C3)上述した各実施形態の三次元造形装置100,100bでは、造形材料の種類を表す形状MBは、文字や記号によって表されている。これに対して、造形材料の種類を表す形状MBは、バーコードや二次元コードによって構成されてもよい。バーコードや二次元コードには、材料の種類に関する情報の他に、製造日や、製造場所、製造条件等の種々の情報を記録させることができる。リサイクル時においては、このバーコードや二次元コードをリーダーでスキャンして、これらの情報を取得することによって、造形材料の種類等を識別できる。この場合、造形材料の種類を表す形状MBが文字や記号によって形成された形態に比べて、より多くの情報を付加できる。
(C4)上述した各実施形態の三次元造形装置100,100bでは、第1造形データとして第1造形パスデータPD1が用いられ、第2造形データとして第2造形パスデータPD2が用いられている。これに対して、第1造形データおよび第2造形データは、三次元CAD等によって作成された三次元造形物の形状を表す形状データであってもよい。この場合、データ生成部630にスライサーとしての機能が組み込まれ、データ生成部630は、供給された形状データと材料データとを用いて、第2造形パスデータPD2を生成してもよい。
(C5)上述した第2実施形態の三次元造形装置100bにおいて、三次元造形装置100bは、造形材料が収容されたカートリッジによって材料貯留部20が構成されてもよい。カートリッジには、収容された造形材料の種類が記憶されたチップが内蔵されており、材料識別部700は、チップに内蔵された造形材料の種類を識別する構成であってもよい。カートリッジのコネクターと三次元造形装置100bに設けられたコネクターとが電気的に接続されることによって、材料識別部700は、チップに内蔵された造形材料の種類を識別できる。材料識別部700が識別した造形材料の種類に関する情報は、材料データ取得部620に送信される。
(C6)上述した各実施形態では、フラットスクリュー40の回転と、バレル50に内蔵されたヒーター58による加熱とによって、材料の少なくとも一部を溶融させて造形材料を生成し、生成した造形材料をノズル61から吐出して、造形ステージ300上に積層する三次元造形装置100,100bによって、材料の種類を表す形状MBを含む三次元造形物OBが造形される。これに対して、例えば、フィラメント状の材料が用いられるFDM方式(Fused Deposition Modeling)や、インクジェット方式や、DMD方式(Direct Metal Deposition)や、粉末床溶融結合方式等、種々の造形方式によって、材料の種類を表す形状MBを含む三次元造形物OBが造形されてもよい。
D.他の形態:
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本開示は、以下の形態によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の第1の形態によれば、三次元造形装置が提供される。この三次元造形装置は、造形材料を吐出する吐出部と、前記吐出部から吐出された前記造形材料が積層される造形ステージと、前記吐出部と前記造形ステージとの相対位置を変化させる移動機構と、第1造形データ、および、前記造形材料の種類を表す材料データを用いて、前記造形材料の種類を表す形状を含む三次元造形物の形状を表すための第2造形データを生成するデータ生成部と、前記第2造形データに従って、前記吐出部および前記移動機構を制御することによって、前記三次元造形物を造形する制御部と、を備える。
この形態の三次元造形装置によれば、造形材料の種類を表す形状を含む三次元造形物が造形される。そのため、三次元造形物から、その造形に用いられた材料の種類を容易に識別できる。
(2)上記形態の三次元造形装置は、さらに、前記造形材料の種類を指定するための材料指定部を備え、前記データ生成部は、前記材料指定部によって指定された前記造形材料の種類を表す前記材料データを用いて、前記第2造形データを生成してもよい。
この形態の三次元造形装置によれば、材料指定部を用いて造形材料の種類を指定できるため、簡便に材料データを設定できる。
(3)上記形態の三次元造形装置は、さらに、前記造形材料の成分を分析することによって前記造形材料の種類を識別する材料識別部を備え、前記データ生成部は、前記材料識別部によって識別された前記造形材料の種類を表す前記材料データを用いて、前記第2造形データを生成してもよい。
この形態の三次元造形装置によれば、ユーザーが造形材料の種類を指定する手間を省略できるため、より簡便に材料データを設定できる。
(4)上記形態の三次元造形装置において、前記データ生成部は、前記造形材料の種類を表す形状としてバーコードまたは二次元コードの形状を含む、前記三次元造形物の形状を表すための前記第2造形データを生成してもよい。
この形態の三次元造形装置によれば、造形材料の種類を表す形状が文字や記号によって形成された形態に比べて、より多くの情報を付加できる。
(5)上記形態の三次元造形装置において、前記データ生成部は、前記三次元造形物の面に凹状に設けられた前記造形材料の種類を表す形状を含む前記三次元造形物の形状を表すための前記第2造形データを生成してもよい。
この形態の三次元造形装置によれば、造形材料の種類を表す形状が三次元造形物の面に凸状に設けられた形態に比べて、造形材料の種類を表す形状を摩滅しにくくできる。
(6)本開示の第2の形態によれば、三次元造形システムが提供される。この三次元造形システムは、三次元造形装置とデータ処理装置とを備える。前記三次元造形装置は、造形材料を吐出する吐出部と、前記吐出部から吐出された前記造形材料が積層される造形ステージと、前記吐出部と前記造形ステージとの相対位置を変化させる移動機構と、前記吐出部および前記移動機構を制御する制御部と、を有し、前記データ処理装置は、第1造形データ、および、前記造形材料の種類を表す材料データを用いて、前記造形材料の種類を表す形状を含む三次元造形物の形状を表すための第2造形データを生成するデータ生成部と、前記第2造形データを前記三次元造形装置に送信する造形データ送信部と、を有し、前記三次元造形装置の前記制御部は、前記第2造形データに従って、前記吐出部および前記移動機構を制御することによって、前記三次元造形物を造形する。
この形態の三次元造形システムによれば、造形材料の種類を表す形状を含む三次元造形物が造形される。そのため、造形に用いられた材料の種類を、三次元造形物から容易に識別することができる。
(7)本開示の第3の形態によれば、三次元造形物の製造方法が提供される。この三次元造形物の製造方法は、第1造形データを取得する工程と、造形材料の種類を表す材料データを取得する工程と、前記第1造形データおよび前記材料データを用いて、前記造形材料の種類を表す形状を含む三次元造形物の形状を表すための第2造形データを生成する工程と、前記第2造形データに従って、前記三次元造形物を造形する工程と、を有する。
この形態の三次元造形物の製造方法によれば、造形材料の種類を表す形状を含む三次元造形物が造形される。そのため、造形に用いられた材料の種類を、三次元造形物から容易に識別することができる。
本開示は、三次元造形装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、三次元造形システム、三次元造形装置の制御方法、三次元造形物の製造方法等の形態で実現することができる。
10…三次元造形システム、15…データ処理装置、20…材料貯留部、22…供給路、30…溶融部、31…スクリューケース、32…駆動モーター、40…フラットスクリュー、41…上面、42…溝形成面、43…側面、45…溝部、46…中央部、47…渦状部、48…材料導入部、50…バレル、52…スクリュー対向面、54…案内溝、56…連通孔、58…ヒーター、61…ノズル、62…ノズル孔、65…ノズル流路、100,100b,100c…三次元造形装置、110…筐体、115…材料指定部、120…表示部、130…操作部、200,200b…吐出ユニット、300…造形ステージ、310…造形面、400…移動機構、500…制御部、600…データ処理部、610,610c…造形データ取得部、620,620c…材料データ取得部、630,630c…データ生成部、640…造形データ送信部、700…材料識別部。

Claims (6)

  1. 三次元造形システムであって、
    ノズルを有し、前記ノズルから造形材料を吐出する吐出部と、
    前記ノズルから吐出された前記造形材料が積層される造形ステージと、
    前記吐出部と前記造形ステージとの相対位置を変化させる移動機構と、
    前記ノズルの移動経路を表すデータを含む第1造形データであって、三次元造形物を造形するための第1造形データを取得する造形データ取得部と、
    前記造形材料の種類を表す材料データを取得する材料データ取得部と、
    前記ノズルの移動経路を表すデータを含む第2造形データであって、前記造形材料の種類を表す形状を有する三次元造形物を造形するための第2造形データを生成するデータ生成部と、
    前記第2造形データに従って、前記吐出部および前記移動機構を制御することによって、前記造形材料の種類を表す形状を有する三次元造形物を造形する制御部と、
    を備え
    前記データ生成部は、
    前記材料データを用いて、前記ノズルの移動経路を表すデータを含む材料パスデータであって、前記造形材料の種類を表す形状を造形するための材料パスデータを生成し、
    前記第1造形データに前記材料パスデータを追加することにより、または、前記材料パスデータを用いて前記第1造形データを編集することにより、前記第2造形データを生成する、三次元造形システム
  2. 請求項1に記載の三次元造形システムであって、
    さらに、前記造形材料の種類を指定するための材料指定部を備え、
    前記材料データ取得部は、前記材料指定部によって指定された前記造形材料の種類を表す前記材料データを取得する、三次元造形システム
  3. 請求項1に記載の三次元造形システムであって、
    さらに、前記造形材料の成分を分析することによって前記造形材料の種類を識別する材料識別部を備え、
    前記材料データ取得部は、前記材料識別部によって識別された前記造形材料の種類を表す前記材料データを取得する、三次元造形システム
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の三次元造形システムであって、
    前記データ生成部は、前記造形材料の種類を表す形状として、バーコードまたは二次元コードの形状を造形するための前記材料パスデータを生成する、三次元造形システム
  5. 請求項1に記載の三次元造形システムであって、
    前記造形材料を収容するカートリッジであって、前記材料データを記憶しているチップを有するカートリッジを備え、
    前記吐出部は、前記カートリッジから供給された前記造形材料を前記ノズルから吐出し、
    前記材料データ取得部は、前記チップから前記材料データを取得する、三次元造形システム。
  6. 三次元造形物の製造方法であって、
    造形材料を吐出するノズルの移動経路を表すデータを含む第1造形データであって、三次元造形物を造形するための第1造形データを取得する工程と、
    前記造形材料の種類を表す材料データを取得する工程と、
    前記材料データを用いて、前記ノズルの移動経路を表すデータを含む材料パスデータであって、前記造形材料の種類を表す形状を造形するための材料パスデータを生成する工程と、
    前記第1造形データに前記材料パスデータを追加することにより、または、前記材料パスデータを用いて前記第1造形データを編集することにより、前記ノズルの移動経路を表すデータを含む第2造形データであって、前記造形材料の種類を表す形状を有する三次元造形物を造形するための第2造形データを生成する工程と、
    前記第2造形データに従って、前記造形材料の種類を表す形状を有する三次元造形物を造形する工程と、
    を有する、三次元造形物の製造方法。
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