JP7151836B2 - 携帯端末、プログラム、及びエレベータシステム - Google Patents

携帯端末、プログラム、及びエレベータシステム Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末、プログラム、及びエレベータシステムに関する。
特許文献1は、各階床に配置された乗場行先階登録装置を用いてエレベータ利用者により乗車前に登録された行先階呼びに基づいてエレベータを運行するエレベータシステムを開示している。
特開2017-52621号公報
本発明は、エレベータシステムを簡素化及び低コスト化することを目的とする。
本発明の第1の態様の携帯端末は、
エレベータの運行制御を行う運行制御装置と無線通信を行う無線通信部と、
画像を表示し及び/または音声を出力する報知部と、
撮像部と、
制御部と、を備え、
制御部は、
(i)撮像部に、エレベータ乗場に配置されかつ少なくともエレベータ乗場毎に異なる模様を有する模様画を撮像させて撮像データを生成し、
(ii)生成した撮像データに基づいて呼び登録のためのエレベータ管理情報を取得し、
(iii)取得したエレベータ管理情報に基づいて、エレベータの割当を依頼する割当依頼信号を生成し、
(iv)生成した割当依頼信号を無線通信部を用いて運行制御装置に送信し、
(v)運行制御装置から割当依頼信号に対する応答として割当号機を示す割当号機信号を受信すると、報知部に、割当号機を案内する情報を報知させる。
本発明のプログラムは、コンピュータを、本発明の携帯端末の制御部として機能させる。
本発明の第1の態様のエレベータシステムは、
携帯端末と無線通信を行ってエレベータの運行制御を行う運行制御装置を有するエレベータシステムであって、
エレベータ乗場に、エレベータ乗場毎に異なる模様を有する模様画が配置されており、
携帯端末は、模様画を撮像して生成した撮像データに基づいて取得した呼び登録用のエレベータ管理情報に基づいてエレベータの割当を依頼する割当依頼信号を生成して運行制御装置に送信するように構成されており、
運行制御装置は、
携帯端末から割当依頼信号を受信すると、割当依頼信号に係る呼びをエレベータに割り当て、
割り当てたエレベータを示す割当号機信号を携帯端末に送信する。
本発明の第2の態様の携帯端末は、
エレベータの運行制御を行う運行制御装置と無線通信を行う無線通信部と、
画像を表示し及び/または音声を出力する報知部と、
撮像部と、
制御部と、を備え、
制御部は、
(i)撮像部に、エレベータ乗場を撮像させて撮像データを生成させ、
(ii)生成された撮像データに基づいて呼び登録のためのエレベータ管理情報を取得し、
(iii)取得したエレベータ管理情報に基づいて、エレベータの割当を依頼する割当依頼信号を生成し、
(iv)生成した割当依頼信号を無線通信部を用いて運行制御装置に送信し、
(v)運行制御装置から割当依頼信号に対する応答として割当号機を示す割当号機信号を受信すると、報知部に、割当号機を案内する情報を報知させる。
本発明の第2の態様のエレベータシステムは、
エレベータの運行制御を行う運行制御装置と無線通信を行う無線通信部と、
画像を表示し及び/または音声を出力する報知部と、
撮像部と、
制御部と、を備え、
制御部は、
(i)撮像部に、エレベータ乗場を撮像させて撮像データを生成させ、
(ii)生成された撮像データに基づいて呼び登録のためのエレベータ管理情報を取得し、
(iii)取得したエレベータ管理情報に基づいて、エレベータの割当を依頼する割当依頼信号を生成し、
(iv)生成した割当依頼信号を無線通信部を用いて運行制御装置に送信し、
(v)運行制御装置から割当依頼信号に対する応答として割当号機を示す割当号機信号を受信すると、報知部に、割当号機を案内する情報を報知させる。
本発明の第1の態様では、エレベータ乗場に呼び登録用の模様画を配置したことで、エレベータ利用者の携帯端末をエレベータを呼ぶための呼び登録装置として利用することができるようになる。そのため、ビル設備としてエレベータ乗場に固定的に配置する呼び登録装置を削減しまたは無くすことができる。したがって、エレベータシステムを簡素化及び低コスト化できる。
また、エレベータ乗場に配置された模様画を携帯端末で読み取らなければ、割当依頼信号を送信できないため、エレベータ乗場以外の場所では、携帯端末を利用した呼び登録を行うことができない。そのため、いたずらなどによる無駄呼びの発生を抑制できる。
本発明の第2の態様では、エレベータ利用者が携帯端末でエレベータ乗場を撮像するだけで、エレベータ利用者の携帯端末をエレベータを呼ぶための呼び登録装置として利用することができるようになる。そのため、ビル設備としてエレベータ乗場に固定的に配置する呼び登録装置を削減しまたは無くすことができる。したがって、エレベータシステムを簡素化及び低コスト化できる。
また、エレベータ乗場を携帯端末で撮像しなければ、割当依頼信号を送信できないため、エレベータ乗場以外の場所では、携帯端末を利用した呼び登録を行うことができない。そのため、いたずらなどによる無駄呼びの発生を抑制できる。
実施の形態1に係るエレベータシステムを導入したビルの各階のエレベータ乗場を模式的に示した図 エレベータシステムの電気的構成を示したブロック図 携帯端末用サーバ及び各制御装置などの電気的構成を示したブロック図 携帯端末の電気的構成を示したブロック図 携帯端末の表示部に表示される二次元コード読み取り指示画面の一例を示した図 携帯端末の表示部に表示される呼び登録画面の一例を示した図 携帯端末の表示部に表示される割当号機案内画面の一例を示した図 携帯端末が二次元コードを読み取ったときに行われる処理の一例を示したフローチャート 携帯端末用サーバが携帯端末から割当依頼生成用信号を受信したときに行われる処理の一例を示したフローチャート エレベータ管理制御装置が携帯端末用サーバから割当依頼信号を受信したときに行われる処理の一例を示したフローチャート 携帯端末用サーバがエレベータ管理制御装置から割当結果信号を受信したときに行われる処理の一例を示したフローチャート 実施の形態2に係るエレベータシステムの電気的構成を示したブロック図 携帯端末が二次元コードを読み取ったときに行われる処理の一例を示したフローチャート 携帯端末の表示部に表示される利用不可報知画面の一例を示した図 携帯端末用サーバが携帯端末から割当依頼生成用信号を受信したときに行われる処理の一例を示したフローチャート 他の実施の形態に係る携帯端末の電気的構成を示したブロック図
(実施の形態1)
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
1.構成
1-1.エレベータシステムの概要
図1は、実施の形態1に係るエレベータシステムを導入したビルの各階のエレベータ乗場を模式的に示した図である。
本実施の形態に係るエレベータシステムは、荷物用エレベータバンクと、低層階エレベータバンクと、高層階エレベータバンクとを含んでいる。荷物用エレベータバンクは、1台のエレベータ130(P号機)を有する。低層階エレベータバンクは、6台のエレベータ230(A~F号機)を有する。高層階エレベータバンクは、6台のエレベータ330(G~L号機)を有する。
荷物用エレベータバンクは、UP/DOWN登録方式(上下方向登録方式)を採用している。荷物用エレベータは、例えばビルの全階をサービスする。低層階エレベータバンク及び高層階エレベータバンクは、乗場行先階登録方式を採用している。低層階エレベータは、例えばビルのロビー階と低層階(例えば2~10階)をサービスする。高層階エレベータは、例えばビルのロビー階と高層階(例えば11~19階)をサービスする。
荷物用エレベータ、低層階エレベータ、及び高層階エレベータのエレベータ乗場EP、EL、EHのビル内壁面にはそれぞれ、異なる模様(パターン)を有する二次元コードBP、BL、BHが設けられている。二次元コードBP、BL、BHは、二次元コードBP、BL、BHを印刷したシールや板材をビル内壁面に貼り付けることで設けられてもよいし、ビル内壁面に直接二次元コードBP、BL、BHを印刷することで設けられてもよい。エレベータ利用者は、エレベータへの乗車前に、二次元コードBP、BL、BHのうち乗車希望のエレベータバンクの二次元コードを、所持する携帯端末500のカメラ503で撮像する(カメラ503に読み取らせる)。携帯端末500は、カメラ503で撮像して生成された撮像データに基づいてエレベータの割当依頼信号を生成してエレベータシステムに送信し、その応答としてエレベータシステムから割当号機信号を受信すると、受信した割当号機信号が示す割当号機の情報を表示部504に表示する。エレベータ利用者は、表示部504に表示された割当号機に乗車する。二次元コードBP、BL、BHは、例えばQRコード(登録商標)で構成できる。なお、本発明において、二次元コードはQRコードに限定されない。本発明において、二次元コードは、AztecCode、Semacode、CPcode、PDF417、High Capacity Color Barcode等、その他の二次元コードであってもよい。
このような構成を採用することで、エレベータ乗場EP、EL、EHに、上下方向呼び登録用の上方向ボタン及び下方向ボタンや、行先階登録用の行先階登録装置などを設ける必要がなくなる。そのため、エレベータシステムのシステム構成の簡素化及び低コスト化を図ることができる。なお、携帯端末500を所持していないエレベータ利用者も存在し得るため、そのようなエレベータ利用者用に必要最低数の行先階登録装置を設けてもよい。この場合でも、従来のように多数の行先階登録装置を設ける必要がないため、エレベータシステムのシステム構成の簡素化及び低コスト化を図ることができる。
また、エレベータへの乗車前に二次元コードの表示を、所持する携帯端末500のカメラ503に読み取らせる必要があるため、エレベータが設けられていない場所、例えば自宅やビル外部などから、悪戯で呼びを登録することができない。そのため、無駄呼びが発生せず、エレベータの運行効率を悪化させない。
以下、エレベータシステム及び携帯端末500の構成や動作について詳しく説明する。
1-2.エレベータシステムの構成
図2は、エレベータシステムの電気的構成を示したブロック図である。
エレベータシステムは、前述したように、荷物用エレベータバンクと、低層階エレベータバンクと、高層階エレベータバンクとを含んでいる。荷物用エレベータバンクは、1台のエレベータ(P号機)を有する。低層階エレベータバンクは、6台のエレベータ(A~F号機)を有する。高層階エレベータバンクは、6台のエレベータ(G~L号機)を有する。
エレベータ130、230、330はそれぞれ、乗車かご、巻上機(モータ)、釣合おもり等を有する。なお、以下では各エレベータへの符号の付与を適宜省略する。
荷物用エレベータバンクは、UP/DOWN登録方式(上下方向登録方式)を採用している。荷物用エレベータバンクは、1台のエレベータ(P号機)と、荷物用エレベータ管理制御装置110と、P号機用の号機制御装置120とを有する。荷物用エレベータ管理制御装置110は、1台のエレベータ(P号機)の運行を制御する。また、荷物用エレベータ管理制御装置110は、携帯端末用サーバ400から呼びへの割当依頼信号を受信する都度、エレベータ(P号機)に呼びの割当を行う。なお、荷物用エレベータバンクは、複数台のエレベータを有していてもよい。この場合、荷物用エレベータ管理制御装置110は、携帯端末用サーバ400から呼びへの割当依頼信号を受信する都度、複数台のエレベータのうちのいずれか1台に呼びの割当を行う。号機制御装置120は、荷物用エレベータ管理制御装置110からの制御信号にしたがって、対応する号機の巻上機(モータ)等の動作を制御することにより、対応する号機全体の上昇、下降、停止等を制御する。また、号機制御装置120は、対応する号機の位置、走行方向、ドアの開閉状態、かご荷重等を検知して、検知した情報を示す信号を荷物用エレベータ管理制御装置110に出力する。
低層階エレベータバンクは、乗場行先階登録方式を採用している。低層階エレベータバンクは、6台のエレベータ(A~F号機)と、低層階エレベータ群管理制御装置210と、A~F号機用の6台の号機制御装置220とを有する。低層階エレベータ群管理制御装置210は、6台のエレベータ(A~F号機)の運行を統合的に制御する。また、低層階エレベータ群管理制御装置210は、携帯端末用サーバ400から呼びへの割当依頼信号を受信する都度、6台のエレベータ(A~F号機)のうちのいずれか1台に呼びの割当を行う。各号機制御装置220は、低層階エレベータ群管理制御装置210からの制御信号にしたがって、対応する号機の巻上機(モータ)等の動作を制御することにより、対応する号機全体の上昇、下降、停止等を制御する。また、号機制御装置220は、対応する号機の位置、走行方向、ドアの開閉状態、かご荷重等を検知して、検知した情報を示す信号を低層階エレベータ群管理制御装置210に出力する。
高層階エレベータバンクは、乗場行先階登録方式を採用している。高層階エレベータバンクは、6台のエレベータ(G~L号機)と、高層階エレベータ群管理制御装置310と、G~L号機用の6台の号機制御装置320とを有する。高層階エレベータ群管理制御装置310は、6台のエレベータ(G~L号機)の運行を統合的に制御する。また、高層階エレベータ群管理制御装置310は、携帯端末用サーバ400から呼びへの割当依頼信号を受信する都度、6台のエレベータ(G~L号機)のうちのいずれか1台に呼びの割当を行う。各号機制御装置320は、高層階エレベータ群管理制御装置310からの制御信号にしたがって、対応する号機の巻上機(モータ)等の動作を制御することにより、対応する号機全体の上昇、下降、停止等を制御する。また、号機制御装置320は、対応する号機の位置、走行方向、ドアの開閉状態、かご荷重等を検知して、検知した情報を示す信号を高層階エレベータ群管理制御装置310に出力する。
携帯端末用サーバ400、荷物用エレベータ管理制御装置110、低層階エレベータ群管理制御装置210、高層階エレベータ群管理制御装置310、及び号機制御装置120、220、320の各装置間は、情報伝送可能なネットワークNWを介して接続されている。ネットワークNWは、例えばEthernet(登録商標)等のLAN(Local Area Network)により構成され、各装置間での各種の情報の送受信は、TCP/IP等の各種のプロトコルにしたがって行われる。ネットワークNW上に接続されている前述の各装置は、装置間において、各装置が有する入出力インタフェースにより、TCP/IP等の各種のプロトコルにしたがった通信による信号伝送(情報伝送)が可能である。なお、群管理システムを構成する各装置間は、他の信号形式のネットワークや、専用の信号網を介して接続されてもよい。
携帯端末用サーバ400、荷物用エレベータ管理制御装置110、低層階エレベータ群管理制御装置210、及び高層階エレベータ群管理制御装置310は、エレベータの運行制御を行う運行制御装置100を構成する。
図3は、携帯端末用サーバ400、荷物用エレベータ管理制御装置110、低層階エレベータ群管理制御装置210、高層階エレベータ群管理制御装置310、及び号機制御装置120、220、320の電気的構成を示したブロック図である。
携帯端末用サーバ400、荷物用エレベータ管理制御装置110、低層階エレベータ群管理制御装置210、高層階エレベータ群管理制御装置310、及び号機制御装置120、220、320は、それぞれ、コンピュータ10を利用して構成されている。コンピュータ10は、制御部11と、記憶部12と、入出力インタフェース13とを備える。
記憶部12は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラムや種々のデータを格納している。プログラムは、各装置の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部11は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部11は、記憶部12からプログラムや種々のデータを読み出して、読み出したプログラム等に基づいて種々の演算処理を行うことにより、各装置における後述する各種の機能を実現する。なお、制御部11は、例えば、ハードウェア(電子回路)のみや、FPGA、ASIC等を利用して構成されてもよい。
入出力インタフェース13は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース13は、無線LANアダプタなどの無線通信インタフェースを含んでもよい。入出力インタフェース13は、各装置が他装置との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース13は、制御部11から出力される信号を所定の形式の信号に変換して他装置に出力する。また、入出力インタフェース13は、他装置から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部11に出力する。
コンピュータ10の制御部11、記憶部12、及び入出力インタフェース13と、上記各装置の制御部、記憶部、及び入出力インタフェースとの対応関係を示す参照符号を図3において付している。携帯端末用サーバ400は、制御部401と、記憶部402と、入出力インタフェース403とを備える。荷物用エレベータ管理制御装置110は、制御部111と、記憶部112と、入出力インタフェース113とを備える。高層階エレベータ群管理制御装置310は、制御部311と、記憶部312と、入出力インタフェース313とを備える。号機制御装置120は、制御部121と、記憶部122と、入出力インタフェース123とを備える。号機制御装置220は、制御部221と、記憶部222と、入出力インタフェース223とを備える。号機制御装置320は、制御部321と、記憶部322と、入出力インタフェース323とを備える。
1-3.携帯端末
図4は、携帯端末500の電気的構成を示したブロック図である。
携帯端末500は、エレベータ利用者の所持するスマートフォン等の携帯型のコンピュータを利用して構成されている。携帯端末500は、制御部501、記憶部502、カメラ503、表示部504、操作部505、無線通信部506を有する。
制御部501は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部501は、記憶部502からプログラムや種々のデータを読み出して、読み出したプログラム等に基づいて種々の演算処理を行うことにより、携帯端末500における後述する各種の機能を実現する。
記憶部502は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成される。記憶部502は、プログラムや種々のデータを格納している。プログラムは、OSや呼び登録用のアプリケーションプログラム(以下適宜「呼び登録アプリ」という)を含む。
カメラ503は、制御部501から撮像指示信号を受信したときに、被写体を撮像して撮像データを生成し、生成した撮像データを制御部501に出力する。カメラ503は、撮像部の一例である。
表示部504は、制御部501から出力される表示信号に基づく表示を行う。表示部504は、報知部の一例である。
操作部505は、利用者が携帯端末500を操作するためのインタフェースである。操作部505は、操作部505の操作内容に対応する信号を制御部501に出力する。
表示部504及び操作部505は、例えば液晶ディスプレイパネルや有機ELディスプレイパネル上にタッチセンサが配置されたタッチパネル式表示装置により一体的に構成されている。
無線通信部506は、無線通信用の諸規格に基づく無線通信を実行する。例えば、Wi-fi(登録商標)等の無線LAN通信や、4G(Fourth Generation)、5G(Fifth Generation)等の携帯無線通信の諸規格に基づく無線通信を実行する。
制御部501は、カメラ503から出力された撮像データに所定の処理を施すことで、二次元コードに格納されているエレベータ管理情報などの種々の情報を取得することができる。
1-4.二次元コード
二次元コードBP、BL、BHは、例えばQRコード(登録商標)で構成できる。なお、二次元コードは、前述したように、AztecCode、Semacode、CPcode、PDF417、High Capacity Color Barcode等、その他の二次元コードであってもよい。二次元コードは、ビルの各階床に配置されており、各階床に応じた情報を格納している。なお、二次元コードは、エレベータを利用可能な全ての階床に配置されてもよいし、一部の階床にのみ配置されてもよい。一部の階床にのみ配置した場合には、その他の階床に固定式の呼び登録装置を設ける必要があり、その分、固定式の呼び登録装置等のコストが若干増加するが、本発明はこれを排除するものではない。
二次元コードBP、BL、BHの各々は、ビル名、現在階、サービス可能階、ロケーション、エレベータバンク名、呼び登録方式の情報を格納している。
ビル名は、当該エレベータシステムが設置されているビルの名称である。
現在階は、個々の二次元コードが配置されている階床を示す情報である。
サービス可能階は、個々の二次元コードが配置されているエレベータバンクがサービスする階床である。
ロケーションは、二次元コードの配置位置を特定するための情報である。
エレベータバンク名は、エレベータバンクの名称である。エレベータバンク名は、エレベータバンク識別情報の一例である。
呼び登録方式は、各エレベータバンクの呼び登録方式を示す情報である。
2.動作
本実施の形態のエレベータシステムにおいてエレベータ利用者がエレベータに乗車するまでの携帯端末500やエレベータシステムの動作を説明する。
図5は、携帯端末500の表示部504に表示される二次元コード読み取り指示画面の一例を示した図である。図6は、携帯端末500の表示部504に表示される呼び登録画面の一例を示した図である。図7は、携帯端末500の表示部504に表示される割当号機案内画面の一例を示した図である。
エレベータ利用者は、エレベータへの乗車を希望する場合、エレベータへの乗車前に、携帯端末500を操作して呼び登録アプリを起動させる。エレベータ利用者により呼び登録アプリが起動されると、携帯端末500は、図5に例示するような二次元コード読み取り指示画面を生成して表示部504に表示する。図5では、「二次元コードを読み込んでください」というメッセージと、シャッタボタンShと、二次元コード撮像枠Frとが表示されている。二次元コードを読み取る場合、ライブビュー状態の二次元コード撮像枠Fr内に、二次元コードを収めて、シャッタボタンShに対して押し操作を行う。
なお、本実施の形態では複数のエレベータバンクが設けられているため、エレベータ利用者が、乗車希望でないエレベータバンクの二次元コードを誤って携帯端末500で撮像しない(読み込まない)ように、二次元コード読み取り指示画面のメッセージを「利用希望のエレベータバンクの二次元コードを読み込んでください」という内容にしてもよい。
図5に示す二次元コード読み取り指示画面が表示されているときに、エレベータ利用者が携帯端末500のカメラ503に、乗車希望のエレベータバンクの二次元コードを読み取らせると、携帯端末500は、二次元コードに格納されているエレベータ管理情報に基づいて、表示部504に、乗車希望のエレベータバンクに応じた呼び登録画面を表示する。
例えば、図5に示す二次元コード読み取り指示画面が表示されているときに、エレベータ利用者が荷物用エレベータ乗場EPの二次元コードBPを携帯端末500のカメラ503に読み取らせると、携帯端末500は、二次元コードBPに格納されているエレベータ管理情報に基づいて、図6(a)に示す荷物用エレベータ呼び登録画面を生成して表示部504に表示する。荷物用エレベータ呼び登録画面には、現在利用中のビル名、利用希望のエレベータバンク名、エレベータ利用者が現在いる階の案内(現在階案内)、上方向ボタン、及び下方向ボタンが表示される。図6(a)では、一例として、ビル名として「ABCビル」、エレベータバンク名として「荷物用エレベータ」、現在階案内として「あなたは今1階にいます」が表示されている。
そして、荷物用エレベータ呼び登録画面で上方向ボタンと下方向ボタンのいずれか一方がタッチされる(押される)と、携帯端末500は、二次元コードBPに格納されている種々の情報と、タッチ操作により選択された乗車方向の情報とに基づいてエレベータの割当依頼信号を生成して携帯端末用サーバ400に送信する。携帯端末用サーバ400は、割当依頼信号に基づいて割当号機を決定して割当依頼信号を携帯端末500に送信する。携帯端末500は、割当依頼信号に対する応答として携帯端末用サーバ400から割当号機信号を受信すると、受信した割当号機信号が示す割当号機の情報に基づいて、荷物用エレベータ割当号機案内画面を生成して表示部504に表示する。図7(a)は、上方向ボタンがタッチされた場合の荷物用エレベータ割当号機案内画面の例であり、図6(a)の下方向ボタンに代えて、「上方向を登録しました」という案内表示が行われる。エレベータ利用者は、上方向で到着したエレベータに乗車する。
これに対し、図5に示す二次元コード読み取り指示画面が表示されているときに、エレベータ利用者が低層階エレベータ乗場ELの二次元コードBLを携帯端末500のカメラ503に読み取らせると、携帯端末500は、二次元コードBLに格納されているエレベータ管理情報に基づいて、図6(b)に示す低層階エレベータ呼び登録画面を生成して表示部504に表示する。低層階エレベータ呼び登録画面には、現在利用中のビル名、利用希望のエレベータバンク名、エレベータ利用者が現在いる階の案内(現在階案内)、利用可能な各階床の階床ボタンが表示される。図6(b)では、一例として、ビル名として「ABCビル」、エレベータバンク名として「2~10F用エレベータ」、現在階案内として「あなたは今1階にいます」、階床ボタンとして2~10階の各階の階床ボタンが表示されている。
そして、低層階エレベータ呼び登録画面でいずれかの階床ボタンがタッチされる(押される)と、携帯端末500は、二次元コードBLに格納されている種々の情報と、タッチ操作により選択された階床ボタンの情報とに基づいてエレベータの割当依頼信号を生成して携帯端末用サーバ400に送信する。携帯端末用サーバ400は、割当依頼信号に基づいて割当号機を決定して割当依頼信号を携帯端末500に送信する。携帯端末500は、割当依頼信号に対する応答として携帯端末用サーバ400から割当号機信号を受信すると、受信した割当号機信号が示す割当号機の情報に基づいて、低層階エレベータ割当号機案内画面を生成して表示部504に表示する。図7(b)は、10階ボタンがタッチされた場合の低層階エレベータ割当号機案内画面の例であり、図6(b)の2~10階の各階の階床ボタンに代えて、「10階→A号機」という10階をA号機に割り当てたことを案内する案内表示が行われる。
また、図5に示す二次元コード読み取り指示画面が表示されているときに、エレベータ利用者が高層階エレベータ乗場EHの二次元コードBHを携帯端末500のカメラ503に読み取らせると、携帯端末500は、二次元コードBHに格納されているエレベータ管理情報に基づいて、図6(c)に示す高層階エレベータ呼び登録画面を生成して表示部504に表示する。高層階エレベータ呼び登録画面には、現在利用中のビル名、利用希望のエレベータバンク名、エレベータ利用者が現在いる階の案内(現在階案内)、利用可能な各階床の階床ボタンが表示される。図6(c)では、一例として、ビル名として「ABCビル」、エレベータバンク名として「11~19F用エレベータ」、現在階案内として「あなたは今1階にいます」、階床ボタンとして11~19階の各階の階床ボタンが表示されている。
そして、高層階エレベータ呼び登録画面でいずれかの階床ボタンがタッチされる(押される)と、携帯端末500は、二次元コードBHに格納されている種々の情報と、タッチ操作により選択された階床ボタンの情報とに基づいてエレベータの割当依頼信号を生成して携帯端末用サーバ400に送信する。携帯端末用サーバ400は、割当依頼信号に基づいて割当号機を決定して割当依頼信号を携帯端末500に送信する。携帯端末500は、割当依頼信号に対する応答として携帯端末用サーバ400から割当号機信号を受信すると、受信した割当号機信号が示す割当号機の情報に基づいて、高層階エレベータ割当号機案内画面を生成して表示部504に表示する。図7(c)は、13階ボタンがタッチされた場合の高層階エレベータ割当号機案内画面の例であり、図6(c)の11~19階の各階の階床ボタンに代えて、「13階→E号機」という13階をG号機に割り当てたことを案内する案内表示が行われる。
上記のような登録方法によると、エレベータ利用者が携帯端末500でエレベータ乗場に配置された二次元コードを撮像する(読み取る)だけで、エレベータ利用者の携帯端末500をエレベータを呼ぶための呼び登録装置として利用することができる。そのため、ビル設備としてエレベータ乗場に固定的に配置する呼び登録装置を削減しまたは無くすことができる。したがって、エレベータシステムを簡素化及び低コスト化できる。また、据置きの呼び登録装置数が減るので、ビル全体としての消費電力量が減少し、省エネ効果も得ることができる。
また、エレベータ乗場に配置された二次元コードを携帯端末500で読み取らなければ、割当依頼信号を送信できないため、エレベータ乗場以外の場所では、携帯端末500を利用した呼び登録を行うことができない。そのため、いたずらなどによる無駄呼びの発生を抑制できる。
携帯端末500及びエレベータシステムの上記動作を各種のフローチャートを参照してより詳しく説明する。
図8は、携帯端末500が二次元コードを読み取ったときに行われる処理の一例を示したフローチャートである。
この処理は、エレベータ利用者によって呼び登録アプリの起動操作がなされたときに、携帯端末500の記憶部502に格納されている呼び登録アプリを制御部501が読み出して実行することによって実現される。
呼び登録アプリの起動操作がなされると、携帯端末500の制御部501は、表示部504に、前述した図5に示す二次元コード読み取り指示画面を表示する(S10)。
携帯端末500の制御部501は、二次元コードの読み取り(撮像)が完了したか否かを判断する(S11)。ここで、携帯端末500の制御部501は、例えば、エレベータ利用者により二次元コード読み取り指示画面上のシャッタボタンShが押されて、カメラ503で二次元コードの撮像データが生成されたときに、二次元コードの読み取り(撮像)が完了したと判断する。
二次元コードの読み取りが完了していない場合(S11でNO)、携帯端末500の制御部501は、ステップS11の判断を再度実行する。
二次元コードの読み取りが完了した場合(S11でYES)、携帯端末500の制御部501は、二次元コードに含まれる情報(以下適宜「二次元コード情報」という)を取得する(S12)。
携帯端末500の制御部501は、二次元コードに格納されている登録方式の情報がUP/DOWN登録方式を示しているか否かを判断する(S13)。
二次元コードに格納されているエレベータ管理情報が示す登録方式がUP/DOWN登録方式である場合(S13でYES)、携帯端末500の制御部501は、図6(a)に例示するようなUP/DOWN登録方式用の呼び登録画面を生成し(S14)、生成した呼び登録画面を表示部504に表示させる(S15)。
携帯端末500の制御部501は、表示部504に表示中のUPボタンとDOWNボタンのいずれかが押されたか(タッチ操作があったか)否かを判断する(S16)。
UPボタンとDOWNボタンのいずれも押されていない場合(S16でNO)、携帯端末500の制御部501は、表示部504に呼び登録画面を表示してから所定時間が経過したか否かを判断する(S17)。所定時間は、利用者の乗車意思(操作意思)の有無を適切に確認できる程度の時間であり、例えば30秒である。
所定時間が経過していない場合(S17でNO)、携帯端末500の制御部501は、ステップS16に戻る。
所定時間が経過した場合(S17でYES)、携帯端末500の制御部501は、ステップS10に戻る。つまり、利用者に乗車意思がない可能性があるので、一旦、処理を初期化するものである。
ステップS16において、UPボタンとDOWNボタンのいずれかが押された場合(S16でYES)、携帯端末500の制御部501は、携帯端末用サーバ400に割当依頼生成用信号を送信する(S18)。割当依頼生成用信号は、エレベータバンク名、現在階(登録階)、ボタン名、端末ID、ロケーションの情報を含み、割当依頼信号の生成を携帯端末用サーバ400に依頼する指令である。
携帯端末500の制御部501は、割当依頼生成用信号に対する応答として、携帯端末用サーバ400から、割当号機の情報を格納する割当号機信号を受信すると、受信した割当号機信号に基づいて、図7(a)に例示するようなUP/DOWN登録方式用の割当号機案内画面を生成し(S19)、生成した割当号機案内画面を表示部504に表示させる(S20)。これにより、エレベータ利用者は、自己が登録した呼びに対する割当号機を知ることができる。
なお、携帯端末500の制御部501は、割当号機案内画面を、割当号機が現在階(登録階)に到着する迄の間表示させてもよい。運行制御装置1000は、各エレベータの現在位置(現在いる階床)を認識しているので、割当号機が現在階(登録階)に到着することを判断できる。そのため、例えば、運行制御装置1000が、割当号機がまもなく到着することを示す到着信号を携帯端末500に送信することで、携帯端末500が割当号機の到着を認識して、割当号機が現在階(登録階)に到着する迄の間、割当号機案内画面を表示させることができる。これにより、エレベータ利用者は、自己が割当号機に乗車すべきタイミングを知ることができる。また、割当号機が現在階(登録階)に到着したことを報知するホールランタンや、割当号機等のエレベータが現在いる階床を報知するインジケータなどを省略できる。
ステップS13において、二次元コードに格納されているエレベータ管理情報が示す登録方式がUP/DOWN登録方式でない場合(S13でNO)、つまり本エレベータシステムでは、登録方式が行先階登録方式である場合、携帯端末500の制御部501は、図6(b)や図6(c)に例示するような行先階登録方式用の呼び登録画面を生成し(S21)、生成した呼び登録画面を表示部504に表示させる(S22)。なお、二次元コードから取得したエレベータ管理情報が示すエレベータバンク名が低層階エレベータバンクであるときは、携帯端末500の制御部501は、図6(b)の低層階エレベータの呼び登録画面を表示部504に表示させ、二次元コードから取得したエレベータ管理情報が示すエレベータバンク名が高層階エレベータバンクであるときは、携帯端末500の制御部501は、図6(c)の高層階エレベータの呼び登録画面を表示部504に表示させる。
携帯端末500の制御部501は、表示部504に表示中のいずれかの行先階ボタンが押されたか(タッチ操作があったか)否かを判断する(S23)。
いずれの行先階ボタンも押されていない場合(S23でNO)、携帯端末500の制御部501は、表示部504に呼び登録画面を表示してから所定時間が経過したか否かを判断する(S24)。
所定時間が経過していない場合(S24でNO)、携帯端末500の制御部501は、ステップS23に戻る。
所定時間が経過した場合(S24でYES)、携帯端末500の制御部501は、ステップS10に戻る。つまり、利用者に乗車意思がない可能性があるので、一旦、処理を初期化するものである。
ステップS23において、いずれの行先階ボタンが押された場合(S23でYES)、携帯端末500の制御部501は、携帯端末用サーバ400に割当依頼生成用信号を送信する(S25)。割当依頼生成用信号は、エレベータバンク名、現在階(登録階)、ボタン名、端末ID、ロケーションの情報を含み、割当依頼信号の生成を携帯端末用サーバ400に依頼する指令である。
携帯端末500の制御部501は、割当依頼生成用信号に対する応答として、携帯端末用サーバ400から、割当号機の情報を格納する割当号機信号を受信すると、受信した割当号機信号に基づいて、図7(b)や図7(c)に例示するような行先階登録方式用の割当号機案内画面を生成し(S26)、生成した割当号機案内画面を表示部504に表示させる(S27)。なお、二次元コードから取得したエレベータ管理情報が示すエレベータバンク名が低層階エレベータバンクであるときは、携帯端末500の制御部501は、図7(b)の低層階エレベータの割当号機案内画面を表示部504に表示させ、二次元コードから取得したエレベータ管理情報が示すエレベータバンク名が高層階エレベータバンクであるときは、携帯端末500の制御部501は、図7(c)の高層階エレベータの割当号機案内画面を表示部504に表示させる。また、携帯端末500の制御部501は、ステップS20において説明したように、割当号機案内画面を、割当号機が現在階(登録階)に到着する迄の間表示させてもよく、これにより同様の効果が得られる。
図9は、携帯端末用サーバ400が携帯端末500から割当依頼生成用信号を受信したときに行われる処理の一例を示したフローチャートである。
携帯端末用サーバ400の制御部401は、携帯端末500から割当依頼生成用信号を受信したか否かを判断する(S31)。
携帯端末500から割当依頼生成用信号を受信していない場合(S31でNO)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、ステップS31を再度実行する。
携帯端末500から割当依頼生成用信号を受信した場合(S31でYES)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、割当依頼生成用信号に含まれるエレベータバンク名の情報に基づいて、割当依頼信号の送信先のエレベータ管理制御装置を決定する(S32)。「エレベータ管理制御装置」とは、荷物用エレベータ管理制御装置110、低層階エレベータ群管理制御装置210、及び高層階エレベータ群管理制御装置310に関する総称である。携帯端末用サーバ400の制御部401は、割当依頼生成用信号に含まれるエレベータバンク名が荷物用エレベータバンクであるときは、送信先のエレベータ管理制御装置として荷物用エレベータ管理制御装置110に決定する。また、割当依頼生成用信号に含まれるエレベータバンク名が高層階エレベータバンクであるときは、送信先のエレベータ管理制御装置として高層階エレベータ群管理制御装置310に決定する。また、割当依頼生成用信号に含まれるエレベータバンク名が低層階エレベータバンクであるときは、送信先のエレベータ管理制御装置として低層階エレベータ群管理制御装置210に決定する。
携帯端末用サーバ400の制御部401は、決定されたエレベータ管理制御装置に割当依頼信号を送信する(S33)。割当依頼信号は、現在階(登録階)、行先方向または行先階、ロケーション、端末IDの情報を含み、携帯端末500から受信した割当依頼生成用信号に対して、つまりエレベータ呼びに対していずれかのエレベータの割当をエレベータ管理制御装置に依頼する指令である。
ステップS33で割当依頼信号を送信すると、携帯端末用サーバ400の制御部401は、ステップS31に戻り、他の携帯端末500から割当依頼生成用信号を受信したか否かを判断する。
図10は、エレベータ管理制御装置が携帯端末用サーバ400から割当依頼信号を受信したときに行われる処理の一例を示したフローチャートである。
なお、「エレベータ管理制御装置」とは、前述したように、荷物用エレベータ管理制御装置110、低層階エレベータ群管理制御装置210、及び高層階エレベータ群管理制御装置310の総称である。荷物用エレベータ管理制御装置110、低層階エレベータ群管理制御装置210、及び高層階エレベータ群管理制御装置310は、自装置の記憶部112、212、312に、図10のフローチャートを実行するためのプログラムをそれぞれ格納している。これにより、当該プログラムに基づく図10のフローチャートにしたがった制御は、荷物用エレベータ管理制御装置110、低層階エレベータ群管理制御装置210、及び高層階エレベータ群管理制御装置310の各々において、並行して実行される。
エレベータ管理制御装置の制御部は、携帯端末用サーバ400から割当依頼信号を受信したか否かを判断する(S41)。
携帯端末用サーバ400から割当依頼信号を受信していない場合(S41でNO)、エレベータ管理制御装置の制御部は、ステップS41を再度実行する。
携帯端末用サーバ400から割当依頼信号を受信した場合(S41でYES)、エレベータ管理制御装置の制御部は、割当依頼信号に係る呼びを割り当てる号機(割当号機)を決定する(S42)。なお、荷物用エレベータ管理制御装置110は、割当依頼信号に係る呼びをP号機に割り当てる。また、低層階エレベータ群管理制御装置210は、割当依頼信号に係る呼びを、低層階エレベータバンクのA号機~F号機のうちのいずれか1台に割り当てる。また、高層階エレベータ群管理制御装置310は、割当依頼信号に係る呼びを、低層階エレベータバンクのG号機~L号機のうちのいずれか1台に割り当てる。
ここで、割当依頼信号に係る呼びの割り当ては、公知の割当手順などにしたがって行うことができる。本実施の形態では、エレベータ管理情報にロケーションの情報が含まれているため、エレベータ管理制御装置の制御部は、例えば複数の二次元コードのロケーションと各エレベータバンク内の複数のエレベータとの組み合わせに応じた利用者移動時間を求め、全利用者待ち時間の総和が最小となるような割り当てを行うことも可能である。
エレベータ管理制御装置の制御部は、割当結果信号を携帯端末用サーバ400に送信する(S43)。割当結果信号は、割当号機、及び端末IDの情報を含み、携帯端末用サーバ400に割当結果を報知する信号である。
図11は、携帯端末用サーバ400がエレベータ管理制御装置から割当結果信号を受信したときに行われる処理の一例を示したフローチャートである。
携帯端末用サーバ400の制御部401は、荷物用エレベータ管理制御装置110、低層階エレベータ群管理制御装置210、及び高層階エレベータ群管理制御装置310のうちいずれかのエレベータ管理制御装置から割当結果信号を受信したか否かを判断する(S51)。
いずれのエレベータ管理制御装置からも割当結果信号を受信していない場合(S51でNO)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、ステップS51を再度実行する。
いずれかのエレベータ管理制御装置から割当結果信号を受信した場合(S51でYES)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、割当結果信号に含まれる端末IDに基づいて、割当号機信号の送信先の携帯端末500を決定する(S52)。
携帯端末用サーバ400の制御部401は、決定した携帯端末500に割当号機信号を送信する(S53)。割当号機信号は、割当号機の情報を含む信号である。ここで、携帯端末用サーバ400は、上述したステップS31で携帯端末500から割当依頼生成用信号を受信した際、割当依頼生成用信号に含まれる端末IDと、無線通信で用いられたアドレス情報(IPアドレスや電話番号)とを紐付けて記憶部402に記憶させる。携帯端末用サーバ400の制御部401は、いずれかのエレベータ管理制御装置から割当結果信号を受信すると、割当結果信号に含まれる端末IDに基づいて、対応するアドレス情報を記憶部402から読み出し、このアドレス情報に基づいて、決定した携帯端末500に割当号機信号を送信する。
3.まとめ
(1)本実施の形態の携帯端末500は、
エレベータの運行制御を行う運行制御装置1000と無線通信を行う無線通信部506と、
画像を表示する表示部504(報知部の一例)と、
カメラ503(撮像部の一例)と、
制御部501と、を備え、
制御部501は、
(i)カメラ503に、エレベータ乗場に配置されかつ少なくともエレベータ乗場毎に異なる模様を有する二次元コード(模様画の一例)を撮像させて撮像データを生成し、
(ii)生成した撮像データに基づいて呼び登録のためのエレベータ管理情報を取得し、
(iii)取得したエレベータ管理情報に基づいて、エレベータの割当を依頼する割当依頼信号を生成し、
(iv)生成した割当依頼信号を無線通信部506を用いて運行制御装置1000に送信し、
(v)運行制御装置1000から割当依頼信号に対する応答として割当号機を示す割当号機信号を受信すると、表示部504に、割当号機を案内する情報を表示(報知の一例)させる。
本実施の形態によれば、エレベータ乗場に呼び登録用の二次元コードを配置したことで、エレベータ利用者の携帯端末500をエレベータを呼ぶための呼び登録装置として利用することができるようになる。そのため、ビル設備としてエレベータ乗場に固定的に配置する呼び登録装置を削減しまたは無くすことができる。したがって、エレベータシステムを簡素化及び低コスト化できる。また、据置きの呼び登録装置数が減るので、ビル全体としての消費電力量が減少し、省エネ効果も得ることができる。
また、エレベータ乗場に配置された二次元コードを携帯端末500で読み取らなければ、割当依頼信号を送信できないため、エレベータ乗場以外の場所では、携帯端末500を利用した呼び登録を行うことができない。そのため、いたずらなどによる無駄呼びの発生を抑制できる。
(2)本実施の形態の携帯端末500において、
制御部501は、(ii)において、
二次元コードの撮像データからエレベータ管理情報を取得する。
これによれば、エレベータ管理情報を容易に取得できる。
(5)本実施の形態の携帯端末500において、
模様画は、二次元コードである。
これによれば、広く利用されている二次元コードを用いて上記の各種効果を得ることができる。
(11)本実施の形態の携帯端末500において、
エレベータ管理情報は、現在階に関する情報を含み、
報知部は、画像を表示する表示部504であり、
制御部501は、(iii)において、
取得したエレベータ管理情報に基づいて、表示部504に、利用者による行先階または行先方向の指定を受け付ける呼び登録画面を表示させ、
呼び登録画面で指定された行先階または行先方向を示す情報とエレベータ管理情報に含まれる現在階を示す情報とを格納する割当依頼信号を生成する。
これによれば、利用者が携帯端末500の呼び登録画面で行先階または行先方向を指定して呼びを登録できる。また、現在階(登録階(出発階))については指定が不要となる。
(12)本実施の形態の携帯端末500において、
制御部501は、(v)において、
割当依頼信号に対する応答として、運行制御装置1000から割当号機信号を受信すると、表示部504に、割当号機を案内する割当号機案内画面を表示させる。
これによれば、利用者が携帯端末500の割当号機案内画面で割当号機を知ることができる。
(13)本実施の形態の携帯端末500において、
エレベータ管理情報は、ビルに複数のエレベータバンクが設けられている場合におけるエレベータバンクを識別するためのエレベータバンク識別情報を含む。
これによれば、運行制御装置1000において、割当依頼信号に係る呼びを、エレベータバンク識別情報に応じたエレベータバンクのエレベータに割り当てることができる。
(14)本実施の形態のプログラムは、
コンピュータを、携帯端末500の制御部501として機能させる。
これによれば、コンピュータを利用して、本実施の形態の種々の機能を実行する携帯端末500を実現できる。
(15)本実施の形態のエレベータシステムは、
携帯端末500と無線通信を行ってエレベータの運行制御を行う運行制御装置1000を有するエレベータシステムであって、
エレベータ乗場に、エレベータ乗場毎に異なる模様を有する二次元コード(模様画の一例)が配置されており、
携帯端末500は、二次元コードを撮像して生成した撮像データに基づいて取得した呼び登録用のエレベータ管理情報に基づいてエレベータの割当を依頼する割当依頼信号を生成して運行制御装置1000に送信するように構成されており、
運行制御装置1000は、
携帯端末500から割当依頼信号を受信すると、割当依頼信号に係る呼びをエレベータに割り当て、
割り当てたエレベータを示す割当号機信号を携帯端末500に送信する。
これによれば、利用者が携帯端末500でエレベータ乗場に配置された二次元コードを撮像することで、利用者の携帯端末500をエレベータを呼ぶための呼び登録装置として利用することができるようになる。そのため、ビル設備としてエレベータ乗場に固定的に配置する呼び登録装置を削減しまたは無くすことができる。したがって、エレベータシステムを簡素化及び低コスト化できる。
また、エレベータ乗場に配置された二次元コードを携帯端末500で読み取らなければ、割当依頼信号を送信できないため、エレベータ乗場以外の場所では、携帯端末500を利用した呼び登録を行うことができない。そのため、いたずらなどによる無駄呼びの発生を抑制できる。
(17)本実施の形態のエレベータシステムにおいて、
複数のエレベータバンクを含み、
エレベータ管理情報は、エレベータバンクを識別するためのエレベータバンク識別情報を含み、
運行制御装置1000は、エレベータバンク識別情報に応じて、割当依頼信号に係る呼びを割り当てるエレベータを決定する。
これによれば、割当依頼信号に係る呼びを、エレベータバンク識別情報に応じたエレベータバンクのエレベータに割り当てることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、利用者に応じて、利用することができるエレベータバンクを制限するように構成している。以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
1.構成
図12は、実施の形態2に係るエレベータシステムの電気的構成を示したブロック図である。
本実施の形態は、実施の形態1と同様のハードウェアを有するが、携帯端末用サーバ400の記憶部402に、利用可能バンクデータベース(以下「利用可能バンクDB」が格納されている。利用可能バンクDBは、携帯端末500の端末IDと、当該携帯端末500を所持するエレベータ利用者が利用可能なエレベータバンク名とを紐付けて記憶している。これらの内容は、本実施の形態の携帯端末500の利用を開始する前に、予め登録される。例えば、ある端末IDには利用可能バンクとして低層階エレベータバンクのみが紐付けられ、ある端末IDには利用可能バンクとして低層階エレベータバンクと低層階エレベータバンクが紐付けられ、ある端末IDには利用可能バンクとして荷物用エレベータバンクのみが紐付けられる。
2.動作
図13は、携帯端末500が二次元コードを読み取ったときに行われる処理の一例を示したフローチャートである。図14は、携帯端末の表示部に表示される利用不可報知画面の一例を示した図である。
本フローチャートは、実施の形態1の図8のフローチャートとは、ステップS12A、S12B、S12C,S12Dが付加されている点で異なる。
具体的に、携帯端末500の制御部501は、二次元コード情報を取得すると(S12)、携帯端末用サーバ400に利用可否問合せ信号を送信する(S12A)。利用可否問合せ信号は、携帯端末500の端末IDと、二次元コード情報に含まれるエレベータバンク名の情報とを含み、当該携帯端末500を所持するエレベータ利用者が、当該エレベータバンク名が示すエレベータバンクを利用可能な否かを問い合わせる信号である。
携帯端末500の制御部501は、携帯端末用サーバ400から利用可否応答信号を受信したか否かを判断する(S12B)。利用可否応答信号は、利用可否問合せ信号に対する応答の信号であり、「利用可能」または「利用不可」の情報を格納する。
携帯端末用サーバ400から利用可否応答信号を受信していない場合(S12BでNO)、携帯端末500の制御部501は、ステップS12Bを再度実行する。
携帯端末用サーバ400から利用可否応答信号を受信した場合(S12BでYES)、携帯端末500の制御部501は、利用可否応答信号の内容が「利用可能」であるか否かを判断する(S12C)。
利用可否応答信号の内容が「利用可能」である場合(S12CでYES)、携帯端末500の制御部501は、ステップS13以後において、実施の形態1同様の処理を行う。
これに対し、利用可否応答信号の内容が「利用可能」ではない場合(S12CでNO)、つまり利用可否応答信号の内容が「利用不可」である場合、携帯端末500の制御部501は、図14に例示するような、本バンクを利用できないことを報知するための利用不可報知画面を生成して表示部504に表示させて(S12D)、ステップS10に戻る。
図15は、携帯端末用サーバ400が携帯端末500から割当依頼生成用信号を受信したときに行われる処理の一例を示したフローチャートである。
本フローチャートでは、実施の形態1の図9のフローチャートに対して、ステップS30A~S30Eが付加されるとともに、ステップS31に代えてS31Aが設けられている。
具体的に、携帯端末用サーバ400の制御部401は、携帯端末500から何らかの信号を受信したか否かを判断する(S30A)。
携帯端末500から何も信号を受信していない場合(S30AでNO)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、ステップS30Aを再度実行する。
携帯端末500から何らかの信号を受信した場合(S30AでYES)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、受信した信号が利用可否問合せ信号か否かを判断する(S30B)。
受信した信号が利用可否問合せ信号である場合(S30BでYES)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、利用可否問合せ信号が格納する端末IDと利用可能バンクとの組み合わせが利用可能バンクDBに登録されているか否かを判断する(S30C)。
この組み合わせが利用可能バンクDBに登録されている場合(S30CでYES)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、携帯端末500に「利用可能」信号を送信する(S30D)。
この組み合わせが利用可能バンクDBに登録されていない場合(S30CでNO)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、携帯端末500に「利用不可」信号を送信する(S30E)。
ステップS30Bの判断において、受信した信号が利用可否問合せ信号でない場合(S30BでNO)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、受信した信号が割当依頼生成用信号か否かを判断する(S31A)。
受信した信号が割当依頼生成用信号でない場合(S31AでNO)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、ステップS30Aに戻る。
受信した信号が割当依頼生成用信号である場合(S31AでYES)、携帯端末用サーバ400の制御部401は、ステップS32以後において、実施の形態1同様の処理を実行する。
上記のような構成を有する本実施の形態によると、利用者に応じて、利用することができるエレベータバンクを制限することができる。そのため、ビルのセキュリティが向上する。
3.まとめ
(18)本実施の形態のエレベータシステムにおいて、
運行制御装置1000の携帯端末用サーバ400は、携帯端末500の端末ID(端末識別情報)と携帯端末500の所持者の利用が許容されるエレベータバンクを示す利用可能バンク情報(利用可能バンクDB)を格納する記憶部402を備え、
運行制御装置1000は、携帯端末500から、割当依頼信号及び端末IDを受信すると、端末IDに紐付けられた利用可能バンク情報を読み出して、携帯端末500の所持者が、エレベータバンク識別情報が示すエレベータバンクの利用が許容されるか否かを判断する。
これによれば、乗客に応じて、利用することができるエレベータバンクを制限することができる。そのため、ビルのセキュリティが向上する。
(その他の実施の形態)
(A)
前記各実施の形態では、報知部を表示部504で構成した。しかし、本発明において、報知部は、表示部でなく、音声を出力する音声出力部で構成されてもよい。あるいは、報知部は、表示部と音声出力部との両方で構成されてもよい。
(B)
前記各実施の形態では、撮像部をカメラ503で構成した。しかし、本発明において、撮像部は、カメラでなく、画像を読み取り可能なスキャナで構成されてもよい。
(C)
前記各実施の形態では、二次元コードBP、BL、BHの各々が、ビル名、現在階、サービス可能階、ロケーション、エレベータバンク名、及び呼び登録方式の情報を格納している。しかし、本発明では、二次元コードBP、BL、BHの各々は、これらの二次元コードを一意に識別するための二次元コード識別情報(模様画識別情報の一例)のみを格納していてもよい。この場合、携帯端末500の制御部501は、生成した撮像データに基づいて呼び登録のためのエレベータ管理情報を以下のように取得する。
例えば、携帯端末500は、二次元コードBP、BL、BHを識別するための二次元コード識別情報に紐付けてエレベータ管理情報を記憶部502に格納する。携帯端末500の制御部501は、二次元コードの撮像データから二次元コード識別情報を取得し、取得した二次元コード識別情報に紐付けられているエレベータ管理情報を、記憶部502から取得する。制御部501は、取得したエレベータ管理情報に基づいて、エレベータの割当を依頼する割当依頼信号を生成する。
要するに、
(3)携帯端末(500)は、
模様画を識別するための模様画識別情報(例えば二次元コード識別情報)に紐付けてエレベータ管理情報を格納する記憶部(502)を備え、
制御部(501)は、前記(ii)において、
模様画の撮像データから模様画識別情報を取得し、
取得した模様画識別情報に紐付けられているエレベータ管理情報を、前記記憶部(502)から取得する。
なお、二次元コードBP、BL、BHの各々に上述のように二次元コード識別情報(模様画識別情報の一例)のみを格納する場合において、次のように構成してもよい。すなわち、二次元コードBP、BL、BHを識別するための二次元コード識別情報に紐付けてエレベータ管理情報を運行制御装置1000の携帯端末用サーバ400の記憶部402に格納する。この場合、携帯端末500の制御部501は、二次元コードの撮像データから二次元コード識別情報を取得し、取得した二次元コード識別情報を、無線通信部506を用いて運行制御装置1000に送信する。運行制御装置1000の携帯端末用サーバ400の制御部401は、携帯端末500から送信されてきた二次元コード識別情報に紐付けられているエレベータ管理情報を記憶部402から読み出して、携帯端末500に送信する。このように、携帯端末500の制御部501は、無線通信部506を用いて運行制御装置1000と無線通信を行うことで、運行制御装置1000の携帯端末用サーバ400の記憶部402からエレベータ管理情報を取得する。
要するに、
(4)模様画を識別するための模様画識別情報に紐付けてエレベータ管理情報を格納する記憶部(402)が運行制御装置(1000)に備えられており、
制御部(501)は、(ii)において、
模様画の撮像データから模様画識別情報を取得し、
取得した模様画識別情報に紐付けられているエレベータ管理情報を、無線通信部(506)を用いて運行制御装置(1000)と無線通信を行うことで、運行制御装置(1000)の記憶部(402)から取得する。
(D)
前記各実施の形態では、模様画及び二次元コードとしてQRコードを例示した。しかし、本発明において、模様画は、エレベータ乗場毎に異なる模様を有している限り、QRコードでなく、他の種類の二次元コードや絵画や写真であってもよい。なお、模様画が絵画や写真であるときは、模様画識別情報として画像認識等における絵画や写真の特徴量を用いることができる。あるいは、絵画や写真内に模様画識別情報のデータを埋め込んでもよい。
模様画を絵画や写真とした場合には、鑑賞用として一般的な高さに設置することができるとともに、エレベータ乗場の美観を向上させることができる。また、絵画や写真は二次元コードに比べて美観に優れるので、エレベータ乗場毎に模様画として複数の絵画や写真を設けたり、その寸法を大きくしたりしやすい。これにより、複数人のエレベータ利用者が模様画としての絵画や写真のまわりに集まっているような状況でも、各エレベータ利用者が、模様画としての絵画や写真を適切な距離から撮像しやすくなる。なお、模様画の寸法は、模様画識別情報を取得できる限りどのような寸法でもよい。
(E)
前記各実施の形態では、エレベータ乗場に模様画を設置した。しかし、エレベータ乗場の各階に特徴がある場合には、模様画を設置せずに、エレベータ乗場自体をエレベータ利用者に撮像(写真撮影)させ、エレベータ乗場の撮像データに基づいて呼び登録のためのエレベータ管理情報を取得してもよい(例えば利用しようとしているエレベータバンクを特定してもよい)。
要するに、
(6)携帯端末(500)は、
エレベータの運行制御を行う運行制御装置(1000)と無線通信を行う無線通信部(506)と、
画像を表示し及び/または音声を出力する報知部(504)と、
撮像部(503)と、
制御部(501)と、を備え、
制御部(501)は、
(i)撮像部(503)に、エレベータ乗場を撮像させて撮像データを生成させ、
(ii)生成された撮像データに基づいて呼び登録のためのエレベータ管理情報を取得し、
(iii)取得したエレベータ管理情報に基づいて、エレベータの割当を依頼する割当依頼信号を生成し、
(iv)生成した割当依頼信号を無線通信部(506)を用いて運行制御装置(1000)に送信し、
(v)運行制御装置(1000)から割当依頼信号に対する応答として割当号機を示す割当号機信号を受信すると、報知部(504)に、割当号機を案内する情報を報知させる。
その場合に、
(7)携帯端末(500)は、
エレベータ乗場の比較用画像データに紐付けてエレベータ管理情報を格納する記憶部(502)を備え、
制御部(501)は、前記(ii)において、前記(i)で生成された撮像データと記憶部(502)に格納されている比較用画像データとを比較することにより最も類似する比較用画像データを特定し、特定した比較用画像データに紐付けられているエレベータ管理情報を記憶部(502)から取得してもよい。
なお、図16に示すように、携帯端末500に現在位置情報取得部507を設け、携帯端末500がエレベータ乗場を撮像した際に、GPS(Global Positioning System)の信号に基づいて、撮影位置の位置情報(緯度、経度)を取得し、取得した撮影位置の位置情報を撮像データとともに(同時に)送信してもよい。このように構成することにより、位置情報に基づいて現在エレベータ利用者が居るビルやそのビル内で関連しそうなエレベータバンクを一定程度絞り込むことができる。つまり、画像比較を行うべき比較用画像データを絞り込むことができる。これにより、画像比較によるエレベータ管理情報の取得のスピードをあげることができる。
要するに、
(8)携帯端末(500)は、
現在位置を示す現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(507)と、
各エレベータ乗場の位置を示す乗場位置情報に紐付けて比較用画像データの識別情報を格納する第2記憶部(502)と、をさらに備え、
前記制御部(501)は、
前記(i)において、前記撮像部(503)にエレベータ乗場を撮像させたときに、前記現在位置情報取得部(507)により現在位置情報を取得し、
前記(ii)において、
前記(i)で取得された現在位置情報と前記第2記憶部(502)に格納されている乗場位置情報とを比較して、前記現在位置情報が示す位置との位置差が所定範囲内にある乗場位置情報に紐付けられている比較用画像データを抽出し、
抽出された比較用画像データと前記(i)で生成された撮像データとを比較することにより最も類似する比較用画像データを特定し、特定した比較用画像データに紐付けられているエレベータ管理情報を前記記憶部(502)から取得する。
ここで、所定範囲は、複数のエレベータバンクがある場合においてそれぞれを特定できる程度の広さ範囲、例えば各エレベータバンクのエレベータ乗場程度の広さ範囲である。
なお、エレベータ乗場の撮像データに基づいてエレベータ管理情報を取得する場合において、次のように構成してもよい。すなわち、エレベータ乗場の比較用画像データに紐付けてエレベータ管理情報を運行制御装置1000の携帯端末用サーバ400の記憶部402に格納する。比較用画像データとしては、例えばビル管理者やエレベータ会社などがエレベータ乗場を予め撮影した撮像データや、三次元CADなどによりエレベータ乗場を描画した画像データを利用することができる。携帯端末500の制御部501は、エレベータ乗場の撮像データを、無線通信部506を用いて運行制御装置1000に送信する。運行制御装置1000の携帯端末用サーバ400の制御部401は、携帯端末500から送信されてきたエレベータ乗場の撮像データと記憶部402に格納されている比較用画像データとを比較することにより最も類似する比較用画像データを特定する。運行制御装置1000の携帯端末用サーバ400の制御部401は、特定した比較用画像データに紐付けられているエレベータ管理情報を記憶部402から読み出して、携帯端末500に送信する。このように、携帯端末500の制御部501は、無線通信部506を用いて運行制御装置1000と無線通信を行うことで、運行制御装置1000の携帯端末用サーバ400の記憶部402からエレベータ管理情報を取得する。
要するに、
(9)運行制御装置(1000)が、エレベータ乗場の比較用画像データに紐付けてエレベータ管理情報を格納する記憶部(402)と、記憶部(402)に格納されている比較用画像データとエレベータ乗場の撮像データとを比較することにより最も類似する比較用画像データを特定し、特定した比較用画像データに紐付けられているエレベータ管理情報を記憶部(402)から取得する制御部(401)と、を備え。
制御部(501)は、前記(ii)において、前記(i)で生成された撮像データを運行制御装置(1000)に送信し、撮像データに基づいて運行制御装置(1000)で取得されたエレベータ管理情報を、無線通信部(506)を用いて運行制御装置(1000)から無線通信により取得する。
その場合に、携帯端末500がエレベータ乗場を撮像した際に、上述したように、GPSに基づく撮影位置の位置情報(緯度、経度)を取得し、撮像データとともに撮影位置の位置情報を同時に送信してもよい。
要するに、
(10)携帯端末(500)は、
現在位置を示す現在位置情報を取得する現在位置情報取得部(507)をさらに備え、
前記運行制御装置(1000)が、各エレベータ乗場の位置を示す乗場位置情報に紐付けて比較用画像データの識別情報を格納する第2記憶部(402)をさらに備え、
前記制御部(501)は、
前記(i)において、前記撮像部(503)にエレベータ乗場を撮像させたときに、前記現在位置情報取得部(507)により現在位置情報を取得し、
前記(ii)において、
前記(i)で生成された撮像データと前記(i)で取得された現在位置情報とを前記運行制御装置(1000)に送信し、前記撮像データ及び現在位置情報に基づいて前記運行制御装置(1000)で取得されたエレベータ管理情報を、前記無線通信部(506)を用いて前記運行制御装置(1000)から無線通信により取得し、
前記運行制御装置(1000)の前記制御部(401)が、
当該携帯端末(500)から受信した現在位置情報と前記第2記憶部(402)に格納されている乗場位置情報とを比較して、前記現在位置情報が示す位置との位置差が所定範囲内にある乗場位置情報に紐付けられている比較用画像データを抽出し、
抽出された比較用画像データと当該携帯端末(500)から受信した撮像データとを比較することにより最も類似する比較用画像データを特定し、特定した比較用画像データに紐付けられているエレベータ管理情報を前記記憶部(402)から取得し、
取得したエレベータ管理情報を当該携帯端末(500)に送信する。
また、この場合のエレベータシステムは、以下のように構成される。
要するに、
(16)エレベータシステムは、
携帯端末(500)と無線通信を行ってエレベータの運行制御を行う運行制御装置(1000)を有するエレベータシステムであって、
前記携帯端末(500)は、エレベータ乗場を撮像して生成した撮像データに基づいて取得した呼び登録用のエレベータ管理情報に基づいてエレベータの割当を依頼する割当依頼信号を生成して前記運行制御装置(1000)に送信するように構成されており、
前記運行制御装置(1000)は、
前記携帯端末(500)から前記割当依頼信号を受信すると、前記割当依頼信号に係る呼びをエレベータに割り当て、
割り当てたエレベータを示す割当号機信号を前記携帯端末(500)に送信する。
(F)
前記各実施の形態では、QRコードにエレベータ管理情報や二次元コード識別情報が格納される例を説明した。しかし、これに限らず、QRコードに、エレベータ管理情報や二次元コード識別情報とともに、広告の情報をさらに格納してもよい。また、QRコードに、広告や天気予報などエレベータ以外の情報を提供するWebサイトなどへのリンク情報(例えばアドレス情報)をさらに格納してもよい。これにより、エレベータ利用者がQRコードを撮像したときに、広告や天気予報などエレベータ以外の情報を提供することも可能となる。なお、リンク先にアクセスしたときに、呼び登録アプリで取得された行先階の情報に基づいて、フロアマップ、店舗情報、クーポンなどを表示させてもよい。
(G)
前記各実施の形態では、模様画が、1つのビル内で、エレベータ乗場毎及びロケーション毎に異なる模様を有している。しかし、本発明において、模様画は、エレベータ乗場毎及びロケーション毎だけでなく、ビル毎にも異なってもよい。これにより、利用者は、複数のビルにおいて、一つのアプリケーションプログラムを利用して、上述したのと同様に呼びの登録を行うことができる。
(H)
前記各実施の形態では、各階のエレベータ乗場に従来設けられているような乗場固定式の呼び登録装置が設けられていない例を示したが、本発明は、各階のエレベータ乗場に乗場固定式の呼び登録装置を設けることを排除するものではない。本発明では、各階のエレベータ乗場に模様画(二次元コード)が配置されることで、乗場固定式の呼び登録装置を設けたとしても、従来と比べ各階に配置する行先階登録装置の数を削減できるという効果が得られる。
10 コンピュータ
11 制御部
12 記憶部
13 入出力インタフェース
110 荷物用エレベータ管理制御装置
111 制御部
112 記憶部
113 入出力インタフェース
120 号機制御装置
121 制御部
122 記憶部
123 入出力インタフェース
130 エレベータ
210 低層階エレベータ群管理制御装置
211 制御部
212 記憶部
213 入出力インタフェース
220 号機制御装置
221 制御部
222 記憶部
223 入出力インタフェース
230 エレベータ
310 高層階エレベータ群管理制御装置
311 制御部
312 記憶部
313 入出力インタフェース
320 号機制御装置
321 制御部
322 記憶部
323 入出力インタフェース
330 エレベータ
400 携帯端末用サーバ
401 制御部
402 記憶部
403 入出力インタフェース
500 携帯端末
501 制御部
502 記憶部
503 カメラ
504 表示部
505 操作部
506 無線通信部
507 現在位置情報取得部
1000 運行制御装置
BP 荷物用エレベータ乗場の二次元コード
BL 低層階エレベータ乗場の二次元コード
BH 高層階エレベータ乗場の二次元コード
EP 荷物用エレベータ乗場
EL 低層階エレベータ乗場
EH 高層階エレベータ乗場

Claims (5)

  1. 画像を表示する表示部と、
    撮像部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    記撮像部に、エレベータ乗場に配置される二次元コードを撮像させ、
    像された二次元コードから呼び登録のための、少なくとも現在階、サービス可能階、及び呼び登録方式の情報を格納するエレベータ管理情報を取得し、
    前記呼び登録方式が行先階登録方式である場合、前記表示部に、前記サービス可能階のいずれかが選択されることで利用者による行先階登録を受け付ける、前記サービス可能階の全てが表示された行先階登録画面を表示させ、
    前記呼び登録方式がUP/DOWN登録方式である場合、前記表示部に、UPボタン及びDOWNボタンのいずれかにより利用者による行先方向の指定を受け付ける呼び登録画面を表示させる、
    携帯端末。
  2. 前記二次元コードから取得されるエレベータ管理情報は、ビルに複数のエレベータバンクが設けられている場合におけるエレベータバンクを識別するためのエレベータバンク識別情報を含み、
    前記制御部は、前記エレベータバンク識別情報に基づいて、前記表示部に、エレベータバンクに応じて異なる呼び登録画面を表示させる、
    請求項1に記載の携帯端末。
  3. エレベータの運行制御を行う運行制御装置と無線通信を行う無線通信部をさらに備え、
    前記二次元コードから取得されるエレベータ管理情報は、ビルに複数のエレベータバンクが設けられている場合におけるエレベータバンクを識別するためのエレベータバンク識別情報を含み、
    前記運行制御装置は、当該携帯端末の端末識別情報に紐付けて当該携帯端末の所持者の利用が許容されるエレベータバンクを示す利用可能バンク情報を格納する記憶部を備え、
    前記運行制御装置は、当該携帯端末から当該端末識別情報を受信すると、当該端末識別情報に紐付けられた利用可能バンク情報を読み出して、当該携帯端末の所持者が、前記エレベータバンク識別情報が示すエレベータバンクの利用が許容されるか否かを判断し、
    前記制御部は、前記運行制御装置による利用可否の判断結果に基づいて、前記表示部に、利用可否に関する情報を表示させる、
    請求項1に記載の携帯端末。
  4. コンピュータを、請求項1からのいずれか1項に記載の携帯端末の制御部として機能させるプログラム。
  5. 画像を表示する表示部と、撮像部と、を備える携帯端末の制御方法であって、
    記撮像部に、エレベータ乗場に配置される二次元コードを撮像させ、
    像された二次元コードから呼び登録のための、少なくとも現在階、サービス可能階、及び呼び登録方式の情報を格納するエレベータ管理情報を取得し、
    前記呼び登録方式が行先階登録方式である場合、前記表示部に、前記サービス可能階のいずれかが選択されることで利用者による行先階登録を受け付ける、前記サービス可能階の全てが表示された行先階登録画面を表示させ、
    前記呼び登録方式がUP/DOWN登録方式である場合、前記表示部に、UPボタン及びDOWNボタンのいずれかにより利用者による行先方向の指定を受け付ける呼び登録画面を表示させる、
    携帯端末の制御方法。
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