JP7151963B2 - ローターコア鋼板及びその製造方法並びにローター - Google Patents

ローターコア鋼板及びその製造方法並びにローター Download PDF

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Description

本発明は、永久磁石同期モータのローター、ローターコア鋼板及びその製造方法に関する。
ローターコアに永久磁石が埋め込まれた永久磁石同期モータ(IPMモータ) は、ハイブリッド型電気自動車(HEV)、電気自動車(EV) 燃料電池自動車(FCV)などの駆動用モータとして用いられている。
IPMモータのローターコアは、図15に示されるように、電磁鋼板12をプレス加工により打抜くと共に、打抜いた電磁鋼板12を複数積層することで製造されている。なお、図15においては、トリミングラインに符号TLを付し、打抜きパンチに符号32を付しており、打抜きダイの図示を省略している。
プレス加工によって打抜かれた電磁鋼板12の端面(切断面)には、図16および図17に示されるように、ダレ20、せん断面22及び破断面24が形成されるが、破断面24は表面粗さが大きい。なお、図示は省略するが、破断面24を介してせん断面22とは反対側にカエリが形成される場合もある。また、せん断面と破断面の境界には25μm程度の段差が形成されている。このため、打抜き加工後の電磁鋼板12の疲労特性は、端面が平坦な電磁鋼板の疲労特性と比較して大きく劣るという問題があった。
特にIPMモータでは、打抜き加工後の電磁鋼板(以下、「ローターコア鋼板」と称する)に形成された磁石保持孔に磁石が挿入されて保持されるため、ローターが高速回転した際に、磁石が大きな遠心力を受ける。また、磁石保持孔の縁部の一部(ローターコア鋼板の外周縁と磁石保持孔との間の部位や、隣り合う磁石保持孔の間の部位)は、局部的に細幅なブリッジ部とされている。このブリッジ部には、上記の遠心力に起因した応力が集中する。その結果、ローターコア鋼板がブリッジ部において疲労破壊へと至り易くなる。このため、IPMモータにおいてローターコアの疲労強度を向上させるためには、ブリッジ部の端面の表面粗さを小さくすることが求められる。
上記の課題を解決することを目的とした先行技術としては、例えば特開2005-204424号公報、特許第5272457号公報、及び特許第4788360号公報に記載されたものがある。特開2005-204424号公報には、ローターコア鋼板を打抜き加工またはワイヤカット加工によって形成すると共に、磁石保持孔のブリッジ部端面を、表面粗さがRaで0.2μm以下となるように研磨することが開示されている。
また、特許第5272457号公報には、ローターコア鋼板において、化学的溶解以外の方法によって磁石保持孔を形成した後、磁石保持孔のブリッジ部端面に化学的溶解を施すことが開示されている。
また、特許第4788360号公報には、ローターコア鋼板の磁石保持孔におけるブリッジ部のみにファインブランキング加工を行うことや、ブリッジ部端面に対して垂直方向に塑性変形を加えることが開示されている。
しかしながら、上記の特開2005-204424号公報、特許第5272457号公報、及び特許第4788360号公報に記載された技術は、何れも順送プレス工程に組み込むことが難しく量産性に欠ける。もしくは量産のための専用設備が必要になり設備費用が掛かるといった問題がある。
本発明は上記事実を考慮し、ローターコアの疲労強度を向上させつつ、低コストで量産化を図ることができるローターコア鋼板及びその製造方法並びにローターを得ることを目的とする。
本発明の第1の態様のローターコア鋼板は、電磁鋼板からなり、ローターコアを形成するために用いられると共に、永久磁石を保持するための磁石保持孔が形成され、前記磁石保持孔の縁部の一部が局部的に細幅なブリッジ部とされたローターコア鋼板であって、前記ブリッジ部の端面、及び前記ローターコアの回転時に前記永久磁石に生じる遠心力に起因した応力が集中する応力集中部の端面のうちの少なくとも一方が、せん断面と、破断面が面直方向に対して斜めに潰れた潰れ面とを含んで構成されている。
なお、第1の態様の「面直方向に対して斜めに潰れた潰れ面」は、例えば電磁鋼板の板厚方向において破断面からせん断面に向かう方向であってかつブリッジ部の端面と交差する方向に潰れた潰れ面である。この点は第7の態様においても同様である。
第1の態様のローターコア鋼板では、上記のように細幅なブリッジ部の端面、及びローターコアの回転時に永久磁石に生じる遠心力に起因した応力が集中する応力集中部の端面のうちの少なくとも一方が、せん断面と、破断面が面直方向に対して斜めに潰れた潰れ面とを含んで構成されている。このように破断面が面直方向に対して斜めに潰れた潰れ面では、破断面よりも表面粗さを小さくすることができる。したがって、潰れ面とされた箇所が破断面のままの場合と比較して、ローターコアの疲労強度が向上する。
しかも、ブリッジ部の端面のうち、特に応力が集中し易い箇所の破断面を面直方向に対して斜めに潰せば良いので、当該箇所の破断面に対してコイニング加工を施す方法を採用することができる。つまり、電磁鋼板を打抜く打抜き工程の後に、コイニング加工の工程を追加すればよいので、順送プレス工程に組み込むことができ、特別な専用設備が不要になる。これにより、低コストで量産化を図ることが可能になる。
本発明の第2の態様のローターコア鋼板は、第1の態様において、前記潰れ面は、前記せん断面に滑らかに連続している。
なお、第2の態様の「滑らか」は、例えば、せん断面を除く箇所のRzjisが3μm以下の状態のことである。
第2の態様のローターコア鋼板では、潰れ面がせん断面に滑らかに連続しているため、潰れ面とせん断面との境界に応力集中が生じ難くなる。したがって、ローターコアの疲労強度を一層向上させることができる。
本発明の第3の態様のローターコア鋼板は、第1の態様又は第2の態様において、前記潰れ面は、前記電磁鋼板の表面に連なるエッジ部が曲面状に形成されている。
第3の態様のローターコア鋼板では、潰れ面は、電磁鋼板の表面に連なるエッジ部が曲面状に形成されているので、当該エッジ部に応力集中が生じ難くなる。しかも、当該エッジ部が曲面状に潰れたことにより、材料強度が向上している。したがって、ローターコアの疲労強度を一層向上させることができる。
本発明の第4の態様のローターコア鋼板は、第1~第3の態様の何れか1つの態様において、前記潰れ面及びその周辺部位の硬度が、前記せん断面及びその周辺部位の硬度よりも高い。
第4の態様のローターコア鋼板では、前述した潰れ面及びその周辺部位の硬度が、せん断面及びその周辺部位の硬度よりも高くなっている。つまり、破断面が面直方向に対して斜めに潰れた際の加工硬化により、潰れ面及びその周辺部位で電磁鋼板の材料強度が高くなっている。これにより、ローターコアの疲労強度を一層向上させることができる。
本発明の第5の態様のローターコア鋼板は、第1~第4の態様の何れか1つの態様において、前記潰れ面は、前記電磁鋼板の表面に連なるエッジ部の側へ向かうに従い潰れ量が大きくなるように前記せん断面に対して傾斜している。
第5の態様のローターコア鋼板では、上記のように構成されているため、応力集中が生じ易い上記エッジ部側において材料強度が向上している。したがって、ローターコアの疲労強度を一層向上させることができる。
本発明の第6の態様のローターコア鋼板は、第1~第5の態様の何れか1つの態様において、前記せん断面には、前記電磁鋼板の板厚方向の寸法が、前記電磁鋼板の板厚の70%以上であるシェービング面が含まれている。
第6の態様のローターコア鋼板では、ブリッジ部端面のせん断面が上記のようなシェービング面を含んでいる。このシェービング面は、打抜き加工後のブリッジ部及び応力集中部の端面の少なくとも一部にシェービング加工を施すことにより形成することができる。このようにシェービング加工を施すことにより、上記端面の少なくとも一部において破断面の面積が小さくなる。したがって、面積が小さくなった破断面に対してコイニング加工を施せば、潰れ面をより容易に形成することが可能になる。以上のことから、ローターコアの疲労強度を一層向上させることができる。
本発明の第7の態様のローターは、第1~第6の態様の何れか1つの態様に記載のローターコア鋼板を複数積層して形成されたローターコアと、複数の前記ローターコア鋼板の前記磁石保持孔に挿入されて前記ローターコアに保持された磁石と、を備えている。
第7の態様のローターでは、第1~第6の態様の何れか1つの態様に記載のローターコア鋼板が複数積層されてローターコアが形成されている。したがって、第1~第5の態様と同様の作用効果を奏する。
本発明の第8の態様のローターコア鋼板の製造方法は、永久磁石を保持するための磁石保持孔が形成されると共に前記磁石保持孔の縁部の一部が局部的に細幅なブリッジ部とされたローターコア鋼板を、プレスによる電磁鋼板の打抜き加工によって製造する打抜き工程と、前記ブリッジ部の端面、及びローターコアの回転時に前記永久磁石に生じる遠心力に起因した応力が集中する応力集中部の端面に形成された破断面の少なくとも一部に対してコイニング加工を施すことにより、前記少なくとも一部の破断面が面直方向に対して斜めに潰れた潰れ面を形成するコイニング工程と、を有している。
第8の態様のローターコア鋼板の製造方法では、打抜き工程において、電磁鋼板が打抜き加工により打抜かれる。これにより、磁石保持孔及び細幅なブリッジ部を有するローターコア鋼板が製造される。次いで、コイニング工程では、ブリッジ部の端面、及びローターコアの回転時に永久磁石に生じる遠心力に起因した応力が集中する応力集中部の端面における破断面の少なくとも一部に対してコイニング加工が施される。これにより、前記少なくとも一部の破断面が面直方向に対して斜めに潰れて潰れ面が形成される。以上により、請求項1に係るローターコア鋼板を製造することができるので、第1の態様と同様の作用効果を奏する。
本発明の第9の態様のローターコア鋼板の製造方法は、第8の態様において、前記打抜き工程後で且つ前記コイニング工程前に設定され、前記ブリッジ部及び前記応力集中部の端面の少なくとも一部に対してシェービング加工を施すシェービング工程を更に有している。
第9の態様のローターコア鋼板の製造方法では、前述した打抜き工程後で且つコイニング工程前に、シェービング工程が設定されている。このシェービング工程では、ブリッジ部及び応力集中部の端面の少なくとも一部に対してシェービング加工が施される。これにより、ブリッジ部及び応力集中部の端面の少なくとも一部において破断面の面積が小さくなるので、その後のコイニング工程において、上記面積が小さくなった破断面に対してコイニング加工を施せば、潰れ面を容易に形成することが可能になる。したがって、第6の態様と同様の作用効果を奏する。
以上説明したように、本発明に係るローターコア鋼板及びその製造方法並びにローターでは、ローターコアの疲労強度を向上させつつ、低コストで量産化を図ることができる。
本発明の第1実施形態に係るローターコア鋼板の平面図である。 図1において符号Dを付した領域を拡大して示す拡大図である。 図1において符号Eを付した領域を拡大して示す拡大図である。 第1実施形態に係るローターコア鋼板の第1変形例における部分的な構成を示す平面図である。 図3において符号Fを付した領域を拡大して示す拡大図である。 図3において符号Gを付した領域を拡大して示す拡大図である。 第1実施形態に係るローターコア鋼板の第2変形例における部分的な構成を示す平面図である。 図5において符号Hを付した領域を拡大して示す拡大図である。 第1実施形態に係るローターコア鋼板の製造方法におけるコイニング工程ついて説明するための断面図である。 図2AのF8-F8線に沿った切断面を拡大して示す拡大断面図である。 図8に示される電磁鋼板の端面を示す端面図である。 本発明の第2実施形態に係るローターコア鋼板におけるブリッジ部の端面周辺の構成を示す図8に対応した断面図である。 図10に示される電磁鋼板の端面を示す端面図である。 第2実施形態に係るローターコア鋼板の製造方法におけるシェービング工程について説明するための断面図である。 第2実施形態に係るローターコア鋼板において、打抜き加工後に少なくとも一部の端面にシェービング加工が施されたコイニング加工前の電磁鋼板におけるブリッジ部の端面周辺の構成を示す断面図である。 図13に示される電磁鋼板の端面を示す端面図である。 電磁鋼板の打抜き加工について説明するための断面図である。 打抜き加工後の電磁鋼板の端面周辺の構成を示す断面図である。 図16に示される電磁鋼板の端面を示す端面図である。
<第1の実施形態>
以下、図1~図9を用いて、本発明の第1の実施形態に係るローターコア鋼板10及びその製造方法並びにローターについて説明する。
(ローターコア鋼板及びローターの構成)
図1には、第1実施形態に係るローターコア鋼板10の平面図が示されている。このローターコア鋼板10は、例えば厚さが0.35mmの電磁鋼板12(例えば、新日鉄製35H300)がプレス加工によりリング状に打抜かれて形成されたものであり、外径が例えば100mmに設定されている。
なお、図示は省略するが、第1実施形態に係るローターは、永久磁石同期モータ(IPMモータ)のローターであり、図1に示されるローターコア鋼板10が複数積層されて形成されたローターコアと、該ローターコアに埋設された複数の永久磁石とによって構成されている。
ローターコア鋼板10の外周側には、永久磁石を保持するための複数の磁石保持孔14が形成されている。これらの磁石保持孔14は、ローターコア鋼板10の周方向を長手とする長尺矩形状に形成されており、ローターコア鋼板10の周方向に等間隔に並んで形成されている。
このローターコア鋼板10では、図1及び図2Aに示されるように、磁石保持孔14の縁部の一部が局部的に細幅なアウターブリッジ部OB及びブリッジ間部IB(何れもブリッジ部)とされている。具体的には、このローターコア鋼板10では、外周縁と各磁石保持孔14の両端部との間の部位が、それぞれアウターブリッジ部OBとされており、隣り合う磁石保持孔14の間の部位が、ブリッジ間部IBとされている。ブリッジ間部IBには、ローターコア鋼板10の外周側から切り欠かれた略三角形状の切欠16が形成されている。また、このローターコア鋼板10では、磁石保持孔14の縁部に接着剤注入孔15が形成されている。この接着材注入孔15は、半円形状の切欠であり、磁石保持孔14におけるローターコア鋼板10の内周側の縁部において、磁石保持孔14の長手方向中央部に形成されている。この接着剤注入孔15の縁部は、ローターコアの回転時に永久磁石に生じる遠心力に起因した応力が集中する応力集中部17とされている。なお、応力集中部17の位置は、ローターの形状等によって異なる。
なお、図1~図2Bにおいては、磁極ごとに1つの磁石保持孔14が形成された12極タイプのローターコア鋼板10が示されているが、磁極の数、磁極ごとの磁石保持孔の数、磁石保持孔の形状などは適宜変更可能である。例えば、図3~図4Bに示される第1変形例や、図5及び図6に示される第2変形例のようにしてもよい。
図3~図4Bに示される第1変形例は、磁極ごとに2つの磁石保持孔14が形成された8極タイプとされている。上記2つの磁石保持孔14は、ローターコア鋼板10の軸線方向から見てローターコア鋼板10の内周側が凸となる略V字状をなすようにローターコア鋼板10の周方向に並んでいる。この第1変形例に係るローターコア鋼板10では、外周縁と各磁石保持孔14の一端部との間の部位が、アウターブリッジ部OBとされており、磁極ごとに形成された2つの磁石保持孔14の間の部位が、センターブリッジ部CB(ブリッジ部)とされている。
図5及び図6に示される第2変形例は、磁極ごとに3つの磁石保持孔14が形成された6極タイプとされている。上記3つの磁石保持孔14は、ローターコア鋼板10の軸線方向から見てローターコア鋼板10の内周側が凸となる略円弧状をなしており、ローターコア鋼板10の径方向に並んでいる。この第2変形例に係るローターコア鋼板10では、外周縁と上記3つの磁石保持孔14の両端部との間の部位が、それぞれアウターブリッジ部OBとされている。上記のアウターブリッジ部OB、ブリッジ間部IB、センターブリッジ部CB、接着剤注入孔15等の応力集中部には、ローターコアの回転時に永久磁石に生じる遠心力に起因した応力が集中する構成になっている。以下、主に図1~図2Bに示されるローターコア鋼板10を用いて、本実施形態の要部について説明する。
(本実施形態の要部)
本実施形態に係るローターコア鋼板10は、前述したように電磁鋼板12がプレス加工により打抜かれて形成されたものである。このため、ローターコア鋼板10の端面(切断面)には、図16及び図17に示される電磁鋼板12の端面と同様に、ダレ20と、せん断面22と、破断面24とが形成されている(図7参照)。但し、このローターコア鋼板10では、アウターブリッジ部OB、ブリッジ間部IB、及び応力集中部17の端面の一部(図2A及び図2Bにおいて太線で示す領域A0~A3)が、ダレ20と、せん断面22と、潰れ面28とによって構成されている(図8参照)。
なお、図7に示される断面にはカエリが形成されていないが、破断面24を介してせん断面22とは反対側にカエリが形成される場合もある(図示省略)。また、前述した第1変形例においては、アウターブリッジ部OB及びセンターブリッジ部CBの端面の一部(図4A及び図4Bにおいて太線で示す領域A4~A8)が、ダレ20と、せん断面22と、潰れ面28とによって構成されている。また、前述した第2変形例においては、アウターブリッジ部OBの端面の一部(図6において太線で示す領域A9)が、ダレ20と、せん断面22と、潰れ面28とによって構成されている。以下の説明では、アウターブリッジ部OB、ブリッジ間部IB及びセンターブリッジ部CBを、単に「ブリッジ部B」と称する。また、応力集中部17の端面は、ブリッジ部Bの端面と基本的に同様の構成とされているので、以下の記載においては、ブリッジ部Bの端面について説明し、応力集中部17の端面に関する説明を省略する。
上記の潰れ面28は、電磁鋼板12の打抜き加工によって形成された破断面24(図7参照)が、面直方向に対して斜めに潰れたものであり、破断面24よりも平坦に形成されている。具体的には、潰れ面28は、破断面24が、電磁鋼板12の板厚方向において破断面24からせん断面22に向かう方向であってかつブリッジ部Bの端面と交差する方向に潰れたものである。この潰れ面28の表面粗さは、破断面24の表面粗さよりも小さくなっている。この潰れ面28は、せん断面22を介してダレ20とは反対側に位置している。
また、本実施形態に係るローターコア鋼板10では、潰れ面28及びその周辺部位の硬度が、せん断面22及びその周辺部位の硬度よりも高くなっている。これは、破断面24が面直方向に対して斜めに押し潰されて(圧縮されて)塑性変形した際の加工硬化によるものである。
また、本実施形態に係るローターコア鋼板10では、潰れ面28がせん断面22に滑らかに連続している。具体的には、せん断面22を除く箇所のRzjisが3μm以下の状態とされている。
また、潰れ面28は、電磁鋼板12の表面30に連なるエッジ部28Aを有しており、当該エッジ部28Aが曲面状に形成されている。さらに、この潰れ面28は、エッジ部28Aの側へ向かうに従い潰れ量が大きくなるようにせん断面22に対して傾斜している。なお、この「傾斜」は、潰れ面28がせん断面22に対して全体として傾斜したものであればよく、緩やかに湾曲している場合も含まれる。
(ローターコア鋼板の製造方法)
次に、本実施形態に係るローターコア鋼板の製造方法について説明する。この製造方法は、上述したローターコア鋼板10を製造するための方法であり、電磁鋼板12の打抜き加工時に必然的に発生する破断面24の一部に対してコイニング加工を施す。これにより、疲労強度の低下の原因となる破断面24を減少させると共に、コイニング加工(圧縮加工)により材料強度を向上させる。この製造方法は、打抜き工程と、コイニング工程とを有している。
打抜き工程では、図15に示されるように、電磁鋼板12を打抜きパンチ32及び図示しない打抜きダイにより打抜く。これにより、磁石保持孔14が形成されると共に磁石保持孔14の縁部の一部が局部的に細幅なブリッジ部Bとされたローターコア鋼板(図1~図2Bに示されるローターコア鋼板10において、ブリッジ部Bの端面に潰れ面28が含まれていないもの)を製造する。
次いで、コイニング工程では、ブリッジ部Bの端面に形成された破断面24の一部(図2A及び図2Bに示される領域A0~A3に位置する破断面24)に対して、図7に示される側面潰しダイ34によりコイニング加工を施す。これにより、上記一部の破断面24が面直方向に対して斜めに潰れた潰れ面28を形成する。
上記の側面潰しダイ34では、底面部34Aと側面部34Bとの間のコーナー部34Cが曲面状に形成されている。これにより、コイニング工程後のローターコア鋼板10では、潰れ面28のエッジ部28Aが曲面状に形成される構成になっている。また、この側面潰しダイ34では、側面部34Bが底面部34Aとは反対側へ向かうほど内部空間36を拡大するように傾斜している。これにより、潰れ面28が、前述したように傾斜する構成になっている。
なお、図17には、打抜き加工後の電磁鋼板12の端面が端面図にて示されており、図9には、打抜き加工後に、破断面24に対してコイニング加工が施された電磁鋼板12の端面が端面図にて示されている。図9に示されるように、コイニング加工後の電磁鋼板12の端面には、破断面24が潰れた潰れ面28が形成され、曲面状のエッジ部28Aが形成されている。
(作用及び効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態に係るローターコア鋼板10では、ブリッジ部Bの端面が、せん断面22と、破断面24が面直方向に対して斜めに潰れた潰れ面28とを含んで構成されている。このように破断面24が面直方向に対して斜めに潰れた潰れ面28では、破断面24よりも表面粗さを小さくすることができる。したがって、潰れ面28とされた箇所が破断面24のままの場合と比較して、ローターコアの疲労強度が向上する。その結果、IPMモータの高回転化や小型化が可能になる。
しかも、ブリッジ部Bの端面のうち、特に応力が集中し易い箇所の破断面24を面直方向に対して斜めに潰せば良いので、当該箇所の破断面24に対してコイニング加工を施す方法を採用することができる。つまり、電磁鋼板12を打抜く打抜き工程の後に、コイニング加工の工程を追加すればよいので、順送プレス工程に組み込むことができ、特別な専用設備が不要になる。これにより、低コストで量産化を図ることが可能になる。
また、このローターコア鋼板10では、潰れ面28がせん断面22に滑らかに連続しているため、潰れ面28とせん断面22との境界に応力集中が生じ難くなる。したがって、ローターコアの疲労強度を一層向上させることができる。
さらに、このローターコア鋼板10では、潰れ面28は、電磁鋼板12の表面30に連なるエッジ部28Aが曲面状に形成されているので、当該エッジ部28Aに応力集中が生じ難くなる。しかも、当該エッジ部28Aが曲面状に潰れたことにより、材料強度が向上している。したがって、ローターコアの疲労強度をより一層向上させることができる。
また、このローターコア鋼板10では、潰れ面28及びその周辺部位の硬度が、せん断面22及びその周辺部位の硬度よりも高くなっている。つまり、破断面24が面直方向に対して斜めに潰れた際の加工硬化により、潰れ面28及びその周辺部位で電磁鋼板12の材料強度が高くなっている。これにより、ローターコアの疲労強度を一層向上させることができる。
また、このローターコア鋼板10では、潰れ面28は、電磁鋼板12の表面30に連なるエッジ部28A側へ向かうに従い潰れ量が大きくなるようにせん断面22に対して傾斜している。これにより、応力集中が生じ易いエッジ部28A側において材料強度が向上している。したがって、ローターコアの疲労強度を向上させる効果に更に寄与する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図10には、本発明の第2の実施形態に係るローターコア鋼板40におけるブリッジ部Bの端面周辺の構成が図8に対応した断面図にて示されている。このローターコア鋼板40は、図1~図2Bに示されるローターコア鋼板10と基本的に同様の構成とされているが、以下の点が異なっている。
このローターコア鋼板40では、ブリッジ部Bの端面に形成されたせん断面22には、電磁鋼板12の板厚方向の寸法が、電磁鋼板12の板厚の70%以上であるシェービング面22Aが含まれている。このシェービング面22Aは、少なくとも図2A及び図2Bに示される領域A0~A3に設けられている。このローターコア鋼板40は、本発明の第2の実施形態に係るローターコア鋼板の製造方法によって製造されたものである。
第2実施形態に係るローターコア鋼板の製造方法は、第1実施形態に係るローターコア鋼板の製造方向と同様の打抜き工程及びコイニング工程を有すると共に、更にシェービング工程を有している。このシェービング工程は、打抜き工程後で且つコイニング工程前に設定されている。このシェービング工程においては、打抜き工程後の電磁鋼板12(潰れ面28が形成されていないローターコア鋼板10)におけるブリッジ部Bの端面の一部(図2A及び図2Bに示される領域A0~A3を含む部位)に対して、図12に示される打抜きパンチ42及び図示しない打抜きダイによりシェービング加工を施す。これにより、図13に示されるように、ブリッジ部Bの端面の上記一部において、前述したシェービング面22Aが形成されると共に、破断面24の面積が小さくなる。なお、図12において、SHはシェービング代を示している。上記のシェービング加工は、電磁鋼板12の端面において、少なくともコイニング加工が施される箇所に対し電磁鋼板12の板厚方向に並ぶ箇所に施されればよいが、電磁鋼板12の端面の全域に施されてもよい。
次いで、コイニング工程では、上記のように面積が小さくなった破断面24に対して、前記第1実施形態に係るコイニング工程と同様にコイニング加工が施される。これにより、面積が小さくなった破断面24の全てが潰れ面28とされる。このように、第2実施形態に係るローターコア鋼板の製造方法では、シェービング加工により破断面24の面積を縮小させることにより、コイニング加工が施される箇所において、破断面24の全て又は略全てを除去するようにしている。
つまり、ブリッジ部Bの端面の広い領域にコイニング加工を施すことは金型の摩耗等を考慮すると好ましくない。このため、本実施形態では、ブリッジ部Bの端面に予めシェービング加工を施してせん断面(シェービング面22A)の領域を拡大し(好ましくは材料板厚の70%以上とし)、破断面24の領域を減らすようにしている。これにより、コイニング加工を施す領域を減らすことができるので、コイニング加工をより容易に行うことが可能となる。
なお、図14には、シェービング加工後の電磁鋼板12の端面が端面図にて示されており、図11には、シェービング加工後に、破断面24に対してコイニング加工を施された電磁鋼板12の端面が端面図にて示されている。図14及び図11に示されるように、シェービング加工によりせん断面22(シェービング面22A)の面積が増加し、破断面24の面積が縮小するので、その後のコイニング加工において、破断面24に潰れ残りが生じることを防止又は効果的に抑制できる。
この第2実施形態に係るローターコア鋼板40では、上記のように所望の箇所の破断面24の全て又は略全てを潰れ面28とすることができる。しかも、シェービング面22A(せん断面22)の表面粗さが小さくなることで、シェービング面22Aにも応力集中が生じ難くなる。以上のことから、ローターコアの疲労強度を向上させる効果により一層寄与する。
<端面の表面粗さ、端面の硬さ及び疲労試験について>
以下の表1には、第1及び第2の実施形態に係るローターコア鋼板10、40におけるせん断面22、破断面24、及び潰れ面28の表面粗さが示されている。また、この表1には、参考用として、ワイヤカットにより切断された電磁鋼板の切断面(ワイヤカット面)の表面粗さが示されている。
Figure 0007151963000001


この表1に示されるように、コイニング加工が施された潰れ面28では、破断面24やワイヤカット面よりも表面粗さが小さくなっている。
また、以下の表2には、電磁鋼板に施す加工の種類と、各種加工後における破断面24及び潰れ面28の硬さとの関係が示されている。この硬さの測定条件は、10gf×10secであり、測定場所は、破断面24又は潰れ面28から0.02mmの箇所である。また、電磁鋼板の母材の硬さは、210HVであり、打抜き加工後のせん断面22の硬さは、280HVである。
Figure 0007151963000002


この表2に示されるように、打抜き加工に加えて、コイニング加工、又はシェービング加工及びコイニング加工が施された電磁鋼板では、潰れ面28の硬度が増加している。なお、ブリッジ部Bにおいてコイニング加工を施す箇所には、更に電磁鋼板の板厚方向に押し潰す(圧縮する)加工が施されてもよい。それにより、上記の箇所において、ブリッジ部Bの端面の硬さを更に増加させることができる。
また、以下の表3には、電磁鋼板12の端面に施す加工の種類と、1000万回疲労強度(動的疲労限)との関係が示されている。この1000万回疲労強度試験は、JIS Z 2273「金属材料の疲れ試験方法通則」に準ずるものであり、疲労試験条件は、応力比が0.01であり、繰返し周波数が20Hzである。
Figure 0007151963000003


この表3に示されるように、打抜き加工に加えて、コイニング加工、又はシェービング加工及びコイニング加工が施された電磁鋼板では、打抜き加工のみが施された電磁鋼板よりも疲労強度が向上している。
以上、第1及び第2の実施形態を挙げて本発明について説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。
なお、2016年7月13日に出願された日本国特許出願2016-138838号の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。本明細書に記載された全ての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個別に記載された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10 ローターコア鋼板
12 電磁鋼板
14 磁石保持孔
22 せん断面
22A シェービング面
24 破断面
28 潰れ面
28A エッジ部
B ブリッジ部

Claims (8)

  1. 電磁鋼板からなり、ローターコアを形成するために用いられると共に、永久磁石を保持するための磁石保持孔が形成され、前記磁石保持孔の縁部の一部が局部的に細幅なブリッジ部とされたローターコア鋼板であって、
    前記ブリッジ部の端面、及び前記ローターコアの回転時に前記永久磁石に生じる遠心力に起因した応力が集中する応力集中部の端面のうちの少なくとも一方が、ダレと、せん断面と、前記せん断面の一部及び破断面が面直方向に対して斜めに潰れた潰れ面とによって構成されており、前記潰れ面は、前記せん断面に滑らかに連続しているローターコア鋼板。
  2. 前記潰れ面は、前記電磁鋼板の表面に連なるエッジ部が曲面状に形成されている請求項1に記載のローターコア鋼板。
  3. 前記潰れ面の硬度が、前記せん断面の硬度よりも高い請求項1又は請求項2に記載のローターコア鋼板。
  4. 前記潰れ面は、前記電磁鋼板の表面に連なるエッジ部の側へ向かうに従い潰れ量が大きくなるように前記せん断面に対して傾斜している請求項1~請求項3の何れか1項に記載のローターコア鋼板。
  5. 前記せん断面には、前記電磁鋼板の板厚方向の寸法が、前記電磁鋼板の板厚の70%以上であるシェービング面が含まれている請求項1~請求項4の何れか1項に記載のローターコア鋼板。
  6. 請求項1~請求項5の何れか1項に記載のローターコア鋼板を複数積層して形成されたローターコアと、
    複数の前記ローターコア鋼板の前記磁石保持孔に挿入されて前記ローターコアに保持された磁石と、
    を備えたローター。
  7. 永久磁石を保持するための磁石保持孔が形成されると共に前記磁石保持孔の縁部の一部が局部的に細幅なブリッジ部とされたローターコア鋼板を、プレスによる電磁鋼板の打抜き加工によって製造する打抜き工程と、
    側面潰しダイの側面部を前記側面潰しダイの底面部とは反対側へ向かうほど前記側面潰しダイの内部空間を拡大するように傾斜させ、前記ブリッジ部の端面、及びローターコアの回転時に前記永久磁石に生じる遠心力に起因した応力が集中する応力集中部の端面のうちの少なくとも一方に形成されたせん断面の一部及び破断面に対して前記側面潰しダイでコイニング加工を施すことにより、前記せん断面の一部及び前記破断面が面直方向に対して斜めに潰れた潰れ面を形成し、前記少なくとも一方の端面に形成されたせん断面に前記潰れ面を滑らかに連続させ、前記少なくとも一方の端面をダレと前記せん断面と前記潰れ面とによって構成するコイニング工程と、
    を有するローターコア鋼板の製造方法。
  8. 前記打抜き工程後で且つ前記コイニング工程前に設定され、前記ブリッジ部及び前記応力集中部の端面の少なくとも一部に対してシェービング加工を施すシェービング工程を更に有する請求項7に記載のローターコア鋼板の製造方法。
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