JP7159705B2 - 鉄骨切断装置および鉄骨切断工法 - Google Patents

鉄骨切断装置および鉄骨切断工法 Download PDF

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Description

本発明は、構造物の解体において鉄骨を切断するための鉄骨切断装置および鉄骨切断工法に関する。
福島第一原子力発電所1号機では、本格的な廃炉作業に向けて、建屋の解体撤去工事が開始されている。当面の目標としてはまず崩落した屋根スラブ及び鉄骨を遠隔操作にて撤去することが挙げられる。
通常、鉄骨の切断には重機に取り付ける鉄骨カッターなどが用いられるが、切断時には衝撃荷重や捩じりモーメントなどの力が鉄骨に対して掛かる。更に作業対象の現場では、崩落した屋根の鉄骨と下方にあったFHM(燃料取出装置)や天井クレーンなどが相互に支え合った状態にあり、撤去作業に伴う加力により、全体が崩落するリスクをはらんでいる。このことから、鉄骨の切断作業には、可能な限り加力を抑えた方法が求められる。
特開2015-004238号公報
力が加わった状態の鉄骨を切断するために、クレーンで懸垂される懸垂型でかつ遠隔操作が可能なワイヤーソーを用いた静的な鉄骨の切断方法が検討されているが、以下のような課題がある。切断時に装置が被切断物に対して相対的に動いてしまうと装置自体が暴れるため切断作業ができず、また切断し始めたとしても被切断物にワイヤーソーが噛み込み切断作業の中断が余儀なくされるため、装置自体を鉄骨に対して確実に固定する事が求められる。しかし、作業場所の環境事情により、通常のワイヤーソーのようにアンカーボルトなどで装置を固定することが困難である。
そこで、装置を鉄骨に対して固定するために、鉄骨を把持しながら切断する構造物切断装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この構造物切断装置は、一対のアームで鉄骨を挟持する把持部と、アームで挟持された鉄骨をワイヤーソーで切断する切断部と、を備えている。この構造物切断装置によれば、鉄骨を把持部で把持しながら切断部のワイヤーソーで押し切りにより切断することができる。
しかし、ワイヤーソーによる切断の工程において、被切断物に対してワイヤーソーを押圧する押切りによって鉄骨を切断した後、ループ状のワイヤーソーのループ内に鉄骨が存在することになるため、ワイヤーソーを鉄骨の切断箇所から引き戻して装置を回収する必要がある。しかし、鉄骨のワイヤーソーの切断幅は、太さが約10[mm]程度なので、遠隔操作でワイヤーソーをその隙間を通して戻すことが困難となるという課題が残る。また、崩落した屋根の鉄骨には上述したように力が加わった状態となっており、切断後に切断箇所の隙間が狭まり、ワイヤーソーを切断箇所に通して装置を回収することがより一層困難になる。
本発明は、上述した課題に鑑みて為されたものであり、力が加わった状態の対象物を確実に切断すると共に簡便に装置の回収をすることができる鉄骨切断装置および鉄骨切断工法を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、本発明は、鉄骨を切断する鉄骨切断装置であって、前記鉄骨のフランジ部を前記鉄骨の短手方向から挟持する一対のアームを備える把持部及び/または磁界を発生させて前記鉄骨の鉛直方向上方から前記フランジ部を磁気吸引して固定するマグネット部と、前記把持部に対して摺動自在に支持されると共に、前記把持部により把持された前記鉄骨を短手方向に切断するワイヤーソーを備える切断部と、前記切断部を前記把持部に対して前記鉄骨の長手方向に離間または近位させるように前記切断部を駆動する駆動部と、前記把持部と前記切断部と前記駆動部とを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記切断部に前記把持部に把持された前記鉄骨を前記ワイヤーソーにより鉛直方向下向きに向かう押し切りにより切断させ、前記鉄骨の切断後に前記駆動部に前記ワイヤーソーが前記把持部に近位または離間するように前記鉄骨の長手方向に所定距離移動させ、前記切断部に前記把持部に把持された前記鉄骨の所定距離分の長さの部位を前記ワイヤーソーにより鉛直方向上向きに向かう引き切りにより切断させるように構成されていることを特徴とする、鉄骨切断装置である。
本発明によれば、マグネット部と把持部により鉄骨のフランジ部を確実に把持することができ、更に把持した鉄骨から所定距離分の部位を切断部が切断することで、力が加わった状態の鉄骨の切断作業を円滑に行うことができる。
また、本発明に係る鉄骨切断装置は、稼働中の前記ワイヤーソーが停止する障害が発生した際に前記ワイヤーソーを切断するワイヤーソー切断部を更に備えるように構成されていてもよい。
本発明によれば、作業中にワイヤーソーが切断対象に引っ掛かって装置が停止する等の緊急時に、ワイヤーソー切断部でワイヤーソーを切断し、装置を回収することができる。
また、本発明に係る鉄骨切断装置は、前記把持部は、前記フランジ部を下面側から支持するように挟持する一対の爪部を備え、前記マグネット部と協働して前記フランジ部の動きを規制するように構成されていてもよい。
本発明によれば、鉄骨を把持する際、鉄骨のフランジ部をマグネット部の吸引力と把持部の一対の爪部とが上下左右方向から挟持して確実に固定するため、鉄骨を確実に切断することができる。
また、本発明に係る鉄骨切断装置は、前記把持部は、前記フランジ部に当接して前記マグネット部を前記フランジ部に載置させるよう位置を調整するガイド部材を備えるように構成されていてもよい。
本発明によれば、切断装置を切断対象の鉄骨の上方からクレーンにより吊架して鉄骨上に載置する際、ガイド部材がマグネット部をフランジ部の上面に載置するように案内するため、切断装置の位置決めを簡便にすることができる。
本発明は、鉄骨を切断する鉄骨切断工法であって、前記鉄骨のフランジ部を前記鉄骨の短手方向から一対のアームで挟持する鉄骨挟持工程及び/または磁界を発生させて前記鉄骨の鉛直方向上方から前記フランジ部をマグネット部で磁気吸引して固定する固定工程と、前記一対のアームに把持された前記鉄骨を前記ワイヤーソーにより鉛直方向下向きに向かう押し切りにより切断する鉄骨押切り切断行程と、前記ワイヤーソーを前記一対のアームに対して前記鉄骨の長手方向に近位または離間するように前記ワイヤーソーを移動するワイヤーソー移動工程と、前記ワイヤーソー移動工程の後に前記一対のアームに把持された前記鉄骨の所定距離分の長さの部位を前記ワイヤーソーにより鉛直方向上向きに向かう引き切りにより切断する鉄骨引き切り切断工程と、を備えた切断工法である。
稼働中の前記ワイヤーソーが停止する障害が発生した際に前記ワイヤーソーを切断するワイヤーソー切断行程を更に備えるようにしてもよい。
本発明によれば、力が加わった状態の対象物を確実に切断すると共に簡便に装置の回収をすることができる。
切断装置の構成を示す正面図である。 切断ユニットの構成を示す正面図である。 切断ユニットの構成を示す斜視図である。 切断ユニットの構成を示す右側面図である。 切断装置の構成を示すブロック図である。 切断ユニットの押切りによる切断開始前の状態を示す右側面図である。 切断ユニットの押切りによる切断後の状態を示す右側面図である。 切断ユニットの引切りによる切断開始前の状態を示す右側面図である。 切断ユニットの引切りによる切断後の状態を示す右側面図である。 切断対象のT形鋼の構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照にしつつ、本発明の鉄骨切断装置の実施形態について説明する。
図1に示されるように、鉄骨切断装置1は、遠隔操作により鉄骨をワイヤーソーで切断する装置である。鉄骨切断装置1の切断対象物は、例えば、崩落した屋根等の鉄骨(鋼梁)である。作業対象の鉄骨は、例えば、H鋼や、T形鋼である。切断対象の鉄骨のサイズは概ね決まっており、鉄骨のサイズに合わせて鉄骨切断装置1の各部の構成が配置されている。
例えば、切断対象の鉄骨T(例えばT形鋼、図10参照)は、鉛直方向に短手が起立した帯状の梁(ウェブ)T1の頂部に帯状のフランジ部T2が断面をT形にするように梁T1に対して直交して設けられている。なお、鉄骨切断装置1は、H鋼や、T形鋼だけでなく、他の鋼材の切断に適用してもよい。
鉄骨切断装置1は、切断対象を把持して切断する切断ユニットCと、切断ユニットCの動力源となる動力部70と、使用者の操作を受け付ける操作ユニット80(図5参照)を備える。鉄骨切断装置1において、切断ユニットCは、動力部70から4個のチェーンブロックBで吊架される。4個のチェーンブロックBのそれぞれのチェーンの長さを調整することで、切断対象の鉄骨の傾きに合わせて切断ユニットCの角度も調整可能となっている。切断ユニットCは、後述の操作ユニット80からの指示に基づいて動力部70から供給される電力により後述のワイヤーソーを動作させる。
動力部70は、例えば、作業対象位置において大型クレーン等で懸垂される。動力部70は、例えば、本体部となるフレーム71と、切断ユニットCに与える電力を発生させる発電機72と、動力コンテナ73と、一対のファン76,77と、散水用の水を貯蔵するための水タンク78と、装置全体を制御する制御部75とを備える。
フレーム71は、2段構成となっており、上段側には、発電機72と、動力コンテナ73と、配電中継ボックス74と、制御部75とが配置されている。発電機72、動力コンテナ73、配電中継ボックス74および制御部75は、切断ユニットCに電力を供給する電源装置である。
フレーム71の下段側には、一対のファン76,77と水タンク78と、4個のチェーンブロックBが配置されている。一対のファン76,77は、例えば、発生させる風の反力によってクレーンで吊架された鉄骨切断装置1の鉛直方向の軸回りの方向を調整する。水タンク78は、鉄骨を切断する際に切削粉塵の飛散を防止するために切断部に噴霧される水を貯蔵する。4個のチェーンブロックBは、切断ユニットCの4隅をチェーンにより吊架する。
次に、切断ユニットCについて説明する。
図2から図4に示されるように、切断ユニットCは、本体部を形成するメインフレームDと、メインフレームDに対して移動自在なサブフレームEとを備える。メインフレームDは、複数のH鋼の部材を組み合わせて骨格が形成された構造体である。メインフレームDには、鉄骨を把持する把持部10と、鉄骨Tを磁気吸引するマグネット部20と、サブフレームEを移動させる摺動機構30とが取り付けられている。
把持部10は、一対のアーム11,12を備える。一対のアーム11,12は、正面方向(X軸方向)から見てメインフレームDの両脇に配置されている。一対のアーム11,12の先端部の間には、マグネット部20が配置されている。
マグネット部20は、メインフレームDの下部に配置されたH鋼部材で矩形に組まれて平置された枠体D1に支持されている。枠体D1の底部には、矩形の板状体D2が取り付けられている。板状体D2の底面には、マグネット部20の頂面が固定されている。マグネット部20は、円筒形の筐体の内部に電磁コイルを備えており、電磁コイルに外部電源からの電力供給により電磁コイルに磁界を生じさせる。マグネット部20は、切断ユニットCが鉛直方向上方から搬入される際に、鉄骨Tの梁T1の頂部に設けられたフランジ部T2に下面が当接または接近した状態で磁界を発生させ、フランジ部T2に磁気吸着する。
マグネット部20の両脇には、下方に垂下した一対のガイド部材D3,D4が設けられている。一対のガイド部材D3,D4のうち、一方のガイド部材D4は他方のガイド部材D3よりも長く形成されている。一対のガイド部材D3,D4は、例えば、L型鋼を組み合わせて形成されている。一対のガイド部材D3,D4の基端D3b,D4bは、板状体D2に固定されている。一対のガイド部材D3,D4の先端D3a,D4aは、フランジ部T2の角部が当接した際にフランジ部T2をマグネット部20の底面21に案内するようにテーパ形状に形成されている。
一対のガイド部材D3,D4は、切断ユニットCが鉄骨Tの鉛直上方から吊り下げられてきた場合に、先ず長い方のガイド部材D4が鉄骨Tのフランジ部T2の短手方向の一側面に当接し、その状態で切断ユニットCを下方に移動させると短い方のガイド部材D3もフランジ部T2の短手方向の他側面に当接し、切断ユニットCの下降に従ってマグネット部20をフランジ部T2に載置させるよう位置決めさせる。
一対のガイド部材D3,D4の両脇には、一対のアーム11,12が下方に垂下するように配置されている。一対のアーム11,12は、油圧で伸縮自在な油圧アクチュエータである。一対のアーム11,12は、開閉する一対の爪部25,26を備える。一対のアーム11,12は、円筒形のシリンダ13,14と、シリンダ13,14の内部を摺動自在なピストンロッド15,16とを備える。
シリンダ13,14の一端側は、後述のようにメインフレームDの一部に制限された角度範囲内で回転自在にピン17,18で接合されている。シリンダ13,14の他端側は、シリンダ13,14の軸線方向に沿って伸縮自在なピストンロッド15,16が突出している。
一対のピストンロッド15,16の先端には、鉄骨Tのフランジ部T2を短手方向から把持するための一対の爪部25,26が回転自在にピン27,28で接合されている。一対の爪部25,26は、ピストンロッド15,16のピン27,28と異なる位置の回転軸回りに回転自在にメインフレームDにピン22,23で接合されている。一対の爪部25,26は、一対のピストンロッド15,16が伸長すると閉じた状態となり、一対のピストンロッド15,16が縮むと開いた状態となる。一対の爪部25,26の先端は、かぎ爪状に形成され、閉じた状態でフランジ部T2の短手方向の両側面を把持すると共に、フランジ部T2の下面側を持ち上げるように支持する形状に形成されている。
このような形状により一対の爪部25,26は、フランジ部T2を短手方向から挟持する状態においてマグネット部20と協働してフランジ部T2を上下方向からも挟持する。上記の構成により、把持部10は、鉄骨Tの動きを上下左右方向に規制することができる。
枠体D1の上方には、枠体D1よりも大きく形成された矩形の枠体D6が設けられている。下部の枠体D1と上方の枠体D6とは4本の鋼材で形成された柱体D7~D10で連結されている。両側の2本の柱体D7およびD9または柱体D8およびD10の間は、水平方向に鋼材で形成された水平部材D11,D12で連結されている。水平部材D11,D12には、アクチュエータのシリンダ13,14の一端側が回転自在にピン17,18で接合されている。
枠体D6の上方には、サブフレームEを摺動させる摺動機構30を収容するための矩形の枠体D15が設けられている。枠体D6と枠体D15とは、H鋼で形成された6本の柱体D17~D22で連結されている。このうち四隅の4本の柱体D17,D18,D21,D22には、チェーンブロックのフックを引っ掛けるための吊環D25~D28が取り付けられている。
枠体D15の上面には、矩形の板状体で形成された上屋D16が設けられている。上屋D16の上面には、動力部70と切断ユニットCとを接続するケーブル類を束ねたケーブルベア(登録商標)を収納するための収納ボックスGが設けられている。上屋D16の下面側には、摺動機構30が設けられている。摺動機構30は、切断部60が設けられたサブフレームEを水平方向(X軸方向)に摺動自在に移動させる。
摺動機構30は、一対のレール31,32と、一対のレール31,32に沿って摺動する摺動部40と、摺動部40を駆動する駆動部50とを備える。一対のレール31,32のそれぞれは、所定の長さのパイプで形成されている。一対のレール31,32のそれぞれの両端は上屋D16の下面から垂下した4個の支持部材33~36にそれぞれ支持されている。一対のレール31,32は、一対の爪部25,26の把持方向(Y軸方向)と直交する方向(X軸方向、以下、前後方向ともいう)に沿って配置されている。
サブフレームEを吊架する摺動部40が一対のレール31,32に対して摺動自在に取り付けられている。摺動部40は、駆動部50に設けられたアクチュエータ51に連結され、前後方向に駆動される。アクチュエータ51は、スライド用モータ54により駆動され、シリンダ52から突出するピストンロッド53が伸縮することにより、摺動部40を前後方向に沿って移動させる。
摺動部40は、矩形の板状体で形成された基板41と、基板41の上面の四隅に設けられた起立片42~45とを備える。起立片42~45のそれぞれには、一対のレール31,32の径よりも若干大きな径の貫通孔が形成されている。4個の起立片42~45において、片側の一方の起立片42,44の貫通孔には、レール31が挿通され、他方の起立片43,45の貫通孔には、レール32が挿通されている。
対向する片側2個の起立片の間隔は、一対のレール31,32の全長よりも短い距離で配置されている。これにより、摺動部40は、レールの全長内において前後方向に摺動することができる。摺動部40の下方には、切断部60が設けられたサブフレームEが垂下して取り付けられている。なお、サブフレームEは、切断部60に含まれていてもよい。サブフレームEは、更に昇降機構Lを介してメインフレームDに対して昇降自在に取り付けられている。
昇降機構Lは、サブフレームEをメインフレームDに対して上下方向に移動自在に支持する一対の昇降用ガイドレールL1,L2と、サブフレームEを上下方向に昇降させる昇降用モータMとを備える。対向する一対の昇降用ガイドレールL1,L2は、基板41の下面の前面縁近傍から鉛直方向に垂下して固定されている。サブフレームE側には、一対の昇降用ガイドレールL1,L2に対して上下方向に摺動する摺動部材L3,L4が設けられている。
切断部60は、駆動力を発生させるメインモータNと、メインモータにより回転駆動されるメインプーリー61と、自由回転する複数の補助プーリー62~66と、メインプーリー61と複数のプーリーに輪状に掛けられたワイヤーソー67とを備える。ワイヤーソー67は、例えば、ダイヤモンド加工されたダイヤモンドワイヤーがループ状に繋げられている。
メインモータNは、例えば、メインプーリー61を矢印の方向に回転駆動することによりワイヤーソー67を矢印(図2参照)の所定方向に走行させる。サブフレームEには、更に、ワイヤーソー67が停止する障害が発生した際にワイヤーソー67を切断するワイヤーカッターK(ワイヤーソー切断部)が設けられている。ワイヤーカッターKは、例えば、既存の油圧式のワイヤーカッターであり、貫通孔に通されたワイヤーソー67を油圧で摺動する刃がワイヤーソー67を切断する。ワイヤーカッターKは、例えば、ワイヤーソー67が切断対象に引っ掛かるなどして停止した際の緊急時にワイヤーソー67を切断する。これにより、緊急時においても鉄骨切断装置1を現場から滞りなく回収することができる。
上記構成により切断部60は、メインフレームDに対して前後方向に移動すると共に、上下方向に昇降することができる。
次に鉄骨切断装置1の操作系の構成について説明する。図5は、鉄骨切断装置1の構成を示すブロック図である。鉄骨切断装置1は、遠隔地の使用者の操作を受け付ける操作ユニット80と、鉄骨Tを切断する切断ユニットCと切断ユニットCの動力源となる動力部70と、を備える。動力部70および切断ユニットCは、作業現場において稼働する。
操作ユニット80は、使用者の各種操作を受け付ける操作部81と、切断ユニットCの操作や稼働状態に関する各種の情報を表示する表示部82と、動力部70の通信部79と情報を送受信する通信部83とを備える。
操作ユニット80は、動力部70および切断ユニットCが配置された作業現場と離れた遠隔地に配置されている。切断ユニットCの状態は、例えば、監視カメラ(不図示)によって撮像されて表示部82に表示されてもよい。操作ユニット80と動力部70とは、無線または有線により通信が行われる。使用者は、目視または表示部82に表示された切断ユニットCの状態を監視しつつ、操作部81を操作して、切断ユニットCを動作させる。
次に、鉄骨切断装置1による鉄骨の切断方法について説明する。
鉄骨切断装置1は、クレーンに吊架されて現場に搬入される(図1参照)。この時、切断対象の上方に切断ユニットCが配置されるようにクレーンにより位置が調整される。以下、操作部81による遠隔操作に基づいて、制御部75が把持部10、マグネット部20および切断部60を制御することにより鉄骨切断装置1が操作されるものとする。切断対象の鉄骨の上方で、動力部70の一対のファン76,77を稼働させ鉛直方向の軸線回りに回転させることで切断ユニットCの向きを調整する。また、4つのチェーンブロックBを操作してそれぞれのチェーンの長さを調整し、切断対象の鉄骨Tの姿勢に合わせて切断ユニットCの角度を調整することも可能である。その後、鉄骨切断装置1を下方に移動させ、鉄骨Tに接近させる。
次に、図2に示すように、長い方のガイド部材D4を鉄骨Tのフランジ部T2の角部に当接させながら切断ユニットCを下方に移動させ、短い方のガイド部材D3がフランジ部T2の角部に当接して、ガイド部材D3,D4によりフランジ部T2を挟んでマグネット部20をフランジ部20の上面に案内し、マグネット部20をフランジ部T2に載置させる。そして、マグネット部20のコイルに通電して磁界を発生させ、マグネット部20をフランジ部T2に磁気吸着させる。
そして、一対のアーム11,12の一対のピストンロッド15,16を伸長させ、一対の爪部25,26でフランジ部T2の短手方向からフランジ部T2を把持させ、切断ユニットCを鉄骨に対して確実に固定する。
図6に示されるように、この時、アクチュエータ51を伸長状態にして切断部60を把持部10に対して離間する位置に配置する。また、切断対象の鉄骨Tの状態によってはアクチュエータ51を縮んだ状態にして切断部60を把持部10に対して近位する位置に配置してもよい。その後、メインモータNを稼働させ、ワイヤーソー67を走行状態にさせる。
図7に示されるように、昇降用モータMを稼働させて切断部60を下方に移動させ、ワイヤーソー67の切断位置を下方に移動させる。さらに切断部60を下方に移動させ、ワイヤーソー67を鉄骨Tに押圧させ、鉄骨Tを押切りで切断する。鉄骨Tの切断時には、水タンク78に貯蔵された水を切断箇所に噴射装置(不図示)から噴射して、切削粉塵の飛散を防止すると共にワイヤーソー67を潤滑する。ワイヤーソー67が鉄骨Tを切断すると、ワイヤーソー67のループ内に鉄骨Tが配置された状態となる。
続いて、図8に示されるように、この状態を維持しつつ、スライド用モータ54を駆動してアクチュエータ51を縮ませてサブフレームEをメインフレームDに近位する方向に所定距離分移動させる。また、切断部60が把持部10に対して近位する位置から切断を開始した場合は、スライド用モータ54を駆動してアクチュエータ51を伸長してサブフレームEをメインフレームDから離間する方向に所定距離分移動させてもよい。
そして、図9に示されるように、昇降用モータMを反転方向に稼働させてサブフレームEを上方に移動させ、ワイヤーソー67を鉄骨Tの下端に引っ掛けながら、所定距離分の鉄骨Tの部位を引切りで切断する。
ワイヤーソー67が鉄骨Tを引切りで切断すると、所定距離分の鉄骨TのブロックT3が形成される。形成されたブロックT3を取り除くことで所定距離分の幅で離間した切断箇所が形成される。
本実施形態によれば、切断箇所に空隙を生成することができ、鉄骨に力が加わった状態であっても切断した鉄骨が引っ掛かることなく除去することができる。鉄骨切断装置1によれば、切断物に空隙を作りながら解体を進めることで、鉄骨Tに力を加えることなく切断を進めることができる。
上述した鉄骨を切断する鉄骨切断装置によれば、前記鉄骨のフランジ部を前記鉄骨の短手方向から挟持する一対のアームを備える把持部及び/または磁界を発生させて前記鉄骨の鉛直方向上方から前記フランジ部を磁気吸引して固定するマグネット部と、前記把持部に対して摺動自在に支持されると共に、前記把持部により把持された前記鉄骨を短手方向に切断するワイヤーソーを備える切断部と、前記切断部を前記把持部に対して前記鉄骨の長手方向に離間または近位させるように前記切断部を駆動する駆動部と、前記把持部と前記切断部と前記駆動部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記切断部に、前記把持部に把持された前記鉄骨を前記ワイヤーソーにより鉛直方向下向きに向かう押し切りにより切断させ、前記鉄骨の切断後に前記駆動部に、前記ワイヤーソーが前記把持部に近位または離間するように前記鉄骨の長手方向に所定距離移動させ、前記切断部に、前記把持部に把持された前記鉄骨の所定距離分の長さの部位を前記ワイヤーソーにより鉛直方向上向きに向かう引き切りにより切断させる。
本実施形態によれば、力が加わった状態の対象物を確実に切断すると共に簡便に装置の回収をすることができる。
以上、本発明に係る鉄骨切断装置の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、鉄骨切断装置において、マグネット部の磁気吸引力が強力である場合、爪部はなくてもよい。また、鉄骨切断装置において、ガイド部材やワイヤーソー切断部はなくてもよい。
1…鉄骨切断装置10…把持部、11、12…アーム、13、14…シリンダ、15、16…ピストンロッド、17、18…ピン、20…マグネット部、21…底面、22、23…ピン、25、26…爪部、27、28…ピン、30…摺動機構、31、32…レール、33~36…支持部材、40…摺動部、41…基板、42~45…起立片、50…駆動部、51…アクチュエータ、52…シリンダ、53…ピストンロッド、54…スライド用モータ、60…切断部、61…メインプーリー、62~66…補助プーリー、67…ワイヤーソー、70…動力部、71…フレーム、72…発電機、73…動力コンテナ、74…配電中継ボックス、75…制御部、76、77…ファン、78…水タンク、79…通信部、80…操作ユニット、81…操作部、82…表示部、83…通信部、B…チェーンブロック、C…切断ユニット、D…メインフレーム、D1…枠体、D2…板状体、D3…ガイド部材、D3a…先端、D3b…基端、D4…ガイド部材、D4a…先端、D4b…基端、D6…枠体、D7~D10…柱体、D11、D12…水平部材、D15…枠体、D16…上屋、D17~D22…柱体、D25~D28…吊環、E…サブフレーム、G…収納ボックス、K…ワイヤーカッター、L…昇降機構、L1、L2…昇降用ガイドレール、L3、L4…摺動部材、M…昇降用モータ、N…メインモータ、T…鉄骨、T1…梁、T2…フランジ部、T3…ブロック

Claims (6)

  1. 鉄骨を切断する鉄骨切断装置であって、
    前記鉄骨のフランジ部を前記鉄骨の短手方向から挟持する一対のアームを備える把持部及び/または磁界を発生させて前記鉄骨の鉛直方向上方から前記フランジ部を磁気吸引して固定するマグネット部と、
    前記把持部に対して摺動自在に支持されると共に、前記把持部により把持された前記鉄骨を短手方向に切断するワイヤーソーを備える切断部と、
    前記切断部を前記把持部に対して前記鉄骨の長手方向に離間または近位させるように前記切断部を駆動する駆動部と、
    前記把持部と前記切断部と前記駆動部とを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記切断部に前記把持部に把持された前記鉄骨を前記ワイヤーソーにより鉛直方向下向きに向かう押し切りにより切断させ、前記鉄骨の切断後に前記駆動部に前記ワイヤーソーが前記把持部に近位または離間するように前記鉄骨の長手方向に所定距離移動させ、前記切断部に前記把持部に把持された前記鉄骨の所定距離分の長さの部位を前記ワイヤーソーにより鉛直方向上向きに向かう引き切りにより切断させるように構成されていることを特徴とする、
    鉄骨切断装置。
  2. 稼働中の前記ワイヤーソーが停止する障害が発生した際に前記ワイヤーソーを切断するワイヤーソー切断部を更に備えることを特徴とする、
    請求項1に記載の鉄骨切断装置。
  3. 前記把持部は、前記フランジ部を下面側から支持するように挟持する爪部を備え、前記マグネット部と協働して前記フランジ部の動きを規制するように構成されていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の鉄骨切断装置。
  4. 前記把持部は、前記マグネット部を前記フランジ部に載置させるよう位置を調整するガイド部材を備えることを特徴とする、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の鉄骨切断装置。
  5. 鉄骨を切断する鉄骨切断工法であって、
    前記鉄骨のフランジ部を前記鉄骨の短手方向から一対のアームで挟持する鉄骨挟持工程及び/または磁界を発生させて前記鉄骨の鉛直方向上方から前記フランジ部をマグネット部で磁気吸引して固定する固定工程と、
    前記一対のアームに把持された前記鉄骨をワイヤーソーにより鉛直方向下向きに向かう押し切りにより切断する鉄骨押切り切断行程と、
    前記ワイヤーソーを前記一対のアームに対して前記鉄骨の長手方向に近位または離間するように前記ワイヤーソーを移動するワイヤーソー移動工程と、
    前記ワイヤーソー移動工程の後に前記一対のアームに把持された前記鉄骨の所定距離分の長さの部位を前記ワイヤーソーにより鉛直方向上向きに向かう引き切りにより切断する鉄骨引き切り切断工程と、を備える、
    鉄骨切断工法。
  6. 稼働中の前記ワイヤーソーが停止する障害が発生した際に前記ワイヤーソーを切断するワイヤーソー切断行程を更に備える、
    請求項5に記載の鉄骨切断工法。
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