JP7162111B2 - 階段用支柱及び階段用支柱と階段用手摺との固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、階段の側方が開放されたオープン階段に用いられる階段用支柱及び階段用支柱と階段用手摺との固定構造に関するものである。
従来、階段の側方が開放された階段(オープン階段)が知られている。図13及び図14は、従来例に係る階段(オープン階段)の全体構造を示す側面図及び平面図である。階下(例えば1階)と階上(例えば2階)との間には、床3から天井1に向けて階段4が設けられている。階段4は、ささら桁6の上に踏板5を載せて複数段に構成されており、各踏板5の開放側端部(図13における手前側、図14における右側)には手摺用支柱30が立設されている。そして、手摺用支柱30の上部には、階段用手摺20が取り付けられている。
階段4が設けられる部分では、天井1のない開口部を設けて階下から階上へのスペースを確保している。ここで、図14に示すように、壁2表面のラインXから手摺20外側のラインYまでの距離をWとすると、手摺20を階下から階上まで通すためには、天井1のない開口部をWの幅以上になるように設計しなければならない。
一方、オープン階段に関する発明として、特許文献1には、手摺子1の上端に手摺片2を突設してなる手摺部材Aを複数本連接して、階段の形状に適合した手摺を形成するようにした発明が記載されている。また、特許文献2には、配設部材11、支柱13及び手摺本体支持部材14を含む階段手摺取付ユニットにより、階段勾配や踏板の奥行の違いに柔軟に対応するようにした発明が記載されている。また、特許文献3には、オープン階段側手摺8と側壁側手摺10とを、接続手摺11により一連に接続することにより、使い勝手を良くした発明が記載されている。
実開平1-168632号公報 特許第5244022号公報 特許第3610947号公報
ところで、建築設計においては、基準寸法であるモジュールを単位とし、各部分の設計がモジュール単位であることを前提に、構造計算等がなされることが多い。特に、設計変更等を考慮した場合、モジュール単位での設計を守りながら行うことが効率的である。日本の住宅建築において最も多く使用されるモジュールは、いわゆる尺モジュールであり、910mm(3尺)を基本寸法として設計が行われる。
ここで、図13及び図14に示す従来の階段(オープン階段)に、910mmモジュールを適用すると、次のような問題が生じる。すなわち、手摺の幅と建築基準法を満たす踏板の幅を考慮すると、手摺20を階下から階上まで通すために必要な天井1の開口部の幅が、モジュール単位を超えてしまうことがある。そのような場合に、天井1の開口部の幅をモジュール単位より広くしてしまうと、各部分をモジュール単位で設計することの利点が失われてしまう。予算に制限がなければ、そのような設計も可能であるが、コスト低減を考慮した場合には、モジュール単位を守りながら設計することが望まれる。
従って、天井1の開口部の幅を広げずに対応することとなるが、そのためには、手摺20を階下から階上まで通すことを断念することになる。しかし、その場合であっても階段からの転落防止用として、踏板の開放側端部と天井との間には支柱を設置する必要がある。そうすると、支柱の上端が天井につかえてしまうため、支柱の長さを開放側端部と天井との距離に合わせてから、支柱の上端を何らかの方法で固定しなければならない。単に支柱の上端を釘打ちしたり接着したりするだけでは強度的に問題があり、また各段の踏板から天井までの距離も異なるため、複数の長さの支柱を用意しなければならない。
さらに、階段の階下に近い部分(天井に達しない部分)には、従来と同様に手摺を設置することも考えられるが、踏板に柱を立設して手摺を支持しただけでは不安定である。
一方、特許文献1乃至特許文献3に記載された発明は、いずれもオープン階段に関するものではあるが、上記のようなモジュール単位の設計について生じる問題を解決するために適用することはできない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、モジュール単位の設計において、階段の踏板の開放側端部と天井との間に適切に設置することの可能な階段用支柱を提供するものである。また、階段の階下に近い部分に設置した手摺を安定的に固定することの可能な階段用支柱と階段用手摺との固定構造を提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の階段用支柱は、左側方及び右側方の少なくとも1つが開放された階段の踏板の開放側端部と天井との間に立設される階段用支柱であって、支柱本体部と、前記支柱本体部と天井とを固定する上部固定部材と、前記支柱本体部と踏板とを固定する下部固定部材とを有することを特徴とする。
また好ましくは、前記上部固定部材及び前記下部固定部材のうち少なくとも1つが、前記支柱本体部に対して上下方向に伸縮可能に連結されていることを特徴とする。
また好ましくは、前記支柱本体部が所要の長さに切断可能であることを特徴とする。
また好ましくは、前記支柱本体部が伸縮可能であることを特徴とする。
また本発明の階段用支柱と階段用手摺との固定構造は、左側方及び右側方の少なくとも1つが開放された階段の踏板の開放側端部と天井との間に立設される階段用支柱と、前記階段用支柱の階下側に設置される階段用手摺との固定構造であって、前記階段用支柱は、支柱本体部と、前記支柱本体部と天井とを固定する上部固定部材と、前記支柱本体部と踏板とを固定する下部固定部材とを有し、前記階段用手摺の階上側端部が、立設された前記階段用支柱のうち最下段のものに固定されることを特徴とする。
本発明の階段用支柱は、左側方及び右側方の少なくとも1つが開放された階段の踏板の開放側端部と天井との間に立設される階段用支柱である。そして、支柱本体部と、支柱本体部と天井とを固定する上部固定部材と、支柱本体部と踏板とを固定する下部固定部材とを有している。従って、踏板の開放側端部と天井との間に階段用支柱を強固に固定することができる。従って、モジュール単位での設計を守りながら行う場合に、階段部分の天井の開口部の幅が狭く手摺を階下から階上に通すことができない場合であっても、手摺を通す代わりに、転落防止のための階段用支柱を踏板の開放側端部と天井との間に設置することができる。
また、上部固定部材及び下部固定部材のうち少なくとも1つが、支柱本体部に対して上下方向に伸縮可能に連結されている場合には、踏板の開放側端部と天井との間の距離と階段用支柱の長さとの軽微な違いに対応することができる。また、全体の長さを縮めておいてから設置場所に挿入し、その後全体の長さを伸ばして固定することにより、スムーズな施工が可能となる。
また、支柱本体部が所要の長さに切断可能である場合には、各段の踏板から天井までの距離が異なっても、切断して対応すればよいので、複数の長さの支柱を用意する必要がない。
また、支柱本体部が伸縮可能である場合には、各段の踏板から天井までの距離が異なっても、伸縮させて対応すればよいので、複数の長さの支柱を用意する必要がない。
また、本発明の階段用支柱と階段用手摺との固定構造は、左側方及び右側方の少なくとも1つが開放された階段の踏板の開放側端部と天井との間に立設される階段用支柱と、階段用支柱の階下側に設置される階段用手摺との固定構造である。そして、階段用支柱は、支柱本体部と、支柱本体部と天井とを固定する上部固定部材と、支柱本体部と踏板とを固定する下部固定部材とを有し、階段用手摺の階上側端部が、立設された階段用支柱のうち最下段のものに固定される。従って、踏板の開放側端部と天井との間に階段用支柱を強固に固定することができ、かつ階段用手摺も強固に固定することができる。
以上、本発明によれば、モジュール単位の設計において、階段の踏板の開放側端部に適切に設置することの可能な階段用支柱を提供することができる。また、階段の階下に近い部分に設置した手摺を安定的に固定することの可能な階段用支柱と階段用手摺との固定構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る階段の全体構造を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る階段の全体構造を示す平面図である。 階段用支柱の固定構造を示す拡大図である。 支柱本体部を示す(a)側面図、(b)平面図である。 上部固定部材を示す(a)側面図、(b)底面図である。 下部固定部材を示す(a)側面図、(b)平面図である。 階段用支柱の取付方法を示す説明図である。 階段用支柱と階段用手摺との固定構造を示す拡大図である。 手摺固定部材を示す(a)側面図、(b)平面図である。 手摺固定部材を支柱本体部に取り付けた状態を示す図である。 手摺支持部材を示す(a)側面図、(b)平面図である。 他の実施形態に係る階段の全体構造を示す平面図である。 従来例に係る階段の全体構造を示す側面図である。 従来例に係る階段の全体構造を示す平面図である。
次に、図1乃至図12を参照して、本発明の実施形態に係る階段用支柱及び階段用支柱と階段用手摺との固定構造について説明する。まず図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係る階段の全体構造について説明する。なお、従来例と同一の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
階下(例えば1階)と階上(例えば2階)との間には、床3から天井1に向けて階段4が設けられている。階段4は、ささら桁6の上に踏板5を載せて複数段に構成されている。各踏板5のうち、下から1~5段目の踏板の開放側端部(図1における手前側、図2における右側)には、手摺用支柱30が立設されている。そして、手摺用支柱30の上部には、階段用手摺20が取り付けられている。
また、各踏板5のうち、下から6~11段目の踏板の開放側端部には、階段用支柱10が立設されている、そして、階段用支柱10の上端は天井1に固定されており、階段用支柱10は、踏板5の開放側端部と天井1との間に立設された状態になっている。なお、階段用支柱10を設置する踏板5と手摺用支柱30を設置する踏板5との境界は、特に限定されるものではない。また、階段用手摺20を設置することなく、階段の最下段から階段用支柱10を設置する構成とすることも可能である。なお、天井1よりも上の部分については階段側に壁面が出現するため、別途手摺を設けることもできる。
ここで、階段4が設けられる部分では、天井1のない開口部を設けて階下から階上へのスペースを確保している。本実施形態ではモジュール単位での設計を行うために、図2に示すように、壁2表面のラインXから手摺20外側のラインYまでの距離をWとし、天井1のない開口部の幅(壁2表面のラインXから天井端部Zまでの距離)をWとすると、W<Wの関係になっている。従って、手摺20を階下から階上まで通すのではなく、階段からの転落防止用として、踏板5の開放側端部と天井1との間に階段用支柱10を設置するものである。
次に、図3を参照して、階段用支柱10の固定構造について説明する。1枚の踏板5と天井1との間に立設される階段用支柱10は、2本の支柱本体部11a,11bと、上部固定部材12と、下部固定部材13とを有しており、支柱本体部11a,11bが、上部固定部材12を介して天井1に固定され、下部固定部材1を介して踏板5に固定されるようになっている。また、上部固定部材12はネジ7によって天井1に固定され、下部固定部材13はネジ8によって踏板5に固定されている。階上側に設置される支柱本体部11bは、1つ上の段の踏板5に当接している。なお、この当接部分において、両者を固定するようにしてもよい。また、下部固定部材13に化粧用カバーを取り付けるようにしてもよい。
次に、図4乃至図6を参照して、階段用支柱10を構成する支柱本体部11、上部固定部材12及び下部固定部材13について説明する。階段用支柱10の材質は特に限定されないが、例えばアルミニウム等を用いることにより、加工を容易としつつ強度も確保することができる。後述する手摺用支柱30、手摺固定部材40、手摺支持部材50についても同様である。
図4に示すように、支柱本体部11(11a,11b)は、2本の矩形状の長尺部材からなり、内部が中空状に形成されている。また、支柱本体部11は、所要の長さに切断可能となっている。これにより、各段の踏板5から天井1までの距離が異なっても、切断して対応すればよいので、複数の長さの支柱を用意する必要がない。
図5に示すように、上部固定部材12は、板状部12a及び脚部12b、12cから構成されており、側面視略コ字状に形成されている。そして、脚部12b、12cが、支柱本体部11a,11bの中空部に挿入されるようになっており、支柱本体部11に対して上下方向に伸縮可能に連結されるようになっている。また、板状部12aには、天井1への固定用のネジ7を挿通させるための孔12d,12eが形成されている。なお、上部固体部材12の板状部12aを長手方向に伸縮できるようにして、支柱本体部11a,11bの間隔に対応できるようにすることもできる。
図6に示すように、下部固定部材13は、4枚の板状部13a,13b,13c,13dから構成されている。このうち、板状部13a,13cは支柱本体部11aの下端部に、板状部13b,13dは支柱本体部11bの下端部に、それぞれ溶接等により固定されるようになっている。もちろん、ネジ止め等の他の固定手段によって固定することもできる。さらに、板状部13aと13dは、長手方向にスライドするようになっており、任意の位置でネジ止め等により固定して、支柱本体部11a,11bの間隔を調整することができるようになっている。また、板状部13a,13b,13c,13dには、踏板5への固定用のネジ8を挿通させるための孔13e,13fが形成されている。
次に、図7を参照して、階段用支柱10の取付方法について説明する。まず、支柱本体部11を、各段の踏板5から天井1までの距離に応じて切断する。次に、支柱本体部11に上部固定部材12及び下部固定部材13を連結する。本実施形態では、下部固定部材13は支柱本体部11a,11bに溶接等により固定されている。上部固定部材12の脚部12b,12cを支柱本体部11a,11bの中空部に挿入していくと、脚部12b、12cに形成された図示しない突状部により、一定の位置で止まるようになっている。そして、階段用支柱10を踏板5と天井1との間に配置する。
このとき、上部固定部材12と天井1との間には、図7に示すように若干の隙間Aが生じるようになっている。すなわち、上部固定部材12を最大限挿入した状態で隙間Aが生じるように、支柱本体部11を切断しておく。そして、上部固定部材12を支柱本体部11から引き出しながら、隙間Aがなくなるように天井1に向けて押し上げてネジで固定する。
ここで、各段に合わせて支柱本体部11を切断する際には、正確性を期すために、各段の距離をそれぞれ測ってから長さを決めることが好ましい。ただし、施工効率のためには、最下段における距離を測った後、蹴上高さを考慮して他の段における長さを決めることもできる。そうすると、各蹴上高さや天井面の精度によっては、微妙な誤差が生じざるを得ない。これに対して、上部固定部材12を支柱本体部11に対して上下方向に伸縮可能に連結すれば、こうした微妙な誤差に対応することができ、施工効率を高めることができる。
次に、図8を参照して、階段用支柱10と階段用手摺20との固定構造について説明する。階段用支柱10の階下側には階段用手摺20が設置されている。階段用手摺20は、踏板5の開放側端部に立設された手摺用支柱30の上部に手摺支持部材50を介して取り付けられている。そして、階段用手摺20の階上側端部が、立設された階段用支柱10のうち最下段のもの(支柱本体部11a)に手摺固定部材40を介して固定されている。なお、手摺支持部材50及び手摺固定部材40は、階段用手摺20の裏面に形成された溝に嵌着されて、ネジ止め等により固定されている。
次に、図9乃至図11を参照して、手摺固定部材40及び手摺支持部材50について説明する。図9に示すように、手摺固定部材40は、板状部40a及び取付部40bから構成されており、板状部40aと取付部40bとは、連結部40cにより回動可能に連結されており、階段用手摺20の傾斜角度に対応できるようになっている。板状部40aは、上面に階段用手摺20をネジ等により固定するようになっている。
また、図10に示すように、支柱本体部11aの階下側の面には係合溝11cが上下方向に形成されており、取付部40bは係合溝11cに嵌着されて、上下方向にスライドするようになっている。これにより、階段用手摺20の階上側端部の高さに合わせることできるようになっている。
図11に示すように、手摺支持部材50は、板状部50a及び脚部50b,50cから構成されており、板状部50aと脚部50b,50cとは、連結部50d,50eにより回動可能に連結されており、階段用手摺20の傾斜角度に対応できるようになっている。板状部50aは、上面に階段用手摺20をネジ等により固定するようになっている。なお、手摺用支柱30の構造は支柱本体部11の構造と同様であり、脚部50b,50cを挿入して取り付けることができるようになっている。
図12は、他の実施形態に係る階段の構造を示す平面図である。これは、左右両側が開放された階段についてのものであり、踏板5の左右両側端部と天井1との間に、各々階段用支柱10を立設したものである。図12に示すように、左側の手摺20外側ラインYから右側の手摺20外側のラインYまでの距離をWとし、天井1のない開口部の幅(左側の天井端部Zから右側の天井端部Zまでの距離)をWとすると、W<Wの関係になっている。従って、手摺20を階下から階上まで通すのではなく、階段からの転落防止用として、踏板5の左右両側端部と天井1との間に階段用支柱10を設置するものである。
このように、本発明は、左側方及び右側方の少なくとも1つが開放された階段について適用することができる。
本実施形態に係る階段用支柱10は、左側方及び右側方の少なくとも1つが開放された階段の踏板5の開放側端部と天井1との間に立設される階段用支柱10である。そして、支柱本体部11と、支柱本体部11と天井1とを固定する上部固定部材12と、支柱本体部11と踏板5とを固定する下部固定部材13とを有している。従って、踏板5の開放側端部と天井1との間に階段用支柱10を強固に固定することができる。従って、モジュール単位での設計を守りながら行う場合に、階段部分の天井1の開口部の幅が狭く手摺20を階下から階上に通すことができない場合であっても、手摺20を通す代わりに、転落防止のための階段用支柱10を踏板5の開放側端部と天井1との間に設置することができる。
また、上部固定部材12が、支柱本体部11に対して上下方向に伸縮可能に連結されているので、踏板5の開放側端部と天井1との間の距離と階段用支柱10の長さとの軽微な違いに対応することができる。また、全体の長さを縮めておいてから設置場所に挿入し、その後全体の長さを伸ばして固定することにより、スムーズな施工が可能となる。
また、支柱本体部11が所要の長さに切断可能であるので、各段の踏板5から天井1までの距離が異なっても、切断して対応すればよいので、複数の長さの支柱を用意する必要がない。
また、本実施形態に係る階段用支柱10と階段用手摺20との固定構造は、左側方及び右側方の少なくとも1つが開放された階段の踏板5の開放側端部と天井1との間に立設される階段用支柱10と、階段用支柱10の階下側に設置される階段用手摺20との固定構造である。そして、階段用支柱10は、支柱本体部11と、支柱本体部11と天井1とを固定する上部固定部材12と、支柱本体部11と踏板5とを固定する下部固定部材13とを有し、階段用手摺20の階上側端部が、立設された階段用支柱10のうち最下段のものに固定される。従って、踏板5の開放側端部と天井1との間に階段用支柱10を強固に固定することができ、かつ階段用手摺20も強固に固定することができる。
このように、本実施形態に係る階段用支柱10によれば、モジュール単位の設計において、階段の踏板5の開放側端部に適切に設置することできる。また、本実施形態に係る階段用支柱10と階段用手摺20との固定構造によれば、階下に近い部分に設置した手摺20を安定的に固定することができる。
以上、本発明の実施形態に係る階段用支柱及び階段用支柱10と階段用手摺20との固定構造について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、支柱本体部11を2本の長尺部材により構成したが、1本あるいは3本以上で構成することもできる。
また、上記実施形態では、上部固定部材12を支柱本体部11に対して伸縮可能に連結したが、下部固体部材13を支柱本体部11に対して伸縮可能に連結してもよいし、上部固定部材12及び下部固定部材13の両方を伸縮可能に連結してもよい。さらに、伸縮可能な連結構造も特に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、支柱本体部11を切断可能とすることにより、各段の踏板から天井までの距離の違いに対応するにようにしたが、支柱本体部11を伸縮可能に構成するようにしてもよい。支柱本体部11が伸縮可能である場合には、各段の踏板から天井までの距離が異なっても、伸縮させて対応すればよいので、複数の長さの支柱を用意する必要がない。伸縮可能な構成としては、複数の長尺部材を入れ子構造としたもの、継部材を間に挿入するもの、内部にスプリング機構を備えて突っ張り棒のような構造にしたもの等が可能である。
また、上記実施形態では、ささら桁の上に踏板を載せた構造の階段について説明したが、側桁、踏板、蹴込板を用いた階段等、他の構造の階段についても適用可能である。
1 天井
2 壁
3 床
4 階段
5 踏板
6 ささら桁
7 ネジ
8 ネジ
10 階段用支柱
11 支柱本体部
12 上部固定部材
13 下部固定部材
20 階段用手摺
30 手摺用支柱
40 手摺固定部材
50 手摺支持部材

Claims (1)

  1. モジュール単位での設計を守りながら階下から階上へのスペースを確保するための開口部の幅が定められた階段に設置される階段用支柱と階段用手摺であって、
    前記階段用支柱は、左側方及び右側方の少なくとも1つが開放された前記階段の踏板の開放側端部と天井との間に立設され、かつ支柱本体部と、前記支柱本体部と天井とを固定する上部固定部材と、前記支柱本体部と踏板とを固定する下部固定部材とを有し、前記支柱本体部は、内部が中空状に形成されて各段の踏板から天井までの距離に応じて所要の長さに切断可能であり、前記上部固定部材及び前記下部固定部材のうち少なくとも1つは、前記支柱本体部の中空部に挿入されて前記支柱本体部に対して上下方向に伸縮可能に連結されており、
    前記階段用手摺は、前記階段用支柱の階下側の踏板の開放側端部に立設された手摺用支柱の上部に取り付けられ、かつ階段用手摺外側のラインが前記開口部よりも側方にはみ出していることを特徴とする階段用支柱と階段用手摺。
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