JP7155556B2 - コンデンサ及びプリント回路板 - Google Patents

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Description

本発明は、コンデンサ及びプリント回路板に関する。
通電状態にある電子部品は、発熱する。この熱は、電子部品により構成される装置の特性に影響を及ぼし得る。そこで、電子部品あるいは電子部品を備えた装置は、予め定められた温度の上限値を超えないように、発生した熱を逃がす放熱機構を有する。例えば、特許文献1は、磁気デバイスの放熱に関する技術を開示する。特許文献2は、電気回路を収容した筐体の放熱構造に関する技術を開示する。特許文献3~5は、コンデンサの放熱に関する技術を開示する。
国際公開第2014/141674号 特開平10-42428号公報 実開平7-7128号公報 特開2004-311928号公報 特開2002-15950号公報 特開平5-136558号公報
坪根健一朗他1名、"基幹系製品のプリント板ユニットのアセンブリ技術"、[online]、2005年11月、富士通株式会社、[2017年12月25日検索]、インターネット〈URL:http://www.fujitsu.com/downloads/JP/archive/imgjp/jmag/vol56-6/paper05.pdf〉
プリント回路板は、プリント配線板と、当該プリント配線板に実装された複数の電子部品とを有する(例えば特許文献6参照)。そして、プリント回路板の動作時には、これらの電子部品は発熱する。熱によってプリント回路板の温度が上昇すると、装置の性能に影響を及ぼす可能性が生じ得る。そこで、プリント回路板には、放熱機構を設けることによりこれらの熱を逃がす(例えば、非特許文献1参照)。
当該技術分野においては、プリント回路板を含む装置の小型化が検討されている。そのため、放熱機構についてその構成や配置などの制限を少なくすることにより、予め設定されたスペースへ効率よく部品を配置することが望まれている。
そこで、本発明は、放熱機構の設計自由度を向上するために、従来とは異なる部位からの放熱を許すことができるコンデンサ及びプリント回路板を提供することを目的とする。
本発明の一形態は、プリント配線を有するプリント配線板に取り付けられるコンデンサであって、プリント配線に電気的に接続される電極部を有する積層チップ型のコンデンサ部と、電極部と接触する放熱フィンと、を備える。
このコンデンサは、電極部を介してプリント配線に対して実装される。そうすると、プリント配線によって伝達される熱が、電極部を通過して放熱フィンに伝達される。従って、コンデンサは、蓄電機能と放熱機能とを奏することができる。その結果、プリント配線によって伝達される熱を逃がす放熱機構を設計するにあたり、当該放熱機構をコンデンサに設けることが可能になるので、従来とは異なる部位からの放熱を許すことができる。従って、コンデンサを備えるプリント配線板における放熱機構の設計自由度を向上できる。
コンデンサ部は、電極部としての外部電極を有する1個の積層チップコンデンサを含んでもよい。この構成によれば、コンデンサの静電容量を所望の値に設定できると共に、当該コンデンサに放熱機能を付与することができる。
コンデンサ部は、第1外部電極を有する第1積層チップコンデンサと、第2外部電極を有する第2積層チップコンデンサと、を含み、電極部は、第1外部電極を第2外部電極に接続する連結部を含み、第1積層チップコンデンサは、第2積層チップコンデンサに対して電気的に並列に接続されてもよい。この構成によれば、コンデンサの静電容量を増加させながら、当該コンデンサに放熱機能を付与することができる。
放熱フィンは、電極部に取付けられる取付部と、取付部から延びる放熱部と、を有してもよい。
放熱フィンは、複数の棒状をなす放熱バーを含んでもよい。この構成によれば、放熱フィンを容易に形成することができる。
取付部は、板状であって、電極部に固定される固定面と、固定面と逆側の放熱面と、を有し、放熱部は、放熱面から放熱面の法線方向に延びると共に、互いに所定の間隔をおいて複数配置されてもよい。この構成によれば、放熱面積をさらに増加させることができる。
取付部は、板状であって、電極部に固定される固定面を有し、放熱部は、取付部から連続して延び、コンデンサ部から突出した第1の部分と、第1の部分に連続し、半円状に延びる第2の部分と、第2の部分の先端側から延びる板状の第3の部分と、を含んでもよい。この構成によれば、放熱面積をさらに増加させながら、コンデンサの高さを抑制することができる。
放熱フィンは、折り畳み部と、折り畳み部を介し接触せず延伸する2つの積層部とを含んでもよい。この構成によっても、放熱面積を増加させることができる。
放熱部は、第1の折り曲げ部を介して取付部に接続され、取付部が延びる方向と交差する方向に延びる第1の部分と、第1の部分に連続し、半円状に延びる第2の部分と、第2の部分の先端側から延びる板状の第3の部分と、を含んでもよい。この構成によれば、放熱面積をいっそう増加させながら、コンデンサの高さをさらに抑制することができる。
本発明の別の形態であるプリント回路板は、プリント配線が設けられたプリント配線板と、プリント配線の第1接続端へ電気的に接続される第1電子部品と、プリント配線の第2接続端へ電気的に接続される第2電子部品と、を備え、第2電子部品は、プリント配線に電気的に接続される電極部を有する積層チップ型のコンデンサ部と、電極部と接触する放熱フィンと、を有する。このプリント回路板によれば、第1電子部品において発した熱が、プリント配線を介して第2電子部品に伝わる。そして、第2電子部品において、電極部が受け入れた熱が放熱フィンによって排出される。その結果、プリント配線によって伝達される熱を逃がす放熱機構を設計するにあたり、当該放熱機構をコンデンサに設けることが可能になるので、従来とは異なる部位からの放熱を許すことができる。従って、コンデンサを備えるプリント配線板における放熱機構の設計自由度を向上できる。
上記のプリント回路板において、第2接続端の数は、第1接続端の数よりも多く、第2接続端へ接続された第2電子部品の数は、第1接続端へ接続された第1電子部品の数よりも多くてもよい。この構成によれば、第1電子部品に対する放熱面積が実質的に増加する。従って、第1電子部品が発した熱をさらに効率よく排出することができる。
本発明によれば、放熱機構の設計自由度を向上するために、従来とは異なる部位からの放熱を許すことができるコンデンサ及びプリント回路板が提供される。
図1は、実施形態に係るインバータを示す斜視図である。 図2は、図1のインバータが備えるプリント回路板を拡大して示す斜視図である。 図3は、図2のプリント回路板に実装されたコンデンサを示す斜視図である。 図4は、変形例1に係るコンデンサを示す斜視図である。 図5は、変形例2に係るコンデンサを示す斜視図である。 図6は、変形例3に係るコンデンサを示す斜視図である。 図7は、変形例4に係るコンデンサを示す斜視図である。 図8は、変形例5に係るコンデンサを示す斜視図である。 図9は、変形例6に係るコンデンサを示す斜視図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施するための形態を詳細に説明する。図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、インバータ1は、筐体2と、プリント回路板3と、を有する。インバータ1は、入力端子4から直流電流又は交流電流を受け入れて、出力端子6から周波数の異なる交流電流を出力する。インバータ1は、例えば、モータ駆動装置、磁気軸受け装置などに利用される。
図2に示されるように、プリント回路板3は、プリント配線板7と、複数の実装部品8とを有する。プリント配線板7は、プリント配線9が形成されたいわゆるベアボードである。プリント配線板7は、図示しないネジによって筐体2に固定される。プリント配線9は、設計された回路を構成するように実装部品8を互いに接続する導電パターンである。従って、プリント配線9は、導電性を有する材料により構成される。例えば、プリント配線9は、金属である銅(Cu)又はアルミニウム(Al)により構成される。
実装部品8は、例えば半導体素子11(IC:第1電子部品)と、コンデンサ12(第2電子部品)と、を含む。なお、実装部品8は、その他の電子部品を含んでもよい。半導体素子11は、一例として、電界効果トランジスタの一種であって、スイッチング機能を奏するMOSFETである。半導体素子11は、プリント配線9を介して、複数のコンデンサ12と電気的に接続される。
さらに、1個の半導体素子11には、複数のコンデンサ12が接続される。プリント配線9は、1個の第1接続端9aと、複数の第2接続端9bと、を有する。そして、第1接続端9aには、半導体素子11が接続される。一方、第2接続端9bのそれぞれにはコンデンサ12が接続される。
図3に示されるように、コンデンサ12は、いわゆる積層チップ型のコンデンサである。コンデンサ12は、コンデンサ体13(コンデンサ部)と、放熱フィン14と、を有する。コンデンサ体13は、長手方向D1に延びる略直方体状を呈する。コンデンサ体13は、長手方向D1に交差する一対の端部を有し、当該端部には外部電極16(電極部)がそれぞれ設けられる。一方の外部電極16は、コンデンサ体13の内部に設けられた内部電極(不図示)に接続される。他方の外部電極16も、コンデンサ体13の内部に設けられた別の内部電極(不図示)に接続される。そして、それぞれの内部電極は、誘電体シートを挟んで対向する。コンデンサ体13は、このようなコンデンサ構造を複数含んでいる。
外部電極16は、はんだによって第2接続端9bに機械的及び電気的に接続される。この構成によれば、コンデンサ12は、プリント配線9を介して半導体素子11と電気的に接続される。
本実施形態の放熱フィン14は、外部電極16に固定される。放熱フィン14は、半導体素子11において発生した熱を放熱するものである。
ところで、近年、インバータ1が受け入れる交流電流及び出力する交流電流の周波数が高まる傾向にある。周波数が高まるに従って、半導体素子11とコンデンサ12との間のインダクタンスを低下させる必要がある。換言すると、半導体素子11をコンデンサ12に接続するプリント配線9は、半導体素子11とコンデンサ12との間の距離が短くなるように形成される。さらに、プリント配線9は、電気抵抗を低減するために、断面積が拡大される。このようなプリント配線9の構成は、熱の移動に際しても有利に作用する。つまり、熱の移動距離が短くなり、且つ、熱抵抗が小さくなる。その結果、半導体素子11からコンデンサ12へ効率よく熱が移動する。
放熱フィン14は、外部電極16に固定された複数の棒状の放熱バー17を含む。例えば、放熱バー17の数は、6本である。高さ方向D2に沿って延びる放熱バー17は、金属製であり、例えばアルミニウム(Al)あるいは銅(Cu)を採用してよい。3本の放熱バー17は一方の外部電極16に固定され、別の3本の放熱バー17は他方の外部電極16に固定される。
放熱バー17は、取付部17aと、放熱部17bと、を含む。取付部17aは、外部電極16の端面16aに固定された下方の部分である。放熱部17bは、コンデンサ12の上面13aから上方に突出した部分である。ここで、コンデンサ体13の上面13aは、コンデンサ体13におけるプリント回路板3と対面する下面13bに対して逆側の面である。
放熱バー17の長さは、コンデンサ体13の高さよりも長い。例えば、放熱バー17の長さは、コンデンサ体13の高さの2倍程度としてもよい。そして、放熱バー17の下端側における取付部17aが外部電極16に固定される。従って、放熱バー17の上端側における放熱部17bは、コンデンサ体13の上面13aよりも上方に突出する。この構成によれば、外部電極16に放熱フィン14が設けられていない構成と比較して、空気と接触する面積が増える。つまり、放熱に寄与する放熱面積が増加する。従って、外部電極16が受け入れた熱を、効率よく排出することができる。
実施形態に係るコンデンサ12は、インバータ1に複数実装される。コンデンサ12を実装したプリント回路板3によれば、半導体素子11が動作すると熱が発生する。図2の破線Lは、熱の流れを模式的に示す。まず、熱は、半導体素子11が接続されたプリント配線9の第1接続端9aに移動する。次に、熱は、プリント配線9の第2接続端9bに達する。そして、熱は、第2接続端9bから外部電極16に受け入れられる。そして、熱は、外部電極16から放熱フィン14へ移動した後に、空気中へ排熱される。
そうすると、一個のコンデンサ12の放熱機能は小さくとも、複数のコンデンサ12を利用することにより所望の放熱機能を得ることが可能になる。つまり、1個の半導体素子11に接続された複数のコンデンサ12のそれぞれに放熱機能を持たせることにより、半導体素子11において生じる熱を効率よく排出することが可能になる。
なお、プリント回路板3は、放熱機構としてコンデンサ12に設けられた放熱バー17に加えて、半導体素子11に設けられた放熱フィンを有してもよいし、プリント回路板3に設けられたヒートシンク等をさらに備えていてもよい。
<製造方法>
以下、コンデンサ12及びプリント回路板3の製造方法について説明する。
まず、プリント配線9が設けられたプリント配線板7を準備する(第1工程)。プリント配線板7の製造方法は、一般的な製造方法を利用してよい。
次に、コンデンサ12を準備する。具体的には、プリント配線9に電気的に接続される外部電極16を有する積層チップ型のコンデンサ体13を準備する。次に、外部電極16のそれぞれに放熱フィン14を固定する。以上の工程により、コンデンサ12が得られる。
次に、プリント配線9の第1接続端9aへ半導体素子11を電気的に接続する(第2工程)。そして、プリント配線9の第2接続端9bへコンデンサ12を電気的に接続する(第3工程)。以上の工程により、プリント回路板3が得られる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されることなく様々な形態で実施してよい。
<変形例1>
図4に示されるように、変形例1に係るコンデンサ12Aは、コンデンサ12の放熱フィン14とは異なる構造の一対の放熱フィン14Aを有してもよい。一対の放熱フィン14Aは、固定される外部電極16が異なるだけであり、単体の構成及び構造は、共通である。以下の説明では、一方の放熱フィン14Aについて詳細に説明し、他方の詳細な説明は省略する。
放熱フィン14Aは、取付部18と、複数のフィン板19(放熱部)と、を有する。取付部18は、板状であって、コンデンサ体13の高さ方向D2に延びている。例えば、取付部18の高さは、コンデンサ12の高さよりも高くしてよい。また、取付部18の幅は、コンデンサ体13の幅と略同じあるいは僅かに小さくてよい。取付部18において、一方の面は固定面18aとして外部電極16の端面16aに固定されている。固定面18aと逆側の放熱面18bには、複数のフィン板19が設けられる。
フィン板19は、板状を呈し、放熱面18bの法線方向に延びる。つまり、フィン板19の基端は取付部18に一体化され、フィン板19の先端は自由端である。換言すると、フィン板19は、片持ち梁状を呈する。また、フィン板19の幅は、取付部18の幅と同じである。フィン板19は、取付部18の上端から互いに所定の間隔をおいて高さ方向D2に沿って複数配置される。例えば、図4に示される例では、放熱フィン14Aは、5枚のフィン板19を有する。フィン板19同士の間隔は、フィン板19の厚みと同等でもよいし、厚みより大きくてもよいし、厚みより小さくてもよい。
このような構成によれば、放熱フィン14Aにおける放熱面積をさらに大きくすることが可能になる。従って、半導体素子11において発生する熱をさらに効率よく放熱することができる。
<変形例2>
図5に示されるように、変形例2に係るコンデンサ12Bは、コンデンサ12の放熱フィン14とは異なる構造の一対の放熱フィン14Bを有してもよい。放熱フィン14Bは、固定される外部電極16が異なるだけであり、単体の構成及び構造は、共通である。以下の説明では、一方の放熱フィン14Bを説明し、他方の説明は省略する。
放熱フィン14Bは、側面視して逆U字状を呈する。放熱フィン14Bは、互いに一体化された取付部21とフィン部22とを有する。例えば、外部電極16に固定されている部分を取付部21としてもよい。そうすると、フィン部22は、取付部21から連続してコンデンサ体13の上面13aから突出した第1の部分22aと、第1の部分22aに連続し、半円状に延びる第2の部分22bと、第2の部分22bの先端側から下方に延びる板状の第3の部分22cと、を含む。第2の部分22bは、折り畳み部としてもよい。第1の部分22a及び第3の部分22cは、折り畳み部を介し接触せず延伸する2つの積層部としてもよい。
この構成によれば、第1の部分22a、第2の部分22b及び第3の部分22cが放熱面となり、放熱フィン14Bにおける放熱面積をさらに大きくすることが可能になる。従って、半導体素子11において発生する熱をさらに効率よく放熱することができる。さらに第2の部分22bによってフィン部22の延在方向を180度変更する(上向きから下向きにする)ことにより、フィン部22の高さを抑制することができる。従って、プリント配線板7をさらに小型化することができる。
<変形例3>
図6に示されるように、変形例3に係るコンデンサ12Cは、コンデンサ12の放熱フィン14とは異なる構造の一対の放熱フィン14Cを有してもよい。一対の放熱フィン14Cは、固定される外部電極16が異なるだけであり、単体の構成及び構造は、共通である。以下の説明では、一方の放熱フィン14Cを説明し、他方の説明は省略する。
放熱フィン14Cは、2箇所の折り曲げ部23、24を有する板状を呈する。例えば、放熱フィン14Cは、変形例2に示された放熱フィン14Bにおける第2の部分22bを第2の折り曲げ部23とし、さらに追加の第1の折り曲げ部24を設けたものともいえる。第1の折り曲げ部24は、取付部21と第1の部分22aとの間に設けられる。つまり、第1の部分22aは、上方ではなくコンデンサ体13の長手方向D1に沿って延びる。具体的には、放熱フィン14Cは、第1の部分22aがコンデンサ体13の上面13aと対面するように折り曲げられている。そして、第2の部分22b(第2の折り曲げ部23)によって延在方向が180度変更され、第3の部分22cは、長手方向D1に沿って外側に向かって延びる。なお、第3の部分22cの先端は、外部電極16の端面16aから突出することはない。
この構成によれば、放熱面積を確保しつつ、変形例2に係る放熱フィン14Bよりも放熱フィン14Cの高さをさらに抑制することができる。従って、プリント配線板7をさらに小型化することができる。
<変形例4>
図7に示されるように、変形例4に係るコンデンサ12Dは、2個の積層チップコンデンサ体13A、13Bにより構成されてよい。さらに、変形例4に係るコンデンサ12Dは、コンデンサ12の放熱フィン14とは異なる構造の一対の放熱フィン14Dを有してもよい。一対の放熱フィン14Dは、固定される部分が異なるだけであり、単体の構成及び構造は、共通である。以下の説明では、一方の放熱フィン14Dを説明し、他方の説明は省略する。
コンデンサ12Dは、積層チップコンデンサ体13A、13B(コンデンサ部、第1積層チップコンデンサ、第2積層チップコンデンサ)と、一対の連結金具26と、一対の放熱フィン14Dと、を有する。積層チップコンデンサ体13A、13Bの単体構成は、実施形態に係るコンデンサ体13と同じである。積層チップコンデンサ体13A、13Bは、互いに電気的に並列に接続される。図7に示す例では、積層チップコンデンサ体13Bは、積層チップコンデンサ体13Aの上に積み重ねられる。つまり、積層チップコンデンサ体13Aの上面13aは、積層チップコンデンサ体13Bの下面13bと対面する。なお、積層チップコンデンサ体13A、13Bは、それらの側面同士が対面するように配置されてもよい。
一方の連結金具26は、積層チップコンデンサ体13Aの一方の外部電極16(第1外部電極)を、積層チップコンデンサ体13Bの一方の外部電極16(第2外部電極)に電気的に接続する。他方の連結金具26は、積層チップコンデンサ体13Aの他方の外部電極16(第1外部電極)を、積層チップコンデンサ体13Bの他方の外部電極16(第2外部電極)に電気的に接続する。つまり、連結金具26は、積層チップコンデンサ体13A、13Bの相対位置を維持する。具体的には、連結金具26は、積層チップコンデンサ体13Bを積層チップコンデンサ体13Aの上方に保持する。
連結金具26は、側面視してL字状を呈し、接続部27と、連結部28と、を有する。接続部27は、プリント配線(プリント配線9)に接続される部分であり、長手方向D1に沿って延びる。接続部27は、積層チップコンデンサ体13Aの下面13bとプリント配線板7との間に配置される。接続部27は、積層チップコンデンサ体13Aの下面13bとの間に隙間を設けるように構成されてもよいし、下面13bと接触してもよい。
連結部28は、接続部27において外部電極16の端面16aから突出した端部に設けられる。具体的には、連結部28は、該端部から上方に延びる。連結部28の長さは、例えば、積層チップコンデンサ体13Aの高さの2倍程度としてよい。従って、連結部28の上端は、積層チップコンデンサ体13Bの上面13aと略面一であってよい。
放熱フィン14Dは、変形例1に係る放熱フィン14Aと類似する構造を有する。つまり、放熱フィン14Dは、連結部28から長手方向D1に延びるフィン板29を有する。フィン板29は、積層チップコンデンサ体13A、13Bの高さ方向D2に沿って、互いに間隔を設けて複数配置される。
このような構成によれば、コンデンサ12Dの静電容量を増加させつつ、放熱機能を発揮させることができる。
<変形例5>
図8に示されるように、変形例5に係るコンデンサ12Eは、変形例4と同様に、2個の積層チップコンデンサ体13A、13Bにより構成される。さらに、変形例5に係るコンデンサ12は、変形例2と同等であって、連結金具26に固定された放熱フィン14Eを有する。放熱フィン14Eは、取付部31と、折り曲げ部32と、フィン板33と、を有する。
<変形例6>
図9に示されるように、変形例6に係るコンデンサ12Fは、変形例4と同様に、2個の積層チップコンデンサ体13A、13Bにより構成される。さらに、変形例6に係るコンデンサ12は、変形例3と同等であって、連結金具26に固定された放熱フィン14Fを有する。
1 インバータ
2 筐体
3 プリント回路板
4 入力端子
6 出力端子
7 プリント配線板
8 実装部品
9 プリント配線
9a 第1接続端
9b 第2接続端
11 半導体素子(第1電子部品)
12、12A、12B、12C、12D、12E、12F コンデンサ(第2電子部品)
13 コンデンサ体(コンデンサ部)
13A 積層チップコンデンサ体(コンデンサ部、第1積層チップコンデンサ)
13B 積層チップコンデンサ体(コンデンサ部、第2積層チップコンデンサ)
13a 上面
13b 下面
14、14A、14B、14C、14D、14E、14F 放熱フィン
16 外部電極(電極部、第1外部電極、第2外部電極)
16a 端面
17 放熱バー
17a 取付部
17b 放熱部
18 取付部
18a 固定面
18b 放熱面
19 フィン板(放熱部)
21 取付部
22 フィン部
22a 第1の部分(積層部)
22b 第2の部分(折り畳み部)
22c 第3の部分(積層部)
23 第2の折り曲げ部
24 第1の折り曲げ部
26 連結金具(電極部)
27 接続部
28 連結部
29 フィン板
31 取付部
32 折り曲げ部
33 フィン板
D2 高さ方向
D1 長手方向

Claims (6)

  1. プリント配線を有するプリント配線板に取り付けられるコンデンサであって、
    前記プリント配線に電気的に接続される電極部を有する積層チップ型のコンデンサ部と、
    前記電極部と接触する放熱フィンと、を備え、
    前記電極部は、前記プリント配線板の前記プリント配線に対して直接に接触し、
    前記放熱フィンは、前記電極部に取り付けられる取付部と、前記取付部から延びる放熱部と、を有し、
    前記取付部は、板状であって、前記電極部に固定される固定面を有し、
    前記放熱部は、前記取付部から連続して延び、前記コンデンサ部から突出した第1の部分と、前記第1の部分に連続し、半円状に延びる第2の部分と、前記第2の部分の先端側から延びる板状の第3の部分と、を含む、コンデンサ。
  2. プリント配線を有するプリント配線板に取り付けられるコンデンサであって、
    前記プリント配線に電気的に接続される電極部を有する積層チップ型のコンデンサ部と、
    前記電極部と接触する放熱フィンと、を備え、
    前記電極部は、前記プリント配線板の前記プリント配線に対して直接に接触し、
    前記放熱フィンは、前記電極部に取り付けられる取付部と、前記取付部から延びる放熱部と、を有し、
    前記取付部は、板状であって、前記電極部に固定される固定面を有し、
    前記放熱部は、第1の折り曲げ部を介して前記取付部に接続され、前記取付部が延びる方向と交差する方向に延びる第1の部分と、前記第1の部分に連続し、半円状に延びる第2の部分と、前記第2の部分の先端側から延びる板状の第3の部分と、を含む、コンデンサ。
  3. 前記コンデンサ部は、前記電極部としての外部電極を有する1個の積層チップコンデンサを含む、請求項1又は2に記載のコンデンサ。
  4. 前記コンデンサ部は、第1外部電極を有する第1積層チップコンデンサと、第2外部電極を有する第2積層チップコンデンサと、を含み、
    前記電極部は、前記第1外部電極を前記第2外部電極に接続する連結部を含み、
    前記第1積層チップコンデンサは、前記第2積層チップコンデンサに対して電気的に並列に接続される、請求項1又は2に記載のコンデンサ。
  5. プリント配線が設けられたプリント配線板と、
    前記プリント配線の第1接続端へ電気的に接続される第1電子部品と、
    前記プリント配線の第2接続端へ電気的に接続される第2電子部品と、を備え、
    前記第2電子部品は、請求項1又は請求項2に記載のコンデンサであって、
    前記プリント配線に対して直接に接触し、前記プリント配線に電気的に接続される電極部を有する積層チップ型のコンデンサ部と、
    前記電極部と接触する放熱フィンと、を有し、
    前記第1電子部品が発生する熱は、複数の前記第2電子部品が発生する熱よりも多く、
    前記放熱フィンは、前記プリント配線を介して前記第1電子部品から伝わる前記第1電子部品が発生した熱を放熱するプリント回路板。
  6. 前記第2接続端の数は、前記第1接続端の数よりも多く、
    前記第2接続端へ接続された前記第2電子部品の数は、前記第1接続端へ接続された前記第1電子部品の数よりも多い、請求項5に記載のプリント回路板。
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