JP7160337B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、発光表示が可能なパネルを備えた遊技機に関する。
スロットマシンやパチンコ機などの遊技機においては、透光部材であるパネルを備え、パネルに施した絵柄を発光表示させることが行われている。
このような発光表示は、具体的には、パネルの透光領域の後方にLEDを配置し、このLEDから光を照射することにより実施することができる。
このような発光表示を遊技状況に応じて行うことで、遊技者に遊技状況を報知したり遊技に対する興趣を高めることができる。
ところで、このような発光表示においては、透光領域と他の領域との間に合成樹脂製の仕切り部材を配置することで、透光領域に対応するLEDからの光が他の領域に漏れ出ないように対策が施されることがある。
例えば、特許文献1には、透光性を有する表示窓をパネルに形成し、表示窓と光源の間に仕切り部材を設け、仕切り部材により仕切られた領域に対応する光源を発光させることで、表示窓における一部の領域を発光表示することができる遊技機が開示されている。
特開2007-117400号公報
しかしながら、このような従来の遊技機は、改良の余地があった。
上記目的を達成するため、本発明の遊技機は、透光性を有する領域である透光領域を有する透光部材と、前記透光領域に対して光を照射するための発光手段と、前記透光部材と前記発光手段の間に配置された仕切り部材と、を備え、前記透光領域は、第1透光領域と、前記第1透光領域とは異なる第2透光領域と、を含み、前記発光手段は、前記第1透光領域に対して光を照射するための第1発光手段と、前記第2透光領域に対して光を照射するための第2発光手段と、を含み、前記仕切り部材は、板金で構成された第1仕切り部材と、前記第1仕切り部材よりも板厚が厚く、且つ、樹脂で構成された第2仕切り部材と、を含み、前記第1仕切り部材は、前記第1透光領域と前記第2透光領域を仕切るための第1領域に配置され、前記第2仕切り部材は、前記第1透光領域及び前記第2透光領域と他の領域を仕切るための第2領域に配置され、かつ、前記第1仕切り部材よりも前記透光部材側に突出した突出部を有し、前記透光部材は、前記突出部と当接する領域にチヂミ印刷が施されているようにしてある。
遊技機の外観を示す概略正面図である。 遊技機の内部構成を示す概略斜視図である。 遊技機の制御構成の一例を示すブロック図である。 告知部の分解図である。 告知部を構成する各透光領域とLEDの配置関係を示す図である。 第1仕切り部材の図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は平面図、(f)は底面図である。 第2仕切り部材の図であり、(a)は正面図、(b)は背面図、(c)は左側面図、(d)は右側面図、(e)は平面図、(f)は底面図である。 第1仕切り部材と第2仕切り部材とを組み合わせた仕切り部材の正面図である。 仕切り部材の設置態様を示す図である。 透光領域と仕切り部材とLEDの配置関係を示す図である。 第1領域に仕切り部材を配置した状態を示す図であり、(a)は樹脂製の仕切り部材の場合、(b)は板金製の仕切り部材の場合の図である。 (a)は仕切り部材と中パネルを側方から見た図であり、(b)は、(a)の要部拡大図である。 (a)は仕切り部材を中パネルに近接させた状態の後方斜視図、(b)は仕切り部材を中パネルから離した状態の後方斜視図、(c)はチヂミ印刷の拡大模式図である。 第2仕切り部材の形状を説明するための図であり、(a)はギザギザ模様と同一のギザギザ形状の場合、(b)はギザギザ形状を構成する各三角形状の単一領域の頂角を大きくした形状の場合である。
以下、本発明に係る遊技機の好ましい実施形態について、各図を参照して説明する。
遊技機には、スロットマシン、パチンコ機など様々な種類があるが、本発明をスロットマシンに適用した場合について説明する。
図1~3に示すように、本実施形態のスロットマシン1は、複数のリール41a,41b,41cを回転させることによって遊技媒体であるメダルを獲得することができる回胴式遊技機を構成している。
スロットマシン1は、それぞれマイクロコンピュータ等で構成され、スロットマシン遊技を制御する主制御部10や演出制御を行う副制御部20、及び、必要な機械、装置等を収納する正面側が開口した筐体1bと、筐体1bの正面側を開閉可能に覆う前扉1aとで構成されている。
前扉1aには、メダルが投入されるメダル投入口2と、各リール41a,41b,41cの回転を始動させるスタートレバー3と、回転している各リール41a,41b,41cを停止させる3つの停止ボタン5a,5b,5cが設けられている。
筐体1bには、リール41a,41b,41cと、各リール41a,41b,41cを回転させる図示しないモータ及び回転位置を検出するセンサ等を備えるドラムユニット4が設けられる。
前扉1aの中央には、中パネル6が装着されている。 中パネル6は、アクリルなどの透光部材からなり、その中央部分には、各リール41a,41b,41cに表示された図柄を視認できる表示窓Wを備えている。
また、中パネル6は、透光部材であることから、後方から光を照射することで絵柄等が発光表示される透光領域rを設けている。
例えば、図4,5に示すように、中パネル6の左下角部には、ギザギザ模様やGOO!文字などの絵柄を施した第1透光領域r1が設けられている。
また、第1透光領域r1の下側には、CECECE文字を施した第2透光領域r2が設けられている。
なお、本実施形態では、GOO!文字は中パネル6の左下角部に施し、CECEC文字はGOO!文字の下側に施したが、これに限らず、中パネル6の任意の位置に絵柄を施すことができる。
また、本実施形態では、GOO!文字等を施した領域を第1透光領域r1とし、CECECE文字を施した領域を第2透光領域r2としたが、これに限らず、例えば、GOO!文字等を施した領域を第2透光領域r2とし、CECECE文字を施した領域を第1透光領域r1とすることもできる。
筐体1bの下部には、メダルを貯留・払出するメダル払出装置7が設けられる。メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルは、メダルセレクタ2bにより検出されるとともに、ホッパー7aに誘導されるようになっている。
このような構成のスロットマシンにおいては、以下の方法でスロットマシン遊技が行われる。
遊技者によりメダル投入口2からメダルが投入され、スタートレバー3が操作されると、スタート信号が主制御部10に入力される。
スタート信号が入力されると、主制御部10は、所定の遊技プログラムに従いドラムユニット4を駆動して、各リール41a,41b,41cを回転させる制御を行う。
主制御部10は、ボーナスや小役等を抽選する内部抽選を行い、各停止ボタン5a,5b,5cが押下操作されたタイミングに基づき、抽選結果に応じた図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール41a,41b,41cの停止制御を行う。
主制御部10は、各リール41a,41b,41cを所定の図柄の組合せで停止させると、メダル払出装置7で所定数のメダルを払い出す制御を行い、メダルをメダル払出口7bから払い出す。
このようなスロットマシン遊技においては、遊技状況に応じてスピーカSPから所定の音を出力させ、あるいは、中パネル6の絵柄等を発光表示させるなどの演出が行われる。
例えば、ボーナス役に当選したことを中パネル6の第1透光領域r1のGOO!文字を発光表示させることで告知する動作が行われる。
具体的には、内部抽選においてボーナス役に当選したときは、主制御部10が、当選結果を示す信号を副制御部20に送信し、この抽選結果信号を受信した副制御部20は、所定の発光手段を発光させることで第1透光領域r1のGOO!文字を発光表示させる。
このようなボーナス告知を担う告知部6aについて詳細に説明する。
図4は、告知部6aの分解図である。
図4に示すように、告知部6aは、中パネル6、パネル枠61、LED基板81、仕切り部材9などによって構成される。
中パネル6は、パネル枠61の前側に取り付けられる。
パネル枠61の左下角部には、LED基板81が設けられる。
LED基板81は、基板の表面に配置された複数のLED8と、これらLED8の発光動作を制御する制御チップ(不図示)と、を備え、当該制御チップが、副制御部20からの命令に従って所定のLED8を所定の発光パターンで発光させる制御を行う。
LED8は、中パネル6の透光領域rごとにその後方に対応づけて配置されており、所定のLED8を発光させると、そのLED8の前方の透光領域rに光が照射されて当該透光領域rが発光表示する。
例えば、図5に示すように、第1透光領域r1には、LED8a~8eが対応付けて配置されており、LED8a~8eを発光させることによって、第1透光領域r1を発光表示させることができる。
また、第2透光領域r2には、LED8f~8jが対応付けて配置されており、LED8f~8jを発光させることによって、第2透光領域r2を発光表示させることができる。
すなわち、第1透光領域r1に対して光を照射するための第1発光手段(LED8a~8e)と、第2透光領域r2に対して光を照射するための第2発光手段(8f~8j)とを備え、第1発光手段(LED8a~8e)を発光させることによって第1透光領域r1を発光表示させ、第2発光手段(8f~8j)を発光させることによって、第2透光領域r2を発光表示させるようにしている。
透光領域rには、中パネル6の表面又は裏面に絵柄が印刷され、もしくは、絵柄が印刷されたシートが接着等されており、透光領域rに光を照射することで、透光領域rに施された絵柄を発光表示させることができる。
例えば、第1透光領域r1には所定の文字(GOO!)やギザギザ模様などの絵柄が施されており、第1透光領域r1に光を照射することで、これらの絵柄を発光表示させることができる。
また、第2透光領域r2には所定の文字(CECECE)などの絵柄が施されており、第2透光領域r2に光を照射することで、この絵柄を発光表示させることができる。
なお、透光領域r以外の領域(非透光領域)には、例えば、パネル裏側に銀色の塗膜を施すなどの遮光処理を行っている。
遮光処理を行うことで、透光領域rと非透光領域との明るさにコントラストをつけることができ、透光領域rに施した絵柄を、より目立たせて発光表示させることができる。
<仕切り部材について>
仕切り部材9は、透光領域rと他の領域(透光領域r以外の領域をいう)とを仕切るための部材であり、透光領域rと他の領域とを区切る領域(境界領域ともいう)に配置される。
なお、境界領域には、一定の面積を有する領域だけでなく、線状の領域が含まれる。
仕切り部材9によれば、透光領域rに照射される光のうち、当該透光領域rから他の領域に進行する(漏れる)光を遮断することができ、いわゆる光漏れを防ぐことができる。
本実施形態の仕切り部材9は、板金で構成された第1仕切り部材91と、樹脂で構成された第2仕切り部材92と、の組み合わせによって構成される。
図6は、第1仕切り部材の図である。
図6に示すように、第1仕切り部材91は、主に水平方向に延びる細幅板状の水平仕切り部911と、水平仕切り部911の左右端部からそれぞれ下方に延びる支持部912とを備えた、変形コ字状の部材である。
図7は、第2仕切り部材92の図である。
図7に示すように、第2仕切り部材92は、第1透光領域r1のギザギザ模様の形状に対応したギザギザ形状の上部仕切り部921と、上部仕切り部921の左右の下端部からそれぞれ下方に延びる下部仕切り部922と、によって構成される。
このような形状の第2仕切り部材92に第1仕切り部材91にネジ止めすることで、本発明の仕切り部材9が完成する。
具体的には、図8に示すように、第2仕切り部材92の上部仕切り部921における左側の下端部と右側の下端部の間に第一仕切り部材91(水平仕切り部911)が設けられた仕切り部材9が完成する。
図9に示すように、仕切り部材9は、ネジ止めによってLED基板81上に配置される。すなわち、中パネル6とLED8との間に配置される(図4参照)。
また、これにより、図10に示すように、第1仕切り部材91(水平仕切り部911)は、第1透光領域r1と第2透光領域r2との間の領域(以下、第1領域r11という)に配置される。
このため、第1仕切り部材91が、第1透光領域r1と第2透光領域r2とを仕切ることになる。
第2仕切り部材92は、上部仕切り部921が、第1透光領域r1と他の領域(第2透光領域r2を除く)との間の領域に配置され、下部仕切り部922が、第1透光領域r1と、当該第1透光領域r1の左側及び右側の領域との間の領域に配置される。
このため、上部仕切り部921が、第1透光領域r1と他の領域とを仕切り、下部仕切り部922が、第2透光領域r2と他の領域とを仕切る。
第2仕切り部材92は、全体としては、第1透光領域r1及び第2透光領域r2と他の領域との間の領域(以下、第2領域r12という)に配置され、第1透光領域r1及び第2透光領域r2と他の領域を仕切ることになる。
ところで、この種の仕切り部材は、成形容易性、コスト性などの観点から、一般に樹脂製の部材が用いられるが、一定の板厚以上のもの(例えば、1.0mm以上)が多く用いられる。
これは、仕切り部材9は、光漏れを防止するための部材であるために遮光性が求められるところ、樹脂は比較的遮光性が低く、板厚を、ある程度、肉厚にする必要があるからである。
ただし、このような肉厚の仕切り部材を用いる場合、配置される領域の幅が狭いときには、仕切り部材が陰影として見えることがある。
例えば、第1領域r11は、GOO!文字の下側のギザギザ模様とCECECE文字との間に存在する0.5mm程度の細幅の境界領域である。
このような細幅の第1領域r11に、仮に、板厚が1.0mmの樹脂製の仕切り部材9aを配置したとする。
そうすると、図11(a)に示すように、仕切り部材9aの板厚(1.0mm)が、第1領域r11の領域幅(0.5mm)よりも大きいため、第1領域r11から外側にはみ出る(斜線部参照)。
そうすると、このはみ出た部分に対応する透光領域rの部分が陰影となって視認され易くなる。
特に、仕切り部材9aによって仕切られる第1透光領域r1又は第2透光領域r2に対し、対応するLED8a~8e又は8f~8jから光を照射させたときには、このはみ出た部分が障害物となって光が遮られる結果、当該部分に対応する透光領域rが暗くなる。
このため、透光領域r内に不自然に暗い領域が存在することになり、その明暗が一層明確になることもあって、仕切り部材9aによる陰影がより目立つことになる。
例えば、CECECE文字は全体として明るく表示されるものの、当該文字の上端部だけが影になり、美観が著しく損なわれる。
また、樹脂は剛性に乏しく変形し易い。
特に、第1領域r11に配置する仕切り部材は、水平仕切り部911の形状・取り付け態様に示すように、板材の両端を架け渡すように取り付けられるところ、部材の自重により、又は、リール41などの駆動部の動作やボタン操作等に伴う振動によって中央部分を中心に撓み易い。
このため、仕切り部材9aが境界領域からはみ出易く、上述と同様の問題が生じ易い。
本実施形態では、このような問題に対処するため、細幅の境界領域である第1領域r11には板金製の仕切り部材(第1仕切り部材91)を配置した。
板金は、遮光性に優れ、板厚が薄くても十分に光を遮断することができるからである。
例えば、0.3mmの板厚の板金製の仕切り部材を第1仕切り部材91として採用した場合について説明する。
図11(b)に示すように、この場合、第1仕切り部材91の板厚(0.3mm)は、第1領域r11の領域幅(0.5mm)よりも小さいため、第1仕切り部材91が第1領域r11内に収まり、領域外にはみ出ない。
このため、第1透光領域r1や第2透光領域r2に対し、対応するLED8から光を照射させたときには、この光を遮る障害物はないので、透光領域rの全体を発光表示させることができる。
したがって、樹脂製の場合のように影が映し出されることなく、CECECE文字の美観を損なうことなく綺麗に発光表示させることができる。
このような理由から、細幅の第1領域r11には、板金製の仕切り部材(第1仕切り部材91)を配置するようにした。
なお、前述したように、仕切り部材には、成形容易性、コスト性などが求められるため、可能な限り樹脂製を用いることが好ましい。
このような理由から、本実施形態では、板金製の部材と樹脂製の部材を併用している。
具体的には、第1透光領域r1のギザギザ模様のように複雑な形状の仕切り部材が必要な領域や、境界領域が細幅でない場合には、成形の容易性等を鑑み樹脂製の仕切り部材を用いている。
<中パネルにおけるチヂミ印刷について>
仕切り部材9は、一の透光領域rと他の透光領域rとの間の領域に配置されることで一の透光領域rと他の透光領域rとの間の光漏れを防止するが、奥行き方向において、中パネル6の後方において、LED8との間に配置される。
このような構成上、仕切り部材9は、中パネル6と当接した状態で設けることが好ましい。
仕切り部材9を、中パネル6から離して設けると、仕切り部材9と中パネル6との間の隙間から光が漏れ易くなるからである。
ただし、仕切り部材9を中パネル6に当接して設けると、遊技者が中パネル6を見たときに、透光部材である中パネル6を通して仕切り部材9が透けて見えやすくなり、見栄えが悪い。
このため、本実施形態の仕切り部材9は、光漏れが生じない程度に離れた位置であって、中パネル6を通して視認できない位置として、中パネル6と近接した位置に設けている。
ところが、このように、仕切り部材9を中パネル6と近接した状態で設けた場合、仕切り部材9が、リール41などの駆動部の動作やボタン操作等に伴って、中パネル6側に移動して当接したり、当接した状態で振動することがあり、これにより、仕切り部材9が、例えば、中パネル6に施した塗膜(前記非透光領域の塗膜)を剥がすなど、表面を傷付けることがある。
特に、第1仕切り部材91は、金属製のため、硬く、また、剛性を有するため、このような問題が生じ易い。
このような問題に対処すべく、図12及び図13に示すように、樹脂製の第2仕切り部材92において、中パネル6側に突出した突出部923を設けるとともに、中パネル6において、突出部923が当接する領域部分にチヂミ印刷P1を施した。
これにより、仮に、仕切り部材9が中パネル6側に移動したとしても、第2仕切り部材92が当接して、第1仕切り部材91(保持部912)が中パネル6に当接することはない。
また、第2仕切り部材92のうち、中パネル6と当接する部分は、突起部923のみであり、突起部923に対応する領域(突起部923が当接する領域)にはチヂミ印刷P1が施されている。
このため、仮に、突起部923が中パネル6の表面に当接し、又は、当接した状態で振動したとしても、チヂミ印刷P1によって表面は保護される。
ところで、チヂミ印刷P1は、図13(c)に示すように、専用UVインキを波長の異なるUV照射を行うことにより、対象物表面に波状(ちりめん状)の凹凸(シワ)の立体模様を施すことができる印刷手法である。
チヂミ印刷P1は、立体模様や光拡散による視認効果を得ることができるため、一般に装飾目的で用いられる。
本発明は、このような装飾目的で用いられるチヂミ印刷P1を、中パネル6の保護手段として用いている。
このようなチヂミ印刷P1によれば、突起部923の当接や振動による衝撃を、チヂミ印刷P1の凹凸(特に凸部)によって分散したり吸収することができる。
これにより、中パネル6に対する衝撃が緩和され、中パネル6を効果的に保護することができる。
また、これにより、チヂミ印刷P1に対する衝撃も緩和されるため、チヂミ印刷P1を剥がれにくくすることができる。
したがって、中パネル6を長期的に保護することができる。
<第2仕切り部材の形状について>
第2仕切り部材92(上部仕切り部921)は、本来は、鋭角に突き出したギザギザ模様の内側領域と、その外側領域とを仕切るための部材である。
このため、本来、第2仕切り部材92は、図14(a)に示すように、ギザギザ模様と同様に、鋭角に突き出したギザギザ形状で形成し、これをギザギザ模様の周縁に合わせて設ける。
しかしながら、このような第2仕切り部材92だと、ギザギザ模様の内側領域において、LEDから照射された光が十分に照射されない領域が生ずることがある。
例えば、図14(a)において、右下方向に突出する領域部分(右下領域)は、LED8aとLED8dからの光によって照射される。
ところが、LED8aから照射された光は、その一部の進路が、仕切り部材の所定部分(※1)によって遮られ、LED8dから照射されたの一部が、仕切り部材の所定部分(※2)によって遮られる。
この結果、図14(a)における斜線部において、LED8からの光が十分でないために暗くなる結果、ギザギザ模様の内側領域において明るい領域と暗い領域が混在し、美観が損なわれる。
このような問題に対し、LED8の配置・数を変更する方法があるが、例えば、告知部6aの絵柄が機種のブランドを表す場合、その機種のモデルチェンジ等にかかわらず、同じ絵柄が長期に亘り採用され続けることがあり、これに伴い、LED(光源)の見え方を踏襲するなど、LEDの配置・数を容易に変更できないこともある。
そこで、本実施形態の第2仕切り部材92は、図14(b)に示すように、第2仕切り部材92の形状を、ギザギザ模様に比べ突出形状が緩やかになるようにした。
このようにすると、右下領域に対するLED8aやLED8dからの光の進路が仕切り部材によって遮られない。
この結果、ギザギザ領域の全体が均一に照射され、ギザギザ模様を綺麗に発光表示させることができる(図14(b)参照)。
以上のように、本発明の遊技機においては、光漏れの防止部材として板金製の仕切り部材を用いるようにしている。
このような仕切り部材9によれば、板厚を薄くすることができるため、仕切り部材9を目立ちにくくすることができる。
特に、透光領域rと他の領域との間の境界領域の幅が狭い場合にも、当該境界領域内に収めて配置することができるので透光領域rの美感を損ねることがない。
これに対し、従来の遊技機は、例えば、特許文献1のように樹脂製の仕切り部材を用いているため、仕切り部材を肉厚にせざるを得ない。
そうすると、仕切り部材が境界領域内に収まらず、はみ出ることになり、この結果、透光領域rにおいて、このはみ出た部分に対応する部分が暗くなる問題が生じていた。
本発明の遊技機によれば、従来の遊技機が改善すべきこのような課題の全部又は一部などを解決することができる。
以上、本発明のスロットマシンの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係るスロットマシンは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることはいうまでもない。
例えば、前述の実施形態では、第1仕切り部材91を第1領域r11に配置し、第2仕切り部材92を第2領域r12に配置する構成の仕切り部材9について説明したが、仕切り部材9を、第1仕切り部材91を第2領域r12に配置し、第2仕切り部材92を第1領域r11に配置する構成にしてもよい。
1 スロットマシン
1a 前扉
6 中パネル
61 パネル枠
8 LED(発光手段)
8a~8e 第1発光手段
8f~8j 第2発光手段
81 LED基板
9 仕切り部材
91 第1仕切り部材
92 第2仕切り部材
P1 チヂミ印刷

Claims (2)

  1. 透光性を有する領域である透光領域を有する透光部材と、
    前記透光領域に対して光を照射するための発光手段と、
    前記透光部材と前記発光手段の間に配置された仕切り部材と、
    を備え、
    前記透光領域は、
    第1透光領域と、
    前記第1透光領域とは異なる第2透光領域と、
    を含み、
    前記発光手段は、
    前記第1透光領域に対して光を照射するための第1発光手段と、
    前記第2透光領域に対して光を照射するための第2発光手段と、
    を含み、
    前記仕切り部材は、
    板金で構成された第1仕切り部材と、
    前記第1仕切り部材よりも板厚が厚く、且つ、樹脂で構成された第2仕切り部材と、
    を含み、
    前記第1仕切り部材は、
    前記第1透光領域と前記第2透光領域を仕切るための第1領域に配置され、
    前記第2仕切り部材は、
    前記第1透光領域及び前記第2透光領域と他の領域を仕切るための第2領域に配置され、かつ、前記第1仕切り部材よりも前記透光部材側に突出した突出部を有し、
    前記透光部材は、
    前記突出部と当接する領域にチヂミ印刷が施されている
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 透光性を有する領域である透光領域を有する透光部材と、
    前記透光領域に対して光を照射するための発光手段と、
    前記透光部材と前記発光手段の間に配置された仕切り部材と、
    を備え、
    前記透光領域は、
    第1透光領域と、
    前記第1透光領域とは異なる第2透光領域と、
    を含み、
    前記発光手段は、
    前記第1透光領域に対して光を照射するための第1発光手段と、
    前記第2透光領域に対して光を照射するための第2発光手段と、
    を含み、
    前記仕切り部材は、
    板金で構成された第1仕切り部材と、
    前記第1仕切り部材よりも板厚が厚く、且つ、樹脂で構成された第2仕切り部材と、
    を含み、
    前記第1仕切り部材は、
    前記第1透光領域と前記第2透光領域を仕切るための第1領域に配置され、
    前記第2仕切り部材は、
    前記第1透光領域及び前記第2透光領域と他の領域を仕切るための第2領域に配置され、
    前記第1透光領域は、
    鋭角な角度で突き出した突出部分を含む模様が施され、
    前記第2仕切部材は、
    前記突出部分に対応する部分が、前記鋭角な角度よりも緩やかな角度で形成されて
    ことを特徴とする遊技機。
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