JP7172115B2 - 車両の補機搭載構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の補機搭載構造に関し、自動車等の車両の補機搭載の技術分野に属する。
自動車等の車両では、車輪を駆動させる動力源として駆動モータと、該駆動モータに供給する電力を貯蔵するバッテリとを備え、車体前部に駆動モータおよび該駆動モータを駆動するための電気ユニットが配置された電気自動車等の電動車両が知られている。
このような電動車両は、モータルームの左右両側部で車体前後方向に延びる一対のフロントサイドメンバが配設され、該一対のフロントサイドメンバ間に、前記駆動モータおよび電気ユニットが配置されている。該電気ユニットには、高電圧バッテリからの直流電圧を交流に変換するインバータ、高電圧バッテリ用の充電器、DC-DCコンバータ、高電圧ハーネスが接続されるジャンクションボックス等の複数の高電圧機器が含まれる。
特許文献1に開示された電動車両には、車体前部の一対のフロントサイドメンバ間において、駆動モータと、トランスミッションとが車体幅方向に並べて配置されている。駆動モータと、一方のフロントサイドメンバとの間には、高電圧補機としての空調装置用の電動コンプレッサが配置されている。上述のように、左右のフロントサイドメンバ間には、車体幅方向に駆動モータと、トランスミッションとが配置されているので、この高電圧補機は、一対のフロントサイドメンバのうちの一方と近接して配置されることになる場合がある。
特開平7-81429号公報
ところで、一般に、車両の前面衝突時には、フロントサイドメンバ等の車体部材を変形させて衝突エネルギを吸収することで、車室内側への影響が抑制されるようになっている。この車両の前面衝突の態様の1つとして、自車両の全幅に対して、車体片側のみに衝突するオフセット衝突がある。このオフセット衝突時には、車体幅方向の一方側に車体前方側から衝突荷重が作用するので、前記車体部材は、車体内側に折れ変形する場合がある。
このようなオフセット衝突時おいて、特許文献1のようにフロントサイドメンバと、高電圧補機とが近接して配置される構造を有する車両の補機搭載構造では、車体幅方向内側に折れ変形したフロントサイドメンバが、衝突エネルギを十分に吸収する前に高電圧補機に干渉し、フロントサイドメンバの変形が阻害されてしまう場合がある。これにより、フロントサイドメンバによる衝突エネルギ吸収のために設けられた潰れスペースを有効に使うことができず、衝突エネルギを十分に吸収できない虞がある。
一方、高電圧補機においては、フロントサイドメンバとの衝突によって、高電圧補機が固定部から脱落する虞がある。
そこで本発明の車両の補機搭載構造では、オフセット衝突において、フロントサイドメンバ等のフロントサイド部材の衝突エネルギの吸収の阻害を抑制しつつ、高電圧補機の脱落を防止することを課題とする。
前記課題を解決するため、本願発明は次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータと、高電圧補機とが配設された車両の補機搭載構造であって、
前記高電圧補機は、前記駆動モータの車体幅方向一方側の面に取り付けられており、
上端および下端が前記駆動モータの車体幅方向一方側の面に取り付けられた前記高電圧補機の脱落を防止するための脱落防止部材を有し、
該脱落防止部材は、前記駆動モータの車体幅方向一方側の面から車体幅方向外側かつ前記高電圧補機の外面に沿って延びるとともに、前記高電圧補機との間には隙間を有して配置されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、
前記高電圧補機の前記脱落防止部材よりも車体前方側で、前記脱落防止部材と所定距離隔てた部位には、車体前方視で前記脱落防止部材とオーバラップすると共に、前記高電圧補機の前記脱落防止部材からの脱落を防止する、脱落防止部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、
左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータと、高電圧補機とが配設された車両の補機搭載構造であって、
前記高電圧補機は、前記駆動モータの車体幅方向一方側の面に直接取り付けられており、
一端部が前記駆動モータに、他端部が前記高電圧補機にそれぞれ取付けられた前記高電圧補機の脱落を防止するための脱落防止部材を有し、
該脱落防止部材は、前記高電圧補機の車体後方側への離脱を許容するように変形可能とする上下方向に延びる折れ線部を有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、
左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータと、高電圧補機とが配設された車両の補機搭載構造であって、
前記高電圧補機は、前記駆動モータの車体幅方向一方側の面に直接取り付けられており、
一端部が前記駆動モータに、他端部が前記高電圧補機にそれぞれ取付けられた前記高電圧補機の脱落を防止するための脱落防止部材を有し、
該脱落防止部材は、前記一端部と前記他端部との間を連結するとともに車体前後方向に伸長可能とする上下方向に延びる折れ線部を備えた連結部を有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、
左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータと、高電圧補機とが配設された車両の補機搭載構造であって、
前記高電圧補機は、前記駆動モータの車体幅方向一方側の面に取り付けられており、
一端部が前記駆動モータに、他端部が前記高電圧補機にそれぞれ取付けられた前記高電圧補機の脱落を防止するための脱落防止部材を有し、
該脱落防止部材は、前記高電圧補機の車体後方側への離脱を許容するように、前記一端部を中心に回動可能とされたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の発明において、
前記脱落防止部材の他端部が、前記高電圧補機に対して回動可能に設けられていることを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、前記請求項1から請求項のいずれか1項に記載の発明において、
前記高電圧補機は、電動コンプレッサであることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータの車体幅方向一方側の面には、高電圧補機が取り付けられている。例えば、オフセット衝突時にフロントサイド部材が高電圧補機に当接することに伴って、高電圧補機が駆動モータから離脱させられてフロントサイド部材とともに後方に移動する。そして、高電圧補機が、フロントサイド部材の変形を阻害することが抑制され、フロントサイド部材の変形による衝突エネルギ吸収のための潰れスペースを確保することができる。
また、高電圧補機の外面には、上端および下端が駆動モータの車体幅方向一方側の面に締結される脱落防止部材が高電圧補機との間に隙間を有して配置されている。これにより、オフセット衝突時等にフロントサイド部材が車体幅方向内側に折れ変形して高電圧補機に衝突する場合においても、該高電圧補機の脱落が防止される。
また、請求項2に記載の発明によれば、高電圧補機の車体前方側には、車体前方視で脱落防止部材とオーバラップする脱落防止部が設けられているので、オフセット衝突時等に高電圧補機が離脱した場合に脱落防止部材に保持されやすく、高電圧補機の脱落が抑制される。
また、請求項3に記載の発明によれば、左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータの車体幅方向一方側の面には、高電圧補機が取り付けられている。例えば、オフセット衝突時にフロントサイド部材が高電圧補機に当接することに伴って、高電圧補機が駆動モータから離脱させられてフロントサイド部材とともに後方に移動する。そして、請求項1に記載の効果と同様に、フロントサイド部材の変形を阻害することが抑制され、フロントサイド部材の変形による衝突エネルギ吸収のための潰れスペースを確保することができる。
また、駆動モータおよび高電圧補機は、一端部が駆動モータに他端部が高電圧補機にそれぞれ取り付けられた脱落防止部材によって連結されているので、オフセット衝突時等にフロントサイド部材が車体幅方向内側に折れ変形して高電圧補機に衝突する場合においても、該高電圧補機の脱落が防止される。
なお、脱落防止部材は、高電圧補機の車体後方側への離脱を許容するように、車体前後方向に変形可能に設けられているので、前述のフロントサイド部材の変形を阻害することが抑制可能である。
また、請求項4に記載の発明によれば、左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータの車体幅方向一方側の面には、高電圧補機が取り付けられている。例えば、オフセット衝突時にフロントサイド部材が高電圧補機に当接することに伴って、高電圧補機が駆動モータから離脱させられてフロントサイド部材とともに後方に移動する。そして、請求項1に記載の効果と同様に、フロントサイド部材の変形を阻害することが抑制され、フロントサイド部材の変形による衝突エネルギ吸収のための潰れスペースを確保することができる。
また、駆動モータおよび高電圧補機は、一端部が駆動モータに他端部が高電圧補機にそれぞれ取り付けられた脱落防止部材によって連結されているので、オフセット衝突時等にフロントサイド部材が車体幅方向内側に折れ変形して高電圧補機に衝突する場合においても、該高電圧補機の脱落が防止される。
なお、脱落防止部材の一端部と他端部との間を連結する連結部が、高電圧補機の車体後方側への離脱を許容するように、車体前後方向に伸長可能に設けられているので、前述のフロントサイド部材の変形を阻害することが抑制可能である。
また、請求項5に記載の発明によれば、左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータの車体幅方向一方側の面には、高電圧補機が取り付けられている。例えば、オフセット衝突時にフロントサイド部材が高電圧補機に当接することに伴い、高電圧補機が駆動モータから離脱させられてフロントサイド部材とともに後方に移動する。そして、請求項1に記載の効果と同様に、フロントサイド部材の変形を阻害することが抑制され、フロントサイド部材の変形による衝突エネルギ吸収のための潰れスペースを確保することができる。
また、駆動モータおよび高電圧補機は、一端部が駆動モータに他端部が高電圧補機にそれぞれ取り付けられた脱落防止部材によって連結されているので、オフセット衝突時等にフロントサイド部材が車体幅方向内側に折れ変形して高電圧補機に衝突する場合においても、該高電圧補機の脱落が防止される。
なお、脱落防止部材は、高電圧補機の車体後方側への離脱を許容するように、一端部を中心に回動可能に設けられているので、前述のフロントサイド部材の変形を阻害することが抑制可能である。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項5に記載の発明において、脱落防止部材の他端部が、高電圧補機に対して回動可能に設けられているので、離脱した高電圧補機の姿勢の自由度が向上するので、前述のフロントサイド部材の衝撃が逃がしやすくなっている。
また、例えば、円筒状の電動コンプレッサ等の高電圧補機(の長手方向)が車体前後方向に延びるように配置される場合、電動コンプレッサが他端部を中心に回動することで、電動コンプレッサの短手方向の寸法と長手方向の寸法の差分、オフセット衝突時等におけるフロントサイド部材の衝突エネルギ吸収のための潰れスペースをより大きく確保することができる可能性がある。
また、請求項に記載の発明によれば、高電圧補機は電動コンプレッサであるので、オフセット衝突において、フロントサイド部材の衝突エネルギの吸収の阻害を抑制しつつ、電動コンプレッサの損傷を抑制するとともに電動コンプレッサの脱落による人体等に直接或いは間接接触することが防止できる。




本発明の第1実施形態に係る車両の補機搭載構造を有するモータルームを模式的に示す正面図である。 図1におけるA-A断面図である。 図1におけるB-B断面図である。 第1実施形態におけるモータルーム内に配設される駆動モータおよび電動コンプレッサを示す斜視図である。 第1実施形態におけるオフセット衝突時の説明図である。 第1実施形態における電動コンプレッサおよび脱落防止部材の初期状態および衝突中の状態を示す側面図である。 第2実施形態における電動コンプレッサおよび脱落防止部材の初期状態および衝突中の状態を示す側面図である。 第3実施形態における電動コンプレッサおよび脱落防止部材の初期状態および衝突中の状態を示す側面図である。 第4実施形態における電動コンプレッサおよび脱落防止部材の初期状態および衝突中の状態を示す側面図である。 第5実施形態における脱落防止部材の上端部の回動可能構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態に係る車両の補機搭載構造の詳細を説明する。
図1および図2に示すように、本実施形態における車両1は、車輪2、2を駆動させる動力源としての駆動モータ31を有している。駆動モータ31は、車体前方のモータルームM内で駆動モータ31の出力軸(図示せず)が車幅方向に延びるように横置き式に配置されている。モータルームMは、車体上下方向に延びるダッシュパネルに11よってモータルームMの後方に設けられる車室Rと区画されている。
モータルームMの車体幅方向の両側部には、左右一対のフロントサイドメンバ4、4がダッシュパネル11から前方に延びている。フロントサイドメンバ4、4は、矩形状の閉断面に形成されている。左右一対のフロントサイドメンバ4、4の前端部はそれぞれ、前後方向に延びるクラッシュカン41、41を介して、車体幅方向に延びるバンパレイン42の両端部に連結されている。
左右一対のフロントサイドメンバ4、4の車体後部には、該左右一対のフロントサイドメンバ4、4の上面から立ち上がるとともにダッシュパネル11に連結されるサスタワー43、43がそれぞれ設けられている。
図2、図3に示すように、左右一対のフロントサイドメンバ4、4の車体後部かつ下方には、サスペンション装置のサスペンションリンク(図示せず)を支持するためのサスペンションクロスメンバ50が配置されている。
サスペンションクロスメンバ50は、左右に延びる本体部51と、本体部51の後部の両端部に設けられた車体取付部と52、52と、本体部51の前部の両端部から前方に延設された延長部53、53とが備えられている。
サスペンションクロスメンバ50の延長部53、53には、車体前方に延びる荷重吸収部材としてのフレーム部材で形成された左右一対のエクステンションメンバ54、54が接続されている。エクステンションメンバ54、54の前端には、車体幅方向に延びてエクステンションメンバ54、54を連結する連結部材55が取り付けられている。
連結部材55の左右両端部には、それぞれフランジ部56、56を介してサブクラッシュカン57、57が接続されている。サブクラッシュカン57、57よりも前方部には足払い部材58を設けている。
左右一対のエクステンションメンバ54、54の前端部には、車体外側に突出する突設部材59、59が設けられている。突設部材59、59は、平面視で、車体後方側から車体前方側に向けて広がる三角形状を有している。この突設部材59、59は、スモールオーバラップ等のフロントサイドメンバが衝突エネルギ吸収部材として機能しない前面衝突の態様において、車両に衝突するポール等の部材を受け止め、Aピラーの破損や車輪が車室内へ食い込む等の車室内側への影響を抑制させる機能を有する(図2参照)。
サスペンションクロスメンバ50の車体幅方向における両端部には、該サスペンションクロスメンバ50の上面から柱状に立ち上がる左右一対の柱部44、44が設けられており、これらの柱部44、44の上端は、フロントサイドメンバ4、4の後部の下面に図示しない締結部材によって結合されている。これにより、サスペンションクロスメンバ50が、フロントサイドメンバ4、4に連結されている。
左右一対のフロントサイドメンバ4、4の車体前後方向における中間部の上面にはそれぞれ、マウントブラケット45、45がボルト締結されている。マウントブラケット45、45は、フロントサイドメンバ4、4の上面から車体幅方向の内側に延びている。左右一対のマウントブラケット45、45の下面には、車体幅方向に延びるクロスメンバ6の両端部が取り付けられている。これにより、左右一対のフロントサイドメンバ4、4間に、マウントブラケット45、45を介してクロスメンバ6が車体幅方向に架設されている。
クロスメンバ6の上方側には電気ユニット70が配置されており、クロスメンバ6の下方側には電気ユニット70から給電されるモータユニット30が取り付けられている。
電気ユニット70は、複数の高電圧電装部品、具体的にはインバータ71、ジャンクションボックス72、車載充電器73、DC-DCコンバータ74を含んでいる。インバータ71は、クロスメンバ6の車体幅方向一方側(図1の右側)に位置しており、この上部にジャンクションボックス72が積層されている。また、車載充電器73は、クロスメンバ6の車体幅方向他方側(図1の右側)に位置しており、この上部にDC-DCコンバータ74が積層されている。なお、高電圧電装部品とは、交流30V、直流60Vを超える電圧により印加される電装部品を意味する。
DC-DCコンバータ74のさらに上方には、パワーコントロールモジュール75が積層されており、インバータ71およびジャンクションボックス72の車体幅方向外側には、12Vバッテリ76が配置されている。
モータユニット30は、車体右側に位置する車両駆動用の3相交流モータ(駆動モータ)31と、車体左側に連結された減速機32および差動装置(図示せず)を有している。駆動モータ31の出力は、減速機32および差動装置を介して、差動装置に端部が挿通される左右のドライブシャフト33、34に伝達されて、該左右のドライブシャフト33、34の車体外側の端部に接続される前輪2、2を駆動させるようになっている。
モータユニット30の上側は、駆動モータ31側および減速機32側懸下ブラケット61、62を介して、クロスメンバ6に吊り下げられている。
図3に示すように、駆動モータ31側懸下ブラケット61は、ゴム等の弾性部材を介してクロスメンバ6側に揺動可能に固定されるリング状のマウントブラケット部61aと、駆動モータ31側に固定される板状のフランジ部61bとを有している。
マウントブラケット部61aは、該マウントブラケット部61aに挿通されるマウント軸61cがクロスメンバ6にボルト締結されることによって、クロスメンバ6に固定されている。フランジ部61bは、駆動モータ31の車体幅方向外側を覆うカバー部材31aに取り付けられている。
具体的には、駆動モータ31のカバー部材31aの上部および下部には、車体幅方向外側に向かって膨出する上側膨出部31bおよび下側膨出部31cが設けられている。上側膨出部31bの車体前後方向中間部には、上側膨出部31bよりもさらに車体幅方向外側に突出する突出部35が設けられている。上側および下側膨出部31b、31cと、突出部35とは、カバー部材31aと一体的に形成されている。突出部35の車体前方側の面35aには、上述のフランジ部61bがボルト締結されている。
減速機32側懸下ブラケット62は、駆動モータ31側懸下ブラケット61同様に、ゴム等の弾性部材を介してクロスメンバ6側に揺動可能に固定されるリング状のマウントブラケット部62aと、減速機32側に固定される板状のフランジ部62bとを有している。
マウントブラケット部62aは、該マウントブラケット部62aに挿通されるマウント軸62cがクロスメンバ6にボルト締結されることによって、クロスメンバ6に固定されている。フランジ部61bは、減速機32のハウジング32aの上部の車体外側の面にボルト締結されている。
なお、モータユニット30の下側は、トルクロッド63を介して、サスペンションクロスメンバ50に揺動可能に取り付けられている。
駆動モータ31の車体後方側の面には、駆動モータ31側のドライブシャフト33を回転支持するための半割構造のドライブシャフトブラケット33aが取り付けられている。
具体的には、ドライブシャフトブラケット33aは、半割のベース部材33bと、該ベース部材33bに結合された半割のキャップ部材33cとを有している。ベース部材33bは、駆動モータ31のカバー部材31aにボルト締結されている。
また、駆動モータ31の車体幅方向外側(反減速機32側)の面には、高電圧補機としての空調用の電動コンプレッサ8が取り付けられている。電動コンプレッサ8は、略円筒形状を有し、その長手方向が車体前後方向一致するように配置されている。なお、図2に示すように、電動コンプレッサ8は、駆動モータ31と、フロントサイドメンバ4およびエクステンションメンバ54との間に配置されている。
ここで、図4を用いて、電動コンプレッサ8の支持されている部位およびその周辺の部位の構成について詳細を説明する。
電動コンプレッサ8の車体前後方向における中間部には、電動コンプレッサ8の外周面から径方向かつ上下方向にそれぞれに突出する上側および下側取付部81、82が設けられている。さらに、電動コンプレッサ8の車体前端側には、電動コンプレッサ8の外周面から径方向かつ下側に突出する前側取付部83が設けられている。なお、これらの取付部81、82、83は、電動コンプレッサ8と一体的に形成されている。
電動コンプレッサ8の上側取付部81は、締結ボルト92によって、駆動モータ31のカバー部材31aの突出部35の車体外側の面35bに締結される。電動コンプレッサ8の下側取付部82および前側取付部83は、それぞれ締結ボルト92、92によって、駆動モータ31のカバー部材31aの下側膨出部31cに締結される。これにより、電動コンプレッサ8は、駆動モータ31に締結固定される。
なお、この締結ボルト92…92は、例えば、頭部92aと軸部92bとの間に脆弱部が設けられており、前面衝突時等による前方からの荷重によって破断するように形成されている。具体的には、例えば、締結ボルト92…92の頭部92aの首下部92cは、締結ボルト91の軸部91bに比して径が小さくなるような切り欠き部91dが設けられている。また、電動コンプレッサ8の取付部81、82、83における脆弱部の構成は、上述に限られるものではなく、例えば、締結ボルト92…92が取り付けられる突出部35の車体外側の面35bおよび駆動モータ31のカバー部材31aの下側膨出部31cに脆弱部を設けてもよい。
ところで、車両に搭載される高電圧部品は、衝突時等の衝撃によって搭載位置から脱落する虞がある。
これに対して、本実施形態の高電圧部品としての高電圧補機(電動コンプレッサ8)は、脱落を防止するための構造を有している。以下、図4を参照しながら、この高電圧補機の脱落防止構造について詳細を説明する。
駆動モータ31のカバー部材31aには、電動コンプレッサ8の反駆動モータ31側の径方向外側を包囲する板状の脱落防止部材100が取り付けられている。
具体的には、脱落防止部材100は、上下方向に延びるとともに、その上端部101がカバー部材31aの突出部35の車体幅方向外側の面35bに、下端部102がカバー部材31aの下側膨出部31cにそれぞれボルト93、93によって締結されている。
脱落防止部材100は、電動コンプレッサ8の外周の車体前後方向における前部取付部83よりも車体後方側、かつ、上側および下側取付部82、83よりも車体前方側に所定距離離間した部位に配置されている。
また、車体前方視において、脱落防止部としての前側取付部83と、脱落防止部材100とは、オーバラップして配置されている。なお、電動コンプレッサ8の外周と、脱落防止部材100との間には、間隙が設けられている。
図5および図6を用いて、第1実施形態に係る車両の高電圧補機搭載構造による作用および効果を説明する。
図5に示すように、例えば、車両の前面衝突、特に図5に示すようなスモールオーバラップ衝突(車体前部に設けられた左右一対のフロントサイドメンバよりもさらに車体幅方向外側においてポール等の障害物Pが衝突する衝突態様)が発生したと仮定する。
この場合、ポール等の障害物Pが車体右側のフロントサイドメンバ4の車体幅方向外側に衝突すると、車体前面のバンパ(図示せず)等が障害物との衝突によって破壊された後、バンパレイン42の車体幅方向右端近傍が障害物Pに当接する。そして、エクステンションメンバ54の突設部材59に衝突するとともに、エクステンションメンバ54が車体内側に変形する。
このとき、エクステンションメンバ54の車体後方側には、電動コンプレッサ8が配置されているので、後退したエクステンションメンバ54が電動コンプレッサ8の前部に衝突する。これにより、図6に示すように、電動コンプレッサ8の取付部81、82、83に挿通されたボルト92…92の脆弱部92d…92dが破断することで、電動コンプレッサ8は駆動モータ31から離脱する。
その結果、エクステンションメンバ54の変形とともに、電動コンプレッサ8は後方に移動することができるので、エクステンションメンバ54の衝突エネルギ吸収のための変形を阻害することが抑制できる。
具体的には、電動コンプレッサ8の取付部81、82、83が破断して、電動コンプレッサ8が後方に移動することで、ドライブシャフト33との間に確保されたエネルギ吸収のためのストロークSを有効に活用することができる。
また、電動コンプレッサ8の外周部には、上端および下端が駆動モータ31の車体幅方向外の面に締結される脱落防止部材100が、電動コンプレッサ8との間に隙間を有して配置されている。電動コンプレッサ8の車体前方側には、車体前方視で脱落防止部材100とオーバラップする脱落防止部としての前側取付部83が設けられているので、電動コンプレッサ8が駆動モータ31から離脱した後に、脱落防止部材100に保持されて電動コンプレッサ8の脱落が抑制される。
[第2実施形態]
次に、図7を参照しながら、第2実施形態に係る車両の補機搭載構造について説明する。なお、第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成について、図7において同一の符号を用いるとともに、説明を省略する。
図7に示すように、第2実施形態では、車両の補機搭載構造における脱落防止部材200が、第1実施形態の脱落防止部材100とは異なる。
具体的には、第2実施形態の脱落防止部材200は、上端部201が駆動モータ31の突出部35の車体外側の面35bに、下端部202が電動コンプレッサ8の車体外側の面8aにボルト293、293によって締結されている。なお、脱落防止部材200と、電動コンプレッサ8との間には、隙間を有して設けられている。
図5、図6および図7を用いて、車両の補機搭載構造の動作について説明する。
車両の前面衝突時、特スモールオーバラップ衝突時において、エクステンションメンバ54は、車体内側に変形する。そして、エクステンションメンバ54は、エクステンションメンバ54の車体幅方向内側かつ後方側に配置された電動コンプレッサ8に衝突する。これにより、第1実施形態同様に、電動コンプレッサ8の取付部81、82、83に挿通されたボルト92…92が破断するので、電動コンプレッサ8は駆動モータ31から離脱する(図6参照)。
また、脱落防止部材200は、電動コンプレッサ8の車体後方側への移動を許容するように、車体前後方向に変形可能に設けられているので、電動コンプレッサ8は、エクステンションメンバ54とともに車体後方側に移動する。これにより、エクステンションメンバ54の衝突エネルギ吸収のための潰れスペースSを確保することができる。
さらに、駆動モータ31と電動コンプレッサ8とは、脱落防止部材200で連結されているので、電動コンプレッサ8が脱落することが回避される。
[第3実施形態]
次に、図8を参照しながら、第3実施形態に係る車両の補機搭載構造について説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態と同様の構成について、図8において同一の符号を用いるとともに、説明を省略する。
図8に示すように、第3実施形態では、車両の補機搭載構造における脱落防止部材300が、第1実施形態の脱落防止部材100とは異なる。
具体的には、第3実施形態の脱落防止部材300は、一端部301が駆動モータ31に固定されたドライブシャフトブラケット33aのベース部材33bに、他端部302が電動コンプレッサ8の車体後側の面8bにボルト393、393によって締結されている。なお、脱落防止部材300は、一端部301と他端部302との間に、電動コンプレッサ8の前後方向へ移動を阻害しないための上下方向に延びる折れ線部303、303が設けられている。
図5、図6および図8を用いて、車両の補機搭載構造の動作について説明する。
車両の前面衝突時、特スモールオーバラップ衝突時において、エクステンションメンバ54は、車体内側に変形する。そして、エクステンションメンバ54は、エクステンションメンバ54の車体幅方向内側かつ後方側に配置された電動コンプレッサ8に衝突する。これにより、第1実施形態同様に、電動コンプレッサ8の取付部81、82、83に挿通されたボルト92…92が破断するので、電動コンプレッサ8は駆動モータ31から離脱する(図6参照)。
また、脱落防止部材300は、電動コンプレッサ8の車体後方側への移動を許容するように、車体前後方向に変形可能に設けられている。具体的には、脱落防止部材300は、折れ線部303、303で車体前後方向へ折れ変形するので、電動コンプレッサ8は、エクステンションメンバ54とともに車体後方側に移動する。その結果、オフセット衝突時におけるエクステンションメンバ54の衝突エネルギ吸収のための潰れスペースSを確保することができる。
さらに、駆動モータ31と電動コンプレッサ8とは、脱落防止部材300で連結されているので、電動コンプレッサ8が所定の位置から脱落することが回避される。
[第4実施形態]
次に、図9を参照しながら、第4実施形態に係る車両の補機搭載構造について説明する。なお、第4実施形態において、第1実施形態と同様の構成について、図9において同一の符号を用いるとともに、説明を省略する。
図9に示すように、第4実施形態では、車両の補機搭載構造における脱落防止部材400が、第1実施形態の脱落防止部材100とは異なる。
具体的には、第4実施形態の脱落防止部材400は、一端部401が駆動モータ31に固定されたハーネス挿通用のブラケット36に、他端部402が電動コンプレッサ8の車体前側の面8cにボルト493、493によって締結されている。なお、脱落防止部材400は、一端部401と他端部402との間に、連結部403が設けられており、該連結部403は、電動コンプレッサ8の前後方向へ移動を阻害させないために、余剰の寸法を有している。連結部403には、上下方向に延びる折れ線部404が設けられて、連結部403が前後方向に伸長可能とされている。
図5、図6および図9を用いて、車両の補機搭載構造の動作について説明する。
車両の前面衝突時、特スモールオーバラップ衝突時において、エクステンションメンバ54は、車体内側に変形する。そして、エクステンションメンバ54は、エクステンションメンバ54の車体幅方向内側かつ後方側に配置された電動コンプレッサ8に衝突する。これにより、第1実施形態同様に、電動コンプレッサ8の取付部81、82、83に挿通されたボルト92…92が破断するので、電動コンプレッサ8は駆動モータ31から離脱する(図6参照)。
また、脱落防止部材400は、電動コンプレッサ8の車体後方側への移動を許容するように、車体前後方向に伸長可能に設けられているので、電動コンプレッサ8は、エクステンションメンバ54とともに脱落防止部材400の連結部403の折れ線部404が変形して車体後方側に移動する。これにより、オフセット衝突時におけるエクステンションメンバ54の衝突エネルギ吸収のための潰れスペースSを確保することができる。
さらに、駆動モータ31と電動コンプレッサ8とは、脱落防止部材400で連結されているので、電動コンプレッサ8が所定の位置から脱落することが回避される。
[第5実施形態]
次に、図7および図10を参照しながら、第5実施形態に係る車両の補機搭載構造について説明する。なお、第5実施形態において、第1実施形態と同様の構成について、図7および図10において同一の符号を用いるとともに、説明を省略する。
図7に示すように、第5実施形態では、車両の補機搭載構造における脱落防止部材500が、第1実施形態の脱落防止部材100とは異なる。
具体的には、第5実施形態の脱落防止部材500の下端部502が、電動コンプレッサ8の車体外側の面8aに取り付けられている。
一方、図10(a)に示すように、脱落防止部材500の一端部としての上端部501には、孔部501aが設けられている。また、駆動モータ31の突出部35には、ねじ穴535が設けられている。脱落防止部材500の上端部501は、孔部501aと、ねじ穴535とに軸部材としてのボルト510が挿通されて締結される。なお、ボルト510の頭部511と、突出部35の車体外側の面35bとの間には、孔部501aよりも径の小さなカラー部材511が挟み込まれており、脱落防止部材500は、ボルト510を回転軸として回動可能に取り付けられている。これにより、脱落防止部材500の上端部501と、突出部35との間には、回動可能支持構造X1が設けられている。
図5、図6および図7を用いて、車両の補機搭載構造の動作について説明する。
車両の前面衝突時、特スモールオーバラップ衝突時において、エクステンションメンバ54は、車体内側に変形する。そして、エクステンションメンバ54は、エクステンションメンバ54の車体幅方向内側かつ後方側に配置された電動コンプレッサ8に衝突する。これにより、第1実施形態同様に、電動コンプレッサ8の取付部81、82、83に挿通されたボルト92…92が破断するので、電動コンプレッサ8は駆動モータ31から離脱する(図6参照)。
また、脱落防止部材500は、上端部501がボルト510を中心に回動可能に取り付けられているので、電動コンプレッサ8は、エクステンションメンバ54とともに車体後方側に移動する。これにより、オフセット衝突時におけるエクステンションメンバ54の衝突エネルギ吸収のための潰れスペースSを確保することができる。
さらに、駆動モータ31と電動コンプレッサ8とは、脱落防止部材500で連結されているので、電動コンプレッサ8が所定の位置から脱落することが回避される。
また、脱落防止部材500の他端部としての下端部502においても、電動コンプレッサ8の取付部においても回転可能支持構造X1を用いてもよい。
この場合、脱落防止部材500の上端部501に加え、下端部502が、電動コンプレッサ8に対して回動可能に設けられているので、電動コンプレッサ8が下端部502を中心に回動することで、電動コンプレッサ8の短手方向の寸法と長手方向の寸法の差分、オフセット衝突と時等におけるフロントサイド部材の衝突エネルギ吸収のための潰れスペースをより大きく確保することができる。
なお、回動可能支持構造X1は、上述の構造に限定されるものではなく、例えば、変形例として、図10(b)に示すように、脱落防止部材600に軸部材610を設けるとともに、該軸部材610を挿通させる孔部635bを突出部635に設けた回転可能支持構造X2を用いてもよい。
具体的には、脱落防止部材600の一端部としての上端部601の駆動モータ31側の面には、軸部材610が溶接等によって突設されている。また、駆動モータ31の突出部635には、その上部にフランジ部635aと、該フランジ部に軸部材610よりも大きな径を有する孔部635bとが設けられている。
なお、脱落防止部材600の上端部601は、軸部材310が孔部635bに挿通された後にカシメられることで、突出部635に対して抜け止めされているとともに、軸部材610を回転軸として回動可能に取り付けられている。
以上のように、本発明によれば、車両の補機搭載構造において、オフセット衝突時等に、フロントサイドメンバ等のフロントサイド部材の衝突エネルギの吸収の阻害を抑制しつつ、高電圧補機の脱落を防止することができるので、車両の車体の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
8 電動コンプレッサ(高電圧補機)
31 駆動モータ
54、54 エクステンションメンバ(フロントサイド部材)
83 離脱防止部
100、200、300、400、500 脱落防止部材
501a、635b 孔部
510、601 ボルト、軸部材(軸部)

Claims (7)

  1. 左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータと、高電圧補機とが配設された車両の補機搭載構造であって、
    前記高電圧補機は、前記駆動モータの車体幅方向一方側の面に取り付けられており、
    上端および下端が前記駆動モータの車体幅方向一方側の面に取り付けられた前記高電圧補機の脱落を防止するための脱落防止部材を有し、
    該脱落防止部材は、前記駆動モータの車体幅方向一方側の面から車体幅方向外側かつ前記高電圧補機の外面に沿って延びるとともに、前記高電圧補機との間には隙間を有して配置されていることを特徴とする車両の補機搭載構造。
  2. 前記高電圧補機の前記脱落防止部材よりも車体前方側で、前記脱落防止部材と所定距離隔てた部位には、車体前方視で前記脱落防止部材とオーバラップすると共に、前記高電圧補機の前記脱落防止部材からの脱落を防止する、脱落防止部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両の補機搭載構造。
  3. 左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータと、高電圧補機とが配設された車両の補機搭載構造であって、
    前記高電圧補機は、前記駆動モータの車体幅方向一方側の面に直接取り付けられており、
    一端部が前記駆動モータに、他端部が前記高電圧補機にそれぞれ取付けられた前記高電圧補機の脱落を防止するための脱落防止部材を有し、
    該脱落防止部材は、前記高電圧補機の車体後方側への離脱を許容するように変形可能とされた上下方向に延びる折れ線部を有することを特徴とする車両の補機搭載構造。
  4. 左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータと、高電圧補機とが配設された車両の補機搭載構造であって、
    前記高電圧補機は、前記駆動モータの車体幅方向一方側の面に直接取り付けられており、
    一端部が前記駆動モータに、他端部が前記高電圧補機にそれぞれ取付けられた前記高電圧補機の脱落を防止するための脱落防止部材を有し、
    該脱落防止部材は、前記一端部と前記他端部との間を連結するとともに車体前後方向に伸長可能とされた上下方向に延びる折れ線部を備えた連結部を有することを特徴とする車両の補機搭載構造。
  5. 左右一対のフロントサイド部材間に搭載された駆動モータと、高電圧補機とが配設された車両の補機搭載構造であって、
    前記高電圧補機は、前記駆動モータの車体幅方向一方側の面に取り付けられており、
    一端部が前記駆動モータに、他端部が前記高電圧補機にそれぞれ取付けられた前記高電圧補機の脱落を防止するための脱落防止部材を有し、
    該脱落防止部材は、前記高電圧補機の車体後方側への離脱を許容するように、前記一端部を中心に回動可能とされたことを特徴とする車両の補機搭載構造。
  6. 前記脱落防止部材の他端部が、前記高電圧補機に対して回動可能に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の車両の補機搭載構造。
  7. 前記高電圧補機は、電動コンプレッサであることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車両の補機搭載構造。
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