JP7162507B2 - 飛翔性昆虫類捕獲装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、ブユ類等の飛翔性昆虫類を捕獲する飛翔性昆虫類捕獲装置に関する。
例えば、ブユ類、イエバエ類、クロバエ類、チョウバエ類、コバエ類、ニクバエ類、サシバエ類、ユスリカ類、イエカ類、ヤブカ類、ハマダラカ類、ヌカカ類、アブ類、ハチ類等の飛翔性昆虫類は、人間や家畜を刺咬したり、人間や家畜から吸血したり、病原菌の媒介となったりする等、様々な被害をもたらす害虫であり、これら飛翔性昆虫類を捕獲、駆除するために、飛翔性昆虫類捕獲装置が使用されている。
例えば、特許文献1には、円筒体、円錐体、半球体、鞍型、箱状体、山型、台形体等の立体形状を有する本体11の表面に、飛翔性昆虫類を付着させ捕獲するための粘着部16を設けた飛翔性昆虫類駆除装置が開示されている。
特開2013-153669号公報
しかし、特許文献1に開示された飛翔性昆虫類駆除装置では、本体11の立体形状として、円筒体、円錐体、半球体、鞍型、箱状体、山型、台形体等の形状を採用しているが、それらは凸状の形状であるため、凸状に形成された本体11の外表面、すなわち、本体11の片面しか粘着部16を設けることができない。そのため、本体11の外形寸法を変更することなく、粘着部16の表面積を大きくするには限界がある、という問題点があった。
また、特許文献1に開示された飛翔性昆虫類駆除装置では、飛翔性昆虫類が飛来して本体11に近寄ってきても、本体11の手前で旋回することで、凸状に設けられた粘着部16への接触が回避されやすく、飛翔性昆虫類を効果的に捕獲することができない、という問題点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、粘着面の表面積を大きくすることが可能となり、飛翔性昆虫類を効果的に捕獲することができる、飛翔性昆虫類捕獲装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するものであって、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
平面状の粘着面を両面に有する複数の粘着部と、
設置面に対して前記粘着面を立設させた状態で前記複数の粘着部をそれぞれ支持する支持部と、を備え、
前記支持部は、
前記粘着面を立設させた状態で支持する際に、前記複数の粘着部の各々における第1の側縁部同士を対向させて配置し、隣接する前記粘着部の各々における粘着面同士が所定の角度をなすように、前記複数の粘着部の各々における前記第1の側縁部とは反対側の第2の側縁部をそれぞれ配置した状態で支持する、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記複数の粘着部は、複数の板状部材でそれぞれ形成されており、
前記支持部は、複数の棒状部材で形成されており、
前記複数の棒状部材は、前記設置面に対して立設されて、前記複数の板状部材の各々における前記第1及び第2の側縁部を支持する、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記複数の粘着部は、1又は複数のシート状部材でそれぞれ形成されており、
前記支持部は、複数の棒状部材で形成されており、
前記複数の棒状部材は、前記設置面に対して立設されて、前記シート状部材を巻回させることで、前記シート状部材を巻回させた部分の各々を、前記第1の側縁部及び第2の側縁部として支持する、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記支持部は、前記複数の粘着部である第1及び第2の粘着部をそれぞれ支持する第1及び第2の支持部を備え、
前記第1及び第2の粘着部と、前記第1及び第2の支持部とは、折り曲げ可能な板状部材で一体的に形成されており、
前記板状部材は、
前記第1の粘着部における下縁部と前記第1の支持部とが隣接して配置され、前記下縁部に沿って折り曲げられることで前記第1の支持部を形成する第1の折り曲げ部と、
前記第2の粘着部における前記下縁部と前記第2の支持部とが隣接して配置され、前記下縁部に沿って折り曲げられることで前記第2の支持部を形成する第2の折り曲げ部と、
前記第1の粘着部における前記第1の側縁部と前記第2の粘着部における前記第1の側縁部とが隣接して配置され、前記第1の側縁部に沿って折り曲げられることで、前記第1及び第2の粘着部の各々における粘着面同士が所定の角度をなすように、前記第1及び第2の粘着部の各々における前記第2の側縁部を配置する第3の折り曲げ部と、を備え、
第1乃至第3の折り曲げ部が折り曲げられることで、前記第1及び第2の支持部が前記第1及び第3の粘着部を支持する、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記第1及び第2の折り曲げ部は、所定の角度ずつずらした状態で形成された複数の折り曲げ線を備える、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記支持部は、
前記複数の粘着部である第1及び第2の粘着部をそれぞれ支持する第1及び第2の支持部と、
前記複数の粘着部である第3及び第4の粘着部をそれぞれ支持する第3及び第4の支持部と、を備え、
前記第1及び第2の粘着部と、前記第1及び第2の支持部とは、折り曲げ可能な第1の板状部材で一体的に形成されており、
前記第3及び第4の粘着部と、前記第3及び第4の支持部とは、折り曲げ可能な第2の板状部材で一体的に形成されており、
前記第1の板状部材は、
前記第1の粘着部における下縁部と前記第1の支持部とが隣接して配置され、前記下縁部に沿って折り曲げられることで前記第1の支持部を形成する第1の折り曲げ部と、
前記第2の粘着部における前記下縁部と前記第2の支持部とが隣接して配置され、前記下縁部に沿って折り曲げられることで前記第2の支持部を形成する第2の折り曲げ部と、
前記第1の粘着部における前記第1の側縁部と前記第2の粘着部における前記第1の側縁部とが隣接して配置され、前記第1の側縁部に沿って前記下縁部から上縁部に向かって設けられた第1の差し込み部と、を備え、
前記第2の板状部材は、
前記第3の粘着部における前記下縁部と前記第3の支持部とが隣接して配置され、前記下縁部に沿って折り曲げられることで前記第3の支持部を形成する第3の折り曲げ部と、
前記第4の粘着部における前記下縁部と前記第4の支持部とが隣接して配置され、前記下縁部に沿って折り曲げられることで前記第4の支持部を形成する第4の折り曲げ部と、
前記第3の粘着部における前記第1の側縁部と前記第4の粘着部における前記第1の側縁部とが隣接して配置され、前記第1の側縁部に沿って前記上縁部から前記下縁部に向かって設けられた第2の差し込み部と、を備え、
第1乃至第4の折り曲げ部が折り曲げられるとともに、前記第1の差し込み部と前記第2の差し込み部とが差し込まれることで、前記第1乃至第4の支持部が前記第1乃至第4の粘着部を支持する、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記支持部は、
前記複数の粘着部である一対の第1及び第2の粘着部をそれぞれ支持する一対の第1乃至第4の支持部を備え、
前記一対の第1及び第2の粘着部と、前記一対の第1乃至第4の支持部とは、折り曲げ可能な一対の板状部材で一体的に形成されており、
前記一対の板状部材の各々は、
前記第1の粘着部における下縁部と前記第1の支持部とが隣接して配置され、前記下縁部に沿って折り曲げられることで前記第1の支持部を形成する第1の折り曲げ部と、
前記第2の粘着部における前記下縁部と前記第2の支持部とが隣接して配置され、前記下縁部に沿って折り曲げられることで前記第2の支持部を形成する第2の折り曲げ部と、
前記第1の粘着部における上縁部と前記第3の支持部とが隣接して配置され、前記上縁部に沿って折り曲げられることで前記第3の支持部を形成する第3の折り曲げ部と、
前記第2の粘着部における前記上縁部と前記第4の支持部とが隣接して配置され、前記上縁部に沿って折り曲げられることで前記第4の支持部を形成する第4の折り曲げ部と、
前記第1の粘着部における前記第1の側縁部と前記第2の粘着部における前記第1の側縁部とが隣接して配置され、前記第1の側縁部に沿って前記下縁部から前記上縁部に向かって設けられた差し込み部と、を備え、
前記一対の板状部材の一方の前記第1及び第2の折り曲げ部と、前記一対の板状部材の他方の前記第3及び第4の折り曲げ部とが折り曲げられるとともに、前記一対の板状部材の各々における前記差し込み部同士が差し込まれることで、前記一対の板状部材の一方の前記第1及び第2の支持部と、前記一対の板状部材の他方の前記第3及び第4の支持部とが、前記一対の第1及び第2の粘着部を支持する、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記支持部は、前記粘着面を立設させた状態で支持する際に、前記複数の粘着部の各々における下縁部の少なくとも一部を前記設置面と離間した状態で支持する、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
隣接する前記粘着部の各々における前記第2の側縁部側にそれぞれ取り付けられて、前記第2の側縁部側同士を接続する接続部材を備える、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記支持部により前記粘着面を立設させた状態で支持された前記複数の粘着部を上方から見たときに、
前記複数の粘着部における前記第2の側縁部の各々は、正多角形の各頂点に対応する位置に配置され、
前記複数の粘着部における前記第1の側縁部の各々は、前記正多角形の中心に対応する位置に配置された、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記複数の粘着部は、第1乃至第4の粘着部を備え、
前記第1及び第2の粘着部は、第1の板状部材で一体的に形成されており、
前記第3及び第4の粘着部は、第2の板状部材で一体的に形成されており、
前記第1の板状部材は、前記第1の粘着部における前記第1の側縁部と前記第2の粘着部における前記第1の側縁部とが隣接して配置され、前記第1の側縁部に沿って下縁部から上縁部に向かって設けられた第1の差し込み部を備え、
前記第2の板状部材は、前記第3の粘着部における前記第1の側縁部と前記第4の粘着部における前記第1の側縁部とが隣接して配置され、前記第1の側縁部に沿って前記上縁部から前記下縁部に向かって設けられた第2の差し込み部を備え、
前記支持部は、第1乃至第4の棒状部材で形成されており、
前記第1乃至第4の棒状部材は、前記第1の差し込み部と前記第2の差し込み部とが差し込まれた状態の前記第1及び第2の板状部材を支持する際に、前記設置面に対して立設されて、前記第1乃至第4の粘着部の各々における前記第2の側縁部を支持する、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記複数の粘着部の各々は、前記粘着面のうち前記第1の側縁部側かつ上縁部側の隅部が下縁部側に折り曲げられることで、炭酸ガス発生手段を設置する設置部を形成する折り曲げ部を備える、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記粘着面のうち前記第2の側縁部側の隅部は、青色系で着色されている、
ことを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置は、
前記複数の粘着部の各々は、前記第1の側縁部と前記第2の側縁部との間で前記粘着面の色を切り替える色切替部を備え、
前記粘着面のうち前記色切替部よりも前記第1の側縁部側は、黒色系で着色されており、
前記粘着面のうち前記色切替部よりも前記第2の側縁部側は、青色系で着色されている、
ことを特徴とする。
本発明の一実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置によれば、支持部が、設置面に対して複数の粘着部の各々が両面に有する粘着面を立設させた状態で複数の粘着部を支持するので、粘着面の表面積を大きくすることが可能となる。
また、支持部が、隣接する粘着部の各々における粘着面同士が所定の角度をなすように、複数の粘着部を支持するので、飛翔性昆虫類が飛来して飛翔性昆虫類捕獲装置に近寄ってきたときに、所定の角度をなすように凹状に設けられた粘着面の狭小部分に入りこむことにより、粘着部の手前で旋回しても粘着面に接触する可能性が高くなるため、飛翔性昆虫類を効果的に捕獲することができる。
本発明の第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aの一例を示し、(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は棒状部材30Aの拡大上面図、(d)は棒状部材30Bの拡大上面図である。 本発明の第2の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Bの一例を示し、(a)は斜視図、(b)は上面図である。 本発明の第3の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Cの一例を示し、(a)は第1の実施例を示す上面図、(b)は第2の実施例を示す上面図である。 本発明の第4の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Dの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は使用時の斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Eの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は使用時の斜視図、(c)は使用時の正面図である。 本発明の第6の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Fの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は使用時の斜視図である。 本発明の第7の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Gの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は差し込み前の斜視図、(c)は使用時の斜視図である。 本発明の第8の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Hの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は差し込み前の斜視図、(c)は使用時の斜視図である。 本発明の第9の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は差し込み前の斜視図、(c)は使用時の斜視図である。 本発明の第10の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Kの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は差し込み前の斜視図、(c)は使用時の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aの一例を示し、(a)は斜視図、(b)は上面図、(c)は棒状部材30Aの拡大上面図、(d)は棒状部材30Bの拡大上面図である。飛翔性昆虫類捕獲装置1Aは、例えば、ブユ類等の飛翔性昆虫類を捕獲するために、屋外の設置面Sに設置されて使用される装置である。
飛翔性昆虫類捕獲装置1Aは、平面状の粘着面200、201を両面に有する4つの粘着部2と、設置面Sに設置されて、設置面Sに対して粘着面200、201を立設させた状態で4つの粘着部2をそれぞれ支持する支持部3と、を備える。
4つの粘着部2の各々は、矩形状の板状部材20で構成されており、例えば、プラスチック段ボール、段ボール紙、厚紙、木材、合成樹脂等の材料で製作されている。なお、飛翔性昆虫類捕獲装置1Aは、屋外の設置面Sに設置されて、風、雨、露等に晒されるため、板状部材20は、所定の強度と防水性を有することが好ましい。
粘着部2は、支持部3により設置面Sに対して粘着面200、201を立設させた状態で支持されることで、板状部材20は、例えば、衝立のように、設置面Sに対して鉛直方向に立ち上げられた状態で設置される。
粘着部2は、支持部3により設置面Sに対して粘着面200、201を立設させた状態で支持される際に、矩形状の板状部材20の各辺を構成する4つの縁部として、水平方向の縁部に対応する第1の側縁部202及び第1の側縁部202とは反対側の第2の側縁部203と、上下方向の縁部に対応する上縁部204及び上縁部204とは反対側の下縁部205と、を備える。
板状部材20は、外形寸法として、第1の側縁部202及び第2の側縁部203の間の寸法である幅W1と、上縁部204及び下縁部205の間の寸法である高さH1と、粘着面200及び粘着面201の間の寸法である厚みT1とからなる。板状部材20は、例えば、幅W1が400mm~1000mm程度、高さH1が400mm~2000mm程度、厚みT1が1mm~10mm程度であるが、これらに限られない。
粘着面200、201は、第1の側縁部202及び第2の側縁部203の中央付近で色分けされる色切替部206を有し、色切替部206に対して第1の側縁部202側は、例えば、青色207Aで着色されており、色切替部206に対して第2の側縁部203側は、例えば、黒色207Bで着色されている。なお、粘着面200、201を着色する色や、色を配色する際のパターンは、飛翔性昆虫類の種類等に応じて適宜変更してもよい。
また、粘着面200、201は、板状部材20の両面全体に、例えば、ポリブテン等を含む粘着性材料が塗布又は散布されることで粘着層(図示せず)が形成されている。粘着性材料は、着色された粘着面200、201の青色207A及び黒色207Bを粘着層で隠さないように、例えば、無色透明であることが好ましい。
使用前の粘着面200、201は、例えば、薄膜状の剥離シート(図示せず)で被覆されており、使用時に剥離シートが剥離されるように構成されている。なお、粘着面200、201は、粘着性材料を予め塗布又は散布するのではなく、使用直前に、粘着性材料を塗布又は散布するようにしてもよいし、粘着性材料でシート状に形成された粘着シートを貼付するようにしてもよい。
支持部3は、5つの棒状部材30A、30Bで構成されており、例えば、金属製や合成樹脂製のパイプで製作されている。5つの棒状部材30A、30Bは、設置面Sに設置されたときに、設置面Sから所定の高さH2に位置する上端部300と、設置面Sに位置する下端部301と、設置面Sから所定の高さH3(<H2)に位置する支持端部302と、を備え、上端部300と支持端部302との間における所定の高さH1(=H2-H3)において、4つの板状部材20の各々における第1の側縁部202及び第2の側縁部203を支持する。棒状部材30A、30Bは、例えば、高さH2が400mm~2000mm程度であるが、これらに限られない。
なお、棒状部材30A、30Bは、図1(a)~(c)に示すように、円柱状のパイプで製作されているが、角柱状のパイプで製作されていてもよい。また、棒状部材30A、30Bは、伸長及び縮小が可能であって使用時に伸長するようにしてもよいし、連結及び分割が可能であって使用時に連結するようにしてもよい。さらに、棒状部材30は、下端部301を、例えば、円錐状のように徐々に細くすることにより、設置面Sに対して突き立てるようにしてもよいし、下端部301に、テント等の設営に用いるペグが貫通可能な貫通孔を備えることにより、設置面Sに対してペグで固定するようにしてもよいし、上端部300に、ロープを結束可能な貫通孔を備えることにより、設置面Sに対してロープとペグで固定するようにしてもよい。
支持部3は、設置面Sに対して粘着面200、201を立設させた状態で4つの粘着部2を支持する際に、4つの粘着部2の各々における第1の側縁部202同士を対向させて配置し、隣接する粘着部2の各々における粘着面200、201同士が所定の角度θ1(θ1=90度)をなすように、4つの粘着部2の各々における第2の側縁部203をそれぞれ配置した状態で支持する。すなわち、支持部3は、隣接する板状部材20の各々における粘着面200、201が、所定の角度θ1をなすことで、凹状の狭小部分10をそれぞれ形成するように、4つの板状部材20を支持する。
また、支持部3は、粘着面200、201を立設させた4つの粘着部2の各々における下縁部205の少なくとも一部を設置面Sと離間した状態で4つの粘着部2を支持する。すなわち、支持部3は、板状部材20の下縁部205と設置面Sとの間に、幅W1及び高さH3からなる空隙Gが存在する状態で4つの板状部材20を支持する。
5つの棒状部材30A、30Bの設置面Sに対する配置としては、図1(b)に示すように、飛翔性昆虫類捕獲装置1Aを上方から見たときに、1つの棒状部材30Aが、正方形の中心に対応する中心位置に配置され、4つの棒状部材30Bが、正方形の各頂点に対応する頂点位置に配置される。
正方形の中心位置に配置された1つの棒状部材30Aは、4つの粘着部2の各々における第1の側縁部202を支持するために、棒状部材30Aの軸方向に沿って形成された4つの溝部303Aを備える。4つの溝部303Aは、棒状部材30Aの周方向に一定の間隔で配置されており、棒状部材30Aの上端部300及び支持端部302の間を結ぶように直線状に形成されている。
正方形の頂点位置に配置された4つの棒状部材30Bの各々は、4つの粘着部2の各々における第2の側縁部203をそれぞれ支持するために、棒状部材30Bの軸方向に沿って形成された溝部303Bを備える。溝部303Bは、棒状部材30Bの上端部300及び支持端部302の間を結ぶように直線状に形成されている。
したがって、5つの棒状部材30A、30Bは、使用時に、図1(a)に示すように、設置面Sに対して立設されて、正方形の中心位置に配置された1つの棒状部材30Aの4つの溝部303Aに、板状部材20の第1の側縁部202が挿入されるとともに、正方形の頂点位置に配置された4つの棒状部材30Bの溝部303Bに、板状部材20の第2の側縁部203が挿入されることで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Aとして組み立てられて、設置面Sに対して粘着面200、201を立設させた状態で4つの板状部材20を支持する。なお、棒状部材30A、30Bの溝部303A、303Bに、板状部材20の第1及び第2の側縁部202、203が挿入された際に、ネジ、ボルト、ピン、接着剤、接着テープ等の固定手段を用いるようにしてもよい。
そして、図1(b)に示すように、5つの棒状部材30A、30Bにより粘着面200、201を立設させた状態で支持された4つの板状部材20を上方から見たときに、4つの板状部材20における第1の側縁部202の各々は、正方形の中心位置に配置され、4つの板状部材20における第2の側縁部203の各々は、正方形の頂点位置に配置された状態、すなあち、4つの板状部材20が十字状に配置された状態で支持されるので、隣接する板状部材20の各々における粘着面200、201が、所定の角度θ1をなすことで、凹状の狭小部分10をそれぞれ形成する。
以上のように、第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aによれば、支持部3としての5つの棒状部材30A、30Bが、設置面Sに対して4つの板状部材20の各々が両面に有する粘着面200、201を立設させた状態で4つの板状部材20を支持するので、粘着面200、201の表面積を大きくすることが可能となる。
また、5つの棒状部材30A、30Bが、隣接する板状部材20の各々における粘着面200、201同士が所定の角度θ1をなすように、4つの板状部材20を支持するので、飛翔性昆虫類が飛来して飛翔性昆虫類捕獲装置1Aに近寄ってきたときに、所定の角度θ1をなすように凹状に設けられた粘着面200、201の狭小部分10に入りこむことにより、粘着部2の手前で旋回しても粘着面200、201に接触する可能性が高くなるため、飛翔性昆虫類を効果的に捕獲することができる。
また、5つの棒状部材30A、30Bが、設置面Sに対して立設されて、4つの板状部材20の各々における第1の側縁部202及び第2の側縁部203を支持することで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Aして組み立てられるので、組立が簡単であって、組立前及び分解後は、4つの板状部材20と、5つの棒状部材30A、30Bとを別々にしてコンパクトな状態で持ち運ぶことができる。
また、5つの棒状部材30A、30Bが、粘着面200、201を立設させた4つの板状部材20の各々における下縁部205の少なくとも一部を設置面Sと離間した状態(空隙Gが存在する状態)で4つの板状部材20を支持するので、空隙Gが風の通り道となり、風が抜けやすくなるため、耐風性を向上させることができる。
また、5つの棒状部材30A、30Bにより粘着面200、201を立設させた状態で支持された4つの板状部材20を上方から見たときに、4つの板状部材20における第1の側縁部202の各々は、正方形の中心位置に配置され、4つの板状部材20における第2の側縁部203の各々は、正方形の頂点位置に配置された状態で支持されるので、飛翔性昆虫類がいずれの方位から飛翔性昆虫類捕獲装置1Aに近寄ってきても飛翔性昆虫類を捕獲することができるとともに、飛翔性昆虫類捕獲装置1Aを設置した際の安定性を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の第2の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Bの一例を示し、(a)は斜視図、(b)は上面図である。
第2の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Bは、第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aに対して、隣接する粘着部2の各々における第2の側縁部203側にそれぞれ取り付けられて、第2の側縁部203側同士を接続する接続部材21をさらに備えるように変更したものである。なお、飛翔性昆虫類捕獲装置1Bのその他の基本的構成は、第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aと同様であるため、説明を省略する。
接続部材21は、例えば、帯状又は紐状であって所定の柔軟性を有する部材や、棒状であって所定の剛性を有する部材で構成されている。なお、接続部材21は、例えば、人間や家畜の注意を惹きやすいような色で着色されていてもよい。
接続部材21の両端部は、隣接する粘着部2の各々における第2の側縁部203側として、例えば、第2の側縁部203を支持する棒状部材30Bの上端部300及び支持端部302にそれぞれ取り付けられていることで、隣接する棒状部材30Bの上端部300及び支持端部302同士を接続する。したがって、接続部材21は、使用時に、図2(b)に示すように、飛翔性昆虫類捕獲装置1Bを上方から見たときに、正方形の各辺に対応する位置に配置される。
なお、接続部材21は、棒状部材30Bの上端部300だけに取り付けられるようにしてもよいし、棒状部材30Bに取り付ける際の高さを変更するようにしてもよい。また、接続部材21が、所定の柔軟性を有する部材で構成されている場合には、4つの棒状部材30Bの外周に沿って巻回するようにしてもよい。
以上のように、第2の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Bによれば、接続部材21が、正方形の各辺に対応する位置に配置されるので、接続部材21よりも内側に人間や家畜が進入し、粘着面200、201に誤って接触することを防止することができる。また、接続部材21が、所定の剛性を有する部材で構成されている場合には、隣接する棒状部材30Bの各々を連結するフレーム(骨格)としても機能するので、耐風性を向上させることができる。
(第3の実施形態)
図3は、本発明の第3の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Cの一例を示し、(a)は第1の実施例を示す上面図、(b)は第2の実施例を示す上面図である。
第3の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Cは、第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aに対して、粘着部2を、複数の板状部材20で構成することに代えて、1つ又は4つのシート状部材22A、22Bで構成するように変更するとともに、支持部3を、5つの棒状部材30A、30Bで構成することに代えて、8つの棒状部材30C、30Dで構成するように変更したものである。なお、飛翔性昆虫類捕獲装置1Cのその他の基本的構成は、第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aと同様であるため、説明を省略する。
1つ又は4つのシート状部材22A、22Bは、板状部材20の高さH1と同程度の幅を有する帯状の部材であって、例えば、ポリエチレン等の合成樹脂等の材料で製作されている。また、シート状部材22A、22Bは、所定の柔軟性を有し、折り畳んだり、筒状に巻いたりした状態で持ち運びが可能である。
シート状部材22A、22Bは、その片面に、粘着性材料が予め塗布又は散布された粘着面220を有し、使用前の粘着面220は、例えば、薄膜状の剥離シート(図示せず)で被覆されており、使用時に剥離シートが剥離されるように構成されている。なお、粘着面220は、粘着性材料を予め塗布又は散布するのではなく、使用直前に、粘着性材料を塗布又は散布するようにしてもよいし、粘着性材料でシート状に形成された粘着シートを貼付するようにしてもよい。
8つの棒状部材30C、30Dは、使用時に、図3(a)、(b)に示すように、設置面Sに対して立設されて、正方形の中心位置に配置された4つの棒状部材30Cと、正方形の頂点位置に配置された4つの棒状部材30Dとに対して、1つ又は4つのシート状部材22A、22Bを巻回させることで、1つ又は4つのシート状部材22A、22Bを巻回させた部分の各々を、第1の側縁部202及び第2の側縁部203として支持する。
図3(a)に示す第1の実施例では、1つのシート状部材22Aが、正方形の中心位置に配置された4つの棒状部材30Cと、正方形の頂点位置に配置された4つの棒状部材30Dとに対して、交互に巻回されることにより設置面Sに対して粘着面220を立設させた状態で支持されることで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Cとして組み立てられる。
図3(b)に示す第1の実施例では、4つのシート状部材22Bの各々が、正方形の中心位置に配置された4つの棒状部材30Cと、正方形の頂点位置に配置された4つの棒状部材30Dとの各組に対して、それぞれ巻回されることにより設置面Sに対して粘着面220を立設させた状態で支持されることで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Cとして組み立てられる。
なお、図3(a)、(b)に示す第1及び第2の実施例では、シート状部材22A、22Bは、棒状部材30C、30Dの外周に沿って巻回されたものであるが、棒状部材30C、30Dが、上端部300及び支持端部302の間に、シート状部材22A、22Bが通過可能な長孔を備えることにより、その長孔にシート状部材22A、22Bを通過させることで棒状部材30C、30Dに巻回されるようにしてもよい。その場合には、棒状部材30Cが、4つの長孔を備えることにより、その1つの棒状部材30Cを正方形の中心位置に配置するようにしてもよい。
以上のように、第3の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Cによれば、複数の棒状部材30C、30Dが、設置面Sに対して立設されて、1つ又は4つのシート状部材22A、22Bを巻回させることで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Cとして組み立てられるので、組立が簡単であって、組立前及び分解後は、1つ又は4つのシート状部材22A、22Bと、複数の棒状部材30C、30Dとを別々にしてコンパクトな状態で持ち運ぶことができる。
(第4の実施形態)
図4は、本発明の第4の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Dの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は使用時の斜視図である。
第4の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Dは、第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aに対して、支持部3が、複数の粘着部2である第1及び第2の粘着部2A、2Bをそれぞれ支持する第1及び第2の支持部3A、3Bを備え、第1及び第2の粘着部2A、2Bと、第1及び第2の支持部3A、3Bとを、折り曲げ可能な板状部材4で一体的に形成するように変更したものである。なお、飛翔性昆虫類捕獲装置1Dのその他の基本的構成は、第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aと同様であるため、説明を省略する。
板状部材4は、折り曲げ可能な材料として、例えば、プラスチック段ボール、段ボール紙、厚紙、合成樹脂等の材料で製作されている。なお、板状部材4は、木材等の材料で製作されて、例えば、蝶番等を介して折り曲げ可能に構成してもよい。板状部材4は、例えば、幅W2が800mm~2000mm程度、高さH5が800mm~2000mm程度、厚みT1が1mm~10mm程度であるが、これらに限られない。
板状部材4は、図4(a)に示すように、第1の粘着部2Aにおける下縁部205Aと第1の支持部3Aとが隣接して配置され、下縁部205Aに沿って折り曲げられることで第1の支持部3Aを形成する第1の折り曲げ部40と、第2の粘着部2Bにおける下縁部205Bと第2の支持部3Bとが隣接して配置され、下縁部205Bに沿って折り曲げられることで第2の支持部3Bを形成する第2の折り曲げ部41と、第1の粘着部2Aにおける第1の側縁部202Aと第2の粘着部2Bにおける前記第1の側縁部202Bとが隣接して配置され、第1の側縁部202A、202Bに沿って折り曲げられることで、第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における粘着面200、201同士が所定の角度θ2(θ2=90度)をなすように、第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における第2の側縁部203A、203Bを配置する第3の折り曲げ部42と、を備える。
板状部材4は、使用時に、図4(b)に示すように、第1乃至第3の折り曲げ部40~42が、それぞれ直角に折り曲げられることで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Dとして組み立てられて、第1及び第2の支持部3A、3Bが、設置面Sに対して粘着面200、201を立設させた状態で第1及び第2の粘着部2A、2Bを支持する。
そして、第1及び第2の支持部3A、3Bは、設置面Sに対して粘着面200、201を立設させた状態で第1及び第2の粘着部2A、2Bを支持する際に、第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における粘着面200、201同士が所定の角度θ2をなすように、第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における第2の側縁部203A、203Bを配置した状態で支持する。すなわち、第1及び第2の支持部3A、3Bは、第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における粘着面200、201が、所定の角度θ2をなすことで、凹状の狭小部分10を形成するように、第1及び第2の粘着部2A、2Bをそれぞれ支持する。このとき、第1及び第2の粘着部2A、2Bは、第1及び第2の粘着部2A、2Bを上方から見たときに、L字状に配置されている。
なお、第1及び第2の支持部3A、3Bは、矩形状としたが、半円状としてもよいし、台形状としてもよい。また、第1及び第2の支持部3A、3Bは、設置面Sに対してペグで固定するようにしてもよいし、第1及び第2の粘着部2A、2Bは、第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における上縁部204A、204Bに、ロープを結束可能な貫通孔を備えることにより、設置面Sに対してロープとペグで固定するようにしてもよい。
以上のように、第4の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Dによれば、板状部材4における第1乃至第3の折り曲げ部40~42が、それぞれ折り曲げられることで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Dとして組み立てられるので、組立が簡単であって、組立前及び分解後は、板状部材4として積層可能なコンパクトな状態で持ち運ぶことができる。
(第5の実施形態)
図5は、本発明の第5の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Eの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は使用時の斜視図、(c)は使用時の正面図である。
第5の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Eは、第4の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Dに対して、板状部材4が、第1及び第2の折り曲げ部40、41として、所定の角度θ3ずつずらした状態で形成された複数の折り曲げ線400A~400E、410A~410Eを備えるように変更したものである。なお、飛翔性昆虫類捕獲装置1Eのその他の基本的構成は、第4の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Dと同様であるため、説明を省略する。
第1及び第2の折り曲げ部40、41としての複数の折り曲げ線400A~400E、410A~410Eは、折り曲げ線400A~400E、410A~410Eの位置を、所定の角度θ3ずつずらした状態で、第1の粘着部2Aにおける下縁部205Aと第1の支持部3Aとの間、又は、第2の粘着部2Bにおける下縁部205Bと第2の支持部3Bとの間にそれぞれ形成されている。複数の折り曲げ線400A~400E、410A~410Eは、飛翔性昆虫類捕獲装置1Eが設置される設置面Sの傾斜状態に応じて、折り曲げられる折り曲げ線400A~400E、410A~410Eの位置が選択可能に構成されている。
図3(b)、(c)に示すような傾斜状態の設置面Sに設置される場合には、その設置面Sの傾斜状態に応じて、折り曲げ線400C、410Cにて折り曲げられることで、第1及び第2の支持部3A、3Bは、設置面Sに対して粘着面200、201を鉛直状に立設させた状態で第1及び第2の粘着部2A、2Bを支持する。
なお、複数の折り曲げ線400A~400E、410A~410Eは、その数を5つとしたが、それ以外の数に変更してもよいし、所定の角度θ3ずつずらす際に、所定の角度が徐々に大きく又は小さくなるようにずらししてもよい。
以上のように、第5の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Eによれば、第1及び第2の折り曲げ部40、41が、所定の角度ずつずらした状態で形成された複数の折り曲げ線400A~400E、410A~410Eを備えることにより、飛翔性昆虫類捕獲装置1Eが設置される設置面Sの傾斜状態に応じて、折り曲げられる折り曲げ線400A~400E、410A~410Eの位置が選択可能に構成されているので、設置面Sが傾斜していても、設置面Sに対して粘着面200、201を鉛直状に立設させることができるため、飛翔性昆虫類捕獲装置1Eを設置した際の安定性を向上させることができる。
(第6の実施形態)
図6は、本発明の第5の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Fの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は使用時の斜視図である。
第6の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Fは、第4の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Dに対して、第1及び第2の折り曲げ部40、41が折り曲げられることで、第1及び第2の支持部3A、3Bが、設置面Sに対して粘着面200、201を立設させた状態で第1及び第2の粘着部2A、2Bを支持する際に、第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における下縁部205A、205Bの少なくとも一部を設置面Sと離間した状態(幅W3及び高さH7からなる空隙Gが存在する状態)で第1及び第2の粘着部2A、2Bを支持するように、第1及び第2の切り込み部45、46をさらに備えるように変更したものである。なお、飛翔性昆虫類捕獲装置1Fのその他の基本的構成は、第4の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Dと同様であるため、説明を省略する。
第1の切り込み部45は、第1の粘着部2Aにおける下縁部205A側において、第1の折り曲げ部40から第1の粘着部2A側に、例えば、コ字状に連続的に切り込まれており、第1の折り曲げ部40が折り曲げられたときに、コ字状に切り込まれた内側部分が第1の支持部3Aを拡大する支持拡大部31Aとなるとともに、幅W3及び高さH7の空隙Gを形成する。
第2の切り込み部46は、第2の粘着部2Bにおける下縁部205B側において、第2の折り曲げ部41から第1の粘着部2B側に、例えば、コ字状に連続的に切り込まれており、第2の折り曲げ部41が折り曲げられたときに、コ字状に切り込まれた内側部分が第2の支持部3Bを拡大する支持拡大部31Bとなるとともに、幅W3及び高さH7の空隙Gを形成する。
以上のように、第6の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Fによれば、第1及び第2の切り込み部45、46が、第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における下縁部205A、205B側に設けられていることにより、第1及び第2の折り曲げ部40、41が折り曲げられたときに、第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における下縁部205A、205Bの少なくとも一部を設置面Sと離間した状態(幅W3及び高さH7からなる空隙Gが存在する状態)で第1及び第2の粘着部2A、2Bを支持するので、空隙Gが風の通り道となり、風が抜けやすくなるため、耐風性を向上させることができる。また、第1及び第2の折り曲げ部40、41が折り曲げられたときに、支持拡大部31A、31Bが、第1及び第2の支持部3A、3Bの面積を拡大するので、飛翔性昆虫類捕獲装置1Fを設置した際の安定性を向上させることができる。
(第7の実施形態)
図7は、本発明の第7の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Gの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は差し込み前の斜視図、(c)は使用時の斜視図である。
第7の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Gは、第4の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Dに対して、支持部3が、複数の粘着部2である第1及び第2の粘着部2A、2Bをそれぞれ支持する第1及び第2の支持部3A、3Bと、複数の粘着部2である第3及び第4の粘着部2C、2Dをそれぞれ支持する第1及び第2の支持部3C、3Dと、を備え、第1及び第2の粘着部2A、2Bと、第1及び第2の支持部3A、3Bとを、折り曲げ可能な第1の板状部材4Aで一体的に形成し、第3及び第4の粘着部2C、2Dと、第3及び第4の支持部3C、3Dとを、折り曲げ可能な第2の板状部材4Bで一体的に形成するように変更したものである。なお、飛翔性昆虫類捕獲装置1Gのその他の基本的構成は、第4の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Dと同様であるため、説明を省略する。
第1の板状部材4Aは、図7(a)に示すように、第1の粘着部2Aにおける下縁部205Aと第1の支持部3Aとが隣接して配置され、下縁部205Aに沿って折り曲げられることで第1の支持部3Aを形成する第1の折り曲げ部40と、第2の粘着部2Bにおける下縁部205Bと第2の支持部3Bとが隣接して配置され、下縁部205Bに沿って折り曲げられることで第2の支持部3Bを形成する第2の折り曲げ部41と、第1の粘着部2Aにおける第1の側縁部202Aと第2の粘着部2Bにおける第1の側縁部202Aとが隣接して配置され、第1の側縁部202A、202Bに沿って下縁部205A、205Bから上縁部204A、204Bに向かって設けられた第1の差し込み部44Aと、を備える。
第2の板状部材4Bは、図7(a)に示すように、第3の粘着部2Cにおける下縁部205Cと第3の支持部3Cとが隣接して配置され、下縁部205Cに沿って折り曲げられることで第3の支持部3Cを形成する第3の折り曲げ部42と、第4の粘着部2Dにおける下縁部205Dと第4の支持部3Dとが隣接して配置され、下縁部205Dに沿って折り曲げられることで第4の支持部3Dを形成する第4の折り曲げ部43と、第3の粘着部2Cにおける第1の側縁部202Cと第4の粘着部2Dにおける第1の側縁部202Dとが隣接して配置され、第1の側縁部202C、202Dに沿って上縁部204C、204Dから下縁部205C、205Dに向かって設けられた第2の差し込み部44Bと、を備える。
第1及び第2の板状部材4A、4Bは、使用時に、図7(b)、(c)に示すように、第1乃至第4の折り曲げ部40~43がそれぞれ直角に折り曲げられるとともに、第1の差し込み部44Aと、第2の差し込み部44Bとが差し込まれることで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Gとして組み立てられて、第1乃至第4の支持部3A~3Dが、設置面Sに対して粘着面200A~200D、201A~201Dを立設させた状態で第1及び第4の粘着部2A~2Dを支持する。
そして、第1乃至第4の支持部3A~3Dは、設置面Sに対して粘着面200A~200D、201A~201Dを立設させた状態で第1及び第4の粘着部2A~2Dを支持する際に、隣接する第1及び第4の粘着部2A~2Dの各々における粘着面200A~200D、201A~201D同士が所定の角度θ4(θ4=90度)をなすように、第1乃至第4の粘着部2A~2Dの各々における第2の側縁部203A~202Dを配置した状態で支持する。すなわち、第1乃至第4の支持部3A~3Dは、隣接する第1乃至第4の粘着部2A~2Dの各々における粘着面200A~200D、201A~201Dが、所定の角度θ4をなすことで、凹状の狭小部分10をそれぞれ形成するように、第1乃至第4の粘着部2A~2Dをそれぞれ支持する。このとき、第1及び第4の粘着部2A~2Dは、第1及び第4の粘着部2A~2Dを上方から見たときに、十字状に配置されている。
以上のように、第7の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Gによれば、第1及び第2の板状部材4A、4Bにおける第1乃至第4の折り曲げ部40~43がそれぞれ折り曲げられるとともに、第1の差し込み部44Aと、第2の差し込み部44Bとが差し込まれることで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Gとして組み立てられるので、組立が簡単であって、組立前及び分解後は、第1及び第2の板状部材4A、4Bとして積層可能なコンパクトな状態で持ち運ぶことができる。
また、第1乃至第4の支持部3A~3Dにより粘着面200A~200D、201A~201Dを立設させた状態で支持された第1乃至第4の粘着部2A~2Dを上方から見たときに、第1乃至第4の粘着部2A~2Dにおける第1の側縁部202A~202Dの各々は、正方形の中心位置に配置され、第1乃至第4の粘着部2A~2Dにおける第2の側縁部203A~203Dの各々は、正方形の頂点位置に配置された状態で支持されるので、飛翔性昆虫類がいずれの方位から飛翔性昆虫類捕獲装置1Gに近寄ってきても飛翔性昆虫類を捕獲することができるとともに、飛翔性昆虫類捕獲装置1Gを設置した際の安定性を向上させることができる。
(第8の実施形態)
図8は、本発明の第8の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Hの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は差し込み前の斜視図、(c)は使用時の斜視図である。
第8の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Hは、第7の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Gに対して、支持部3が、複数の粘着部2である一対の第1及び第2の粘着部2A、2Bをそれぞれ支持する一対の第1乃至第4の支持部3A~3Dを備え、一対の第1及び第2の粘着部2A、2Bと、一対の第1乃至第4の支持部3A~3Dとを、折り曲げ可能な一対の板状部材4A、4Bで一体的に形成するように変更したものである。なお、飛翔性昆虫類捕獲装置1Hのその他の基本的構成は、第7の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Gと同様であるため、説明を省略する。
一対の板状部材4A、4Bは、同一の形状であり、図8(a)では、板状部材4Bは、板状部材4Aを紙面上で180度回転したものとして図示されている。
一対の板状部材4A、4Bの各々は、図8(a)に示すように、第1の粘着部2Aにおける下縁部205Aと第1の支持部3Aとが隣接して配置され、下縁部205Aに沿って折り曲げられることで第1の支持部3Aを形成する第1の折り曲げ部40A、40Bと、第2の粘着部2Bにおける下縁部205Bと第2の支持部3Bとが隣接して配置され、下縁部205Bに沿って折り曲げられることで第2の支持部3Bを形成する第2の折り曲げ部41A、41Bと、第1の粘着部2Aにおける上縁部204Aと第3の支持部3Cとが隣接して配置され、上縁部204Aに沿って折り曲げられることで第3の支持部3Cを形成する第3の折り曲げ部42A、42Bと、第2の粘着部2Bにおける上縁部204Bと第4の支持部3Dとが隣接して配置され、上縁部204Bに沿って折り曲げられることで第4の支持部3Dを形成する第4の折り曲げ部43A、43Bと、第1の粘着部2Aにおける第1の側縁部202Aと第2の粘着部2Bにおける第1の側縁部202Bとが隣接して配置され、第1の側縁部202A、202Bに沿って下縁部205A、205Bから上縁部204A、204Bに向かって設けられた差し込み部44A、44Bと、を備える。
一対の板状部材4A、4Bの各々は、使用時に、図8(b)、(c)に示すように、一対の板状部材4A、4Bのうち一方の板状部材4Aにおける第1及び第2の折り曲げ部40A、41Aと、一対の板状部材4A、4Bのうち他方の板状部材4Bにおける第3及び第4の折り曲げ部42B、43Bとが直角にそれぞれ折り曲げられるとともに、一対の板状部材4A、4Bの各々における差し込み部44A、44B同士が差し込まれることで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Hとして組み立てられて、一方の板状部材4Aにおける第1及び第2の支持部3A、3Bと、他方の板状部材4Bにおける第3及び第4の支持部3C、3Dとが、設置面Sに対して粘着面200、201を立設させた状態で一対の第1及び第2の粘着部2A、2Bを支持する。
そして、第1乃至第4の支持部3A~3Dは、設置面Sに対して粘着面200、201を立設させた状態で一対の第1及び第2の粘着部2A、2Bを支持する際に、隣接する一対の第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における粘着面200、201同士が所定の角度θ4(θ4=90度)をなすように、一対の第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における第2の側縁部203A、203Bを配置した状態で支持する。すなわち、第1乃至第4の支持部3A~3Dは、隣接する一対の第1及び第2の粘着部2A、2Bの各々における粘着面200、201が、所定の角度θ4をなすことで、凹状の狭小部分10をそれぞれ形成するように、一対の第1及び第2の粘着部2A、2Bをそれぞれ支持する。このとき、一対の第1及び第2の粘着部2A、2Bは、一対の第1及び第2の粘着部2A、2Bを上方から見たときに、十字状に配置されている。
以上のように、第8の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Hによれば、一対の板状部材4A、4Bの一方の第1及び第2の折り曲げ部40A、41Aと、一対の板状部材4A、4Bの他方の第3及び第4の折り曲げ部42B、43Bとがそれぞれ折り曲げられるとともに、一対の板状部材4A、4Bの各々における差し込み部44A、44B同士が差し込まれることで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Hとして組み立てられるので、組立が簡単であって、組立前及び分解後は、一対の板状部材4A、4Bとして積層可能なコンパクトな状態で持ち運ぶことができる。また、一対の板状部材4A、4Bは、同一の形状であるので、部材の点数を減らすことができる。
(第9の実施形態)
図9は、本発明の第9の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は差し込み前の斜視図、(c)は使用時の斜視図である。
第9の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jは、第7の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Gに対して、第1の板状部材4Aから第1及び第2の支持部3A、3Bを省略し、第2の板状部材4Bから第3及び第4の支持部3C、3Dを省略するように変更するともに、第1の板状部材4Aで一体的に形成された第1及び第2の粘着部2A、2Bと、第2の板状部材4Bで一体的に形成された第3及び第4の粘着部2C、2Dとを、第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aと同様の第1乃至第4の棒状部材30で支持するように変更したものである。また、第9の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jは、第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Aに対して、粘着面200A~200D、201A~201Dの配色を変更したものである。なお、飛翔性昆虫類捕獲装置1Jのその他の基本的構成は、第1の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1A及び第7の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Gと同様であるため、説明を省略する。
第1の板状部材4Aは、図9(a)に示すように、第1の粘着部2Aにおける第1の側縁部202Aと第2の粘着部2Bにおける第1の側縁部202Bとが隣接して配置され、第1の側縁部202A、202Bに沿って下縁部205A、205Bから上縁部204A、204Bに向かって設けられた第1の差し込み部44Aを備える。
第2の板状部材4Bは、図9(a)に示すように、第3の粘着部2Cにおける第1の側縁部202Cと第4の粘着部2Dにおける第1の側縁部202Dとが隣接して配置され、第1の側縁部202C、202Dに沿って上縁部204C、204Dから下縁部205C、205Dに向かって設けられた第2の差し込み部44Bを備える。
なお、本実施形態では、第1及び第2の板状部材4A、4Bは、同一の形状とし、図9(a)では、第2の板状部材4Bは、第1の板状部材4Aを紙面上で180度回転したものとして図示されている。
また、第1乃至第4の粘着部2A~2Dの各々は、第1の側縁部202A~202Dと第2の側縁部203A~203Dとの間で粘着面200A~200D、201A~201Dの色を切り替える色切替部206A~206Dを備える。
色切替部206A~206Dは、第1の側縁部202A~202Dと、第2の側縁部203A~203Dとの間を、所定の比(例えば、1:2)で色分けする。粘着面200A~200D、201A~201Dのうち色切替部206A~206Dよりも第1の側縁部202A~202D側(内側)の粘着面200A~200D、201A~201Dは、第1の色208Aで着色され、粘着面200A~200D、201A~201Dのうち色切替部206A~206Dよりも第2の側縁部203A~203D側(外側)の粘着面200A~200D、201A~201Dは、第2の色208Bで着色されている。すなわち、粘着面200A~200D、201A~201Dは、その全体の1/3に相当する内側部分が第1の色208Aで着色され、その全体の2/3に相当する外側部分が、第2の色208Bで着色されている。
第1の色208Aは、例えば、黒色系(例えば、黒色、濃灰色等)である。第2の色208Bは、第1の色208Aと異なる色であり、例えば、青色系(例えば、青色、水色、空色、紺色等)である。
なお、色切替部206A~206Dが色分けする際の所定の比は、適宜変更してもよい。また、色切替部206A~206Dは、直線としたが、粘着面200A~200D、201A~201Dの色を切り替えるものであれば任意の形状でよく、曲線でもよいし、屈曲していてもよい。さらに、色切替部206A~206Dは、省略してもよく、その場合には、粘着面200A~200D、201A~201Dの全体が、例えば、青色系で着色されることで、第2の側縁部203A~203D側の隅部が、青色系で着色されるようにしてもよい。
第1及び第2の板状部材4A、4Bは、使用時に、図9(b)、(c)に示すように、第1の差し込み部44Aと、第2の差し込み部44Bとが差し込まれる。そして、第1乃至第4の棒状部材30は、図9(c)に示すように、第1の差し込み部44Aと第2の差し込み部44Bとが差し込まれた状態の第1及び第2の板状部材4A、4Bを支持する際に、設置面Sに対して立設されて、第1乃至第4の粘着部2A~2Dの各々における第2の側縁部203A~203Dを支持することで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Jとして組み立てられる。なお、第1乃至第4の棒状部材30は、第2の側縁部203A~203Dを支持する際に、任意の方法で支持すればよく、例えば、図1(d)に示す棒状部材30Bの溝部303Bを備えるようにしてもよいし、溝部303Bを備えずに、例えば、ロープ、結束バンド、接着テープ等の固定手段を用いるようにしてもよい。
図9(c)に示すように、使用時における第1乃至第4の粘着部2A~2Dは、第1乃至第4の粘着部2A~2Dを上方から見たときに、十字状に配置される。そして、十字状に配置された第1乃至第4の粘着部2A~2Dにおいて、色切替部206A~206Dよりも第1の側縁部202A~202D側(内側)の粘着面200A~200D、201A~201Dは、第1の色208Aで着色され、色切替部206A~206Dよりも第2の側縁部203A~203D側(外側)の粘着面200A~200D、201A~201Dは、第2の色208Bで着色されている。
(飛翔性昆虫類捕獲装置の色について)
本実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jにおいて、粘着面200A~200D、201A~201Dの色と、飛翔性昆虫類の捕獲数との間の関係を検証するため、下記の実験を行った。
まず、下記の表1の実施例1~7及び比較例で示すように、第1の色208A(内側)と、第2の色208B(外側)をそれぞれ着色した複数の飛翔性昆虫類捕獲装置を用意した。本実験に係る複数の飛翔性昆虫類捕獲装置は、図9に示すように、本実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jと同様の形状とし、第1及び第2の板状部材4A、4Bの大きさは、幅W20を1800mm、高さH20を900mmとした。また、本実験に係る複数の飛翔性昆虫類捕獲装置の上方には、炭酸ガス発生手段としてドライアイスを設置した。
本実験では、飛翔性昆虫類のうち、ブユを捕獲の対象とし、本実験に係る複数の飛翔性昆虫類捕獲装置を、屋外に5.5m間隔で設置し、41時間経過時のブユの捕獲数を計数した。
Figure 0007162507000001
本実験に係る複数の飛翔性昆虫類捕獲装置を設置し、ブユの捕獲数を計数した結果は、表1に示すとおりである。まず、第2の色208B(外側)が青色で着色されている場合(実施例1、実施例6)、ブユの捕獲数が多くなることが分かった。特に、第2の色208B(外側)が青色で着色されている場合、粘着面200A~200D、201A~201Dのうち第2の側縁部203A~203D側の隅部に、ブユが集中して捕獲されていることが分かった。
また、粘着面200A~200D、201A~201Dが色切替部206A~206Dにより色分けされている実施例1~5について比較すると、第1の色208A(内側)が青色、第2の色208B(外側)が黒色で着色されている場合(実施例2)に比べて、第1の色208A(内側)が黒色、第2の色208B(外側)が青色で着色されている場合(実施例1)の方が、ブユの捕獲数が多いことが分かった。さらに、第1の色208A(内側)が、空色(実施例3)、水色(実施例4)、青色(実施例2)、銀色(実施例5)の順番でブユの捕獲数が多いことが分かった。
また、粘着面200A~200D、201A~201Dが色切替部206A~206Dにより色分けされていない実施例6、7について比較すると、粘着面200A~200D、201A~201Dが黒色で着色されている場合(実施例7)に比べて、粘着面200A~200D、201A~201Dが青色で着色されている場合(実施例6)の方が、ブユの捕獲数が多いことが分かった。
上記実験において捕獲の対象としたブユは、他の飛翔性昆虫類と異なり、夏の時期だけでなく気温が比較的低い秋から春にかけても活動することから、1年を通して被害をもたらす害虫である。しかしながら、虫除けスプレー等の忌避剤を用いた場合、ブユに対する忌避効果は、他の飛翔性昆虫類に対する忌避効果に比べて高くない。また、ブユを捕獲、駆除するための捕獲装置について、これまで十分に検討がなされていなかった。ここで、表1に示すように、上記実験の結果であるブユの捕獲数を参照すると、本実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jは、このようなブユを効果的に捕獲することができることが分かった。
以上のように、第9の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jによれば、第1乃至第4の棒状部材30が、設置面Sに対して立設されて、第1乃至第4の粘着部2A~2Dの各々における第2の側縁部203A~203Dを支持することで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Jとして組み立てられるので、組立が簡単であって、組立前及び分解後は、第1及び第2の板状部材4A、4Bとして積層可能なコンパクトな状態で持ち運ぶことができる。また、第1及び第2の板状部材4A、4Bは、同一の形状とすることにより、部材の点数を減らすことができる。
また、第9の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jによれば、粘着面200A~200D、201A~201Dのうち第2の側縁部203A~203D側の隅部が、青色系で着色されているため、飛翔性昆虫類(特にブユ)を効果的に捕獲することができる。
また、第9の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jによれば、第1乃至第4の粘着部2A~2Dの各々は、色切替部206A~206Dを備え、粘着面200A~200D、201A~201Dのうち色切替部206A~206Dよりも第2の側縁部203A~203D側は、青色系で着色され、粘着面200A~200D、201A~201Dのうち色切替部206A~206Dよりも第1の側縁部202A~202D側は、黒色系で着色されているため、飛翔性昆虫類(特にブユ)を効果的に捕獲することができる。
(第10の実施形態)
図10は、本発明の第10の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Kの一例を示し、(a)は使用前の正面図、(b)は差し込み前の斜視図、(c)は使用時の斜視図である。
第10の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Kは、第9の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jに対して、第1乃至第4の粘着部2A~2Dの各々が、粘着面200A~200D、201A~201Dのうち第1の側縁部202A~202D側かつ上縁部204A~204D側の隅部209A~209Dが下縁部205A~205D側に直角に折り曲げられる第5の折り曲げ部47A~47Dを備えるように変更したものである。なお、飛翔性昆虫類捕獲装置1Kのその他の基本的構成は、第9の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Jと同様であるため、説明を省略する。
第5の折り曲げ部47A~47Dは、隅部209A~209Dが下縁部205A~205D側に直角に折りそれぞれ曲げられることで、炭酸ガス発生手段5を設置する設置部48を形成する。炭酸ガス発生手段5は、炭酸ガスを発生させるものであればよく、例えば、ドライアイスや、炭酸カルシウムと水を化学反応させて、炭酸ガス(二酸化炭素)を発生させる装置等である。
第1及び第2の板状部材4A、4Bは、使用時に、図10(b)、(c)に示すように、第1の差し込み部44Aと、第2の差し込み部44Bとが差し込まれるとともに、第5の折り曲げ部47A~47Dが下縁部205A~205D側に直角にそれぞれ折り曲げられることで、隅部209A~209Dが一体的な設置面となって、設置部48を形成する。そして、第1乃至第4の棒状部材30は、図10(c)に示すように、第1の差し込み部44Aと第2の差し込み部44Bとが差し込まれた状態の第1及び第2の板状部材4A、4Bを支持する際に、設置面Sに対して立設されて、第1乃至第4の粘着部2A~2Dの各々における第2の側縁部203A~203Dを支持することで、飛翔性昆虫類捕獲装置1Kとして組み立てられる。そして、炭酸ガス発生手段5が、隅部209A~209Dにより形成された設置部48に設置される。なお、設置部48となる隅部209A~209Dには、粘着層が形成されていなくてもよい。
以上のように、第10の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Kによれば、第1及び第2の板状部材4A、4Bにおける第5の折り曲げ部47がそれぞれ折り曲げられることで設置部48を形成するので、設置部48に設置された炭酸ガス発生手段5が発生した炭酸ガスが、隣接する第1及び第4の粘着部2A~2Dの各々における粘着面200A~200D、201A~201Dの間に均一に拡散するため、飛翔性昆虫類(特にブユ)を効果的に捕獲することができる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
上記第1乃至第3の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1A~1Cにおいて、4つの粘着部2における第1の側縁部202の各々が、正方形の中心位置に配置され、4つの粘着部2における第2の側縁部203の各々が、正方形の頂点位置に配置されることで、隣接する粘着部2の各々における粘着面200、201同士が所定の角度θ1(θ1=90度)をなすものであるが、粘着部2の数(例えば、3以上の整数)を変更するとともに、複数の粘着部2を、粘着部2の数に応じた正多角形の各頂点及び中心に対応する位置に配置してもよい。例えば、粘着部2を3つとし、3つの粘着部2における第1の側縁部202の各々を、正三角形の中心位置に配置し、3つの粘着部2における第2の側縁部203の各々を、正三角形の頂点位置に配置することで、隣接する粘着部2の各々における粘着面200、201同士が所定の角度θ(θ=120度)をなすものでもよい。また、粘着部2を6つとし、6つの粘着部2における第1の側縁部202の各々を、正六角形の中心位置に配置し、6つの粘着部2における第2の側縁部203の各々を、正六角形の頂点位置に配置することで、隣接する粘着部2の各々における粘着面200、201同士が所定の角度θ(θ=60度)をなすものでもよい。
また、上記第1乃至第3、第9及び第10の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1A~1C、1J、1Kにおいて、4つの粘着部2は、正方形の各頂点及び中心に対応する位置に配置されたものであるが、4つの粘着部2を、正方形に代えて、平行四辺形や菱形、台形等、任意の四辺形の各頂点及び中心に対応する位置に配置するようにしてもよい。
また、上記第1乃至第3の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1A~1Cにおいて、支持部3は、粘着面200、201を立設させた4つの粘着部2の各々における下縁部205の少なくとも一部を設置面Sと離間した状態(幅W1及び高さH3からなる空隙Gが存在する状態)で4つの粘着部2を支持するものであるが、支持部3が、4つの板状部材20の各々における下縁部205を設置面Sと離間していない状態(空隙Gが存在しない状態)で4つの板状部材20を支持するようにしてもよい。
また、上記第9及び第10の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1J、1Kにおいて、支持部3としての第1乃至第4の棒状部材30は、粘着面200、201を立設させた第1乃至第4の粘着部2A~2Dの各々における下縁部205A~205Dを設置面Sと離間していない状態(空隙Gが存在しない状態)で第1及び第2の板状部材4A、4Bを支持するものであるが、第1乃至第4の棒状部材30が、第1乃至第4の粘着部2A~2Dの各々における下縁部205A~205Dを設置面Sと離間した状態(空隙Gが存在する状態)で第1及び第2の板状部材4A、4Bを支持するようにしてもよい。
また、上記第1乃至第2、第9及び第10の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1A、1B、1J、1Kにおいて、粘着部2に対して垂直に交差するとともに上下方向に配置された板状の返し部材を備えるようにしてもよい。飛翔性昆虫類捕獲装置1A、1B、1J、1Kが、返し部材を備えることにより、凹状に設けられた粘着面200、201の狭小部分10に入りこんだ飛翔性昆虫類を逃がすことなく確実に捕獲することができる。返し部材は、例えば、粘着部2の高さH1と同程度の高さで、粘着部2の幅W1の2/3程度の幅を有する矩形状であり、返し部材の幅方向の中心線が第2の側縁部203に沿って上下方向に配置されてもよいし、第2の側縁部203から粘着部2の幅W1の1/3程度の内側の位置に沿って上下方向に配置されてもよい。また、返し部材には、粘着面が形成されていてもよい。
また、上記第1乃至第10の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1A~1Kにおいて、複数の粘着部2及び支持部3の外形寸法(幅、高さ、厚み等)や形状を適宜変更するようにしてもよい。
また、上記第2の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Bは、接続部材21を備えたものであるが、第4乃至第10の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1D~1Kが、接続部材21を備えるようにしてもよい。
また、上記第1乃至第8の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1A~1Hに、例えば、ドライアイスや、炭酸カルシウムと水を化学反応させて炭酸ガスを発生させる装置等のような炭酸ガス発生手段を備えるようにしてもよい。その際、飛翔性昆虫類捕獲装置1A~1Hは、第10の実施形態に係る飛翔性昆虫類捕獲装置1Kと同様の設置部48を備えるようにしてもよい。
1A~1H…飛翔性昆虫類捕獲装置、
2…粘着部、2A…第1の粘着部、2B…第2の粘着部、
2C…第3の粘着部、2D…第4の粘着部、
3…支持部、3A…第1の支持部、3B…第2の支持部、
3C…第3の支持部、3D…第4の支持部、
4、4A、4B…板状部材、4A…第1の板状部材、4B…第2の板状部材、
5…炭酸ガス発生手段、10…狭小部分、
20…板状部材、21…接続部材、22A、22B…シート状部材、
30、30A~30D…棒状部材、31A、31B…支持拡大部、
40、40A、40B…第1の折り曲げ部、
41、41A、41B…第2の折り曲げ部、
42、42A、42B…第3の折り曲げ部、
43、43A、43B…第4の折り曲げ部、
44A、44B…差し込み部、
44A…第1の差し込み部、44B…第2の差し込み部
45…第1の切り込み部、46…第2の切り込み部、
47A~47D…第5の折り曲げ部、48…設置部、
200、200A~200D…粘着面、
201、201A~201D…粘着面、
202、202A~202D…第1の側縁部、
203、203A~203D…第2の側縁部、
204、204A~204D…上縁部、
205、205A~205D…下縁部、
206、206A~206D…色切替部、207A…青色、207B…黒色、
208A…第1の色、208B…第2の色、209A~209D…隅部、
220…粘着面、300…上端部、301…下端部、
302…支持端部、303A、303B…溝部、
400A~400E…折り曲げ線、410A~410E…折り曲げ線、
S…設置面、G…空隙

Claims (2)

  1. 平面状の粘着面を両面に有する複数の粘着部と、
    設置面に対して前記粘着面を立設させた状態で前記複数の粘着部をそれぞれ支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は、
    前記粘着面を立設させた状態で支持する際に、前記複数の粘着部の各々における第1の側縁部同士を対向させて配置し、隣接する前記粘着部の各々における粘着面同士が所定の角度をなすように、前記複数の粘着部の各々における前記第1の側縁部とは反対側の第2の側縁部をそれぞれ配置した状態で支持し、
    前記複数の粘着部は、複数の板状部材でそれぞれ形成されており、
    前記支持部は、複数の棒状部材で形成されており、
    前記複数の棒状部材は、前記設置面に対して立設されて、前記複数の板状部材の各々における前記第1及び第2の側縁部を支持する、
    ことを特徴とする飛翔性昆虫類捕獲装置。
  2. 平面状の粘着面を両面に有する複数の粘着部と、
    設置面に対して前記粘着面を立設させた状態で前記複数の粘着部をそれぞれ支持する支持部と、を備え、
    前記支持部は、
    前記粘着面を立設させた状態で支持する際に、前記複数の粘着部の各々における第1の側縁部同士を対向させて配置し、隣接する前記粘着部の各々における粘着面同士が所定の角度をなすように、前記複数の粘着部の各々における前記第1の側縁部とは反対側の第2の側縁部をそれぞれ配置した状態で支持し、
    前記複数の粘着部は、1又は複数のシート状部材でそれぞれ形成されており、
    前記支持部は、複数の棒状部材で形成されており、
    前記複数の棒状部材は、前記設置面に対して立設されて、前記シート状部材を巻回させることで、前記シート状部材を巻回させた部分の各々を、前記第1の側縁部及び第2の側縁部として支持する、
    ことを特徴とする飛翔性昆虫類捕獲装置。
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