JP7153919B2 - 寿司玉成形装置 - Google Patents

寿司玉成形装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7153919B2
JP7153919B2 JP2018212879A JP2018212879A JP7153919B2 JP 7153919 B2 JP7153919 B2 JP 7153919B2 JP 2018212879 A JP2018212879 A JP 2018212879A JP 2018212879 A JP2018212879 A JP 2018212879A JP 7153919 B2 JP7153919 B2 JP 7153919B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sushi
turntable
mold
rotation
rice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018212879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020078265A (ja
Inventor
育冶 小根田
賢明 大澤
Original Assignee
鈴茂器工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 鈴茂器工株式会社 filed Critical 鈴茂器工株式会社
Priority to JP2018212879A priority Critical patent/JP7153919B2/ja
Publication of JP2020078265A publication Critical patent/JP2020078265A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7153919B2 publication Critical patent/JP7153919B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cereal-Derived Products (AREA)

Description

本発明は、握り寿司を握る際に用いられる寿司玉を自動的に成形する寿司玉成形装置に関するものである。
従来、江戸前と呼ばれている握り寿司は、寿司職人が寿司飯を一口大に握った寿司玉の上にわさび、新鮮な魚介類を載せ、再度手の掌および指先を利用して四方から締めつけて所定形状に成形している。
しかしながら、握り寿司の製造を寿司職人の技能に頼るのでは、一人前の寿司職人になるまでの時間がかかるのみならず、人件費がかさんで握り寿司の製造コストがアップする。
そこで、近年の職人不足や製造の低コスト化等の要求によって、寿司玉を機械により自動的に製造する寿司玉成形装置が開発され、現在、寿司店やレストラン等において使用されている。
ここで、寿司玉製造装置には、投入された寿司飯を解した後に設定重量ごとに分割し、分割された寿司飯をターンテーブルに形成された成形孔に投入して圧縮成形し、成形された寿司飯を持上型で持ち上げる構造を備えたものがある。
なお、寿司玉製造装置としては、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
特開2012-075345号公報
ここで、従来の寿司玉製造装置では、ターンテーブルの成形孔とターンテーブルの回転中心との間が離れており、そのためにターンテーブルが大型化していた。これは、ターンテーブルが円形の回転プレートに搭載されて回転する構造のために、成形孔は回転プレートの外側に形成するしかないためである。
回転プレートを小さくすれば成形孔をターンテーブルの回転中心側に寄せることができるので、小型化が可能である。しかしながら、このような構造を採用すると、小さな回転プレート上にターンテーブルが搭載されることになるので、ターンテーブルの回転が不安定になってしまう。
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、ターンテーブルの回転を不安定にすることなく小型化を図ることのできる寿司玉成形装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の寿司玉成形装置は、投入された寿司飯が貯留される貯留部と、前記貯留部の寿司飯を上方より下方へ圧縮しながら供給する圧縮供給手段と、前記圧縮供給手段によって供給される寿司飯を設定重量ごとに分割する分割手段と、前記分割手段で分割された寿司飯を圧縮して寿司玉を成形する成形手段と、前記成形手段で成形された前記寿司玉を載せて所定の高さに持ち上げる持上型とを有し、前記成形手段は、前記分割手段で分割された寿司飯が投入される複数の成形孔が所定の間隔を空けて周方向に形成されたターンテーブルと、前記成形孔に投入された寿司飯を圧縮して寿司玉を成形する圧縮型と、回転中心から外方に伸びて複数の前記成形孔の間にそれぞれ位置する複数のフランジ部が形成され、前記ターンテーブルが搭載される回転プレートと、前記回転プレートを介して前記ターンテーブルを間欠的に回転駆動する回転駆動手段とを備える、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、前記回転駆動手段は、前記ターンテーブルの側方に配置されている、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、前記回転プレートの回転軸に取り付けられた従動側プーリをさらに有し、前記回転駆動手段は、回転駆動モータ、前記回転駆動モータの駆動力で回転する駆動側プーリ、および前記駆動側プーリと前記従動側プーリとに掛け渡されて周回する無端状のベルトを備える、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、上記請求項1~3の何れか一項に記載の発明において、前記持上型を上下方向に往復動させる往復駆動手段をさらに有し、前記圧縮型は、前記ターンテーブルの側方に配置された圧縮型駆動手段に駆動され、寿司飯を上下から圧縮して成形する成形上型および成形下型で構成される、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、上記請求項1~4の何れかに記載の発明において、前記貯留部に投入された寿司飯を搬送して前記圧縮供給手段へと案内する搬送手段を備える、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、上記請求項1~5の何れか一項に記載の発明において、上下に貫通した取出孔の形成された取出テーブルを備えた筐体をさらに有し、前記持上型は、前記取出孔の直下から前記寿司玉を持ち上げて前記取出孔を通して前記取出テーブル上に突出させる、ことを特徴とする。
本発明によれば、ターンテーブルが搭載される回転プレートのフランジ部が、当該ターンテーブルが回転プレートに搭載されたときにターンテーブルに形成された複数の成形孔の間に位置する形状に形成されている。これにより、ターンテーブルと回転プレートとの接触面積を広く確保することができてターンテーブルが回転プレートに対して確実に支持されることになるので、ターンテーブルの回転を不安定にすることなく小型化を図ることが可能になる。
本発明の一実施の形態に係る寿司玉成形装置を示す斜視図である。 図1の寿司玉成形装置の内部構造を示す分解斜視図である。 図1の寿司玉成形装置を構成する搬送部を示す斜視図である。 図1の寿司玉成形装置を構成する成形部を示す斜視図である。 図4の成形部の構成要素であるターンテーブル、回転プレートおよびアンダープレートを示す斜視図である。 図4の成形部の構成要素であるターンテーブルと回転プレートとの嵌合状態を下方から示す斜視図である。 図4の成形部の構成要素であるターンテーブル、アンダープレート、成形上型および成形下型を示す斜視図である。 図7の平面図である。 図8のX-X線に沿った断面図である。 図4の成形部の構成要素である回転駆動部を示す斜視図である。 図10の平面図である。 図10の側面図である。 図4の成形部の構成要素である圧縮型駆動部を示す斜視図である。 図1の寿司玉成形装置を構成する取出テーブル、ターンテーブルおよび往復駆動部を示す斜視図である。 図1の寿司玉成形装置を構成する往復駆動部を示す斜視図である。 図1の寿司玉成形装置を構成するターンテーブル、回転プレート、アンダープレートおよびアーム部に取り付けられた持上型の位置関係を分解して示す側面図である。 本発明の一実施の形態に係る寿司玉成形装置を構成要素である回転プレートの変形例を示す平面図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
図1および図2に示すように、本実施の形態の寿司玉成形装置Mは、前方が後方に比べて低くなった形状の筐体10を有している。また、筐体10の前方側(つまり、筐体10の高さの低くなった部分)には、後述する寿司玉が突出される上下に貫通した取出孔11aの形成された取出テーブル11が着脱可能に設けられている。この取出テーブル11は中央が略長方形に凹んだ形状となっており、前述した取出孔11aは、その凹んだ部分に開口して形成されている。
筐体10の上面には、寿司飯を貯留するホッパ(貯留部)12に寿司飯を投入する際に操作される蓋10aが、開閉自在に設けられている。また、筐体10の前面には、寿司玉の固さや米量を設定するための操作パネル13が、取出テーブル11から奥まった位置に設けられている。さらに、取出テーブル11下の前面には、着脱可能な正面カバー10bが、正面カバー10bの両側には、同じく着脱可能な側面カバー10c,10dが、それぞれ設けられている。
そして、図2に示すように、蓋10aを開けてホッパ12を取り外し、取出テーブル11、正面カバー10bおよび側面カバー10c,10dを取り外すと、筐体10内に隠蔽して設置されているホッパ12内の寿司飯から寿司玉を成形する機構、つまりホッパ内の食材を次工程へと搬送する搬送部(搬送手段)20、搬送部20から搬送された寿司飯を上方から下方へと圧縮しながら供給する圧縮供給部(圧縮供給手段)30、圧縮供給部30によって供給される寿司飯を設定重量ごとに分割する図示しないシャッタ(分割手段)、分割された寿司飯を圧縮して寿司玉を成形する成形部(成形手段)40、寿司玉の載せられた持上型F1(図15、図16等)を上昇させて前述した取出孔11aから取出テーブル11上に突出させる往復駆動部(往復駆動手段)50などが露出する。
筐体10の最下部には底板10eが設けられており、底板10eの上には、圧縮供給部30、成形部40、往復駆動部50などが設置されている。
なお、本実施の形態の寿司玉成形装置Mには、取出テーブル11上の寿司玉の有無を光学的に検知するセンサ14が、取出テーブル11に形成された検知窓11bから覗くように設けられている。そして、センサ14により取出テーブル11上に寿司玉が無いことが検知されたならば、寿司玉を取出テーブル11上に搬送するように装置が動作制御されている。これにより、寿司玉を取出テーブル11から取り出すと、自動的に次の寿司玉が取出テーブル11上に取り出されるようになるので、寿司を握るスピードに合わせて寿司玉がスムーズに成形される。
図3に示すように、搬送部20は、ホッパ12の直下に設置された寿司飯搬送用の一対の搬送スクリュ21,22と、搬送スクリュ21,22で搬送された寿司飯を解しながら落下させる解しローラ23とを備えている。
ここで、搬送スクリュ21と搬送スクリュ22とは相互に並列に配置されており、寿司飯を解しローラ23へと搬送する螺旋羽根21a,22aを備えている。また、搬送スクリュ21,22の回転軸は解しローラ23に向けて僅かに斜め上方に傾いており、ホッパ12内の寿司飯を解しローラ23へと斜め上方に搬送する。なお、搬送スクリュ21,22は寿司飯を斜め上方ではなく、水平あるいは斜め下方に向けて搬送してもよい。
解しローラ23は搬送スクリュ21,22による搬送端に配置されている。この解しローラ23はドラム型の形状を呈しており、その回転軸は搬送スクリュ21,22の回転軸に対して直角になっており、外周に設けられた多数の爪23aで搬送スクリュ21,22から搬送された寿司飯を落下させる方向に回転する。これにより、寿司飯は解されながら落下して圧縮供給部30へと案内される。
図2に示す圧縮供給部30には、搬送部20から搬送された寿司飯を上方から下方へと圧縮しながら供給するための左右一対のローラ(図示せず)が、上下方向に3段になって配置されている。そして、最下段に位置する左右一対のローラの下方に、前述したシャッタが設けられている。なお、一対のローラは、上段から中段、下段と向かうに従って小径となり、且つ、その間隔が狭くなっている。これにより、寿司飯は、米粒の密度が一定に保たれたまま圧縮されて下方に送られ、予め設定された重量となるタイミングでシャッタで分割されて成形部40に送られる。
図4に示すように、成形部40は、シャッタで分割された寿司飯が投入される複数(本実施の形態では、4つ)の成形孔41aが所定の間隔を空けて周方向に形成されたターンテーブル41と、成形孔41aに投入された寿司飯を上下方向から圧縮して寿司玉を成形する圧縮型である成形上型F2および成形下型F3と、ターンテーブル41が搭載される回転プレート42と、ターンテーブル41を間欠的に回転させ、成形孔41a内の寿司玉を前述の取出孔11aの直下へと送る回転駆動部(回転駆動手段)43などで構成されている。
ここで、図5にて詳しく示すように、成形部40の構成要素であるターンテーブル41は、シャッタで分割された寿司飯が投入される複数(本実施の形態では4つ)の成形孔41aはターンテーブル41の回転中心に近接して形成されており、当該ターンテーブル41の小型化が図られている。
なお、同図において、矢印Aで示す成形孔41aの位置が、寿司飯の投入される位置である。また、矢印Bで示す成形孔41aの位置が、投入された寿司飯が成形上型F2および成形下型F3により上下方向から圧縮されて寿司玉に成形される位置である。そして、矢印Cで示す成形孔41aの位置が、成形された寿司玉が持上型F1によって持ち上げられて取出孔11aから取出テーブル11上に突出される位置である。
図示するように、ターンテーブル41の周縁には、成形孔41aに連通したスリット41bが形成されている。なお、このスリット41bの機能については後述する。
ターンテーブル41の下方にはアンダープレート44が設けられており、ターンテーブル41の回転中心にはめ込まれたテーブルキャップ45により当該ターンテーブル41が回転プレート42に固定されることにより、ターンテーブル41はアンダープレート44上で回転する。
回転プレート42には、平面視で十字形になった4箇所のフランジ部42aが、当該回転プレート42の回転中心から外方に伸びて形成されている。そして、図6に示すように、ターンテーブル41が回転プレート42に嵌め込まれたときに、これらのフランジ部42aが4つの成形孔41aの間に位置するようになっている。このようなフランジ部42aにより、前述のように成形孔41aが回転中心に近接して形成されてターンテーブル41の径方向の小型化が図られているにもかかわらず、ターンテーブル41と回転プレート42との接触面積を広く確保することができる。これにより、ターンテーブル41は回転プレート42に対して確実に支持されることになるので、ターンテーブル41の回転が不安定になることはない。
なお、図5に示すように、向かい合う2箇所のフランジ部42aには、ターンテーブル41の裏面に形成された位置決め孔(図示せず)と嵌まり合う位置決めピン46が取り付けられている。そして、両者が凹凸嵌合することにより、ターンテーブル41が回転プレート42に対して位置決めされる。
図5において、アンダープレート44には、ターンテーブル41の矢印Bで示す成形孔41aに対応した位置と矢印Cで示す成形孔41aに対応した位置との2カ所に、開口部44aが形成されている。また、回転プレート42が貫通するための貫通孔44bが中央部に形成されている。ここで、ターンテーブル41の矢印Bで示す成形孔41aに対応した位置の開口部44aは、成形孔41aの寿司飯を下方向から圧縮するための成形下型F3が貫通するためのものである。また、ターンテーブル41の矢印Cで示す成形孔41aに対応した位置の開口部44aは、寿司玉を取出テーブル11に取り出すための持上型F1が貫通するためのものである。
したがって、図7~図9において、矢印Aで示す位置の成形孔41aに投入された寿司飯は、ターンテーブル41の間欠的な回転により成形孔41aが矢印Bで示す位置に到達したときに成形上型F2と成形下型F3とで圧縮されて寿司玉となる。そして、さらに成形孔41aが矢印Cで示す位置に到達したときに持上型F1によって取出テーブル11へ持ち上げられる。
なお、図7および図8に示すように、矢印Cで示す成形孔41aに対応した位置の開口部44aには、前述したターンテーブル41のスリット41bと上下で重なり合うスリット44cが形成されている。このスリット44cの機能についても後述する。
図4に示すように、ターンテーブル41を回転駆動する回転駆動部43は、当該ターンテーブル41の側方に配置されている。
すなわち、図10~図12に詳しく示すように、回転駆動部43は、前述した回転プレート42を間欠的に回転させる回転駆動モータ43aを有しており、当該回転駆動モータ43aの回転軸には、モータプーリ43bが取り付けられている。また、回転駆動モータ43aの近傍には減速機43cが設置されており、当該減速機43cの入力軸には入力プーリ43dが、出力軸には駆動側プーリ43eが、それぞれ取り付けられている。さらに、回転プレート42の回転軸には従動側プーリ42bが取り付けられている。
モータプーリ43bと入力プーリ43dとの間には無端状のタイミングベルト43fが、駆動側プーリ43eと従動側プーリ42bとの間には無端状のタイミングベルト43gが、それぞれ掛け渡されている。したがって、タイミングベルト43fの周回により、回転駆動モータ43aの回転が減速機43cに伝達される。また、タイミングベルト43gの周回により、減速機43cにより所定の速度に減じられた回転が回転プレート42に伝達される。そして、回転プレート42の回転によって、当該回転プレート42に搭載されたターンテーブル41が回転する。
これにより、回転駆動モータ43aが間欠的に回転すると、その回転が減速機43cにより減速されて回転プレート42に伝達され、ターンテーブル41は、周方向に形成された成形孔41aの間隔と等しい回転角ずつ回転する。
前述したように、成形部40の構成要素である圧縮型としての成形上型F2と成形下型F3は、成形孔41aが矢印Bで示す位置に到達したときに、当該成形孔41aに投入された寿司飯を上下方向から圧縮して寿司玉を成形する(図7~図9参照)。
そして、これら成形上型F2および成形下型F3を駆動する圧縮型駆動部(圧縮型駆動手段)47もまた、ターンテーブル41の側方に配置されている。
図13に示すように、圧縮型駆動部47は、上型スライド軸47aaおよび下型スライド軸47abをそれぞれ貫通して上下方向に移動自在となった上型スライド部47baおよび下型スライド部47bbとを備えている。
上型スライド部47baの先端には上型取付ブロック47caが取り付けられ、当該上型取付ブロック47caに取り付けられた上型取付ホルダ47daを介して成形上型F2が設けられている。一方、下型スライド部47bbの下部には下型取付アーム47cbが取り付けられ、当該下型取付アーム47cbに取り付けられた下型取付ホルダ47dbを介して成形下型F3が、成形上型F2と対向する位置に設けられている。そして、上型スライド部47baおよび下型スライド部47bbは、圧縮型駆動モータ47eの回転により相互に接近・離間する上下動クランク機構47fにより、相互に接近・離間する方向へと上下動する。
なお、成形上型F2および成形下型F3は、成形孔41a内に進入することから、当該成形孔41aの形状よりも僅かに小さな外周形状となっている。また、両者の対向面は平面ではなく、成形される寿司玉の上面および下面に対応した曲面となっている。
このような構造により、圧縮型駆動モータ47eが回転すると、その回転により上下動クランク機構47fを介して上型スライド部47baと下型スライド部47bbとが相互に接近し、その後離間する。これに伴って成形上型F2と成形下型F3とが、成形孔41a内において予め設定された距離にまで相互に接近し、その後離間する。
このとき、成形孔41a内には寿司飯が投入されているので、当該寿司飯は成形上型F2と成形下型F3とが最接近したときのこれら成形上型F2と成形下型F3と成形孔41aとで囲まれた空間形状に圧縮されて寿司玉が成形される。
図14に示すように、成形された寿司玉を持ち上げる持上型F1の駆動機構である往復駆動部50は、ターンテーブル41の側方に配置されている。この往復駆動部50は、持上型F1を成形孔41aの下方から上昇させることで成形孔41a内の寿司玉を載せて持ち上げ、当該寿司玉を取出孔11aから取出テーブル11上に突出させる。
そして、本実施の形態の寿司玉成形装置Mでは、このように往復駆動部50をターンテーブル41の側方に配置しているので、当該往復駆動部50をターンテーブル41の下方に配置した場合と比較して装置の高さを抑制することができ、小型化を図ることが可能になる。
なお、持上型F1は成形孔41aを貫通することから、当該成形孔41aの形状よりも僅かに小さな外周形状となっている。また、図14においては、持上型F1を上下方向に往復動させるアーム部53は、上昇端と下降端の2位置で示されている。
図15に詳しく示すように、往復駆動部50は、正逆2方向に回転して持上型F1を上下動させる駆動源としての往復駆動モータ51と、往復駆動モータ51の駆動力で上下方向にスライド移動するスライダ部52aを備えたスライド機構52と、スライダ部52aに取り付けられたアーム部53とを備えている。アーム部53は、平面視で略L字状の形状となっており、スライダ部52aから水平方向に取り付けられた円柱状の本体部53aと、本体部53aに対して略直角に固定されて先端上部に持上型F1が取り付けられた薄板状の持上型取付ホルダ53bとからなる。
よって、図示するように、持上型F1から見ると、持上型取付ホルダ53bは下方ではなく、横方向に長くなっている。そのため、前述したように、成形孔41aに連通したスリット41bがターンテーブル41の周縁に形成され、また、矢印C(図5、図7、図8)で示す成形孔41aに対応した位置の開口部44aに、ターンテーブル41のスリット41bと上下で重なり合うスリット44cが形成されて、アーム部53(本実施の形態では、アーム部53を構成する持上型取付ホルダ53b)がこれらのスリット41b,44cを上下に貫通することで、アーム部53に取り付けられた持上型F1を上下方向に往復動させるようにしている。
アーム部53は、本実施の形態の本体部53aと持上型取付ホルダ53bのように2つの部材で形成されている必要はなく、例えば1つの部材で形成されていてもよい。但し、スリット41b,44cを貫通する部分については、本実施の形態の持上型取付ホルダ53bの薄板状部材のように、できるだけ狭い幅となっているのが望ましい。狭い幅になっていればスリット41b,44cの幅を狭くでき、成形孔41aで寿司飯を圧縮したときにスリット41b,44cからこぼれ落ちることがないからである。
なお、図15において、上方に示された持上型F1が往復動の上限位置であり、下方に示された持上型F1が往復動の下限位置である。そして、スライダ部52aを介して持上型F1の位置を検知するために、往復駆動モータ51に位置検知センサ52eが設置されている。
スライダ部52aを上下方向にスライド移動させるスライド機構52は、上下方向に配置された一対のプーリ52bと、この一対のプーリ52bに掛け渡されて周回する無端状のタイミングベルト(ベルト)52cとを備えている。ここで、下方に位置するプーリ52bは往復駆動モータ51の出力軸に固定されており、これにより、タイミングベルト52cは正逆2方向に周回する。そして、スライダ部52aはタイミングベルト52cに固定されており、当該タイミングベルト52cの周回によって上下方向にスライド移動するようになっている。
このような構造により、往復駆動モータ51が回転すると、一対のプーリ52bを介してタイミングベルト52cが周回し、タイミングベルト52cに固定されたスライダ部52aが上下方向にスライド移動する。これにより、図16において、スライダ部52aに取り付けられたアーム部53が前述のスリット41b,44cを貫通して上下動し、当該アーム部53に取り付けられた持上型F1が上下動する。そして、持上型F1が上昇する際に、成形部40で成形された寿司玉が持上型F1の上端面に載せられて持ち上げられ、取出孔11aから取出テーブル11上に取り出される。
なお、スライダ部52aには、当該スライダ部52aのスライド移動に伴って周回する穴カバーベルト52dが取り付けられている。寿司飯を処理する圧縮供給部30や成形部40と、往復駆動部50との間には、寿司飯が往復駆動部50へ飛散しないように区画壁(図示せず)が設けられている。そして、区画壁には、スライダ部52aが移動するための長穴が形成されることから、穴カバーベルト52dでこの長穴を閉塞している。
次に、以上の構成を有する寿司玉成形装置Mの動作について説明する。
ホッパ12に投入された寿司飯は搬送部20の搬送スクリュ21,22によって斜め上方へと搬送され、解しローラ23により解されながら落下して圧縮供給部30へと案内される。圧縮供給部30に送られた寿司飯は、上方から下方へと圧縮しながら供給された後に、予め設定された重量にシャッタで分割され、図5において、ターンテーブル41の矢印Aで示す成形孔41a内に投入される。
そして、ターンテーブル41が所定の回転角(ここでは、90°)回転し、成形孔41aが矢印Bで示す位置に移動して停止すると、投入された寿司飯が成形上型F2および成形下型F3により上下方向から圧縮されて寿司玉に成形される。そして、ターンテーブル41がさらに回転して矢印Cで示す位置で停止すると、往復駆動部50に駆動された持上型F1により寿司玉が持ち上げられ、取出孔11aを貫通して取出テーブル11上に突出する。
なお、寿司玉が取出テーブル11上に突出したならば、作業者が当該寿司玉を取り上げ、わさびや魚介類などの寿司種を載せて来店客に提供する。
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施の形態では、回転プレート42のフランジ部42aは、平面視で十字形になった形状であるが、フランジ部42aは、回転プレート42の回転中心から外方に伸びて成形孔41aの間に位置するようになっていれば足りる。例えば、成形孔41aがターンテーブル41の3箇所に形成されている場合には、図17に示すように、平面視で回転中心から3方向に伸びるように形成することができる。
また、成形上型F2と成形下型F3との対向面が曲面となっているが、平面であってもよい。あるいは、曲面であっても、本実施の形態に示す形状以外の形状を採用することもできる。すなわち、上記実施の形態は、本発明を握り寿司に好適な寿司玉を成形するための寿司玉成形装置Mに適用した場合を説明したに過ぎない。しかしながら、本発明は、握り寿司用の寿司玉の成形に限定して適用されるものではなく、例えば、寿司飯の外周を海苔で巻いてその上に寿司種を載せたいわゆる軍艦巻用の寿司玉など、様々な形状の寿司玉の成形に広く適用が可能である。
同様に、成形孔41aの形状は、本実施の形態に示すような長円あるいは楕円以外の形状であってもよい。また、成形孔41aの数についても、本実施の形態では4箇所に形成されているが、これに限定されるものではない。
また、本実施の形態では、成形上型F2および成形下型F3で圧縮型が形成され、成形孔41aに投入された寿司飯を上下方向から圧縮して寿司玉を成形しているが、成形下型F3に代えて固定型を用い、成形上型F2だけで寿司飯を圧縮して寿司玉を成形するようにしてもよい。
さらに、成形上型F2および成形下型F3を複数対設けて同時動作するようにし、持上型F1を複数個設けて同じく同時動作するようにし、さらに、取出孔11aを複数形成し、寿司玉を同時に複数貫成形して取出孔11aから取り出すようにしてもよい。
本発明による寿司玉成形装置は、様々な大きさや形状の寿司玉の形成に適用することができる。
10 筐体
11 取出テーブル
11a 取出孔
12 ホッパ(貯留部)
13 操作パネル
20 搬送部(搬送手段)
21,22 搬送スクリュ
21a,22a 螺旋羽根
23 解しローラ
23a 爪
30 圧縮供給部(圧縮供給手段)
40 成形部(成形手段)
41 ターンテーブル
41a 成形孔
41b スリット
42 回転プレート
42a フランジ部
42b 従動側プーリ
43 回転駆動部(回転駆動手段)
43a 回転駆動モータ
43b モータプーリ
43c 減速機
43d 入力プーリ
43e 駆動側プーリ
43f タイミングベルト
43g タイミングベルト
44 アンダープレート
44a 開口部
44b 貫通孔
44c スリット
45 テーブルキャップ
46 位置決めピン
47 圧縮型駆動部(圧縮型駆動手段)
47aa 上型スライド軸
47ab 下型スライド軸
47ba 上型スライド部
47bb 下型スライド部
47ca 上型取付ブロック
47cb 下型取付アーム
47da 上型取付ホルダ
47db 下型取付ホルダ
47e 圧縮型駆動モータ
47f 上下動クランク機構
50 往復駆動部(往復駆動手段)
51 往復駆動モータ
52 スライド機構
52a スライダ部
52b プーリ
52c タイミングベルト(ベルト)
52d 穴カバーベルト
52e 位置検知センサ
53 アーム部
53a 本体部
53b 持上型取付ホルダ
F1 持上型
F2 成形上型(圧縮型)
F3 成形下型(圧縮型)
M 寿司玉成形装置

Claims (6)

  1. 投入された寿司飯が貯留される貯留部と、
    前記貯留部の寿司飯を上方より下方へ圧縮しながら供給する圧縮供給手段と、
    前記圧縮供給手段によって供給される寿司飯を設定重量ごとに分割する分割手段と、
    前記分割手段で分割された寿司飯を圧縮して寿司玉を成形する成形手段と、
    前記成形手段で成形された前記寿司玉を載せて所定の高さに持ち上げる持上型とを有し、
    前記成形手段は、
    前記分割手段で分割された寿司飯が投入される複数の成形孔が所定の間隔を空けて周方向に形成されたターンテーブルと、
    前記成形孔に投入された寿司飯を圧縮して寿司玉を成形する圧縮型と、
    回転中心から外方に伸びて複数の前記成形孔の間にそれぞれ位置する複数のフランジ部が形成され、前記ターンテーブルが搭載される回転プレートと、
    前記回転プレートを介して前記ターンテーブルを間欠的に回転駆動する回転駆動手段とを備える、
    ことを特徴とする寿司玉成形装置。
  2. 前記回転駆動手段は、前記ターンテーブルの側方に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の寿司玉成形装置。
  3. 前記回転プレートの回転軸に取り付けられた従動側プーリをさらに有し、
    前記回転駆動手段は、回転駆動モータ、前記回転駆動モータの駆動力で回転する駆動側プーリ、および前記駆動側プーリと前記従動側プーリとに掛け渡されて周回する無端状のベルトを備える、
    ことを特徴とする請求項2記載の寿司玉成型装置。
  4. 前記持上型を上下方向に往復動させる往復駆動手段をさらに有し、
    前記圧縮型は、前記ターンテーブルの側方に配置された圧縮型駆動手段に駆動され、寿司飯を上下から圧縮して成形する成形上型および成形下型で構成される、
    ことを特徴とする請求項1~3の何れか一項に記載の寿司玉成型装置。
  5. 前記貯留部に投入された寿司飯を搬送して前記圧縮供給手段へと案内する搬送手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1~4の何れか一項に記載の寿司玉成型装置。
  6. 上下に貫通した取出孔の形成された取出テーブルを備えた筐体をさらに有し、
    前記持上型は、前記取出孔の直下から前記寿司玉を持ち上げて前記取出孔を通して前記取出テーブル上に突出させる、
    ことを特徴とする請求項1~5の何れか一項に記載の寿司玉成形装置。
JP2018212879A 2018-11-13 2018-11-13 寿司玉成形装置 Active JP7153919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212879A JP7153919B2 (ja) 2018-11-13 2018-11-13 寿司玉成形装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018212879A JP7153919B2 (ja) 2018-11-13 2018-11-13 寿司玉成形装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020078265A JP2020078265A (ja) 2020-05-28
JP7153919B2 true JP7153919B2 (ja) 2022-10-17

Family

ID=70801150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018212879A Active JP7153919B2 (ja) 2018-11-13 2018-11-13 寿司玉成形装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7153919B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012075345A (ja) 2010-09-30 2012-04-19 Suzumo Machinery Co Ltd 寿司玉成形装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012075345A (ja) 2010-09-30 2012-04-19 Suzumo Machinery Co Ltd 寿司玉成形装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020078265A (ja) 2020-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107187634B (zh) 一种小型禽蛋产品分级、分拣和装托一体机
JP7153919B2 (ja) 寿司玉成形装置
JP7123486B2 (ja) 寿司玉成形装置
CN209988627U (zh) 一种传输中圆柱形锂电池钢壳开口部对齐控制装置
CN109353591B (zh) 一种食品包装设备的工作方法
JP4041794B2 (ja) 紙製打抜き製品の紙粉・紙片除去方法及びその装置
JP4878069B1 (ja) 寿司玉成形装置
JP7291372B2 (ja) 包装装置
CN209968927U (zh) 一种薄片类注塑制品分选装盒装置
WO2013024503A1 (ja) パン取出装置
JPS61212374A (ja) 搬送装置
JP7481791B2 (ja) シャリ玉製造装置
JP2011062107A (ja) おにぎりの具材供給装置
CN108528822B (zh) 一种玉米调味机的落料包装装置
CN220165052U (zh) 一种拉链头防刮花供料装置
JP2019122337A (ja) 海苔位置決め装置
CN216709766U (zh) 一种石塑箱快速打包装置
JP5065612B2 (ja) 錐台形状のキャンデーの分別方法
JP5313463B2 (ja) ワーク搬送装置
WO2021012384A1 (zh) 一种轻质零件分拣设备
JP2006014635A (ja) 握り玉整形装置
CN214298284U (zh) 一种输送线用易拉罐盖分盖装置
JPS6225353Y2 (ja)
JP5798344B2 (ja) 供給装置
CN109533412B (zh) 一种食品包装设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220927

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7153919

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350