JP7163923B2 - ケアサポートシステムおよび通信制御方法 - Google Patents

ケアサポートシステムおよび通信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、対象者の日常の生活を支援するケアサポートシステムと、そのケアサポートシステムにおける通信制御方法とに関するものである。
従来から、被介護者や患者等の対象者の活動状態を非接触で検知し、監視するシステムが種々提案されている。例えば特許文献1のシステムでは、時間経過に対する対象者の活動状態(例えば睡眠状態)をモニタで表示し、監視している。そして、モニタ上での選択操作により、表示画面を対象者ごとに切り替えるようにしている。また、例えば特許文献2では、介護センタの管理装置と、被介護者の近傍に設置される介護端末装置とを通信可能に接続し、管理装置が管理しているリストから、介護者が被介護者を選択することで、該当する被介護者の介護端末装置に発呼処理(電話)を行い、さらに、介護端末装置が有するカメラの向きを、選択された被介護者の方向に変更するようにしている。
特開2003-52649号公報(段落〔0038〕~〔0040〕、図4等参照) 特開平11-266444号公報(請求項1、段落〔0013〕~〔0019〕、図1、図7等参照)
ところが、上記した特許文献1および2のいずれのシステムにおいても、被介護者を選択するステップがあり、しかもそれらは手動で行われている。このようなシステムでは、煩わしい手動による選択作業を介護者に強いる必要があることから、介護の業務効率がよいとは必ずしも言えなかった。例えば、介護者が被介護者の居室に近づくなど、介護者が世話(ケア)する被介護者がある程度特定される状況において、端末(例えば携帯電話)上で介護者が被介護者を選択する指示入力を行うことは無駄な作業であり、業務効率の低下を防止する観点からは、このような指示入力を省くことができるシステムを構築することが望ましい。しかし、このようなシステムは未だ提案されていない。なお、業務効率の低下の問題は、介護の現場だけでなく、例えば医療や看護の現場でも、患者が特定される状況でその患者に関する指示入力を行う場合には同様に起こり得る。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、対象者をケアするにあたって、医療等に従事する従事者の手動による指示入力を行う手間やステップを省くことができ、これによって、従事者の業務効率を向上させることができるケアサポートシステムと、通信制御方法とを提供することにある。
本発明の一側面に係るケアサポートシステムは、対象者の日常の生活を支援するケアサポートシステムであって、居室内に設置され、前記居室内の前記対象者の生体情報を検知する検知ユニットと、前記検知ユニットにて検知された前記生体情報を管理する管理サーバーとを備え、前記検知ユニットおよび前記管理サーバーの少なくとも一方は、医療、介護または看護に従事する従事者が所有する端末と通信することによって、前記従事者の前記居室への近接を検知する近接検知部を含み、前記管理サーバーは、前記近接検知部が前記従事者の前記居室への近接を検知した後において、前記従事者から前記居室内の前記対象者をケアする上で必要な指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記管理サーバーまたは前記端末で行われるように、前記指示入力とは無関係に前記端末への出力を制御する通信制御部を含む。
本発明の他の側面に係る通信制御方法は、対象者の日常の生活を支援するケアサポートシステムにおける通信制御方法であって、前記ケアサポートシステムは、居室内に設置され、前記居室内の前記対象者の生体情報を検知する検知ユニットと、前記検知ユニットにて検知された前記生体情報を管理する管理サーバーとを備え、該通信制御方法は、前記検知ユニットおよび前記管理サーバーの少なくとも一方が、医療、介護または看護に従事する従事者が所有する端末と通信することによって、前記従事者の前記居室への近接を検知する近接検知工程と、前記近接検知工程の後において、前記従事者から前記居室内の前記対象者をケアする上で必要な指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記管理サーバーまたは前記端末で行われるように、前記指示入力とは無関係に前記管理サーバーから前記端末への出力を制御する通信制御工程とを含む。
対象者をケアするにあたって、医療等に従事する従事者の手動による指示入力を行う手間やステップを省くことができ、これによって、従事者の業務効率を向上させることができる。
本発明の実施の一形態に係る施設型のケアサポートシステムの概略の構成を示す説明図である。 上記ケアサポートシステムの動体検知ユニットが設置された居室内の様子を模式的に示す説明図である。 上記動体検知ユニットの概略の構成を示すブロック図である。 上記動体検知ユニットの光学検出部の詳細な構成を示すブロック図である。 訪問型のケアサポートシステムの概略の構成を示す説明図である。 上記施設型のケアサポートシステムの詳細な構成を示すブロック図である。 上記ケアサポートシステムにおける通信制御による処理の流れを示すフローチャートである。 他の通信制御による処理の流れを示すフローチャートである。 利用者端末にて介護用アプリケーションを立ち上げたときの表示画面例を示す説明図である。 上記利用者端末での被介護者の一覧表示の例を示す説明図である。 ケア実施入力画面の一例を示す説明図である。 さらに他の通信制御による処理の流れを示すフローチャートである。 ケア情報の管理画面の一例を示す説明図である。 上記ケアサポートシステムの他の構成を模式的に示すブロック図である。 上記ケアサポートシステムが適用される介護施設の間取りを示す説明図である。 各NFCタグの配置例を示す説明図である。
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本明細書において、従事者とは、医療、介護または看護に従事する従事者(医師、介護士(介護者)、看護師など)を指し、対象者とは、従事者によってケアされる対象となる者(被介護者、患者など)を指す。また、ケアとは、医療、介護または看護に関して対象者を世話することを指す。
本実施形態のケアサポートシステムには、大きく分けて、施設型と、訪問型(訪問医療型、訪問介護型、訪問看護型を含む)とがある。以下、各タイプのケアサポートシステムについて順に説明する。
〔ケアサポートシステム(施設型)〕
図1は、本実施形態の施設型のケアサポートシステム1の概略の構成を示す説明図である。ケアサポートシステム1は、介護施設に入居している被介護者や、病院に入院している患者(被看護者)の日常の生活を支援するためのシステムであり、見守りシステムとも呼ばれている。被介護者および被看護者は、ケアサポートシステム1による支援の対象、つまり、後述する画像認識システム20や電波検出部30での認識や検出等によって管理される対象者(被検者)である。ここでは、例として、ケアサポートシステム1が介護施設内で構築されている場合について説明する。
介護施設Sには、スタッフステーション100および居室101が設けられている。スタッフステーション100は、介護施設Sで過ごす被介護者の生活をサポートする介護者のいわゆる詰め所である。このスタッフステーション100には、管理サーバー100aが設けられている。管理サーバー100aは、通信回線200を介して、居室101に設置される後述の動体検知ユニット10と通信可能に接続されており、中央演算処理装置(CPU;Central Processing Unit)を含んで構成される。通信回線200は、例えば有線LAN(Local Area Network)、無線LAN、インターネット回線などで構成される。
管理サーバー100aは、通信回線200を介して、動体検知ユニット10から送信される各種の情報(例えば居室101内の撮影画像や被介護者の生体情報(例えば呼吸状態を示すバイタルデータ)を受信して管理するとともに、受信した情報を表示部100b1に表示させる。これにより、介護施設Sの介護者やシステムの利用者は、表示部100b1に表示された情報を見て、被介護者の状態(例えば転倒の有無や呼吸状態)を把握することができる。表示部100b1は、例えば管理サーバー100aと通信可能に接続されるパーソナルコンピュータ100bのディスプレイで構成することができる。なお、管理サーバー100aは、パーソナルコンピュータ100bと一体的に構成されてもよい。また、後述する画像認識システム20での画像認識処理により、被介護者が床面に転倒するなど、被介護者の動作が異常であることが認識されたときには、管理サーバー100aは、動体検知ユニット10からその旨の情報を受信して、動体検知ユニット10の光学検出部23で取得される居室101内の撮影画像のデータを、介護者が所有する携帯端末(図6の利用者端末300に相当)に送信し、被介護者の異常を介護者に知らせることも可能である。
居室101は、介護施設Sにおいて少なくとも1つ設けられており、図1では例として居室101が2つ設けられている場合を示している。居室101内には、被介護者が使用するベッド102が1つ設置されている。なお、1つの居室101内に被介護者が二人以上入居する場合、被介護者の各々に対応して複数のベッド102が設置される。
図2は、動体検知ユニット10が設置された居室101内の様子を模式的に示す説明図である。図1および図2に示すように、動体検知ユニット10は、各居室101の天井部101aに設置され、通信回線200と通信可能に接続されている。居室101が複数のベッド102が設置された多床室である場合、動体検知ユニット10は、各ベッド102に対応して複数(各ベッド102の数だけ)設置される。
また、居室101内には、入口近くの壁に操作部103が設置されている。操作部103は、例えばボタンで構成されており、動体検知ユニット10と有線(例えばケーブル)または無線で通信可能に接続されている。本実施形態では、後述の制御より、操作部103の操作が不要であり、したがって、操作部103の設置を不要とすることができるが、本実施形態では非常用として設置されている。なお、操作部103が設置されている本来の理由は、以下の通りである。
例えば、介護者が被介護者をケアするために居室101に入ると、居室101内の動体検知ユニット10(特に後述する電波検出部30)が、介護者の存在によって被介護者の生体情報を誤検知し、誤った生体情報(誤報)を管理サーバー100aに送信する場合がある。すると、管理サーバー100aから利用者端末300(図6参照)に上記誤報が通知される。このような誤報の通知は不要であり、停止させるべきである。また、介護者が居室101に入ったときには、介護者が被介護者の状態を把握しており、動体検知ユニット10による被介護者の監視の必要がないため、動体検知ユニット10を動作させる必要はなく、動体検知ユニット10による検知を停止させても何ら問題はない。そこで、操作部103は、介護者が居室101に入ったときに、管理サーバー100aから利用者端末300への誤報通知を停止させたり、動体検知ユニット10の検知を停止させる指示入力を介護者が行えるようにするために設置されている。
〔動体検知ユニット〕
次に、動体検知ユニット10について説明する。図3は、動体検知ユニット10の概略の構成を示すブロック図である。動体検知ユニット10は、居室101内に設置され、居室101内の動体としての被介護者(対象者)の生体情報(バイタルデータ)を、被介護者とは非接触で検知する非接触センサである。この動体検知ユニット10は、画像認識システム20、電波検出部30およびユニット制御部40を備えている。動体検知ユニット10は、電波検出部30をはじめ、後述する光学検出部23など、種々のセンサを備えていることから、センサボックスとも呼ばれる。
電波検出部30は、電波の放射および受信によって、居室101内での被介護者の状態を検知するセンサである。電波検出部30は、不図示の放射部および受信部を備えており、例えば24GHz帯のマイクロ波を放射し、被介護者にて反射してドップラーシフトした反射波を受信するマイクロ波ドップラーセンサによって構成される。これにより、電波検出部30は、受信した反射波から、被介護者の呼吸状態(呼吸数)、睡眠状態、心拍数などをバイタルデータとして検出することができる。
なお、被介護者が呼吸しているとき(睡眠中も含む)、被介護者の呼吸による体の微小な動き(微体動)が生じる。このため、被介護者の呼吸状態や睡眠状態を検出することは、被介護者の微体動を検出するのと同じである。このことから、電波検出部30は、被介護者(被検者)の微体動を検出する微体動検出部として機能しているとも言うことができる。
また、電波検出部30は、電波(マイクロ波)を放射し、被介護者にて反射してきた電波(反射波)の周波数と、放射した電波の周波数とを比較することにより、被介護者の身体の動き(体動)を検出することもできる。なお、電波検出部30は、体動および微体動のどちらか一方のみを検出するセンサであってもよい。
ユニット制御部40は、画像認識システム20および電波検出部30の動作を制御するとともに、画像認識システム20および電波検出部30から得た情報に対して画像処理や信号処理を行い、得られた結果を被介護者の状態に関する情報として管理サーバー100aに出力する制御基板である。
ユニット制御部40は、主制御部41、情報処理部42、インターフェース部43、記憶部24および画像認識部25を備えている。記憶部24および画像認識部25は、ここではユニット制御部40に設けられているが、ユニット制御部40とは独立して設けられていてもよい。なお、記憶部24および画像認識部25の詳細については後述する。
主制御部41は、動体検知ユニット10内の各部の動作を制御するCPUで構成されている。情報処理部42および画像認識部25は、上記のCPUで構成されてもよいし(主制御部41と一体化されていてもよいし)、他の演算部や、特定の処理を行う回路で構成されてもよい。
情報処理部42は、画像認識システム20の後述する光学検出部23から出力される情報(例えば画像データ)や、電波検出部30から出力される情報(例えば呼吸状態に関するデータ)に対して、所定のアルゴリズムに基づいた信号処理を行う。信号処理によって得られた情報は、画像認識システム20(特に画像認識部25)での画像認識に利用される。
インターフェース部43には、通信回線200のネットワークケーブル(不図示)が電気的に接続される。画像やマイクロ波に基づいて動体検知ユニット10が検出した被介護者の状態に関する情報は、インターフェース部43および通信回線200を介して管理サーバー100aに送信される。
画像認識システム20は、照明部21、照明制御部22および光学検出部23を備えている。
照明部21は、暗闇での撮影を可能にすべく、赤外線(例えば近赤外光)を発光するLED(Light Emitting Diode)を含んで構成されており、居室101の天井部101aに位置して、居室101内を照明する。例えば、照明部21は、複数のLEDを有しており、居室101内の床面101b(図2参照)や、天井部101aと床面101bとをつなぐ壁を照明する。照明部21による照明(赤外線の発光)の制御は、照明制御部22によって行われる。
光学検出部23は、照明部21の照明のもとで居室101内を撮影して画像を取得する撮像部であり、特に、居室101内の被介護者を撮影して赤外画像を取得する赤外画像センサである。より詳しくは、以下の通りである。
図4は、光学検出部23の詳細な構成を示すブロック図である。光学検出部23は、居室101の天井部101aに、照明部21と隣接して配置されており、撮影によって視野方向が直下である直上視点の画像を取得する。この光学検出部23は、レンズ51、撮像素子52、AD(analog/digital)変換部53、画像処理部54および制御演算部55を備えている。
レンズ51は、例えば固定焦点レンズであり、一般的な超広角レンズや魚眼レンズで構成されている。超広角レンズとしては、対角画角が150°以上のレンズを用いることができる。これにより、天井部101aから床面101bに向かって居室101内を撮影することが可能となる。
撮像素子52は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)といったイメージセンサで構成されている。撮像素子52は、真っ暗な環境でも被介護者の状態が画像として検出できるように、IRカットフィルタを除去して構成されている。撮像素子52からの出力信号は、AD変換部53に入力される。
AD変換部53は、撮像素子52によって撮像された画像のアナログの画像信号を受信し、そのアナログの画像信号をデジタルの画像信号に変換する。AD変換部53から出力されるデジタルの画像信号は、画像処理部54に入力される。
画像処理部54は、AD変換部53から出力されるデジタルの画像信号を受信し、そのデジタルの画像信号に対して、例えば黒補正、ノイズ補正、色補間、ホワイトバランスなどの画像処理を実行する。画像処理部54から出力される画像処理後の信号は、画像認識部25に入力される。
制御演算部55は、撮像素子52の制御に関する例えばAE(Automatic Exposure)などの演算を実行するとともに、撮像素子52に対して露光時間やゲインなどの制御を実行する。また、制御演算部55は、必要に応じて、照明部21に対して好適な光量設定や配光設定などの演算を実行するとともに、制御を実行する。なお、制御演算部55に、上述の照明制御部22の機能を持たせるようにしてもよい。
上記した画像認識システム20は、さらに、上述した記憶部24および画像認識部25を備えている。
記憶部24は、ユニット制御部40が実行する制御プログラムや各種の情報を記憶するメモリであり、例えばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、不揮発性メモリなどで構成されている。
画像認識部25は、光学検出部23にて取得された画像の画像データに対して画像認識処理を行う。より具体的には、画像認識部25は、光学検出部23の画像処理部54が画像処理を実行した後の信号を受信し、例えば対象物の輪郭を抽出してパターンマッチング等の手法で形状を認識する画像認識処理を実行する。これにより、画像認識部25は、居室101内にいる被介護者の状態を認識することができる。居室101内にいる被介護者の状態としては、起床、離床、入床(臥床)、転倒などを想定できる。
〔ケアサポートシステム(訪問型)〕
図5は、訪問型のケアサポートシステム1の概略の構成を示す説明図である。訪問型のケアサポートシステム1は、被介護者や被看護者などの、健康を管理する対象者のそれぞれの自宅(例えば居室110)に上述した動体検知ユニット10を設置し、各動体検知ユニット10を、通信回線200を介して管理サーバー100aと通信可能に接続して構成されており、建物ごとに動体検知ユニット10を設置した点を除けば、施設型のケアサポートシステム1と基本的な構成は同じである。
該システムの利用者NUは、管理サーバー100aと通信回線200を介して無線通信可能な利用者端末300を所有(携帯)している。これにより、利用者NUは、利用者端末300を操作して管理サーバー100aにアクセスして、種々の情報を取得することが可能となる。また、利用者NUは、管理サーバー100aから利用者端末300に送信される各種情報に基づいて、被介護者の状態を把握することが可能となる。
なお、利用者NUとしては、被介護者などの対象者の自宅を訪問して健康を管理する上述した従事者(医師等)を想定することができる。また、利用者端末300としては、タブレットやスマートフォンなどの多機能型携帯端末や、ノート型パーソナルコンピュータを想定することができる。
〔近接検知に基づく通信制御を行うシステムの詳細な構成〕
次に、上述したケアサポートシステム1において、介護者の居室への近接を検知し、その結果に基づいて、管理サーバー100aから利用者端末300への通信を制御する構成について説明する。なお、以下では、施設型のケアサポートシステム1を例として説明するが、訪問型のケアサポートシステム1でも同様の構成を適用することができる。また、ここでは、従事者として、介護に従事する介護者を例に挙げて説明し、従事者によって生活を支援する対象者として、被介護者を例に挙げて説明する。
図6は、本実施形態のケアサポートシステム1の詳細な構成を示すブロック図である。ケアサポートシステム1の動体検知ユニット10は、上述の構成に加えて、近接検知部60をさらに有している。近接検知部60は、介護者が所有する利用者端末300と通信することによって、介護者の居室101への近接を検知する。なお、「近接」とは、例えば介護者が居室101に接近すること(近づくこと)を意味するが、介護者が居室101に向かって進むのであれば、その近づき度合い、つまり、介護者と居室101との距離は特に限定されない。
このような近接検知部60は、無線通信処理回路61と、判断部62とを有して構成される。無線通信処理回路61は、例えばBluetooth(登録商標)規格に基づく無線通信が可能な既存の無線通信処理回路で構成されるが、他の規格に基づく通信回路で構成されてもよい。判断部62は、例えばCPUで構成されており、無線通信処理回路61での受信結果に基づいて、利用者端末300の動体検知ユニット10への近接、つまり、利用者端末300を所有(携帯)する介護者の居室101への近接を判断する。本実施形態では、判断部62は、ユニット制御部40の主制御部41(CPU)で構成されているが、主制御部41とは別のCPUで構成されてもよい。
一方、ケアサポートシステム1の管理サーバー100aは、記憶部501と、通信部502と、全体制御部503と、通信制御部504とを有している。
記憶部501は、例えばハードディスクで構成されており、動体検知ユニット10から送信される各種情報、被介護者に固有の情報であって、被介護者を特定するための特定情報(識別情報)、被介護者に対するケアの実施状況やこれからのケアの予定(プラン)を含むケア情報を、被介護者ごとに記憶しており、さらに、制御部504が実行するプログラムも記憶している。動体検知ユニット10から送信される各種情報には、例えば、被介護者の日々の体温、体動(動き、単位時間あたりの動きの回数、動きの量を含む)、微体動(呼吸数)、血圧、睡眠状態などの生体情報(バイタルデータ)が含まれる。
通信部502は、外部(例えば動体検知ユニット10、利用者端末300)との間で情報の入出力を行うためのインターフェースであり、送信回路、受信回路、アンテナなどを含んで構成される。
全体制御部503は、管理サーバー100aの各部の動作を制御するブロックであり、例えばCPUで構成されている。通信制御部504は、管理サーバー100aから利用者端末300への出力(情報送信)を制御するブロックであり、例えばCPUで構成されている。なお、全体制御部503および通信制御部504は、同じCPUで構成されてもよい。
以下、近接検知に基づく通信制御の具体例について説明する。
〔具体例1〕
図7は、本実施形態のケアサポートシステム1における通信制御による処理の流れを示すフローチャートである。本実施形態のケアサポートシステム1において実現される通信制御方法は、近接検知工程(S1)と、通信制御工程(S2)とを含む。
(S1;近接検知工程)
S1では、動体検知ユニット10の近接検知部60が、介護者の利用者端末300と通信することによって、介護者が居室101に近接したかどうかを検知する。つまり、判断部62は、無線通信処理回路61と利用者端末300との間で、Bluetooth(登録商標)規格に基づく双方向の無線通信が行われたかどうかを判断し、無線通信が行われた場合には、介護者が居室101に近接したと判断する一方、無線通信が行われていない場合には、介護者が居室101には近接していないと判断する。S1にて介護者の近接を検知した場合は、次のS2に移行し、近接を検知しない場合はそのまま待機する。
S1にて近接を検知した旨の情報および近接検知部60が通信した相手先(利用者端末300)の情報は、近接検知部60からインターフェース部43および通信回線200を介して、管理サーバー100aに送信される。これにより、管理サーバー100a(例えば全体制御部503または通信制御部504)は、介護者が近接した居室101a(動体検知ユニット10)、その居室101aで過ごす被介護者、その居室101aに近接した介護者、およびその介護者が所有する利用者端末300を紐付けて把握することが可能となる。
(S2;通信制御工程)
S2では、管理サーバー100aの通信制御部504が、S1の後において、介護者から居室101内の操作部103(図3参照)および動体検知ユニット10を介して管理サーバー100aに対して指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が管理サーバー100aで行われるように、利用者端末300への出力を制御する。より具体的には、通信制御部504は、近接検知後において、被介護者の生体情報の利用者端末300への出力を一時的に停止させる。
このような通信制御部504の制御により、介護者は、被介護者をケアすべく居室101に入室した後、前述の理由で生じる管理サーバー100aからの誤報の出力を停止させるために、居室101内の操作部103を操作する指示入力を行わなくても済む。したがって、介護者の上記指示入力の手間やステップを省いて、介護者の業務効率を向上させることができる。
特に、通信制御部504は、近接検知後において、利用者端末300への生体情報の出力を一時的に停止させるため、居室101内の動体検知ユニット10が介護者の存在によって生体情報を誤って検知し、その検知情報(誤報)を管理サーバー100aに送信しても、管理サーバー100aから利用者端末300に誤報が出力されることがない。また、介護者は、管理サーバー100aからの誤報の出力を停止させるべく、操作部103を操作する必要もない。したがって、介護者の操作部103による指示入力の手間やステップを省いて、介護者の業務効率を確実に向上させることができる。
また、管理サーバー100aからの生体情報の出力停止は、一時的であるため、例えば介護者が居室101から退室した後は、通常通り、生体情報が管理サーバー100aから利用者端末300に出力されることになる。これにより、介護者は、利用者端末300上で被介護者の生体情報を確認することが可能となり、介護業務に支障が生じるのを回避できる。
なお、S2では、管理サーバー100aからの生体情報の出力を一時的に停止させればよく、この間、動体検知ユニット10における生体情報の検知については、停止させてもよいし、停止させなくてもよい。なお、後者の場合、動体検知ユニット10にて生体情報の誤検知が生ずるが、その誤検知された生体情報は管理サーバー100aに送られても、管理サーバー100aから利用者端末300にフィードバックされないため、不都合は何ら生じない。
また、動体検知ユニット10の近接検知部60は、利用者端末300との近距離無線通信により、介護者の居室101への近接を検知する。このような近距離無線通信を利用することにより、介護者の居室101(動体検知ユニット10)への近接を確実に検知することができる。
特に、上記の近距離無線通信は、Bluetooth(登録商標)規格に基づく通信を含む。Bluetooth(登録商標)規格に基づく通信では、通信距離が数メートル~数十メートル程度である。したがって、介護者(利用者端末300)が居室101(動体検知ユニット10)に近接したか否かを、そのような通信距離の範囲で、つまり、介護者が居室101に入室する前に確実に検知することができる。
〔具体例2〕
図8は、本実施形態のケアサポートシステム1における他の通信制御による処理の流れを示すフローチャートである。以下では、具体例1と異なる点について説明する。
S1での近接検知後、介護者が利用者端末300にて、個々の被介護者のケアの実施内容を入力(記録)するためのケア実施入力画面の表示を指示入力すると、利用者端末300から管理サーバー100aに対して、上記指示があった旨の信号が送信される。管理サーバー100aが利用者端末300からの上記信号を受信すると(S1-1)、通信制御部504は、その信号受信に基づき、S1にて近接検知された居室101内の被介護者を特定する特定情報(例えば被介護者の氏名や居室番号を示す情報)を利用者端末300に出力する(S2-1)。これにより、利用者端末300では、上記特定情報に基づき、複数の被介護者の中から、近接検知された被介護者に関するケア実施入力画面を直ちに表示することが可能となり、介護者は、上記画面にて、上記被介護者に関するケアの実施内容を直ちに入力することが可能となる。
ここで、図9は、利用者端末300にて、介護用アプリケーション(ソフトウェア)を立ち上げたときの表示画面例を示している。通常では(参考例の制御では)、図9の表示画面において、介護者が「ケア実施入力」を選択すると、利用者端末300は、管理サーバー100aに対して、被介護者の一覧情報を利用者端末300に送信する要求を出す。これを受けて、管理サーバー100aが被介護者の一覧情報を利用者端末300に出力すると、利用者端末300では、例えば図10に示すように、まず、被介護者の一覧が表示される。そして、介護者が、被介護者の一覧の中からケア対象の被介護者を選択する入力を利用者端末300上で行うと、例えば図11に示すように、選択された被介護者に関するケア実施入力画面が利用者端末300上で表示される。これにより、介護者は、当該画面にて、上記被介護者に関してケアの実施内容を入力することが可能となる。
例えば、食事に関しては、同図に示すように、介護者は、被介護者が摂取した主食量および副食量を入力でき、また、介護者が気付いた点をメモとして入力したり、食事に付き添ったケア実施時間を入力することもできる。その他、画面をスワイプ(スクロール)させることで、摂取した水分に関する入力や、起床後の更衣、洗面、整髪等の有無に関するケア実施状況を利用者端末300上で入力することもできる。入力された情報(ケア実施入力情報)は、送信ボタン(「送信する」の表示領域)を押圧(選択)することで、管理サーバー100aに送信され、記憶部501に記憶されてそこで管理される。
これに対して、本具体例の制御では、介護者が利用者端末300にてケア実施入力画面の表示の指示入力を図9の表示画面上で行うと、管理サーバー100aでは、利用者端末300からの信号受信に基づき、通信制御部504が、近接検知された居室101内の被介護者を特定する特定情報を利用者端末300に出力する(S2-1)。これにより、利用者端末300では、上記特定情報に基づいて、上記被介護者に関するケア実施入力画面(図11参照)を自動的に表示させることができる。つまり、図10の一覧表示を省略(スキップ)して、図11のケア実施入力画面を即座に表示させることができる。したがって、介護者は、図10の一覧表示において該当する被介護者を選択する指示入力を行う必要がなくなる。その結果、介護者による上記指示入力の手間やステップを省いて、上記被介護者のケアの実施内容に関する入力を、介護者が利用者端末300上で効率よく行うことができる。
〔具体例3〕
図12は、本実施形態のケアサポートシステム1における、さらに他の通信制御による処理の流れを示すフローチャートである。以下では、具体例1および2と異なる点について説明する。
S1での近接検知後、介護者が利用者端末300にて、個々の被介護者のケア情報(ケアの実施状況、ケアプランを含む)の表示を指示入力すると、利用者端末300から管理サーバー100aに対して、上記指示があった旨の信号が送信される。管理サーバー100aが利用者端末300からの上記信号を受信すると(S1-2)、通信制御部504は、その信号受信に基づき、記憶部501に記憶された複数の被介護者のケア情報の中から、S1にて近接検知された居室101内の被介護者のケア情報を利用者端末300に出力する(S2-2)。これにより、利用者端末300では、近接検知された被介護者に関するケア情報の管理画面を直ちに表示することが可能となり、介護者は、上記被介護者に関するケア情報を直ちに確認、把握することが可能となる。
通常では(参考例の制御では)、例えば図9の表示画面において、介護者が「ケア情報表示」を選択すると、利用者端末300は、管理サーバー100aに対して、被介護者の一覧情報を利用者端末300に送信する要求を出す。これを受けて、管理サーバー100aが被介護者の一覧情報を利用者端末300に出力すると、利用者端末300では、図10で示したような被介護者の一覧が表示される。そして、介護者が、被介護者の一覧の中から該当する被介護者を選択する入力を利用者端末300上で行うと、例えば図13に示すように、選択された被介護者に関するケア情報の管理画面が利用者端末300上で表示される。これにより、介護者は、当該画面にて、上記被介護者のケア情報を確認することが可能となる。なお、同図では、被介護者のケア情報管理画面として、食事および水分に関するケア情報の管理画面を例として示しているが、画面をスワイプ(スクロール)させることにより、被介護者の起床後の更衣、洗面、整髪等の有無に関するケア情報や排泄状況を示すケア情報の管理画面を表示させることもできる。
これに対して、本具体例の制御では、介護者が利用者端末300にてケア情報の表示を図9の表示画面上で指示すると、管理サーバー100aでは、利用者端末300からの信号受信に基づき、通信制御部504が、近接検知された居室101内の被介護者のケア情報を利用者端末300に出力する(S2-2)。これにより、利用者端末300では、上記被介護者に関するケア情報の管理画面(図13参照)を自動的に表示させることができる。つまり、図10の一覧表示を省略(スキップ)して、図13の管理画面を即座に表示させることができる。したがって、介護者は、図10の一覧表示において該当する被介護者を選択する指示入力を行う必要がなくなる。その結果、介護者による上記指示入力の手間やステップを省いて、上記被介護者のケア情報を利用者端末300上で介護者が速やかに確認することが可能となる。
以上のように、具体例1~3では、管理サーバー100aの通信制御部504が、近接検知部60による介護者の居室101への近接検知後において、介護者から居室101内の被介護者をケアする上で必要な指示入力(例えば操作部103の操作、利用者端末300上での被介護者の選択動作)があった場合に行う処理と同じ処理が管理サーバー100a(具体例1参照)または利用者端末300(具体例2、3参照)で行われるように、上記指示入力とは無関係に利用者端末300への出力を制御している。これにより、介護者は、居室101に入った後、被介護者をケアする上で必要な上記指示入力を行わなくて済む。その結果、被介護者をケアするにあたって、介護者の手動による煩わしい指示入力の手間やステップを省くことができ、介護者の業務効率を向上させることができる。
特に、具体例2では、通信制御部504から利用者端末300への上記特定情報の出力により、具体例3では、上記ケア情報の出力により、利用者端末300の表示画面上で、該当する被介護者を選択する指示入力を介護者が行うことなく、その指示入力があった場合に行う処理と同様の処理(該当する被介護者のケア実施入力画面の表示、ケア情報管理画面の表示)が利用者端末300にて行われる。このことから、具体例2および3では、通信制御部504は、介護者の近接検知後において、介護者から居室101内の被介護者に関して利用者端末300上で指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が利用者端末300で行われるように、上記指示入力とは無関係に利用者端末300への出力を制御していると言うことができる。このような制御により、介護者は、被介護者をケアするにあたって(ケア実施内容を入力したり、ケア実施状況を確認すべく)、利用者端末300上で被介護者に関する指示入力(例えば被介護者の選択入力)を行わなくても済むため、介護者による上記指示入力の手間やステップを省いて、介護者の業務効率を向上させることができる。
〔近接検知の他の例〕
以上では、動体検知ユニット10の近接検知部60が、介護者(利用者端末300)の居室101への近接を検知する例について説明したが、管理サーバー100aが上記近接を検知することも可能である。以下、管理サーバー100aによる近接検知について説明する。
図14は、本実施形態のケアサポートシステム1の他の構成を模式的に示すブロック図である。介護施設において、各被介護者の居室101の外部には、NFC(Near Field Communication)タグ70が設置されている。NFCタグ70は、利用者端末300との間で近距離無線通信を行うことが可能なタグであり、各居室101(被介護者)に対応して設置されている。このNFCタグ70は、各居室101の入口近傍に設置されていてもよいが、ここでは、後述するように介護施設Sの共用スペース104(図15参照)にまとめて設置されている。
NFCタグ70は、アンテナ71と、IC(Integrated Circuit)72と、メモリ73とを有している。アンテナ71は、利用者端末300との間で情報を電波または磁界に乗せて送受信するために設けられている。IC72は、制御演算回路、リーダライタを構成する利用者端末300と通信を行うための変復調回路、利用者端末300が放出する搬送波等から電力を得る駆動用電源としての整流回路等を内蔵している。メモリ73には、居室101または居室101内の被介護者の識別情報(例えば居室の部屋番号や被介護者の氏名を示す情報)などが記憶されている。
利用者端末300は、アンテナ301と、IC302と、メモリ303とを有している。アンテナ301は、NFCタグ70との間で情報を電波または磁界に乗せて送受信するために設けられている。IC302は、制御演算回路、NFCタグ70との間で通信を行うための変復調回路を内蔵している。また、IC302は、動体検知ユニット10や管理サーバー100aとの間で情報を送受信する通信制御部も兼ねている。メモリ303には、IC302を動作させるためのプログラムや、NFCタグ70から読み取った情報などが記憶される。
NFCタグ70に情報を書き込む場合、利用者端末300のアンテナ301から、電波または磁界に乗せて情報を送信すると、NFCタグ70のアンテナ71が上記電波または磁界を受信する。そして、整流(電波の場合)または共振(磁界の場合)により、NFCタグ70のアンテナ71に電力が発生する。発生した上記電力により、IC72を動作させることにより、メモリ73に上記情報が書き込まれる。一方、NFCタグ70から情報取り出す場合、NFCタグ70のIC72の制御により、メモリ73内の情報を電波または磁界に乗せてアンテナ71から送信する。利用者端末300のアンテナ301が、NFCタグ70からの電波または磁界を受信すると、IC302にて、上記電波または磁界から情報が取り出され、メモリ303に記憶される。
図15は、ケアサポートシステム1が適用される介護施設Sの間取りを示す説明図である。介護施設Sにおいて、上記のNFCタグ70は、複数の被介護者の共用スペース104の壁掛けボード80上に設置されている。共用スペース104としては、ここでは介護施設Sのダイニングルームを想定しているが、リビングルームであってもよく、また、玄関であってもよい。
図16は、複数の被介護者に対応する各NFCタグ70の配置例を示している。同図に示すように、各NFCタグ70は、壁掛けボード80上で、被介護者の居室101の部屋番号(例えばA-101号室)および氏名(例えば特許一朗)を示す札と並べて配置されており、介護者は入居者(被介護者)の一覧を即座に把握することが可能となっている。また、各NFCタグ70のそれぞれのメモリ73内には、被介護者の識別情報として、居室101の部屋番号および被介護者の氏名が記憶されている(書き込まれている)。
上記の構成において、介護者が共用スペース104に設置された複数のNFCタグ70のうち、ケアの対象となる被介護者のNFCタグ70に利用者端末300を近づけると(かざすと)、利用者端末300のIC302は、NFCタグ70との間での近距離無線通信により、上述した原理でNFCタグ70から情報(例えば居室101の部屋番号を示す識別情報)を読み取る。そして、介護者は、利用者端末300を操作して、IC302が読み取った情報(信号)を、管理アーバー100aに(例えば電子メールによって)送信する。
管理サーバー100aでは、全体制御部503が、通信部502を介して受信した上記信号に基づき、上記信号の送信元である利用者端末300を所有する介護者が居室101に近接したことを検知する。したがって、管理サーバー100aの通信部502と全体制御部503とで、介護者の居室101への近接を検知する近接検知部510が構成されていると言える。近接検知部510によって介護者の近接が検知されると、通信制御部504は、上述した具体例1~3と同様の通信制御を行う。
なお、介護者がNFCタグ70に利用者端末300をかざした位置(共用スペース104)から、該当する居室101までの距離は数十m以上と長い場合もあるが、その後、介護者はケアのために居室101に近づく(居室101に向かって進む)ことが明らかであるため、介護者が利用者端末300をかざした時点で、介護者が居室101に近接したとして考えることができる。
以上のように、管理サーバー100aの近接検知部510は、利用者端末300が、居室101外に設置されたNFCタグ70との近距離無線通信に基づいて出力する信号を受信することにより、介護者の居室101への近接を検知する。この場合、近接検知部510による近接の検知タイミングを、NFCタグ70の設置位置の調整によって変えることができ、それによって近接検知に基づく管理サーバー100aの通信制御のタイミングも自由に変更することができる。
例えば、上記のようにNFCタグ70を共用スペース104に設置した場合は、居室101の直前に設置する場合に比べて、近接検知を早めに行うことができるため、近接検知に基づく通信制御も早めに行うことができる。したがって、介護者が居室101内に入ったときには、操作部103の操作を確実に不要にすることができる(例えば具体例1の場合)。また、居室101に入る前の早い段階で、介護者が利用者端末300にてケア情報の表示を指示した場合でも、早期の通信制御によって早期にケア情報が利用者端末300で表示されるため、介護者は上記ケア情報を早期に(例えば居室101に向かう前の共用スペース104にて)確認することができる(例えば具体例3の場合)。
また、本実施形態では、利用者端末300との近距離無線通信を行うタグとして、RFタグの一種であるNFCタグ70を用いている。NFCタグ70は、通信距離が10センチ程度と短いが、介護者の利用者端末300をNFCタグ70に近づける(かざす)ことにより、双方の間で通信することができる。したがって、NFCタグ70に記録された識別情報を近距離無線通信によって利用者端末300が読み取り、管理サーバー100a(近接検知部510)に信号(識別情報)を出力することにより、近接検知部510は、上記識別情報に基づいて介護者の居室101への近接を確実に検知することができる。
また、NFCタグ70は、ケアサポートシステム1で管理される複数の被介護者の共用スペース104に、複数の被介護者の各居室101に対応して設置されている。この場合、複数のNFCタグ70を共用スペース104で(1か所で)まとめて管理することができる。また、複数のNFCタグ70に対して情報を書き込む場合、その書き込みを同じ場所で行うことができるため、その作業を効率よく行うことができる。
なお、以上では、動体検知ユニット10が近接検知部60を有する構成と、管理サーバー100aが近接検知部510を有する構成とを別々に示したが、これらの構成を同時に実現するケアサポートシステム1を構成することも勿論可能である。
〔その他〕
以上で説明した本実施形態のケアサポートシステムおよび通信制御方法は、以下のように表現することもできる。
すなわち、以上で説明したケアサポートシステムは、対象者の日常の生活を支援するケアサポートシステムであって、居室内に設置され、前記居室内の前記対象者の生体情報を検知する検知ユニットと、前記検知ユニットにて検知された前記生体情報を管理する管理サーバーとを備え、前記検知ユニットおよび前記管理サーバーの少なくとも一方は、医療、介護または看護に従事する従事者が所有する端末と通信することによって、前記従事者の前記居室への近接を検知する近接検知部を含み、前記管理サーバーは、前記近接検知部が前記従事者の前記居室への近接を検知した後において、前記従事者から前記居室内の前記対象者をケアする上で必要な指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記管理サーバーまたは前記端末で行われるように、前記指示入力とは無関係に前記端末への出力を制御する通信制御部を含む。
上記のケアサポートシステムにおいて、前記通信制御部は、前記近接検知部が前記近接を検知した後において、前記従事者から前記居室内の操作部および前記検知ユニットを介して前記管理サーバーに対して指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記管理サーバーで行われるように、前記指示入力とは無関係に前記端末への出力を制御してもよい。
上記のケアサポートシステムにおいて、前記通信制御部は、前記近接検知部が前記近接を検知した後において、前記端末への前記生体情報の出力を一時的に停止させてもよい。
上記のケアサポートシステムにおいて、前記通信制御部は、前記近接検知部が前記近接を検知した後において、前記従事者から前記居室内の前記対象者に関して前記端末上で指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記端末で行われるように、前記指示入力とは無関係に前記端末への出力を制御してもよい。
上記のケアサポートシステムにおいて、前記通信制御部は、前記近接検知部が前記近接を検知した後、さらに、前記従事者から前記端末にて個々の対象者のケアの実施内容を入力するためのケア実施入力画面の表示の指示入力があったときに、前記端末からの信号受信に基づいて、近接検知された前記居室内の対象者を特定する特定情報を前記端末に出力してもよい。
上記のケアサポートシステムにおいて、前記管理サーバーは、前記生体情報に加えて、前記対象者のケアの実施状況を含むケア情報を個々の対象者ごとに管理しており、前記通信制御部は、前記近接検知部が前記近接を検知した後、さらに、前記従事者から前記端末にて個々の対象者の前記ケア情報の表示の指示入力があったときに、前記端末からの信号受信に基づいて、近接検知された前記居室内の対象者の前記ケア情報を前記端末に出力してもよい。
上記のケアサポートシステムにおいて、前記検知ユニットが、前記近接検知部を含み、前記近接検知部は、前記端末との近距離無線通信により、前記従事者の前記居室への近接を検知してもよい。
上記のケアサポートシステムにおいて、前記近距離無線通信は、Bluetooth(登録商標)規格に基づく通信を含んでいてもよい。
上記のケアサポートシステムにおいて、前記管理サーバーが、前記近接検知部を含み、前記近接検知部は、前記端末が、前記居室外に設置されて前記居室または前記居室内の前記対象者の識別情報を記憶したタグとの近距離無線通信に基づいて出力する信号を受信することにより、前記従事者の前記居室への近接を検知してもよい。
上記のケアサポートシステムにおいて、前記タグは、NFCタグを含んでいてもよい。
上記のケアサポートシステムにおいて、前記タグは、該ケアサポートシステムで管理される複数の対象者の共用スペースに、前記複数の対象者の各居室に対応して設置されていてもよい。
以上で説明した通信制御方法は、対象者の日常の生活を支援するケアサポートシステムにおける通信制御方法であって、前記ケアサポートシステムは、居室内に設置され、前記居室内の前記対象者の生体情報を検知する検知ユニットと、前記検知ユニットにて検知された前記生体情報を管理する管理サーバーとを備え、該通信制御方法は、前記検知ユニットおよび前記管理サーバーの少なくとも一方が、医療、介護または看護に従事する従事者が所有する端末と通信することによって、前記従事者の前記居室への近接を検知する近接検知工程と、前記近接検知工程の後において、前記従事者から前記居室内の前記対象者をケアする上で必要な指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記管理サーバーまたは前記端末で行われるように、前記指示入力とは無関係に前記管理サーバーから前記端末への出力を制御する通信制御工程とを含む。
上記の通信制御方法において、前記通信制御工程では、前記近接検知工程の後において、前記従事者から前記居室内の操作部および前記検知ユニットを介して前記管理サーバーに対して指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記管理サーバーで行われるように、前記指示入力とは無関係に前記管理サーバーから前記端末への出力を制御してもよい。
上記の通信制御方法において、前記通信制御工程では、前記近接検知工程の後において、前記管理サーバーから前記端末への前記生体情報の出力を一時的に停止させてもよい。
上記の通信制御方法において、前記通信制御工程では、前記近接検知工程の後において、前記従事者から前記居室内の前記対象者に関して前記端末上で指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記端末で行われるように、前記指示入力とは無関係に前記管理サーバーから前記端末への出力を制御してもよい。
上記の通信制御方法において、前記通信制御工程では、前記近接検知工程の後、さらに、前記従事者から前記端末にて個々の対象者のケアの実施内容を入力するためのケア実施入力画面の表示の指示入力があったときに、前記端末からの信号受信に基づいて、近接検知された前記居室内の対象者を特定する特定情報を前記管理サーバーから前記端末に出力させてもよい。
上記の通信制御方法において、前記管理サーバーは、前記生体情報に加えて、前記対象者のケアの実施状況を含むケア情報を個々の対象者ごとに管理しており、前記通信制御工程では、前記近接検知工程の後、さらに、前記従事者から前記端末にて個々の対象者の前記ケア情報の表示の指示入力があったときに、前記端末からの信号受信に基づいて、近接検知された前記居室内の対象者の前記ケア情報を前記管理サーバーから前記端末に出力させてもよい。
上記の通信制御方法において、前記近接検知工程では、前記検知ユニットと前記端末との近距離無線通信により、前記従事者の前記居室への近接を検知してもよい。
上記の通信制御方法において、前記近距離無線通信は、Bluetooth(登録商標)規格に基づく通信を含んでいてもよい。
上記の通信制御方法において、前記近接検知工程では、前記端末が、前記居室外に設置されて前記居室または前記居室内の前記対象者の識別情報を記憶したタグとの近距離無線通信に基づいて出力する信号を前記管理サーバーが受信することにより、前記従事者の前記居室への近接を検知してもよい。
上記の通信制御方法において、前記タグは、NFCタグを含んでいてもよい。
上記の通信制御方法において、前記タグは、該ケアサポートシステムで管理される複数の対象者の共用スペースに、前記複数の対象者の各居室に対応して設置されていてもよい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、例えば対象者の日常の生活を支援するケアサポートシステムに利用可能である。
1 ケアサポートシステム
10 動体検知ユニット(検知ユニット)
60 近接検知部
70 NFCタグ(タグ)
100a 管理サーバー
101 居室
103 操作部
104 共用スペース
300 利用者端末(端末)
504 通信制御部
510 近接検知部

Claims (20)

  1. 対象者の日常の生活を支援するケアサポートシステムであって、
    居室内に設置され、前記居室内の前記対象者の生体情報を検知する検知ユニットと、
    前記検知ユニットにて検知された前記生体情報を管理する管理サーバーとを備え、
    前記検知ユニットおよび前記管理サーバーの少なくとも一方は、医療、介護または看護に従事する従事者が所有する端末と通信することによって、前記従事者の前記居室への近接を検知する近接検知部を含み、
    前記管理サーバーは、前記近接検知部が前記従事者の前記居室への近接を検知した後において、前記従事者から前記居室内の前記対象者をケアする上で必要な指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記管理サーバーまたは前記端末で行われるように、前記指示入力とは無関係に前記端末への出力を制御する通信制御部を含む、ケアサポートシステム。
  2. 前記通信制御部は、前記近接検知部が前記近接を検知した後において、前記従事者から前記居室内の操作部および前記検知ユニットを介して前記管理サーバーに対して指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記管理サーバーで行われるように、前記指示入力とは無関係に前記端末への出力を制御する、請求項1に記載のケアサポートシステム。
  3. 前記通信制御部は、前記近接検知部が前記近接を検知した後において、前記端末への前記生体情報の出力を一時的に停止させる、請求項2に記載のケアサポートシステム。
  4. 前記通信制御部は、前記近接検知部が前記近接を検知した後において、前記従事者から前記居室内の前記対象者に関して前記端末上で指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記端末で行われるように、前記指示入力とは無関係に前記端末への出力を制御する、請求項1から3のいずれかに記載のケアサポートシステム。
  5. 前記通信制御部は、前記近接検知部が前記近接を検知した後、さらに、前記従事者から前記端末にて個々の対象者のケアの実施内容を入力するためのケア実施入力画面の表示の指示入力があったときに、前記端末からの信号受信に基づいて、近接検知された前記居室内の対象者を特定する特定情報を前記端末に出力する、請求項4に記載のケアサポートシステム。
  6. 前記管理サーバーは、前記生体情報に加えて、前記対象者のケアの実施状況を含むケア情報を個々の対象者ごとに管理しており、
    前記通信制御部は、前記近接検知部が前記近接を検知した後、さらに、前記従事者から前記端末にて個々の対象者の前記ケア情報の表示の指示入力があったときに、前記端末からの信号受信に基づいて、近接検知された前記居室内の対象者の前記ケア情報を前記端末に出力する、請求項4または5に記載のケアサポートシステム。
  7. 前記検知ユニットが、前記近接検知部を含み、
    前記近接検知部は、前記端末との近距離無線通信により、前記従事者の前記居室への近接を検知する、請求項1から6のいずれかに記載のケアサポートシステム。
  8. 前記近距離無線通信は、Bluetooth(登録商標)規格に基づく通信を含む、請求項7に記載のケアサポートシステム。
  9. 前記管理サーバーが、前記近接検知部を含み、
    前記近接検知部は、前記端末が、前記居室外に設置されて前記居室または前記居室内の前記対象者の識別情報を記憶したタグとの近距離無線通信に基づいて出力する信号を受信することにより、前記従事者の前記居室への近接を検知する、請求項1から6のいずれかに記載のケアサポートシステム。
  10. 前記タグは、NFCタグを含む、請求項9に記載のケアサポートシステム。
  11. 前記タグは、該ケアサポートシステムで管理される複数の対象者の共用スペースに、前記複数の対象者の各居室に対応して設置されている、請求項9または10に記載のケアサポートシステム。
  12. 対象者の日常の生活を支援するケアサポートシステムにおける通信制御方法であって、
    前記ケアサポートシステムは、
    居室内に設置され、前記居室内の前記対象者の生体情報を検知する検知ユニットと、
    前記検知ユニットにて検知された前記生体情報を管理する管理サーバーとを備え、
    該通信制御方法は、
    前記検知ユニットおよび前記管理サーバーの少なくとも一方が、医療、介護または看護に従事する従事者が所有する端末と通信することによって、前記従事者の前記居室への近接を検知する近接検知工程と、
    前記近接検知工程の後において、前記従事者から前記居室内の前記対象者をケアする上で必要な指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記管理サーバーまたは前記端末で行われるように、前記指示入力とは無関係に前記管理サーバーから前記端末への出力を制御する通信制御工程とを含む、通信制御方法。
  13. 前記通信制御工程では、前記近接検知工程の後において、前記従事者から前記居室内の操作部および前記検知ユニットを介して前記管理サーバーに対して指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記管理サーバーで行われるように、前記指示入力とは無関係に前記管理サーバーから前記端末への出力を制御する、請求項12に記載の通信制御方法。
  14. 前記通信制御工程では、前記近接検知工程の後において、前記管理サーバーから前記端末への前記生体情報の出力を一時的に停止させる、請求項13に記載の通信制御方法。
  15. 前記通信制御工程では、前記近接検知工程の後において、前記従事者から前記居室内の前記対象者に関して前記端末上で指示入力があった場合に行う処理と同じ処理が前記端末で行われるように、前記指示入力とは無関係に前記管理サーバーから前記端末への出力を制御する、請求項12から14のいずれかに記載の通信制御方法。
  16. 前記通信制御工程では、前記近接検知工程の後、さらに、前記従事者から前記端末にて個々の対象者のケアの実施内容を入力するためのケア実施入力画面の表示の指示入力があったときに、前記端末からの信号受信に基づいて、近接検知された前記居室内の対象者を特定する特定情報を前記管理サーバーから前記端末に出力させる、請求項15に記載の通信制御方法。
  17. 前記管理サーバーは、前記生体情報に加えて、前記対象者のケアの実施状況を含むケア情報を個々の対象者ごとに管理しており、
    前記通信制御工程では、前記近接検知工程の後、さらに、前記従事者から前記端末にて個々の対象者の前記ケア情報の表示の指示入力があったときに、前記端末からの信号受信に基づいて、近接検知された前記居室内の対象者の前記ケア情報を前記管理サーバーから前記端末に出力させる、請求項15または16に記載の通信制御方法。
  18. 前記近接検知工程では、前記検知ユニットと前記端末との近距離無線通信により、前記従事者の前記居室への近接を検知する、請求項12から17のいずれかに記載の通信制御方法。
  19. 前記近接検知工程では、前記端末が、前記居室外に設置されて前記居室または前記居室内の前記対象者の識別情報を記憶したタグとの近距離無線通信に基づいて出力する信号を前記管理サーバーが受信することにより、前記従事者の前記居室への近接を検知する、請求項12から17のいずれかに記載の通信制御方法。
  20. 前記タグは、該ケアサポートシステムで管理される複数の対象者の共用スペースに、前記複数の対象者の各居室に対応して設置されている、請求項19に記載の通信制御方法。
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