JP7151407B2 - タイヤ - Google Patents

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本発明は、トレッド部を備えたタイヤに関する。
従来から、タイヤ周方向に延びる主溝をジグザグ状に形成することにより、トラクション性能を高めたタイヤが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、ジグザグ状に形成された主溝では、その屈曲部分において石噛みが生じ易いという問題があった。
特開2001-315507号公報
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、トラクション性能を高めつつ、石噛みの発生を低減できるタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、トレッド部を備えたタイヤであって、前記トレッド部には、タイヤ赤道の両側に配されタイヤ周方向にジグザグ状に連続して延びる一対のセンター主溝と、一対の前記センター主溝の間に区分された複数のクラウンブロックとが形成され、前記クラウンブロックは、タイヤ軸方向の一方側の外側端縁がタイヤ軸方向内側に凹となる第1入隅部と、タイヤ軸方向の他方側の外側端縁がタイヤ軸方向外側に凸となる第1出隅部とを有する第1クラウンブロックを含み、前記第1入隅部には、ブロック踏面から前記センター主溝の溝底に向って段階的に高さが減少する少なくとも一段の第1階段状領域が設けられている。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記クラウンブロックは、タイヤ軸方向の他方側の外側端縁がタイヤ軸方向内側に凹となる第2入隅部と、タイヤ軸方向の他方側の外側端縁がタイヤ軸方向外側に凸となる第2出隅部とを有する第2クラウンブロックを含み、前記第2入隅部には、ブロック踏面から前記センター主溝の溝底に向って段階的に高さが減少する少なくとも一段の第2階段状領域が設けられている、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第1階段状領域及び前記第2階段状領域の段数は、1である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記センター主溝の溝底からの前記第1階段状領域及び前記第2階段状領域の一段の高さは、前記センター主溝の最大溝深さの30%~50%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記トレッド部には、各センター主溝のタイヤ軸方向外側に複数のミドルブロックが形成され、前記ミドルブロックは、前記センター主溝を挟んで前記第1入隅部と対向する位置に、タイヤ軸方向内側の端縁がタイヤ軸方向内側に凸となる第3出隅部と、前記センター主溝を挟んで前記第2出隅部と対向する位置に、タイヤ軸方向内側の端縁がタイヤ軸方向外側に凹となる第3入隅部とを有する第1ミドルブロックを含み、前記第3入隅部には、ブロック踏面から前記センター主溝の溝底に向って段階的に高さが減少する少なくとも一段の第3階段状領域が設けられている、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記ミドルブロックは、前記センター主溝を挟んで前記第2入隅部と対向する位置に、タイヤ軸方向内側の端縁がタイヤ軸方向内側に凸となる第4出隅部と、前記センター主溝を挟んで前記第1出隅部と対向する位置に、タイヤ軸方向内側の端縁がタイヤ軸方向外側に凹となる第4入隅部とを有する第2ミドルブロックを含み、前記第4入隅部には、ブロック踏面から前記センター主溝の溝底に向って段階的に高さが減少する少なくとも一段の第4階段状領域が設けられている、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第3階段状領域及び前記第4階段状領域の段数は、1である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記センター主溝の溝底からの前記第3階段状領域及び前記第4階段状領域の一段の高さは、前記センター主溝の最大溝深さの30%~50%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第1入隅部と前記第3出隅部とが対向する領域で、前記センター主溝に直交する方向での前記第1階段状領域の長さは、前記センター主溝の幅の10%~30%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第2入隅部と前記第4出隅部とが対向する領域で、前記センター主溝に直交する方向での前記第2階段状領域の長さは、前記センター主溝の幅の10%~30%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第3入隅部と前記第2出隅部とが対向する領域で、前記センター主溝に直交する方向での前記第3階段状領域の長さは、前記センター主溝の幅の10%~30%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第4入隅部と前記第1出隅部とが対向する領域で、前記センター主溝に直交する方向での前記第4階段状領域の長さは、前記センター主溝の幅の10%~30%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第3出隅部と前記第1階段状領域との距離は、前記第1入隅部と前記第3出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の70%~90%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第4出隅部と前記第2階段状領域との距離は、前記第2入隅部と前記第4出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の70%~90%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第2出隅部と前記第3階段状領域との距離は、前記第3入隅部と前記第2出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の70%~90%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第1出隅部と前記第4階段状領域との距離は、前記第4入隅部と前記第1出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の70%~90%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第1出隅部の突出量は、前記第4入隅部と前記第1出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の80%~110%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第2出隅部の突出量は、前記第3入隅部と前記第2出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の80%~110%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第3出隅部の突出量は、前記第1入隅部と前記第3出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の80%~110%である、ことが望ましい。
本発明に係る前記タイヤにおいて、前記第4出隅部の突出量は、前記第2入隅部と前記第4出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の80%~110%である、ことが望ましい。
本発明のタイヤでは、前記第1クラウンブロックが前記第1入隅部と前記第1出隅部とを有しているので、前記外側端縁での引っ掻き効果が増大し、トラクション性能が向上する。また、前記第1入隅部には、前記ブロック踏面から前記センター主溝の前記溝底に向って段階的に高さが減少する前記第1階段状領域が設けられているので、前記第1入隅部への石の侵入が阻害され、前記第1入隅部での石噛みの発生が抑制される。また、前記第1階段状領域によって前記第1クラウンブロックの剛性が高められ、前記第1入隅部に噛み込んだ石が排出され易くなる。従って、本発明の前記タイヤによれば、トラクション性能を高めつつ、石噛みを低減できる。
本発明のタイヤの一実施形態を示すトレッド部の展開図である。 図1のクラウンブロックを拡大した展開図である。 図1の第1入隅部から第1出隅部に至る断面図である。 図1のクラウンブロック及び第1ミドルブロックを拡大した展開図である。 図4の第3入隅部から第2出隅部に至る断面図である。 図1のクラウンブロック及び第2ミドルブロックを拡大した展開図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のタイヤのトレッド部2の展開図である。本実施形態のタイヤは、トレッド部2を備えている。
図1に示されるように、トレッド部2には、タイヤ赤道Cの両側に配された一対のセンター主溝3と、一対のセンター主溝3の間に区分された複数のクラウンブロック10とが形成されている。センター主溝3は、タイヤ赤道Cに対して一方側(図1中右側)のセンター主溝31と、タイヤ赤道Cに対して他方側(図1中左側)のセンター主溝32とを含んでいる。
センター主溝31は、タイヤ周方向にジグザグ状に連続して延びる周方向溝である。すなわち、センター主溝31は、タイヤ軸方向の一方側(図1中、右下がりの方向)に傾斜する第1傾斜部31aと、タイヤ軸方向の他方側(図1中、左下がりの方向)に傾斜する第2傾斜部31bとを含んでいる。
同様に、センター主溝32は、タイヤ周方向にジグザグ状に連続して延びる周方向溝である。すなわち、センター主溝32は、タイヤ軸方向の一方側に傾斜する第1傾斜部32aと、タイヤ軸方向の他方側に傾斜する第2傾斜部32bとを含んでいる。
センター主溝31の第1傾斜部31aと、センター主溝32の第2傾斜部32bとは、タイヤ軸方向に並べて配されている。センター主溝31の第2傾斜部31bと、センター主溝32の第1傾斜部32aとは、タイヤ軸方向に並べて配されている。これにより、優れたトラクション性能が得られる。
センター主溝3の幅は、慣例に従って種々定めることができる。例えば、本実施形態のタイヤでは、センター主溝3の幅は、トレッド接地幅TWの4.0%~8.5%が望ましい。センター主溝3の深さは、慣例に従って種々定めることができる。例えば、本実施形態のタイヤでは、センター主溝3の深さは、例えば、8~15mmが望ましい。但し、各センター主溝3の寸法は、このような範囲に限定されるものではない。
トレッド接地幅TWは、正規状態におけるトレッド接地端TE、TE間のタイヤ軸方向距離として定義される。
ここで、「正規状態」とは、タイヤを正規リム(図示省略)にリム組みし、かつ、正規内圧を充填した無負荷の状態である。以下、特に言及されない場合、タイヤの各部の寸法等はこの正規状態で測定された値である。
「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば "標準リム" 、TRAであれば "Design Rim" 、ETRTOであれば"Measuring Rim" である。
「正規内圧」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば "最高空気圧" 、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE" である。タイヤが乗用車用である場合、正規内圧は、例えば、180kPaである。
トレッド接地端TEとは、正規状態のタイヤに、正規荷重を負荷しかつキャンバー角0゜で平面に接地させたときの最もタイヤ軸方向外側のトレッド接地端を意味している。正規状態において、トレッド接地端TE、TE間のタイヤ軸方向距離は、トレッド接地幅TWとして定義される。
「正規荷重」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、各規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば"最大負荷能力"、TRAであれば表"TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。タイヤが乗用車用の場合、正規荷重は、例えば、前記荷重の88%に相当する荷重である。
クラウンブロック10は、センター主溝31とセンター主溝32とを繋ぐ横溝51、52によって区分されている。
図2は、タイヤ周方向に配列された2つの隣り合うクラウンブロック10を示している。クラウンブロック10は、第1クラウンブロック11を含んでいる。第1クラウンブロック11は、タイヤ軸方向の一方側(図2中右側)の外側端縁11aに形成された第1入隅部13と、タイヤ軸方向の他方側(図2中左側)の外側端縁11bに形成された第1出隅部15とを有している。
第1入隅部13は、外側端縁11aがタイヤ軸方向内側に凹となる部分、すなわち第1クラウンブロック11の外側端縁11aが湾状に入り込んだ部分である。第1出隅部15は、外側端縁11bがタイヤ軸方向外側に凸となる部分、すなわち、第1クラウンブロック11の外側端縁11bが岬状に突き出た部分である。第1クラウンブロック11が第1入隅部13と第1出隅部15とを有することにより、外側端縁11a、11bでの引っ掻き効果が増大し、タイヤのトラクション性能が向上する。
図3は、第1入隅部13を含むトレッド部2の断面の一部を示している。第1入隅部13には、ブロック踏面11cからセンター主溝31の溝底31zに向って段階的に高さが減少する第1階段状領域13aが設けられている。本実施形態の第1階段状領域13aは、第1入隅部13の底部に沿って直線状に延びている(図2参照)。第1入隅部13の底部とは、図2において、第1入隅部13のうち、最も奥に入り込んだ部分である(後述する底部についても同様である)。
第1入隅部13に第1階段状領域13aが設けられることにより、第1入隅部13への石の侵入が阻害され、第1入隅部13での石噛みの発生が抑制される。また、第1階段状領域13aによって第1クラウンブロック11の剛性が高められるので、第1入隅部13に噛み込んだ石が排出され易くなる。従って、本発明のタイヤによれば、トラクション性能を高めつつ、石噛みを低減できる。
本実施形態の第1階段状領域13aの段数は、1である。これにより、タイヤのトラクション性能が容易に高められる。第1階段状領域13aの段数は、2以上であってもよい。この場合、第1入隅部13へのサイズが異なる石の侵入が阻害され、第1入隅部13での石噛みがより一層抑制される。
センター主溝31の溝底31zからの第1階段状領域13aの一段の高さh1は、例えば、センター主溝31の最大溝深さD31の30%~50%が望ましい。
上記高さh1が上記最大溝深さD31の30%以上であることにより、第1入隅部13での石噛みが容易に抑制される。また、第1クラウンブロック11の剛性が高められ、耐摩耗性能が向上する。上記高さh1が上記最大溝深さD31の50%以下であることにより、センター主溝31の容積が増大し、特に、雪上路面やオフロード路面でのタイヤのトラクション性能を、容易に向上させることが可能となる。
図1、2に示されるように、本実施形態のクラウンブロック10は、第2クラウンブロック12を含んでいる。第1クラウンブロック11と第2クラウンブロック12とは、タイヤ周方向に交互に繰り返して設けられている。
本実施形態の第2クラウンブロック12は、タイヤ赤道C上の点に対して対称の形状である。第2クラウンブロック12は、タイヤ軸方向の他方側の外側端縁12bに形成された第2入隅部14と、タイヤ軸方向の一方側の外側端縁12aに形成された第2出隅部16とを有している。
第2入隅部14は、外側端縁12bがタイヤ軸方向内側に凹となる部分、すなわち第2クラウンブロック12の外側端縁12bが湾状に入り込んだ部分である。第2出隅部16は、外側端縁12aがタイヤ軸方向外側に凸となる部分、すなわち、第1クラウンブロック11の外側端縁12aが岬状に突き出た部分である。第2クラウンブロック12が第2入隅部14と第2出隅部16とを有することにより、外側端縁12b、12aでの引っ掻き効果が増大し、タイヤのトラクション性能が向上する。
第1入隅部13と同様に、第2入隅部14には、ブロック踏面12cからセンター主溝32の溝底に向って段階的に高さが減少する第2階段状領域14aが設けられている。本実施形態の第2階段状領域14aは、第2入隅部14の底部に沿って直線状に延びている。第2入隅部14に第2階段状領域14aが設けられることにより、第2入隅部14への石の侵入が阻害され、第2入隅部14での石噛みの発生が抑制される。また、第2階段状領域14aによって第2クラウンブロック12の剛性が高められるので、第2入隅部14に噛み込んだ石が排出され易くなる。従って、タイヤのトラクション性能を高めつつ、石噛みを低減できる。
第1階段状領域13aと同様に、第2階段状領域14aの段数は、1である。第2階段状領域14aの段数は、2以上であってもよい。この場合、第2入隅部14での石噛みがより一層抑制される。
また、第1階段状領域13aと同様に、センター主溝32の溝底からの第2階段状領域14aの一段の高さは、例えば、センター主溝32の最大溝深さの30%~50%が望ましい。
図1に示されるように、本実施形態のトレッド部2には、各センター主溝3のタイヤ軸方向外側に複数のミドルブロック20が形成されている。ミドルブロック20は、センター主溝3とショルダー主溝4との間に形成されている。ミドルブロック20は、センター主溝3とショルダー主溝4とを繋ぐ横溝53によって区分されている。
ショルダー主溝4は、各センター主溝3と各トレッド接地端TEとの間に配されている。ショルダー主溝4は、タイヤ周方向にジグザグ状に連続して延びる周方向溝である。センター主溝3と同様に、ショルダー主溝4の幅及び深さは、慣例に従って種々定めることができる。
ミドルブロック20は、タイヤ軸方向の長さよりもタイヤ周方向の長さが大きい縦長形状である。このようなミドルブロック20は、センター主溝3とショルダー主溝4との間での石噛みを抑制すると共に、タイヤのトラクション性能の向上に寄与する。ミドルブロック20は、タイヤ赤道C側に向かって凸となるように屈曲している。これにより、タイヤのトラクション性能が容易に高めれる。
ミドルブロック20は、クラウンブロック10のタイヤ軸方向の一方側に配された第1ミドルブロック21を含んでいる。
図4は、第1ミドルブロック21を第1クラウンブロック11及び第2クラウンブロック12の一部と共に示している。第1ミドルブロック21は、タイヤ軸方向内側の端縁21aに第3出隅部23と、第3入隅部25とを有している。
第3出隅部23は、内側の端縁21aがタイヤ軸方向内側に凸となる部分、すなわち、第1ミドルブロック21の内側の端縁21aが岬状に突き出た部分である。第3出隅部23は、センター主溝31を挟んで第1入隅部13と対向する位置に配されている。第3入隅部25は、内側の端縁21aがタイヤ軸方向外側に凹となる部分、すなわち第1ミドルブロック21の内側の端縁21aが湾状に入り込んだ部分である。第3入隅部25は、センター主溝31を挟んで第2出隅部16と対向する位置に配されている。第1ミドルブロック21が第3出隅部23と第3入隅部25とを有することにより、端縁21aでの引っ掻き効果が増大し、タイヤのトラクション性能が向上する。
図5は、第3入隅部25の断面を示している。第3入隅部25には、ブロック踏面21cからセンター主溝31の溝底31zに向って段階的に高さが減少する第3階段状領域25aが設けられている。本実施形態の第3階段状領域25aは、第3入隅部25の底部に沿って直線状に延びている。
第3入隅部25に第3階段状領域25aが設けられることにより、第3入隅部25への石の侵入が阻害され、第3入隅部25での石噛みの発生が抑制される。また、第3階段状領域25aによって第1ミドルブロック21の剛性が高められるので、第3入隅部25に噛み込んだ石が排出され易くなる。従って、タイヤのトラクション性能を高めつつ、石噛みを低減できる。
本実施形態の第3階段状領域25aの段数は、1である。これにより、タイヤのトラクション性能が容易に高められる。第3階段状領域25aの段数は、2以上であってもよい。この場合、第3入隅部25へのサイズが異なる石の侵入が阻害され、第3入隅部25での石噛みがより一層抑制される。
センター主溝31の溝底31zからの第3階段状領域25aの一段の高さh3は、例えば、センター主溝31の最大溝深さD31の30%~50%が望ましい。
上記高さh3が上記最大溝深さD31の30%以上であることにより、第3入隅部25での石噛みが容易に抑制される。また、第1ミドルブロック21の剛性が高められ、耐摩耗性能が向上する。上記高さh3が上記最大溝深さD31の50%以下であることにより、特に、センター主溝31の容積が増大し、雪上路面やオフロード路面でのタイヤのトラクション性能を、容易に向上させることが可能となる。
図1に示されるように、本実施形態のミドルブロック20は、第2ミドルブロック22を含んでいる。本実施形態の第2ミドルブロック22は、タイヤ赤道C上の点に対して第1ミドルブロック21とは対称の形状である。
図6は、第2ミドルブロック22を第1クラウンブロック11及び第2クラウンブロック12の一部と共に示している。第2ミドルブロック22は、タイヤ軸方向内側の端縁22bに第4出隅部24と、第4入隅部26とを有している。
第4出隅部24は、内側の端縁22bがタイヤ軸方向内側に凸となる部分、すなわち、第2ミドルブロック22の内側の端縁22bが岬状に突き出た部分である。第4出隅部24は、センター主溝32を挟んで第2入隅部14と対向する位置に配されている。第4入隅部26は、内側の端縁22bがタイヤ軸方向外側に凹となる部分、すなわち第2ミドルブロック22の内側の端縁22bが湾状に入り込んだ部分である。第4入隅部26は、センター主溝32を挟んで第1出隅部15と対向する位置に配されている。第2ミドルブロック22が第4出隅部24と第4入隅部26とを有することにより、端縁22bでの引っ掻き効果が増大し、タイヤのトラクション性能が向上する。
第3入隅部25と同様に、第4入隅部26には、ブロック踏面22cからセンター主溝32の溝底に向って段階的に高さが減少する第4階段状領域26aが設けられている。本実施形態の第4階段状領域26aは、第4入隅部26の底部に沿って直線状に延びている。第4入隅部26に第4階段状領域26aが設けられることにより、第4入隅部26への石の侵入が阻害され、第4入隅部26での石噛みの発生が抑制される。また、第4階段状領域26aによって第2ミドルブロック22の剛性が高められるので、第4入隅部26に噛み込んだ石が排出され易くなる。従って、タイヤのトラクション性能を高めつつ、石噛みを低減できる。
第3階段状領域25aと同様に、第4階段状領域26aの段数は、1である。第4階段状領域26aの段数は、2以上であってもよい。この場合、第4入隅部26での石噛みがより一層抑制される。
また、第3階段状領域25aと同様に、センター主溝32の溝底からの第4階段状領域26aの一段の高さは、例えば、センター主溝32の最大溝深さの30%~50%が望ましい。
図4、6に示されるように、第1入隅部13と第3出隅部23とが対向する領域で、センター主溝31に直交する方向での第1階段状領域13aの長さL1は、例えば、センター主溝31の幅Wの10%~30%が望ましい。
上記長さL1が上記幅Wの10%以上であることにより、第1入隅部13での石噛みが容易に抑制される。また、第1クラウンブロック11の剛性が高められ、耐摩耗性能が向上する。上記長さL1が上記幅Wの30%以下であることにより、センター主溝31の容積が増大し、特に、雪上路面やオフロード路面でのタイヤのトラクション性能を、容易に向上させることが可能となる。
第2入隅部14と第4出隅部24とが対向する領域で、センター主溝32に直交する方向での第2階段状領域14aの長さL2は、例えば、センター主溝32の幅Wの10%~30%が望ましい。上記長さL2が上記範囲において望ましい理由は、上記長さL1が上記範囲において望ましい理由と同様である。
第3入隅部25と第2出隅部16とが対向する領域で、センター主溝31に直交する方向での第3階段状領域25aの長さL3は、例えば、センター主溝31の幅Wの10%~30%が望ましい。
上記長さL3が上記幅Wの10%以上であることにより、第3入隅部25での石噛みが容易に抑制される。また、第1ミドルブロック21の剛性が高められ、耐摩耗性能が向上する。上記長さL3が上記幅Wの30%以下であることにより、センター主溝31の容積が増大し、特に、雪上路面やオフロード路面でのタイヤのトラクション性能を、容易に向上させることが可能となる。
第4入隅部26と第1出隅部15とが対向する領域で、センター主溝32に直交する方向での第4階段状領域26aの長さL4は、センター主溝32の幅Wの10%~30%が望ましい。上記長さL4が上記範囲において望ましい理由は、上記長さL3が上記範囲において望ましい理由と同様である。
第3出隅部23と第1階段状領域13aとの距離K1は、例えば、第1入隅部13と第3出隅部23とが対向する領域でのセンター主溝31の幅Wの70%~90%が望ましい。
上記距離K1が上記幅Wの70%以上であることにより、センター主溝31の容積が増大し、特に、雪上路面やオフロード路面でのタイヤのトラクション性能を、容易に向上させることが可能となる。上記距離K1が上記幅Wの90%以下であることにより、第1入隅部13での石噛みが容易に抑制される。また、第1クラウンブロック11の剛性が高められ、耐摩耗性能が向上する。
第4出隅部24と第2階段状領域14aとの距離K2は、例えば、第2入隅部14と第4出隅部24とが対向する領域でのセンター主溝32の幅Wの70%~90%が望ましい。上記距離K2が上記範囲において望ましい理由は、上記距離K1が上記範囲において望ましい理由と同様である。
第2出隅部16と第3階段状領域25aとの距離K3は、例えば、第3入隅部25と第2出隅部16とが対向する領域でのセンター主溝31の幅Wの70%~90%が望ましい。
上記距離K3が上記幅Wの70%以上であることにより、センター主溝31の容積が増大し、特に、雪上路面やオフロード路面でのタイヤのトラクション性能を、容易に向上させることが可能となる。上記距離K3が上記幅Wの90%以下であることにより、第3入隅部25での石噛みが容易に抑制される。また、第1ミドルブロック21の剛性が高められ、耐摩耗性能が向上する。
第1出隅部15と第4階段状領域26aとの距離K4は、例えば、第4入隅部26と第1出隅部15とが対向する領域でのセンター主溝32の幅Wの70%~90%が望ましい。上記距離K4が上記範囲において望ましい理由は、上記距離K3が上記範囲において望ましい理由と同様である。
第1出隅部15の突出量T1は、例えば、第4入隅部26と第1出隅部15とが対向する領域でのセンター主溝32の幅Wの80%~110%が望ましい。
上記突出量T1が上記幅Wの80%以上であることにより、特に、雪上路面やオフロード路面でのタイヤのトラクション性能を、容易に向上させることが可能となる。上記突出量T1が上記幅Wの110%以下であることにより、第4入隅部26での石噛みが容易に抑制される。また、第1出隅部15での第1クラウンブロック11の局所的な剛性の低下が抑制され、耐摩耗性能が向上する。
第2出隅部16の突出量T2は、例えば、第3入隅部25と第2出隅部16とが対向する領域でのセンター主溝31の幅Wの80%~110%が望ましい。上記突出量T2が上記範囲において望ましい理由は、上記突出量T1が上記範囲において望ましい理由と同様である。
第3出隅部23の突出量T3は、例えば、第1入隅部13と第3出隅部23とが対向する領域でのセンター主溝31の幅Wの80%~110%が望ましい。
上記突出量T3が上記幅Wの80%以上であることにより、特に、雪上路面やオフロード路面でのタイヤのトラクション性能を、容易に向上させることが可能となる。上記突出量T3が上記幅Wの110%以下であることにより、第1入隅部13での石噛みが容易に抑制される。また、第3出隅部23での第1ミドルブロック21の局所的な剛性の低下が抑制され、耐摩耗性能が向上する。
第4出隅部24の突出量T4は、例えば、第2入隅部14と第4出隅部24とが対向する領域でのセンター主溝32の幅Wの80%~110%が望ましい。上記突出量T4が上記範囲において望ましい理由は、上記突出量T3が上記範囲において望ましい理由と同様である。
本実施形態では、センター主溝31の第1傾斜部31aに第1入隅部13と第3出隅部23とが、第2傾斜部31bに第3入隅部25と第2出隅部16とがそれぞれ設けられている。これにより、第1入隅部13、第3出隅部23、第3入隅部25及び第2出隅部16がタイヤ周方向に偏りなく配置され、タイヤのトラクション性能が向上する。
同様に、センター主溝32の第1傾斜部32aに第2入隅部14と第4出隅部24とが、第2傾斜部32bに第4入隅部26と第1出隅部15とがそれぞれ設けられている。これにより、第2入隅部14、第4出隅部24、第4入隅部26及び第1出隅部15がタイヤ周方向に偏りなく配置され、タイヤのトラクション性能が向上する。
本実施形態のトレッド部2では、第1クラウンブロック11の外側端縁11bに第5入隅部17が、第2クラウンブロック12の外側端縁12aに第6入隅部18が、それぞれ設けられていてもよい。第5入隅部17は、外側端縁11bがタイヤ軸方向内側に凹となる部分であり、第6入隅部18は、外側端縁12aがタイヤ軸方向内側に凹となる部分である。
この場合、第1ミドルブロック21の内側の端縁21aに第5出隅部27が、第2ミドルブロック22の内側の端縁22bに第6出隅部28が、それぞれ設けられているのが望ましい。第5出隅部27は、端縁21aがタイヤ軸方向内側に凸となる部分であり、第6出隅部28は、端縁22bがタイヤ軸方向内側に凸となる部分である。
本実施形態では、第5入隅部17と第6出隅部28とは、センター主溝32を挟んで互いに対向し、第6入隅部18と第5出隅部27とは、センター主溝31を挟んで互いに対向している。上記第5入隅部17、第6入隅部18及び第5出隅部27、第6出隅部28が設けられることにより、外側端縁11b、12a、端縁21a、22bでの引っ掻き効果が増大し、タイヤのトラクション性能が向上する。
第5入隅部17には、ブロック踏面11cからセンター主溝32の溝底に向って段階的に高さが減少する第5階段状領域17aが、第6入隅部18には、ブロック踏面11cからセンター主溝31の溝底31zに向って段階的に高さが減少する第6階段状領域18aが、それぞれ設けられているのが望ましい。上記第5階段状領域17a及び第6階段状領域18aが設けられることにより、第5入隅部17及び第6入隅部18での石噛みが抑制される。
第1クラウンブロック11には、第1細溝61が設けられていてもよい。第1細溝61の幅は、例えば、1.5mm以下である(後述する第2細溝62、第3細溝63及び第4細溝64についても同様である)。第1細溝61は、第1階段状領域13aと平行に直線状に延びる部分を有している。このような第1細溝61によって、タイヤのトラクション性能が向上する。
第2クラウンブロック12には、第2細溝62が設けられていてもよい。第2細溝62は、第2階段状領域14aと平行に直線状に延びる部分を有している。このような第2細溝62によって、タイヤのトラクション性能が向上する。
第1ミドルブロック21には、第3細溝63が設けられていてもよい。第3細溝63は、第3階段状領域25aと平行に直線状に延びる部分を有している。このような第3細溝63によって、タイヤのトラクション性能が向上する。
第2ミドルブロック22には、第4細溝64が設けられていてもよい。第4細溝64は、第4階段状領域26aと平行に直線状に延びる部分を有している。このような第4細溝64によって、タイヤのトラクション性能が向上する。
図1に示されるように、ショルダー主溝4とトレッド接地端TEとの間には、ショルダー陸部5が形成されている。ショルダー陸部5は、タイヤ周方向に連続するリブ状の陸部であってもよく、ショルダー主溝4とトレッド接地端TEとを繋ぐ横溝54、55によって、複数のブロックに区分されていてもよい。
以上、本発明のタイヤが詳細に説明されたが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施される。
図1の基本パターンを有するサイズ:35×12.50R20の空気入りタイヤが表1の仕様に基づき試作され、260kPaの空気圧でサイズ:20×9.0Jのリムを介して排気量2700ccの四輪駆動車両の全輪に装着され、トラクション性能、非石噛み性能及び耐摩耗性能がテストされた。テスト方法は以下の通りである。
<トラクション性能>
上記車両が、圧雪路面のテストコースの直線路に持ち込まれ、試験機によって駆動力が測定された。結果は、比較例1を100とする評点であり、数値が大きい程、雪路でのトラクション性能が優れていることを示す。
<非石噛み性能>
上記車両が瓦礫等の散乱する悪路に持ち込まれ、1500km走行後の石の噛の込み量が目視にて測定された。結果は、比較例1を100とする指数であり、数値が大きい程、石噛みが少ないことを示す。
<耐摩耗性能>
上記車両がアスファルト路面を3000km走行した後の各ブロックの摩耗量が測定された。結果は、比較例1を100とする指数であり、数値が大きい程、摩耗が少ないことを示す。
Figure 0007151407000001
Figure 0007151407000002
Figure 0007151407000003
表1から明らかなように、実施例のタイヤは、比較例に比べてトラクション性能を高めつつ、石噛み及び摩耗を有意に低減できることが確認できた。
2 :トレッド部
3 :センター主溝
10 :クラウンブロック
11 :第1クラウンブロック
11a :外側端縁
11b :外側端縁
11c :ブロック踏面
12 :第2クラウンブロック
12a :外側端縁
12b :外側端縁
12c :ブロック踏面
13 :第1入隅部
13a :第1階段状領域
14 :第2入隅部
14a :第2階段状領域
15 :第1出隅部
16 :第2出隅部
20 :ミドルブロック
21 :第1ミドルブロック
21a :端縁
21c :ブロック踏面
22 :第2ミドルブロック
22b :端縁
22c :ブロック踏面
23 :第3出隅部
24 :第4出隅部
25 :第3入隅部
25a :第3階段状領域
26 :第4入隅部
26a :第4階段状領域
31z :溝底
C :タイヤ赤道
h1 :高さ
h3 :高さ

Claims (18)

  1. トレッド部を備えたタイヤであって、
    前記トレッド部には、タイヤ赤道の両側に配されタイヤ周方向にジグザグ状に連続して延びる一対のセンター主溝と、一対の前記センター主溝の間に区分された複数のクラウンブロックとが形成され、
    前記クラウンブロックは、タイヤ軸方向の一方側の外側端縁がタイヤ軸方向内側に凹となる第1入隅部と、タイヤ軸方向の他方側の外側端縁がタイヤ軸方向外側に凸となる第1出隅部とを有する第1クラウンブロックと、タイヤ軸方向の他方側の外側端縁がタイヤ軸方向内側に凹となる第2入隅部と、タイヤ軸方向の他方側の外側端縁がタイヤ軸方向外側に凸となる第2出隅部とを有する第2クラウンブロックとを含み、
    前記第1入隅部には、ブロック踏面から前記センター主溝の溝底に向って段階的に高さが減少する少なくとも一段の第1階段状領域が設けられ
    前記第2入隅部には、ブロック踏面から前記センター主溝の溝底に向って段階的に高さが減少する少なくとも一段の第2階段状領域が設けられ、
    前記トレッド部には、各センター主溝のタイヤ軸方向外側に複数のミドルブロックが形成され、
    前記ミドルブロックは、前記センター主溝を挟んで前記第1入隅部と対向する位置に、タイヤ軸方向内側の端縁がタイヤ軸方向内側に凸となる第3出隅部と、前記センター主溝を挟んで前記第2出隅部と対向する位置に、タイヤ軸方向内側の端縁がタイヤ軸方向外側に凹となる第3入隅部とを有する第1ミドルブロックを含み、
    前記第3入隅部には、ブロック踏面から前記センター主溝の溝底に向って段階的に高さが減少する少なくとも一段の第3階段状領域が設けられている、
    タイヤ。
  2. 前記第1階段状領域及び前記第2階段状領域の段数は、1である、請求項1記載のタイヤ。
  3. 前記センター主溝の溝底からの前記第1階段状領域及び前記第2階段状領域の一段の高さは、前記センター主溝の最大溝深さの30%~50%である、請求項2記載のタイヤ。
  4. 前記ミドルブロックは、前記センター主溝を挟んで前記第2入隅部と対向する位置に、タイヤ軸方向内側の端縁がタイヤ軸方向内側に凸となる第4出隅部と、前記センター主溝を挟んで前記第1出隅部と対向する位置に、タイヤ軸方向内側の端縁がタイヤ軸方向外側に凹となる第4入隅部とを有する第2ミドルブロックを含み、
    前記第4入隅部には、ブロック踏面から前記センター主溝の溝底に向って段階的に高さが減少する少なくとも一段の第4階段状領域が設けられている、請求項1乃至3のいずれかに記載のタイヤ。
  5. 前記第3階段状領域及び前記第4階段状領域の段数は、1である、請求項4記載のタイヤ。
  6. 前記センター主溝の溝底からの前記第3階段状領域及び前記第4階段状領域の一段の高さは、前記センター主溝の最大溝深さの30%~50%である、請求項5記載のタイヤ。
  7. 前記第1入隅部と前記第3出隅部とが対向する領域で、前記センター主溝に直交する方向での前記第1階段状領域の長さは、前記センター主溝の幅の10%~30%である、請求項4乃至6のいずれかに記載のタイヤ。
  8. 前記第2入隅部と前記第4出隅部とが対向する領域で、前記センター主溝に直交する方向での前記第2階段状領域の長さは、前記センター主溝の幅の10%~30%である、請求項4乃至6のいずれかに記載のタイヤ。
  9. 前記第3入隅部と前記第2出隅部とが対向する領域で、前記センター主溝に直交する方向での前記第3階段状領域の長さは、前記センター主溝の幅の10%~30%である、請求項4乃至6のいずれかに記載のタイヤ。
  10. 前記第4入隅部と前記第1出隅部とが対向する領域で、前記センター主溝に直交する方向での前記第4階段状領域の長さは、前記センター主溝の幅の10%~30%である、請求項4乃至6のいずれかに記載のタイヤ。
  11. 前記第3出隅部と前記第1階段状領域との距離は、前記第1入隅部と前記第3出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の70%~90%である、請求項4乃至10のいずれかに記載のタイヤ。
  12. 前記第4出隅部と前記第2階段状領域との距離は、前記第2入隅部と前記第4出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の70%~90%である、請求項4乃至10のいずれかに記載のタイヤ。
  13. 前記第2出隅部と前記第3階段状領域との距離は、前記第3入隅部と前記第2出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の70%~90%である、請求項4乃至10のいずれかに記載のタイヤ。
  14. 前記第1出隅部と前記第4階段状領域との距離は、前記第4入隅部と前記第1出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の70%~90%である、請求項4乃至10のいずれかに記載のタイヤ。
  15. 前記第1出隅部の突出量は、前記第4入隅部と前記第1出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の80%~110%である、請求項4乃至14のいずれかに記載のタイヤ。
  16. 前記第2出隅部の突出量は、前記第3入隅部と前記第2出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の80%~110%である、請求項4乃至14のいずれかに記載のタイヤ。
  17. 前記第3出隅部の突出量は、前記第1入隅部と前記第3出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の80%~110%である、請求項4乃至14のいずれかに記載のタイヤ。
  18. 前記第4出隅部の突出量は、前記第2入隅部と前記第4出隅部とが対向する領域での前記センター主溝の幅の80%~110%である、請求項4乃至14のいずれかに記載のタイヤ。
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