JP7171328B2 - 場所打ち拡径杭の構築方法 - Google Patents

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本発明は、場所打ち拡径杭構築方法に関する。
一般に、場所打ち杭工法は、杭の上部ほど地震時の応力が大きくなるため、杭頭部において必要な曲げ耐力及びせん断耐力を確保できるコンクリート強度および断面寸法により杭全体を設計する。
一方、場所打ち杭1本当たりの支持力を増大させるために、杭先端や杭の長手方向の複数個所に支持力が期待できる地層に対応させて複数の拡径部を形成するように設計される多段場所打ち拡径杭工法においては(特許文献1参照)、拡径部に大きな支持力を負担させることができるため、拡径部を除く軸部の杭径を小さくすることが可能となる。しかし、軸部の杭径を絞り過ぎると、軸部に応力が集中することから、軸部に必要な設計耐力が、その他の部分の設計耐力を大きく上回り、拡径の長所を生かせず、返って不経済になる場合がある。
特開H4-265312号公報
本発明は、場所打ち拡径杭の前記問題点を解決することを目的とするものであり、拡径部で大きな支持力を担いつつ、軸部に発生する大きな断面応力に対抗できる場所打ち拡径杭構築方法を提案することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、拡径部を備えた場所打ち拡径杭の構築方法である。
請求項2に記載の場所打ち拡径杭の構築方法では、拡径部を備えた場所打ち拡径杭の構築方法であって、前記拡径部内に設定された先行打設高さまで低強度の下部コンクリートを打設する第一工程と、トレミー管の下端が前記先行打設高さの下方に位置した状態で高強度の上部コンクリートの供給を開始し、切替完了高さまで上部コンクリートを供給する第二工程と、前記切替完了高さの上方に上部コンクリートを打設する第三工程と、を備えている。前記先行打設高さは、設計により設定された下部コンクリートの打設を完了させる位置であって、前記先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートと同等の体積の下部コンクリートが、前記先行打設高さの下側から前記先行打設高さよりも上側の前記トレミー管を中心とした環状領域に移動すると仮定し、前記環状領域の上端が前記切替完了高さ以下に位置するように、設定されている。また、前記切替完了高さは、場所打ち拡径杭に作用する応力に基づいて、前記下部コンクリートから前記上部コンクリートへの切り替えが完了するように設定された設計上の位置である
請求項に記載の発明では、前記環状領域を主筋、帯筋、あるいは鉄筋籠の形状保持筋の外側部分と仮定して先行打設高さを設定する。
請求項に記載の発明は、前記先行打設高さHを式1により算出するものである。
H - h ・・・ 式1
h = V / S
V = V1 + V2
V 1 = π φr / 4 × Δh
V 2 = 2 / 3 × π φ / 4 × Δho
ここで、
H : 切替完了高さ
h : 環状領域の高さ
V : 先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの体積
V1 : 先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの円柱部分の体積
V2 : 先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの先端部分の体積
S : 環状領域の傾斜を考慮した等価な断面積
φr : 先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの円柱部分の直径
Δh : 第二工程において下部コンクリートに挿入するトレミー管の深さ
Δho : 第二工程において供給された上部コンクリートの下端からトレミー管先端までの距離である下部流出深さ
本発明の場所打ち拡径杭の構築方法によれば、大きな支持力を負担する拡径部より上方の軸部に応力が集中しても、拡径部内にコンクリートの強度境界を設けられ、強度境界より上方側の上部コンクリートを下方側の下部コンクリートより高強度としたことで、軸部に必要な設計耐力を補うことができるため、軸部の杭径を合理的に絞ることが可能となる。
また、打設コンクリートの強度の変化点を合理的に拡径部内に設けることが可能となり、必要な耐力を有した場所打ち拡径杭を経済的に施工できる。
また、先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートにより先行打設高さの下側から上側に移動する下部コンクリートの量を仮定して先行打設高さを設定するため、設計上の切替完了高さの近傍で、コンクリートの切り替えを完了できる。そのため、強度が異なるコンクリートを高さ方向で連続して打設する場合において、打設コンクリートの強度の変化点を合理的に設定することが可能となる。その結果、必要な耐力を有した場所打ち拡径杭を経済的に施工できる。
なお、下部コンクリートは、先行打設高さの上側において鉄筋の外周側を移動することが予想されるため、主筋、帯筋、あるいは鉄筋籠の形状保持筋などの外側部分を環状領域と仮定する請求項4 に記載の場所打ち拡径杭の構築方法によれば、切替完了高さをより合理的に算出できる。
さらに、場所打ちコンクリート杭の形状に応じた先行打設高さを設定できる。
第一実施形態に係る場所打ちコンクリート杭の一部を示す断面図である。 図1に示す場所打ちコンクリート杭の施工状況を示す断面図であって、(a) は第一工程、(b)は第二工程、(c)は第三工程である。 先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートを示す斜視図である。 環状領域を示す斜視図である。 試験施工における場所打ちコンクリート杭の断面図である。 第二実施形態に係る場所打ちコンクリート杭の一部を示す断面図である。
<第一実施形態>
第一実施形態では、場所打ちコンクリート杭1において、合理的な杭の構築を目的として、強度の異なる二種類のコンクリートを深さ方向に連続して打設する場合について説明する(図1参照)。すなわち、地震時に応力が大きくなる杭上部のコンクリート強度を高くするために、下部コンクリート2の上に下部コンクリート2よりも設計基準強度が高い上部コンクリート3を打ち継ぐ場所打ちコンクリート杭1(コンクリート構造物)の構築方法である。本実施形態では、杭径が1.3mの場所打ちコンクリート杭1を施工する。場所打ちコンクリート杭1には、内径が1.0mの鉄筋かご4を配筋する。また、下部コンクリート2の設計基準強度Fcを30N/mm、上部コンクリート3の設計基準強度を80N/mmとする。
本実施形態のコンクリート構造物の構築方法は、所定高さ(以下、「先行打設高さ」とう)まで下部コンクリート2を打設する第一工程(図2(a)参照)と、下部コンクリート2のコンクリート打設面よりも下方から上部コンクリート3の打設を開始して下部コンクリート2の一部を切替完了高さまで押し上げる第二工程(図2(b)参照)と、切替完了高さの上方に上部コンクリート3を打設する第三工程(図2(c)参照)とを備えている。
第一工程では、図2(a)および(b)に示すように、先行打設高さHまで下部コンクリート2を打設する。下部コンクリート2は、地中に形成された掘削孔6内に挿入されたトレミー管5を利用して掘削孔6の下端から供給する。トレミー管5は、コンクリート打設面2aの上昇に伴って上昇させる。先行打設高さHLは、下部コンクリート2の充填が完了する位置である切替完了高さHの下方に設定する。すなわち、場所打ちコンクリート杭1に作用する応力の推定値(設計値)から切替完了高さH(コンクリート強度を高くする範囲)を設定し、この切替完了高さHにおいてコンクリートが完全に切り替えられるように、先行打設高さHを設定する。
第二工程では、図2(b)に示すように、トレミー管5の下端が先行打設高さHの下方に位置した状態で上部コンクリート3の供給を開始し、トレミー管5を引き上げつつ切替完了高さHまで上部コンクリート3を供給する。上部コンクリート3を先行打設高さHよりも下側に供給すると、上部コンクリート3が下部コンクリート2を押しのけながら注入される。上部コンクリート3は、下部コンクリート2内において供給開始時点のトレー管5の直下に半楕円状または半円状(先端部分31)に供給された後、先端部分31の直上に上部コンクリート3が円柱状(円柱部分32)に供給される(図2(c)参照)。一方、下部コンクリート2は、上部コンクリート3が供給されることによって、先行打高さHの下側に供給された上部コンクリート3と同等の体積の下部コンクリート2が先行打設高さHの下側から先行打設高さよりも上側に移動する。このとき、先行打設高さHの上側に移動した下部コンクリート2は、先行打設高さHよりも上側の鉄筋籠の形状保持筋の外側部分(トレミー管5を中心とした環状領域21)に移動する。図2(c)に示すように、先行打設高さHの上側に移動した下部コンクリート2(環状領域21)の上端は、切替完了高さH以下に位置する。
第三工程では、既打設コンクリート(上部コンクリート3)に下端を挿入した状態で、トレミー管5を引き上げつつ切替完了高さHの上方に上部コンクリート3を打設する。
先行打設高さHは式1により算出する。式1は、場所打ちコンクリート杭1の作用応力に基づいて設定された切替完了高さHから、上部コンクリート3の供給により上側に押し上げられる下部コンクリート2の環状領域21の高さhを差し引くことにより先行打設高さHを算出するものである。環状領域の高さhは、先行打設高さHよりも下側に供給された上部コンクリート3の体積Vが、環状領域21に移動した下部コンクリート2の体積であるとして、環状領域21の体積から算出する。ここで、先行打設高さHよりも下側に供給された上部コンクリート3は、図3に示すように、先端部分31と円柱部分32の体積の合計とする。一方、環状領域21は、図4に示すように、内径φi、外径φoの円筒状体とする。本実施形態では、下部流出深さΔhoを0mm~800mmの範囲内、好ましくは0mm~500mmの範囲内とし、円柱部分の直径φrおよび環状領域21の内径φiを1000mm~2000mmの範囲内とする(図3参照)。なお、下部流出深さΔho、円柱部分の直径φrおよび環状領域21の内径φiは、限定されるものではなく、適宜設定すればよい。
H - h ・・・ 式1
h = V / S
V = V1 + V2
V 1 = π φr / 4 × Δh
V 2 = 2 / 3 × π φr/ 4 × Δho
S = π / 4 × ( φo- φi
H : 切替完了高さ
h : 環状領域の高さ
V : 先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの体積
V1 : 先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの円柱部分の体積
V2 : 先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの先端部分の体積
S : 環状領域の傾斜等を考慮した等価な断面積
φo : 場所打ちコンクリート杭の外径
φi : 環状領域の内径
φr : 先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの円柱部分の直径
Δh : 第二工程において下部コンクリートに挿入するトレミー管の深さ
Δho: 第二工程において供給された上部コンクリートの下端からトレミー管先端までの距離である下部流出深さ
以上、本実施形態のコンクリート構造物の構築方法によれば、設計上の切替完了高さの傍で、コンクリートの切り替えを完了させることができるため、強度が異なるコンクリートを高さ方向で連続して打設する場合において、打設コンクリートの強度の変化点を合理的に設定することが可能となる。その結果、必要な耐力を有した場所打ちコンクリート杭1を経済的に施工することができる。
下部コンクリート2は、先行打設高さの上側において鉄筋籠の外周側を移動することが予想されるため、鉄筋籠の形状保持筋の外側部分を環状領域と仮定することで、切替完了高さをより合理的に算出することができる。
以下、式1を利用して先行打設高さHを算出した計算例を示す。本計算例では、下部コンクリート2に挿入するトレミー管5の深さΔhを1.0mとし、表1に示すように、杭の外径φoを0.7m~3.3mの範囲内、環状領域の内径φiを0.4、0.7、1.0、1.2または1.3mとして計算を行い、環状領域の高さhを算出した。表1に計算結果を示す。
Figure 0007171328000001
次に、場所打ちコンクリート杭1の試験施工を行い、本実施形態のコンクリート部材の構築方法の評価を行った。
場所打ちコンクリートは、杭径φo=1.3m、鉄筋かごの内径φi=1.0mとし、設計基準強度Fcを30N/mmの下部コンクリート2の上に設計基準強度を80N/mmの上部コンクリート3を打ち継いだ。
場所打ちコンクリートの施工は、まず、下部コンクリート2を2.8mの高さまで打設した(第一工程)。次に、下部コンクリート2にトレミー管5の先端を1m挿入した状態(Δh=1.0m)で上部コンクリート3の供給を開始し、トレミー管5を引き上げながら、打設面が高さ6.0mになるまで上部コンクリート3を打設した(第二工程および第三工程)。
施工後の場所打ちコンクリート杭1を切断して断面を確認すると、図5に示すように、4.2m位置(切替完了高さH=4.2m)において、コンクリートが上部コンクリート3に切り替わった。すなわち、環状領域の高さhは1.4mであった。
表1の計算例において、杭の外径φo=1.3m、鉄筋かごの内径φi=1.0mでは、環状領域の高さhが1.9mであった。したがって、式1によって先行打設高さHを算出すれば、実施工に比べて環状領域の高さhを大きくすることができ、安全側で設定することができる。
<第二実施形態>
第二実施形態では、第一実施形態と同様に、場所打ちコンクリート杭1において、合理的な杭の構築を目的として、異なる強度のコンクリートを深さ方向に連続して打設する場合について説明する。
第二実施形態では、図6に示すように、杭の先端側に向かうに従って拡径する拡径部7を有する場所打ちコンクリート杭1aを施工する点で、杭全長にわたって杭径が同一の第一実施形態と異なっている。
本実施形態では、拡径部7の高さ方向中間部に切替完了高さを設定する。先行打設高さHは式1により算出する。このとき、先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリート3の体積(上部コンクリートに置換される下部コンクリートの体積と等しくなる環状領域21の体積)V5を、拡径部7の傾斜を考慮して算出する。すなわち、体積V5を円錐台(上部直径φH2,下部直径φH2+2ΔH×tanθ,高さΔH、θ:拡径部の傾斜角、上部水平面積S1=π・φH2 /4、下部水平面積S2=π・(φH2+2ΔH×tanθ)2/4)の体積Vから円柱(直径φi,高さΔH、水平面の面積S0=π・φi 2/4)の体積V4を差し引いて算出し、それが先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリート3の体積Vと等しいとすることにより、先行打設高さを求めることができる。このとき、環状領域の傾斜等を考慮した等価な断面Sは、式2より評価できる。
S=(S1+√(S1×S2)+S2)/3-S0・・・ 式2
この他の第二実施形態のコンクリート構造物の構築方法の詳細は、第一実施形態で示したコンクリート構造物の構築方法と同様なため、詳細な説明は省略する。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明は前述の実施形態に限られず、前記の各構成要素については本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、一本の場所打ちコンクリート杭1に対して、一本のトレミー管5により施工する場合について説明したが、トレミー管5の本数は限定されるものではなく、例えば、複数本(図面では二本)のトレミー管5を利用してもよい。トレミー管5を二本使用する場合は、トレミー管5ごとに置換部分を考慮して検討する。各トレミー管5により打設された上部コンクリート3同士がラップする場合には、その部分を2重に考慮しないようにして体積Vを算出する。
前記実施形態では、環状領域を鉄筋籠の形状保持筋の外側部分としたが、環状領域は鉄筋籠の形状保持筋の外側部分に限定されるものではなく、例えば、主筋、帯筋などの鉄筋の外側部分(被り部分)であってもよい。また、環状領域は必ずしも鉄筋等の被り部分である必要はない。
また、前記実施形態では、トレミー管5を引き上げつつコンクリートを打設する場合について説明したが、コンクリートは必ずしもトレミー管5を引き上げながら打設する必要はなく、トレミー管5を固定した状態で打設してもよい。
1 場所打ちコンクリート杭
2 下部コンクリート
3 上部コンクリート
4 鉄筋かご
5 トレミー管
6 掘削孔
7 拡径部

Claims (3)

  1. 拡径部を備えた場所打ち拡径杭の構築方法であって、
    前記拡径部内に設定された先行打設高さまで低強度の下部コンクリートを打設する第一工程と、
    トレミー管の下端が前記先行打設高さの下方に位置した状態で高強度の上部コンクリートの供給を開始し、切替完了高さまで上部コンクリートを供給する第二工程と、
    前記切替完了高さの上方に上部コンクリートを打設する第三工程と、を備えており、
    前記先行打設高さは、設計により設定された下部コンクリートの打設を完了させる位置であって、前記先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートと同等の体積の下部コンクリートが、前記先行打設高さの下側から前記先行打設高さよりも上側の前記トレミー管を中心とした環状領域に移動すると仮定し、前記環状領域の上端が前記切替完了高さ以下に位置するように、設定されていて、
    前記切替完了高さは、場所打ち拡径杭に作用する応力に基づいて、前記下部コンクリートから前記上部コンクリートへの切り替えが完了するように設定された設計上の位置であることを特徴とする場所打ち拡径杭の構築方法。
  2. 前記環状領域が主筋、帯筋、あるいは鉄筋籠の形状保持筋の外側部分であると仮定していることを特徴とする、請求項に記載の場所打ち拡径杭の構築方法。
  3. 前記先行打設高さHを式1により算出することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の場所打ち拡径杭の構築方法。
    H - h ・・・ 式1
    h = V / S
    V = V1 + V2
    V1 = π φr / 4 × Δh
    V2 = 2 / 3 × π φr/ 4 × Δho
    ここで、
    H :切替完了高さ
    h :環状領域の高さ
    V :先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの体積
    V1 :先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの円柱部分の体積
    V2 :先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの先端部分の体積
    S :環状領域の傾斜を考慮した等価な断面積
    φr :先行打設高さよりも下側に供給した上部コンクリートの円柱部分の直径
    Δh :第二工程において下部コンクリートに挿入するトレミー管の深さ
    Δho:第二工程において供給された上部コンクリートの下端からトレミー管先端までの距離である下部流出深さ
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