JP7165988B2 - 延縄漁用枝縄巻取機 - Google Patents
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Description
1-1.第1実施形態の構成
初めに、第1実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置の構成について説明する。
図1に示されるとおり、第1実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置1は、モータ13によって回転する枝縄巻取ドラム12に枝縄を巻き付けることにより枝縄を巻き取るものである。そのために延縄漁業用枝縄巻取装置1は、箱型の機台11上に、円錐台形状の枝縄巻取ドラム12と、螺旋条体17を周囲に配した回転可能な案内装置15とが各々の回転軸19,16を鉛直方向に向けた姿勢で並べて配置している。この案内装置15は、チェーンホイール20などの連結機構を介して枝縄巻取ドラム12に連結されており、枝縄巻取ドラム12と同期して回転可能である。この案内装置15は、回転する螺旋条体17によって巻き取り中の枝縄を垂直方向に振るので、枝縄巻取ドラム12における枝縄の巻き取り位置を整えることができる(後述する図5の符号800を参照)。
を備えている。
次に、第1実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置のフローについて説明する。図2は、第1実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置のフローチャートである。
以上の第1実施形態によれば、作業者は、枝縄の基端側(幹縄側)を延縄漁業用枝縄巻取装置1に架けた状態でリセットスイッチ30を押下し、運転ハンドル14を左右何れかへ傾斜させる(運転ハンドル14の操作を行う)だけで、その枝縄の高速な巻き取りを即座に開始することができる。その後、枝縄の先端側10mほど(5m~10m)を除いた部分すなわち基端側40mほど(20m~45m)が枝縄巻取ドラム12に巻き取られた時点で、その巻き取りの速度は自動的に緩やかとなり、さらに枝縄の全部が枝縄巻取ドラム12に巻き取られた時点で、その巻き取りが自動停止するので、作業者が特に注意していなかったとしても枝縄先端に設けられた錘と釣針(図5の符号800A,800B)が作業者の方に飛んで来るという危険性は低く抑えられる。
2-1.第2実施形態の構成
次に、第2実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置の構成について説明する。図3は、第2実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置の概略図である。図3の左側に示すのは延縄漁業用枝縄巻取装置の正面図、図3の右側に示すのは延縄漁業用枝縄巻取装置の側面図である。ここでは第1実施形態との相違点を主に説明し、共通の部分については説明を省略する。
次に、図4に基づいて第2実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置のフローについて説明する。ここでは第1実施形態との相違点を主に説明し、共通の部分については説明を省略する。
以上の第2実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
3-1.第3実施形態の構成
次に、第3実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置の構成について説明する。図5は、第3実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置の概略図である。図5では延縄漁業用枝縄巻取装置の正面図及び下方の図示は省略している。ここでは第1実施形態との相違点を主に説明し、共通の部分については説明を省略する。
次に、図6に基づいて第3実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置のフローについて説明する。ここでは第1実施形態との相違点を主に説明し、共通の部分については説明を省略する。
以上の第3実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができるだけでなく、作業者がリセットスイッチ30を押下する必要がないという利点もある。
なお、上述した第3実施形態では、第1のマーカ300A及び第2のマーカ300Bの特性を互いに異なるものとし、両者を区別して検出したが、第1のマーカ300A及び第2のマーカ300Bの特性を同一にすることもできる。但し、その場合には両者をセンサ31が区別できないため、第1実施形態又は第2実施形態と同様に延縄漁業用枝縄巻取装置3にリセットスイッチ30を設け、作業者が第1実施形態又は第2実施形態と同様のタイミングでリセットスイッチ30を押下するように構成するとよい。その場合、制御盤10は、リセットスイッチ30の押下後に最初に検出されたマーカを第1のマーカ300Aと判断し、次に検出されたマーカを第2のマーカ300Bと判断することができる。或いは、リセットスイッチを設けずに、電源がオンされた後に最初に検出されたマーカを第1のマーカ300Aと判断し、次に検出されたマーカを第2のマーカ300Bと判断することとしてもよい。
4-1.第4実施形態の構成
次に、第4実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置の構成について説明する。第4実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置は、第1実施形態から第3実施形態の何れかの延縄漁業用枝縄巻取装置を変形したものである。図7は、第4実施形態に係る延縄漁業用枝縄巻取装置の概略図である。図7では延縄漁業用枝縄巻取装置の正面図の図示は省略した。ここでは第1実施形態から第3実施形態の何れかとの相違点を主に説明し、共通の部分については説明を省略する。
第4実施形態におけるフローは、第1実施形態から第3実施形態の何れかのフローと同じである(枝縄巻取ドラム12の回転速度の切り替え方が機械的に行われる点以外は第1実施形態から第3実施形態の何れかのフローと同じである)。
以上の第4実施形態によれば、第1の実施形態から第3実施形態の何れかと同様の効果を得ることができる。
なお、第4実施形態の延縄漁業用枝縄巻取装置4は、モータ13と枝縄巻取ドラム12の回転軸19との間に変速ギアボックス400が介設されるので、枝縄巻取ドラム12の回転を停止するために、制御盤10は、モータ13を駆動したままモータ13から回転軸19へ回転が伝達されないモードに変速ギアボックス400を設定することで、モータ13を停止したのと同様の効果を得てもよい。
上述した何れかの実施形態の延縄漁業用枝縄巻取装置は、枝縄800の基端側(幹縄側)の巻き取り中は枝縄巻取ドラム12の回転速度を高速に設定し、枝縄800の先端側10mほど(5m~10m)の巻き取り中は枝縄巻取ドラム12の回転速度を低速に設定し、枝縄800の先端部が巻き取られた時点で枝縄巻取ドラム12の回転を停止させるという制御を行う。よって、上述した何れかの実施形態の延縄漁業用枝縄巻取装置によれば、作業者の習熟度にかかわらず安全かつ高速に枝縄800を巻き取ることが可能である。
なお、上述した何れかの実施形態の延縄漁業用枝縄巻取装置は、枝縄巻取ドラム12の減速動作をした後に枝縄巻取ドラム12を停止する制御を行うことで枝縄巻取ドラム12の減速動作を2回繰り返したが、当該繰り返しの回数は3回以上であってもよい。すなわち、上述した何れかの実施形態の延縄漁業用枝縄巻取装置は、枝縄巻取ドラム12の回転速度を「高速」と「低速」と「停止」の3段階としたが、「高速」と「中速」と「低速」と「停止」の4段階としてもよいし、5段階以上としてもよい。
2 延縄漁業用枝縄巻取装置
3 延縄漁業用枝縄巻取装置
4 延縄漁業用枝縄巻取装置
10 制御盤
10A モータ駆動用インバータ
10B タイマー
11 機台
12 枝縄巻取ドラム
13 モータ
14 運転ハンドル
15 案内装置
16 回転軸
17 螺旋条体
19 回転軸
20 チェーンホイール
30 リセットスイッチ
31 センサ
32 アーム
40 カウンタ
100 電源
300A 第1のマーカ
300B 第2のマーカ
400 変速ギアボックス
800 枝縄
800A 釣針
800B 錘
Claims (7)
- モータによって回転する枝縄巻取ドラムに枝縄を巻き付けることにより前記枝縄を巻き取る延縄漁業用枝縄巻取装置であって、
前記枝縄巻取ドラムに巻き取られた前記枝縄の巻き取り量を検知する検知手段と、
前記枝縄巻取ドラムの回転速度を変化させる変速手段と、
前記検知手段によって検知された検知結果に基づいて前記変速手段を制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記検知手段の出力に基づき前記枝縄の先端側の所定長さを巻き取り始めたタイミングを検知すると、前記変速手段を制御して前記回転速度を相対的に高い速度から相対的に低い所定速度へと切り替え、前記検知手段の出力に基づき前記枝縄の巻き取りが完了したタイミングを検知すると、前記変速手段を制御して前記回転速度を前記所定速度から速度ゼロへと切り替えることを特徴とする延縄漁業用枝縄巻取装置。 - 請求項1に記載の延縄漁業用枝縄巻取装置において、
前記検知手段は、
前記枝縄巻取ドラムが回転した回数を検知するカウンタであり、
前記制御手段は、
運転ハンドルの操作によって回転を開始した前記枝縄巻取ドラムの初動からの回転回数を積算し、所定の回数に達した場合に、前記回転速度を前記所定速度に切り替えることを特徴とする延縄漁業用枝縄巻取装置。 - 請求項1に記載の延縄漁業用枝縄巻取装置において、
前記検知手段は、
経過時間を検知するタイマーであり、
前記制御手段は、
運転ハンドルの操作によって回転を開始した前記モータの初動からの経過時間を計測し、所定の時間が経過した場合に、前記回転速度を前記所定速度に切り替えることを特徴とする延縄漁業用枝縄巻取装置。 - 請求項2又は3に記載の延縄漁業用枝縄巻取装置において、
積算された前記枝縄巻取ドラムの回転回数又は計測された経過時間をリセットするリセットスイッチを備えていることを特徴とする延縄漁業用枝縄巻取装置。 - 請求項1に記載の延縄漁業用枝縄巻取装置において、
前記検知手段は、
前記枝縄の所定位置に取り付けられたマーカを検知するセンサであり、
前記制御手段は、
運転ハンドルの操作によって回転を開始した前記枝縄巻取ドラムの初動後に前記マーカを前記センサが検知した場合に、前記回転速度を前記所定速度に切り替えることを特徴とする延縄漁業用枝縄巻取装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の延縄漁業用枝縄巻取装置において、
前記制御手段は、
前記回転速度の低速への切り替え動作を複数回繰り返す、または、前記回転速度の低速への切り替え動作をした後に前記枝縄巻取ドラムを停止する制御を行うことを特徴とする延縄漁業用枝縄巻取装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の延縄漁業用枝縄巻取装置において、
前記変速手段は、
電源と前記モータとの間に介設されたモータ駆動用インバータ、または、前記モータと前記枝縄巻取ドラムとの間に介設された機械的変速装置であることを特徴とする延縄漁業用枝縄巻取装置。
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