JP7171170B2 - 撮像装置、撮像システム、移動体、撮像装置の製造方法 - Google Patents

撮像装置、撮像システム、移動体、撮像装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置、撮像システム、移動体、撮像装置の製造方法に関する。
撮像装置自身の故障を検出するための信号を出力する撮像装置が知られている。
特許文献1には、フォトダイオードが設けられたPD具備画素と、フォトダイオードが設けられていないPD不備画素とを有する撮像装置が記載されている。
さらに特許文献1には、PD具備画素とPD不備画素の配列パターンと、実際に出力される信号のパターンとの比較によって、撮像装置の故障が検出されると記載されている。
特開2009-118427号公報
特許文献1に記載の技術によれば、故障検出用パターン領域から得られる信号が、所定のパターンに一致しているか否かを判断している。しかし、画素の故障を生じにくくする画素構成について、特許文献1は考慮していない。
本発明は上記の課題を鑑みて為されたものであり、一の態様は、半導体基板に形成された複数の画素を有する撮像装置であって、前記複数の画素の各々は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1導電型の浮遊拡散領域と、前記第1半導体領域と前記浮遊拡散領域との間に位置するとともに前記半導体基板の主面の上に設けられた転送ゲートとを有し、前記複数の画素のうちの一部の画素において、前記第1半導体領域の一部の領域が、コンタクトから電位が供給され、前記第1半導体領域と前記主面との間であって、平面視における前記一部の領域と前記転送ゲートとの間の領域に形成された第2導電型の第2半導体領域がさらに設けられ、前記第1半導体領域の別の一部の領域と前記第2半導体領域が平面視で重なる部分を有し、第1辺および前記第1辺と交差する方向に延在する第2辺を備える活性領域に前記第1半導体領域および前記第2半導体領域が配されており、平面視において、前記第1辺と前記転送ゲートとの間の領域と、前記第2辺と前記転送ゲートとの間の領域のそれぞれにおいて、前記第2半導体領域が配されていることを特徴とする撮像装置である。
本発明により、画素の故障が生じにくい画素構成を備える撮像装置を提供することができる。
撮像装置の全体図 画像取得用画素と故障検知用画素の等価回路図 画素の動作を示した図 画素の上面図 光電変換部、転送トランジスタの上面図 光電変換部、転送トランジスタの断面図 光電変換部、転送トランジスタの上面図 光電変換部、転送トランジスタの断面図 光電変換部、転送トランジスタの製造工程を示した図 光電変換部、転送トランジスタと、他のトランジスタが形成される活性領域の上面図 光電変換部、転送トランジスタと、他のトランジスタが形成される活性領域の上面図 撮像システムの全体図 移動体の全体図 移動体の制御フローを示す図
図1は、第1実施形態による撮像装置の概略構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態による撮像装置における画素の構成例を示す回路図である。図3は、本実施形態による撮像装置の駆動方法を示すタイミング図である。
はじめに、本実施形態による撮像装置の構造について、図1及び図2を用いて説明する。
本実施形態による撮像装置100は、図1に示すように、第1領域10、第2領域11、垂直走査回路102、列回路103、水平走査回路104、出力回路115、制御部107、電圧供給部12、電圧スイッチ13を含む。
第1領域10には、第1のグループの画素105と、第2のグループの画素106とが、複数の行及び複数の列に渡って配されている。第1領域10は、画像取得用の画素が配された、画像取得用画素領域である。画素105は、光電変換部を備えた画素であり、図1には白抜きのブロックで示している。画素106は、遮光された光電変換部を備えた画素であり、図1には斜線を付したブロックで示している。画素106は、黒レベルの基準となる基準信号を出力するための画素であり、典型的には第1領域10の周縁部に配される。なお、画素106は、必ずしも設ける必要はない。
第2領域11には、第3のグループの画素110と、第4のグループの画素111とが、複数の行及び複数の列に渡って配されている。第2領域11は、故障検出用の画素が配された、故障検出用画素領域である。画素110は、固定電圧端子V0の電位に応じた信号を出力する画素であり、図1には「V0」と記載されたブロックで示している。画素111は、固定電圧端子V1の電位に応じた信号を出力する画素であり、図1には「V1」と記載されたブロックで示している。
第1領域10と第2領域11とは行方向(図1において横方向)に隣接して配されており、第1領域10と第2領域11とが配された行は同じであるが列は異なっている。
第1領域10及び第2領域11の各行には、行方向に延在する画素制御線109が配されている。それぞれの行の画素制御線109は、対応する行に属する画素105,106,110,111に共通の信号線をなしている。画素制御線109は、垂直走査回路102に接続されている。
第1領域10及び第2領域11の各列には、列方向に延在する垂直出力線108が配されている。第1領域10のそれぞれの列の垂直出力線108は、対応する列に属する画素105,106に共通の信号線をなしている。第2領域11のそれぞれの列の垂直出力線108は、対応する列に属する画素110,111に共通の信号線をなしている。垂直出力線108は、列回路103に接続されている。
垂直走査回路102は、画素制御線109を介して画素105,106,110,111を駆動するための所定の制御信号を供給する。垂直走査回路102には、シフトレジスタやアドレスデコーダなどの論理回路が用い得る。図1には各行の画素制御線109を1本の信号線で示しているが、実際には複数の制御信号線を含む。垂直走査回路102により選択された行の画素105,106,110,111は、それぞれが対応する垂直出力線108に同時に信号を出力するように動作する。
列回路103は、垂直出力線108に出力された画素信号を増幅し、リセット時の信号と光電変換時の信号とに基づく相関二重サンプリング処理を行う。故障検出用の画素110,111から出力された画素信号に対しては、リセット時の信号と固定電圧入力時の信号とに基づく相関二重サンプリング処理を、画像取得用の画素105,106と同様に行う。
水平走査回路104は、列回路103において処理された画素信号を列毎に順次、出力回路115に転送するための制御信号を、列回路103に供給する。
出力回路115は、バッファアンプ、差動増幅器などから構成され、列回路103から転送される画素信号を撮像装置100の外部の信号処理部(図示せず)に出力する。なお、列回路103や出力回路115にAD変換部を設け、デジタルの画像信号を外部に出力するようにしてもよい。
電圧供給部12は、所定の固定電圧端子V0,V1の電位を供給する電源回路である。電圧スイッチ13は、スイッチSW0,SW1を含む。スイッチSW0は、電圧供給部12の固定電圧端子V0と電圧供給線112との間に設けられており、制御部107から制御信号線114を介して供給される制御信号(VPD_ON)に応じて、電圧供給線112に固定電圧端子V0の電位を供給する。スイッチSW1は、電圧供給部12の固定電圧端子V1と電圧供給線113との間に設けられており、制御部107から制御信号線114を介して供給される制御信号(VPD_ON)に応じて、電圧供給線113に固定電圧端子V1の電位を供給する。
電圧供給線112,113は、第2領域11に配された画素110,111に電圧供給部12からの固定電圧端子V0,V1の電位を供給するための配線である。第2領域11内の複数の画素110,111において、例えば図示するように電圧供給線112,113を共通化することで、省回路化を図ることが可能である。
第2領域11には、固定電圧端子V0の電位が供給される画素110と、固定電圧端子V0の電位とは異なる固定電圧端子V1の電位が供給される画素111とが、特定のパターンに従って行列状に配置されている。
第2領域11が3列で構成される場合を例にして説明すると、例えば、ある行(例えば、図1において一番下の行)には、各列に画素110,110,110が配されている。また、別の行(例えば、図1において下から二番目の行)には、各列に画素111,110,111が配されている。すなわち、垂直走査の行によって、画素110,111に印加される固定電圧のパターンが変わっている。
同じ行に属する故障検出用の画素110と画像取得用の画素105とは、画素制御線109を共有している。したがって、第2領域11における出力のパターンを期待値と照合することにより、垂直走査回路102が正常に動作しているのか、故障して想定と異なる行を走査しているのか、を検知することが可能となる。
なお、本実施形態では第2領域11を3列で構成した場合を例示しているが、第2領域11を構成する列の数は3列に限定されるものではない。
図2は、第1領域10及び第2領域11を構成する画素105,106,110,111の構成例を示す回路図である。図2には、第1領域10のうちの1列から第1行に配された画素105と第2行の配された画素106とを、第2領域11のうちの1列から第1行に配された画素111と第m行の配された画素110とを抜き出して記載している。
第1領域10に配された画素105の各々は、光電変換部PD、転送トランジスタM1を含む。画素セル200は、2つの画素105を有する。画素セル200は、リセットトランジスタM2、増幅トランジスタM3、選択トランジスタM4を含む。光電変換部PDは、例えばフォトダイオードである。光電変換部PDのフォトダイオードは、アノードが基準電圧端子GNDに接続され、カソードが転送トランジスタM1のソースに接続されている。転送トランジスタM1のドレインは、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM3のゲートに接続されている。転送トランジスタM1のドレイン、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM5のゲートの接続ノードは、フローティングディフュージョンFDを構成する。リセットトランジスタM2のドレイン及び増幅トランジスタM3のドレインは、電源電圧端子VDDに接続されている。増幅トランジスタM3のソースは、選択トランジスタM4のドレインに接続されている。選択トランジスタM4のソースは、垂直出力線108に接続されている。1行目の画素105と2行目の画素105は、1つの増幅トランジスタM3のゲートの入力ノードであるフローティングディフュージョンFDを共有している。
第2領域11に配された画素110、画素111は、遮光されたフォトダイオードPD、転送トランジスタM1を含む。画素セル300は、画素110、画素111を有する。さらに画素セル300は、リセットトランジスタM2、増幅トランジスタM3、選択トランジスタM4を含む。画素111の転送トランジスタM1のソースは、電圧供給線112に接続されている。以下、画素111について説明する。転送トランジスタM1のドレインは、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM3のゲートに接続されている。転送トランジスタM1のドレイン、リセットトランジスタM2のソース及び増幅トランジスタM5のゲートの接続ノードは、フローティングディフュージョンFDを構成する。リセットトランジスタM2のドレイン及び増幅トランジスタM3のドレインは、電源電圧端子VDDに接続されている。増幅トランジスタM3のソースは、選択トランジスタM4のドレインに接続されている。選択トランジスタM4のソースは、垂直出力線108に接続されている。1行目の画素111と2行目の画素110は、1つの増幅トランジスタM3のゲートの入力ノードであるフローティングディフュージョンFDを共有している。
第2領域11に配された画素110は、転送トランジスタM1のソースが電圧供給線112ではなく電圧供給線113に接続されている。
図2の画素構成の場合、各行に配された画素制御線109は、信号線TX,RES,SELを含む。信号線TXは、対応する行に属する画素の転送トランジスタM1のゲートにそれぞれ接続されている。信号線RESは、対応する行に属する画素のリセットトランジスタM2のゲートにそれぞれ接続されている。信号線SELは、対応する行に属する画素の選択トランジスタM4のゲートにそれぞれ接続されている。なお、図2には、信号線の参照符号に行番号を付記している(例えば、SEL(1),RES(1))。
信号線TXには、垂直走査回路102から、転送トランジスタM1を制御するための駆動パルスである制御信号PTXが出力される。信号線RESには、垂直走査回路102から、リセットトランジスタM2を制御するための駆動パルスである制御信号PRESが出力される。信号線SELには、垂直走査回路102から、選択トランジスタM4を制御するための駆動パルスである制御信号PSELが出力される。各トランジスタがN型トランジスタで構成される場合、垂直走査回路102からハイレベルの制御信号が供給されると対応するトランジスタがオンとなり、垂直走査回路102からローレベルの制御信号が供給されると対応するトランジスタがオフとなる。
画像取得用の画素105が備える光電変換部PDは、入射光をその光量に応じた量の電荷に変換(光電変換)するとともに、生じた電荷を蓄積する。画素105の転送トランジスタM1は、オンすることにより光電変換部PDの電荷をフローティングディフュージョンFDに転送する。フローティングディフュージョンFDは、その容量による電荷電圧変換によって、光電変換部PDから転送された電荷の量に応じた電圧となる。画素110,111の転送トランジスタM1は、オンすることにより電圧供給線112,113から供給された電圧をフローティングディフュージョンFDに印加する。増幅トランジスタM3は、ドレインに電源電圧が供給され、ソースに選択トランジスタM4を介して図示しない電流源からバイアス電流が供給される構成となっており、ゲートを入力ノードとする増幅部(ソースフォロワ回路)を構成する。これにより増幅トランジスタM3は、フローティングディフュージョンFDの電圧に基づく信号を、選択トランジスタM4を介して垂直出力線108に出力する。リセットトランジスタM2は、オンすることによりフローティングディフュージョンFDを電源電圧VDDに応じた電圧にリセットする。
同一行の画素に対しては、第1領域10と第2領域11とに、共通の制御信号PTX,PRES,PSELが垂直走査回路102から供給される。例えば、第m行の画素105,106,110,111の転送トランジスタM1、リセットトランジスタM2、選択トランジスタM4には、制御信号PTX(m)、PSEL(m)、PRES(m)が、それぞれ供給される。
次に、本実施形態による撮像装置の駆動方法について、図3を用いて説明する。図3(a)は、1フレーム期間における読み出し走査とシャッタ走査との関係を示すタイミング図である。図3(b)は、読み出し走査行とシャッタ走査行の走査における画素の動作の詳細を示すタイミング図である。
図3(a)には、時刻T10に開始し時刻T20に終了する第Nフレームと、時刻T20から開始する第N+1フレームの動作の概略を示している。各フレームの動作には、画素105,106,110,111からの読み出し動作を行順次で行う読み出し走査と、画素105,106の光電変換部PDへの電荷蓄積を行順次で開始するシャッタ走査とが含まれる。
第Nフレームの読み出し走査は、時刻T10に開始され、時刻T20に終了するものとする。時刻T10が1行目の画素からの読み出し動作の開始時刻であり、時刻T20が最終行の画素からの読み出し動作の終了時刻である。
第Nフレームのシャッタ走査は、時刻T11に開始され、時刻T21に終了するものとする。時刻T11が1行目の画素におけるシャッタ動作の開始時刻であり、時刻T21が最終行の画素におけるシャッタ動作の終了時刻である。シャッタ動作の開始時刻から次の読み出し動作の開始時刻までの期間が、電荷蓄積時間となる。例えば1行目に着目すると、時刻T11から時刻T20までの期間が電荷蓄積時間となる。シャッタ動作の開始タイミングを制御することで、電荷蓄積時間を制御することが可能となる。
ここで、1行目の画素のシャッタ動作が開始する時刻T11において、m行目の画素からの読み出し動作が開始するものとする。1行目の画素のシャッタ動作及びm行目の画素106からの読み出し動作は、時刻T19に終了するものとする。
図3(b)は、時刻T11から時刻T19における画素の動作の詳細を示したものである。なお、シャッタ動作と読み出し動作とにおける画素の動作は同じである。
時刻T11において、読み出し走査行(第m行)の制御信号PSEL(m)がハイレベルとなり、読み出し走査行の画素の選択トランジスタM4がオンになる。この動作により、読み出し走査行の画素から垂直出力線108への信号の読み出しが可能な状態となる。
次いで、時刻T11から時刻T12の間に、シャッタ走査行(第1行)の制御信号PRES(1)と読み出し走査行の制御信号PRES(m)がハイレベルとなる。この動作により、シャッタ走査行及び読み出し走査行の画素のリセットトランジスタM2がオンになり、フローティングディフュージョンFDがリセットされる。
次いで、時刻T12において、読み出し走査行の制御信号PRES(m)がローレベルとなり、読み出し走査行の画素のリセットトランジスタM2がオフになる。この動作により、フローティングディフュージョンFDに存在する電荷が電源電圧端子VDDに排出され、フローティングディフュージョンFDの電圧がソースフォロワ動作によって増幅され、垂直出力線108に読み出される。
次いで、時刻T13において、制御信号VPD_ONがハイレベルとなることによって電圧スイッチ13のスイッチSW0,SW1がオンになり、電圧供給部12から電圧供給線112,113にそれぞれ固定電圧端子V0,V1のそれぞれの電位が供給される。
次いで、時刻T13から時刻T14の間に読み出し走査行の制御信号PTX(m)がハイレベルとなり、読み出し走査行の画素の転送トランジスタM1がオンになる。この動作により、読み出し走査行の画素105,106では、光電変換部PDに蓄積されていた電荷がフローティングディフュージョンFDへと転送される。また、読み出し走査行の画素110,111では、電圧供給部12から供給される固定電圧端子V0,V1の電位がフローティングディフュージョンFDに書き込まれる。
次いで、時刻T14において、読み出し走査行の制御信号PTX(m)がローレベルとなり、読み出し走査行の画素の転送トランジスタM1がオフになる。この動作により、読み出し走査行のフローティングディフュージョンFDの電圧が確定し、確定した電圧がソースフォロワ動作によって増幅され、垂直出力線108に読み出される。
次いで、時刻T15において、制御信号VPD_ONがローレベルとなることによって電圧スイッチ13のスイッチSW0,SW1がオフとなり、電圧供給部12から電圧供給線112,113への固定電圧端子V0,V1の電位の供給が遮断される。
次いで、時刻T16において、シャッタ走査行の制御信号PTX(1)がハイレベルとなり、シャッタ走査行の画素の転送トランジスタM1がオンになる。この際、シャッタ走査行の画素のリセットトランジスタM2もオンのため、光電変換部PDの電荷が転送トランジスタM1及びリセットトランジスタM2を介して電源電圧端子VDDに排出される。
次いで、時刻T17において、シャッタ走査行の制御信号PTX(1)がローレベルとなり、シャッタ走査行の画素の転送トランジスタM1がオフになる。また、時刻T18において、シャッタ走査行の制御信号PRES(1)がローレベルとなり、シャッタ走査行の画素のリセットトランジスタM2がオフになる。この動作により、シャッタ走査行のシャッタ動作が終了する。
次いで、時刻T19において、読み出し走査行の制御信号PSEL(m)がローレベルとなり、読み出し走査行の画素の選択トランジスタM4がオフになる。この動作により、読み出し走査行の画素の選択が解除され、読み出し走査行の読み出し動作が終了する。
本実施形態では、上述のように、シャッタ走査行の転送トランジスタM1をオンにしている期間に、電圧スイッチ13のスイッチSW0,SW1をオフ(制御信号VPD_ONをローレベル)にしている。この理由について以下に説明する。
シャッタ動作によって第1領域10の画素105,106の光電変換部PDの電荷を完全に除去するためには、シャッタ走査行のリセットトランジスタM2と転送トランジスタM1とを同時にオンすることが望ましい。特に、光電変換部PDの飽和電荷量がフローティングディフュージョンFDの飽和電荷量を上回る場合は、リセットトランジスタM2と転送トランジスタM1とを同時にオンすることが必須である。
しかしながら、その状態で、故障検出用画素領域である第2領域11の画素110,111に電圧供給部12からの電圧供給がなされたままであると、固定電圧端子V1,V0と電源電圧端子VDDとが短絡してしまう。典型的には固定電圧端子V1の電位が約1.6V、電源電圧VDDが3.3Vであるため、短絡電流が流れることによって第2領域11の画素110,111の電位が正しく読めなくなる等の悪影響が発生する。
そこで、本実施形態では、電圧供給部12と第2領域11の画素110,111との間に電圧スイッチ13を設ける構成としている。そして、シャッタ走査行の転送トランジスタM1をオンにするときには、電圧スイッチ13のスイッチSW0,SW1がオフになるように駆動する。
これにより、シャッタ走査時に固定電圧端子V0,V1と電源電圧端子VDDとが短絡することを回避し、故障検出の検出精度を高めることが可能となる。すなわち、シャッタ走査時の電圧端子間の短絡を回避することで、撮像と故障検出とをリアルタイムで行いつつ、故障検出の検出精度を高めるという効果が得られる。
なお、本実施例では、シャッタ走査行の転送トランジスタM1をオンにするタイミングが読み出し走査行の転送トランジスタM1をオンにするタイミングよりも後とした。本実施例は、必ずしもこの動作に限定されるものではない。すなわち、シャッタ走査行の転送トランジスタM1をオンにするタイミングは、読み出し走査行の転送トランジスタM1をオンにするタイミングよりも前であってもよい。
<画素の上面図>
図4は、画素105、110、111の上面図である。図2で示した部材と同じ機能を有する部材については、図2で付した符号と同じ符号が図4においても付されている。
画素電源配線201は、画像取得用の画素に電源電圧VDDを伝送する配線である。画素セル200は、光電変換部PDの一部である、半導体領域203A、203Bを有する。半導体領域203A、203Bは、光電変換によって生じた電荷を蓄積する電荷蓄積部である。ここでは、半導体領域203A、203Bの導電型はN型であるとする。また、半導体領域203A、203Bが蓄積する電荷が電子であるとする。
さらに画素セル200は、転送トランジスタM1のゲート204A、204B、フローティングディフュージョン(以下、FDと表す。)の一部である浮遊拡散領域205A、205Bを有する。さらに画素セル200は、選択トランジスタM4のゲート206、増幅トランジスタM3のゲート207、リセットトランジスタM2のゲート208を有する。さらに画素セル200は、FD接続コンタクト(以下、コンタクトをCNTと表す)209A、209B、FD接続配線A210A、210B、FD接続配線211を含む。以下、リセットトランジスタのゲートをリセットゲート、転送トランジスタのゲートを転送ゲート、増幅トランジスタのゲートを増幅ゲート、選択トランジスタのゲートを選択ゲートと表す。
半導体領域203Aは転送ゲート204Aを介して浮遊拡散領域205Aに接続されている。半導体領域203Aに蓄積された電荷は、転送ゲート204Aを介して浮遊拡散領域205Aへ転送される。浮遊拡散領域205AはFD接続CNT209AとFD接続配線A210A、FD接続配線211を介して増幅ゲート207に接続される。
半導体領域203Bは、転送ゲート204Bを介して浮遊拡散領域205Bへ接続されている。半導体領域203Bに蓄積された電荷は、転送ゲート204Bを介して浮遊拡散領域205Bへ転送される。浮遊拡散領域205BはFD接続CNT209BとFD接続配線A210B、FD接続配線211を介して増幅ゲート207へ接続される。
浮遊拡散領域205AはFD接続CNT209AとFD接続配線A210AとFD接続配線211を介してリセットトランジスタM2に接続される。浮遊拡散領域205BはFD接続CNT209BとFD接続配線A210BとFD接続配線211を介してリセットトランジスタM2に接続される。
画素電源配線301は、故障検知用の画素に電源電圧VDDを伝送する配線である。
故障検知用の画素セル300は、遮光された光電変換部PDの一部である半導体領域303A、303Bを有する。画素セル300は、転送ゲート304A、304B、浮遊拡散領域305A、305B、選択ゲート306、増幅ゲート307、リセットゲート308を有する。
さらに画素セル300は、FD接続CNT309A、309B、FD接続配線A310A、310B、FD接続配線311、電圧供給線112、113を有する。さらに画素セル300は、故障検知用VIA313A、313B、故障検知用配線C314A、314B、故障検知用CNT315A、315Bを有する。
電圧供給線112と電圧供給線113は、画素セル300の光電変換部PDの上部に配されている。換言すれば、平面視において、電圧供給線112と光電変換部PDとが重なっており、電圧供給線113と光電変換部PDとが重なっている。
電圧供給線112は故障検知用VIA313Aを介して故障検知用配線C314Aに接続される。更に、故障検知用配線C314Aは故障検知用CNT315Aを介して半導体領域303Aに接続される。
半導体領域303Aに電圧供給線112より印加された電位が、転送トランジスタM2を介して浮遊拡散領域305Aへ出力される。
電圧供給線113は故障検知用VIA313Bを介して故障検知用配線C314Bに接続される。更に、故障検知用配線C314Bは故障検知用CNT315Bを介して半導体領域303Bに接続される。
半導体領域303Bに電圧供給線113より印加された電位が、転送トランジスタM2を介して浮遊拡散領域305Bへ出力される。
増幅トランジスタM3は、増幅ゲート307の電位に応じた信号を、選択トランジスタM4を介して垂直出力線108に出力する。
浮遊拡散領域305AはFD接続CNT309AとFD接続配線A310AとFD接続配線311を介してリセットトランジスタM2に接続される。浮遊拡散領域305BはFD接続CNT309BとFD接続配線A310BとFD接続配線311を介してリセットトランジスタM2に接続される。
故障検知用の画素セル300の出力は、電圧供給線112もしくは電圧供給線113の電位に応じた信号レベルとなる。
<光電変換部の上面図、断面図>
図4で説明した画素の上面について、さらに光電変換部を中心に、図5を用いて説明する。
図5は、画像取得用の画素106と、故障検知用の画素111の光電変換部PDと、転送トランジスタM2とを示した上面図である。図4で示した部材と同じ機能を有する部材については、図4で付された符号と同じ符号が図5でも付されている。
まず、画像取得用の画素106について説明する。平面視において、電荷を蓄積する半導体領域203Aは、P型の半導体領域402と重なっている。図6を用いて後述するが、半導体領域402は、半導体領域203の表面を保護する表面保護層として機能する。以降、半導体領域402を表面保護層として表記することがある。
次に、故障検知用の画素111について説明する。平面視において、半導体領域303Aにおいて故障検知用CNT315Aが接続された部分と、転送ゲート304Aとの間に、P型の半導体領域502が設けられている。
図6(a)は、図5において、C-Dとして示した線が通過する位置における画素の断面図である。図6(b)は、図5において、A-Bとして示した線が通過する位置における画素の断面図である。
まず、図6(a)に示した、画像取得用の画素106(C-Dの線に対応する断面)について説明する。電荷を蓄積する半導体領域203Aは、P型の半導体領域402の下部に形成されている。これにより、半導体領域402は、半導体領域203の表面を保護する表面保護層として機能する。半導体領域402は、半導体基板の主面350と、半導体領域203Aとの間に形成されている。
次に図6(b)に示した、故障検知用の画素111(A-Bの線に対応する断面)について説明する。電荷を蓄積する半導体領域303Aの一部の領域に、故障検知用CNT315Aが接続されている。この故障検知用CNT315Aの下部には、半導体領域502は形成されていない。また、半導体領域303Aにおいて故障検知用CNT315Aが接続された部分と、転送ゲート304Aとの間には、半導体領域502が設けられている。また、半導体領域502と半導体領域303Aが平面視において重なる部分については、半導体領域502の下部に半導体領域303Aが設けられている。半導体領域502は、半導体基板の主面350と、半導体領域303Aとの間に形成されている。
<半導体領域502による効果>
半導体領域303Aの導電型がN型であるとすると、半導体領域502の導電型はP型である。このため、半導体領域502は半導体領域303Aに比べて低い電位となっている。つまり、半導体領域502の電位は、転送ゲート304Aのオフ時の電位と、半導体領域303Aの電位との間の電位となっている。半導体領域502が形成されていない場合には、転送ゲート304Aには、転送ゲート304と半導体領域303Aとの間の電位差に対応する電界が印加されている。一方、本実施例では半導体領域502を備えることにより、転送ゲート304には、転送ゲート304と半導体領域502との間の電位差に対応する電界に緩和される。これにより、故障検知用の画素111の転送トランジスタM2の故障を生じにくくさせることができる。つまり、本実施例の画素構成は、画素111の故障を生じにくくすることができる。また、本実施例の撮像装置は、製造不良を生じにくくさせることができる。これにより、本実施例の撮像装置は、撮像装置の製造の歩留りを向上させることができる効果も得られる。
(実施例2)
本実施例の撮像装置について、実施例1と異なる点を中心に説明する。
本実施例の撮像装置は、半導体領域303Aの内部に設けられ、半導体領域303Aと同じ導電型であって、半導体領域303Aよりも不純物濃度が高い半導体領域に故障検知用CNT315Aが接続されている。
図7は、本実施例の故障検知用の画素501の光電変換部と転送トランジスタの上面図である。図3で示した部材と同じ機能を有する部材には、図3で付された符号と同じ符号が図5においても付されている。
平面視において、半導体領域303Aが半導体領域502と重ならない部分に、半導体領域503が形成されている。半導体領域503は、半導体領域303Aと同じ導電型であって、半導体領域303Aよりも不純物濃度が高い領域である。平面視において、半導体領域503と、半導体領域502との間には間隙が設けられている。
図8は、図7に示したA-Bの線の断面図である。
半導体領域503は、半導体領域303Aの内部に形成されている。半導体領域503の底部は、半導体領域502よりも深い位置にある。
本実施例の撮像装置は、半導体領域503を備えることにより、故障検知用CNT315Aと半導体領域303Aとの間の電気抵抗を低減することができる。これにより、故障検知における検出精度を向上させることができる。
図9は、本実施例の撮像装置の製造方法を示している。図9のA、Bは図7のA、Bと対応している。また、図9のC、Dは、図5のC、Dと対応している。図9(e)は、本実施例の撮像装置の構成を示している。P型の半導体領域900が、図1に示した第1領域10、第2領域11に渡って形成されている。また、P型の半導体領域900よりも高い不純物濃度を有するP型の半導体領域902が形成されている。半導体領域902には、コンタクト903が接続されている。半導体領域900には、半導体領域902を介してコンタクト903から電位が与えられる。
図9(a)では、素子分離部901が形成されている。素子分離部901は、STI(Sharrow Trench Isolation)法、LOCOS(LOCal Oxidation of Silicon)法などを用いて形成することができる。また、半導体領域303Aは、イオン注入によって形成される。また、転送ゲート304AはPVD法によって形成される。
図9(b)は、半導体領域205A、半導体領域305A、半導体領域503を形成する工程を示している。半導体領域205A、半導体領域305A、半導体領域503が形成される領域以外の領域は、レジストによってマスクされている。このマスクが為された状態において、ヒ素等のN型半導体領域を形成するためのドーパントを、半導体領域205A、半導体領域305A、半導体領域503となる領域にイオン注入する。これにより、N型の半導体領域205A、305A、503が形成される。つまり、半導体領域503を形成する工程は、半導体領域205A、305Aを形成する工程と並行して行われる。これにより、半導体領域503を形成するための工程を別途設ける必要が無い。よって、半導体露光装置のフォトマスクあるいはレチクルの枚数の削減によるコスト低減と、工程数の削減によるスループット向上の効果が得られる。
図9(c)は、半導体領域402、半導体領域502を形成する工程を示している。半導体領域203Aの上部にはレジストによるマスクが形成されていない一方、半導体領域303Aの一部の上部には、レジストによるマスクが形成されている。さらに言えば、半導体領域503は、レジストによってマスクされている。このレジストによるマスクが為された状態で、ホウ素等のP型半導体領域を形成するためのドーパントを、半導体領域402、502が形成される領域にイオン注入する。このイオン注入は、半導体基板の法線に対して、イオン注入の方向が角度を為す、いわゆる斜めイオン注入によって行われる。斜めイオン注入により、半導体基板において転送ゲート304Aの射影部となる部分ができる。これにより、射影部へのイオン注入は抑制される。このようにして、領域イオン注入の角度によって生じる転送ゲート304Aの射影部と、レジストによるマスクとによって規定される領域に、半導体領域402、502が形成される。
図9(d)は、半導体領域902を形成する工程を示している。半導体領域902となる領域の上部以外の領域にはレジストによるマスクが形成されている。このマスクが為された状態で、ホウ素等のP型半導体領域を形成するためのドーパントを、半導体領域902が形成される領域に注入する。これにより、P型の半導体領域902が形成される。
その後、層間絶縁膜を半導体基板の上部に形成する。そして、FD接続CNT209A、309A、315A、903が形成される領域をエッチングすることによって開口を形成する。この開口に、タングステン等の金属材料を注入することにより、FD接続CNT209A、309A、315A、903が形成される。つまり、故障検知用CNT315Aを形成する工程は、FD接続CNT209A、309A、903を形成する工程と並行して行われる。これにより、故障検知用CNT315Aを形成するための工程を別途設ける必要が無い。よって、半導体露光装置のフォトマスクあるいはレチクルの枚数の削減によるコスト低減と、工程数の削減によるスループット向上の効果が得られる。
このようにして、本実施例の撮像装置の故障検知用の画素110、111と、画像取得用の画素105,106を形成することができる。
(実施例3)
本実施例の撮像装置について、実施例1と異なる点を中心に説明する。
本実施例の撮像装置は、故障検知用の画素の光電変換部が設けられた活性領域の幅を、画像取得用の画素の光電変換部が設けられた活性領域の幅よりも小さくする。
図10(A)は、本実施例の故障検知用の画素501の光電変換部PD、転送トランジスタM2と、増幅トランジスタおよび選択トランジスタが設けられた活性領域610を示した上面図である。
光電変換部PDは、活性領域507に形成されている。図10(A)では、故障検知用の画素501の光電変換部PDの活性領域507の幅を、Xとして図示している。この幅Xとは、図4で示した、垂直出力線108が延在する方向に対して交差する方向における、活性領域507の長さである。
一方、図10(B)は、本実施例の画像取得用の画素401の光電変換部PD、転送トランジスタM2と、増幅トランジスタおよび選択トランジスタが設けられた活性領域610を示した上面図である。
光電変換部PDは、活性領域507に形成されている。図10(B)では、画像取得用の画素401の光電変換部PDの活性領域507の幅を、Yとして図示している。この幅Yとは、図4で示した垂直出力線108が延在する方向に対して交差する方向における、活性領域507の長さである。
図10(A)では、一の画素セル300の半導体領域303Aから、別の画素セル300のトランジスタが形成された活性領域610までの距離をD1として示している。また、図10(B)では、一の画素セル200の半導体領域203Aから、別の画素セル200のトランジスタが形成された活性領域610までの距離をD2として示している。本実施例では幅Xを、幅Yよりも小さくしている。これにより距離D1を、距離D2よりも大きくすることができる。これにより、一の画素セル200の半導体領域303Aと、別の画素セル200の活性領域610との間に生じる電界を緩和することができる。これにより、活性領域610に形成されるトランジスタあるいは光電変換部PDの故障を生じにくくさせることができる。
(実施例4)
本実施例の撮像装置について、実施例2と異なる点を中心に説明する。
図11を用いて説明する、図7に示した部材と同じ機能を有する部材には、図7で付した符号と同じ符号が、図11においても付されている。
図11は故障検知用の画素セル300の上面図である。
図11において、故障検知用の画素セル300の画素501と隣接して、増幅トランジスタM3、選択トランジスタM4が形成される活性領域610が配置されている。N型の半導体領域503は、N型の半導体領域303Aよりも不純物濃度の高い領域である。光電変換部PDの活性領域507の端部より距離Z分、内側に形成されている。この距離Zとは、図4に示した垂直出力線108が延在する方向に対して交差する方向における、光電変換部PDの活性領域507の端部から、半導体領域503の端部までの距離である。
本実施例の撮像装置は、距離Zを設けることにより、光電変換部PDと、活性領域610との間で生じる電界を緩和することができる。これにより、活性領域610に形成されるトランジスタあるいは光電変換部PDの故障を生じにくくさせることができる。
(実施例5)
図12は、本実施例による撮像システム500の構成を示すブロック図である。本実施例の撮像システム500は、上述の各実施例で述べた撮像装置のいずれかの構成を適用した撮像装置200を含む。撮像システム500の具体例としては、デジタルスチルカメラ、デジタルカムコーダー、監視カメラ等が挙げられる。図12に、上述の各実施例のいずれかの撮像装置を撮像装置200として適用したデジタルスチルカメラの構成例を示す。
図12に例示した撮像システム500は、撮像装置200、被写体の光学像を撮像装置200に結像させるレンズ5020、レンズ5020を通過する光量を可変にするための絞り504、レンズ5020の保護のためのバリア506を有する。レンズ5020及び絞り504は、撮像装置200に光を集光する光学系である。
撮像システム500は、また、撮像装置200から出力される出力信号の処理を行う信号処理部5080を有する。信号処理部5080は、必要に応じて入力信号に対して各種の補正、圧縮を行って出力する信号処理の動作を行う。信号処理部5080は、撮像装置200より出力される出力信号に対してAD変換処理を実施する機能を備えていてもよい。この場合、撮像装置200の内部には、必ずしもAD変換回路を有する必要はない。
撮像システム500は、更に、画像データを一時的に記憶するためのバッファメモリ部510、外部コンピュータ等と通信するための外部インターフェース部(外部I/F部)512を有する。更に撮像システム500は、撮像データの記録又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体514、記録媒体514に記録又は読み出しを行うための記録媒体制御インターフェース部(記録媒体制御I/F部)516を有する。なお、記録媒体514は、撮像システム500に内蔵されていてもよく、着脱可能であってもよい。
更に撮像システム500は、各種演算を行うとともにデジタルスチルカメラ全体を制御する全体制御・演算部518、撮像装置200と信号処理部5080に各種タイミング信号を出力するタイミング発生部520を有する。ここで、タイミング信号などは外部から入力されてもよく、撮像システム500は、少なくとも撮像装置200と、撮像装置200から出力された出力信号を処理する信号処理部5080とを有すればよい。全体制御・演算部518及びタイミング発生部520は、撮像装置200の制御機能の一部又は全部を実施するように構成してもよい。
撮像装置200は、画像用信号を信号処理部5080に出力する。信号処理部5080は、撮像装置200から出力される画像用信号に対して所定の信号処理を実施し、画像データを出力する。また、信号処理部5080は、画像用信号を用いて、画像を生成する。
上述した各実施例の撮像装置による撮像装置を用いて撮像システムを構成することにより、より良質の画像が取得可能な撮像システムを実現することができる。
(実施例6)
本実施例の撮像システム及び移動体について、図13及び図14を用いて説明する。
図13は、本実施例による撮像システム及び移動体の構成例を示す概略図である。図14は、本実施例による撮像システムの動作を示すフロー図である。
本実施例では、車載カメラに関する撮像システムの一例を示す。図13は、車両システムとこれに搭載される撮像システムの一例を示したものである。撮像システム701は、撮像装置702、画像前処理部715、集積回路703、光学系714を含む。光学系714は、撮像装置702に被写体の光学像を結像する。撮像装置702は、光学系714により結像された被写体の光学像を電気信号に変換する。撮像装置702は、実施例1乃至実施例4のいずれかの撮像装置である。画像前処理部715は、撮像装置702から出力された信号に対して所定の信号処理を行う。画像前処理部715の機能は、撮像装置702内に組み込まれていてもよい。撮像システム701には、光学系714、撮像装置702及び画像前処理部715が、少なくとも2組設けられており、各組の画像前処理部715からの出力が集積回路703に入力されるようになっている。
集積回路703は、撮像システム用途向けの集積回路であり、メモリ705を含む画像処理部704、光学測距部706、視差演算部707、物体認知部708、異常検出部709を含む。画像処理部704は、画像前処理部715の出力信号に対して、現像処理や欠陥補正等の画像処理を行う。メモリ705は、撮像画像の一次記憶、撮像画素の欠陥位置を格納する。光学測距部706は、被写体の合焦や、測距を行う。視差演算部707は、複数の撮像装置702により取得された複数の画像データから視差(視差画像の位相差)の算出を行う。物体認知部708は、車、道、標識、人等の被写体の認知を行う。異常検出部709は、撮像装置702の異常を検知すると、主制御部713に異常を発報する。
集積回路703は、専用に設計されたハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアモジュールによって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。また、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって実現されてもよいし、これらの組合せによって実現されてもよい。
主制御部713は、撮像システム701、車両センサ710、制御ユニット720等の動作を統括・制御する。なお、主制御部713を持たず、撮像システム701、車両センサ710、制御ユニット720が個別に通信インターフェースを有して、それぞれが通信ネットワークを介して制御信号の送受を行う(例えばCAN規格)方法も取りうる。
集積回路703は、主制御部713からの制御信号を受け或いは自身の制御部によって、撮像装置702へ制御信号や設定値を送信する機能を有する。例えば、集積回路703は、撮像装置702内の電圧スイッチ13をパルス駆動させるための設定や、フレーム毎に電圧スイッチ13を切り替える設定等を送信する。
撮像システム701は、車両センサ710に接続されており、車速、ヨーレート、舵角などの自車両走行状態及び自車外環境や他車・障害物の状態を検知することができる。車両センサ710は、視差画像から対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段でもある。また、撮像システム701は、自動操舵、自動巡行、衝突防止機能等の種々の運転支援を行う運転支援制御部711に接続されている。特に、衝突判定機能に関しては、撮像システム701や車両センサ710の検知結果を基に他車・障害物との衝突推定・衝突有無を判定する。これにより、衝突が推定される場合の回避制御、衝突時の安全装置起動を行う。
また、撮像システム701は、衝突判定部での判定結果に基づいて、ドライバーに警報を発する警報装置712にも接続されている。例えば、衝突判定部の判定結果として衝突可能性が高い場合、主制御部713は、ブレーキをかける、アクセルを戻す、エンジン出力を抑制するなどして、衝突を回避、被害を軽減する車両制御を行う。警報装置712は、音等の警報を鳴らす、カーナビゲーションシステムやメーターパネルなどの表示部画面に警報情報を表示する、シートベルトやステアリングに振動を与えるなどしてユーザに警告を行う。
本実施例では、車両の周囲、例えば前方又は後方を撮像システム701で撮影する。図13(b)に、車両前方を撮像システム701で撮像する場合の撮像システム701の配置例を示す。
2つの撮像装置702は、車両700の前方に配置される。具体的には、車両700の進退方位又は外形(例えば車幅)に対する中心線を対称軸に見立て、その対称軸に対して2つの撮像装置702が線対称に配置されると、車両700と被写対象物との間の距離情報の取得や衝突可能性の判定を行う上で好ましい。また、撮像装置702は、運転者が運転席から車両700の外の状況を視認する際に運転者の視野を妨げない配置が好ましい。警報装置712は、運転者の視野に入りやすい配置が好ましい。
次に、撮像システム701における撮像装置702の故障検知動作について、図14を用いて説明する。撮像装置702の故障検知動作は、図14に示すステップS810~S880に従って実施される。
ステップS810は、撮像装置702のスタートアップ時の設定を行うステップである。すなわち、撮像システム701の外部(例えば主制御部713)又は撮像システム701の内部から、撮像装置702の動作のための設定を送信し、撮像装置702の撮像動作及び故障検出動作を開始する。撮像装置702の動作のための設定には、電圧スイッチ13の制御のための設定が含まれる。
次いで、ステップS820において、走査行に属する画像取得用画素領域である第1領域10の画素105,106からの信号を取得する。また、ステップS830において、走査行に属する第2領域11の画素110,111からの出力値を取得する。なお、ステップS820とステップS830とは逆でもよい。
次いで、ステップS840において、画素110,111への固定電圧端子V0,V1の接続設定に基づく画素110,111の出力期待値と、実際の画素110,111からの出力値との該非判定を行う。
ステップS840における該非判定の結果、出力期待値と実際の出力値とが一致している場合は、ステップS850に移行し、第1領域10における撮像動作が正常に行われていると判定し、処理ステップがステップS860へと移行する。ステップS860では、走査行の画素信号をメモリ705に送信して一次保存する。そののち、ステップS820に戻り、故障検知動作を継続する。
一方、ステップS840における該非判定の結果、出力期待値と実際の出力値とが一致していない場合は、処理ステップはステップS870に移行する。ステップS870において、第1領域10における撮像動作に異常があると判定し、主制御部713、又は警報装置712に警報を発報する。警報装置712は、表示部に異常が検知されたことを表示させる。その後、ステップS880において撮像装置702を停止し、撮像システム701の動作を終了する。
なお、本実施例では、1行毎にフローチャートをループさせる例を例示したが、複数行毎にフローチャートをループさせてもよいし、1フレーム毎に故障検出動作を行ってもよい。
また、本実施例では、他の車両と衝突しない制御を説明したが、他の車両に追従して自動運転する制御や、車線からはみ出さないように自動運転する制御などにも適用可能である。さらに、撮像システム701は、自車両等の車両に限らず、例えば、船舶、航空機或いは産業用ロボットなどの移動体(移動装置)に適用することができる。加えて、移動体に限らず、高度道路交通システム(ITS)等、広く物体認識を利用する機器に適用することができる。
[変形実施例]
本発明は、上記実施例に限らず種々の変形が可能である。
例えば、いずれかの実施例の一部の構成を他の実施例に追加した例や、他の実施例の一部の構成と置換した例も、本発明の実施例である。
また、上記実施例では、画素105,106,110,111のトランジスタをN型トランジスタにより構成する場合を想定して説明を行ったが、画素105,106,110,111のトランジスタをP型トランジスタにより構成するようにしてもよい。この場合、上記説明における各駆動信号の信号レベルは逆になる。
また、これまで説明してきた画素の回路構成は、図2に示したものに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。例えば、画素105,106,110,111は、1つのマイクロレンズに対し、2つの光電変換部が配されたデュアルピクセル構造であってもよい。
[変形実施例]
上述の実施例は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらの例示によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならない。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な態様で実施することができる。また、これまで述べた各実施例を種々組み合わせて実施することができる。
10 第1領域(画像取得用画素領域)
11 第2領域(故障検出用画素領域)
203A、303A 第1導電型の半導体領域(光電変換部PDの一部)
204A、304A 転送ゲート
205A、305A 第1導電型の半導体領域(転送トランジスタの一部)
402、502 第2導電型の半導体領域
503 第1導電型の半導体領域(半導体領域303Aよりも高い不純物濃度を備える)
315A コンタクト

Claims (26)

  1. 半導体基板に形成された複数の画素を有する撮像装置であって、
    前記複数の画素の各々は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1導電型の浮遊拡散領域と、前記第1半導体領域と前記浮遊拡散領域との間に位置するとともに前記半導体基板の主面の上に設けられた転送ゲートとを有し、
    前記複数の画素のうちの一部の画素において、前記第1半導体領域の一部の領域が、コンタクトから電位が供給され、
    前記第1半導体領域と前記主面との間であって、平面視における前記一部の領域と前記転送ゲートとの間の領域に形成された第2導電型の第2半導体領域がさらに設けられ、前記第1半導体領域の別の一部の領域と前記第2半導体領域が平面視で重なる部分を有し、
    第1辺および前記第1辺と交差する方向に延在する第2辺を備える活性領域に前記第1半導体領域および前記第2半導体領域が配されており、
    平面視において、前記第1辺と前記転送ゲートとの間の領域と、前記第2辺と前記転送ゲートとの間の領域のそれぞれにおいて、前記第2半導体領域が配されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記複数の画素は、前記第1半導体領域に光が入射する画像取得用の画素を含み、
    前記画像取得用の画素は、前記転送ゲートと前記第1半導体領域との間の領域に形成された、前記第2導電型の第5半導体領域を有し、前記第半導体領域は前記第1半導体領域と平面視において重なる部分を備え、
    前記画像取得用の画素の前記部分よりも前記一部の画素の前記部分の方が、平面視における面積が小さいことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記第1半導体領域と前記主面との間に形成された、前記第1導電型であって前記第1半導体領域よりも不純物濃度が高い第3半導体領域に、前記コンタクトから電位が供給されることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 平面視における第1方向における前記第3半導体領域の幅が、前記活性領域の幅よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 平面視における第1方向における前記第3半導体領域の幅が、前記第1方向における前記第2半導体領域の幅よりも小さいことを特徴とする請求項3または4に記載の撮像装置。
  6. 前記複数の画素は、複数行および複数列に渡って配され、
    前記第1方向とは交差する第2方向に、前記複数の画素のうちの同じ列に配された画素から信号が出力される信号線が延在することを特徴とする請求項4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記第1辺は前記第1方向に沿う辺であり、前記第2辺は前記第2方向に沿う辺であることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記活性領域は、平面視において前記第2辺と対向する第3辺を備え、平面視において前記第3辺と前記転送ゲートの間に前記第2半導体領域が配されていることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記撮像装置は、前記コンタクトと接続される配線をさらに備え、
    前記配線は、前記一部の画素の各々の前記第1半導体領域の上部を通過することを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記配線は、前記一部の画素の各々の前記転送ゲートの上部を通過することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 半導体基板に形成された複数の画素を有する撮像装置であって、
    前記複数の画素の各々は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1導電型の浮遊拡散領域と、前記第1半導体領域と前記浮遊拡散領域との間に位置するとともに前記半導体基板の主面の上に設けられた転送ゲートとを有し、
    前記複数の画素のうちの一部の画素において、前記第1半導体領域の一部の領域が、コンタクトから電位が供給され、
    前記第1半導体領域と前記主面との間であって、平面視における前記一部の領域と前記転送ゲートとの間の領域に形成された第2導電型の第2半導体領域がさらに設けられ
    前記撮像装置は、前記コンタクトと接続される配線をさらに備え、
    前記配線は、前記一部の画素の各々の前記第1半導体領域の上部を通過し、
    前記配線は、前記一部の画素の各々の前記転送ゲートの上部を通過することを特徴とする撮像装置。
  12. 半導体基板に形成された複数の画素を有する撮像装置であって、
    前記複数の画素の各々は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1導電型の浮遊拡散領域と、前記第1半導体領域と前記浮遊拡散領域との間に位置するとともに前記半導体基板の主面の上に設けられた転送ゲートとを有し、
    前記複数の画素のうちの一部の画素において、前記第1半導体領域の一部の領域が、コンタクトから電位が供給され、
    前記第1半導体領域と前記主面との間であって、平面視における前記一部の領域と前記転送ゲートとの間の領域に形成された第2導電型の第2半導体領域がさらに設けられており、
    前記撮像装置は複数の配線を有し、
    前記一部の画素のうちの第1画素の前記コンタクトは、前記複数の配線のうちの第1配線から電位が与えられ、
    前記一部の画素のうちの第2画素の前記コンタクトは、前記複数の配線のうちの第2配線から電位が供給され、
    前記第1配線の電位の値と前記第2配線の電位の値が異なることを特徴とする撮像装置。
  13. 前記撮像装置は複数の配線を有し、
    前記一部の画素のうちの第1画素の前記コンタクトは、前記複数の配線のうちの第1配線から電位が与えられ、
    前記一部の画素のうちの第2画素の前記コンタクトは、前記複数の配線のうちの第2配線から電位が供給され、
    前記第1配線の電位の値と前記第2配線の電位の値が異なることを特徴とする請求項1~12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記複数の配線と、前記コンタクトとの間の高さに配された複数の接続配線を、前記一部の画素の各々がさらに有し、
    平面視において前記第1画素の前記接続配線は、前記第1配線および前記第2配線と重なっており、
    平面視において前記第2画素の前記接続配線は、前記第1配線および前記第2配線と重なっていることを特徴とする請求項12または13に記載の撮像装置。
  15. 前記第1画素の前記接続配線は、前記第2配線には接続されずに前記第1配線に接続され、
    前記第2画素の前記接続配線は、前記第1配線には接続されずに前記第2配線に接続されることを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 平面視において前記第1画素の前記接続配線は、前記第1配線、前記第2配線、前記第1画素の前記コンタクトと重なっており、
    平面視において前記第2画素の前記接続配線は、前記第1配線、前記第2配線、前記第2画素の前記コンタクトと重なっていることを特徴とする請求項14または15に記載の撮像装置。
  17. 前記接続配線が、前記第1配線および前記第2配線が延在する方向と交差する方向に延在していることを特徴とする請求項14~16のいずれか1項に記載の撮像装置。
  18. 前記複数の画素の各々は、前記浮遊拡散領域の電位に対応する信号を出力する増幅トランジスタを有し、
    前記撮像装置は、信号線をさらに有し、
    前記第1画素の前記増幅トランジスタは、前記第1配線の電位に基づく信号を前記信号線に出力することを特徴とする請求項15~17のいずれか1項に記載の撮像装置。
  19. 前記第2画素の前記増幅トランジスタは、前記第2配線の電位に基づく信号を前記信号線に出力することを特徴とする請求項18に記載の撮像装置。
  20. 前記一部の画素の前記第1半導体領域は遮光されており、
    他の一部の画素の前記第1半導体領域は、入射光に対応する電荷を蓄積することを特徴とする請求項1~19のいずれか1項に記載の撮像装置。
  21. 請求項1~20のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記一部の画素が出力する信号を用いて、前記撮像装置の故障の有無を検知する異常検出部とを有することを特徴とする撮像システム。
  22. 請求項1~20のいずれか1項に記載の撮像装置と、
    前記撮像装置からの信号に基づく視差画像から、対象物までの距離情報を取得する距離情報取得手段と、を有する移動体であって、
    前記距離情報に基づいて前記移動体を制御する制御手段をさらに有することを特徴とする移動体。
  23. 半導体基板に形成された複数の画素を有する撮像装置の製造方法であって、
    前記複数の画素の各々は、第1辺および前記第1辺と交差する方向に延在する第2辺を備える活性領域に配された第1導電型の第1半導体領域と、前記第1導電型の浮遊拡散領域と、前記第1半導体領域と前記浮遊拡散領域との間に位置するとともに、前記半導体基板の主面の上に設けられた転送ゲートとを有し、
    前記製造方法は、
    前記複数の画素のうちの一部の画素の前記第1半導体領域の一部の領域に電位を供給するコンタクトを形成する第1工程と、
    前記第1半導体領域と前記主面との間であって、平面視における前記一部の領域と前記転送ゲートとの間の領域であって、前記第1半導体領域と重なる部分に、第2導電型の第2半導体領域を形成する第2工程と、を有し、
    平面視において、前記第1辺と前記転送ゲートとの間の領域と、前記第2辺と前記転送ゲートとの間の領域のそれぞれにおいて、前記第2半導体領域が形成されることを特徴とする撮像装置の製造方法。
  24. 前記第1工程の前に、前記一部の領域にイオン注入することによって、前記第1半導体領域の他の領域よりも不純物濃度が高い前記第1導電型の半導体領域を形成する第3工程と、
    前記第1半導体領域に対し、前記転送ゲートを挟むように位置する領域にイオン注入することによって前記第1導電型の第4半導体領域を形成する第4工程とを備え、
    前記第3工程と前記第4工程とが並行して行われることを特徴とする請求項23に記載の撮像装置の製造方法。
  25. 半導体基板に形成された複数の画素を有する撮像装置の製造方法であって、
    前記複数の画素の各々は、第1導電型の第1半導体領域と、前記第1導電型の浮遊拡散領域と、前記第1半導体領域と前記浮遊拡散領域との間に位置するとともに、前記半導体基板の主面の上に設けられた転送ゲートとを有し、
    前記製造方法は、
    前記複数の画素のうちの一部の画素の前記第1半導体領域の一部の領域に電位を供給するコンタクトを形成する第1工程と、
    前記第1半導体領域と前記主面との間であって、平面視における前記一部の領域と前記転送ゲートとの間の領域に、第2導電型の第2半導体領域を形成する第2工程と、を有し、
    前記第1工程の前に、前記一部の領域にイオン注入することによって、前記第1半導体領域の他の領域よりも不純物濃度が高い前記第1導電型の半導体領域を形成する第3工程と、
    前記第1半導体領域に対し、前記転送ゲートを挟むように位置する領域にイオン注入することによって前記第1導電型の第4半導体領域を形成する第4工程とを備え、
    前記第3工程と前記第4工程とが並行して行われることを特徴とする撮像装置の製造方法。
  26. 前記第4半導体領域にコンタクトを形成する第5工程を備え、
    前記第1工程と前記第5工程が並行して行われることを特徴とする請求項24または25に記載の撮像装置の製造方法。
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