JP7167913B2 - ウイルスの検査方法およびウイルスの検査用キット - Google Patents
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Description
代表的な核酸増幅法は、PCR(Polymerase Chain Reaction)である。PCRは、(1)熱処理によるDNA変性(2本鎖DNAから1本鎖DNAへの解離)、(2)鋳型1本鎖DNAへのプライマーのアニーリング、(3)DNAポリメラーゼを用いた前記プライマーの伸長、という3ステップを1サイクルとし、このサイクルを繰り返すことによって、試料中の標的核酸を増幅する方法である。アニーリングと伸長を同温度で、2ステップで行う場合もある。
さらに本発明者らは、ウイルスキャプシド構造の変性に必要な濃度の極性有機溶媒と1ステップRT-PCR反応に許容される極性有機溶媒濃度を見極め、同一反応容器に極性有機溶媒、試料、1ステップRT-PCR反応液を順次添加して反応容器を密閉後、RT-PCRのための温度サイクルで反応を行うだけでウイルスRNAを検出可能であることを見出し、本発明を完成するに至った。
項1.試料中のエンベロープを持たないRNAウイルスの検査方法であって、試料からのRNA精製、または試料の事前の熱処理のない、以下の工程を含むことを特徴とする試料中のウイルスの存在の有無を検査するためのウイルスの検査方法。
(1)試料と極性有機溶媒を含む試薬を混合する工程、
(2)前記混合液に逆転写酵素およびDNAポリメラーゼ、または逆転写活性を有するDNAポリメラーゼを含む1ステップRT-PCR反応液を添加する工程、
(3)反応容器を密閉後、1ステップRT-PCR反応を実施する工程。
項2.前記工程(1)、(2)が同一容器で行われることを特徴とする項1に記載のウイルスの検査方法。
項3.工程(3)において反応容器を密閉後、一度もフタを開閉することなく1ステップRT-PCR反応を実施することを特徴とする項1又は2に記載のウイルスの検査方法。
項4.試料が糞便である項1から3のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
項5.試料が水、生理食塩水または緩衝液に懸濁された懸濁液である項1から3のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
項6.試料が懸濁液の遠心上清である項1から3のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
項7.試料が環境中の拭き取り検査試料を水、生理食塩水または緩衝液に懸濁し、かつ、懸濁液を濃縮した試料であることを特徴とする項1から3のいずれかに記載の方法。
項8.エンベロープを持たないRNAウイルスがノロウイルスである項1から7のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
項9.ノロウイルスがG1型かG2型であるかの判別を行うことを特徴とする項8に記載のウイルスの検査方法。
項10.極性有機溶媒が、エタノール、メタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、2-ブタノール、ピリジン、トリエチルアミンジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホリックトリアミド、ジメチルスルホキシド、アセトン、およびアセトニトリルよりなる群から選択されるいずれかであることを特徴とする項1から9のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
項11.DNAポリメラーゼが、Taq、Tthおよびそれらの変異体よりなる群から選択されるいずれかであることを特徴とする項1から10のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
項12.逆転写酵素の由来が、モロニーマウス白血病ウイルス(MMRV)、トリ骨髄芽球症ウイルス(AMV)およびこれらの変異体からなる群より選択されるいずれかであることを特徴とする項1から11のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
項13.工程(3)における1ステップRT-PCR反応液が、アミノ酸におけるアミノ基に3個のメチル基を付加した構造を有する第4級アンモニウム塩(以下、「ベタイン様4級アンモニウム」という)、0.5mg/ml以上のウシ血清アルブミン、グリセロール、グリコールおよびゼラチンよりなる群から選択された少なくとも1つを含むことを特徴とする項1から12のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
項14.ベタイン様4級アンモニウム塩が、ベタインまたはL-カルニチンである項13に記載のウイルスの検査方法。
項15.試料の処理から1ステップRT-PCR反応が完了するまでの所要時間が1時間以内である請求項1から14のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
項16.極性有機溶媒を含む試薬、逆転写酵素、DNAポリメラーゼ、および1ステップRT-PCR反応液を含むことを特徴とするエンベロープを持たないウイルスの検査用キット。
項17.工程(3)における1ステップRT-PCR反応液が、ベタイン様4級アンモニウム塩、0.5mg/ml以上のウシ血清アルブミン、グリセロール、グリコールおよびゼラチンよりなる群から選択された少なくとも1つを含む項16に記載のウイルスの検査用キット。
項18.検出対象のRNAウイルスの検出領域に対応するプライマー対をさらに含むことを特徴とする項16または17に記載のウイルスの検査用キット。
項19.検出対象のRNAウイルスの検出領域に対応するハイブリダイゼーションプローブをさらに含むことを特徴とする項16から18のいずれかに記載のウイルスの検査用キット。
項20.エンべロープを持たないRNAウイルスがノロウイルスである項16から19のいずれかに記載のウイルスの検査用キット。
項21.ノロウイルスがG1型かG2型であるかの判別を行うことを特徴とする項20に記載のウイルスの検査用キット。
(1)試料と極性有機溶媒を含む試薬を混合する工程、
(2)前記混合液に逆転写酵素およびDNAポリメラーゼ、または逆転写活性を有するDNAポリメラーゼを含む1ステップRT-PCR反応液を添加する工程、
(3)反応容器を密閉後、1ステップRT-PCR反応を実施する工程。
前記工程(1)および(2)は、同一容器で行われることが好ましい。すなわち、工程(1)および(2)の間においては、混合液の全部または一部を別容器へ移し替えないことが好ましい。工程(1)により混合液の全量を工程(2)に供してもよいし、その一部を別の容器に移し替えて工程(2)を実施しても良い。更には、工程(3)においては、反応容器を密閉後、反応容器の蓋の開閉を行わないことが好ましい。
(1)RT-PCR反応液
以下に示される組成の反応液を基本組成とし、有機溶媒の影響を評価した。
反応液 30μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プライマー液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プローブ液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
酵素液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
前処理液 4μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
ノロウイルスG2陽性のヒト糞便15検体を滅菌水0.5mlに10%(重量%)となるように懸濁した。この懸濁液を12,000rpmで5分間遠心し、上清を使用した。
前処理を実施する条件では、前処理液 4μLに調製した試料をそれぞれ1μL添加した。前処理液との混合液をApplied Bioscience製サーマルサイクラー(Gene Amp(登録商標)PCR System 9700)にて、85℃、1分間の加熱処理を行った。加熱処理後の前処理済液に前記RT-PCR反応液45μL(反応液+プライマー液+プローブ液+酵素液)を添加し、PCR反応液とした。前処理を実施しない条件では、前記RT-PCR反応液45μLに、前処理液4μLを添加し、調製した試料をそれぞれ1μL添加し、加熱処理を行わずPCR反応液とした。これをBioRad製CFX96WELL DEEPを使用して、以下の温度サイクルでリアルタイムPCR反応を実施した。後半30サイクルの54℃の伸長ステップにおいて蛍光値の読取りを行った。
42℃ 5分(逆転写反応)、
95℃ 10秒、
95℃ 1秒-54℃ 22秒 10サイクル(PCR)
95℃ 1秒-54℃ 22秒 30サイクル(PCR)
プローブ液(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)ではFAMチャネルで内部コントロール遺伝子、Cy5チャネルでノロウイルスG1、ROXチャネルでノロウイルスG2を検出する。ここでは、G1、G2 RNAのCq値を示す。この結果、熱処理を実施した条件では、全てのG2陽性の検体の検出が確認された(表1)。これに対して、前処理を実施しなかった検体においては、11検体において検出を確認できなかった(表2)。これは加熱処理を行わなかったことで、検体中のウイルスのキャプシド構造が壊れず、ウイルス粒子の中からRNA分子が出てこなかったことに起因すると考えられる。本検討において、G2陽性シグナルを確認できなかった検体を加熱処理必要検体とした。
(1)RT-PCR反応液
以下に示される組成の反応液を基本組成とし、各溶媒のRT―PCRへ与える影響を評価した。
反応液 30μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プライマー液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プローブ液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
酵素液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
前処理液 4μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
条件1 蒸留水
条件2 8Mウレア
条件3 エタノール
条件4 メタノール
条件5 1―プロパノール
条件6 2-プロパノール
条件7 1-ブタノール
条件8 アセトン
条件9 1,4-ジオキサン
条件10 ピリジン
条件11 ジメチルスルホキシド
条件12 トリエチルアミン
条件13 酢酸-3-メチルブチル
条件14 アニソール
条件15 ヘキサン
条件16 ベンジン
反応チューブに前記溶媒を各2μLずつ添加し、前記RT-PCR反応液49μL(反応液+プライマー液+プローブ液+酵素液+前処理液)を添加した。これにノロウイルスG2の合成RNA250コピーを添加した。これをBioRad製CFX96WELL DEEPを使用して、以下の温度サイクルでリアルタイムPCR反応を実施した。後半30サイクルの54℃の伸長ステップにおいて蛍光値の読取りを行った。
42℃ 5分(逆転写反応)、
95℃ 10秒、
95℃ 1秒-54℃ 22秒 10サイクル(PCR)
95℃ 1秒-54℃ 22秒 30サイクル(PCR)
この結果のG2 RNAのCq値を図1に示す。この結果、1-プロパノール、2-プロパノール、1-ブタノール、1,4-ジオキサン、ピリジンではRT-PCR反応を完全に阻害し、G2のシグナルが確認されなかった。また、アニソールでは蒸留水添加条件と比較し、Cq値が顕著に上昇し、PCR阻害が起こっていることが確認された。
(1)RT-PCR反応液
以下に示される組成の反応液を基本組成とし、各溶媒の検体の前処理効果を評価した。
反応液 30μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プライマー液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プローブ液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
酵素液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
前処理液 4μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
条件1 蒸留水
条件2 8Mウレア
条件3 エタノール
条件4 メタノール
条件5 アセトン
条件6 ジメチルスルホキシド
条件7 トリエチルアミン
条件8 酢酸-3-メチルブチル
条件9 アニソール
条件10 ヘキサン
条件11 ベンジン
加熱処理必要検体であるノロウイルスG2陽性のヒト糞便検体a1を、滅菌水0.5mlに10%(重量%)となるように懸濁した。この懸濁液を12,000rpmで5分間遠心し、上清を使用した。
反応チューブに前記の各溶媒を各2μLずつ添加し、チューブの底に落ちていることを確認した。調製した試料1μLを添加し、各溶媒と混合した。これに前記RT-PCR反応液49μL(反応液+プライマー液+プローブ液+酵素液+前処理液)を添加した。これをBioRad製CFX96WELL DEEPを使用して、以下の温度サイクルでリアルタイムPCR反応を実施した。後半30サイクルの54℃の伸長ステップにおいて蛍光値の読取りを行った。
42℃ 5分(逆転写反応)、
95℃ 10秒、
95℃ 1秒-54℃ 22秒 10サイクル(PCR)
95℃ 1秒-54℃ 22秒 30サイクル(PCR)
この結果のG2 RNAのCq値を図2に示す。この結果、エタノール、酢酸-3-メチルブチル、アニソール、ヘキサン、ベンジンでは検出が確認されず、ウイルス含有検体に対する前処理効果は確認されなかった。これに対し、メタノール、アセトン、トリエチルアミン、ジメチルスルホキシドではG2シグナルの検出を確認した。特にジメチルスルホキシドにおいては、前処理効果のある尿素と比較し、Cq値が3以上低いことから、ウイルス含有検体に対する前処理効果が高いことが確認された。
(1)RT-PCR反応液
以下に示される組成の反応液を基本組成とし、ウイルス含有検体に対する前処理効果のジメチルスルホキシドの有効濃度を評価した。
反応液 30μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プライマー液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プローブ液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
酵素液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
前処理液 4μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
加熱処理必要検体であるノロウイルスG2陽性のヒト糞便検体e1、f1、h2を、滅菌水0.5mlに10%(重量%)となるように懸濁した。この懸濁液を12,000rpmで5分間遠心し、上清を使用した。
蒸留水にて100%、90%、80%、70%、60%、50%、40%ジメチルスルホキシド水溶液を調製し、以下の条件において試料e1、f1、h2と混合した。
条件1 各試料1μL、100%ジメチルスルホキシド2μL(有効濃度67%)
条件2 各試料1μL、90%ジメチルスルホキシド2μL(有効濃度60%)
条件3 各試料1μL、80%ジメチルスルホキシド2μL(有効濃度53%)
条件4 各試料1μL、70%ジメチルスルホキシド2μL(有効濃度47%)
条件5 各試料1μL、60%ジメチルスルホキシド2μL(有効濃度40%)
条件6 各試料1μL、50%ジメチルスルホキシド2μL(有効濃度33%)
条件7 各試料1μL、40%ジメチルスルホキシド2μL(有効濃度27%)
条件8 各試料1μL、蒸留水2μL
反応チューブに前記条件の各ジメチルスルホキシド水溶液2μLずつ添加し、チューブの底に落ちていることを確認した。調製した試料1μLを添加し、混合した。これに前記RT-PCR反応液49μL(反応液+プライマー液+プローブ液+酵素液+前処理液)を添加した。これをBioRad製CFX96WELL DEEPを使用して、以下の温度サイクルでリアルタイムPCR反応を実施した。後半30サイクルの54℃の伸長ステップにおいて蛍光値の読取りを行った。
42℃ 5分(逆転写反応)、
95℃ 10秒、
95℃ 1秒-54℃ 22秒 10サイクル(PCR)
95℃ 1秒-54℃ 22秒 30サイクル(PCR)
この結果、各条件におけるG2シグナルのCq値を表3に示す。試料によって有効濃度は異なるが、試料とジメチルスルホキシドの混合液において、ジメチルスルホキシドの有効濃度が40%以上、さらに好ましくは50%以上で、混合しなかった条件に比べ、有意な検出感度の改善が認められた。この際、RT-PCR反応液中のジメチルスルホキシド濃度は2.4%~4%である。
(1)RT-PCR反応液
以下に示される組成の反応液を基本組成とし、ジメチルスルホキシド持ち込み量がRT―PCRへ与える影響を評価した。
反応液 30μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プライマー液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プローブ液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
酵素液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
条件1 0μL ジメチルスルホキシド、5μL蒸留水 (最終濃度0%)
条件2 1μL ジメチルスルホキシド、4μL蒸留水(最終濃度2%)
条件3 2μL ジメチルスルホキシド、3μL蒸留水(最終濃度4%)
条件4 3μL ジメチルスルホキシド、2μL蒸留水(最終濃度6%)
条件5 4μL ジメチルスルホキシド、1μL蒸留水(最終濃度8%)
条件6 5μL ジメチルスルホキシド、0μL蒸留水(最終濃度10%)
反応チューブにジメチルスルホキシドと蒸留水を前記条件に記載した容量ずつ添加し、前記RT-PCR反応液45μL(反応液+プライマー液+プローブ液+酵素液)を添加した。これにノロウイルスG2およびG1の合成RNAを250コピー、50コピー、10コピーを添加した。これをBioRad製CFX96WELL DEEPを使用して、以下の温度サイクルでリアルタイムPCR反応を実施した。後半30サイクルの54℃の伸長ステップにおいて蛍光値の読取りを行った。
42℃ 5分(逆転写反応)、
95℃ 10秒、
95℃ 1秒-54℃ 22秒 10サイクル(PCR)
95℃ 1秒-54℃ 22秒 30サイクル(PCR)
この結果、各試料のG1およびG2シグナルのCq値を表4に示す。ジメチルスルホキシドの最終濃度が10%で、G1およびG2シグナルは250コピーでのCq値の増大が確認され、50コピー及び10コピーにおいてはシグナルが確認されなくなった。この結果より、50コピー前後の検出を目的としたRT-PCRを実施する際、ジメチルスルホキシドの反応液への持ち込み許容量としては、10%以下と考えられ、更に好ましくは8%以下である。しかしながら、250コピー以上のノロウイルスG1及びG2RNAを検出する際には10%以上の持ち込みも許容される。
(1)RT-PCR反応液
以下に示される組成の反応液を基本組成とし、PCR反応時間を短縮した条件において、ジメチルスルホキシドによるウイルス含有検体の前処理効果と、従来型の前処理方法を比較評価した。
反応液 30μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プライマー液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
プローブ液 5μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
酵素液 5μL
0.8unit/μL rTth変異体 DNA polymerase
0.24μg/μL 抗Tth抗体(東洋紡)
1unit/μl RevertraAce(東洋紡)
前処理液 4μL
(ノロウイルス検出キットG1/G2-高速プローブ検出―(東洋紡)添付品)
加熱処理必要検体であるノロウイルスG2陽性のヒト糞便検体e2、g2を、滅菌水0.5mlに10%(重量%)となるように懸濁した。この懸濁液を12,000rpmで5分間遠心し、上清を使用した。
ジメチルスルホキシド2μLと試料1μLを混合後、前記RT-PCR反応液45μL(反応液+プライマー液+プローブ液+酵素液)を加え、BioRad社CFX96WELL DEEPを使用して、(6)に記載の温度サイクルでリアルタイムPCR反応を実施し、後半30サイクルの54℃の伸長ステップにおいて蛍光値の読取を行った。
8M尿素水溶液 2μLと試料1μLを混合後、前記RT-PCR反応液45μL(反応液+プライマー液+プローブ液+酵素液)を加え、BioRad製CFX96WELL
DEEPを使用して、(6)に記載の温度サイクルでリアルタイムPCR反応を実施し、後半30サイクルの54℃の伸長ステップにおいて蛍光値の読取を行った。
試料1μLに前処理液4μLを添加し、85℃、1分間の熱処理を実施した。前記RT-PCR反応液45μL(反応液+プライマー液+プローブ液+酵素液)を混合後、BioRad製CFX96WELL DEEPを使用して、(6)に記載の温度サイクルでリアルタイムPCR反応を実施し、後半30サイクルの54℃の伸長ステップにおいて蛍光値の読取りを行った。
42℃ 3分(逆転写反応)、
95℃ 10秒、
95℃ 1秒-54℃ 5秒 10サイクル(PCR)
95℃ 1秒-54℃ 5秒 30サイクル(PCR)
各前処理方法を実施した際のG2シグナルのCq値を図3に示す。本検討において、G2シグナルが得られた前処理方法はジメチルスルホキシドにおける処理のみであった。これはRT-PCR反応時間の短縮化に伴って、ウイルスのキャプシド構造の破砕効率が低く、反応液中へのRNAの漏洩が少ない条件では、鋳型となるRNA量が不足し、RT-PCRが十分に反応しなかった事が原因として考えられる。よって、従来より知られる加熱処理法およびカオトロピック剤処理法と比較し、本発明のジメチルスルホキシド処理法では、検体中のウイルスのカプシド破砕効率が高いことが示された。
(1)作業工程
ジメチルスルホキシド処理と加熱処理工程を含む前処理方法の主な作業工程を図4に示した。加熱処理工程を含む方法における反応容器の蓋の開閉には、日本ジェネティクス株式会社の専用冶具(Fast Gene Cap easy)を利用した。
図4に示した作業フローにおいて、RT-PCR反応の96サンプル分の調製に要する時間を測定した。測定は5回実施し、平均値を算出し比較した。
加熱処理工程を含む従来法では、21分30秒程度時間を要するのに対し、本発明のジメチルスルホキシド処理では14分程度であり、作業時間が36%短縮される結果となった(図5)。
RT-PCR反応時間はBioRad製CFX96WELL DEEPにて以下の反応サイクルにて実施した場合、45分となる。
42℃ 3分(逆転写反応)、
95℃ 10秒、
95℃ 1秒-54℃ 5秒 10サイクル(PCR)
95℃ 1秒-54℃ 5秒 30サイクル(PCR)
ジメチルスルホキシド処理を利用した前処理法の所要時間と合わせると59分となり、検体の処理から、測定までの所要時間は1時間以内で達成できる。
Claims (20)
- 糞便試料中のエンベロープを持たないRNAウイルスの検査方法であって、糞便試料からのRNA精製、または糞便試料の事前の熱処理のない、以下の工程を含むことを特徴とする糞便試料中のウイルスの存在の有無を検査するためのウイルスの検査方法。
(1)糞便試料と、メタノール、アセトン、トリエチルアミン、及びジメチルスルホキシドよりなる群から選択される少なくとも一種の極性有機溶媒を含む試薬とを混合する工程であって、混合液中における前記極性有機溶媒の有効濃度が40%以上100%未満となるように混合する、工程、
(2)前記混合液に逆転写酵素およびDNAポリメラーゼ、または逆転写活性を有するDNAポリメラーゼを含む1ステップRT-PCR反応液を添加する工程、
(3)反応容器を密閉後、1ステップRT-PCR反応を実施する工程。 - 前記工程(1)の混合液中における前記極性有機溶媒の有効濃度が50%以上85%以下である請求項1に記載のウイルスの検査方法。
- 前記工程(1)、(2)が同一容器で行われることを特徴とする請求項1又は2に記載のウイルスの検査方法。
- 工程(3)において反応容器を密閉後、一度もフタを開閉することなく1ステップRT-PCR反応を実施することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
- 糞便試料が水、生理食塩水または緩衝液に懸濁された糞便懸濁液である請求項1から4のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
- 糞便試料が糞便懸濁液の遠心上清である請求項1から5のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
- エンベロープを持たないRNAウイルスがノロウイルスである請求項1から6のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
- ノロウイルスがG1型かG2型であるかの判別を行うことを特徴とする請求項7に記載のウイルスの検査方法。
- DNAポリメラーゼが、TaqおよびTthよりなる群から選択されるいずれかであることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
- 逆転写酵素の由来が、モロニーマウス白血病ウイルス(MMLV)およびトリ骨髄芽球症ウイルス(AMV)からなる群より選択されるいずれかであることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
- 工程(3)における1ステップRT-PCR反応液が、アミノ酸におけるアミノ基に3個のメチル基を付加した構造を有する第4級アンモニウム塩(以下、「ベタイン様4級アンモニウム」という)、0.5mg/ml以上のウシ血清アルブミン、グリセロール、グリコールおよびゼラチンよりなる群から選択された少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の方法。
- ベタイン様4級アンモニウム塩が、ベタインまたはL-カルニチンである請求項11に記載のウイルスの検査方法。
- 試料の処理から1ステップRT-PCR反応が完了するまでの所要時間が1時間以内である請求項1から12のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
- 前記工程(2)の1ステップRT-PCR反応液に持ち込まれる前記極性有機溶媒の最終濃度が8%以下である請求項1から13のいずれかに記載のウイルスの検査方法。
- メタノール、アセトン、トリエチルアミン、及びジメチルスルホキシドよりなる群から選択される少なくとも一種の極性有機溶媒を含む試薬と、逆転写酵素およびDNAポリメラーゼ、または逆転写活性を有するDNAポリメラーゼと、1ステップRT-PCR反応液とを含み、請求項1から14のいずれかに記載のウイルスの検査方法に用いるための、エンベロープを持たないウイルスの検査用キット。
- 前記1ステップRT-PCR反応液が、ベタイン様4級アンモニウム塩、0.5mg/ml以上のウシ血清アルブミン、グリセロール、グリコールおよびゼラチンよりなる群から選択された少なくとも1つを含む請求項15に記載のウイルスの検査用キット。
- 検出対象のRNAウイルスの検出領域に対応するプライマー対をさらに含むことを特徴とする請求項15または16に記載のウイルスの検査用キット。
- 検出対象のRNAウイルスの検出領域に対応するハイブリダイゼーションプローブをさらに含むことを特徴とする請求項15から17のいずれかに記載のウイルスの検査用キット。
- エンべロープを持たないRNAウイルスがノロウイルスである請求項15から18のいずれかに記載のウイルスの検査用キット。
- ノロウイルスがG1型かG2型であるかの判別を行うことを特徴とする請求項19に記載のウイルスの検査用キット。
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