JP7156072B2 - 部品の係止構造 - Google Patents

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Description

本開示は、部品の係止構造に関する。
従来より、車両には車体荷重を分担したり車輪に駆動力を伝達するためのアクスル(車軸)が備えられている。アクスルは、シャフトおよびアクスルケース等の軸部品を備え、アクスルケースの両側部に、ブレーキや車輪を取り付けるハブがベアリングを介して組み付けられている。ここで軸部品(アクスルケースの側部)に対する他部品(ベアリング)の抜け止めのために、例えば特許文献1に記載のスナップリングを設けることがあった。
特許文献1には、車両の駆動輪に関して、車軸であるスプライン軸とハブとが固定された構造が記載されている。特許文献1では、ハブの内周面に溝が設けられ、この溝に欠円環状の止め輪を装着することで、スプライン軸が抜け出ることを防止している。
特開2001-150906号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、スナップリングの組み付けが不十分であったり、あるいはスナップリングが破損した場合には、他の部品が車軸であるスプライン軸から抜けてしまう虞がある。そのため、スナップリングが外れることを抑制したり、スナップリングの異常を早期に検知することが要望されていた。
本開示の目的は、他の部品の軸方向への移動止めとなる部品の移動を抑制することができ、当該部品および他の部品が外れてしまうことを防止することが可能となる部品の係止構造を提供することである。
本開示の一態様に係る部品の係止構造は、軸部品を挿通させる筒部品の内周または前記軸部品の外周に沿って設けられ、他の部品に対して前記軸部品の軸方向への移動止めとなる第1の部品と、前記筒部品または前記軸部品のうち前記第1の部品に近接する位置に設けられ、前記第1の部品に対して前記軸方向への移動止めとなる第2の部品と、を備えている。
また、本開示の別態様に係る部品の係止構造では、前記軸部品は、車両のアクスルにおいてシャフトが回転自在に内挿されたアクスルケースであり、前記筒部品は、前記アクスルケースがベアリングを介して回転自在に挿通されたハブであり、前記他の部品は、前記アクスルケースの外周と前記ハブの内周の間に配置された前記ベアリングである。
ここで前記第1の部品は、前記アクスルケースが挿通された前記ハブの内周に沿って前記アクスルケースの一端側に設けられ、前記ベアリングの前記軸方向への移動止めとなるスナップリングである。前記第2の部品は、前記スナップリングが設けられた前記ハブのうち前記スナップリングに前記ハブの一端側の外側から近接する端面に設けられ、前記アクスルケースが挿通する孔を備えた中空円盤部品である。前記中空円盤部品の孔の内径は、前記ハブの内径よりも小さく設定されている。
本開示によれば、他の部品の軸方向への移動止めとなる部品の移動を抑制することができ、当該部品および他の部品が外れてしまうことを防止することが可能となる。
アクスルの構成を例示した断面図 部品の係止構造を例示した模式図
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は一例であり、本開示はこの実施形態に限定されるものではない。なお、既に周知な事項の詳細な説明や、実質的に同一の構成に対する重複説明等は、適宜省略する場合がある。
本開示を適用するアクスルは、車両において車軸をなす構成である。アクスルには、前輪用のフロントアクスルと、後輪用のリヤアクスルとがある。いずれのアクスルも、基本的な構成は同様である。また、アクスルが支持する車輪には、駆動輪と従動輪とがある。駆動輪を支持するアクスルは、駆動源からの動力伝達系の一部をなす。
[アクスル10の構成]
まず、アクスルの一例について、図1を参照して概略を説明する。図1は、本実施形態に係るアクスル10として、後輪駆動車のリヤアクスルに適用した車軸懸架式の構成を示す断面図である。図1に示すように、アクスル10は、ドライブシャフト11と、アクスルケース12と、ハブ13と、ベアリング14等を備えている。
ドライブシャフト11は、車両における駆動源からの動力を駆動輪に伝達する軸である。ドライブシャフト11は、アクスルケース12に内挿されている。ドライブシャフト11の端部111は、アクスルケース12の側部より外部に突出しており、アクスルケース12の内径よりも太径のフランジ状に形成されている。ドライブシャフト11のフランジ状の端部111は、後述するハブ13にボルト112で固定されている。
アクスルケース12は、ドライブシャフト11を挿通させる筒軸である。アクスルケース12は、車両に備えられた図示しない懸架装置等に支持される。アクスルケース12の両側部121,121(図1では一側部121のみ図示する)には、それぞれハブ13がベアリング14を介して回転自在に組み付けられている。
本実施形態ではアクスルケース12(の特に側部121)が、本開示における「軸部品」に相当する。なお、図示しないがアクスルケース12の中央部には、終減速機(デファレンシャル)が組み付けられている。車両における駆動源からの動力は、終減速機からドライブシャフト11を介して駆動輪に伝達される。
詳しく言えばアクスルケース12は、その側部121が車幅方向外側(図1中で紙面左側)の先端より車幅方向内側(図1中で紙面右側)の途中まで小径外周に形成され、この小径外周の部分に後述するベアリング14が外挿されている。ベアリング14の一端面は、小径外周の境界となる段差部分に当接して位置決めされる。また、側部121の先端側には、ワッシャ122を介してナット123が締結され、ベアリング14の他端面に当接することで、ベアリング14はアクスルケース12の軸方向に移動不能に固定される。
次いで、ハブ13は、アクスルケース12の側部121を挿通させる筒部品である。ハブ13は、略円筒状に形成されており、その内側にベアリング14を介してアクスルケース12の側部121が回転自在に挿通されている。また、ハブ13の外側には、駆動輪やブレーキ等が取り付けられている。
本実施形態ではハブ13が、本開示における「筒部品」に相当する。
詳しく言えばハブ13は、その内側に車幅方向内側の一端面から車幅方向外側へ向けて基準内周をなす大径孔131が設けられ、大径孔131に続く車幅方向外側の他端面かけて前記基準内径よりテーパーを介して縮径した小径孔132が設けられている。ハブ13の大径孔131には、後述するベアリング14が内挿されている。
ハブ13の大径孔131の内周のうちハブ13の一端面に近い位置には、ベアリング14の一端面に当接させるスナップリング20を嵌め込むための周溝が設けられている。また、ベアリング14の他端面は、大径孔131と小径孔132の間のテーパー状の段差部分に当接して位置決めされる。
ハブ13の外側には、その外周より外径側へ所定幅で突出するフランジ133が設けられている。フランジ133には、ホイールピン134を介してブレーキ135や図示しない駆動輪が取り付けられている。ブレーキ135は、駆動輪と共に回転するブレーキドラム136の内側に、アクスルケース12に支持されるブレーキフランジ137やブレーキシュー138を配設したものであり、その構成は一般的であるので詳細な説明は省略する。なお、ハブ13の車幅方向外側の他端面に、ドライブシャフト11の端部111がボルト112で固定されている。
ベアリング14は、アクスルケース12の側部121の外周とハブ13の内周との間に配置させる軸受である。ベアリング14は、例えば外輪と内輪の間に複数列の転動体を設けたものであり、その構成は一般的であるので詳細な説明は省略する。なお、ベアリング14の種類は特に問わず、上記した外輪および内輪と転動体を備えた転がり軸受に限られることもない。
本実施形態ではベアリング14が、本開示における「他の部品」に相当する。
スナップリング20は、一般に軸やベアリングが軸方向に抜けないように、軸部品の外周や筒部品の内周に溝を切って嵌るリング状の止め輪である。スナップリング20は、例えばバネ用鋼のリングの一端が切り欠かれており、弾力を利用して溝に嵌るように構成されている。スナップリング20は、軸部品の外周の溝に嵌る軸用と、筒部品の内周の溝に嵌る穴用とがあり、いずれも専用の工具(軸用または穴用のプライヤー)によって着脱される。
図1に示したスナップリング20は穴用のものであり、ハブ13に対するベアリング14の軸方向の移動止めとなる。すなわち、スナップリング20は、アクスルケース12からハブ13やドライブシャフト11等が車幅方向外側(図1中で紙面左側)に移動して抜けることを防止するものである。
本実施形態ではスナップリング20が、本開示における「第1の部品」に相当する。
[エキサイターリング30の構成]
アクスル10のハブ13において、スナップリング20に近接する車幅方向内側の端面には、アクスルケース12が挿通する孔を備えた中空円盤部品が設けられている。中空円盤部品は、本実施形態ではドライブシャフト11の回転数を検出するために用いるエキサイターリング30である。
本実施形態ではエキサイターリング30が、本開示における「中空円盤部品」であり、かつ「第2の部品」に相当する。すなわち、エキサイターリング30は、その本来の用途とは別に、ハブ13のうちスナップリング20に近接する位置に設けられることで、スナップリング20に対して軸方向への移動止めとなっている。
詳しく言えばエキサイターリング30は、底浅な円筒状に形成されており、車幅方向内側(図1中で紙面右側)の一端開口には、その全周に亘って凹凸が交互に設けられている。また、エキサイターリング30の車幅方向外側(図1中で紙面左側)の他端開口には、外径方向に所定幅で広がるフランジが形成されており、このフランジがハブ13の端面にネジ止めされている。
エキサイターリング30の内側をなす孔の内径は、ハブ13(の大径孔131)の内径よりも小さく設定されている。すなわち、エキサイターリング30は、ハブ13の内周の一端側にあるスナップリング20に対して外側から近接する位置にあり、スナップリング20が抜け出る虞のある大径孔131の開口を内径方向に塞ぐことになるので、スナップリング20に対する軸方向の移動止めとなる。
エキサイターリング30の近傍にはセンサ31が配置されている。センサ31は、例えばエキサイターリング30の凹凸のある一端開口に対向配置させることで、エキサイターリング30と一体に回転するハブ13の回転数を検知するものである。すなわち、センサ31は、エキサイターリング30の凹凸の通過によって発生するパルス信号を出力するものであり、この出力に基づきドライブシャフト11の回転速度を測定することができる。
ただし、センサ31は回転速度の測定用に限定されるものではなく、他に例えば凹凸の回転位相を検出することにより、ドライブシャフト11の角度的位置を測定するものであってもよい。本実施形態のセンサ31は、具体的には例えばアンチロックブレーキシステム(Antilock Brake System:ABS)で用いるものを代用すればよい。なお、センサ31は、センサホルダー32を介してアクスルケース12の外周に固定されている。
センサ31としては、例えば周知の電磁式や光電式など様々なものを用いることができる。いずれのセンサ31であっても、エキサイターリング30の位置がずれると、センサ31から出力される信号に乱れが生じる。すなわち、仮にスナップリング20が外れた場合、スナップリング20によってエキサイターリング30が押されて位置がずれるため、センサ31からのバルス信号に乱れが生じる。このようにセンサ31からの出力に乱れが生じた場合、例えば運転者や車両外部における整備者(例えばディーラー)の店舗や整備工場等へ通知するように制御するとよい。
[部品の係止構造について]
図2は、本実施形態に係る部品の係止構造を概略的に示す模式図である。図2において、軸11’は、図1に示したドライブシャフト11に相当する。同様に、軸部品12’はアクスルケース12に相当し、筒部品13’はハブ13に相当し、他の部品14’はベアリング14に相当する。また、第1の部品20’a,bはスナップリング20に相当し、第2の部品30’ a,bはエキサイターリング30に相当する。ただし、第2の部品30’a,bは、エキサイターリング30の本来の機能の有無は問わない。
図2(A)は、図1に示したアクスル10におけるスナップリング20とエキサイターリング30の配置関係に対応したものであり、図2(B)から図2(D)は、図2(A)の変形例のバリエーションをそれぞれ示している。すなわち、図2(A)に示す部品の係止構造は、筒部品13’の内周に沿って設けられ、他の部品14’に対して軸部品12’の軸方向への移動止めとなる第1の部品20’aと、筒部品13’のうち第1の部品20’aに近接する位置に設けられ、第1の部品20’aに対して前記軸方向への移動止めとなる第2の部品30’aと、を備えている。
図2(B)に示す部品の係止構造は、筒部品13’の内周に沿って設けられ、他の部品14’に対して軸部品12’の軸方向への移動止めとなる第1の部品20’aと、軸部品12’のうち第1の部品20’aに近接する位置に設けられ、第1の部品20’aに対して前記軸方向への移動止めとなる第2の部品30’bと、を備えている。
図2(C)に示す部品の係止構造は、軸部品12’の外周に沿って設けられ、他の部品14’に対して軸部品12’の軸方向への移動止めとなる第1の部品20’bと、筒部品13’のうち第1の部品20’bに近接する位置に設けられ、第1の部品20’bに対して前記軸方向への移動止めとなる第2の部品30’aと、を備えている。
図2(D)に示す部品の係止構造は、軸部品12’の外周に沿って設けられ、他の部品14’に対して軸部品12’の軸方向への移動止めとなる第1の部品20’bと、軸部品12’のうち第1の部品20’bに近接する位置に設けられ、第1の部品20’bに対して前記軸方向への移動止めとなる第2の部品30’bと、を備えている。
[本開示の構成と作用効果]
以上に説明した本実施形態(変形例を含む)から導かれる本開示は、軸部品12’を挿通させる筒部品13’の内周または軸部品12’の外周に沿って設けられ、他の部品14’に対して軸部品12’の軸方向への移動止めとなる第1の部品20’と、筒部品13’または軸部品12’のうち第1の部品20’に近接する位置に設けられ、第1の部品20’に対して前記軸方向への移動止めとなる第2の部品30’と、を備える。
このような部品の係止構造によれば、第2の部品30’によって、他の部品14’の軸方向への移動止めとなる第1の部品20’の移動を抑制することができ、当該第1の部品20’および他の部品14’が外れてしまうことを防止することが可能となる。第1の部品20’は、例えば他の部品14’に対して当接することで、他の部品14’の軸方向への移動を阻止する。
第2の部品30’を設ける対象は、必ずしも第1の部品20’を設けたものと同一とする必要はなく、例えば第1の部品20’を筒部品13’の内周に設けた場合には、第2の部品30’は筒部品13’に限らず、軸部品12’の外周に設けてもよい。
なお、他の部品14’とは、第1の部品20’以外の部品であり、第1の部品20’が設けられていない方となる筒部品13’または軸部品12’に限らず、筒部品13’の内周と軸部品12’の外周の間に介在させたものであってもよい。
また、本開示では、第1の部品20’は、筒部品13’の内周または軸部品12’の外周うち当該部品の一端側に設けられ、第2の部品30’は、第1の部品20’が設けられた方である軸部品12’または筒部品13’のうち当該部品にて第1の部品20’に一端側の外側から近接する位置に設けられる。
これにより、例えば図1に示したアクスル10の場合には、スナップリング20がハブ13の外側に外れることを抑制することが可能となる。従って、アクスルケース12からハブ13等の部品が抜けて落ちてしまうことを防止することができる。
また、本開示では、第2の部品30’は、別の用途に必要な部品を兼用したものである。例えば図1に示したアクスル10の場合には、第2の部品30’は、エキサイターリング30をそのままの利用している。これにより、スナップリング20の抜け防止用の専用部品を用意することなく、コストを低減することが可能となる。第2の部品30’は、別の用途に必要な部品の配置を、第1の部品20’の移動止めとなる位置に変えて取り付けるとよい。
また、本開示では、第2の部品30’の近傍にセンサ31が配置され、第2の部品30’の位置がずれると、センサ31からの出力に乱れが生じる。具体的には例えば、スナップリング20が外れてエキサイターリング30に接触したりすると、センサ31からの出力の検出値が乱れる。この乱れに関する通知の制御を行なうことにより、スナップリング20の異常を早期に把握することができる。
センサ31は、スナップリング20の位置ずれを検知する専用品である必要はない。例えば回転速度測定用など別の用途のセンサ31を代用して、その出力する信号の乱れによって第2の部品30’の位置ずれを判断できるものであれば足りる。
さらに、本開示では、軸部品12’は、車両のアクスル10においてドライブシャフト11が回転自在に内挿されたアクスルケース12である。筒部品13’は、アクスルケース12がベアリング14を介して回転自在に挿通されたハブ13である。他の部品14’は、アクスルケース12の外周とハブ13の内周の間に配置されたベアリング14である。
第1の部品20’は、アクスルケース12が挿通されたハブ13の内周に沿ってアクスルケース12の側部121(一端側)に設けられ、ベアリング14の軸方向への移動止めとなるスナップリング20である。第2の部品30’は、スナップリング20が設けられたハブ13のうちスナップリング20にハブ13の一端側の外側から近接する端面に設けられ、アクスルケース12が挿通する孔を備えた中空円盤部品である。
このように、本開示は車両のアクスル10に最適に適用することができる。中空円盤部品の孔の内径は、ハブ13の内径よりも小さく設定されている。これにより、スナップリング20がハブ13の内周から外れて抜けようとしても、中空円盤部品の内径が小さいため、これを阻止する。つまり、スナップリング20が外れて抜けることを抑制することが可能となる。
なお、中空円盤部品は、エキサイターリング30である。上記したようにエキサイターリング30の近傍には、エキサイターリング30の回転を検知するセンサ31が配置されている。
以上、図面を参照しながら各種の実施形態について説明したが、本開示は上記の例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、開示の趣旨を逸脱しない範囲において、上記実施の形態における各構成要素は任意に組み合わせてられてもよい。
例えば上記した実施形態では、部品の係止構造をアクスル10を後輪駆動車のリヤアクスルに適用した例を説明したが、本開示はこれに限定されない。アクスル10は、他に前輪(従動輪)用のフロントアクスルに適用してもよい。また、部品の係止構造は、アクスル10に限定されることなく、他の様々な装置の部品に適用することも可能である。
本開示の部品の係止構造によれば、他の部品の軸方向への移動止めとなる部品の移動を抑制することができ、当該部品および他の部品が外れてしまうことを防止することが可能となり、産業上の利用可能性は多大である。
10 アクスル
11 ドライブシャフト
11’ 軸
12 アクスルケース
12’ 軸部品
13 ハブ
13’ 筒部品
14 ベアリング
14’ 他の部品
20 スナップリング
20’ 第1の部品
30 エキサイターリング
30’ 第2の部品
31 センサ

Claims (6)

  1. 軸部品を挿通させる筒部品の内周または前記軸部品の外周に沿って設けられ、他の部品に対して前記軸部品の軸方向への移動止めとなる第1の部品と、
    前記筒部品または前記軸部品のうち前記第1の部品に近接する位置に設けられ、前記第1の部品に対して前記軸方向への移動止めとなる第2の部品と、を備え
    前記軸部品は、車両のアクスルにおいてシャフトが回転自在に内挿されたアクスルケースであり、
    前記筒部品は、前記アクスルケースがベアリングを介して回転自在に挿通されたハブであり、
    前記他の部品は、前記アクスルケースの外周と前記ハブの内周の間に配置された前記ベアリングであり、
    前記第1の部品は、前記アクスルケースが挿通された前記ハブの内周に沿って前記アクスルケースの一端側に設けられ、前記ベアリングの前記軸方向への移動止めとなるスナップリングであり、
    前記第2の部品は、前記スナップリングが設けられた前記ハブのうち前記スナップリングに前記ハブの一端側の外側から近接する端面に設けられ、前記アクスルケースが挿通する孔を備えた中空円盤部品であり、
    前記中空円盤部品の孔の内径は、前記ハブの内径よりも小さく設定された
    部品の係止構造。
  2. 前記第1の部品は、前記筒部品の内周または前記軸部品の外周うち当該部品の一端側に設けられ、
    前記第2の部品は、前記第1の部品が設けられた方である前記軸部品または前記筒部品のうち当該部品にて前記第1の部品に一端側の外側から近接する位置に設けられた
    請求項1に記載の部品の係止構造。
  3. 前記第2の部品は、別の用途に必要な部品を兼用したものである
    請求項1または2に記載の部品の係止構造。
  4. 前記第2の部品の近傍にセンサが配置され、
    前記第2の部品の位置がずれると、前記センサからの出力に乱れが生じる
    請求項1から3のいずれか一項に記載の部品の係止構造。
  5. 前記中空円盤部品は、エキサイターリングである
    請求項に記載の部品の係止構造。
  6. 前記エキサイターリングの近傍に、前記エキサイターリングの回転を検知するセンサが配置された
    請求項に記載の部品の係止構造。
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