JP7152936B2 - トンネル掘削機及びトンネル掘削方法 - Google Patents
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Description
筒状の掘削機本体、及び、該掘削機本体の軸方向前端において回転支持部に連結し回転可能であり、地盤を掘削するカッタヘッドを備えるトンネル掘削機であって、
前記カッタヘッドよりも軸方向後方側において前記回転支持部を支持する内側隔壁部、及び、内周面によって該内側隔壁部を、水密状態を維持しながら、軸方向にスライド可能に支持し、外周面が前記掘削機本体の内周面に嵌合するようにして配される、環状の外側隔壁部を有し、前記掘削機本体の内部において前記カッタヘッドとの間に空間を形成するように配される隔壁と、
前記回転支持部及び前記内側隔壁部のうち任意の位置に対して一端が配され、前記掘削機本体に対して他端が配され、伸縮可能な制振用ジャッキと、
前記カッタヘッドに発生する振動を計測する計測手段と、
前記計測手段の計測結果に基づき、前記カッタヘッドに発生する振動の位相に対して逆位相となる逆位相振動を出力するように前記制振用ジャッキの制御を行う制御手段とを備える
ことを特徴とする。
上記第1の発明に係るトンネル掘削機において、
前記掘削機本体は、その内部において前記隔壁よりも軸方向後方側に配されるビームを備え、
前記制振用ジャッキは、前記ビームと前記内側隔壁部との間に軸方向に延伸するように配される
ことを特徴とする。
上記第2の発明に係るトンネル掘削機において、
前記ビームには、軸方向前方側に突出する第1突起部が形成され、
前記内側隔壁部には、軸方向後方側に突出する第2突起部が形成され、
前記制振用ジャッキは、前記第1突起部と前記第2突起部との間に設けられる
ことを特徴とする。
上記第1から3のいずれか1つの発明に係るトンネル掘削機において、
前記制振用ジャッキは、周方向において複数並設される
ことを特徴とする。
上記第4の発明に係るトンネル掘削機において、
前記制御手段は、全ての前記制振用ジャッキを所定数ずつの複数のグループに分け、前記計測手段の計測結果に基づき、グループごとに制御を行う
ことを特徴とする。
上記第1から5のいずれか1つの発明に係るトンネル掘削機において、
前記制振用ジャッキには、当該制振用ジャッキの長さが、前記逆位相振動を出力する場合未満に設定された所定長まで縮むと作動する、移動量制限機構が設けられる
ことを特徴とする。
上記第1から6のいずれか1つの発明に係るトンネル掘削機において、
前記計測手段は、前記内側隔壁部に設けられる
ことを特徴とする。
上記課題を解決するための第8の発明に係るトンネル掘削機は、
上記第1から7のいずれか1つの発明に係るトンネル掘削機において、
前記内側隔壁部の外周面と前記外側隔壁部の内周面との間に、シールを設けることにより、前記水密状態を維持可能なスライド面が形成されている
ことを特徴とする。
筒状の掘削機本体、及び、該掘削機本体の軸方向前端において回転支持部に連結し回転可能であり、地盤を掘削するカッタヘッドを備えるトンネル掘削機を用いたトンネル掘削方法であって、
前記トンネル掘削機は、前記カッタヘッドよりも軸方向後方側において前記回転支持部を支持する内側隔壁部、及び、内周面によって該内側隔壁部を、水密状態を維持しながら、軸方向にスライド可能に支持し、外周面が前記掘削機本体の内周面に嵌合するようにして配される、環状の外側隔壁部を有し、前記掘削機本体の内部において前記カッタヘッドとの間に空間を形成するように配される隔壁と、前記回転支持部及び前記内側隔壁部のうち任意の位置に対して一端が配され、前記掘削機本体に対して他端が配され、伸縮可能な制振用ジャッキとを備えるものであり、
前記カッタヘッドに発生する振動を計測し、その計測結果に基づき、前記カッタヘッドに発生する振動の位相に対して逆位相となる逆位相振動を出力するように前記制振用ジャッキの制御を行う
ことを特徴とする。
図1は、本実施例に係るトンネル掘削機(トンネル掘削機1)を説明する概略図であり、図2は、図1のA‐A矢視に相当する概略図である。ただし、図2では、トンネル掘削機1の構成のうち、後述するカッタ回転軸11a、ビーム16、制振用ジャッキ18、カッタ旋回用モータ13、及び振動計測器(計測手段)19の位置関係を説明するものであり、それ以外の構成は省略している。
10 掘削機本体
10a 内周面
11 カッタヘッド
11a カッタ回転軸
11b 連結部材
12 隔壁
12a 内側隔壁部
12aa 外周面
12ab 突起部
12b 外側隔壁部
12ba 内周面
12bb 外周面
13 カッタ旋回用モータ
14 チャンバ
15 スクリューコンベヤ
16 ビーム
16a 突起部
17 エレクタ装置
18 制振用ジャッキ
18a 伸縮ロッド
19 振動計測器(計測手段)
20 制御装置(制御手段)
21 シールドジャッキ(推進ジャッキ)
21a スプレッダ
S セグメント
T トンネル
Claims (9)
- 筒状の掘削機本体、及び、該掘削機本体の軸方向前端において回転支持部に連結し回転可能であり、地盤を掘削するカッタヘッドを備えるトンネル掘削機であって、
前記カッタヘッドよりも軸方向後方側において前記回転支持部を支持する内側隔壁部、及び、内周面によって該内側隔壁部を、水密状態を維持しながら、軸方向にスライド可能に支持し、外周面が前記掘削機本体の内周面に嵌合するようにして配される、環状の外側隔壁部を有し、前記掘削機本体の内部において前記カッタヘッドとの間に空間を形成するように配される隔壁と、
前記回転支持部及び前記内側隔壁部のうち任意の位置に対して一端が配され、前記掘削機本体に対して他端が配され、伸縮可能な制振用ジャッキと、
前記カッタヘッドに発生する振動を計測する計測手段と、
前記計測手段の計測結果に基づき、前記カッタヘッドに発生する振動の位相に対して逆位相となる逆位相振動を出力するように前記制振用ジャッキの制御を行う制御手段とを備える
ことを特徴とするトンネル掘削機。 - 前記掘削機本体は、その内部において前記隔壁よりも軸方向後方側に配されるビームを備え、
前記制振用ジャッキは、前記ビームと前記内側隔壁部との間に軸方向に延伸するように配される
ことを特徴とする請求項1に記載のトンネル掘削機。 - 前記ビームには、軸方向前方側に突出する第1突起部が形成され、
前記内側隔壁部には、軸方向後方側に突出する第2突起部が形成され、
前記制振用ジャッキは、前記第1突起部と前記第2突起部との間に設けられる
ことを特徴とする請求項2に記載のトンネル掘削機。 - 前記制振用ジャッキは、周方向において複数並設される
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。 - 前記制御手段は、全ての前記制振用ジャッキを所定数ずつの複数のグループに分け、前記計測手段の計測結果に基づき、グループごとに制御を行う
ことを特徴とする請求項4に記載のトンネル掘削機。 - 前記制振用ジャッキには、当該制振用ジャッキの長さが、前記逆位相振動を出力する場合未満に設定された所定長まで縮むと作動する、移動量制限機構が設けられる
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。 - 前記計測手段は、前記内側隔壁部に設けられる
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。 - 前記内側隔壁部の外周面と前記外側隔壁部の内周面との間に、シールを設けることにより、前記水密状態を維持可能なスライド面が形成されている
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のトンネル掘削機。 - 筒状の掘削機本体、及び、該掘削機本体の軸方向前端において回転支持部に連結し回転可能であり、地盤を掘削するカッタヘッドを備えるトンネル掘削機を用いたトンネル掘削方法であって、
前記トンネル掘削機は、前記カッタヘッドよりも軸方向後方側において前記回転支持部を支持する内側隔壁部、及び、内周面によって該内側隔壁部を、水密状態を維持しながら、軸方向にスライド可能に支持し、外周面が前記掘削機本体の内周面に嵌合するようにして配される、環状の外側隔壁部を有し、前記掘削機本体の内部において前記カッタヘッドとの間に空間を形成するように配される隔壁と、前記回転支持部及び前記内側隔壁部のうち任意の位置に対して一端が配され、前記掘削機本体に対して他端が配され、伸縮可能な制振用ジャッキとを備えるものであり、
前記カッタヘッドに発生する振動を計測し、その計測結果に基づき、前記カッタヘッドに発生する振動の位相に対して逆位相となる逆位相振動を出力するように前記制振用ジャッキの制御を行う
ことを特徴とするトンネル掘削方法。
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JP2018209438A JP7152936B2 (ja) | 2018-11-07 | 2018-11-07 | トンネル掘削機及びトンネル掘削方法 |
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Family Applications (1)
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JP2017172162A (ja) | 2016-03-23 | 2017-09-28 | Jimテクノロジー株式会社 | トンネル掘削機及びトンネル掘削工法 |
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- 2018-11-07 JP JP2018209438A patent/JP7152936B2/ja active Active
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