JP7163971B2 - 可搬型電源 - Google Patents

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Description

本発明は、可搬型電源に関する。
キャンプ場や発展途上国などの電気インフラが未整備な場所や、災害時もしくは軍事シーンなどのケースでは、携帯可能な可搬型電源に強いニーズが生じる。蒸気タービン等に基づく可搬型発電機は以前から知られているが、発電時に大きな音がする点や、小型化が難しい点などが、特に軍事用途などでは大きな課題だった。
これを代替する技術としては、熱電変換素子の利用が挙げられる。特許文献1では、ゼーベック効果に基づく熱電発電機能を備えた調理器具(鍋)が開示されている。(同文献の図1)。調理器具本体の底部に、熱電変換モジュールを取り付けている。加熱される底面側の高温部(~500℃)と、沸騰水等が入った容器内部側の低温部(~100℃)との間の大きな温度差を利用して、30W程度の発電が実証されている。熱電変換モジュールとしては、例えば同文献図3のように、基板上にp型熱電変換素子とn型熱電変換素子を直列に接続したものである。
また特許文献2はガスバーナーの排熱を利用したシステムキッチンの発電装置である。ゼーベック効果で発電する熱電発電モジュールの高温側をガスの炎に直接または間接的に接触するように配置し、低温側に水冷配管を備えている。熱電発電モジュールはp型半導体とn型半導体を低温側金属電極、高温側金属電極を介して接続したものを用いている。
また特許文献3は携帯用熱発電機の冷却構造であり、発電ユニットが熱入力部と放熱部に挟まれたものである。熱入力部ではブタン等の燃料を燃焼させて発電ユニットを加熱する。発電ユニットを構成する熱電素子は、Bi-Te、Fe-Si、Pb-Sn-Te系のp型熱電素子とn型熱電素子で構成されている。このような熱電素子を多数備え、熱入力部からの熱で発電を行う。放熱部には冷却液の流路と冷却液が気化した気体の流路があり、冷却液の流路を流れる冷却液が発電ユニットから伝わる熱を受けて気化し、その気化熱によって発電ユニットの低温側が冷却される。気体は気体の流路を通って外部に放出される。このようにして機器を小型化、薄型化、軽量化できるとしている。
また特許文献4は可搬式発電装置である。熱電発電モジュールの高温側に渦流燃焼器を設け、低温側に冷却部を設け、発電を制御する制御部、電池部を設けている。さらに、渦流燃焼器に燃料ガスを供給する燃料供給部、渦流燃焼器に燃焼用の空気を供給する燃焼用空気供給部を備えている。電池部は熱電発電モジュールが発電を開始するまでの間に燃焼用空気供給部や点火装置に電力を供給する。熱電発電モジュールはゼーベック素子を用いており、n型とp型の半導体を貼り合わせて形成している。このようにして小型で発電効率に優れた可搬式発電装置を提供できるとしている。
国際公開第2013/027749号 特許第4247460号公報 特開2011-177019号公報 特開2018-046594号公報
特許文献1~4の熱電変換素子はいずれも素子構造を形成する必要があり、高コストである。さらに、特許文献1は調理器具を加熱するコンロ等熱源が別途必要である。特許文献2~4の発電装置は加熱容器を取り付けようとすると、発電装置とは別途取り付ける必要がある。
本発明の目的は、以上述べた問題点を解決し、発電する加熱容器の構造が簡単で、しかも加熱容器と燃焼装置の両方を備えた可搬型電源を提供することである。
本発明は、燃焼装置と、加熱対象を保持する加熱容器を備え、前記加熱容器は、前記燃焼装置によって直接加熱される箇所の少なくとも一部に、自発磁化を持ち、加熱により異常ネルンスト効果を発現して起電力が発生する磁性金属板を備え、電力を取り出すための電極を設けたことを特徴とする可搬型電源である。
本発明によれば、加熱容器を構成する金属を一部磁性金属板にするだけで良いので加熱容器の構造が極めて簡単で低コストにでき、しかも加熱容器と燃焼装置の両方を備えていて別途取り付ける必要がない。
本発明の第1の実施形態の可搬型電源の概略断面図である。 第1の実施形態の可搬型電源に用いる水溜め容器を説明する断面図である。 第1の実施形態の可搬型電源の配線と水溜め容器の電極の接続を説明する断面図である。 本発明の第2の実施形態の可搬型電源に用いる燃焼装置を説明する図である。 本発明の第3の実施形態の可搬型電源に用いる燃焼装置を説明する図である。 本発明の第3の実施形態の可搬型電源に用いる燃焼装置を説明する図である。 本発明の第4の実施形態の可搬型電源に用いる調理容器を説明する断面図である。 本発明の第5の実施形態の可搬型電源に用いる調理容器を説明する断面図である。 本発明の第4の実施形態の調理容器の裏面を示す図である。 本発明の第4の実施形態の調理容器の裏面を示す図である。 本発明の第4の実施形態の調理容器の裏面を示す図である。 本発明の第5の実施形態の可搬型電源に用いる調理容器を説明する断面図である。 本発明の第6の実施形態の可搬型電源の概略断面図である。
(第1の実施形態)
図1~図3を用いて本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は第1の実施形態の可搬型電源10の概略断面図である。可搬型電源10の外側は遮音ケース15であり、内部は大きく分けて火をおこすための燃焼装置20と、水を保持して温度差発電するための水溜め容器30、断熱支持体40に分かれる。水溜め容器30が加熱容器に対応する。
燃焼装置20は、燃料タンク、燃料タンクからの燃料を出すノズル、ノズル近傍にある着火部を備えている。着火方式は、たばこを点ける時に使うライター等に使われるフリント式である。
燃焼装置20はヤスリ21、フリント(発火石)22、ガスタンク24、ガスノズル23を備えている。ヤスリ21の位置に当たる遮音ケース15が開口しており、ユーザが外からヤスリ21を回転させることができる。ヤスリを回転させると、ヤスリ21とフリント22とが擦れ合うことによって火花が出る。フリントから発生した火花がガス+空気と接触して着火し、炎が立って水溜め容器30を底から加熱する。なお、フリント22はヤスリ21と擦れあうことで減っていくので、下方から押上げ機構25で上方に押上げて、フリント22とヤスリ21が適切な圧力で接触するように設定する。押上げ機構25は弱いバネまたはネジで構成する。
また断熱支持体40は水溜め容器30が乗る直径の円筒形状の断熱体で構成され、燃焼装置20の上に乗せ、燃焼装置に固定する。ぐらつかない場所であれば固定しなくても良い。断熱支持体40は炎が水溜め容器30の底部に当たるように高さを調整されている。また断熱支持体40は熱伝導性が低いセラミック等を用いるとよい。なお空気が十分供給されるように、遮音ケース15と断熱支持体40に小さな穴を開けておく。
次に水溜め容器30を説明する。上方から見ると水溜め容器30は円形であり、上方が開いており、底部に向かって径が小さくなる丸鍋の形状である。図2は水溜め容器30を容器の深さ方向に切った断面図である。水溜め容器30は、基体部31、磁性金属板32、電極33a、33b、配線37a、37bを備える。基体部31は丸鍋の形状のアルミ製であり、磁性金属板32は基体部31の底板に接合し、面内方向の自発磁化Mを持ち、本実施形態では磁性ステンレスなどの磁性合金を用いる。電極33a、33bは、加熱することで磁性金属板32が生起する電力を外に取り出すために基体部31の上部の縁に設けている。配線37a、37bは電極を後述する外部回路18に接続する。配線37a,bは水溜め容器30に浸らず、また出し入れする際の邪魔にならないように、適度に硬い材料を用い、水溜め容器30の端部の上方または外側を回るように位置させるとよい。
また図3に断面を示すように、電極33a、33bにメス型のソケット330を設け配線37a,37bの端部をオス型のソケット37として両者を接続する。また図示しないが、基体部31の上部に、遮音ケース15から出し入れする時などに使う取っ手を2つ付ける。
遮音ケース15はほぼ円筒形の収納器具であり、加熱して湯が沸いたら容器を取り出せるように、上部遮音ケース15aと下部遮音ケース15bに分かれている。また上部遮音ケース15aには配線37a,37bの取り出し口16を設ける。それとは別に給水口17を上部遮音ケース15aの水溜め容器30の上に来る位置に開孔する。給水口17は上方から見て上部遮音ケース15aの中央に配置する。水溜め容器に入っている水の量を確認するために、上部遮音ケース15aを透明なガラス製にするか、または上部または下部遮音ケースの側面に透明な窓を設ける。
上部遮音ケース15aの取り出し口16の近くに配線37a,37bを接続する外部回路18を設ける。外部回路18はDC-DCコンバータ等である。外部回路18には、水溜め容器30が加熱されて湯が沸くのと並行して生起した電圧を外部に取り出すための出力コネクタ19を接続する。
水溜め容器30に水、他の液体、調理したい具材、それらの混合物等を入れ、容器底部を燃焼装置20の火で加熱すると、磁性ステンレスの底面側と容器内部側の間に温度勾配∇Tが生じる。この温度勾配∇Tによって磁性ステンレス内で異常ネルンスト効果が発現し、それによって、磁性ステンレスの面内方向に起電力が生じ、これを両端の電極から取り出すことで、熱電発電が可能となる。異常ネルンスト効果とは、ある方向に磁化(M)した強磁性体に、温度勾配∇Tが加わった時、Mと∇Tの双方と直交する方向(外積方向)に起電力Eが生じる現象である。なお磁性ステンレスは導電体であるため、温度差が小さいと出力電圧をあまり大きくできない。そのため外部回路18内のDC-DCコンバータで昇圧すると使いやすい。電圧が十分取れる場合は昇圧不要である。
本実施形態の可搬型電源は、加熱容器を構成する金属を一部磁性金属板にするだけで良いので加熱容器の構造が極めて簡単で低コストにでき、しかも加熱容器と燃焼装置の両方を備えていて別途取り付ける必要がない。
特許文献1~4の熱電変換素子はいずれも素子構造を形成する必要があり、高コストである。例えば特許文献1ではp型熱電変換素子とn型熱電変換素子を電極で接合した熱電変換モジュールを作製する必要があり、調理容器としては破格の高コストになってしまう。また、特許文献1~4のような、熱電変換素子を並列に並べたゼーベック素子は、並べた方向の熱伝導性が低い。そのため、調理容器のように加熱が不均一になりがちなものでは、局所的な熱膨張によって壊れたり変形したりしやすく、また通常の鍋に比べて均一に焼けない、時間が掛かる等調理性能が劣る。しかし本実施形態では、調理容器を構成する金属を一部磁性金属板にするだけで良いので構造が極めて簡単であり、低コストにできる。また特許文献1~4のように熱電変換素子を並べた方向の熱伝導率が低くなることはなく、均一に加熱できる。
本実施形態の可搬型電源では、野外や停電で電源が取れない場合でも、湯沸しや調理等で加熱するついでに発電することができる。また水溜め容器と燃焼装置を遮音ケースに収納できるので、発電時に大きな音がせずまた小型化でき、軍事用途などに適している。
なお効果的に温度差発電を行うために、水溜め容器には常時水を溜めておくとよい。水がある状態であれば、水溜め容器の内部(磁性金属底板の上部)は100℃以下となることから、水溜め容器の下側の直接加熱される箇所(磁性金属底板の下部、~500℃)との間に大きな温度差を生成することができる。なお、水は徐々に蒸発することから、発電中は適時給水口から水を追加するとよい。
また本実施形態では磁性金属板32として鉄系合金であるステンレス材料を用いた。一般にステンレスは金属組織上の分類では大きく5系統(オーステナイト系、フェライトオーステナイト系、フェライト系、マルテンサイト系、析出硬化系)に分けられている。このうち、オーステナイト系以外は強磁性とされており、本実施形態の磁性金属板として用いることができる。
なお図2の例では磁性金属板32をアルミの基体部31の底板に接合している。基体部31はアルミ以外に鉄、非磁性合金、銅等で作製してもよい。また基体部31の底部自体を磁性金属板32にしてもよい。更に基体部31の側面も磁性金属板で作製してもよい。つまり基体部31の直接加熱される箇所以外の箇所も磁性金属板で構成して、全体を磁性金属板で作製してもよい。側面では発電させてもよいし、させなくてもよい。
また本実施形態では鍋を例として説明したが、フライパン、ホットプレート、薬缶、釜等他の調理器具にも適用できる。また本実施形態の可搬型電源は丸型であるが角型でも良い。
(第2の実施形態)
図4は本発明の第2の実施形態の可搬型電源に用いる燃焼装置を説明する図である。断熱支持体と水溜め容器は省略している。第1の実施形態では燃料にガスを用いたが、本実施形態ではオイルを用いる。オイルを使う場合はノズルではなく、オイルを揮発させるための芯であるウィック223をオイルに浸しておく。ヤスリ21の位置に当たる遮音ケース15が開口しており、ユーザが外からヤスリ21を回転させることができる。ヤスリを回転させると、ヤスリ21とフリント22とが擦れ合うことによって火花が出る。フリントから発生した火花がウィック223から揮発したオイルガス+空気と接触して着火し、炎が立って水溜め容器30を底から加熱する。
(第3の実施形態)
第1,2の実施形態の燃焼装置の着火方式はフリント式ライターと同様の原理であるが、圧電素子を用いた電子式であっても良い。図5A、図5Bは本実施形態の電子式着火方式を説明する図である。第1の支持部601に座金602を設け、その上に圧電素子603を設け、その上方に上下に動く着火操作部604を配置する。圧電素子603は2つに分かれており、間に電極板605が挟まれている。着火操作部604にはユーザの操作で圧電素子603を強く叩くハンマー606を設ける。
図5Aのようにユーザが着火操作部604(レバー)を下に押し下げる(図中の下向き矢印)と、ハンマー606が圧電素子603にぶつかり、圧電素子603は電気エネルギー(電圧)を発生させる。その電圧が電極板605に伝わる。着火操作部604はユーザが触れることができるように、ケース(不図示)に穴を開けて外に露出させておく。
電極板605に伝わった電圧は放電電極607へ伝わり、座金602に伝わった電圧はガステコ608から火口ノズル609へ伝わる。その結果放電電極607から、アースの役割を果たす火口ノズル609の方向へ放電が生じる。火口ノズル609から出たガスと周囲の空気が混ざり、放電によって発生した火花と接触して着火する。あとは第1、第2の実施形態と同じである。
なおハンマー606はガステコ608と支点610を介して接続している。そのためユーザが着火操作部604を押し下げると、ガステコ608がハンマー606の動きとは反対方向の上方に動いて火口ノズル609を押し上げる。着火する時だけ加工ノズルと放電電極を近付けている。
(第4の実施形態)
図6は本発明の第4の実施形態の可搬型電源に用いる調理容器を説明する断面図である。本実施形態は基体部31の底面上に絶縁層43を形成している。絶縁層43は例えば酸化アルミ(アルミナ)膜であり、基体部31の底部の非磁性金属板(アルミ)を陽極酸化処理して形成する。この絶縁層43上に磁性ステンレス等の磁性金属板32を貼り合わせる。磁性金属板32と電極33a,33bの間の導通を確実にするために、基体部31の側面と磁性金属板32を接続する導電部38a、38bを設ける。導電部38a、38bは磁性金属板と同材料でもよいし、アルミ、非磁性SUS304等別材料でもよい。
基体部31の底面と磁性金属板32の間に絶縁層43があると電気的設計がしやすい。つまり得られた起電力によって生じる電流がほぼ磁性金属板32内だけを流れ、基体部31には流れにくいので発電した電力のロスが少ない。なお磁性金属が基体部31の側面にも形成されている場合は側面でも絶縁層43を磁性金属と基体部の間に形成する。
(第5の実施形態)
図7は本発明の第5の実施形態の可搬型電源に用いる調理容器を説明する断面図である。熱電変換を効果的に行うためには、水溜め容器の高温側(底部)の温度が面内である程度均一となることが望ましい。火に直接当たっている箇所は、直接当たっていない箇所より高温になる。すると、磁性金属板32の上下間に生じる温度差の場所依存性によって、磁性金属板32内での起電力の生成が空間的に不均一となり、高温度差部で生成された電流が低温度差部へと逃げ、その分だけ電流を外に取り出せなくなる。調理容器全体がアルミやアルミ合金のような、熱伝導率が高いものであれば良いが、磁性金属はアルミ合金等と比べて熱伝導率が低い。
そこで、本実施形態の可搬型電源では、図7に示すように、基体部31の最下層として、アルミ合金等からなる高熱伝導層を設ける。また基体部31の底部を磁性ステンレスなどの磁性金属板39とする。高熱伝導層36を設けることにより、底部の横方向の熱伝導が促進され、高温側の温度均一性が高まる。なお、電気的設計上、磁性金属板39と高熱伝導層36との間には酸化皮膜等の薄い絶縁層35(電気を通さない層)があることが望ましい。
(第6の実施形態)
図8A、図8B、図8Cは、本発明の第6の実施形態の調理容器50の裏面(磁性金属のある側)を描いている。第1~第3の実施形態の磁性金属板は1枚の板であるが、本実施形態ではパターン化している。図8Aでは磁性金属板を短冊状に細長く5つに分割して、間に隙間を設けている。短冊状の磁性金属板52の両端は、第3の実施形態と同様に導電板58a、58bを形成する。分割した磁性金属板52の自発磁化Mは全て面内でしかも同じ方向を向いている。
なお、面内の温度分布を均一にするために短冊の幅は適度に狭くするとよい。例えば第1~第3の実施形態の磁性金属板32を一方向に4,5分割する程度に狭くする。
図8Bでは磁性金属板32を蛇行した形状(ミアンダ形状)にしている。磁性金属板53a、53bの磁化方向M,M’は、磁性金属板53a、53bの面内で線幅の方向である。また、磁性金属板53aの自発磁化の方向Mと、それと逆向きの磁性金属板53bの自発磁化の方向M’は逆向きにして、得られた起電力E,E’が足し合わされるようにする。磁性金属板53a、53bを接続する導体の板53cは非磁性金属とするか、長さを短くすれば任意の磁化方向の磁性金属板でもよい。
図8Bでは板53cの自発磁化の方向M’’をM,M’と同じ面内でかつM,M’と垂直方向にしている。なお磁性金属板53a、53bと板53cは境界線54で区切ってある。境界線54は図8Bでは53cが短くなるように設定しているが、図8Cのように53cを長くするように区切っても良い。また図示しないが、53aと53cの境界では53cが短くなるようにし、53bと53cの境界では53bが長くなるようにしてもよい。
本実施形態では前もって磁化させておいた磁性金属板53a、53bを基体部51の底面に接合する。以上述べたように磁性金属板を曲がりくねった形状にすると、平面全体が磁性金属板である場合に比べて長さを稼ぐことができ、得られる起電力を大きくすることができる。
また磁性金属板53aだけ磁化し、磁性金属板53bは磁性でなく非磁性にしてもよい。
これにより、基体部51の底部の面内で、高温側から低温側への熱伝導が促進され、温度均一性が高まる。
なお本実施形態でも第3の実施形態と同じく高熱伝導層を設けて調理容器の高温側(底部)の温度を面内で均一にすることも可能である。
(第7の実施形態)
図9は本発明の第7の実施形態の可搬型電源に用いる調理容器60を説明する断面図である。本実施形態の磁性金属板は薄い磁性合金板を積層したものである。調理容器60は板厚方向の真ん中に1145アルミ102、3004アルミ101、1145アルミ103の積層構造がある。この積層構造の外側に、304ステンレス104、特殊ステンレス105(例えばケイ素を数%添加したステンレス)、304ステンレス106の積層構造がある。アルミの積層構造の内側には同じく304ステンレス104’、特殊ステンレス105’、304ステンレス106’の積層構造がある。この外側と内側のステンレス積層構造でアルミの積層構造を挟み、圧延することで全体を一枚の板状に加工している。外側のステンレスの積層構造の底面は面内方向に自発磁化Mを持つ。内側のステンレスの積層構造の底面も面内方向に自発磁化Mを持たせてもよい。
薄い磁性合金を積層した界面では異常ネルンスト効果による熱電変換が起きやすく、大きな起電力を得ることができる。さらに、積層した構造では、形状磁気異方性によって安定に自発磁化を保持できる。強磁性体は、その形状や結晶構造・原子配列に起因して、磁化されやすい方向(磁化容易方向)を持ち、これを磁気異方性と呼ぶ。磁性金属板は板の面内方向に磁化されやすいが、薄板を積層すると、より面内方向に磁化されやすく、面内方向の磁化を安定に保持できる。
(第8の実施形態)
図10は本発明の第8の実施形態の可搬型電源を説明する概略断面図である。本実施形態の可搬型電源80は、燃焼装置81と、加熱対象を保持し発電機能を備えた加熱容器82を備えている。加熱容器82は、燃焼装置81によって直接加熱される箇所の少なくとも一部に磁性金属板83を備えている。磁性金属板83は自発磁化Mを持ち、加熱により異常ネルンスト効果を発現して起電力が発生する。また磁性金属板83は生成した電力を取り出すための電極84を設けている。
本実施形態の可搬型電源では、加熱容器の構造が極めて簡単で低コストにでき、しかも加熱容器と燃焼装置の両方を備えていて別途取り付ける必要がない。
(他の実施形態)
上述の実施形態では燃焼装置はフリント式、電子式について述べたが、内燃式でもよいし、IH (Induction Heating)ヒーターを用いても良い。
以上、本発明を、上述した各実施形態およびその変形例によって例示的に説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態およびその変形例に記載した範囲に限定されない。当業者には、係る実施形態に対して多様な変更又は改良を加えることが可能であることは明らかである。そのような場合、係る変更又は改良を加えた新たな実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得る。そしてこのことは、特許請求の範囲に記載した事項から明らかである。
この出願は、2018年12月4日に出願された日本出願特願2018-227024を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
燃焼装置と、加熱対象を保持する加熱容器を備え、前記加熱容器は、前記燃焼装置によって直接加熱される箇所の少なくとも一部に、自発磁化を持ち、加熱により異常ネルンスト効果を発現して起電力が発生する磁性金属板を備え、電力を取り出すための電極を設けたことを特徴とする可搬型電源。
(付記2)
前記燃焼装置上に断熱支持体を備え、前記断熱支持体上に前記加熱容器を備えた付記1に記載の可搬型電源。
(付記3)
前記燃焼装置と前記加熱容器は遮音ケースに収納されている付記1または2に記載の可搬型電源。
(付記4)
前記燃焼装置は、燃料タンク、前記燃料タンクからの燃料を出すノズル、前記ノズル近傍にある着火部を備えている付記1から3のいずれか一項に記載の可搬型電源。
(付記5)
前記磁性金属板は面内方向に自発磁化を有する付記1から4のいずれか一項に記載の可搬型電源。
(付記6)
前記直接加熱される箇所は非磁性金属板に絶縁層を介して前記磁性金属板が形成されている付記1から5のいずれか一項に記載の可搬型電源。
(付記7)
前記磁性金属板上に前記磁性金属板より高熱伝導の金属板を設けた付記1から6のいずれか一項に記載の可搬型電源。
(付記8)
前記磁性金属板は短冊状であるかまたは蛇行した形状である付記1から7のいずれか一項に記載の可搬型電源。
(付記9)
前記磁性金属板は磁性金属の薄板が積層されている付記1から8のいずれか一項に記載の可搬型電源。
(付記10)
前記磁性金属板は磁性合金である付記1から9のいずれか一項に記載の可搬型電源。
(付記11)
前記加熱容器の前記燃焼装置によって直接加熱されない箇所にも前記磁性金属板を備える付記1から10のいずれか一項に記載の可搬型電源。
(付記12)
前記磁性金属板は磁性ステンレス板である付記1から11のいずれか一項に記載の可搬型電源。
10、80 可搬型電源
15 遮音ケース
16 取り出し口
17 給水口
18 外部回路
19 出力コネクタ
20、81 燃焼装置
21 ヤスリ
22 フリント
23 ガスノズル
24 ガスタンク
25 押上げ機構
30 水溜め容器
31、51 基体部
32、39、52、53a、53b 磁性金属板
32a、32b 電極
37a、37b 配線
38a、38b 導電部
40 断熱支持体
35、43 絶縁層
50、60 調理容器
53c 板
82 加熱容器
601 第1の支持部
602 座金
603 圧電素子
604 着火操作部
605 電極板
606 ハンマー
607 放電電極
608 ガステコ
609 火口ノズル
610 支点
102、103 1145アルミ
101 3004アルミ
104,104’、106、106’ 304ステンレス
105、105’ 特殊ステンレス

Claims (10)

  1. 燃焼装置と、加熱対象を保持する加熱容器を備え、前記加熱容器は、前記燃焼装置によって直接加熱される箇所の少なくとも一部に、自発磁化を持ち、加熱により異常ネルンスト効果を発現して起電力が発生する磁性金属板を備え、電力を取り出すための電極を設けたことを特徴とする可搬型電源。
  2. 前記燃焼装置上に断熱支持体を備え、前記断熱支持体上に前記加熱容器を備えた請求項1に記載の可搬型電源。
  3. 前記燃焼装置と前記加熱容器は遮音ケースに収納されている請求項1または2に記載の可搬型電源。
  4. 前記燃焼装置は、燃料タンク、前記燃料タンクからの燃料を出すノズル、前記ノズル近傍にある着火部を備えている請求項1から3のいずれか一項に記載の可搬型電源。
  5. 前記磁性金属板は面内方向に自発磁化を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の可搬型電源。
  6. 前記加熱容器は非磁性金属板で構成され、前記非磁性金属板の少なくとも前記直接加熱される箇所に、絶縁層を介して前記磁性金属板が形成されている請求項1から5のいずれか一項に記載の可搬型電源。
  7. 前記磁性金属板の前記直接加熱される箇所に、前記磁性金属板より高熱伝導の金属板を設けた請求項1から6のいずれか一項に記載の可搬型電源。

  8. 前記磁性金属板は短冊状であるかまたは蛇行した形状である請求項1から7のいずれか一項に記載の可搬型電源。
  9. 前記磁性金属板は磁性金属の薄板が積層されている請求項1から8のいずれか一項に記載の可搬型電源。
  10. 前記磁性金属板は磁性合金である請求項1から9のいずれか一項に記載の可搬型電源。
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