JP7171756B2 - 溶鋼中の介在物をろ過できる流動制御式タンディッシュ構造 - Google Patents

溶鋼中の介在物をろ過できる流動制御式タンディッシュ構造 Download PDF

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Description

本開示は、鉄鋼冶金生産の分野に関し、特に、溶鋼中の介在物を濾過及び低減し、連続鋳造タンディッシュの流れを改善し、タンディッシュ内の均一な溶鋼温度を促進することができる流動制御タンディッシュ構造に関する。
現在、鉄鋼冶金製造の分野では、高純度鋳造スラブが高品質鋼材の製造の基礎となっている。鋳造スラブの純度は、主に流体が結晶器に入る前の処理プロセスによって決まる。タンディッシュ冶金はそのうちの1つの重要なプロセスである。タンディッシュ内の流体の流動状態と速度分布は、流体の組成と温度の均一性、および介在物の浮上と除去に重要な影響を及ぼす。タンディッシュ及びその流動制御装置の構造は、タンディッシュ内の流体の流動状態を決定する。
1970年代以降、国内外の多くの研究者は、物理シミュレーションと数学的シミュレーションの方法を使用して、さまざまなタンディッシュ内の流れ場の分布を体系的に研究してきた。ダム、堰、乱流コントローラなどの流動制御装置をタンディッシュに設置し、タンディッシュ内の最適な流動状態を調査した。流動制御装置の合理的な構造は、タンディッシュ内の溶鋼の流動状態と速度分布を改善するだけでなく、出水口付近の領域の温度差を減らし、タンディッシュ内の溶鋼の滞留時間を増やし、溶鋼内の非金属介在物を完全に浮上させ、除去するように促進し、タンディッシュ内の溶鋼を精製し、鋳造スラブの品質を向上させ、耐火材の寿命を延ばすのに役立つ。
1980年代には、堰やダムの設置に基づいて、タンディッシュ内に分流壁、フィルターなどを設置し、溶鋼の流動状態をさらに変化させて最適化して、介在物の除去効果を向上させる研究が始まった。1990年代以降、タンディッシュにアルゴンが吹き込まれ、溶鋼が不活性ガスにより攪拌されて、鋼液中の微小粒子の介在物の衝突、成長及び浮遊が促進された。今世紀中、さまざまな溶鋼流動制御装置の総合的な応用が広く普及されている。
現場作業員からの長期の操作フィードバックによって、既存の技術の下でのさまざまな高純度鋳造スラブのタンディッシュの実際の適用には、次のような多くの問題がある。
1.タンディッシュの従来のフィルター擁壁は塞がれやすいである。
2.微小な介在物はろ過されにくい、結晶器に入ってしまう。
3.従来のフィルター擁壁は、閉塞後に交換する必要があり、鋳造作業の連続性と効率に影響する。
要約すると、現在、溶鋼中の介在物を効果的にろ過でき、頻繁に交換することなく鋳造作業の連続性と効率を向上させる新型なタンディッシュ構造が必要である。
上記課題を解決するために、本開示は、溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造を提供するものであり、当該タンディッシュ構造は、構造が簡単で、組積造が簡便で、コストが低いという特点を有し、溶鋼に対する浄化効果も良好である。
本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造、およびその具体的な構造は以下の通りである。
タンディッシュを含む溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造であって、
前記タンディッシュが、中央のインパクトゾーンキャビティと両側の注入ゾーンキャビティを含む3段階の間隔式のキャビティに分かれており、
前記インパクトゾーンキャビティは、その中央位置に注入用ロングノズルが立設されており、溶鋼は前記注入用ロングノズルから流下し、インパクトゾーンキャビティに注入され、前記注入用ロングノズルの下のキャビティ底部に、前記注入用ロングノズルと対向するように乱流抑制器が設置されており、注入用ロングノズルから下へ流出した溶鋼と乱流抑制器とが互いに衝突して緩衝混合し;
前記インパクトゾーンキャビティと両側の注入ゾーンキャビティとの間に、フィルターアセンブリが設置されており、当該フィルターアセンブリは、インパクトゾーンキャビティ内で衝突し緩衝混合された溶鋼をろ過してから、両側の注入ゾーンキャビティに送り;
前記注入ゾーンキャビティは、そのキャビティ底部に排出口が設置されており、フィルターアセンブリでろ過された溶鋼は、注入ゾーンキャビティに流入し、さらに排出口から流出する、ことを特徴とする溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造。
本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造において、前記フィルターアセンブリは、スラグ擁壁、擁壁分流溝、擁壁分流孔、ダム及びダム分流孔を含み、そのうち、スラグ擁壁は、インパクトゾーンキャビティと注入ゾーンキャビティとの間に設置され、インパクトゾーンキャビティと注入ゾーンキャビティを接続しており、スラグ擁壁の底部又は下部の厚みは、頂部の厚みよりも大きく、スラグ擁壁の下部には、擁壁分流溝が設けられ、当該擁壁分流溝はスラグ擁壁を貫通し、かつ下方に30°の斜め方向に配置されており、擁壁分流孔は、スラグ擁壁を貫通するようにスラグ擁壁の底部に開口し、ダムは、擁壁分流溝近傍の注入ゾーンキャビティのキャビティ底部に立設されており、当該ダムの形状及び寸法は、注入ゾーンキャビティのキャビティ下部の断面に対応しており、ダムの底部の中央には、ダムを貫通するようにダム分流孔が設けられており、溶鋼は、擁壁分流溝と擁壁分流孔を通って、インパクトゾーンキャビティから注入ゾーンキャビティに流入し、ダムを通過するとき、溶鋼の大部分がダムの上を流れ、溶鋼の小さな部分がダムの底部の中央に設けられたダム分流孔を流れ、最終的に、溶鋼のすべてが排出口を通って結晶器に流出する、ことを特徴とする。
本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造において、前記スラグ擁壁は、底部の厚みが頂部の厚みより大きく、具体的に、底部の厚みが頂部の厚みの2~2.5倍であり、即ち、スラグ擁壁は、全体として台形である、ことを特徴とする。
本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造において、前記擁壁分流溝の本数は4~6本であり、擁壁分流溝の内部は階段状又は湾曲した形状であり、かつ各擁壁分流溝は互いに平行であり、溶鋼は各擁壁分流溝を流れるときに、上、中、下段の多段流動となる、ことを特徴とする。
階段状又は湾曲した形状のスロット構造により、注入された溶鋼の流れがここで衝突し、小さな介在物が衝突して成長する可能性が高まり、ろ過が容易になり、また、階段状又は湾曲した形状のスロット構造は、十分な表面積を提供し、流れた溶鋼中の介在物粒子の付着と捕獲を最大化でき、それにより、結晶器に入る介在物の数を減らすとの目標を達成できる。
本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造によって、以下の有益な効果を得ることができる。
1.本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造は、構造が簡単で、組積造が簡便で、コストが低く、そのインパクトゾーンがタンディッシュ全体の有効体積の30%以上を占め、体積比が合理である。
2.本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造では、溶鋼が擁壁分流溝の隙間を通って流れる時に、階段状又は湾曲した形状のスロット構造のために、注入された溶鋼の流れがここで衝突し、小さな介在物の衝突及び成長の確率が増加し、ろ過が容易になる。
3.本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造において、階段状又は湾曲した形状のスロット構造は、十分な表面積を提供し、流れた溶鋼中の介在物粒子の付着と捕獲を最大化でき、それにより、結晶器に入る介在物の数を減らすとの目標を達成できる。そして、介在物の除去率を低下させないという前提の下で、既存のフィルター擁壁のフィルター穴閉塞の問題を効果的に解決できる。
4.本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造は、簡単に閉塞されないように保証し、より長い作業時間を持ち、それにより交換の数を減らし、鋳造操作の連続性と効率を改善し、溶鋼に対する浄化効果も良好である。
図1は本開示の溶鋼中の介在物をろ過できる流動制御式タンディッシュ構造の概略斜視図である。 図2は本開示の溶鋼中の介在物をろ過できる流動制御式タンディッシュ構造の部分の概略斜視図である。
以下、添付の図面及び実施例と併せて、本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造を、さらに説明する。
実施例
図1は斜視図、図2は正面図であり、図2にダムA4とスラグ擁壁A1の断面を示している。図1及び図2に示すように、溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造は、中央のインパクトゾーンキャビティ1aと両側の注入ゾーンキャビティ1bを含む3段階の間隔式のキャビティに分かれており;
インパクトゾーンキャビティ1aは、その中央位置に注入用ロングノズル2が立設されており、溶鋼は前記注入用ロングノズルから流下し、インパクトゾーンキャビティ1aに注入され、前記注入用ロングノズル2の下のキャビティ1aの底部に、前記注入用ロングノズル2と対向するように乱流抑制器3が設置されており、注入用ロングノズル2から下へ流出した溶鋼と乱流抑制器3とが互いに衝突して緩衝混合し;
インパクトゾーンキャビティ1aと両側の注入ゾーンキャビティ1bとの間に、それぞれフィルターアセンブリAが設置され、インパクトゾーンキャビティ1aと両側の注入ゾーンキャビティ1bとの間はそれぞれフィルターアセンブリAによって仕切られており、フィルターアセンブリAは、インパクトゾーンキャビティ1a内で衝突し緩衝混合された溶鋼をろ過してから、両側の注入ゾーンキャビティ1bに送り;両側の注入ゾーンキャビティ1bは、インパクトゾーンキャビティ1aの、対称に配置されている2つの翼を構成する。図1に示す流動制御式タンディッシュ構造は、2ストランドスラブタンディッシュとも呼ばれる。
注入ゾーンキャビティ1bは、底部に排出口4が設置されており、フィルターアセンブリAでろ過された溶鋼は、注入ゾーンキャビティ1bに流入し、さらに排出口4から流出する。
図2に示すように、フィルターアセンブリAは、スラグ擁壁A1、擁壁分流溝A2、擁壁分流孔A3、ダムA4及びダム分流孔A5を含み、スラグ擁壁A1は、インパクトゾーンキャビティ1aと注入ゾーンキャビティ1bとの間に設置され、インパクトゾーンキャビティ1aと注入ゾーンキャビティ1bを接続しており、スラグ擁壁A1の底部又は下部11の厚みは、頂部又は上部12の厚みよりも大きく、スラグ擁壁A1の底部又は下部11には、擁壁分流溝A2が設けられ、当該擁壁分流溝A2はスラグ擁壁A1を貫通し、下方に30°の斜め方向に配置されており、擁壁分流孔A3は、スラグ擁壁A1を貫通するようにスラグ擁壁A1の底部に開口し、ダムA4は、擁壁分流溝A2近傍の注入ゾーンキャビティ1bのキャビティ底部に立設されており、当該ダムA4の形状及び寸法は、注入ゾーンキャビティ1bのキャビティ下部の断面に対応しており、ダムA4の底部の中央には、ダムA4を貫通するようにダム分流孔A5が設けられており、溶鋼は、擁壁分流溝A2と擁壁分流孔A3を通って、インパクトゾーンキャビティ1aから注入ゾーンキャビティ1bに流入し、ダムA4を通過するとき、溶鋼の大部分がダムA4の上を流れ、溶鋼の小さな部分がダムA4の底部の中央に設けられたダム分流孔A5を流れ、最終的に、溶鋼のすべてが排出口4を通って図示しない結晶器に流出する。
スラグ擁壁A1は、底部又は下部11の厚みが頂部又は上部12の厚みより大きく、具体的に、底部又は下部11の厚みが頂部又は上部12の厚みの2~2.5倍(本実施例では、2倍)である。即ち、スラグ擁壁A1は、全体的に頂部又は上部12、底部又は下部11、及び過度部13を含み、過度部13が台形であり、頂部又は上部12と底部又は下部11とを接続する。下部11は、前記注入ゾーンキャビティ1bの側で前記上部12に対して突出している。
擁壁分流溝A2の本数は4~6本(本実施例では4本)であり、擁壁分流溝A2の内部は階段状であり、入口セクション21、中間セクション22及び出口セクション23を含む。各セクションは、高さが等しく設置され、入口セクション21及び出口セクション23は同軸穴であり、中間セクション22の軸は、入口セクション21及び出口セクション23の軸と同一線上にないので、入口セクション21、中間セクション22及び出口セクション23の壁面は階段状になる。擁壁分流溝A2は、階段状以外に、その変形形態が、アーク線状又は他の湾曲した形状であってもよい。また、各擁壁分流溝A2は互いに平行であり、溶鋼は各擁壁分流溝A2を流れるときに、上、中、下段の多段流動となる。
擁壁分流溝A2は、階段状又は湾曲した形状のスロット構造により、注入された溶鋼の流れがここで衝突し、小さな介在物が衝突して成長する可能性が高まり、ろ過が容易になる。
理論的には、タンディッシュ内の流体体積は相互接続された流れ領域で構成されていると想定する。これに基づいて、実際の生産におけるタンディッシュ1内の溶鋼の流れは、混合領域、ピストン領域、及び停滞領域に分割される。これら3つの流れ領域で構成される単純な流体組み合わせモデルは、タンディッシュ内の溶鋼の流れに広く使用されている。混合領域、ピストン領域、又は停滞領域は、計算結果によって分割され、通常、その分布はタンディッシュ全体の唯一の位置ではないため、これら3つの領域の体積分率は複数の領域の合計である。普通の流れ形態は、混合領域が取鍋の注入流(ロングノズル2)の近くにあり、溶鋼が取鍋からの注入流と混合され;ピストン領域が混合領域と侵入式ノズル(排出口4)との間に生成され、当該領域内の流体が水平方向に前方に押し出され、部分的な逆混合を伴い;停滞領域がピストン領域に隣接しており、当該領域内の流体が外界とゆっくりと交換する。理想的なタンディッシュ構造及び対応する技術の採用により、ピストン領域をできるだけ大きく、停滞領域をできるだけ小さくできるはずである。
タンディッシュ1内の流体の流れは非理想的な流れであるため、そのような流れは修正された混合モデルによって数学的に説明できる。容器内の流体の運動軌道は完全に同じではないため、その滞留時間は異なる。容器内の流体の滞留時間分布(RTD)は、連続フローシステムの重要なパラメータである。安定したフローシステムの場合、特定の瞬間に装置に入る(又は装置から流出する)物質量Qにおいて、滞留時間がtとt+dtの間の物質量dQの割合dQ/QはC(t)dtとして定義され、E関数は確率分布関数であり、その数学的期待値を使用して平均滞留時間を表すことができる。
Figure 0007171756000001
タンディッシュの構造の優劣を評価するために、タンディッシュ1内の溶鋼の流れと温度分布をシミュレーションして計算する。2ストランドスラブタンディッシュの2つの翼の対称的な特性を考慮して、その半分の領域だけを計算する。まず、タンディッシュの安定した3次元流れ場と温度場を計算し、その後に、タンディッシュの過渡的な流れ場と温度場を計算し続け、タンディッシュ内のトレーサーの拡散方程式を計算し、出口でのトレーサーの濃度変化をそれぞれ監視し、対応するRTD曲線が得られる。曲線のデータを処理して、流れ場の優劣を評価する関係指標を得ることができる。
本開示を使用した溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造と、本開示を使用しないものとの指標パラメータの比較は、以下の表に示す。
Figure 0007171756000002
数値シミュレーション試験の評価から分かるように、本開示で提案された流動制御複合装置の条件下では、乱流抑制器3の存在により、注入された溶鋼は最初に限られたインパクトゾーンで完全に混合され、組成と温度が均一化され、さらにスラグ擁壁A1における階段状又は湾曲した形状の擁壁分流溝A2を通って、スラグ擁壁A1の反対側の注入ゾーンキャビティ1bに流れ込む。溶鋼が壁の溝A2を通過する時に、ストリームは最初に衝突して旋回し、その大部分は溝A2の案内方向に沿って溶融池の2つの翼の表面に流れ;タンディッシュ1の底部に沿って押し出されるストリームの小さな部分は、ダムA4に衝突した後に、溶鋼は強制的に浮上し、排出口4の上で再度均一に混合し、タンディッシュの底部に近接するダムA4の中央に分流孔A5が設けられており、タンディッシュの底部の溶鋼の一部は分流孔A5を通過し、ダムA4の外側(図2の左側)の溶鋼が排出口4に巻かれる。RTD曲線の分析と組み合わせると、タンディッシュ1にこのような流動制御式フィルターデバイスの組み合わせを取り付けることで、タンディッシュ1内の溶鋼のピストン領域が増加し、停滞領域が減少し、介在物の浮遊と除去が容易になり、タンディッシュ1内の新しい溶鋼と古い溶鋼の混合が促進され、タンディッシュ内の溶鋼温度が均一になることが分かる。
さらに、本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造によって生成された鋼ビレット中の介在物含有量の検出によれば、タンディッシュ内の介在物の除去効率は48%に達し、総酸素除去率は21%に達し、そのうち、当初の酸素含有量が40ppm超である溶鋼の場合、総酸素除去率は44.2%に達す。現在のタンディッシュ構造で製造された鋼ビレット中の介在物含有量の検出と比較すると、鋳造ビレットの一級製品率は10.7%増加した。
本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造は、構造が簡単で、組積造が簡便で、コストが低く、そのインパクトゾーンがタンディッシュ全体の有効体積の30%以上を占め、体積比が合理である。本開示は、溶鋼が擁壁分流溝A2の隙間を通って流れる時に、階段状又は湾曲した形状のスロットA2のために、注入された溶鋼の流れがここで衝突し、小さな介在物の衝突及び成長の確率が増加し、ろ過が容易になる。本開示の階段状又は湾曲した形状のスロットA2は、十分な表面積を提供し、流れた溶鋼中の介在物粒子の付着と捕獲を最大化でき、それにより、結晶器に入る介在物の数を減らすとの目標を達成できる。そして、介在物の除去率を低下させないという前提の下で、既存のフィルター擁壁のフィルター穴閉塞の問題を効果的に解決できる。本開示はより長い作業時間を持ち、それにより交換の数を減らし、鋳造操作の連続性と効率を改善し、溶鋼に対する浄化効果も良好である。
本開示の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造は、溶鋼中の介在物を濾過及び低減し、連続鋳造タンディッシュの流れを改善し、タンディッシュ内の溶鋼の均一温度を促進する必要がある様々な分野に適している。
1-タンディッシュ、1a-インパクトゾーンキャビティ、1b-注入ゾーンキャビティ、2-注入用ロングノズル、3-乱流抑制器、4-排出口、A-フィルターアセンブリ、A1-スラグ擁壁、A2-擁壁分流溝、A3-擁壁分流孔、A4-ダム、A5-ダム分流孔。

Claims (9)

  1. タンディッシュ(1)を含む溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造であって、
    前記タンディッシュ(1)が、中央のインパクトゾーンキャビティ(1a)と両側の注入ゾーンキャビティ(1b)を含む3段階の間隔式のキャビティに分かれており、
    前記インパクトゾーンキャビティ(1a)は、その中央位置に注入用ロングノズル(2)が立設されており、溶鋼は前記注入用ロングノズル(2)から流下し、インパクトゾーンキャビティ(1a)に注入され、前記注入用ロングノズル(2)の下のキャビティ底部に、前記注入用ロングノズル(2)と対向するように乱流抑制器(3)が設置されており、注入用ロングノズル(2)から下へ流出した溶鋼と乱流抑制器(3)とが互いに衝突して緩衝混合し;
    前記インパクトゾーンキャビティ(1a)と両側の注入ゾーンキャビティ(1b)との間に、フィルターアセンブリ(A)が設置されており、当該フィルターアセンブリ(A)は、インパクトゾーンキャビティ(1a)内で衝突し緩衝混合された溶鋼をろ過してから、両側の注入ゾーンキャビティ(1b)に送り;
    前記注入ゾーンキャビティ(1b)は、そのキャビティ底部に排出口(4)が設置されており、フィルターアセンブリ(A)でろ過された溶鋼は、注入ゾーンキャビティ(1b)に流入し、さらに排出口(4)から流出し、
    前記フィルターアセンブリ(A)は、前記インパクトゾーンキャビティ(1a)と前記注入ゾーンキャビティ(1b)を分割するスラグ擁壁(A1)を含み、前記スラグ擁壁(A1)は、前記注入ゾーンキャビティ(1b)側から前記インパクトゾーンキャビティ(1a)側に傾斜した擁壁分流溝(A2)を含み、前記擁壁分流溝(A2)は前記溶鋼が前記擁壁分流溝(A2)と衝突することを可能とする段差を備えた形状であり、前記スラグ擁壁(A1)を貫通し、
    前記フィルターアセンブリ(A)は、擁壁分流孔(A3)、ダム(A4)及びダム分流孔(A5)を含み、スラグ擁壁(A1)は、インパクトゾーンキャビティ(1a)と注入ゾーンキャビティ(1b)との間に設置され、インパクトゾーンキャビティ(1a)と注入ゾーンキャビティ(1b)を接続しており、スラグ擁壁(A1)の底部(11)の厚みは、頂部(12)の厚みよりも大きく、スラグ擁壁(A1)の下部(11)には、擁壁分流溝(A2)が設けられ、当該擁壁分流溝(A2)はスラグ擁壁(A1)を貫通し、下方に30°の斜め方向に配置されており、擁壁分流孔(A3)は、スラグ擁壁(A1)を貫通するようにスラグ擁壁(A1)の底部に開口し、ダム(A4)は、擁壁分流溝(A2)近傍の注入ゾーンキャビティ(1b)のキャビティ底部に立設されており、当該ダム(A4)の形状及び寸法は、注入ゾーンキャビティ(1b)のキャビティ下部の断面に対応しており、ダム(A4)の底部の中央には、ダム(A4)を貫通するようにダム分流孔(A5)が設けられており、溶鋼は、擁壁分流溝(A2)と擁壁分流孔(A3)を通って、インパクトゾーンキャビティ(1a)から注入ゾーンキャビティ(1b)に流入し、ダム(A4)を通過するとき、溶鋼の大部分がダム(A4)の上を流れ、溶鋼の小さな部分がダム(A4)の底部の中央に設けられたダム分流孔(A5)を流れ、最終的に、溶鋼のすべてが排出口(4)を通って結晶器に流出する、ことを特徴とする溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造。
  2. 前記スラグ擁壁(A1)は、底部(11)の厚みが頂部(12)の厚みより大きく、具体的に、底部(11)の厚みが頂部(12)の厚みの2~2.5倍であり、即ち、スラグ擁壁(A1)は、全体として台形である、ことを特徴とする請求項に記載の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造。
  3. 前記擁壁分流溝(A2)の本数は4~6本であり、擁壁分流溝(A2)の内部は階段状であり、かつ各擁壁分流溝(A2)は互いに平行であり、溶鋼は各擁壁分流溝(A2)を流れるときに、上、中、下段の多段流動となる、ことを特徴とする請求項に記載の溶鋼中の介在物を濾過できる流動制御式タンディッシュ構造。
  4. タンディッシュ(1)を含む流動制御式タンディッシュ構造であって、
    前記タンディッシュ(1)は、中央のインパクトゾーンキャビティ(1a)と両側の注入ゾーンキャビティ(1b)を含み;
    前記インパクトゾーンキャビティ(1a)は、その中央位置に注入用ロングノズル(2)が立設されており、前記注入用ロングノズル(2)の下のキャビティ底部に、前記注入用ロングノズル(2)と対向するように乱流抑制器(3)が設置されており;
    前記インパクトゾーンキャビティ(1a)と両側の注入ゾーンキャビティ(1b)との間に、フィルターアセンブリ(A)が設置されており、当該フィルターアセンブリ(A)は、インパクトゾーンキャビティ(1a)内で衝突し緩衝混合された溶鋼をろ過してから、両側の注入ゾーンキャビティ(1b)に送り;
    前記注入ゾーンキャビティ(1b)は、そのキャビティ底部に排出口(4)が設置されており、フィルターアセンブリ(A)でろ過された溶鋼は、注入ゾーンキャビティ(1b)に流入し、さらに排出口(4)から流出し;
    前記フィルターアセンブリ(A)は、前記インパクトゾーンキャビティ(1a)と前記注入ゾーンキャビティ(1b)を分割するスラグ擁壁(A1)を含み、前記スラグ擁壁(A1)は、前記注入ゾーンキャビティ(1b)側から前記インパクトゾーンキャビティ(1a)側に傾斜した擁壁分流溝(A2)を含み、前記擁壁分流溝(A2)は前記溶鋼が前記擁壁分流溝(A2)と衝突することを可能とする段差を備えた形状であり、前記スラグ擁壁(A1)を貫通し、
    前記擁壁分流溝(A2)は、入口セクション(21)、中間セクション(22)及び出口セクション(23)を含み、入口セクション(21)及び出口セクション(23)は同軸穴であり、中間セクション(22)の軸は、入口セクション(21)及び出口セクション(23)の軸と同一線上にない、ことを特徴とする流動制御式タンディッシュ構造。
  5. 複数の前記擁壁分流溝(A2)が並行的に前記スラグ擁壁(A1)の下部に設置されている、ことを特徴とする請求項に記載の流動制御式タンディッシュ構造。
  6. 前記スラグ擁壁(A1)は上部(12)及び下部(11)を含み、前記下部(11)の厚みが前記上部(12)の厚みの2~2.5倍である、ことを特徴とする請求項に記載の流動制御式タンディッシュ構造。
  7. 前記フィルターアセンブリ(A)は、さらにダム(A4)を含み、当該ダム(A4)は、擁壁分流溝(A2)近傍の注入ゾーンキャビティ(1b)のキャビティ底部に立設されており、当該ダム(A4)の形状及び寸法は、注入ゾーンキャビティ(1b)のキャビティ下部の断面に対応しており、ダム(A4)の底部の中央には、ダムを貫通するようにダム分流孔(A5)が設けられている、ことを特徴とする請求項に記載の流動制御式タンディッシュ構造。
  8. 前記スラグ擁壁(A1)は、さらに擁壁分流孔(A3)を含み、前記擁壁分流孔(A3)は、スラグ擁壁(A1)を貫通するようにスラグ擁壁(A1)の底部に開口し、溶鋼は、擁壁分流溝(A2)と擁壁分流孔(A3)を通って、インパクトゾーンキャビティ(1a)から注入ゾーンキャビティ(1b)に流入し、ダム(A4)を通過するとき、溶鋼の大部分がダム(A4)の上を流れ、溶鋼の小さな部分がダム(A4)の底部の中央に設けられたダム分流孔(A5)を流れ、最終的に、溶鋼のすべてが排出口(4)を通って流出する、ことを特徴とする請求項に記載の流動制御式タンディッシュ構造。
  9. インパクトゾーンがタンディッシュ全体の有効体積の30%以上を占める、ことを特徴とする請求項に記載の流動制御式タンディッシュ構造。
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