JP7151395B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本明細書に開示の技術は、半導体装置の製造方法に関する。
特許文献1には、p型のボディ領域と、ボディ領域を貫通するトレンチと、トレンチ内に配置されたゲート絶縁膜及びゲート電極と、トレンチの底面に接しているp型の底部領域と、トレンチの側面に接しているとともにボディ領域と底部領域を接続するp型の接続領域を有する半導体装置が開示されている。底部領域と接続領域を設けることによって、半導体装置の耐圧を向上することができる。
特許文献1に開示の半導体装置の製造方法では、ボディ領域と接続領域を形成した後に、トレンチを形成する。その後、トレンチの底部にp型不純物を注入することによって、底部領域を形成する。
特開2018-046197号公報
特許文献1の技術では、底部領域を形成する際に、トレンチの底面だけでなく、トレンチの側面にもp型不純物が注入される。トレンチの側面にp型不純物が注入されると、チャネルが形成される領域やその直下のドリフト領域でp型不純物濃度が上昇する。このため、特許文献1の技術では、チャネル抵抗の増大やドリフト抵抗の増大(すなわち、オン抵抗の増大)といった問題が生じる。本明細書では、トレンチの側面に不要な不純物が注入されることを防止する技術を提供する。
本明細書が開示する製造方法により製造される半導体装置は、トレンチと、前記トレンチ内に配置されたゲート絶縁膜と、前記トレンチ内に配置されたゲート電極と、前記トレンチの側面で前記ゲート絶縁膜に接するn型のソース領域と、前記ソース領域の下側の前記側面で前記ゲート絶縁膜に接するp型のボディ領域と、前記ボディ領域の下側の前記側面で前記ゲート絶縁膜に接するn型のドリフト領域と、前記トレンチの底面で前記ゲート絶縁膜に接するp型の底部領域と、前記トレンチの前記側面で前記ゲート絶縁膜に接しており、前記ボディ領域と前記底部領域を接続しているp型の接続領域、を有する。前記半導体装置の製造方法は、p型領域を形成する工程と、トレンチを形成する工程を有する。前記p型領域を形成する工程では、半導体基板内に、前記半導体基板の上面に沿う第1方向に沿って伸びる第1部分と、前記半導体基板の前記上面に沿うとともに前記第1方向とは異なる第2方向に沿って前記第1部分から伸びる第2部分を有するp型領域を形成する。前記トレンチを形成する工程では、前記p型領域を形成した後に、前記半導体基板の前記上面に、前記第1部分と重複するように前記第1方向に沿って伸び、前記第1部分よりも幅が広く、前記第2部分よりも幅が狭く、前記第1部分及び前記第2部分よりも浅いトレンチを形成する。前記トレンチを形成した工程の後に前記トレンチの下側に残存する前記第1部分が、前記底部領域となり、前記トレンチを形成した工程の後に前記トレンチの側方に残存する前記第2部分が、前記接続領域となる。
なお、p型領域を形成する工程では、第1部分と第2部分を1度の不純物注入工程により形成してもよいし、別々の不純物注入工程により形成してもよい。
上記の製造方法では、第1部分と第2部分を有するp型領域を形成した後に、トレンチを形成する。トレンチは、第1部分と重複するように伸び、第1部分よりも幅が広く、第2部分よりも幅が狭く形成される。このため、トレンチの下側に第1部分が残存し、トレンチの側方に第2部分が残存する。また、トレンチは、第1部分及び第2部分よりも浅く形成される。したがって、トレンチ形成後でも、第1部分と第2部分は接続されている。トレンチの下側に残存した第1部分が、トレンチの底面に接する底部領域となる。トレンチの側方に残存した第2部分が、トレンチの側面に接するとともに底部領域(第1部分)に接続された接続領域となる。このように、上記の製造方法では、トレンチの底面にp型不純物を注入することなく、底部領域と接続領域を形成することができる。このため、上記の製造方法によれば、トレンチの側面に接する範囲の半導体領域に不要なp型不純物が注入されることが防止される。したがって、半導体装置のオン抵抗の増大を抑制することができる。
MOSFET10の上面図。 図1のII-II線における断面図。 図1のIII-III線における断面図。 MOSFET10の製造工程を説明するための図(実施例1)。 MOSFET10の製造工程を説明するための図(実施例1)。 MOSFET10の製造工程を説明するための図(実施例1)。 MOSFET10の製造工程を説明するための図(実施例1)。 MOSFET10の製造工程を説明するための図(実施例1)。 MOSFET10の製造工程を説明するための図(実施例2)。 MOSFET10の製造工程を説明するための図(実施例2)。 MOSFET10の製造工程を説明するための図(実施例2)。 変形例のMOSFETの上面図。 図12のXIII-XIII線における断面図。 変形例のMOSFETの製造工程を説明するための図(図5に対応)。
図1は、実施例1のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)10を示している。MOSFET10は、半導体基板12と、電極、絶縁層等を備えている。なお、図1では、図の見易さのため、半導体基板12の上面12a上の電極、絶縁層等の図示を省略している。以下では、半導体基板12の上面12aと平行な一方向をx方向といい、上面12aに平行でx方向に直交する方向をy方向といい、半導体基板12の厚み方向をz方向という。半導体基板12は、例えば、SiC(炭化シリコン)によって構成されている。
図1に示すように、半導体基板12の上面12aには、複数のトレンチ22が設けられている。各トレンチ22は、y方向に直線状に長く伸びている。複数のトレンチ22は、x方向に間隔を開けて配列されている。図2に示すように、各トレンチ22の内面は、ゲート絶縁膜24によって覆われている。各トレンチ22内には、ゲート電極26が配置されている。各ゲート電極26は、ゲート絶縁膜24によって半導体基板12から絶縁されている。図2に示すように、各ゲート電極26の上面は、層間絶縁膜28によって覆われている。
図2に示すように、半導体基板12の上面12aには、上部電極70が配置されている。上部電極70は、層間絶縁膜28が設けられていない部分で半導体基板12の上面12aに接している。上部電極70は、層間絶縁膜28によってゲート電極26から絶縁されている。半導体基板12の下面12bには、下部電極72が配置されている。下部電極72は、半導体基板12の下面12bに接している。
図2に示すように、半導体基板12の内部には、複数のソース領域30、ボディ領域32、ドリフト領域34、ドレイン領域35、複数の底部領域36及び複数の接続領域38が設けられている。
各ソース領域30は、n型領域である。各ソース領域30は、半導体基板12の上面12aに露出する位置に配置されている。各ソース領域30は、上部電極70にオーミック接触している。また、各ソース領域30は、トレンチ22の側面において、ゲート絶縁膜24に接している。各ソース領域30は、トレンチ22の上端部において、ゲート絶縁膜24に接している。
ボディ領域32は、p型領域である。ボディ領域32は、各ソース領域30に接している。ボディ領域32は、2つのソース領域30に挟まれた範囲から各ソース領域30の下側まで伸びている。ボディ領域32は、コンタクト領域32aとメインボディ領域32bを有している。コンタクト領域32aは、メインボディ領域32bよりも高いp型不純物濃度を有している。コンタクト領域32aは、2つのソース領域30に挟まれた範囲に配置されている。コンタクト領域32aは、上部電極70にオーミック接触している。メインボディ領域32bは、ソース領域30及びコンタクト領域32aの下側に配置されている。メインボディ領域32bは、トレンチ22の側面において、ゲート絶縁膜24に接している。メインボディ領域32bは、ソース領域30の下側でゲート絶縁膜24に接している。メインボディ領域32bの下端は、ゲート電極26の下端よりも上側に位置している。
ドリフト領域34は、n型領域である。ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側に配置されており、ボディ領域32によってソース領域30から分離されている。図3に示すように、ドリフト領域34は、接続領域38が存在しない範囲のトレンチ22の側面において、ゲート絶縁膜24に接している。ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側でゲート絶縁膜24に接している。
ドレイン領域35は、n型領域である。ドレイン領域35は、ドリフト領域34よりも高いn型不純物濃度を有している。ドレイン領域35は、ドリフト領域34の下側に配置されている。ドレイン領域35は、半導体基板12の下面12bに露出している。ドレイン領域35は、下部電極72にオーミック接触している。
各底部領域36は、p型領域である。図2、3に示すように、各底部領域36は、対応するトレンチ22の底面に露出する範囲に配置されている。各底部領域36は、対応するトレンチ22の底面において、ゲート絶縁膜24に接している。各底部領域36は、対応するトレンチ22の底面に沿ってy方向に長く伸びている。各底部領域36の周囲は、ドリフト領域34に囲まれている。接続領域38が形成されている箇所を除いて、各底部領域36は、ドリフト領域34によってボディ領域32から分離されている。
各接続領域38は、p型領域である。図2に示すように、各接続領域38は、対応するトレンチ22の側面に露出する範囲に配置されている。各接続領域38は、対応するトレンチ22の側面において、ゲート絶縁膜24に接している。各接続領域38は、トレンチ22の側面に接する範囲から底部領域36の側面に接する範囲までz方向に伸びている。図1に示すように、各トレンチ22に対して、複数の接続領域38がy方向に間隔を空けて配置されている。図2に示すように、接続領域38の上端は、メインボディ領域32bに接続されている。接続領域38の下部は、底部領域36に接続されている。すなわち、接続領域38によって、ボディ領域32と底部領域36が接続されている。
MOSFET10をターンオンさせる場合には、ゲート電極26にゲートオン電位(ゲート閾値よりも高い電位)を印加する。すると、ゲート絶縁膜24に接する範囲のメインボディ領域32bにチャネル(反転層)が形成され、MOSFET10がオンする。MOSFET10をターンオフさせる場合には、ゲート電極26にゲートオフ電位(ゲート閾値以下の電位)を印加する。すると、メインボディ領域32bに形成されていたチャネルが消滅し、MOSFET10がオフする。MOSFET10がオフすると、下部電極72の電位が上部電極70の電位に対して上昇する。ドリフト領域34はドレイン領域35を介して下部電極72に電気的に接続されており、底部領域36は接続領域38とボディ領域32を介して上部電極70に接続されている。したがって、MOSFET10がオフすると、ドリフト領域34の電位が底部領域36の電位に対して上昇する。すると、底部領域36からドリフト領域34に空乏層が広がる。底部領域36から広がる空乏層によって、トレンチ22の下端近傍に生じる電界が緩和される。このように、MOSFET10は、底部領域36と接続領域38を有するので、高い耐圧を有する。
次に、図4~8を参照して、MOSFET10の製造方法について説明する。なお、図4以降において、2つの断面が描かれている図では、左側の断面が図2に対応する断面を示しており、右側の断面が図3に対応する断面を示している。後述する実施例2においても同様である。
まず、図4、5に示すように、n型のドリフト領域34を有する半導体基板12xを準備して、半導体基板12xの上面に開口部60aを有するマスク60を形成する。図5は、半導体基板12xの上面図であり、A-A線における断面図が図4の左側の断面を示しており、B-B線における断面図が図4の右側の断面を示している。図4、5に示すように、開口部60aは、x方向に沿って長く伸びる部分60cと、y方向に沿って長く伸びる部分60bを有している。部分60cのx方向における幅は、部分60bのx方向における幅よりも広い。次に、半導体基板12xの上面に対して、マスク60を介してp型不純物(例えば、Alイオン)を注入することにより、p型領域52を形成する。p型領域52は、開口部60aの部分60bに沿って形成された第1部分54と、開口部60aの部分60cに沿って形成された第2部分56を有する。第1部分54は、y方向に沿って直線状に伸びている。第2部分56は、第1部分54からx方向に沿って伸びている。第1部分54は、複数の第2部分56と交差するようにy方向に長く伸びている。図4、5に示すように、第2部分56のx方向の幅は、第1部分54のx方向の幅よりも広い。
次に、図6に示すように、半導体基板12xの上面に、メインボディ領域32bと、ソース領域30と、コンタクト領域32aを従来公知の方法により形成する。一例ではあるが、メインボディ領域32b及びソース領域30はエピタキシャル成長によって形成することができ、コンタクト領域32aは、メインボディ領域32b及びソース領域30を形成した後に、p型不純物を選択的に注入することによって形成することができる。これにより、第1部分54の上端及び第2部分56の上端がメインボディ領域32bに接続される。以下では、半導体基板12x、ソース領域30、コンタクト領域32a及びメインボディ領域32bを併せて半導体基板12yという。
次に、図7、8に示すように、半導体基板12yを部分的にエッチングすることによって、半導体基板12yの上面にソース領域30及びボディ領域32を貫通するトレンチ22を形成する。図8に示すように、トレンチ22は、第1部分54と重複するようにy方向に沿って伸びるように形成される。また、トレンチ22は、第1部分54よりも幅(x方向の幅)が広く、第2部分56よりも幅(x方向の幅)が狭くなるように形成される。このため、第1部分54は、トレンチ22よりも浅い範囲では除去される。第2部分56は、トレンチ22よりも浅い範囲でトレンチ22の側面に接するように残存する。また、トレンチ22は、第1部分54及び第2部分56よりも浅くなるように形成される。すなわち、トレンチ22を形成する工程では、トレンチ22の下端の位置が、第1部分54の下端及び第2部分56の下端の位置よりも上側に位置するように、トレンチ22の深さが調整される。このため、第1部分54は、トレンチ22の下側に、トレンチ22の底面に接するように残存する。これにより、第1部分54がトレンチ22の底面に接し、第2部分56の一部がトレンチ22の側面に接する状態となる。また、図7の左側の断面に示すように、トレンチ22の下側に残存する第1部分54は、トレンチ22の側方に残存する第2部分56と接続された状態が維持される。したがって、第1部分54がトレンチ22の底面に接する底部領域36となり、第2部分56がメインボディ領域32bと底部領域36(第1部分54)を接続する接続領域38となる。
その後、従来公知の方法によって、ゲート絶縁膜24、ゲート電極26、層間絶縁膜28、上部電極70、ドレイン領域35及び下部電極72が形成される。これにより、図1~図3に示すMOSFET10が完成する。
以上に説明したように、実施例1の製造方法では、第1部分54と第2部分56を有するp型領域52を形成した後に、トレンチ22を形成する。このため、トレンチ22の底面にp型不純物を注入することなく、底部領域36と接続領域38を形成することができる。このため、上記の製造方法によれば、トレンチ22の側面に接する範囲の半導体領域に不要なp型不純物が注入されることが防止される。したがって、MOSFET10のオン抵抗の増大を抑制することができる。
また、上記の製造方法では、第1部分54及び第2部分56(すなわち、底部領域36及び接続領域38)を1度の工程で同時に形成することができるため、従来と比較して工程数を削減することができる。
なお、ソース領域30及びボディ領域32をエピタキシャル成長により形成する工程は、p型領域52を形成する工程の前に実施されてもよい。
実施例2では、MOSFET10の実施例1とは異なる製造方法について説明する。実施例1では、メインボディ領域32b及びソース領域30をエピタキシャル成長により形成した。これに対し、本実施例では、メインボディ領域32b及びソース領域30をイオン注入により形成する。
まず、図9に示すように、n型のドリフト領域34を有する半導体基板12zを準備する。上述したように、実施例1では、メインボディ領域32b及びソース領域30をエピタキシャル成長により形成したのに対し、本実施例では、メインボディ領域32b及びソース領域30をイオン注入により形成する。このため、半導体基板12zは、実施例1の半導体基板12xよりも厚みが大きいものが準備される。例えば、半導体基板12zは、実施例1の半導体基板12yと略同じ厚みを有する。そして、実施例1と同様に開口部60aを有するマスク60を介してp型不純物を注入することにより、第1部分154と第2部分156を有するp型領域152を形成する。p型領域152は、実施例1のp型領域52よりもz方向に長く伸びている。
次に、図10に示すように、実施例1と同様に、半導体基板12zを部分的にエッチングすることによって、半導体基板12zの上面にトレンチ22を形成する。トレンチ22は、第1部分154よりも幅が広く、第2部分156よりも幅が狭く、第1部分154及び第2部分156よりも浅くなるように形成される。これにより、第1部分154がトレンチ22の底面に接し、第2部分156の一部がトレンチ22の側面に接する状態となる。
次に、図11に示すように、p型不純物及びn型不純物を選択的に注入することによって、メインボディ領域32b、ソース領域30及びコンタクト領域32aを形成する。これにより、第1部分154がトレンチ22の底面に接する底部領域36となり、第2部分156がメインボディ領域32bと底部領域36(第1部分154)を接続する接続領域38となる。
その後、従来公知の方法によって、ゲート絶縁膜24、ゲート電極26、層間絶縁膜28、上部電極70、ドレイン領域35及び下部電極72が形成される。これにより、図1~図3に示すMOSFET10が完成する。
以上に説明したように、本実施例の製造方法においても、p型領域152を形成した後に、トレンチ22を形成する。このため、トレンチ22の底面にp型不純物を注入することなく、底部領域36と接続領域38を形成することができる。
なお、ソース領域30及びボディ領域32をイオン注入により形成する工程は、p型領域152を形成する工程の前に実施されてもよい。
また、図12に示すように、接続領域138が、隣接する2つのトレンチ22を接続するように配置されてもよい。すなわち、図13に示すように、接続領域138が設けられている断面においては、メインボディ領域32bとドリフト領域34が接続領域138によって分離されるように、接続領域138が配置されてもよい。このMOSFETの製造方法では、図14(実施例の図5に対応する図)に示すように、開口部160aを有するマスク160を半導体基板の上面に形成する。開口部160aは、y方向に沿って長く伸びる部分160bと、x方向に沿って長く伸び、隣接する2つの部分160bを接続する部分160cを有するように形成される。換言すると、部分160cは、上述した実施例の図5において、隣り合った部分60c同士が接続された構造を有する。そして、マスク160を介して、半導体基板の上面に対してp型不純物を注入することにより、第1部分254と第2部分256を有するp型領域252を形成する。その後、上述した実施例と同様の工程を経ることにより、図12、13に示すMOSFETを製造することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10:MOSFET、12:半導体基板、12a:上面、12b:下面、22:トレンチ、24:ゲート絶縁膜、26:ゲート電極、28:層間絶縁膜、30:ソース領域、32:ボディ領域、32a:コンタクト領域、32b:メインボディ領域、34:ドリフト領域、35:ドレイン領域、36:底部領域、38:接続領域、52:p型領域、54:第1部分、56:第2部分、60:マスク、60a:開口部、70:上部電極、72:下部電極

Claims (1)

  1. 半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体装置が、
    トレンチと、
    前記トレンチ内に配置されたゲート絶縁膜と、
    前記トレンチ内に配置されたゲート電極と、
    前記トレンチの側面で前記ゲート絶縁膜に接するn型のソース領域と、
    前記ソース領域の下側の前記側面で前記ゲート絶縁膜に接するp型のボディ領域と、
    前記ボディ領域の下側の前記側面で前記ゲート絶縁膜に接するn型のドリフト領域と、
    前記トレンチの底面で前記ゲート絶縁膜に接するp型の底部領域と、
    前記トレンチの前記側面で前記ゲート絶縁膜に接しており、前記ボディ領域と前記底部領域を接続しているp型の接続領域、
    を有しており、
    前記製造方法が、
    半導体基板内に、前記半導体基板の上面に沿う第1方向に沿って伸びる第1部分と、前記半導体基板の前記上面に沿うとともに前記第1方向とは異なる第2方向に沿って前記第1部分から伸びる第2部分を有するp型領域をイオン注入により形成する工程と、
    前記p型領域を形成した後に、前記半導体基板の前記上面に、前記第1部分と重複するように前記第1方向に沿って伸び、前記第1部分よりも幅が広く、前記第2部分よりも幅が狭く、前記第1部分及び前記第2部分よりも浅いトレンチを形成する工程、
    を有し、
    前記トレンチを形成した工程の後に前記トレンチの下側に残存する前記第1部分が、前記底部領域となり、
    前記トレンチを形成した工程の後に前記トレンチの側方に残存する前記第2部分が、前記接続領域となる、
    製造方法。
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