JP7255126B2 - 加熱用器具 - Google Patents

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Description

本発明は加熱用器具に関し、特に発電機能を有する加熱用器具に関する。
調理時の熱によって発電を行うことができる発電鍋等の調理器具は、災害等による停電時や、電気の使えないキャンプ場などで、携帯機器の充電等の用途に大変重宝する。特許文献1では、ゼーベック効果に基づく熱電発電機能を備えた調理用鍋が開示されている。調理器具の容器本体の底部に、ビスマス・テルル系のp型熱電変換素子とn型熱電変換素子を電極で接合した熱電変換モジュールを取り付ける。調理する食材や水を容器内に入れ、たき火、ガス火、太陽集光熱等の熱源で加熱する。加熱される鍋の底面側の高温部(~500℃)と、食材や水が入った容器内部側の低温部(~100℃)との間には大きな温度差が生じる。この大きな温度差を利用して、30W程度の発電が実証されている。
また特許文献2の熱電発電装置は、直火にかける容器の底面に熱電変換素子を設置固定している。この熱電変換素子は、複合金属酸化物の焼結体に電極を設けたゼーベック素子である。
さらに特許文献3の加熱容器では、金属鍋の底部と取っ手部に熱電変換素子(ペルチエ素子)を用いる。例えば半導体のPN接合部が両面に多数配置された板状のものの片面を高温になる底部に付け、取っ手部にもう片面を付ける。この片面ともう片面の間の温度差で発電する。
国際公開第2013/027749号 特開2009-272584号公報 特開2017-526号公報
特許文献1,2,3は全て熱電変換素子を、調理器具とは別物として取り付けている。そのため調理器具自体では発電できない。本発明の目的は、この問題点を解決し、加熱用器具自体で発電が可能な加熱用器具を提供することである。
本発明は、発電機能を備えた加熱用器具であって、少なくとも直接加熱される箇所に、自発磁化を持ち、加熱により異常ネルンスト効果を発現して起電力が発生する磁性金属板を備え、前記磁性金属板または前記加熱用器具の他の部分に、電力を取り出すための電極を設けたことを特徴とする発電機能を備えた加熱用器具である。
本発明によれば、加熱用器具自体で発電することが可能になる。
本発明の第1の実施形態の調理器具を側面から見た概略図である。 本発明の第2の実施形態の調理器具を説明するための断面図である。 本発明の第3の実施形態の調理器具を説明するための断面図である。 図3の調理器具の平面図で、上方から見た図である。 図5は図3,4の磁性合金板の自発磁化の方向を90度変えて、取っ手と平行な方向にした場合の、上方から見た平面図である。 図4の丸鍋を角鍋に代えた場合の平面図で、上方から見た図である。 図5の丸鍋を角鍋にした場合を示す平面図である。 本発明の第4の実施形態で用いる調理器具を説明するための断面図である。 本発明の第5の実施形態を示す図で、調理器具の裏面の図である。 本発明の第6の実施形態の調理器具を説明するための断面図である。 本発明の第7の実施形態の調理器具を説明するための断面図である。 本発明の第8の実施形態の加熱用器具を側面から見た概略図である。
(第1の実施形態)
図1を用いて本発明の第1の実施形態である調理器具を説明する。図1は本実施形態の調理器具1を側面から見た概略図である。調理器具1は丸鍋である。この調理器具1は、第1層10、第2層12、電極13a、13b、取っ手14、外部回路15、出力コネクタ16、導電線17a、17bを備える。
磁性合金板12は例えば磁性を持つSUS304である。本実施形態の調理器具1では第1層10と第2層12が積層されている。第1層10は鍋の基体部であり、材料はアルミである。以下基体部10と呼称する。第2層12の材料は磁性合金である。以下磁性合金板12と呼称する。磁性合金板12は鍋が直接加熱される箇所である平坦な底面に形成され、両端部には電極13a、13bを設ける。このように構成することで鍋自体が熱電発電する。
磁性合金板12は自発磁化Mを持つ。その方向は、図1に示すように、底面の面内方向であり、しかも紙面の裏から表側に向かう方向(取っ手14に対して直角方向)である。取っ手14上に外部回路15を載せ、外部回路15の出力は出力コネクタ16経由で外部に取り出す。電極13a、13bと外部回路15の入力端子(不図示)を導電線17a、17bで接続する。外部回路15は例えばDC-DCコンバータである。
調理器具1に加熱したい食材や水(不図示)などを入れ、ガスレンジ等を使って調理器具1の底部を火で加熱すると、磁性合金板12の底面側と基体部10の上側の間に温度差が生じる。火はガス火、たき火、太陽光集熱等を使うことができる。この温度差(温度勾配)によって磁性合金板12内で異常ネルンスト効果が発現し、磁性合金板12の面内方向に起電力Eが生じる。両端の電極13a、13bからこの起電力Eに基づく出力を取り出せば、熱電発電が可能となる。異常ネルンスト効果とは、ある方向に磁化(M)した磁性体に熱流∇Tを加えた際に、磁化Mの向きと熱流∇Tの向きの双方と直交する向きに起電力Eが生じる現象である。磁性合金板は導電体であるため、温度差が小さいと出力電圧をあまり大きくできない。そのため外部回路15内のDC-DCコンバータで昇圧すると使いやすい。
本実施形態の調理器具1は停電時や野外で電源が取れない場所でも、調理等で加熱するついでに発電することができる。特許文献1~3は全て、熱電変換素子を、調理器具とは別物として取り付けている。また特許文献1~3の熱電変換素子はいずれも素子構造を形成する必要があり、コストが高い。例えば特許文献1ではp型熱電変換素子とn型熱電変換素子を電極で接合した熱電変換モジュールを作製する必要があり、調理器具としては破格の高コストになってしまい、一般家庭には普及していない。また、特許文献1~3のような、熱電変換素子を並列に並べたゼーベック素子は、並べた方向の熱伝導性が低い。そのため、調理器具のように加熱が不均一になりがちなものでは、局所的な熱膨張によって壊れたり変形したりしやすく、また通常の鍋に比べて均一に焼けない、時間が掛かる等調理性能が劣っていた。しかし本実施形態のようにすれば調理器具自体で発電でき、また調理器具を構成する金属を一部磁性金属板にするだけで良いので構造が極めて簡単で、低コストにできる。また磁性金属板を設ければよいので、上述の特許文献1~3のように熱電変換素子を並べた方向の熱伝導率が低くなることはなく、均一に加熱できる。
なお磁性合金板12に用いる磁性合金は、例えば鉄系合金であるステンレス材料を用いることができる。一般にステンレスは金属組織上の分類では大きく5系統(オーステナイト系、フェライトオーステナイト系、フェライト系、マルテンサイト系、析出硬化系)に分けられていて、このうち、オーステナイト系以外は強磁性とされており、本実施形態の磁性合金板として用いることができる。
なお図1の例では磁性合金板12をアルミの基体部10の底に接合している。基体部10はアルミ以外に鉄、非磁性合金、銅等で作製してもよい。また底面全体を磁性合金板12で作製してもよい。更に基体部10の側面も磁性合金板で作製してもよい。つまり基体部10の直接加熱される箇所以外の箇所も磁性合金板で構成して、全体を磁性合金板で作製してもよい。側面では発電させてもよいし、させなくてもよい。
また本実施形態では鍋を例として説明したが、フライパン、ホットプレート、薬缶、釜等他の調理器具にも適用できる。
(第2の実施形態)
図2は本発明の第2の実施形態の調理器具1を説明する断面図である。本実施形態は基本的には第1の実施形態と同じであるが、基体部10の底面上に絶縁層11を形成している。具体的には陽極酸化処理して形成した酸化アルミ(アルミナ)膜である。この絶縁層11上に磁性合金板12を貼り合わせる。
基体部10の底面と磁性合金板12の間に絶縁層11があると電気的設計がしやすい。つまり得られた起電力によって生じる電流がほぼ磁性合金板12内だけを流れ、基体部10には流れにくいので発電した電力のロスが少ない。
(第3の実施形態)
図3は本発明の第3の実施形態の調理器具1を説明する断面図である。第1の実施形態では電極13a、13bが底部の磁性合金板12の両端にあるため、直火に曝される。また導電線17a、17bは底部にある電極13a、13bから引き出すため、電極に近い箇所は同様に直火に曝される。そのため熱損傷の恐れがある。
本実施形態では、調理器具1の上部の縁に電極23a、23bを設置し、調理器具1の側面に導電板201a,201bを形成して磁性合金板22と電極23a、23bを電気的に接続している。本実施形態では基体部20の外側の底面202と側面203に絶縁層21(酸化アルミ)を形成している。図4は図3の調理器具3の平面図で、上方から見た図である。導電板201a,201bは、取っ手24のある側とその反対側の酸化アルミ上に形成する。導電板201a,201bは底面202の中心から見て図4の角度θで60°以下に収まるよう形成する。
電極23a、23bから導電線27a、27bを引き出して調理器具1の外部回路25に接続している。外部回路25から遠い導電線27aは調理器具1の少し外側を回している。導電板201a、201bは磁性合金板22と同材料であってもよく、アルミ、非磁性SUS304等別材料でもよい。つまり側面で発電してもよいし、しなくてもよい。
このようにしたため、導電線27a、27bと電極23a、23bは直火に曝されることが殆どなく、熱損傷を受けにくくなる。また磁性合金板22と電極23a、23bの間を導電板201a、201bで接続する際には調理器具1の底部を通らないため、同じく殆ど直火に曝されることがなく、熱損傷を受けにくい。
図5は図3,4の磁性合金板22の自発磁化の方向を90度変えて、取っ手24と平行な方向にした場合の、上方から見た平面図である。導電板201a、201bは取っ手24から見て直角方向に設置する。
また図6は図4の丸鍋を角鍋6に代えた場合の平面図で、上方から見た図である。図7も同様に図5の丸鍋を角鍋7にした場合を示す平面図である。
(第4の実施形態)
熱電変換を効果的に行うためには、調理器具の高温側(底部)の温度が面内である程度均一となることが望ましい。鍋などで火に直接当たっている箇所は、直接当たっていない箇所より高温になる。するとその温度差によって発生した電流が低温側に逃げ、その分だけ電流を外に取り出せなくなる。調理器具全体がアルミやアルミ合金のような熱伝導率が高いものであれば良いが、磁性合金はアルミ合金等と比べて熱伝導率が低い。
そこで、本実施形態では図8に示すように、磁性合金板82上に、最下部層としてアルミ合金等からなる高熱伝導層86を設ける。これにより、底部での横方向への熱伝導が促進され、高温側の温度均一性が高まる。なお、電気的設計上、磁性合金板82と高熱伝導層との間には磁性合金板82の酸化皮膜等の薄い絶縁層85(電気を通さない層)を形成する。他の構成要素である基体部80、絶縁層81、導電板801a、801b等は第2、第3の実施形態と同様である。
(第5の実施形態)
図9(a)、(b)は本発明の第5の実施形態を示す図で、調理器具1の裏面の図である。取っ手などを省略して裏面だけを描いている。本実施形態は第4の実施形態と同じく調理器具の高温側(底部)の温度を面内で均一にするものであり、第4の実施形態の高熱伝導層に代えて、第1~第3の実施形態の磁性合金板をパターン化している。図9(a)では磁性合金板を短冊状に細長く5つに分割して、間に隙間を設けている。短冊状の磁性合金板92の両端は、第3の実施形態と同様に導電板901a、901bを形成する。磁性合金板92の自発磁化Mは図3,4と同じく全て面内方向である。
なお、面内の温度分布を均一にするためには、短冊の幅は適度に狭くするとよい。例えば第1~第3の実施形態の磁性合金板12,22を一方向に4,5分割する程度に狭くする。
また図9(b)では蛇行した形状(ミアンダ形状)にする。磁性合金板93a、93bの磁化方向M,M’は、磁性合金板93a、93bの面内で線幅の方向である。また、磁性合金板93aの自発磁化の方向Mと、それと逆向きの磁性合金板93bの自発磁化の方向M’は逆向きにして、得られた起電力E,E’が足し合わされるようにする。磁性合金板93a、93bを接続する板93cは非磁性合金とするか、長さを短くすれば任意の磁化方向の磁性合金板でもよい。図9(b)では板93cの自発磁化の方向M’’をM,M’と同じ面内でかつM,M’と垂直方向にしている。なお磁性合金板93a、93bと板93cは境界線95で区切ってある。境界線95は図9(b)の左側の図に示すように93cが短くなるように設定しているが、右側の図に示すように93cを長くするように区切っても良い。また図示しないが、93aと93cの境界では93cが短くなるようにし、93bと93cの境界では93bが長くなるようにしてもよい。
本実施形態では前もって磁化させておいた磁性合金板93a、93bを基体部90の底面に接合する。以上述べたように磁性合金板を曲がりくねった形状にすると、平面全体が磁性合金板である場合に比べて長さを稼ぐことができ、得られる起電力を大きくすることができる。
また磁性合金板93aだけ磁化し、磁性合金板93bは磁性でなく非磁性にしてもよい。
これにより、基体部90の底部の面内で、高温側から低温側への熱伝導が促進され、温度均一性が高まる。
(第6の実施形態)
図10は本発明の第6の実施形態の調理器具1を説明する断面図である。本実施形態の磁性合金板は薄い磁性合金板を積層したものである。調理器具100は板厚方向の真ん中に1145アルミ101、3004アルミ102、1145アルミ103の積層構造がある。この積層構造の外側に、304ステンレス104、特殊ステンレス105(例えばケイ素を数%添加したステンレス)、304ステンレス106の積層構造があり、内側には同じく304ステンレス104’、特殊ステンレス105’、304ステンレス106’の積層構造がある。この外側と内側のステンレス積層構造でアルミの積層構造を挟み、圧延することで全体を一枚の板状に加工している。外側のステンレスの積層構造の底面は面内方向に自発磁化Mを持つ。内側のステンレスの積層構造の底面も面内方向に自発磁化Mを持たせてもよい。
薄い磁性合金を積層した界面では異常ネルンスト効果による熱電変換が起きやすく、大きな起電力を得ることができる。さらに、積層した構造では、形状磁気異方性によって安定に自発磁化を保持できる。強磁性体は、その形状や結晶構造・原子配列に起因して、磁化されやすい方向(磁化容易方向)を持ち、これを磁気異方性と呼ぶ。磁性合金板は板の面内方向に磁化されやすいが、薄板を積層すると、より面内方向に磁化されやすく、面内方向の磁化を安定に保持できる。
(第7の実施形態)
第1、第2の実施形態では、導電線17a、17bが基体部10の外に出ている。そのため調理やその後食材を取り出す際の邪魔になる可能性がある。そのため本実施形態では導電線が基体部10に埋め込む。図11に示すように、耐熱性セラミック1101等の内部に導電線1102を埋め込み、それを基体部10の側面に貼り付け、電極13aから基体部10の縁まで這わせ、その後は縁に沿って外部回路15までさらに這わせる。縁の外部回路15に相対する箇所まで這わせ、基体部10の外に引き出して外部回路15に接続する。電極13bからの導電線1103も同様にして耐熱性セラミック1101等の内部に埋め込み、それを基体部10の側面に貼り付け、基体部10の縁の外部回路15に相対する箇所まで這わせ、基体部10の外に引き出して外部回路15に接続する。本実施形態では導電線が空中を浮くことがないので、調理や調理後に食材を取り出す際の邪魔にならない。
なお基体部10内に空洞を開け、そこに、導電線1102、1103の周囲を耐熱性のセラミックでカバーしたものを通しても良い。
(第8の実施形態)
図12は本発明の第8の実施形態の加熱用器具を示す図である。
本実施形態の発電機能を備えた加熱用器具1200は、少なくとも直接加熱される箇所に、自発磁化を持ち、加熱により異常ネルンスト効果を発現して起電力が発生する磁性金属板1201を備えている。さらに磁性金属板1201に、電力を取り出すための電極1202、1203を設けている。本実施形態は加熱用器具自体で発電できる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では鍋などの調理用器具で説明したが、例えば水を入れた鍋を加熱してお湯を沸かすのと並行してその熱で発電する、または本発明の加熱用器具に何らかの燃料を入れて加熱して暖を取るとき、その熱で発電することもできる。なお熱源はIH(Induction Heating)ヒーターでもよい。
また上述の実施形態では外部回路と出力コネクタを取っ手上部に設けたが、取っ手内部に埋め込んでもよい。その場合、図11の導電線1102、1103をすべて加熱用器具の内部に埋め込むことができる。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
発電機能を備えた加熱用器具であって、少なくとも直接加熱される箇所に、自発磁化を持ち、加熱により異常ネルンスト効果を発現して起電力が発生する磁性金属板を備え、前記磁性金属板または前記加熱用器具の他の部分に、電力を取り出すための電極を設けたことを特徴とする発電機能を備えた加熱用器具。
(付記2)
前記電極は前記磁性金属板または前記加熱用器具の他の部分に設ける付記1に記載の加熱用器具。
(付記3)
前記磁性金属板は面内方向に自発磁化を有する付記1または2に記載の加熱用器具。
(付記4)
前記直接加熱される箇所全体が前記磁性金属板である付記1から3のいずれか一項に記載の加熱用器具。
(付記5)
前記直接加熱される箇所は非磁性金属板に絶縁層を介して前記磁性金属板が形成されている付記1から4のいずれか一項に記載の加熱用器具。
(付記6)
前記磁性金属板上に前記磁性金属板より高熱伝導の金属板を設けた付記1から5のいずれか一項に記載の加熱用器具。
(付記7)
前記直接加熱される箇所は、非磁性金属板上に、前記磁性金属板が短冊状に設置されているかまたは前記磁性金属板が蛇行した形状に設置されている付記1から6のいずれか一項に記載の加熱用器具。
(付記8)
前記磁性金属板は磁性金属の薄板が積層されている付記1から7のいずれか一項に記載の加熱用器具。
(付記9)
前記磁性金属板と前記電極の間を、耐熱性絶縁体の内部に埋め込んだ配線で接続する付記1から8のいずれか一項に記載の加熱用器具。
(付記10)
前記磁性金属板は磁性合金である付記1から9のいずれか一項に記載の加熱用器具。
(付記11)
前記磁性金属板以外の金属部分はアルミまたはアルミ合金であり、前記絶縁層は酸化アルミである付記5に記載の加熱用器具。
(付記12)
前記電極に出力コネクタが接続される付記1から11のいずれか一項に記載の加熱用器具。
(付記13)
前記加熱用器具は鍋である付記1から12のいずれか一項に記載の加熱用器具。
(付記14)
前記直接加熱される箇所以外の箇所にも前記磁性金属板を備える付記4から13のいずれか一項に記載の加熱用器具。
1、100 調理器具
6、7 角鍋
10、20、80、90 基体部
11、81 絶縁層
12、22、82、92、93a、93b 磁性合金板
13a、13b、23a、23b、1202、1203 電極
14、24 取っ手
15、25 外部回路
16 出力コネクタ
17a、17b、27a、27b、1102、1103 導電線
21 絶縁層
101 1145アルミ
102 3004アルミ
103 1145アルミ
104、104’、106、106’ 304ステンレス
105、105’ 特殊ステンレス
201a、201b、801a、801b、901a、901b 導電板
202 底面
1101 耐熱性セラミック
1200 加熱用器具
1201 磁性金属板

Claims (9)

  1. 発電機能を備えた加熱用器具であって、少なくとも直接加熱される箇所に、自発磁化を持ち、加熱により異常ネルンスト効果を発現して起電力が発生する磁性金属板を備え、電力を取り出すための電極を設け
    前記磁性金属板は、加熱により異常ネルンスト効果を発現して起電力が発生する磁性金属の薄板を積層することにより構成されている、
    ことを特徴とする発電機能を備えた加熱用器具。
  2. 前記電極は前記磁性金属板または前記加熱用器具の他の部分に設ける請求項1に記載の加熱用器具。
  3. 前記磁性金属板は面内方向に自発磁化を有する請求項1または2に記載の加熱用器具。
  4. 前記直接加熱される箇所全体が前記磁性金属板である請求項1から3のいずれか一項に記載の加熱用器具。
  5. 加熱対象物を入れる加熱容器は、非磁性金属板で構成され、
    前記直接加熱される箇所には、前記非磁性金属板から見て順に、絶縁層前記磁性金属板が形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載の加熱用器具。
  6. 前記磁性金属板の直接加熱される側前記磁性金属板より高熱伝導の金属板を設けた請求項1から5のいずれか一項に記載の加熱用器具。
  7. 前記直接加熱される箇所は、非磁性金属板上に、前記磁性金属板が短冊状に設置されているかまたは前記磁性金属板が蛇行した形状に設置されている請求項1から6のいずれか一項に記載の加熱用器具。
  8. 前記磁性金属板と前記電極の間を、耐熱性絶縁体の内部に埋め込んだ配線で接続する請求項1からのいずれか一項に記載の加熱用器具。
  9. 前記磁性金属板は磁性合金である請求項1からのいずれか一項に記載の加熱用器具。
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