JP7172545B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤに関する。
下記特許文献1には、トレッド面の中央に周方向に連続して延びる波形グルーブが設けられたタイヤが記載されている。前記波形グルーブは、周方向に沿って真直に配置された真直部と、前記真直部に連続し、赤道面を斜めに横切るように配置された斜行部とを含んでいる。このようなタイヤは、例えば、タイヤを構成するバンドプライがタイヤ周方向に沿って延びる場合、前記斜行部の延びる方向と前記バンドプライのバンドコードの延びる方向とが異なる。このため、前記斜行部では、走行時の撓みが防止されて、繰り返し歪が小さくなるので、いわゆるTGC(Tread Groove Cracking)の発生が抑制される。また、このような真直部と斜行部とを含んだ波形グルーブは、直進走行する場合に発生する音と旋回走行する場合に発生する音との間に、騒音レベルの差に大きな変化を生じさせないとされている。このため、直進走行と旋回走行との間の移行では、ノイズの走行フィーリングが滑らかになり、高い騒音性能が維持される。
特開2005-138807号公報
上述のタイヤは、例えば、路面に排水のための溝が設けられた、いわゆるレイングルーブ路を走行する場合、前記溝と前記真直部とが噛み合う。このため、この種のタイヤでは、レーンチェンジの安定性が低いという問題があった。また、例えば、バンドプライがタイヤ周方向に沿って延びる場合、前記真直部でTGCが発生しやすいという問題があった。
本発明は、以上のような実情に鑑み案出されたもので、騒音性能を維持しつつ、操縦安定性能を高めるとともに、TGCの発生を抑制するタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、第1トレッド端と第2トレッド端とを含むトレッド部を含むタイヤであって、前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝を含み、前記クラウン主溝は、単位模様がタイヤ周方向に繰り返して配置されて構成されており、前記単位模様は、第1のタイヤ周方向線を斜めに横切る第1傾斜要素と、前記第1のタイヤ周方向線を前記第1傾斜要素とは逆向きで斜めに横切る第2傾斜要素と、前記第1傾斜要素と前記第2傾斜要素との間を連結する第1曲がり要素と、前記第2傾斜要素に連結された第2曲がり要素とからなり、前記第1傾斜要素及び前記第2傾斜要素は、前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素よりもタイヤ周方向に対する角度が大、かつ、タイヤ周方向の長さが小であり、前記第1曲がり要素は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく前記第1トレッド端側に凸となるように曲げられており、前記第2曲がり要素は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく前記第2トレッド端側に凸となるように曲げられている、タイヤである。
本発明に係るタイヤは、前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素が、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜する第1部分と、前記第1部分とは逆向きに傾斜する第2部分とを含むのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記第1部分及び前記第2部分が、直線状にのびるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記第1部分及び前記第2部分が、円弧状にのびるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記第1部分及び前記第2部分が、タイヤ周方向に対する角度が5~20度であるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記第1のタイヤ周方向線が、タイヤ赤道上に位置するのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記トレッド部が、前記クラウン主溝のタイヤ軸方向外側に配されてタイヤ周方向に連続してのびるミドル主溝を含み、前記ミドル主溝は、単位模様がタイヤ周方向に繰り返して配置されて構成されており、前記単位模様は、第2のタイヤ周方向線を斜めに横切るミドル第1傾斜要素と、前記第2のタイヤ周方向線を前記ミドル第1傾斜要素とは逆向きで斜めに横切るミドル第2傾斜要素と、前記ミドル第1傾斜要素と前記ミドル第2傾斜要素との間を連結するミドル曲がり要素と、前記ミドル第2傾斜要素に連結された直線要素とからなり、前記ミドル曲がり要素は、前記クラウン主溝側に凸となるように曲げられており、前記直線要素は、タイヤ周方向に沿って延びるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記ミドル曲がり要素が、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜するミドル第1部分と、前記ミドル第1部分とは逆向きに傾斜するミドル第2部分とを含むのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記ミドル第1部分及び前記ミドル第2部分が、直線状に延びるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記ミドル第1部分及び前記ミドル第2部分が、タイヤ周方向に対する角度が5~20度であるのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記直線要素の溝幅が、前記クラウン主溝及び前記ミドル主溝の溝幅の中で最も小さいのが望ましい。
本発明に係るタイヤは、前記直線要素の溝幅が、前記ミドル曲がり要素の溝幅の5%~30%であるのが望ましい。
本発明のタイヤは、トレッド部に、単位模様がタイヤ周方向に繰り返して配置されて構成されるクラウン主溝を含んでいる。前記単位模様は、第1傾斜要素と第2傾斜要素と第1曲がり要素と第2曲がり要素とからなる。前記第1傾斜要素は、第1のタイヤ周方向線を斜めに横切っている。前記第2傾斜要素は、前記第1のタイヤ周方向線を前記第1傾斜要素とは逆向きで斜めに横切っている。前記第1曲がり要素は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく第1トレッド端側に凸となるように曲げられている。前記第2曲がり要素は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく第2トレッド端側に凸となるように曲げられている。
このように、本発明では、クラウン主溝は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有していない。このようなクラウン主溝は、例えば、レイングルーブ路に設けられた進行方向に延びる溝と噛み合うことが防止されるので、スムーズにレーンチェンジを行うことができる。また、例えば、バンドコードがタイヤ周方向に延びるタイヤでは、クラウン主溝とバンドコードとの向きが異なるので、走行時に生じる繰り返し歪が小さくなる。
また、前記第1傾斜要素及び前記第2傾斜要素は、前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素よりもタイヤ周方向に対する角度が大、かつ、タイヤ周方向の長さが小である。即ち、タイヤ周方向に対する角度が大きい第1傾斜要素及び第2傾斜要素は、前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素よりもタイヤ周方向の長さが小さく形成される。このような第1傾斜要素及び第2傾斜要素は、スムーズなレーンチェンジを可能としつつ、TGCの発生を抑制する。また、タイヤ軸方向の長さ成分が小さい第1傾斜要素及び第2傾斜要素は、ピッチ音の発生を抑制する。前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素は、タイヤ周方向の長さが大きいがタイヤ周方向に対する角度が小さいので、大きなピッチ音の発生を抑制する。
このように、本発明のタイヤは、前記クラウン主溝が、前記第1傾斜要素、前記第2傾斜要素、前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素を有することにより、騒音性能を維持しつつ、操縦安定性能を高めるとともに、TGCの発生を抑制することができる。
本発明のタイヤの一実施形態を示す横断面図である。 図1のトレッド部の展開図である。 図2のクラウン主溝の拡大図である。 図2のミドル主溝の拡大図である。 他の実施形態のトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本発明の一実施形態を示すタイヤ1の正規状態における横断面図である。本実施形態では、好ましいタイヤ1として自動二輪車用空気入りタイヤが示される。なお、本発明は、自動二輪車用に限定されるものではなく、例えば、乗用車用、重荷重用の空気入りタイヤや他のカテゴリーのタイヤ1にも採用される。図2は、タイヤ1のトレッド部2の展開図である。
前記「正規状態」は、タイヤ1が正規リム(図示省略)にリム組みされ、かつ、正規内圧が充填された無負荷の状態である。本明細書では特に断りがない限り、タイヤ1の各部の寸法は、正規状態で測定された値である。
「正規リム」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めているリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば "Measuring Rim" である。
「正規内圧」は、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。
図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2は、横断面において、その外面がタイヤ半径方向外側に凸の円弧状に湾曲している。
本実施形態のタイヤ1の内部には、カーカス6、ベルト層7、バンド層8等のタイヤ構成部材が配されている。これらタイヤ構成部材には、公知の態様が適宜採用される。バンド層8は、本実施形態では、バンドコード(図示省略)がタイヤ周方向に沿って延びて形成されている。
図2に示されるように、トレッド部2は、クラウン領域Crとミドル領域Miとショルダー領域Shとに区分される。クラウン領域Crは、タイヤ赤道Cに中心を有し、かつ、トレッド展開幅TWeの25%の展開幅を有している。ミドル領域Miは、クラウン領域Crの両外側に隣接し、かつ、トレッド展開幅TWeの17.5%の展開幅を有している。ショルダー領域Shは、一方のミドル領域Miと第1トレッド端T1との間、及び、他方のミドル領域と第2トレッド端T2との間に形成されている。クラウン領域Crは、直進走行時において、路面と接地する領域である。ショルダー領域Shは、フルバンク時において、路面と接地する領域である。
トレッド展開幅TWeは、トレッド部2を平面に展開したときの第1トレッド端T1と第2トレッド端T2との間のタイヤ軸方向の距離である。第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2は、トレッド部2の最もタイヤ軸方向外側での接地位置である。本明細書では、便宜上、第1トレッド端T1は、タイヤ赤道Cよりも右側に位置し、第2トレッド端T2は、タイヤ赤道Cよりも左側に位置するものとされる。
本実施形態のトレッド部2には、タイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝10が設けられている。本実施形態のクラウン主溝10は、タイヤ周方向に繰り返して配置される複数の単位模様11で構成されている。
図3は、クラウン主溝10の拡大図である。図3に示されるように、本実施形態の単位模様11は、第1傾斜要素13と第2傾斜要素14と第1曲がり要素15と第2曲がり要素16とからなっている。本実施形態の第1傾斜要素13は、第1のタイヤ周方向線c1を斜め(図では左上がり)に横切っている。本実施形態の第2傾斜要素14は、第1のタイヤ周方向線c1を第1傾斜要素13とは逆向きで斜め(図では右上がり)に横切っている。本実施形態の第1曲がり要素15は、第1傾斜要素13と第2傾斜要素14との間を連結している。本実施形態の第2曲がり要素16は、第2傾斜要素14に連結されている。即ち、単位模様11は、本実施形態では、図の上側から、第1傾斜要素13、第1曲がり要素15、第2傾斜要素14及び第2曲がり要素16の順に形成されている。
第1曲がり要素15は、本実施形態では、タイヤ周方向と平行に延びる成分(以下、単に「タイヤ周方向成分」という場合がある。)を有することなく第1トレッド端T1側に凸となるように曲げられている。また、第2曲がり要素16は、本実施形態では、タイヤ周方向成分を有することなく第2トレッド端T2側に凸となるように曲げられている。このように、本実施形態では、クラウン主溝10は、タイヤ周方向成分を有していない。このようなクラウン主溝10は、例えば、レイングルーブ路に設けられた進行方向に延びる溝と噛み合うことが防止されるので、スムーズにレーンチェンジを行うことができる。また、例えば、バンドコードがタイヤ周方向に延びるタイヤ1では、クラウン主溝10とバンドコードとの向きが異なるので、走行時に生じる繰り返し歪が小さくなる。
第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14は、第1曲がり要素15及び第2曲がり要素16よりもタイヤ周方向に対する角度が大、かつ、タイヤ周方向の長さが小である。即ち、タイヤ周方向に対する角度が大きい第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14は、第1曲がり要素15及び第2曲がり要素16よりもタイヤ周方向の長さが小さく形成される。このような第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14は、スムーズなレーンチェンジを可能としつつ、TGCの発生を抑制する。また、タイヤ軸方向の長さ成分が小さい第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14は、ピッチ音の発生を抑制する。第1曲がり要素15及び第2曲がり要素16は、タイヤ周方向の長さが大きいがタイヤ周方向に対する角度が小さいので、大きなピッチ音の発生を抑制する。
第1曲がり要素15及び第2曲がり要素16は、本実施形態では、タイヤ周方向に対して一方側(図では右上がり)に傾斜する第1部分18と、第1部分18とは逆向き(図では左上がり)に傾斜する第2部分19とを含んでいる。第1部分18は、本実施形態では、第2部分19と連結している。
第1部分18及び第2部分19は、本実施形態では、直線状にのびている。これにより、本実施形態の第1曲がり要素15は、第1トレッド端T1側に凸の横向きV字状に形成される。また、本実施形態の第2曲がり要素16は、第2トレッド端T2側に凸の横向きV字状に形成される。このような第1曲がり要素15及び第2曲がり要素16は、溝内を流れる空気の振動を第1部分18と第2部分19との連結部で撹乱して、騒音性能を高く維持することができる。
第1部分18及び第2部分19は、例えば、タイヤ周方向に対する角度θ1が5~20度であるのが望ましい。前記角度θ1が5度未満の場合、TGC発生の抑制効果が悪化するおそれがある。前記角度θ1が20度を超える場合、タイヤ1の転動によるピッチ音が大きくなるおそれがある。
第1曲がり要素15及び第2曲がり要素16は、第1のタイヤ周方向線c1を横切ることなく形成されている。本実施形態のクラウン主溝10は、第1のタイヤ周方向線c1上の任意の点で点対称となる態様で形成されている。なお、クラウン主溝10は、このような態様に限定されるものではなく、非点対称な態様でも良い。
第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14のタイヤ周方向の長さL1は、第1曲がり要素15及び第2曲がり要素16のタイヤ周方向の長さL2の5%~15%であるのが望ましい。これにより、バランス良く、騒音性能を維持しつつ、操縦安定性能を高めるとともに、TGCの発生を抑制することができる。
第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14は、本実施形態では、直線状に延びている。なお、第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14は、このような態様に限定されるものではなく、円弧状に延びる態様でも良い。
第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14の角度θ2は、特に限定されるものではないが、例えば、45~75度程度であるのが望ましい。これにより、第1曲がり要素15及び第2曲がり要素16と、第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14との間の連結位置で、クラウン主溝10内の空気の振動を撹乱することができる。また、第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14によって生じるピッチ音の増加を抑制することができる。
第1のタイヤ周方向線c1は、タイヤ赤道C上に位置するのが望ましい。本実施形態では、クラウン主溝10が第1のタイヤ周方向線c1上の任意の点で点対称構造である。このため、直進走行から左右いずれへもスムーズにレーンチェンジすることができる。
クラウン主溝10は、そのタイヤ軸方向の両端10e、10eが直進走行時に接地するクラウン領域Cr内に配されている。このため、例えば、排水用の溝が設けられたレイングルーブ路の直進走行時において、前記溝とクラウン主溝10との噛み合いが抑制される。とりわけ、クラウン主溝10の両端10e、10eは、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向外側へトレッド展開幅TWeの10%以内の位置に配されるのが望ましい。クラウン主溝10の両端10eは、本実施形態では、第1曲がり要素15及び第2曲がり要素16の第1部分18と第2部分19との連結位置に形成されている。なお、クラウン主溝10の外端10eは、本実施形態では、タイヤ赤道Cからタイヤ軸方向外側へトレッド展開幅TWeの4%以上離間した位置に配されるのが望ましい。これにより、クラウン主溝10のタイヤ軸方向の長さ成分が確保されるので、大きな接地圧の作用するクラウン領域Crにおける走行時の撓みを抑制することができる。
クラウン主溝10は、本実施形態では、溝幅W1がタイヤ周方向で変化することなく、等幅に形成されている。なお、クラウン主溝10は、このような態様に限定されるものではなく、溝幅W1が変化する態様でも良い。本明細書では、溝幅は、長手方向に延びる溝中心線と直交する方向の長さである。
クラウン主溝10の溝幅W1は、特に限定されるものではないが、例えば、トレッド展開幅TWeの1%~4%であるのが望ましい。
図2に示されるように、クラウン領域Crは、本実施形態では、クラウン主溝10のみが設けられており、他の溝は、設けられていない。これにより、クラウン領域Crの剛性低下が抑制され、高い操縦安定性能が発揮される。溝は、本明細書では、その溝幅が1.5mm以上のものをいう。
トレッド部2には、本実施形態では、タイヤ周方向に連続して延びるミドル主溝25及びショルダー主溝26が、さらに設けられている。本実施形態のミドル主溝25は、クラウン主溝10のタイヤ軸方向の両外側に設けられている。ミドル主溝25は、本実施形態では、その全体がミドル領域Mi内に配されている。本実施形態のショルダー主溝26は、ミドル主溝25のタイヤ軸方向の外側に設けられている。なお、本発明のタイヤ1は、このような態様に限定されるものではない。
図4は、図2の左側のミドル主溝25の拡大図である。図4に示されるように、ミドル主溝25は、本実施形態では、タイヤ周方向に繰り返して配置される複数の単位模様25Aで構成されている。なお、図2の右側のミドル主溝25は、左側のミドル主溝25と同じ構成で形成されているので、その詳細な説明が省略される。
単位模様25Aは、ミドル第1傾斜要素28とミドル第2傾斜要素29とミドル曲がり要素30と直線要素31とから構成されている。本実施形態のミドル第1傾斜要素28は、第2のタイヤ周方向線c2を斜め(図では左上がり)に横切っている。本実施形態のミドル第2傾斜要素29は、第2のタイヤ周方向線c2をミドル第1傾斜要素28とは逆向きで斜め(図では右上がり)に横切っている。本実施形態のミドル曲がり要素30は、ミドル第1傾斜要素28とミドル第2傾斜要素29との間を連結している。本実施形態の直線要素31は、ミドル第2傾斜要素29に連結されている。このように、本実施形態の単位模様25Aは、図の上側から、ミドル第1傾斜要素28、ミドル曲がり要素30、ミドル第2傾斜要素29及び直線要素31の順に形成されている。
ミドル曲がり要素30は、本実施形態では、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜するミドル第1部分32と、ミドル第1部分32とは逆向きに傾斜するミドル第2部分33とを含んでいる。ミドル第2部分33は、本実施形態では、ミドル第1部分32に連結されている。
ミドル第1部分32及びミドル第2部分33は、本実施形態では、直線状にのびている。即ち、ミドル曲がり要素30は、タイヤ赤道C側へ凸の横向きV字状に形成される。このようなミドル曲がり要素30は、ミドル主溝25内を流れる空気の振動をミドル第1部分32とミドル第2部分33との連結部で撹乱することができる。なお、ミドル第1部分32及びミドル第2部分33は、円弧状にのびる態様でも構わない。
ミドル第1部分32及びミドル第2部分33は、例えば、タイヤ周方向に対する角度θ3が5~20度であるのが望ましい。これにより、タイヤ1の転動によるピッチ音を小さくできるとともに、TGCの発生を抑制することができる。ミドル第1傾斜要素28及びミドル第2傾斜要素29のタイヤ周方向に対する角度θ4は、50~80度であるのが望ましい。
直線要素31は、本実施形態では、タイヤ周方向に沿ってのびている。即ち、直線要素31は、タイヤ軸方向の長さ成分を有していないので、ピッチ音の発生が抑制される。また、このような直線要素31は、ミドル第2傾斜要素29との連結部において、ミドル主溝25内の空気の振動を撹乱する。さらに、直線要素31は、旋回走行時に接地するミドル領域Miに配されるため、例えば、レイングルーブ路を走行した場合でも、排水用の路面上の溝と噛み合う機会が小さいので、レーンチェンジの安定性が高く維持される。
直線要素31は、ミドル主溝25の中で最もタイヤ軸方向の外側に配されている。これにより、直線要素31は、大きいキャンバー角の旋回走行時に接地するので、直線要素31とレイングルーブ路の溝との噛み合う機会が一層抑制される。
直線要素31の溝幅W2cは、本実施形態では、クラウン主溝10及びミドル主溝25の溝幅W1、W2の中で最も小さく形成されている。これにより、直線要素31近傍の陸部剛性が高く維持されるので、TGCの発生をより効果的に抑制し得る。
上述の作用を効果的に発揮させるために、直線要素31の溝幅W2cは、ミドル曲がり要素30の溝幅W2bの5%~30%であるのが望ましい。さらに、直線要素31の溝深さ(図示省略)は、ミドル曲がり要素30の溝深さ(図示省略)の50%~90%であるのが望ましい。
ミドル第1傾斜要素28及びミドル第2傾斜要素29の溝幅W2aと、ミドル曲がり要素30の溝幅W2bとは、クラウン主溝10の溝幅W1よりも大きい。即ち、クラウン主溝10の溝幅W1を小さくすることで、クラウン領域Crの陸部剛性が相対的に大きくなるので、安定したレーンチェンジが可能となる。
図2に示されるように、本実施形態では、ミドル主溝25のミドル曲がり要素30のピッチP2は、クラウン主溝10の第1曲がり要素15のピッチP1a又は第2曲がり要素16のピッチP1bと同じである。図2の実施形態では、左側のミドル主溝25のミドル曲がり要素30は、第1曲がり要素15と同じタイヤ周方向位置に形成されている。また、右側のミドル主溝25のミドル曲がり要素30は、第2曲がり要素16と同じタイヤ周方向位置に形成されている。これにより、クラウン主溝10とミドル主溝25との間に形成される陸部は、そのタイヤ軸方向の長さが、タイヤ周方向に沿って変化の幅が小さく維持されるので、優れた耐偏摩耗性能を発揮する。
本実施形態のショルダー主溝26は、タイヤ軸方向の外側に凸となるように曲げられた複数のショルダー円弧部35がタイヤ周方向に並べられて形成されている。ショルダー主溝26は、本実施形態では、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく形成されている。このようなショルダー主溝26は、ショルダー主溝26内で、その空気の振動を効果的に撹乱することができる。
ショルダー主溝26は、本実施形態では、ショルダー円弧部35同士が連結されて、タイヤ赤道C側に凸となる内向き突出部26Aと、ショルダー円弧部35が最もタイヤ軸方向外側に凸となる外向き突出部26Bとを含んでいる。内向き突出部26Aと外向き突出部26Bとは、本実施形態では、タイヤ周方向に交互に配されている。
本実施形態では、ショルダー主溝26の内向き突出部26AのピッチP3は、このショルダー主溝26に隣接するミドル主溝25のミドル曲がり要素30のピッチP2と同じである。図2の態様では、内向き突出部26Aは、ミドル曲がり要素30と同じタイヤ周方向位置に形成されている。また、ショルダー主溝26の外向き突出部26Bは、このショルダー主溝26と隣接するミドル主溝25の最もタイヤ軸方向の外側に配される直線要素31と同じタイヤ周方向位置に形成される。これにより、ミドル主溝25とショルダー主溝26との間に形成される陸部は、そのタイヤ軸方向の長さが、タイヤ周方向に沿って変化の幅が小さく維持されるので、優れた耐偏摩耗性能を発揮する。
トレッド部2は、本実施形態では、ショルダー主溝26と第1トレッド端T1又は第2トレッド端T2とを継ぐ複数のショルダー横溝36が設けられる。本実施形態のショルダー横溝36は、タイヤ軸方向に沿って延びている。このようなショルダー横溝36は、大きな横力の作用するショルダー領域Shを形成する陸部のタイヤ軸方向の剛性を高く確保するので、安定した旋回を可能にする。
ショルダー横溝36は、本実施形態では、ショルダー円弧部35の外向き突出部26Bに連結されている。このようなショルダー横溝36は、タイヤ軸方向の長さが小さいので、上述の作用が効果的に発揮される。
図5は、他の実施形態のトレッド部2の展開図である。本実施形態のトレッド部2の構成要素と同じ構成要素は、同じ符号が付されてその説明が省略される。図5に示されるように、この実施形態では、クラウン主溝10の第1曲がり要素15及び第2曲がり要素16は、第1部分18及び第2部分19が円弧状にのびている。また、第1傾斜要素13及び第2傾斜要素14は、第1のタイヤ周方向線c1を斜めに横切っている。このため、この実施形態のクラウン主溝10も、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有していないので、スムーズにレーンチェンジを行うことができるとともに、TGCの発生を抑制することができる。
第1部分18及び第2部分19は、互いに滑らかに接続されている。即ち、第1部分18の角度θ1aは、第2部分19側に向かって漸減している。第2部分19の角度θ1bは、第1部分18側に向かって漸減している。
以上、本発明の実施形態について、詳述したが、本発明は例示の実施形態に限定されるものではなく、種々の態様に変形して実施し得るのは言うまでもない。
図1の基本構造、及び、図2の基本パターンを有する自動二輪車用の空気入りタイヤが、表1の仕様に基づき試作され、各試供タイヤの軟弱路及び硬質路での操縦安定性能・ブロックの欠けについてテストされた。各試供タイヤの主な共通仕様やテスト方法は、以下の通りである。
<騒音性能・操縦安定性能>
各試供タイヤが装着された下記テスト車両が、テストライダーによって、レイングルーブ路を含む乾燥アスファルト路面のテストコースを走行された。このときの走行時のタイヤから生じるノイズに関する騒音性能、及び、グリップやレーンチェンジ時の安定性に関する操縦安定性能が、テストライダーの官能により評価された。結果は、最高点を5点とする評点で表示されている。
タイヤ:180/55R17
リム:MT5.50×17
タイヤ内圧:290kPa
テスト車両:排気量1300ccの自動二輪車
<TGC抑制性能>
上記テスト車両が、テストライダーによって、上記テストコースを5000km走行され、このときのTGCの発生状況が、確認された。TGC抑制性能は、テストライダーの目視によって確認されたTGCの発生の有無で評価されている。結果は、数値の大きいほうが良好である。
テストの結果などが表1に示される。
Figure 0007172545000001
テストの結果、実施例のタイヤは、比較例のタイヤに比べて、騒音性能が維持されつつ、操縦安定性能が優れるとともに、TGCの発生が抑制されていることが確認される。
1 タイヤ
10 クラウン主溝
11 単位模様
13 第1傾斜要素路
14 第2傾斜要素路
15 第1曲がり要素
16 第2曲がり要素
T1 第1トレッド端
T2 第2トレッド端

Claims (11)

  1. 第1トレッド端と第2トレッド端とを含むトレッド部を含むタイヤであって、
    前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝を含み、
    前記クラウン主溝は、単位模様がタイヤ周方向に繰り返して配置されて構成されており、
    前記単位模様は、第1のタイヤ周方向線を斜めに横切る第1傾斜要素と、前記第1のタイヤ周方向線を前記第1傾斜要素とは逆向きで斜めに横切る第2傾斜要素と、前記第1傾斜要素と前記第2傾斜要素との間を連結する第1曲がり要素と、前記第2傾斜要素に連結された第2曲がり要素とからなり、
    前記第1傾斜要素及び前記第2傾斜要素は、前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素よりもタイヤ周方向に対する角度が大、かつ、タイヤ周方向の長さが小であり、
    前記第1曲がり要素は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく前記第1トレッド端側に凸となるように曲げられており、
    前記第2曲がり要素は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく前記第2トレッド端側に凸となるように曲げられており、
    前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素は、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜する第1部分と、前記第1部分とは逆向きに傾斜する第2部分とを含み、
    前記第1部分及び前記第2部分は、円弧状にのびる、
    タイヤ。
  2. 第1トレッド端と第2トレッド端とを含むトレッド部を含むタイヤであって、
    前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝を含み、
    前記クラウン主溝は、単位模様がタイヤ周方向に繰り返して配置されて構成されており、
    前記単位模様は、第1のタイヤ周方向線を斜めに横切る第1傾斜要素と、前記第1のタイヤ周方向線を前記第1傾斜要素とは逆向きで斜めに横切る第2傾斜要素と、前記第1傾斜要素と前記第2傾斜要素との間を連結する第1曲がり要素と、前記第2傾斜要素に連結された第2曲がり要素とからなり、
    前記第1傾斜要素及び前記第2傾斜要素は、前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素よりもタイヤ周方向に対する角度が大、かつ、タイヤ周方向の長さが小であり、
    前記第1曲がり要素は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく前記第1トレッド端側に凸となるように曲げられており、
    前記第2曲がり要素は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく前記第2トレッド端側に凸となるように曲げられており、
    前記第1のタイヤ周方向線は、タイヤ赤道上に位置する、
    タイヤ。
  3. 第1トレッド端と第2トレッド端とを含むトレッド部を含むタイヤであって、
    前記トレッド部は、タイヤ周方向に連続してのびるクラウン主溝を含み、
    前記クラウン主溝は、単位模様がタイヤ周方向に繰り返して配置されて構成されており、
    前記単位模様は、第1のタイヤ周方向線を斜めに横切る第1傾斜要素と、前記第1のタイヤ周方向線を前記第1傾斜要素とは逆向きで斜めに横切る第2傾斜要素と、前記第1傾斜要素と前記第2傾斜要素との間を連結する第1曲がり要素と、前記第2傾斜要素に連結された第2曲がり要素とからなり、
    前記第1傾斜要素及び前記第2傾斜要素は、前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素よりもタイヤ周方向に対する角度が大、かつ、タイヤ周方向の長さが小であり、
    前記第1曲がり要素は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく前記第1トレッド端側に凸となるように曲げられており、
    前記第2曲がり要素は、タイヤ周方向と平行に延びる成分を有することなく前記第2トレッド端側に凸となるように曲げられており、
    前記トレッド部は、前記クラウン主溝のタイヤ軸方向外側に配されてタイヤ周方向に連続してのびるミドル主溝を含み、
    前記ミドル主溝は、単位模様がタイヤ周方向に繰り返して配置されて構成されており、
    前記単位模様は、第2のタイヤ周方向線を斜めに横切るミドル第1傾斜要素と、前記第2のタイヤ周方向線を前記ミドル第1傾斜要素とは逆向きで斜めに横切るミドル第2傾斜要素と、前記ミドル第1傾斜要素と前記ミドル第2傾斜要素との間を連結するミドル曲がり要素と、前記ミドル第2傾斜要素に連結された直線要素とからなり、
    前記ミドル曲がり要素は、前記クラウン主溝側に凸となるように曲げられており、
    前記直線要素は、タイヤ周方向に沿って延びる、
    タイヤ。
  4. 前記ミドル曲がり要素は、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜するミドル第1部分と、前記ミドル第1部分とは逆向きに傾斜するミドル第2部分とを含む、請求項3記載のタイヤ。
  5. 前記ミドル第1部分及び前記ミドル第2部分は、直線状に延びる、請求項4記載のタイヤ。
  6. 前記ミドル第1部分及び前記ミドル第2部分は、タイヤ周方向に対する角度が5~20度である、請求項4又は5に記載のタイヤ。
  7. 前記直線要素の溝幅は、前記クラウン主溝及び前記ミドル主溝の溝幅の中で最も小さい、請求項3ないし6のいずれかに記載のタイヤ。
  8. 前記直線要素の溝幅は、前記ミドル曲がり要素の溝幅の5%~30%である、請求項3ないし7のいずれかに記載のタイヤ。
  9. 前記第1曲がり要素及び前記第2曲がり要素は、タイヤ周方向に対して一方側に傾斜する第1部分と、前記第1部分とは逆向きに傾斜する第2部分とを含む、請求項2ないし8のいずれかに記載のタイヤ。
  10. 前記第1部分及び前記第2部分は、直線状にのびる、請求項9記載のタイヤ。
  11. 前記第1部分及び前記第2部分は、タイヤ周方向に対する角度が5~20度である、請求項9又は10に記載のタイヤ。
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