JP7159954B2 - 制動力回生システム - Google Patents
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Description
上記の産業車両は、フォークリフトであり、フォークに載置された荷物をフォークとともに昇降するための荷役油圧機構と、車輪を操舵するためのステアリング油圧機構とが搭載されている。荷役油圧機構及びステアリング油圧機構は、油圧により動作する負荷機構の一例である。
以下、制動力回生システムを具体化した第1の実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。本実施形態は、荷役油圧機構を有する産業車両に搭載されている。以下、先に産業車両の構成を説明した後に制動力回生システムの構成について説明する。
制動力回生システム10は、産業車両100のブレーキペダル111が踏まれたときに前輪109へ制動力を発生させる機能を有している。また、制動力回生システム10は、ブレーキペダル111が踏まれ、前輪109へ制動力を発生させるときに発生するエネルギーを蓄積し、荷役油圧機構101の動作を補助する機能を有している。
油路20は、固定容量ポンプ51の動作によりタンク30、固定容量ポンプ51、逆止弁60、アキュムレータ40、及び荷役油圧機構101の順に作動油が流れるための送出油路20aと、送出油路20aにおける固定容量ポンプ51と逆止弁60との間の中間油路20c及びタンク30を接続する返送油路20bと、を有している。なお、送出油路20aは、荷役油圧機構101の例えばコントロールバルブと各シリンダ103,104とを接続する油路に接続されている。
産業車両100が走行中であり、且つ制動力回生システム10が前輪109へ制動力を発生させないとき、上記したように作動油は、タンク30、固定容量ポンプ51、送出油路20aの中間油路20c、及び返送油路20bを循環する。
(1-1)本実施形態では、前輪109へ制動力を発生させるときに流量調整部50によりアキュムレータ40に向けての作動油の流量が増大する。そして、アキュムレータ40には、作動油の油圧が蓄積され、流量調整部50(固定容量ポンプ51)とアキュムレータ40との間の油路20(中間油路20c)を流れる作動油の油圧が高くなる。そのため、流量調整部50の固定容量ポンプ51は、作動油の油圧により動作し難くなる。前輪109へ制動力を発生させるときに固定容量ポンプ51と車軸108とは、連結されている状態であることから、作動油の油圧により固定容量ポンプ51が動作し難くなることで車軸108が回転し難くなる。すなわち、流量調整部50(固定容量ポンプ51)とアキュムレータ40との間の油路20(中間油路20c)に流れる作動油の油圧が高くなることで前輪109へ制動力を発生させることができる。
以下、制動力回生システムを具体化した第2の実施形態を図3にしたがって説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し詳細な説明は割愛する。
(2-1)本実施形態では、前輪109へ制動力を発生させないときに可変容量ポンプ70からは作動油が吐出されず、前輪109へ制動力を発生させるときに可変容量ポンプ70からは作動油が吐出される。すなわち、アキュムレータ40に向けて流れる作動油の流量を、前輪109へ制動力を発生させないときにアキュムレータに向けて流れる作動油の流量よりも増大させることができる。そして、可変容量ポンプ70及びアキュムレータ40の間の油路20を流れる作動油の油圧が高くなることで可変容量ポンプ70が動作し難くなるため、前輪を停止させる制動力を発生させることができる。また、逆止弁60により産業車両100の制動時に発生する油圧エネルギーをアキュムレータ40に蓄積した状態に維持できる。そして、油路20の下流に設けられている荷役油圧機構101が動作するとき、アキュムレータ40に蓄積された作動油の油圧を荷役油圧機構101に放出することができる。したがって、産業車両100の制動時に発生するエネルギーにより産業車両100に搭載される荷役油圧機構101の動作を補助できる。
以下、制動力回生システムを具体化した第3の実施形態を図4にしたがって説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成については同一の符号を付し詳細な説明は割愛する。
(3-1)本実施形態では、前輪109へ制動力を発生させないとき、クラッチ82により固定容量ポンプ51と車軸108とを分離させる分離状態となる。すなわち、前輪109へ制動力を発生させないとき、固定容量ポンプ51からは作動油が吐出されない。前輪109へ制動力を発生させるとき、クラッチ82により固定容量ポンプ51と車軸108とを連結させる連結状態となる。すなわち、前輪109へ制動力を発生させるとき、固定容量ポンプ51からは作動油が吐出される。よって、車輪へ制動力を発生させるときにアキュムレータ40に向けて流れる作動油の流量を、車輪へ制動力を発生させないときにアキュムレータ40に向けて流れる作動油の流量よりも増大させることができる。そして、固定容量ポンプ51及びアキュムレータ40の間の油路20(中間油路20c)を流れる作動油の油圧が高くなることで固定容量ポンプ51が動作し難くなるため、前輪109へ制動力を発生させることができる。また、逆止弁60により産業車両100の制動時に発生する油圧エネルギーをアキュムレータ40に蓄積した状態に維持できる。そして、油路20の下流に設けられている荷役油圧機構101が動作するとき、アキュムレータ40に蓄積された作動油の油圧を荷役油圧機構101に放出することができる。したがって、産業車両100の制動時に発生するエネルギーにより産業車両100に搭載される荷役油圧機構101の動作を補助できる。
〇 第3の実施形態において、オリフィス90を割愛してもよい。この場合、例えば第2の実施形態と同様に、タンク30から荷役油圧機構101に到達した作動油は、図示しない油路によりタンク30に戻されるように変更することが好ましい。また、第3の実施形態において、オリフィス90をリリーフ弁に変更してもよい。
〇 駆動軸の一例として前輪109に連結されている車軸108を挙げていたが、これに限らない。例えば、駆動軸はプロペラシャフトであってもよい。すなわち、車輪に連結されている駆動軸とは、車輪の回転に伴って同時に回転するように連結されているものを含む。
〇 制動力回生システム10は、産業車両100に適用されていたが、これに限らない。例えば、荷役油圧機構101及びステアリング油圧機構のように油圧により動作する負荷機構を搭載している車両であれば適用してもよい。
Claims (5)
- 油圧により動作する負荷機構に接続されるとともに作動油が流れる油路と、
前記負荷機構が前記油路の下流に設けられているとして、前記油路において前記負荷機構と反対側である前記油路の上流に設けられ、前記作動油が貯留されているタンクと、
前記油路の下流に設けられ、前記負荷機構と前記タンクとの間に設けられているアキュムレータと、
車輪に連結される駆動軸に対して連結されている状態において前記駆動軸の回転に応じて動作するとともに前記タンクに貯留されている前記作動油を前記油路の下流に向けて吐出するポンプを含み、且つ前記油路において前記タンクと前記アキュムレータとの間に設けられるとともに車輪へ制動力を発生させるときに前記アキュムレータに向けて流れる前記作動油の流量を、車輪へ制動力を発生させないときに前記アキュムレータに向けて流れる前記作動油の流量よりも増大させる流量調整部と、
前記油路において前記流量調整部と前記アキュムレータとの間に設けられ、前記アキュムレータから前記流量調整部に向けての前記作動油の逆流を防止する逆止弁と、を備え、
前記流量調整部が前記アキュムレータに向けて流れる前記作動油の流量を増大させたとき、前記油路における前記流量調整部と前記アキュムレータとの間を流れる前記作動油の油圧が高くなり、前記ポンプが動作し難くなることに伴って前記駆動軸が回転し難くなることにより車輪へ制動力を発生させることを特徴とする制動力回生システム。 - 前記流量調整部は、
前記駆動軸に連結されていることにより前記駆動軸の回転に応じて動作する前記ポンプとしての固定容量ポンプと、
前記固定容量ポンプから吐出された前記作動油の油圧に応じて前記作動油を前記タンクに返送するリリーフ弁と、を備え、
前記油路は、
前記タンク、前記固定容量ポンプ、前記逆止弁、前記アキュムレータ、及び前記負荷機構の順に前記作動油が流れるための送出油路と、
前記送出油路における前記固定容量ポンプと前記逆止弁との間の中間油路、及び前記タンクの間を接続するとともに前記リリーフ弁が設けられる返送油路と、を有し、
前記リリーフ弁は、
車輪へ制動力を発生させないときに前記返送油路を流れる前記作動油が前記タンクに返送されるように設定された第1設定圧と、車輪へ制動力を発生させないときと比較して前記返送油路を流れる前記作動油が前記タンクに返送され難くなるように前記第1設定圧よりも高い圧力で設定された第2設定圧とを切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の制動力回生システム。 - 前記流量調整部は、
前記駆動軸に連結されていることにより前記駆動軸の回転に応じて動作する前記ポンプとしての可変容量ポンプにより構成され、
前記可変容量ポンプは、車輪へ制動力を発生させないときに前記タンクに貯留されている前記作動油を前記油路の下流に向けて吐出させず、車輪へ制動力を発生させるときに前記タンクに貯留されている前記作動油を前記油路の下流に向けて吐出させることを特徴とする請求項1に記載の制動力回生システム。 - 前記流量調整部は、
前記ポンプとしての固定容量ポンプと、
車輪へ制動力を発生させないときに前記固定容量ポンプと前記駆動軸とを分離させる分離状態と、車輪へ制動力を発生させるときに前記固定容量ポンプと前記駆動軸とを連結させる連結状態とを切り替えるクラッチと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の制動力回生システム。 - 前記油路は、
前記タンク、前記ポンプ、前記逆止弁、前記アキュムレータ、及び前記負荷機構の順に前記作動油が流れる送出油路と、
前記送出油路における前記ポンプと前記逆止弁との間の中間油路、及び前記タンクの間を接続する返送油路と、を有し、
前記返送油路には、オリフィス又はリリーフ弁が設けられている請求項3又は請求項4に記載の制動力回生システム。
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