JP2023168971A - 磁石部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁石に貼り付けられたシート材のバリ取りを精度良く行うことができる磁石部品の製造方法を提供すること。【解決手段】磁石部品10の製造方法は、磁石20の表面に貼り付けられたシート材30の端部31を磁石20から離れる方向に持ち上げるシート材端部持ち上げ工程と、シート材30の端部31よりも内側の押え付け位置でシート材30を磁石20に向けて押え付けるシート材押え付け工程と、押え付け位置よりもシート材30の端部31側の切断位置においてシート材30を切断するシート材切断工程と、を有する。【選択図】図5

Description

本発明は磁石部品の製造方法に関し、特に磁石にシート材を貼り付けた磁石部品の製造方法に関する。
例えば、回転電機のロータにおいて、ロータコアには磁石を挿入するための磁石挿入穴が形成されている。このようなロータコアの磁石挿入穴に、樹脂材料等を介在させて磁石を固定する方法が知られている。
特許文献1に記載される回転電機ロータの製造方法は、強度部材のフィラーとなる非磁性の多孔質部材と溶融した結合材が混合され加圧によって一体化された複合材を磁石に付着させて複合材付磁石を形成する。そして、複合材付磁石をロータコアの磁石挿入穴に挿入し、ロータコアを経由せずに複合材を直接加熱する加熱手段を配置する。そして、加熱手段によって複合材を直接加熱し、複合材の多孔質部材に含まれる結合材を軟化させて多孔質部材の加圧による残留応力の解放により、複合材を膨張させて多孔質モールド材を形成し、多孔質モールド材によって磁石を磁石挿入穴に固定する。
特開2020-141552号公報
ロータの磁石挿入穴に挿入される磁石部品(複合材付磁石)の場合、磁石挿入穴に磁石部品を挿入するに際して、磁石に貼り付けられた複合材のシート材の端部が磁石挿入穴の内面に干渉することを防ぐために、シート材の端部が磁石の端縁からはみ出していないことが望ましい。これにより、磁石挿入穴に対する複合磁性体の挿入性を確保することができる。
そのため、図11のS101に示すように、例えば切断加工を施したシート材300にバリが発生する等してシート材300の端部310が磁石200の端縁からはみ出している場合、磁石の端縁からはみ出たシート材300の端部310を除去する必要がある。図11のS102に示すように、バリ取りブラシ150を用いて端部310のバリを除去することができるが、バリ取りブラシ150を用いた方法では、図11のS103に示すように、磁石200に付着したシート材300が必要以上に捲れ上がって、バリ取り作業が困難になる場合があった。そのため、このような磁石部品におけるバリ取りの精度を向上する方法が求められている。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、磁石に貼り付けられたシート材のバリ取りを精度良く行うことができる磁石部品の製造方法を提供することを目的とするものである。
一実施の形態にかかる磁石部品の製造方法は、磁石の表面に貼り付けられたシート材の端部を磁石から離れる方向に持ち上げるシート材端部持ち上げ工程と、シート材の端部よりも内側の押え付け位置でシート材を磁石に向けて押え付けるシート材押え付け工程と、押え付け位置よりもシート材の端部側の切断位置においてシート材を切断するシート材切断工程と、を有する。
本発明により、磁石に貼り付けられたシート材のバリ取りを精度良く行うことができる磁石部品の製造方法を提供することができる。
本実施形態にかかる磁石部品の製造方法を示すフローチャートである。 磁石部品を構成する磁石を示す斜視図である。 シート材付磁石形成工程を説明する斜視図である。 シート材付磁石を示す斜視図である。 シート材端部持ち上げ工程、シート材押え付け工程、及びシート材切断工程を説明する斜視図である。 シート材端部持ち上げ工程、シート材押え付け工程、及びシート材切断工程を説明する側方図である。 シート材端部持ち上げ工程、シート材押え付け工程、及びシート材切断工程を説明する正面図である。 実施の形態1にかかる磁石部品の製造方法により製造された磁石部品を示す斜視図である。 磁石部品が適用されたロータを示す断面図である。 ロータコアの磁石挿入穴に磁石部品を挿入する様子を示す斜視図である。 バリ取りブラシを用いた場合の問題点を説明する図である。
実施の形態1
以下、本開示を適用した具体的な実施形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。なお、本開示は、以下の実施形態に限定されることはなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更できる。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化されている。図中に示したものは、全体の一部であり、図示しないその他の構成が実際には多く含まれる。
図1を参照して、本実施形態にかかる磁石部品10の製造方法について説明する。図1は、本実施形態にかかる磁石部品の製造方法を示すフローチャートである。図1に示すように、磁石部品10の製造方法は、シート材付磁石形成工程(ステップS1)と、シート材端部持ち上げ工程(ステップS2)と、シート材押え付け工程(ステップS3)と、シート材切断工程(ステップS4)と、を含む。
ここで、図2を参照して、磁石部品10を構成する磁石20について説明する。図2は、磁石部品を構成する磁石を示す斜視図である。図2に示すように、磁石20は、細長い直方体形状を有する永久磁石である。磁石20は、X方向に直交する断面形状が矩形状を呈している。磁石20は、X方向の長さL1、Y方向の幅W1、及びZ方向の厚さT1を有している。磁石20は、Z方向で対向する一対の表面21、22と、Y方向で対向する一対の側面23、24と、を含む周面を有している。
磁石20の材質としては、ネオジムと鉄とホウ素を主成分とするネオジム磁石、サマリウムとコバルトを主成分とするサマリウムコバルト磁石等の希土類磁石が用いられる。これ以外にフェライト磁石、アルニコ磁石等を用いてもよい。
続いて、図3を参照して、ステップS1のシート材付磁石形成工程の詳細を説明する。ただし、シート材付磁石40を形成する方法はこれに限られるものではなく、所望のシート材付磁石40を入手できる場合は、シート材付磁石形成工程は省略することもできる。
図3に示すように、この工程では、隣り合う磁石20の一方の側面23と、隣り合う磁石20の他方の側面24と、を突き合わせた状態でX方向に並べられた複数の磁石20の少なくとも一方の主面に、切断前のシート材30を貼り付ける。なお、X方向に並べられた複数の磁石20を磁石集合体20aとすると、磁石集合体20aの主面は、複数の磁石20の表面21、22のそれぞれがX方向に連なった面である。
シート材30は、樹脂を含み、折り曲げ可能な柔軟性を有する。また、シート材30は、磁石20を電気的に絶縁する絶縁性を有する材料により構成されることが好ましい。また、シート材30は、例えば表裏面に熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等の結着材が塗布されることより、接着性を有することが好ましい。さらに、シート材30には、発泡剤や強度部材等が含まれていてもよい。例えば、接着性を有していないシート材30である場合、適宜の結着材をシート材30と磁石20との間に塗布してシート材30を磁石20に貼着してもよい。
切断前のシート材30は、磁石集合体20a(磁石20)のX方向における長さと同等又は磁石集合体20a(磁石20)の長さより僅かに大きい長さL2を有しているとともに、磁石集合体20aのY方向における幅(複数の磁石20の幅を合計した長さ)と同等又は磁石集合体20aの幅より僅かに大きい幅W2を有している。また、シート材30は、Z方向において、磁石20の厚さT1より小さい厚さT2を有している。
図3に示す例では、磁石集合体20aの一方の主面と他方の主面とのそれぞれに切断前のシート材30が貼り付けられている。図3に示す2枚のシート材30の一方は磁石集合体20aの一方の主面を覆うように配置され、2枚のシート材30の他方は磁石集合体20aの他方の主面を覆うように配置されている。
次いで、磁石20ごとに分離するために、切断前のシート材30が貼り付けられた磁石集合体20aの隣り合う磁石20の境界に沿ってシート材30を切断する。これにより、磁石20と、当該磁石20の一方の表面21及び他方の表面22のそれぞれに貼り付けられた2枚のシート材30と、を有するシート材付磁石40を形成することができる。
図4は、シート材付磁石を示す斜視図である。図4に示す破線は、シート材付磁石40において、磁石20とシート材30とがオーバーラップしている領域を示している。図4に示すように、シート材付磁石40は、Y方向の両側に存在するシート材30の端部31が磁石20のX方向に沿う端縁から外側にはみ出している。例えば、予め切断加工がなされたシート材30は、切断端となる端部31にバリが発生する場合がある。
そこで、図5~図7に示す磁石部品10の製造装置を用いてシート材付磁石40に含まれるシート材30の端部31のバリを除去することができる。以下の説明では、シート材付磁石40に含まれる2枚のシート材30のうち表面21に貼り付けられたシート材30の端部31のバリを除去する場合について説明するが、表面22に貼り付けられたシート材30の端部31のバリも同様にして除去することができる。
図5~図7に示すように、磁石部品10の製造装置は、搬送部と、シート材端部持ち上げ部と、シート材押え付け部と、シート材切断部と、を有する。搬送部は、載置されたシート材付磁石40を搬送方向に搬送するコンベヤ51である。シート材端部持ち上げ部は、シート材付磁石40におけるシート材30の端部31を磁石20から離れる方向に持ち上げる爪52である。シート材押え付け部は、シート材付磁石40におけるシート材30の端部31よりも内側の押え付け位置でシート材30を磁石20に向けて押え付けるロール53である。シート材切断部は、押え付け位置よりもシート材30の端部31側の切断位置においてシート材30を切断するブレード54である。
ステップS1で形成されたシート材付磁石40は、コンベヤ51の上に載置され、コンベヤ51によりX方向に平行をなす搬送方向に搬送される。すなわち、コンベヤ51により搬送されるシート材付磁石40は、軸方向(長さ方向)が搬送方向に沿うように配置されている。
本実施形態では、所定の位置に固定して設置された爪52、ロール53、及びブレード54に対してシート材付磁石40をコンベヤ51によりX方向に移動させるように構成した製造装置を例に挙げて説明するが、爪52、ロール53、及びブレード54に対してシート材付磁石40を相対的に移動させることができればこのような構成に限らない。例えば、爪52、ロール53、及びブレード54が適宜の駆動装置によってX方向に移動するように構成される場合、コンベヤ51を省略することもできる。
また、押え付け位置の近傍でシート材30の端部31を持ち上げることができるように爪52及びロール53がX方向に並んで配置されており、押え付け位置の近傍で切断を行うことができるように爪52とロール53との間にブレード54が配置されている。
ステップS2のシート材端部持ち上げ工程において、コンベヤ51により搬送されるシート材付磁石40におけるシート材30の磁石20と接している側の面(裏面)に爪52の先端が当接しながら相対的に移動することにより、シート材30の端部31を磁石20から捲り上げる。このようにして、爪52は、シート材30の端部31を磁石20から離れる方向に持ち上げることができる。
爪52は、先端に向かって先細るテーパ形状を有している。図5~図7に示す爪52は、Y方向に直交する断面形状が楔形状を呈しており、Z方向の両側にテーパ面を有している。Z方向において、爪52の先端はシート材30と磁石20とのY方向に沿う境界付近の位置に配置され、爪52の基端は当該境界よりも磁石20から離れた位置に配置されている。また、Y方向において、爪52は、磁石20の外側の位置に設けられ、先端がシート材30の端部31に当接可能に配置されている。シート材付磁石40が移動することに伴って爪52の先端がシート材30の裏面に当接しつつ裏面をX方向になぞりながらシート材30の端部31を磁石20から捲り上げる。
ステップS3のシート材押え付け工程において、コンベヤ51により搬送されるシート材付磁石40の押え付け位置にロール53の転動面が押し当てられる。これにより、ロール53は、シート材30を磁石20に向けて押え付けることができる。ロール53は、磁石20との間にシート材30を挟み込むように配置され、シート材付磁石40が移動することに伴ってX方向に沿って転動する。なお、端部31から磁石20の軸中心線側に向かう方向を内側と呼び、磁石20の軸中心線から端部31側に向かう方向を外側と呼ぶ。押え付け位置は、Y方向においてシート材30の端部31よりも内側であればよい。ロール53でシート材30を押え付けることにより、押え付け位置より内側のシート材30が磁石20から離れることを抑制できる。すなわち、シート材30が磁石20から必要以上に捲れ上がることを抑制できる。
ステップS4の切断工程において、コンベヤ51により搬送されるシート材付磁石40の切断位置にブレード54の刃先を当接させる。ブレード54は、ロール53により押え付け位置で押え付けられるとともに爪52により端部31が捲れ上げられたシート材30を切断位置で切断し、切断位置から端部31側のシート材30をシート材付磁石40から切り離す。
このような構成によれば、磁石20の端縁からシート材30がはみ出さないようにシート材30の端部31側を切断し、端部31のバリを除去することができる。また、ブレード54を用いてシート材30を切断するため、バリ取りブラシを用いてシート材30を切断した場合に発生し得るシート材30の微粉が発生しにくい。そのため、バリ取りブラシを用いた場合と比較して、微粉の発生による作業環境の悪化を抑制することができる。また、シート材30の端部31を磁石20から捲り上げることにより、磁石20から離れた位置でシート材30の切断を行うことができるため、シート材30の切断に伴う磁石20の損傷を抑制することができる。
S2~S4の工程をシート材付磁石40に含まれる2枚のシート材30を対象として行うことにより、図8に示すように、シート材30の端部31のバリが除去された磁石部品10を製造することができる。図8は、実施の形態1にかかる磁石部品の製造方法により製造された磁石部品を示す斜視図である。
図8に示す磁石部品10は、車両等に搭載される回転電機のロータに適用することができる。そこで、図9を参照して、磁石部品10が適用されたロータ100の概略構成を説明する。図9は、磁石部品が適用されたロータを示す断面図である。図9には、磁石埋込型(IPM型)のロータ100を示している。図9に示すロータ100は、ロータ100の外径と所定の隙間を隔てて配置される円環状のステータと組み合わされて回転電機を構成する。
以下の説明では、ロータコア112の中心軸の延在方向を軸方向とし、ロータコア112の中心軸の中心から放射状に延在する方向を径方向とし、ロータコア112の中心軸を中心として円周状に延在する方向を周方向とする。なお、ロータコア112の軸方向は、X方向と平行をなしている。
図9に示すように、ロータ100は、回転電機の出力軸となるロータシャフト111と、円環状のロータコア112と、ロータコア112に形成された磁石挿入穴113内に挿入された磁石20と、磁石挿入穴113と磁石20との隙間に設けられた固定層130と、を有している。ロータ100は、ロータコア112をロータシャフト111に固定するいくつかの固定要素をさらに含む。
ロータコア112は、それぞれ円環状に打ち抜き加工された複数の電磁鋼板112aを軸方向に積層して構成されている。ロータコア112を構成する各電磁鋼板112aは、ロータコア112を軸方向に複数分割したブロックごとに又は全て一括してカシメ、接着、溶接等の方法によって一体に連結されている。なお、ロータコア112は、金属磁性粉末を圧縮成形した、いわゆる圧粉コアであってもよい。
ロータコア112には、ロータコア112の外周側において複数の磁石挿入穴113が周方向に均等な間隔で設けられている。これらの複数の磁石挿入穴113には、磁石20が挿入される。図9には、2つの磁石挿入穴113が示されている。磁石挿入穴113は、ロータコア112を貫通するように軸方向に延びている。軸方向に直交する断面において、磁石挿入穴113の内面の大きさは、磁石20の外面の大きさよりも僅かに大きく設定されている。そのため、磁石挿入穴113の内面と磁石20の外面との間には隙間が形成される。ロータコア112における磁石挿入穴113の軸方向に沿った長さは、磁石20の軸方向に沿った長さよりも長めに設定される。
固定層130は、磁石挿入穴113に磁石20が挿入された場合に生じる隙間に配置され、磁石20を磁石挿入穴113内に固定する部材である。固定層130は、ロータ100の高速回転時の遠心力にも耐えうる強度を有する。また、固定層130は、ロータコア112の発熱に耐えうる耐熱性を有している。また、固定層130は、磁石20を絶縁する絶縁性を有する。固定層130は、磁石部品10に含まれるシート材30を加熱して硬化させることにより形成される。
上記したロータ100の製造工程では、ロータコア112の磁石挿入穴113に磁石部品10が挿入される。図10は、ロータコアの磁石挿入穴に磁石部品を挿入する様子を示す斜視図である。図10に示すように、軸方向に直交する断面において、磁石部品10の外面の大きさは、磁石挿入穴113の内面の大きさよりも小さく形成されている。また、磁石部品10は、シート材30の端部31が磁石20の端縁からはみ出していない。そのため、ロータコア112の磁石挿入穴113に磁石部品10を挿入するに際して、磁石20に貼り付けられたシート材30が磁石挿入穴113の内面に干渉することを抑制することができる。その結果、ロータコア112及び磁石部品10の損傷を抑制しつつ、シート材30が貼り付けられた磁石20を磁石挿入穴113にスムーズに挿入することができる。
磁石挿入穴113に磁石部品10が挿入された後は、適宜の加熱装置によって磁石部品10に含まれるシート材30の加熱が行われる。シート材30を加熱するにあたっては、シート材30を間接的に加熱する方法を採用してもよく、シート材30を直接的に加熱する方法を採用してもよい。加熱されたシート材30は、磁石挿入穴113と磁石20との間の隙間で膨張して硬化する。このようにして、シート材30から固定層130が形成され、固定層130によって磁石挿入穴113内に磁石20が固定されたロータコア112を得ることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上記実施の形態では、シート材端部持ち上げ部としての爪52が側面視楔型に形成されている場合を例に挙げて説明したが、この形状に限定されない。また、シート材端部持ち上げ部は、シート材付磁石40におけるシート材30の端部31を磁石20から離れる方向に持ち上げ可能な構成であればよい。また、上記実施の形態では、シート材押し付け部がロール53である場合を例に挙げて説明したが、この構成に限定されない。シート材押し付け部はシート材30を磁石20に向けて押し付け可能な構成であればよい。また、上記実施の形態では、シート材切断部がブレード54である場合を例に挙げて説明したが、この構成に限定されない。シート材切断部は、押え付け位置で押え付けられるとともに端部31が捲れ上げられたシート材30を切断位置で切断可能な構成であればよい。
10 磁石部品
20、200 磁石
20a 磁石集合体
21、22 表面
23、24 側面
30、300 シート材
31、310 端部
40 シート材付磁石
51 コンベヤ
52 爪
53 ロール
54 ブレード
100 ロータ
111 ロータシャフト
112 ロータコア
112a 電磁鋼板
113 磁石挿入穴
130 固定層
150 バリ取りブラシ

Claims (1)

  1. 磁石の表面に貼り付けられたシート材の端部を前記磁石から離れる方向に持ち上げるシート材端部持ち上げ工程と、
    前記シート材の前記端部よりも内側の押え付け位置で前記シート材を前記磁石に向けて押え付けるシート材押え付け工程と、
    前記押え付け位置よりも前記シート材の前記端部側の切断位置において前記シート材を切断するシート材切断工程と、
    を有する磁石部品の製造方法。
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