JP7135819B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本明細書が開示する技術は、半導体装置に関する。
特許文献1及び特許文献2には、半導体基板の上面に設けられているトレンチゲートを備えた半導体装置が開示されている。トレンチゲートは、半導体基板の上面に形成されたトレンチ内に設けられており、ゲート絶縁層とゲート電極を有している。半導体基板は、n型のソース領域とp型のボディ領域とn型のドリフト領域を有している。ソース領域は、ゲート絶縁層の側面に接している。ボディ領域は、ソース領域の下側でゲート絶縁層の側面に接している。ドリフト領域は、ボディ領域の下側でゲート絶縁層の側面に接している。また、半導体基板は、p型の底部領域とp型の接続領域を有している。底部領域は、トレンチの底面においてゲート絶縁層に接している。接続領域は、トレンチの側面において、底部領域とボディ領域の間を伸びており、底部領域とボディ領域を接続している。
特開2007-242852号公報 特開2018-60943号公報
この種の半導体装置がオフすると、ボディ領域とドリフト領域の接合面からドリフト領域内に空乏層が伸びる。この空乏層によって、半導体基板内における電界集中が緩和される。また、底部領域とドリフト領域の接合面からドリフト領域内にも空乏層が伸びる。この空乏層によって、トレンチ近傍における電界集中が緩和される。さらに、ドリフト領域と接続領域の接合面から接続領域内にも空乏層が伸びる。この空乏層によって底部領域がボディ領域から電気的に分離され、底部領域の電位がフローティングとなる。これにより、底部領域とドリフト領域の間に高い電位差が生じることが抑制される。
また、この種の半導体装置がオンすると、ボディ領域にチャネルが形成され、ドリフト領域内に広がっていた空乏層が収縮して半導体装置がオン状態となる。その過程で、接続領域内の空乏層も収縮し、接続領域を介して底部領域がボディ領域に電気的に接続される。すると、底部領域がボディ領域と略同電位となり、底部領域からドリフト領域に広がっていた空乏層が底部領域に向かって収縮する。このため、半導体装置がオンするときに短時間でドリフト領域の抵抗が低下する。したがって、この半導体装置は、損失が生じ難いという特徴を有している。
図15は、この種の半導体装置の断面図を示している。なお、図15において、破線は、半導体装置がオフしているときの空乏層の端部を示している。図15においてドットによりハッチングされている半導体領域は、空乏化していない領域(以下、非空乏化領域という)であり、ハッチングされていない半導体領域は空乏層が広がっている領域である。半導体装置がオフすると、p型領域(底部領域200、接続領域210及びボディ領域220)とn型領域(ドリフト領域230)の接合面から空乏層が伸びる。底部領域200は、pn接合近傍で空乏化される。トレンチ250の底面近傍において、底部領域200内に非空乏化領域が残る。接続領域210は、底部領域200に近い位置でその厚み方向全体に空乏化される。ボディ領域220に近い位置では、接続領域210内に非空乏化領域が残る。
接続領域210内の非空乏化領域の下端部210aの曲率は、接続領域210の厚み及び不純物濃度等の製造ばらつきに依存して大きく変動する。このような非空乏化領域の下端部210aの曲率の変動は、半導体装置の耐圧特性を変動させてしまう。半導体装置の耐圧特性を安定させるために、このような非空乏化領域の下端部210aの曲率を制御する技術が必要とされている。なお、上述した説明では、nチャネル型の半導体装置について説明したが、pチャネル型の半導体装置でも同様の問題が生じる。
本明細書が開示する半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の上面に設けられたトレンチと、前記トレンチの内面を覆っているゲート絶縁層と、前記トレンチ内に配置されており、前記ゲート絶縁層によって前記半導体基板から絶縁されているゲート電極と、を備えることができる。前記ゲート絶縁層は、前記ゲート電極の側面と前記半導体基板の間に設けられている側面絶縁層と、前記ゲート電極の底面と前記半導体基板の間に設けられている底面絶縁層と、を有することができる。前記半導体基板は、前記トレンチの側面において、前記側面絶縁層に対向している第1導電型の第1半導体領域と、前記トレンチの側面において、前記第1半導体領域の下側で前記側面絶縁層に対向している第2導電型の第2半導体領域と、前記トレンチの側面において、前記第2半導体領域の下側で前記側面絶縁層に対向しており、前記第2半導体領域によって前記第1半導体領域から分離されている第1導電型の第3半導体領域と、前記トレンチの底面において、前記底面絶縁層に対向している第2導電型の底部領域と、前記トレンチの側面において、前記第2半導体領域と前記底部領域の間を伸びており、前記第2半導体領域と前記底部領域を接続している第2導電型の接続領域と、前記接続領域よりも前記トレンチの側面側に設けられており、前記接続領域よりも不純物濃度が濃い第2導電型のストッパー領域と、を有することができる。前記ストッパー領域は、オフのときに前記第3半導体領域と前記接続領域の接合面から前記接続領域内に伸びる空乏層の広がりを抑制するように構成されている。なお、本明細書において、第1導電型と第2導電型の一方がn型であり、他方がp型である。上記半導体装置では、前記接続領域よりも不純物濃度が濃い前記ストッパー領域が設けられている。このため、前記半導体装置がオフしたときに、前記接続領域内に伸びる空乏層は、前記ストッパー領域の形状に沿ってその広がりが抑えられる。したがって、前記接続領域内の非空乏化領域の形状は、前記ストッパー領域の形状に依存させることができる。これにより、前記半導体装置がオフのときの前記接続領域内の非空乏化領域の下端部の曲率を制御することができる。
前記ストッパー領域は、前記トレンチの側面において、前記側面絶縁層と前記底面絶縁層の境界を含むように前記側面絶縁層と前記底面絶縁層の双方に接していてもよい。この半導体装置によると、前記側面絶縁層の絶縁破壊が抑えられる。
前記接続領域の厚みが、前記底部領域の厚みよりも薄くてもよい。ここで、前記接続領域の厚みは、前記接続領域が設けられている部分の前記トレンチの側面に対して垂直な方向における前記接続領域の寸法である。また、前記底部領域の厚みは、前記底部領域が設けられている部分の前記トレンチの底面に対して垂直な方向における前記底部領域の寸法である。前記接続領域の厚みが薄い場合、前記接続領域内の非空乏化領域の下端部の曲率が大きくなり、前記接続領域内の電界が集中する傾向にあるが、上記半導体装置では、そのような前記接続領域内の電界集中を緩和することができる。換言すると、上記半導体装置では、前記接続領域内の電界集中を抑えながら、前記接続領域の厚みを薄くすることができる。このように、上記半導体装置は、設計自由度が大きいという特徴を有している。
実施形態の半導体装置の上面側から見た平面図。 図1のII-II線における半導体装置の断面図。 図1のIII-III線における半導体装置の断面図。 図2のIV線における接続領域38の断面図。 実施形態の半導体装置のオフ時における空乏層の分布を示す断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法のうちのストッパー領域を形成する一工程の半導体装置の断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法のうちのストッパー領域を形成する一工程の半導体装置の断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法のうちのストッパー領域を形成する一工程の半導体装置の断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法のうちのストッパー領域を形成する一工程の半導体装置の断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法のうちのストッパー領域を形成する一工程の半導体装置の断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法のうちのストッパー領域を形成する一工程の半導体装置の断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法のうちのストッパー領域を形成する一工程の半導体装置の断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法のうちのストッパー領域を形成する一工程の半導体装置の断面図。 実施形態の半導体装置の製造方法のうちのストッパー領域を形成する一工程の半導体装置の断面図。 従来の半導体装置のオフ時における空乏層の分布を示す断面図。
図1~3に示す実施形態の半導体装置10は、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。半導体装置10は、半導体基板12と、電極、絶縁層等を備えている。なお、図1では、図の見易さのため、半導体基板12の上面12a上の電極、絶縁層の図示を省略している。以下では、半導体基板12の上面12aと平行な一方向をx方向といい、上面12aに平行でx方向に直交する方向をy方向といい、半導体基板12の厚み方向をz方向という。半導体基板12は、SiC(炭化シリコン)を主材料とするSiC基板である。
半導体基板12の上面12aには、複数のトレンチ22が設けられている。図1に示すように、各トレンチ22は、上面12aにおいてy方向に直線状に長く伸びている。複数のトレンチ22は、x方向に間隔を開けて配列されている。
図2、3に示すように、各トレンチ22の内面は、ゲート絶縁層24によって覆われている。各トレンチ22内には、ゲート電極26が配置されている。各ゲート電極26は、ゲート絶縁層24によって半導体基板12から絶縁されている。各ゲート電極26の上面は、層間絶縁膜28によって覆われている。
ゲート絶縁層24は、底面絶縁層24aと側面絶縁層24bを有している。底面絶縁層24aは、トレンチ22の底部に設けられており、ゲート電極26の底面と半導体基板12の間に設けられている。換言すると、底面絶縁層24aは、トレンチ22の底面と、その底面近傍のトレンチ22の側面を覆っている。側面絶縁層24bは、底面絶縁層24aよりも上側のトレンチ22の側面を覆っており、ゲート電極26の側面と半導体基板12の間に設けられている。側面絶縁層24bの厚みTc(すなわち、ゲート電極26の側面と半導体基板12の間の間隔)は、底面絶縁層24aの厚みTb(すなわち、底面絶縁層24aの上面と底面の間の幅)よりも薄い。
図2、3に示すように、半導体基板12の上面12aには、上部電極70が配置されている。上部電極70は、層間絶縁膜28が設けられていない部分で半導体基板12の上面12aに接している。上部電極70は、層間絶縁膜28によってゲート電極26から絶縁されている。半導体基板12の下面12bには、下部電極72が配置されている。下部電極72は、半導体基板12の下面12bに接している。
図1~3に示すように、半導体基板12の内部には、複数のソース領域30、ボディ領域32、ドリフト領域34、ドレイン領域35、複数の底部領域36、複数の接続領域38及び複数のストッパー領域39が設けられている。
各ソース領域30は、n型領域である。図2、3に示すように、各ソース領域30は、半導体基板12の上面12aに臨む範囲に配置されており、上部電極70にオーミック接触している。また、各ソース領域30は、トレンチ22の短手方向の側面(トレンチ22の短手方向の端部に位置する側面であり、y方向に沿って伸びる側面)において、側面絶縁層24bに対向している。各ソース領域30は、トレンチ22の上端部において側面絶縁層24bに接している。
ボディ領域32は、p型領域である。図2、3に示すように、ボディ領域32は、各ソース領域30に接している。ボディ領域32は、2つのソース領域30に挟まれた範囲から各ソース領域30の下側まで伸びている。ボディ領域32は、高濃度領域32aと低濃度領域32bを有している。高濃度領域32aは、低濃度領域32bよりも高いp型不純物濃度を有している。高濃度領域32aは、2つのソース領域30に挟まれた範囲に配置されている。高濃度領域32aは、上部電極70にオーミック接触している。低濃度領域32bは、トレンチ22の短手方向の側面において、側面絶縁層24bに対向している。低濃度領域32bは、ソース領域30の下側で側面絶縁層24bに接している。ボディ領域32の下端(すなわち、低濃度領域32bの下端)は、ゲート電極26の下端(すなわち、底面絶縁層24aの上面)よりも上側に配置されている。また、図1に示すように、低濃度領域32bは、トレンチ22の長手方向の側面(トレンチ22の長手方向の端部に位置する側面であり、x方向に沿って伸びる側面)に隣接する範囲にも配置されている。
ドリフト領域34は、n型領域である。図2、3に示すように、ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側に配置されており、ボディ領域32によってソース領域30から分離されている。図3に示すように、ドリフト領域34は、トレンチ22の短手方向の側面の接続領域38が設けられていない範囲において、側面絶縁層24b及び底面絶縁層24aに対向している。ドリフト領域34は、ボディ領域32の下側で側面絶縁層24b及び底面絶縁層24aに接している。
ドレイン領域35は、n型領域である。ドレイン領域35は、ドリフト領域34よりも高いn型不純物濃度を有している。図2、3に示すように、ドレイン領域35は、ドリフト領域34の下側に配置されている。ドレイン領域35は、半導体基板12の下面12bに臨む範囲に配置されている。ドレイン領域35は、下部電極72にオーミック接触している。
各底部領域36は、p型領域である。図2、3に示すように、各底部領域36は、対応するトレンチ22の底面に臨む範囲に配置されている。各底部領域36は、対応するトレンチ22の底面において、底面絶縁層24aに対向している。各底部領域36は、対応するトレンチ22の底面に沿ってy方向に長く伸びている。各底部領域36は、対応するトレンチ22の底面全域で底面絶縁層24aに接している。各底部領域36の周囲は、ドリフト領域34に囲まれている。接続領域38が設けられている箇所を除いて、各底部領域36は、ドリフト領域34によってボディ領域32から分離されている。
各接続領域38は、p型領域である。図1に示すように、各接続領域38は、トレンチ22の短手方向の側面に部分的に接するように設けられている。トレンチ22の短手方向の側面に対して、複数の接続領域38が配置されている。図2に示すように、接続領域38は、ボディ領域32からトレンチ22の短手方向の側面に沿って下側に伸びている。接続領域38の下端は、底部領域36に接続されている。すなわち、接続領域38は、トレンチ22の短手方向の側面に沿ってボディ領域32と底部領域36の間を伸びており、ボディ領域32と底部領域36を接続している。
接続領域38の厚みTcは、接続領域38が設けられているトレンチ22の側面に対して垂直な方向(本実施形態ではx方向)における接続領域38の寸法である。なお、厳密には、図4に示すように、xy平面内における接続領域38のx方向の寸法は一定ではない。このような場合、xy平面内における接続領域38のx方向の寸法の最大値を、接続領域38の厚みTcという。また、底部領域36の厚みTbは、トレンチ22の底面に対して垂直な方向(本実施形態ではy方向)における底部領域36の寸法である。なお、底部領域36のz方向の寸法は一定ではない。このような場合、底部領域36のz方向の寸法の最大値を、底部領域36の厚みTbという。接続領域38の厚みTcは、底部領域36の厚みTbよりも薄い。なお、接続領域38の厚みTcは、ボディ領域32から底部領域36に至る範囲全体において略一定である。すなわち、接続領域38は、ボディ領域32から底部領域36に至る範囲全体において、底部領域36の厚みTbよりも薄い厚みを有している。
各ストッパー領域39は、p型領域である。図2に示すように、各ストッパー領域39は、対応する接続領域38内に設けられており、対応する接続領域38よりもトレンチ22側に配置されており、トレンチ22の短手方向の側面に接するように設けられている。各ストッパー領域39は、トレンチ22の短手方向の側面において、側面絶縁層24bと底面絶縁層24aの境界を含むように、すなわち、ゲート電極26の底面近傍において側面絶縁層24bと底面絶縁層24aの双方に接している。ストッパー領域39のp型不純物の濃度は、接続領域38のp型不純物の濃度よりも濃い。
次に、半導体装置10の動作について説明する。半導体装置10の使用時には、半導体装置10と負荷(例えば、モータ)と電源が直列に接続される。半導体装置10と負荷の直列回路に対して、電源電圧(本実施形態では、約800V)が印加される。半導体装置10のドレイン側(下部電極72)がソース側(上部電極70)よりも高電位となる向きで、電源電圧が印加される。ゲート電極26にゲートオン電位(ゲート閾値よりも高い電位)を印加すると、側面絶縁層24bに接する範囲のボディ領域32(低濃度領域32b)にチャネル(反転層)が形成され、半導体装置10がオンする。ゲート電極26にゲートオフ電位(ゲート閾値以下の電位)を印加すると、チャネルが消滅し、半導体装置10がオフする。以下、半導体装置10の動作について、詳細に説明する。
半導体装置10をターンオフさせる場合には、ゲート電極26の電位をゲートオン電位からゲートオフ電位に引き下げる。すると、チャネルが消失し、下部電極72の電位が上昇する。図2に示すように底部領域36は接続領域38を介してボディ領域32に接続されているので、底部領域36はボディ領域32と略同電位(すなわち、上部電極70と略同電位)となっている。下部電極72の電位が上昇する過程において、ドレイン領域35及びドリフト領域34の電位が上昇する。ドリフト領域34の電位が上昇すると、ボディ領域32、接続領域38及び底部領域36により構成されるp型領域とドリフト領域34との界面のpn接合80に逆電圧が印加される。このため、図5に示すように、pn接合80からその周囲に空乏層が広がる。なお、図5において、ドットによりハッチングされている半導体領域は非空乏化領域を表し、ハッチングされていない半導体領域は空乏層が広がっている領域を表す。図5に示すように、ドリフト領域34の略全体に空乏層が広がる。これによって、半導体装置10がオフする。特に、ドリフト領域34と底部領域36のpn接合80からドリフト領域34内に空乏層が広がることで、ゲート絶縁層24の近傍における電界集中が緩和される。底部領域36内では、pn接合80の近傍に空乏層が広がり、ゲート絶縁層24近傍に非空乏化領域が残る。接続領域38の下部(底部領域36近傍の部分の接続領域38)では、その厚み方向全体に空乏層が広がる。接続領域38の上部(ボディ領域32近傍の部分の接続領域38)では、pn接合80の近傍の領域が空乏化し、ゲート絶縁層24近傍に非空乏化領域が残る。ドリフト領域34内では上側(ボディ領域32側)ほど電位が低くなるように電位が分布するので、接続領域38の上部に非空乏化領域が残る。接続領域38の下部が厚み方向全体に空乏化すると、底部領域36がボディ領域32から電気的に分離される。その結果、底部領域36の電位がフローティングとなる。これによって、底部領域36とドリフト領域34の間の電位差が過大となることが防止される。
半導体装置10をターンオンさせる場合には、ゲート電極26の電位をゲートオフ電位からゲートオン電位に引き上げる。すると、ゲート絶縁層24に接する範囲のボディ領域32にチャネルが形成される。チャネルによって、図3に示す範囲において、ソース領域30とドリフト領域34が接続される。すると、ドリフト領域34の電位が低下し、ボディ領域32からドリフト領域34に広がっていた空乏層が収縮する。このため、電子が、上部電極70から、ソース領域30、チャネル、ドリフト領域34及びドレイン領域35を介して下部電極72へ流れる。また、ドリフト領域34の電位が低下する過程において、接続領域38に広がっている空乏層がpn接合80に向かって収縮し、接続領域38の略全体が非空乏化領域となる。すると、接続領域38によって底部領域36とボディ領域32とが電気的に接続され、底部領域36がボディ領域32と略同電位となる。このため、底部領域36からドリフト領域34に広がっている空乏層がpn接合80に向かって収縮する。したがって、ドリフト領域34の抵抗が低下し、上部電極70から下部電極72に向かって電子が流れ易くなる。このため、ドリフト領域34で生じる損失が抑制される。
次に、半導体装置10がオフしている状態における電界分布について説明する。半導体装置10がオフしていると、空乏化した半導体領域内に電界が発生する。非空乏化領域の端部近傍の空乏層内に、電界が集中し易い。特に、非空乏化領域の端部の曲率が大きい箇所の近傍で、電界が集中する。
背景技術において、図15を参照して説明したように、接続領域内にストッパー領域が設けられていない場合、接続領域内の非空乏化領域の下端部の曲率が、接続領域の不純物濃度及び厚み等の製造ばらつきに依存して変動し、ひいては、半導体装置の耐圧特性を変動させてしまう。一方、図5に示すように、半導体装置10では、接続領域38内にストッパー領域39が設けられている。ストッパー領域39のp型不純物濃度が濃く調整されていることから、接続領域38内に伸びる空乏層の広がりがこのストッパー領域39によって抑制される。このため、接続領域38内の非空乏化領域の下端部38aの形状が、ストッパー領域39の形状に概ね一致した形状となる。このように、接続領域38内にストッパー領域39が設けられていると、非空乏化領域の下端部38aの曲率を制御することができ、ひいては、半導体装置10の耐圧特性を安定させることができる。
さらに、半導体装置10では、ストッパー領域39が設けられていない場合の非空乏化領域の下端部38aの曲率と比較したときに、ストッパー領域39は、非空乏化領域の下端部38aの曲率が低下するような形態を有している。具体的には、図5に示すように、ストッパー領域39は、曲率半径の長さが所定値以上となる断面半円状である。しかしながら、これは一例であり、非空乏化領域の下端部38aの曲率が低下する限り、ストッパー領域39には様々な形態が採用され得る。
上述したように、半導体装置10では、ストッパー領域39が設けられていることにより、半導体装置10がオフしている状態において、接続領域38内の非空乏化領域の下端部38aの曲率が小さくなっている。このため、半導体装置10では、接続領域38内の非空乏化領域の下端部38a近傍の電界集中が緩和される。また、半導体装置10では、接続領域38内の非空乏化領域の下端部38aの曲率が、底部領域36内の非空乏化領域の端部(横方向の端部)36aの曲率よりも小さくなるように、ストッパー領域39の形態が調整されている。このため、下端部38a近傍に発生する電界が、端部36a近傍に発生する電界よりも小さい。したがって、上述したように、この半導体装置10では、接続領域38の厚みTcを底部領域36の厚みTbよりも薄くすることができる。ストッパー領域39が設けられていない場合、接続領域38の厚みTcを薄くすると、接続領域38内の非空乏化領域の下端部の電界が集中してしまう。半導体装置10では、ストッパー領域39が設けられていることにより、接続領域38内の非空乏化領域の下端部の電界集中を緩和できる。換言すると、半導体装置10では、ストッパー領域39が設けられていることにより、接続領域38内の電界集中を抑えながら、接続領域38の厚みTcを底部領域36の厚みTbよりも薄くすることができる。このため、半導体装置10は、設計自由度が高いという特徴を有している。
また、半導体装置10では、ストッパー領域39が、トレンチ22の短手方向の側面において、側面絶縁層24bと底面絶縁層24aの境界を含むように、すなわち、ゲート電極26の下面近傍において側面絶縁層24bと底面絶縁層24aの双方に接している。このため、接続領域38内の非空乏化領域の下端部38aの位置は、ゲート電極26の下面よりも深い位置、すなわち、側面絶縁層24bよりも深い位置となる。これにより、膜厚が薄い側面絶縁層24bに隣接して非空乏化領域の下端部38aが位置することが避けられるので、側面絶縁層24bの絶縁破壊が抑えられる。
次に、半導体装置10の製造方法の一例を説明する。以下では、半導体装置10の製造方法のうちのストッパー領域39を形成する工程について説明する。ストッパー領域39を形成する工程以外の工程については、既知の製造方法を採用することができる。なお、以下で説明する図面では、図示明瞭化を目的として一部のハッチングを省略している。
まず、図6に示すように、ドリフト領域34と低濃度領域32bが積層した半導体基板12を準備する。低濃度領域32bは、イオン注入技術を利用して、半導体基板12の上面に向けてp型不純物を導入することにより、ドリフト領域34上に形成することができる。
次に、図7に示すように、半導体基板12の上面12a上にマスク92を成膜する。ここで、図7には、トレンチ22が形成されるトレンチ形成範囲22’とゲート電極26が形成されるゲート電極形成範囲26’が破線で示されている。マスク92には、トレンチ形成範囲22’が露出するように開口が形成されている。マスク92の開口幅92Wは、トレンチ形成範囲22’の幅22Wと一致するか、その幅22Wよりも僅かに広くなるように設定される。
次に、図8に示すように、イオン注入技術を利用して、p型不純物を半導体基板12内に導入する。p型不純物としては、例えばボロンが用いられる。p型不純物の導入深さは、ゲート電極形成範囲26’の下面近傍であり、下面と一致する深さか、その下面よりも僅かに浅くなるように設定される。なお、このイオン注入工程では、p型不純物が異なる深さに多段で導入されてもよい。
次に、図9に示すように、アニール技術を利用して、導入したp型不純物を熱拡散させ、ストッパー領域39を形成する。
次に、図10に示すように、反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching)技術を利用して、半導体基板12の上面12aからストッパー領域39を超える深さのトレンチ22を形成する。これにより、ストッパー領域39の一部が、トレンチ22の側面の一部に残存する。残存したストッパー領域39の一部は、p型不純物が熱拡散によって形成された部分であり、その輪郭は曲率の小さい形態である。この例では断面半円状である。このようにして、曲率の小さい輪郭を有するストッパー領域39をトレンチ22の側面の一部に形成することができる。
次に、半導体装置10の製造方法の他の一例を説明する。なお、上記の図8までの工程は同一である。
次に、図11に示すように、マスク92を除去した後に、半導体基板12の上面12a上にマスク94を成膜する。マスク94には、トレンチ形成範囲22’が露出するように開口が形成されている。マスク94の開口幅94Wは、図8に示すマスク92の開口幅92Wよりも広くなるように設定される。
次に、図12に示すように、イオン注入技術を利用して、p型不純物を半導体基板12内に導入する。p型不純物としては、例えばボロンが用いられる。p型不純物の導入深さは、先に導入されたp型不純物よりも浅くなるように設定される。このように、このイオン注入工程で導入されるp型不純物は、先に導入されたp型不純物よりも浅く、面方向に広がって導入される。
次に、図13に示すように、アニール技術を利用して、導入したp型不純物を熱拡散させ、ストッパー領域139を形成する。
次に、図14に示すように、反応性イオンエッチング(Reactive Ion Etching)技術を利用して、半導体基板12の上面12aからストッパー領域139を超える深さのトレンチ22を形成する。これにより、ストッパー領域139の一部が、トレンチ22の側面の一部に残存する。残存したストッパー領域139の一部は、p型不純物が熱拡散によって形成された部分であり、その輪郭は曲率の小さい形態である。特に、この製造方法で形成されるストッパー領域139の下面側の輪郭は、図10に示すストッパー領域39に比して、さらに曲率が小さい形態を有することができる。このようにして、曲率の小さい輪郭を有するストッパー領域139をトレンチ22の側面の一部に形成することができる。
また、上述した実施形態では、nチャネル型のMOSFETについて説明したが、pチャネル型のMOSFETに本明細書に開示の技術を適用してもよい。上述した実施形態の各半導体領域のp型とn型を反転させることで、pチャネル型のMOSFETを得ることができる。また、IGBTに本明細書に開示の技術を適用してもよい。上述した実施形態においてドレイン領域35に代えてp型のコレクタ領域を設けることで、IGBTを得ることができる。
また、上述した実施形態ではz方向において接続領域38の厚みが略一定であったが、z方向において接続領域38の厚みが変化していてもよい。また、上述した実施形態ではy方向(トレンチ22の長手方向)において底部領域36の厚みが略一定であったが、y方向において底部領域36の厚みが変化していてもよい。
上述した実施形態の構成要素と、特許請求の範囲に記載の構成要素との対応関係について説明する。実施形態のソース領域30は、特許請求の範囲に記載の第1半導体領域の一例である。実施形態のボディ領域32は、特許請求の範囲に記載の第2半導体領域の一例である。実施形態のドリフト領域34は、特許請求の範囲に記載の第3半導体領域の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例をさまざまに変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10 :半導体装置
12 :半導体基板
22 :トレンチ
24 :ゲート絶縁層
26 :ゲート電極
28 :層間絶縁膜
30 :ソース領域
32 :ボディ領域
34 :ドリフト領域
35 :ドレイン領域
36 :底部領域
38 :接続領域
39 :ストッパー領域
70 :上部電極
72 :下部電極

Claims (3)

  1. 半導体装置であって、
    半導体基板と、
    前記半導体基板の上面に設けられたトレンチと、
    前記トレンチの内面を覆っているゲート絶縁層と、
    前記トレンチ内に配置されており、前記ゲート絶縁層によって前記半導体基板から絶縁されているゲート電極と、を備えており、
    前記ゲート絶縁層は、前記ゲート電極の側面と前記半導体基板の間に設けられている側面絶縁層と、前記ゲート電極の底面と前記半導体基板の間に設けられている底面絶縁層と、を有しており、
    前記半導体基板は、
    前記トレンチの側面において、前記側面絶縁層に対向している第1導電型の第1半導体領域と、
    前記トレンチの側面において、前記第1半導体領域の下側で前記側面絶縁層に対向している第2導電型の第2半導体領域と、
    前記トレンチの側面において、前記第2半導体領域の下側で前記側面絶縁層に対向しており、前記第2半導体領域によって前記第1半導体領域から分離されている第1導電型の第3半導体領域と、
    前記トレンチの底面において、前記底面絶縁層に対向している第2導電型の底部領域と、
    前記トレンチの側面において、前記第2半導体領域と前記底部領域の間を伸びており、前記第2半導体領域と前記底部領域を接続している第2導電型の接続領域と、
    前記接続領域よりも前記トレンチの側面側に設けられており、前記トレンチの底面よりも浅い位置に設けられており、前記接続領域よりも不純物濃度が濃い第2導電型のストッパー領域と、を有しており、
    前記ストッパー領域は、オフのときに前記第3半導体領域と前記接続領域の接合面から前記接続領域内に伸びる空乏層の広がりを抑制するように構成されている、半導体装置。
  2. 前記ストッパー領域は、前記トレンチの側面において、前記側面絶縁層と前記底面絶縁層の境界を含むように前記側面絶縁層と前記底面絶縁層の双方に接している、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記接続領域の厚みが、前記底部領域の厚みよりも薄い、請求項1又は2に記載の半導体装置。
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