JP7152252B2 - 工作機械 - Google Patents
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Description
図1A及び図1Bは、本実施形態における工作機械1の構成を示す概念図である。図1Aは、コラム4(後述)が第1位置に移動した状態を示している。図1Bは、コラム4が第2位置に移動した状態を示している。
主軸2は、工具が装着された工具ホルダ(不図示)を回転させたり、固定したまま保持したりする部分である。
ベース部5は、コラム4を含むコラム昇降部10を支持する部材である。また、ベース部5は、ワークテーブル6を支持する。ワークテーブル6は、ワークWをX軸方向及びY軸方向に移動可能に支持する機構である。コラム4は、コラム昇降部10により、図1Aに示すZ2側の下降位置(以下、「第1位置」ともいう)と、図1Bに示すZ1側の上昇位置(以下、「第2位置」ともいう)との間で上下方向(Z軸方向)の高さを調整できる。
図2A及び図2Bは、コラム昇降部10の構成を示す概念図である。図2Aは、コラム4が第1位置に移動した状態を示している。図2Bは、コラム4が第2位置に移動した状態を示している。図2A及び図2Bでは、後述するボールねじシャフトの表面に設けられたねじ山(雄ねじ)の図示を省略している。図3Aは、第1フランジ11の平面図である。図3Bは、第2フランジ12の平面図である。図4A及び図4Bは、熱によるコラム4の傾きを説明する図である。図4Aは、コラム4が主軸2の側に傾いた状態している。図4Bは、コラム4が主軸2とは反対側に傾いた状態を示している。
高さ調整機構20は、コラム4の上下方向(Z軸方向)の高さを調整するための機構である。高さ調整機構20は、主回転軸21、昇降用サーボモータ22、ギアボックス23及び昇降用軸受部24を備える。
コラム4及び第2フランジ12は、主回転軸21の周囲に配置された4本の副回転軸31によって、主回転軸21回りの回転が規制されている。そのため、主回転軸21が回転した場合において、コラム4及び第2フランジ12が同じ回転方向に供回りすることはない。
なお、コラム4を上下方向に移動させる場合、高さ調整機構20だけでなく、後述する傾き補正機構30も同時に上下方向に駆動される。
また、傾き補正機構30によりコラム4の傾きを補正する場合、高さ調整機構20は駆動されない。すなわち、コラム4は、上下方向(Y軸方向)に移動した位置で停止した状態で傾きが補正される。
副回転軸31は、コラム4の傾きを補正するためのボールねじシャフトである。傾き補正用サーボモータ32は、副回転軸31を回転させるための駆動源である。傾き補正用サーボモータ32の回転軸(不図示)には、ギアボックス33が取り付けられている。ギアボックス33は、傾き補正用サーボモータ32で発生した回転出力の回転数を、減速歯車(不図示)により、所定の減速比で減速させる機構である。傾き補正用サーボモータ32及びギアボックス33は、ベース部5の内部において、支持機構(不図示)により支持されている。
図5は、数値制御装置40と周辺機器の電気的な構成を示すブロック図である。
数値制御装置40は、工作機械1に所定の切削加工を実行させたり、コラム4の高さの調整及び傾きの補正を実行させたりする装置である。数値制御装置40は、例えば、加工プログラムに基づいて、各軸に対する移動指令、各部を駆動するモータへの回転指令等を含む動作指令を作成し、この動作指令を工作機械1に送信する。これにより、数値制御装置40は、各装置に設けられたモータを制御して、工作機械1による切削加工を実行する。
SRAM404は、数値制御装置40の電源がオフしても記憶内容が保持される不揮発性メモリとして構成される。
なお、図5では、主軸ヘッド3を上下方向に移動させるモータ及びその制御系の図示を省略している。
図6は、数値制御装置40において実行されるコラムの傾き補正処理の手順を示すフローチャートである。
図6に示すコラムの傾き補正処理は、プロセッサ401がシステムプログラムに基づいて、ROM402に格納されたコラムの傾き補正プログラムを解析することにより実行される。なお、以下に説明するプロセッサ401による制御は、PMC405(図5参照)において、一部又はすべてを実行してもよい。
ステップS102において、プロセッサ401は、負荷トルクの実測値に基づいて、コラム4の変位量d1を算出する。コラム4の変位量d1は、例えば、図4Aに示すように、コラム4が点Pを中心として反時計回りに傾いたときの角度θ1に相当する値である。なお、コラム4の変位量d1は、負荷トルクの実測値をパラメータとする計算式により算出してもよいし、負荷トルクとコラム4の変位量とを対応付けたデータテーブルから割り出してもよい。
ステップS105において、プロセッサ401は、傾き補正用サーボモータ32を駆動してコラム4の傾きを補正するように副回転軸制御部417に移動指令量を出力する。この後、副回転軸制御部417において、位置・速度検出器321から出力された位置・速度フィードバック信号に基づいて、傾き補正用サーボモータ32の位置、速度のフィードバック制御が行われることにより、コラム4の傾きが調整される。
工作機械1は、コラム4を上下方向(Z軸方向)に沿って移動可能に支持するコラム昇降部10を備える。そのため、工作機械1は、主軸ヘッド3の昇降範囲ではカバーできない間隔が必要な場合でも、コラム昇降部10によりコラム4を上下方向に沿って移動させることにより、加工材等に合わせて主軸2のZ軸方向のストロークを調整できる。また、工作機械1においては、Z軸方向のストロークを更に広げるために、高価なオプション部品を追加したり、一回り大きな工作機械を選定したりする必要がないうえ、加工工具、工具ホルダ、加工治具等を機械の仕様に合わせて設計する必要もないので、製品コストを低減できる。
実施形態の工作機械1では、主軸ヘッド3が上下方向(Z軸方向)へ移動し、ワークテーブル6がワークWを左右方向(X軸方向)及び前後方向(Y軸方向)に移動可能に支持する例について説明したが、これに限定されない。主軸ヘッド3、コラム4及びワークテーブル6は、XYZの軸方向に相対的に移動可能であれば、どのような構成であってもよい。ここでは、変形形態として、3種類の具体例について説明する。なお、変形形態の説明及び図面において、実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、変形形態の図面では、XYZの軸方向を分かり易くするため、XYZの座標軸を工作機械の各部に記載する。
実施形態では、複数の傾き補正機構30の副回転軸31を同期回転させる例について説明したが、複数の傾き補正機構30の副回転軸31をそれぞれ個別に回転させてもよい。また、実施形態では、傾き補正機構30を、高さ調整機構20を中心として4箇所に配置した例について説明したが、これに限定されない。傾き補正機構30は、主回転軸21から離れた位置に少なくとも1つ設けられていればよく、2箇所又は3箇所に配置されていてもよい。更に、傾き補正機構30を、高さ調整機構20を中心として5箇所以上の場所に配置してもよい。
実施形態では、上下方向は、鉛直方向に一致しているが、これに制限されず、一致していなくてもよい。
Claims (3)
- 主軸を回転させる主軸ヘッドと、
前記主軸ヘッドを支持するコラムと、
前記コラムを上下方向に沿って移動可能に支持するコラム昇降部と、
前記コラム昇降部を支持するベース部と、
前記コラムを上下方向に沿って移動するように前記コラム昇降部を制御する数値制御装置と、
を備え、
前記コラム昇降部は、
コラム移動用の主回転軸と、
前記コラムに設けられ、前記主回転軸の回転により前記コラムを上下方向の上側又は下側に移動させる昇降用軸受部と、
前記主回転軸を回転させる昇降用のサーボモータと、
を含む高さ調整機構を備えると共に、
前記主回転軸から離れた位置に設けられ、前記コラムを上下方向に沿って押し上げ又は引き下げ可能に支持するコラム傾き補正用の副回転軸と、
前記コラムに設けられ、前記副回転軸の回転により前記コラムを上下方向に沿って押し上げる側又は引き下げる側に移動させる傾き補正用軸受部と、
前記副回転軸を回転させる傾き補正用のサーボモータと、
を含む傾き補正機構を備える工作機械。 - 請求項1に記載の工作機械において、
加工負荷を取得する加工負荷取得部を備え、
前記数値制御装置は、前記加工負荷取得部で取得される加工負荷に基づいて前記コラムの変位量を取得すると共に、前記変位量に基づいて前記傾き補正用のサーボモータを駆動して前記コラムの傾きを補正する工作機械。 - 請求項1又は2に記載の工作機械において、
前記コラムの熱変位量を取得する熱変位量取得部を備え、
前記数値制御装置は、前記熱変位量取得部で取得される前記熱変位量に基づいて前記傾き補正用のサーボモータを駆動して前記コラムの傾きを補正する工作機械。
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Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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JP2018199497A Active JP7152252B2 (ja) | 2018-10-23 | 2018-10-23 | 工作機械 |
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