JP7156253B2 - 回転式アクチュエータ - Google Patents

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    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • H02K7/116Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with gears

Description

本発明は、回転式アクチュエータに関する。
従来、段違いに配置された入出力部材間を伝動可能に繋ぐ手段としてオルダム機構が知られている。例えば特許文献1に開示されたオルダム継手は、入力軸に取り付けられる第1継手部材と、出力軸に取り付けられる第2継手部材と、両継手部材間に介在する中間継手部材とを備える。中間継手部材と第1及び第2の継手部材の各々との相対向する係合面には、入出力軸と直角な向きで相対移動可能に係合する円柱形突起と当該円柱形突起に接触する箇所が湾曲壁とされた係合穴とが複数組設けられている。
特開平7-208490号公報
本発明者は、モータとモータ回転を減速する減速機とを備える回転式アクチュエータにおいて、減速機の歯車の回転を出力部材に伝達するためにオルダム機構を用いることを考えている。しかし、特許文献1のオルダム継手は小型化の検討がされていないため、このオルダム継手を回転式アクチュエータに採用した場合、軸方向サイズの大型化が懸念される。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、オルダム機構を用いるとともに軸方向サイズの大型化が抑制された回転式アクチュエータを提供することである。
本発明の回転式アクチュエータは、モータ(30)と、モータの回転を減速して出力する減速機(40)とを備える。減速機は、モータの回転軸心(AX1)と同軸に設けられたリングギア(42)と、回転軸心に対して偏心して設けられ、リングギアの内歯部(46)と噛み合う外歯部(47)を有し、モータが回転すると偏心軸心(AX2)まわりに減速して回転する偏心ギア(43)と、回転軸心と同軸または平行に設けられた出力部材(44)と、偏心ギアの偏心軸心まわりの回転を出力部材に伝達するオルダム機構(45)とを備える。
オルダム機構は、偏心ギアに形成された入力側摺動面(61)と、出力部材に形成された出力側摺動面(62)と、入力側摺動面と径方向に摺動可能な第1中間摺動面(63)、および出力側摺動面と径方向に摺動可能な第2中間摺動面(64)を有する中間継手(56)とを含む。偏心ギアは、入力側摺動面と、中間継手の少なくとも一部を収容する収容空間(65)とを、外歯部に対して径方向内側であって外歯部と軸方向位置が重なる位置に有する。
このように中間継手の少なくとも一部を偏心ギアの外歯部に対して径方向内側の空間に収容することで、オルダム機構を用いた場合であっても減速機の軸方向サイズを抑えることができる。そのため、回転式アクチュエータの軸方向サイズの大型化を抑制することができる。
偏心ギアは、外歯部に対し軸方向にずれた位置に形成された環状かつ板状の膨出部(53)を有している。膨出部は、モータのコイルエンド(39)に対して径方向内側の空間(28)に配置されている。
第1実施形態による回転式アクチュエータの断面図。 第1実施形態において偏心ギアを示す図。 図1の偏心ギアを拡大して示す断面図。 第1実施形態において出力部材を示す図。 第1実施形態において中間継手を示す図。 第2実施形態において偏心ギアを示す図。 第2実施形態において出力部材を示す図。 第3実施形態において偏心ギアの要部を拡大して示す図。 第3実施形態において出力部材の要部を拡大して示す図。 第4実施形態による回転式アクチュエータのオルダム機構周辺の断面図。 図10の中間継手を矢印XI方向から見たときの図。 図10の中間継手を矢印XII方向から見たときの図。
以下、回転式アクチュエータ(以下、アクチュエータ)の複数の実施形態を図面に基づき説明する。実施形態同士で実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
[第1実施形態]
先ず、アクチュエータ10の全体構成について図1を参照して説明する。アクチュエータ10は、ハウジング20、モータ30および減速機40を備える。
ハウジング20は、カップ状のフロントハウジング21およびリアハウジング22を備える。フロントハウジング21およびリアハウジング22は、開口部同士が組み合わされてボルト23により互いに締結されている。フロントハウジング21には、有底筒状の金属プレート24が埋め込まれている。リアハウジング22には、環状の金属プレート25が埋め込まれている。リアハウジング22は、フロントハウジング21とは反対側に突き出す筒状突出部26を有する。
モータ30は、ステータ31およびロータ34を備える。ステータ31は、金属プレート24の筒部に例えば圧入等により固定されたステータコア32と、ステータコア32に設けられたコイル33とを有する。ロータ34は、軸受35、36により回転軸心AX1まわりに回転可能に支持された回転軸37と、回転軸37の外側に嵌合して固定されているロータコア38とを有する。軸受35は、金属プレート24の中央部に設けられている。軸受36は、後述の出力部材44の軸部54に設けられている。モータ30は、コイル33への通電電流が制御されることによって双方向に回転できる。
減速機40は、偏心軸41、リングギア42、偏心ギア43、出力部材44およびオルダム機構45を備える。偏心軸41は、軸方向においてロータコア38に隣接する位置で、回転軸心AX1に対して偏心する偏心軸心AX2上に設けられている。偏心軸41は、回転軸37と一体に形成され、回転軸37と共に回転軸心AX1まわりに回転する。リングギア42は、回転軸心AX1と同軸に設けられ、金属プレート25に例えば圧入等により固定されている。
偏心ギア43は、リングギア42の内歯部46と噛み合う外歯部47を有し、偏心軸41に設けられた軸受48により遊星運動可能に支持されている。遊星運動とは、偏心軸心AX2まわりに自転しつつ回転軸心AX1まわりに公転する運動のことである。遊星運動時の偏心ギア43の自転速度は、回転軸37の回転速度に対して変速させられる。つまり、偏心ギア43は、モータ30が回転すると偏心軸心AX2まわりに減速して回転する。
出力部材44は、回転軸心AX1と同軸に設けられ、リアハウジング22に設けられた軸受49により回転可能に支持されている。オルダム機構45は、偏心ギア43と出力部材44との間に設けられ、偏心ギア43の偏心軸心AX2まわりの回転を出力部材44に伝達する。
以上のように構成されたアクチュエータ10では、コイル33の通電相が切り替えられることにより回転磁界が発生し、この回転磁界により生じる磁気的吸引力または反発力を受けてロータ34が回転する。ロータ34と共に偏心軸41が回転軸心AX1まわりに回転すると偏心ギア43が遊星運動し、ロータ34の回転に対して減速させられた偏心ギア43の回転が出力部材44から外部に出力される。
(減速機)
次に、減速機40の詳細な構成について図1~図5を参照して説明する。図1の偏心ギア43、出力部材44および中間継手56は、図2、図4および図5のI-I線断面を示している。偏心ギア43は、偏心軸心AX2まわりに回転可能に支持された環状の軸支持部51と、軸支持部51と同じ軸方向位置に設けられた環状の外歯部47と、軸支持部51と外歯部47とを接続し、外歯部47に対して軸方向のモータ30側に膨出するように設けられた膨出部53とを形成している。
内歯部46および外歯部47は、軸方向においてコイルエンド39と出力部材44との間に配置されている。膨出部53は、コイルエンド39に対して径方向内側の空間28(すなわち空きスペース)に配置されている。
出力部材44は、軸受49に支持されている軸部54と、軸部54から径方向外側に突き出すフランジ部55とを有する。
オルダム機構45は、偏心ギア43に形成された入力側摺動面61と、出力部材44に形成された出力側摺動面62と、中間継手56とを含む。中間継手56は、入力側摺動面61と径方向に摺動可能な第1中間摺動面63、および、出力側摺動面62と径方向に摺動可能な第2中間摺動面64を有する。
膨出部53は、径方向において軸支持部51と外歯部47との間に収容空間65を区画している。収容空間65は、モータ30側に凹む膨出部53の凹部内の環状空間66と、環状空間66から径方向外側に延びる切欠き空間67とを含む。切欠き空間67を区画する壁面には入力側摺動面61が含まれる。つまり、入力側摺動面61は、切欠き空間67を区画する壁面の一部から構成される。
フランジ部55は、外縁から径方向内側に延びる切欠き空間68を有する。切欠き空間68を区画する壁面には出力側摺動面62が含まれる。つまり、出力側摺動面62は、切欠き空間68を区画する壁面の一部から構成される。
中間継手56は、収容空間65の環状空間66に収容された環状の基部57と、基部57から径方向外側に突き出した第1突起部58と、基部57から出力部材44側に突き出した第2突起部59とを有する。第2突起部59は、基部57から径方向外側に延び出しつつ出力部材44側にオフセットすることで、出力部材44側に突き出すように形成されている。
偏心ギア43は、中間継手56の一部を包み込む構造となっている。つまり収容空間65は、中間継手56の一部を収容している。また、偏心ギア43は、入力側摺動面61と収容空間65とを、外歯部47に対して径方向内側であって外歯部47と軸方向位置が重なる位置に有する。第1実施形態では、収容空間65は基部57および第1突起部58を収容している。そして、入力側摺動面61および収容空間65は外歯部47と軸方向位置が完全に一致するように設けられている。オルダム機構45は、基部57とフランジ部55とを合わせた軸方向幅内に収まっている。
第1突起部58の先端部の周方向幅は、基端部の周方向幅と比べて大きくなっている。第1中間摺動面63は、第1突起部58の先端部の周方向両側に形成されている。第1中間摺動面63は、軸方向に見て凸曲面になっており、平面である入力側摺動面61に線接触している。
第2突起部59の先端部の周方向幅は、基端部の周方向幅と比べて大きくなっている。第2中間摺動面64は、第2突起部59の先端部の周方向両側に形成されている。第2中間摺動面64は、軸方向に見て凸曲面になっており、平面である出力側摺動面62に線接触している。
第1突起部58および第2突起部59の径方向外側の先端には凹部69が形成されている。凹部69の最も深い部分(すなわち最も径方向内側に位置する部分)を最深部とすると、上記最深部の周方向両側は当該最深部に向けて連続的に深くなる傾斜面になっている。第1実施形態では、凹部69は凹曲面を形成している。凹部69は、中間継手56を組み付けるとき、把持部および位置決め部として機能する。
(効果)
以上説明したように、第1実施形態では、偏心ギア43は、入力側摺動面61と、中間継手56の少なくとも一部を収容する収容空間65とを、外歯部47に対して径方向内側であって外歯部47と軸方向位置が重なる位置に有する。このように中間継手56の少なくとも一部を偏心ギア43の外歯部47に対して径方向内側の空間に収容することで、オルダム機構45を用いた場合であっても減速機40の軸方向サイズを抑えることができる。そのため、回転式アクチュエータ10の軸方向サイズの大型化を抑制することができる。
また、第1実施形態では、入力側摺動面61が偏心ギア43に形成され、出力側摺動面62が出力部材44に形成されている。そのため、別部材を用いて入力側摺動面61および出力側摺動面62を設ける形態と比べると部品数を低減できる。
また、第1実施形態では、第1突起部58は基部57から径方向外側に突き出すように設けられている。そのため、入力側回転体に対して軸方向に隣接するように中間継手の基部が配置されて、基部から入力側回転体に向けて軸方向に突き出すように突起部が設けられる形態と比べると、第1突起部58の根元に発生する応力が小さくなり耐久性が向上する。
また、第1実施形態では、第1突起部58および第2突起部59の径方向外側の先端には凹部69が形成されている。中間継手56を組み付けるとき凹部69を把持部および位置決め部として用いることで、組み付け性が向上する。
ここで、オルダム機構の部品間の摺動に関し、摺動面同士が2つの平面からなる形態では、各部品の寸法ばらつきに起因してどこが摺動するかわからない構造になる。そのため、部品の磨耗部位を絞り込むことができず、耐磨耗性を向上させるには摺動面全体の寸法精度を上げる必要がある。また、異常磨耗が懸念される。
これに対して第1実施形態では、第1中間摺動面63および入力側摺動面61の一方は凸曲面であり、第2中間摺動面64および出力側摺動面62の一方は凸曲面である。これにより、第1中間摺動面63と入力側摺動面61は線接触し、第2中間摺動面64と出力側摺動面62は線接触する。そのため、各部品の寸法ばらつきによる摺動面の面圧ばらつきを低減させ、かつ摺動面の摺動範囲を限定することができる。摺動範囲を限定することで、設計が容易になり、また部品の加工性が向上する。
[第2実施形態]
第2実施形態では、図6に示すように偏心ギア43には、偏心軸心AX2を挟んで対向する位置に形成された入力側摺動面61と、入力側摺動面61とは異なる周方向位置において偏心軸心AX2を挟んで対向する位置に形成された入力側予備摺動面71とが設けられている。入力側予備摺動面71は、予備の摺動面であって、入力側摺動面61と同じ形状になっている。また、偏心ギア43には、周方向において入力側摺動面61と入力側予備摺動面71との間に肉抜き孔75が形成されている。このように予備の摺動面が設けられることで、偏心ギア43と中間継手56の組み付け性が向上する。また、入力側予備摺動面71と肉抜き孔75が設けられることで偏心ギア43を軽量化できる。
図7に示すように出力部材44には、偏心軸心AX2を挟んで対向する位置に形成された出力側摺動面62と、出力側摺動面62とは異なる周方向位置において偏心軸心AX2を挟んで対向する位置に形成された出力側予備摺動面72とが設けられている。出力側予備摺動面72は、予備の摺動面であって、出力側摺動面62と同じ形状になっている。このように予備の摺動面が設けられることで、出力部材44と中間継手56の組み付け性が向上する。また、出力側予備摺動面72が設けられることで出力部材44を軽量化できる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、図8に示すように切欠き空間87のうち入力側摺動面61に対して径方向内側に位置する部分81の幅W1は、切欠き空間87のうち入力側摺動面61に対応する部分82の幅W2と比べて大きい。これにより、入力側摺動面61以外の部分82は、入力側摺動面61にかかわらず任意の形状にすることが可能となる。そのため、部分82の形状簡素化により切欠き空間87の加工が容易となる。
図9に示すように切欠き空間88のうち出力側摺動面62に対して径方向内側に位置する部分83の幅W3は、切欠き空間88のうち出力側摺動面62に対応する部分84の幅W4と比べて大きい。これにより、出力側摺動面62以外の部分84は、出力側摺動面62にかかわらず任意の形状にすることが可能となる。そのため、部分84の形状簡素化により切欠き空間88の加工が容易となる。
[第4実施形態]
第4実施形態では、図10および図11に示すように中間継手56は、偏心ギア43に向かって軸方向に突き出し、中間継手56と偏心ギア43とが周方向において部分的に接触するように設けられた入力側突起91を形成している。このように入力側突起91が設けられることで、中間継手56と偏心ギア43との摺動抵抗が低減して摺動性が向上する。
図10および図12に示すように中間継手56は、出力部材44に向かって軸方向に突き出し、中間継手56と出力部材44とが周方向において部分的に接触するように設けられた出力側突起92を形成している。このように出力側突起92が設けられることで、中間継手56と出力部材44との摺動抵抗が低減して摺動性が向上する。
さらに、入力側突起91および出力側突起92の高さを管理することで、偏心ギア43と中間継手56との噛み合い長さ、および出力部材44と中間継手56との噛み合い長さを容易に管理し、摺動面の面圧増加を抑えることができる。これにより伝達効率悪化を防止できる。
[他の実施形態]
他の実施形態では、偏心ギアの収容空間は中間継手の基部および第1突起部の一部を収容していてもよい。入力側摺動面および収容空間は、外歯部と軸方向位置の一部が重なっていてもよい。それでも減速機の軸方向サイズを抑えることができる。
第1実施形態では、第1中間摺動面および第2中間摺動面が凸曲面であった。これに対して他の実施形態では、入力側摺動面および出力側摺動面が凸曲面であってもよい。
第4実施形態では、中間継手に入力側突起および出力側突起が形成されていた。これに対して他の実施形態では、偏心ギアに入力側突起が形成され、出力部材に出力側突起が形成されてもよい。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10:回転式アクチュエータ 30:モータ
40:減速機 42:リングギア
43:偏心ギア 44:出力部材
45:オルダム機構 46:内歯部
47:外歯部 55:中間継手
61:入力側摺動面 62:出力側摺動面
63:第1中間摺動面 64:第2中間摺動面
65:収容空間 AX1:回転軸心
AX2:偏心軸心

Claims (8)

  1. モータ(30)と、前記モータの回転を減速して出力する減速機(40)とを備える回転式アクチュエータであって、
    前記減速機は、前記モータの回転軸心(AX1)と同軸に設けられたリングギア(42)と、前記回転軸心に対して偏心して設けられ、前記リングギアの内歯部(46)と噛み合う外歯部(47)を有し、前記モータが回転すると偏心軸心(AX2)まわりに減速して回転する偏心ギア(43)と、前記回転軸心と同軸または平行に設けられた出力部材(44)と、前記偏心ギアの前記偏心軸心まわりの回転を前記出力部材に伝達するオルダム機構(45)とを備え、
    前記オルダム機構は、前記偏心ギアに形成された入力側摺動面(61)と、前記出力部材に形成された出力側摺動面(62)と、前記入力側摺動面と径方向に摺動可能な第1中間摺動面(63)、および前記出力側摺動面と径方向に摺動可能な第2中間摺動面(64)を有する中間継手(56)とを含み、
    前記偏心ギアは、前記入力側摺動面と、前記中間継手の少なくとも一部を収容する収容空間(65)とを、前記外歯部に対して径方向内側であって前記外歯部と軸方向位置が重なる位置に有し、
    前記偏心ギアは、前記外歯部に対し軸方向にずれた位置に形成された環状かつ板状の膨出部(53)を有し、
    前記膨出部は、前記モータのコイルエンド(39)に対して径方向内側の空間(28)に配置されている回転式アクチュエータ。
  2. 前記モータは、ステータ(31)、および、前記ステータの径方向内側に回転可能に設けられたロータコア(38)を有し、
    前記膨出部は、前記ロータコアの軸方向の前記減速機側の端面に対し前記ロータコアとは反対側に位置している請求項1に記載の回転式アクチュエータ。
  3. 前記偏心ギアは、前記偏心軸心まわりに回転可能に支持された軸支持部(51)と、前記軸支持部と同じ軸方向位置に設けられた前記外歯部と、前記軸支持部と前記外歯部とを接続し、前記外歯部に対して軸方向に膨出するように設けられ、前記収容空間を区画する前記膨出部とを形成している請求項1または2に記載の回転式アクチュエータ。
  4. 前記中間継手は、前記収容空間に収容された環状の基部(57)と、前記基部から径方向外側に突き出し、前記第1中間摺動面が形成された第1突起部(58)と、前記基部から前記出力部材側に突き出し、前記第2中間摺動面が形成された第2突起部(59)とを有し、
    前記第1突起部または前記第2突起部の先端には凹部(69)が形成されている請求項1~3のいずれか一項に記載の回転式アクチュエータ。
  5. 前記偏心ギアには、前記偏心軸心を挟んで対向する位置に形成された前記入力側摺動面と、前記入力側摺動面とは異なる周方向位置において前記偏心軸心を挟んで対向する位置に形成された入力側予備摺動面(71)とが設けられ、
    前記出力部材には、前記偏心軸心を挟んで対向する位置に形成された前記出力側摺動面と、前記出力側摺動面とは異なる周方向位置において前記偏心軸心を挟んで対向する位置に形成された出力側予備摺動面(72)とが設けられている請求項1~のいずれか一項に記載の回転式アクチュエータ。
  6. 前記収容空間は、環状空間(66)と、前記環状空間から径方向外側に延びる切欠き空間(87)とを含み、
    前記切欠き空間を区画する壁面には前記入力側摺動面が含まれ、
    前記切欠き空間のうち前記入力側摺動面に対して径方向内側に位置する部分(81)の幅(W1)は、前記切欠き空間のうち前記入力側摺動面に対応する部分(82)の幅(W2)と比べて大きい請求項1~のいずれか一項に記載の回転式アクチュエータ。
  7. 前記中間継手および前記偏心ギアの一方は、他方に向かって軸方向に突き出し、前記中間継手と前記偏心ギアとが周方向において部分的に接触するように設けられた入力側突起(91)を形成し、
    前記中間継手および前記出力部材の一方は、他方に向かって軸方向に突き出し、前記中間継手と前記出力部材とが周方向において部分的に接触するように設けられた出力側突起(92)を形成している請求項1~のいずれか一項に記載の回転式アクチュエータ。
  8. 前記第1中間摺動面および前記入力側摺動面の一方は凸曲面であり、
    前記第2中間摺動面および前記出力側摺動面の一方は凸曲面である請求項1~のいずれか一項に記載の回転式アクチュエータ。
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