JP7170326B2 - 装着制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、スタッドボルトなどの軸体を一つずつ装着する装着制御装置に関するものである。
検査などの処理のために、ネジなどの軸体を一つずつ検査機に適切に送り込むための装着制御装置が用いられている。たとえば、特許文献1では、図10に示すように、頭部のあるネジを、その頭部によって垂直に保持し、円盤の外周に設けた凹部に装着する構成が開示されている。図10(平面図)において、間隔を置いて配置されたガイド2、4が設けられている。ガイド2とガイド4の間隔は、ネジ10の頭よりも小さく、本体部分より大きく形成されている。したがって、ガイド2とガイド4によってネジ10の頭部が支持される。また、ガイド2、4は、ネジ10が矢印12の方向に移動するように傾斜して設けられている。
ガイド2、4の先端には、検査のための回転円盤6が設けられている。この回転円盤6の外周面には、所定間隔にて凹部8が設けられているので、ガイド2、4から送出されたネジ10は、凹部8によって頭部が支持されて、回転円盤6に装着される。
かかる構成により、パーツフィーダからのネジを一つずつ適切に円盤の外周に保持することができ、カメラなどによって検査を行うことができる。
特許6291541
しかしながら、上記のような従来の装着制御装置においては、頭部によって支持するようにしているので、頭部が本体よりも大きな径になったものでないと扱えないという問題があった。
たとえば、全長に渡ってほぼ同一の径を有する頭部のないスタッドボルトなどは扱えなかった。
この発明は上記のような問題点を解決して、頭部のない軸体であっても適切に装着することのできる装着制御装置を提供することを目的とする。
この発明の独立して適用可能ないくつかの特徴を以下に列挙する。
(1)この発明に係る装着制御装置は、パーツフィーダから送り出された軸体を、装着部に装着するための装着制御装置であって、パーツフィーダから送り出された軸体を、長手方向に移動させて装着部に送り出すためのガイドと、ガイド先端部において、ガイド上を移動する軸体をガイド底面との間で挟み込むよう設けられた送出ローラと、送出ローラの先端側に軸体が存在するか否かを検出するリリース検出センサと、装着部に送り出された軸体が装着されるタイミングに基づいて送出信号を生成する送出信号生成手段と、前記送出信号を受けると、前記送出ローラを送出方向に回転させて軸体を送出するとともに次の軸体を前記送出ローラにて保持し、リリース検出センサによって軸体が検出されなくなると、前記送出ローラの回転を停止して次の軸体を保持するよう制御する送出制御部とを備えている。
したがって、軸体の装着が確認されてから、送出ローラが回転して次の軸体を送出するようにしているので、軸体を確実に装着することができる。
(2)この発明に係る装着制御装置は、ガイドが、可撓性のチューブであることを特徴としている。
したがって、軸体を確実にしかも適切に方向を変えて導くことができる。
(3)この発明に係る装着制御装置は、ガイドの先端部が、送出ローラによって軸体を保持するために上部が開放されており、当該先端部は取り替え可能に構成されていることを特徴としている。
したがって、様々なサイズの軸体に対応することができる。
(4)この発明に係る装着制御装置は、送出ローラが、外周部が弾力性を有するように構成されていることを特徴としている。
したがって、送出ローラによって軸体を押圧して保持することができる。
(5)この発明に係る装着制御装置は、送出ローラが、ステッピングモータによって回転されることを特徴としている。
したがって、送出ローラの回転制御が迅速である。
(6)この発明に係る装着制御装置は、ガイド先端部から送出された軸体を、前記装着位置に導くための装着ガイドを備えたことを特徴としている。
したがって、軸体を確実に装着位置に装着することができる。
(7)この発明に係る装着制御装置は、装着ガイドが、軸体とほぼ並行に配置された丸棒によって飛び出しを防止するようにしたことを特徴としている。
したがって、軸体の飛び出しを規制しつつ、軸体に対する摩擦によって軸体を不適切な姿勢に留まらせることを防止することができる。
(8)この発明に係る装着制御装置は、装着ガイドが、上部において軸体の長さ方向に受入口が設けられ、下部において装着のための装着部が設けられており、前記装着部の長さは、前記受入口の長さよりも小さいことを特徴としている。
したがって、軸体を装着ガイドの受入口に導入しやすく、装着部において適切に軸体を装着することができる。
(9)この発明に係る装着制御プログラムは、コンピュータによって、パーツフィーダから送り出された軸体を装着部に装着するための装着制御装置を実現するための装着制御プログラムであって、コンピュータに、パーツフィーダから送り出された軸体を、長手方向に移動させて装着部に送り出すためのガイドの先端部において、ガイド上を移動する軸体をガイド底面との間で挟み込むよう設けられた送出ローラの先端側に軸体が存在するか否かを検出するリリース検出センサからの出力を取得し、装着部に送り出された軸体が装着されるタイミングに基づいて送出信号を生成し、前記送出信号に基づいて、送出ローラを送出方向に回転させて軸体を送出するとともに次の軸体を前記送出ローラにて保持し、リリース検出センサによって送出ローラの先端側において軸体が検出されなくなると、前記送出ローラの回転を停止して次の軸体を保持するよう制御させる。
したがって、軸体の装着が確認されてから、送出ローラが回転して次の軸体を送出するようにしているので、軸体を確実に装着することができる。
「送出信号生成手段」は、実施形態においては、ステップS5、S6がこれに対応する。
「送出制御手段」は、実施形態においては、ステップS1~S4がこれに対応する。
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
この発明に係る装着制御装置の外観である。 軸体であるスタッドボルトの例である。 図3Aは可撓性チューブ24の先端に設けられた台座26を示す図である。図3Bはその断面図である。 台座26近傍の断面図である。 台座26近傍の断面図である。 台座26近傍の断面図である。 図5Aは装着ガイド44の正面図、図5Bは側断面図である。 台座26より送出されたスタッドボルト40が所定の位置40zに到達するまでを説明するための図である。 回転体50の凹部52の詳細を示す図である。 図6は、制御部をコンピュータによって実現した場合のハードウエア構成である。 装着検出センサ72を示すための図である。 移動ガイド93を示す図である。 方向板96を示す図である。 制御プログラムのフローチャートである。 従来の装着装置を示す図である。
1.全体構成
図1に、この発明の一実施形態による装着制御装置を用いた軸体検査装置を示す。パーツフィーダ20には、軸体であるスタッドボルトが収納されている。
図2Aに、スタッドボルトの例を示す。このスタッドボルトは全長に渡ってほぼ同一の径でネジが切ってあり、頭部を有していない。
図1に戻って、パーツフィーダ20に無造作に収納されたスタッドボルトは、整列させられてパーツフィーダ20の出口22から放出される。
出口22には、ガイドとしての可撓性チューブ24が設けられている。非金属製の可撓性チューブ24の内径は、スタッドボルトが引っかかることなく通過できる程度、スタッドボルトの外形よりも大きく形成されている。また、出口22よりも可撓性チューブ24の先端部が低い位置にくるようにしている。
したがって、可撓性チューブ24内には、パーツフィーダ20から放出されたスタッドボルトが順番に先端側に向かって移動する。可撓性チューブ24の先端部には、台座26が設けられている。
なお、可撓性チューブ24の上端付近には、金属センサ25が設けられている。パールフィーダ20から送り出されたスタッドボルト40が、可撓性チューブ24内に満たされると、金属センサ25がこれを検出する。なお、スタッドボルト40が通過する際にも金属センサ25は反応するが、満たされた場合と異なり、短い時間(所定時間)で検出されなくなる。これにより、可撓性チューブ24内にスタッドボルトが満たされたかどうかを判断する。満たされたと判断すると、制御回路によってパーツフィーダ20からのスタッドボルト40の送出が停止される。
図3Aに、可撓性チューブ24の先端部の台座26の詳細を示す。また、図3Bにその断面図を示す。台座26の根元側一端26aには、可撓性チューブ24を導くための孔28が設けられている。この孔28は、先端側一端26bまで連続している。したがって、可撓性チューブ24から運ばれてきたスタッドボルトは、この孔28を通って先端側一端26bから送出される。
なお、孔28の根元側と先端側との中央部分においては、その上面が開放されている。したがって、この部分では凹部30となっている。
図4Aに示すように、凹部30の部分においては、開放された上部から送出ローラ32の外周部が凹部30内に入り込むように設けられている。送出ローラ32の幅は、凹部30の幅よりも小さく形成されているので、送出ローラ32の回転時に、凹部30が干渉することはない。
送出ローラ32は、中心軸34に固定された金属体36の外周に弾力性のある弾性体(ウレタンなど)38を設けて構成されている。また、送出ローラ32の下端部と凹部30の底面との距離は、スタッドボルト40の外形よりも僅かに小さく形成されている。したがって、図4Aに示すように、送出ローラ32の弾性体38によってスタッドボルト40を凹部30に押圧して保持することができる。
図1に示すように、送出ローラ32は、ステッピングモータ42によって回転させられる。
台座26から送出されたスタッドボルト40は、装着ガイド44によって、回転体50の凹部52に装着される。
装着ガイド44の詳細を、図5に示す。図5Bは断面図であり、図5AはそのVAから見た図である。この実施形態では、回転体50は、3つの円盤50a、50b、50cによって構成されている。これら円盤50a、50b、50cは、図1に示す回転軸54(モータに接続されている)によって回転される。
図5に戻って、台座26の先端部から送出されたスタッドボルト40は、軸方向に放物線を描いて落下し、装着ガイド44上部の受入口55から入り込む(図5Cの40x参照)。さらに、40yに示すように、装着ガイド44の側板56に当接し下方向に落下する。また、紙面後方には、規制板58が設けられているので、これに沿ってスタッドボルト40は落下する。図5Bに示すように、規制板58の下端と、回転体50との間の隙間Lは、スタッドボルト40の直径よりも小さく形成されている。したがって、スタッドボルト40は、装着部57において、破線に示す状態(図5Cの40zに示す状態)にて安定する。なお、図5A、図5Bに示すように、スタッドボルト40が装着ガイド44から飛び出さないように、規制バー54が設けられている。ただし、図5Cでは、見やすいようにこの規制バー54を省略している。
この実施形態では規制バー54を、丸棒によって形成し、複数本を所定間隔(丸棒の直径の1.5倍の中心間隔)あけて配置している。丸棒を用いることにより、スタッドボルト40が飛び出すのを防止しつつ、スタッドボルト40との接触面積を小さくして、スタッドボルト40が水平ではない状態(斜めになった状態)で止まってしまわないようにしている。この実施形態では、規制バー54の直径は、スタッドボルト40の直径と同じか、それより小さくしている。
また、図5Cに示すように、2枚の側板56の上部の受入口55の間隔L1は、下部の装着部57の間隔L2よりも広く形成されている。間隔L1が狭いと、スタッドボルト40がうまく装着ガイド44に入らないためである。スタッドボルト40は斜めになって装着ガイド44に飛び込んでくるので、スタッドボルト40の長さよりも間隔L1を十分大きくする必要がある。この実施形態では、スタッドボルト40の長さの10%~20%程度広くしている。
一方、装着ガイド44の下部においては、スタッドボルト44の位置を決めることが好ましいので、その間隔L2が狭くなるようにしている。このため、側板56の断面はテーパー上に形成されいている。この実施形態では、間隔L2は、スタッドボルト40の長さに対して5%程度広くしている。
なお、この状態で、回転体50が矢印Aの方向に回転すると、図7に示すように、スタッドボルト40は、凹部52(3つの円盤50a、50b、50cともに同じ位置に形成されている)の中に入り込んで装着される。
この実施形態では、上記の送出ローラ32を回転させるステッピングモータ42を制御部によって制御し、適切なタイミングにてスタッドボルト40を装着ガイド44に送出するようにしている。
2.制御部のハードウエア構成と関連機器の構成
図6に、制御部のハードウエア構成を示す。CPU60には、メモリ62、タッチディスプレイ64、照明およびカメラ66、不揮発性メモリ68、リリース検出センサ70、タイミングセンサ72、送出ステッピングモータ74、アクチュエータ76、切換ステッピングモータ76が接続されている。
照明及びカメラ66は、図1に示すように、回転体50の凹部52に装着されたスタッドボルト40を撮像するものである。
リリース検出センサ70は、図1に示すように、送出ローラ32の近傍に設けられた反射型センサである。このリリース検出センサ70は、図4に示す送出ローラ32より先端側の検出位置31にスタッドボルト40があるかどうかを検出する。スタッドボルト40が検出位置31に存在すれば、照射した光の反射光を受光することができるので、これによりスタッドボルト40の有無を検出している。
タイミングセンサ72は、図7A、図7Bに示すように、円盤50aの凹部52を検出可能なように設けられた透過型光センサの発光部72aと受光部72bによって構成されている。タイミングセンサ72は、凹部52の部分において受光部72bが光を検知し、出力を出すようになっている。
タイミングセンサ72によって検出されたタイミングは、装着ガイド44によってスタッドボルト40aが凹部52に装着されるタイミングと同一である。凹部52は、回転体50に等間隔(等角度)にて設けられているので、このようにして装着タイミングを検出することができる。
送出ステッピングモータ42は、送出ローラ32を回転するためのものである。また、良否切換ステッピングモータ76は、図1に示すように、回転体50の下部付近に設けられている。回転体50に装着されたスタッドボルト40は、ガイド90によって凹部から飛び出さないように保持されて、回転体50の下部に送り込まれる。なお、この実施形態では、回転体50のそれぞれの円盤50a、50b、50cに対応するようにガイド90、91を設けるようにしている。少なくとも、両端の円盤50a、50cに対応してガイド90、91を設けるようにすることが好ましい。
この際、図8Aに示すように、移動ガイド93を、アクチュエータ75(図示せず)によって矢印αの方向に移動させ、不良と判断されたスタッドボルト40を不良品通路95に落とすことができる。良品と判断されたスタッドボルト40の場合には、移動ガイド93を図8Aの位置に戻すことで、そのまま通過させることができる。なお、移動ガイド93は、回転体50の幅(円盤50aから50cまでの幅)を被うように構成されている。
不良品通路95に落とされなかったスタッドボルト40は、回転体50の下部まで運ばれる。下部においては、ガイド91が設けられていないので、スタッドボルト40は落下することになる。
この際、図8Bに示すように、切換ステッピングモータ76によって方向板96の傾きを変えることにより、スタッドボルト40を良品通路92、仕掛品通路94に切り換えて導くことができる。図8Bにおいては、方向板96を実線の向きにすれば良品通路92、破線の向きにすれば仕掛品通路94に導くことができる。
良品と判断されたスタッドボルト40は良品通路92に導かれ、未検査のスタッドボルト40や不良品と判断されたにも拘わらず不良品通路95に落とされなかったスタッドボルト40は仕掛品通路94に導かれる。
図6に戻って、ハードディスク68には、オペレーティングシステム78、制御プログラム80が記録されている。制御プログラム80は、オペレーティングシステム78と協働してその機能を発揮するものである。
3.装着制御処理
図9に、制御プログラム80のフローチャートを示す。CPU60は、ステッピングモータ42を、送出方向(図4Aの矢印Fの方向)に連続して(所定角度ずつ)回転させる(ステップS1)。
これにより、図4Aに示すように、可撓性チューブ24から搬送されてきたスタッドボルト40は、送出ローラ32によって、台座26において挟み込まれて保持される。
この時、リリース検出センサ70の検出位置31にはスタッドボルト40が存在しないので、リリース検出センサ70は検出出力を出さない。
送出ローラ32がさらに矢印Fの方向に回転すると、図4Bに示すように、スタッドボルト40は、台座26内を先端方向D(図4Aの矢印Dの方向)に送り出される。この時、可撓性チューブ24から搬送されてきた次のスタッドボルト40Fも送出ローラ32によって保持される。リリース検出センサ70の検出位置31にスタッドボルト40が存在するので、リリース検出センサ70は検出出力を出す。したがって、CPU60は、ステップS2からS3に進む。
さらに、ステッピングモータ42の回転が続くと、図4Cに示すように、検出位置31にスタッドボルト40が存在しなくなるので、リリース検出センサ70は検出出力を出さなくなる。CPU60は、リリース検出センサ70が検出出力を出さなくなると(すなわち、スタッドボルト40が送出ローラ32から放たれると)、ステッピングモータ42を停止させる(ステップS3、S4)。
ステッピングモータ42は、制御に対する反応が早いので、僅かなタイムラグで停止する。したがって、図4Aに示すように、次のスタッドボルト40Fが送出ローラ32に保持された状態にて、停止する。
台座26から送出されたスタッドボルト40は、図5A、図5Bに示すように、装着ガイド44において破線で示す位置に保持される。回転体50は、矢印Aの方向に回転しているので、図5Bにおいて、凹部52がスタッドボルト40の位置にくると、スタッドボルト40は凹部52の中に装着されることになる。
凹部52は、図5Dに示すように、進行方向Aの側においてなだらかに形成され、スタッドボルト40を導入しやすくしている。一方、進行方向Aとは反対側においては、これと比較して急峻に形成されて、一旦装着されたスタッドボルト40が脱落しにくいようになっている。また、凹部52の深さは、スタッドボルト40が装着された際に、スタッドボルト40が回転体50の外周からはみ出ない程度に形成されている。
タイミングセンサ72は、図7A、Bに示すように、装着ガイド44によって凹部52にスタッドボルト40が装着されたタイミングを検出する(ステップS5)。CPU60は、タイミングセンサ72からの検出出力があると、当該タイミングから所定時間の遅延時間Tdを設けて送出信号を生成し(ステップS6)、ステッピングモータ42を送出方向に回転させる(ステップS1)。
この実施形態では、遅延時間Tdを次のようにして算出している。
Td > R - S
ここで、Rは、上記の装着タイミングから、回転体50が回転して装着ガイド44からスタッドボルト40が送り込まれたとしても既に凹部52に装着されているスタッドボルト40に重ねて装着されなくなるまでの時間である。Sは、送出ローラ32によって保持されているスタッドボルト40が送出されてから、装着されるまでに要する時間である。
上記のように遅延時間Tdを設定し送出信号を生成することにより、凹部52に2以上のスタッドボルト40が装着されて不具合を生じることを防止できる。
これにより、図4Aの状態に保持された次のスタッドボルト40Fが、上記と同様にして、装着ガイド44に送出されて、回転体50に装着される。
以上の処理が繰り返されて、次々と、スタッドボルト40が回転体50の凹部52に装着されることになる。
以上のようにして回転体50に装着されたスタッドボルト40は、回転体50に保持された状態で、一本ずつ所定の処理がなされる。たとえば、塗装であったり、寸法測定であったり、検査であったり様々な処理を行うことができる。
以下では、一例として、検査を行う場合について説明する。回転体50に装着されたスタッドボルト40が、照明およびカメラ66の場所(撮像位置)に来ると、制御部によって、照明を点灯させてカメラにてスタッドボルト40の撮像を行う。なお、スタッドボルト40が撮像位置に来たかどうかは、凹部52を光センサなどによって検出することで(凹部52がある位置に透過型の光センサを設けることで実現できる)、そのタイミングを決定することができる。
制御部は、撮像した画像を取り込み、当該画像に基づいて、長さ、ネジピッチなどが所定の範囲内にあるかどうかを判断する。範囲内にあれば良品とし、範囲外であれば不良品とする。
制御部は、前記凹部52を検出する光センサの出力に基づいて、いずれの凹部52に装着されているスタッドボルト40が良品か不良品かを記録する。回転体50が回転して、スタッドボルト40が移動ガイド93の位置にくると、制御部は、当該凹部52に装着されているスタッドボルト40が良品か不良品かを判断する。良品であれば、移動ガイド93を図8Aに示す位置に保持し、通過させる。不良品であれば、アクチュエータ75によって、移動ガイド93を図8Aの矢印αの方向に移動させて、スタッドボルト40を不良品通路95に導く。
なお、カメラ66によって検査したスタッドボルト40が、移動ガイド93の位置に来たかどうかは、図7Aのセンサ72によって凹部52の数を計数して判断することができる。
移動ガイド93を通過したスタッドボルト40は、回転体50の下部において、脱落させられ、良品通路92に導かれる。なお、未検査のスタッドボルト40や不良品と判断されたにも拘わらず回転体50の下部まで運ばれてきたスタッドボルト40の場合には、制御部は、切換ステッピングモータ76を動作させて、方向板96を図8Bの破線の位置にする。これにより、スタッドボルト40は、仕掛品通路94に導かれる。
このようにして、回転体50に装着されたスタッドボルト40を検査することができる。
4.その他
(1)上記実施形態においては、スタッドボルト40を装着対象としている。しかし、図2Bに示すようなシャフト(ピン)や図2Cに示すような円筒状のカラー,パイプなどの頭部のない軸体についても適用することができる。また、頭部の設けられた軸体を装着対象とすることもできる。
(2)上記実施形態では、回転体50の凹部52に軸体を装着する場合を例として説明した。しかし、水平に移動するコンベア上の凹部などに装着する場合などにも適用することができる。
(3)上記実施形態では、タイミングセンサ72によって、回転体50の凹部52にスタッドボルト40が装着されたかどうかを検出している、しかし、図7において、凹部52に装着されたスタッドボルト40を検出するようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、タイミングセンサ72によって検出されたタイミングから所定時間後に、ステッピングモーと42を回転させるようにしている。しかし、タイミングセンサ72による検出と同時に、ステッピングモータ42を回転させるようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、装着ガイド44を用いてスタッドボルト40を装着するようにしている。しかし、装着ガイド44を用いなくとも装着できる場合には、これを用いなくともよい。
(6)上記実施形態では、台座26を一種類だけ用意している。しかし、軸体の大きさや形状にあわせて、種々の台座26を用意するようにしてもよい。同様に、装着ガイド44、回転体50(凹部52の大きさ)を軸体の大きさや形状に併せて複数用意するようにしてもよい。また、軸体の長さに合致するように、回転体50を構成する円盤の間隔を変更可能に構成してもよい。
(7)上記実施形態では、回転ローラ32の外周を弾性部材38にて構成することによって、図4Aに示すように軸体を保持できるようにしている。しかし、回転軸34をバネなどによって台座26の方に付勢することで弾力性を設けるようにしてもよい。この場合、回転ローラ32の外周を剛性部材によって形成してもよいし、弾性部材38によって形成してもよい。
(8)上記実施形態では、ステッピングモータ42によって送出ローラ32を回転させている。しかし、通常のモータを用いてもよい。
(9)上記実施形態では、検出センサとして、反射型光電センサを用いている。しかし、透過型光電センサ、磁気センサ、圧力センサ等を用いてもよい。また、カメラによって撮像し、その画像によって軸体の有無を判断することで検出センサとしてもよい。
(10)上記実施形態では、ガイドとして可撓性チューブ24を用いている。しかし、可撓性のない金属製やプラスチック性の部材を用いてもよい。また、チューブではなく、軸体を搬送することのできる形状(U字状など)としてもよい。
(11)上記実施形態では、制御部をCPUを用いて構成している。しかし、論理回路によって構成するようにしてもよい。

Claims (8)

  1. パーツフィーダから送り出された軸体を、装着部に装着するための装着制御装置であって、
    パーツフィーダから送り出された軸体を連続して保持し、当該軸体を長手方向に移動させて装着部に送り出すための可撓性のチューブによるガイドと
    前記ガイド先端部に設けられた保持体を移動する軸体を当該保持体底面との間で挟み込むよう設けられた 送出ローラと、
    前記保持体の送出方向の先端側 に軸体が存在するか否かを検出するリリース検出センサと、
    装着部に送り出された軸体が装着されるタイミングに基づいて送出信号を生成する送出信号生成手段と、
    前記送出信号を受けると、前記送出ローラを送出方向に回転させて軸体を送出するとともに次の軸体を前記送出ローラにて保持し、リリース検出センサによって軸体が検出されなくなると、前記送出ローラの回転を停止して次の軸体を保持するよう制御する送出制御手段と、
    を備えた装着制御装置。
  2. 請求項1の装着制御装置において、
    前記保持体は、 送出ローラによって軸体を保持するために上部が開放されており、
    当該保持体は 取り替え可能に構成されていることを特徴とする装着制御装置。
  3. 請求項1または2のいずれかの装着制御装置において、
    前記送出ローラは、外周部が弾力性を有するように構成されていることを特徴とする装着制御装置。
  4. 請求項1~3のいずれかの装着制御装置において、
    前記送出ローラは、ステッピングモータによって回転されることを特徴とする装着制御装置。
  5. 請求項1~4のいずれかの装着制御装置において、
    前記保持体 から送出された軸体を、前記装着部に導くための装着ガイドをさらに有することを特徴とする装着制御装置。
  6. 請求項5の装着制御装置において、
    前記装着ガイドは、軸体とほぼ並行に配置された丸棒によって飛び出しを防止するようにしたことを特徴とする装着制御装置。
  7. 請求項6の装着制御装置において、
    前記装着ガイドは、上部において軸体の長さ方向に受入口が設けられ、下部において装着のための装着部が設けられており、
    前記装着部の長さは、前記受入口の長さよりも小さいことを特徴とする装着制御装置。
  8. コンピュータによって、パーツフィーダから送り出された軸体を装着部に装着するための装着制御装置を実現するための装着制御プログラムであって、コンピュータに、
    パーツフィーダから送り出された軸体を連続して保持し、当該軸体を長手方向に移動させて装着部に送り出すための可撓性のチューブによるガイドのガイド先端部に設けられた保持体を移動する軸体を当該保持体底面との間で挟み込むよう設けられた送出ローラの送出方向の先端側に軸体が存在するか否かを検出するリリース検出センサからの出力を取得し、
    装着部に送り出された軸体が装着されるタイミングに基づいて送出信号を生成し、
    前記送出信号を受けると、前記送出ローラを送出方向に回転させて軸体を送出するとともに次の軸体を前記送出ローラにて保持し、リリース検出センサによって軸体が検出されなくなると、前記送出ローラの回転を停止して次の軸体を保持するよう制御するよおう制御させる装着制御プログラム。




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