JP7149232B2 - バッテリパック - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリパックに関する。
電気自動車やハイブリッド車等に用いられるバッテリは、リチウムイオン二次電池等の電池セル(本明細書では単に「セル」と称する。)を複数用いて構成される。一般に、複数のセルは、その厚み方向に積層されてセル積層体とされる。セル積層体は、両側面にそれぞれ配置されるバインドバーによってセルの積層方向に圧縮されて一体に拘束され、モジュール化される(例えば、特許文献1等参照)。
国際公開第2017/163696号公報
近年、バッテリの高出力化の要請に伴い、更なるセル数の増加が求められている。しかし、複数のセルを積層したセル積層体をバインドバーによって一体に拘束する場合は、一度に拘束できるセル数に限界があり、セル搭載密度が小さい。このため、バッテリにおいては、セル搭載数の増加が課題となっている。
セル搭載数の増加に関し、複数のセルを積層したセル積層体を有底状のバッテリケース内に直接収容してバッテリパックを構成することが検討されている。バッテリケースを用いてバッテリパックを構成することにより、セル積層体をバインドバーによってモジュール化する場合よりも更に数多くのセルを搭載することが可能となり、セル搭載密度を向上させることができる。
しかしながら、セル積層体を有底状のバッテリケースに直接収容する場合には、バッテリケース内におけるセルの挙動を安定化させるため、セル積層体を、セルの端子-端子方向(端子面を上にした場合のセルの幅方向)と、セルの端子-底面方向(端子面を上にした場合のセルの高さ方向)の少なくとも2方向に固定する必要がある。このため、バッテリケース内のセル積層体を、バッテリケースに対して2方向に、直接的且つ簡単に固定することが求められる。
そこで、本発明は、バッテリケース内に収容されたセル積層体が、バッテリケースに対して2方向に、直接的且つ簡単に固定されたバッテリパックを提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るバッテリパック(例えば、後述のバッテリパック1)は、複数のセル(例えば、後述のセル20)が積層されて構成されるセル積層体(例えば、後述のセル積層体2)と、前記セル積層体を前記セルの積層方向(例えば、後述のX方向)と交差する方向(例えば、後述のY方向)に複数並置して収容するバッテリケース(例えば、後述のバッテリケース3)と、前記セル積層体を前記バッテリケースに押圧する押圧部材(例えば、後述の押圧部材4、4A、4B)と、を有し、前記バッテリケースは、底壁部(例えば、後述の底壁部31)と、側壁部(例えば、後述の側壁部32、33)と、並置される前記セル積層体の間に位置して前記底壁部から立設される中間壁部(例えば、後述の中間壁部34)と、を有し、前記押圧部材は、前記セルの上面(例えば、後述の上面20a)を前記底壁部に向けて押圧する複数の上部弾性押圧部(例えば、後述の上部弾性押圧部42)と、前記セルの側面(例えば、後述の側面20d)を前記側壁部に向けて押圧する複数の側部弾性押圧部(例えば、後述の側部弾性押圧部43)とが、前記セルの積層方向に沿って配置されて構成されると共に、前記中間壁部に固定される。
上記(1)により、バッテリケースの中間壁部に固定される押圧部材によって、セル積層体がバッテリケースの底壁部及び側壁部の2方向に向けて直接押圧されるため、セル積層体をバッテリケースに対して2方向に、直接的且つ簡単に固定することができる。バッテリケース内のセル積層体をモジュール化する必要がないため、セル積層体を押圧する際に上部弾性押圧部及び側部弾性押圧部のそれぞれに加わる荷重も低減されると共に、バッテリパックの構造も簡素化できる。
(2) (1)に記載のバッテリパックにおいて、前記上部弾性押圧部と前記側部弾性押圧部とは、前記セルの積層方向に沿って交互に連続して配置されてもよい。
上記(2)により、上部弾性押圧部と側部弾性押圧部とを、弾性を有する1枚の板材で形成することが可能となり、押圧部材の構造の簡素化及び軽量化を図ることができる。
(3) (2)に記載のバッテリパックにおいて、前記上部弾性押圧部及び前記側部弾性押圧部における前記セルの積層方向に沿う幅は、前記セルの積層方向に沿う前記セルの厚み以上であってもよい。
上記(3)により、上部弾性押圧部及び側部弾性押圧部によるセルの上面及び側面に対する面圧を低減できるため、セルの表面に与える負荷を低減することができる。この場合は、押圧部材によって、底壁部と側壁部のいずれか一方向にしか押圧されないセルが発生する場合があるが、セル積層体を構成するセル同士の摩擦により、セルの変位は抑制される。
(4) (3)に記載のバッテリパックにおいて、前記上部弾性押圧部及び前記側部弾性押圧部における前記セルの積層方向に沿う幅は、前記セルの積層方向に沿う前記セルの厚みの2倍以下であってもよい。
上記(4)により、押圧部材によって、底壁部と側壁部のいずれか一方向にしか押圧されないセルが発生しても、セルの積層方向の少なくとも一方側には、底壁部と側壁部のいずれか他方向に押圧されるセルが配置されるため、それらのセル同士の摩擦によるセルの変位の抑制効果を維持することができる。
(5) (1)~(4)のいずれかに記載のバッテリパックにおいて、前記上部弾性押圧部は、前記中間壁部から前記セルの上面よりも上方へ上向する立上がり部(例えば、後述の立上がり部42a)と、前記立上がり部の先端から前記セルの上面に下向する立下がり部(例えば、後述の立下がり部42b)と、前記立下がり部の先端に配置され、前記セルの上面に当接する上面当接部(例えば、後述の上面当接部42c)と、を有し、前記側部弾性押圧部は、前記中間壁部から前記セルの側面に向けて張り出しながら下向し、前記セルの側面に当接する側面当接部(例えば、後述の側面当接部43a)を有し、前記上面当接部及び前記側面当接部は、それぞれ前記セルに向けて凸状に湾曲形成されてもよい。
上記(5)により、セルの上方及び側方から上部弾性押圧部及び側部弾性押圧部による押圧力を効果的に付与することができる。また、上面当接部及び側面当接部がセルに向けて凸状に湾曲形成されることにより、セル表面の損傷も抑制できる。
(6) (1)~(5)のいずれかに記載のバッテリパックにおいて、前記上部弾性押圧部及び前記側部弾性押圧部は金属製であり、前記上部弾性押圧部及び前記側部弾性押圧部と前記セルとの間に絶縁部材(例えば、後述の絶縁部材21)が介在されてもよい。
上記(6)により、金属製の上部弾性押圧部及び側部弾性押圧部とセルとの直接の接触が避けられ、両者間の絶縁を図ることができると共に、絶縁部材によって上部弾性押圧部及び側部弾性押圧部からセル表面も保護される。
(7) (1)~(6)のいずれかに記載のバッテリパックにおいて、前記押圧部材は、固定部材(例えば、後述の固定ねじ40)によって前記中間壁部の上端面(例えば、後述の上端面34a)に固定されてもよい。
上記(7)により、押圧部材は中間壁部に対して下向きに固定されるため、セルの上面に対して、上部弾性押圧部による下向きの押圧力を効果的に作用させることができ、セルを底壁部に向けてより確実に押圧固定することができる。
(8) (1)~(7)のいずれかに記載のバッテリパックにおいて、前記側部弾性押圧部は、前記中間壁部を挟持してもよい。
上記(8)により、側部弾性押圧部の先端が中間壁部によって支持されるため、セル積層体に対してより強い押圧力を作用させることができ、セル積層体を側壁部に向けてより効果的に押圧固定することができる。また、側部弾性押圧部が中間壁部を挟持することによって、押圧部材を中間壁部に対して固定することもできる。
(9) (1)~(8)のいずれかに記載のバッテリパックにおいて、前記上部弾性押圧部及び前記側部弾性押圧部は、前記中間壁部から、前記中間壁部の両側に向けて一対ずつ配置されてもよい。
上記(9)により、押圧部材は、一対ずつの上部弾性押圧部及び側部弾性押圧部によって、中間壁部の両側に並置されるセルに対して安定した押圧力を付与することができる。
本発明によれば、バッテリケース内に収容されたセル積層体が、バッテリケースに対して2方向に、直接的且つ簡単に固定されたバッテリパックを提供することができる。
バッテリパックの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示すバッテリパックの一部を拡大して示す平面図である。 図2中のA-A線に沿う断面図である。 セル積層体の一部を分解して示す斜視図である。 押圧部材の一部を拡大して示す斜視図である。 押圧部材の一部を拡大して示す側面図である。 押圧部材を拡大して示す正面図である。 押圧部材がセル積層体を押圧する様子を拡大して示す断面図である。 上部弾性押圧部及び側部弾性押圧部の幅をセルの厚みのほぼ2倍とした場合のバッテリパックの一部を示す平面図である。 押圧部材の別の実施形態を示す正面図である。 図10に示す押圧部材がセル積層体を押圧する様子を拡大して示す断面図である。 押圧部材の更に別の実施形態の一部を拡大して示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、バッテリパックの一実施形態を示す斜視図である。図2は、図1に示すバッテリパックの一部を拡大して示す平面図である。図3は、図2中のA-A線に沿う断面図である。図4は、セル積層体の一部を分解して示す斜視図である。
図1に示すように、バッテリパック1は、複数(本実施形態では4つ)のセル積層体2と、複数のセル積層体2を収容するバッテリケース3と、セル積層体2を押圧する押圧部材4と、を有する。バッテリパック1は、バッテリケース3内にセル積層体2と押圧部材4とを収容した後、バッテリケース3の上面に蓋(図示せず)が設けられて被蓋される。
なお、図中に示す方向において、X方向はバッテリパック1及びセル積層体2の長さ方向を示す。このX方向は、セル積層体2を構成するセル20の積層方向でもあると共に、セル20の厚み方向でもある。Y方向はバッテリパック1の幅方向を示す。このY方向は、セル20及びセル積層体2の幅方向(端子-端子間方向)でもある。Z方向はバッテリパック1の高さ方向を示す。このZ方向は、セル20及びセル積層体2の高さ方向(端子-底面方向)でもある。
セル積層体2は、セル20を、X方向に沿って複数積層することにより構成される。各セル20の上面20aは、上方(Z方向)を向くように揃えられている。セル20は、上面20aに正負一対の電極端子20b,20bを有する六面体からなる角型セルであり、一般にアルミ又はアルミ合金からなるセル缶内に電極材料を収納することにより構成される。図4に示すように、積層方向に隣り合うセル20,20の間には、セル20,20間の絶縁を図るための絶縁部材21がそれぞれ配置される。
絶縁部材21は、積層方向に隣り合うセル20,20の間に挟持される本体部21aと、セル20の底面20cに沿って配置される底面部21bと、セル20の幅方向に対向する2つの側面20d,20eのうちの一方の側面20dに沿って配置される側面部21cと、本体部21aからセル20の上面20aの幅方向両端部にそれぞれ延出する上面部21d,21eと、を有する。これら本体部21a、底面部21b、側面部21c、上面部21d,21eは、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等の絶縁性の樹脂材料により一体成形される。
セル20は、絶縁部材21の底面部21b、側面部21c及び上面部21d,21eの内側に収容される。正負一対の電極端子20b,20bは、一対の上面部21d,21eの間に配置される。セル積層体2は、隣り合うセル20,20の間に本体部21aを挟むように絶縁部材21を配置させた状態で、複数のセル20をX方向に積層することにより構成される。積層方向に隣り合うセル20,20の電極端子20b,20b同士は、バスバー23によって電気的に接続される。本実施形態のセル積層体2は、隣り合うセル20,20をバスバー23によって直列接続しているが、並列接続してもよい。
絶縁部材21は、セル20の2つの側面20d,20eのうちの他方の側面20eに対応する側面部を有しておらず、その側面20eのほぼ全面を開放するようになっている。開放された各セル20の側面20eには、図4に示すように、それぞれ伝熱シート22が貼着されている。
バッテリケース3は、X方向に長尺な平面視矩形状の有底状容器であり、アルミ又はアルミ合金によって上方が開放した所謂バスタブ型に形成されている。具体的には、バッテリケース3は、矩形状の底壁部31と、X方向に平行に延びる底壁部31の長辺側縁にそれぞれ配置される2つの長い側壁部32,32と、Y方向に平行に延びる底壁部31の短辺側縁にそれぞれ配置される2つの短い側壁部33,33と、を有する。これら底壁部31、側壁部32,33により、有底状のバッテリケース3の外壁が構成される。
図3に示すように、側壁部32及び33の高さは、セル積層体2を構成するセル20の高さよりも高い。具体的には、側壁部32及び33の高さは、各セル20の上面20aに突出する電極端子20b及びバスバー23の高さ位置よりも高い。側壁部32及び33のうち、長辺側の2つの側壁部32,32には、その長さ方向に亘って延びる温調媒体流路32a,32aがそれぞれ設けられている。温調媒体流路32a,32aには、冷却用又は加温用の液体、気体等の温調媒体がそれぞれ流通可能である。温調媒体流路32aは、側壁部32の外面から凹設され、外側から流路蓋32bによって被蓋されることによって形成されている。温調媒体流路32a,32aは、外部の温調媒体供給装置(図示せず)にそれぞれ接続される。
バッテリケース3内の幅方向の中央部には、側壁部32と平行に延びる2つの中間壁部34,34が底壁部31から立設されている。中間壁部34の長さ(X方向の長さ)は、側壁部32の長さの1/2よりも短く、且つ、非圧縮状態の1つのセル積層体2の長さ(X方向の長さ)よりも僅かに短い。また、中間壁部34の高さは、側壁部32及び33の高さよりも低く、且つ、セル積層体2を構成するセル20の高さよりも僅かに低い。2つの中間壁部34,34は、X方向に沿って一列に配列され、バッテリケース3の長さ方向の中央部に所定の空間を残して離隔している。バッテリケース3内の中央部の中間壁部34,34が途切れた部位には、制御回路や各種インターフェース等の構成部品5が収納されている。
バッテリケース3内には、4つのセル積層体2が収容される。具体的には、2つのセル積層体2,2が、間に1つの中間壁部34を挟むように、セル20の積層方向と直交するY方向に並置されて収容される。同様にして、更に2つのセル積層体2,2が、もう1つの中間壁部34を挟むように収容される。各セル積層体2は、上面20aを上方に向け、且つ、伝熱シート22が貼着される側面20eを側壁部32に向けて、底壁部31上に載置される。
バッテリケース3内の長さ方向の中央部側には、4枚のエンドプレート35が配置されている。バッテリケース3内の4つのセル積層体2は、このエンドプレート35と側壁部33との間で、セル20の積層方向にそれぞれ圧縮された状態で収容されている。バッテリケース3内の長さ方向の中央部側の各中間壁部34の端部及び各側壁部32の内面には、それぞれ係止段部36が設けられている。エンドプレート35は、係止段部36にそれぞれ係止され、圧縮されたセル積層体2の反力(膨張力)に抵抗するように配置される。
押圧部材4は、バッテリケース3内に収容された複数のセル積層体2を2方向に押圧し、バッテリケース3に対して2方向に固定するものである。2方向とは、セル積層体2及びセル20の幅方向と、セル積層体2及びセル20の高さ方向である。より具体的には、2方向は、セル積層体2及びセル20が中間壁部34から側壁部32に向かう方向と、セル積層体2及びセル20が底壁部31に向かう方向である。押圧部材4は、図2に示すように、中間壁部34の長さと同程度の長さを有し、中間壁部34の上端面34aに固定される。押圧部材4は、中間壁部34を挟んで並置される2つのセル積層体2,2に対して1つずつ設けられている。
この押圧部材4について、更に図面を参照して詳しく説明する。
図5は、押圧部材の一部を拡大して示す斜視図である。図6は、押圧部材の一部を拡大して示す側面図である。図7は、押圧部材を拡大して示す正面図である。図8は、押圧部材がセル積層体を押圧する様子を拡大して示す断面図である。
本実施形態に示す押圧部材4は、1枚の長尺な金属板から切り出された1つの中央板部41と、複数の上部弾性押圧部42と、複数の側部弾性押圧部43と、を有する。複数の上部弾性押圧部42及び複数の側部弾性押圧部43は、セル2の積層方向に沿って配置されている。具体的には、図2、図5及び図6に示すように、上部弾性押圧部42と側部弾性押圧部43とは、セル20の積層方向に沿って交互に連続して配置されている。
中央板部41は、エンドプレート35と側壁部33との間で圧縮された状態のセル積層体2の長さと同程度の長さを有し、中間壁部34の上端面34aと同形状の細長矩形状に形成される。中央板部41は、中間壁部34の上端面34aに添設され、押圧部材4を中間壁部34の上端面34aに固定する際の固定部位となる。押圧部材4は、中央板部41に設けられた複数のねじ穴44を貫通する複数の固定ねじ40によって、中間壁部34の上端面34aに固定される。
上部弾性押圧部42は、中央板部41から両側方(Y方向に沿う両方向)にそれぞれ矩形状に張り出すように設けられる。両側方に張り出した一対の上部弾性押圧部42,42は、中央板部41の長さ方向(X方向に沿う方向)の同じ位置に配置されている。図6に示すように、本実施形態の上部弾性押圧部42の幅(X方向に沿う幅)W21は、セル20の厚みW11(図4参照)と同じ又は僅かに小さい。
上部弾性押圧部42は、中央板部41から矩形状に張り出した金属板を上下方向に折り曲げることにより形成されている。具体的には、上部弾性押圧部42は、図7に示すように、中央板部41と連結される基端から上方に向けてやや大きく円弧状に折り曲げられると共に、張り出し方向の略中央部で下方に向けて小さく円弧状に折り曲げられ、更にその先端側が再び上方に向けて小さく円弧状に折り曲げられている。これにより、上部弾性押圧部42には、基端側から順に、立上がり部42aと、立下がり部42bと、上面当接部42cとが連続して一体に形成される。
図8に示すように、押圧部材4が中間壁部34の上端面34aに固定ねじ40によって固定された状態において、上部弾性押圧部42の立上がり部42aは、中間壁部34の上端面34aからセル20の上面20aよりも上方へ上向している。立下がり部42bは、立上がり部42aの先端からセル20の上面20aに下向している。上面当接部42cは、立下がり部42bの先端に配置される。上面当接部42cは、セル20の上面20aに当接する部位となる。上面当接部42cの先端は、セル20の上面20aよりも上方へ上向している。これにより、上面当接部42cは、セル20の上面20aに向けて凸状に湾曲した円弧形状を有する。
図7に示すように、静置状態の押圧部材4において、中央板部41から両側に張り出す一対の上部弾性押圧部42,42の張り出し幅W23(上部弾性押圧部42,42の先端間の距離)は、中間壁部34を挟んで並置される2つのセル積層体2,2間の最大間隔W12(図8参照)よりも大きい。この最大間隔W12は、2つのセル積層体2,2を側壁部32,32にそれぞれ最も押し付けたときの間隔である。また、上部弾性押圧部42の上面当接部42cの下端面と中央板部41との間の高さ方向の距離H20は、中間壁部34の上端面34aと絶縁部材21の上面部21dとの間の高さ方向の距離H10(図8参照)よりも小さい。
このため、図8に示すように、押圧部材4が中間壁部34の上端面34aに固定されると、W12<W23であることにより、上部弾性押圧部42の上面当接部42cは、中央板部41から両側方に延びて、セル20の上面20a、具体的には、絶縁部材21の中間壁部34側の上面部21d上、に配置される。また、H10>H20であることにより、押圧部材4の上部弾性押圧部42は、上方に撓みながら絶縁部材21の上面部21dに弾性的に当接する。その結果、上部弾性押圧部42は、図8中の白抜き矢印に示すように、上面部21dを介して、セル積層体2(セル20)に対してバッテリケース3の底壁部31に向けた下方向の押圧力を効果的に付与することができる。これにより、セル積層体2(セル20)は、バッテリケース3の底壁部31に押圧されて密着し、下方向に固定される。
このとき、上部弾性押圧部42の上面当接部42cは、セル20に向けて凸状に湾曲形成されているため、セル表面の損傷も抑制される。また、金属製の上部弾性押圧部42とセル20との間には絶縁部材21(上面部21d)が介在されるため、金属製の上部弾性押圧部42とセル20との直接の接触が避けられ、両者間の絶縁を図ることができると共に、絶縁部材21によって、上部弾性押圧部42からセル表面も保護される。
側部弾性押圧部43は、一対の上部弾性押圧部42,42に隣接して、中央板部41から両側方(Y方向に沿う両方向)にそれぞれ矩形状に張り出すように設けられる。両側方に張り出した一対の側部弾性押圧部43,43は、中央板部41の長さ方向(X方向に沿う方向)の同じ位置に配置されている。図6に示すように、本実施形態の側部弾性押圧部43の幅(X方向に沿う幅)W22は、上部弾性押圧部42の幅W21と同一である。従って、幅W22は、セル20の厚みW11(図4参照)と同じか又は僅かに小さい。
側部弾性押圧部43は、中央板部41から矩形状に張り出した金属板を下方向に折り曲げることにより形成されている。具体的には、側部弾性押圧部43は、図7に示すように、中央板部41と連結される基端から下方に向けてやや大きく円弧上に折り曲げられている。一対の側部弾性押圧部43,43の先端は、互いに向かい合うようにやや内側を向いている。これにより、図8に示すように、押圧部材4が中間壁部34の上端面34aに固定ねじ40によって固定された状態において、側部弾性押圧部43は、中間壁部34の上端面34aからセル20の中間壁部34側の側面20dに向けて張り出しながら下向し、セル20の側面20d、具体的には、絶縁部材21の側面部21c、に当接する側面当接部43aとされる。側面当接部43aは、セル20の側面20dに向けて凸状に湾曲した円弧形状を有する。
図7に示すように、押圧部材4の中央板部41から両側に張り出す一対の側部弾性押圧部43,43の張り出し幅W24(側面当接部43a,43aの頂部間の距離)は、上部弾性押圧部42,42の張り出し幅W23よりも小さいが、2つのセル積層体2,2間の最大間隔W12(図8参照)よりも大きい。また、一対の側部弾性押圧部43,43の先端間幅W25は、2つのセル積層体2,2間の最大間隔W12(図8参照)よりも僅かに小さい。このため、一対の側部弾性押圧部43,43は、押圧部材4が中間壁部34の上端面34aに固定するために中間壁部34の上方から上端面34aに向けて装着される際、W12>W25であることにより、並置されるセル積層体2,2の間に円滑に挿入可能となる。
また、図8に示すように、押圧部材4が中間壁部34の上端面34aに固定されると、側部弾性押圧部43の側面当接部43aは、W12<W24であることにより、セル20の側面20dに対し、具体的には、絶縁部材21の側面部21cに対し、内側に向けて撓みながら弾性的に当接する。その結果、側部弾性押圧部43は、図8中の黒塗り矢印に示すように、側面部21cを介して、セル積層体2(セル20)に対してバッテリケース3の側壁部32に向けた横方向の押圧力を効果的に付与することができる。これにより、セル積層体2(セル20)は、側壁部32の内面に押圧されて伝熱シート22を介して密着し、横方向に固定される。各セル20は、伝熱シート22を介して、温調媒体流路32a内の温調媒体と熱交換される。
このとき、側部弾性押圧部43の側面当接部43aは、セル20に向けて凸状に湾曲形成されているため、セル表面の損傷も抑制される。また、金属製の側部弾性押圧部43とセル20との間には絶縁部材21(側面部21c)が介在されるため、金属製の側部弾性押圧部43とセル20との直接の接触が避けられ、両者間の絶縁を図ることができると共に、絶縁部材21によって、側部弾性押圧部43からセル表面も保護される。
このように、本実施形態のバッテリパック1は、中間壁部34に押圧部材4を固定するだけで、上部弾性押圧部42による底壁部31への下向きの押圧力と、側部弾性押圧部43による側壁部32への横向きの押圧力との2方向の押圧力を、セル積層体2の全長に亘って作用させることができる。このため、並置される2つのセル積層体2,2をバッテリケース3に対して2方向に、直接的且つ簡単に固定することができる。バッテリケース3内のセル積層体2を予めバインドバー等によってモジュール化する必要がないため、セル積層体2を押圧する際に上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43のそれぞれに加わる荷重も低減されると共に、バッテリパック1の構造も簡素化できる。
また、本実施形態の押圧部材4は、上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43を、中間壁部34から、中間壁部34の両側に向けて一対ずつ配置され、中央に配置される中央板部41によって中間壁部34に固定されるため、その一対ずつの上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43によって、中間壁部34の両側に並置されるセル積層体2,2(セル20,20)に対して安定した押圧力を付与することができる。
図2、図5及び図6に示すように、上部弾性押圧部42と側部弾性押圧部43とは、セル20の積層方向に沿って交互に連続して配置されているため、中央板部41、上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43を、弾性を有する1枚の金属板材から切り出すことによって容易に形成可能である。このため、押圧部材4の構造の簡素化及び軽量化を図ることができる。
本実施形態の押圧部材4における上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43は、セル20の厚みW11と同じ又は僅かに小さい幅W21,W22を有するため、セル20毎に高さ寸法又は幅寸法のバラつきを有していても、その寸法バラつきを吸収し、セル積層体2を安定して2方向に押圧して固定することができる。また、上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43は、押圧部材4の長さ方向に交互に配置されるため、1つのセル積層体2内の各セル20について見た場合、上部弾性押圧部42と側部弾性押圧部43のいずれか一方のみと当接し、下向きと横向きのいずれか一方向のみに押圧されることになるが、隣接するセル20は常に他方向に押圧されているため、積層方向に隣り合うセル20,20同士の摩擦、具体的には、セル20と絶縁部材21との間の摩擦により、セル20の変位は規制され、セル積層体2内のセル20の挙動が不安定となることはない。
押圧部材4の上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43の幅W21,W22は、セルの厚みW11と同じ又は僅かに小さくするものに限らず、セルの厚みW11以上としてもよい。上部弾性押圧部42の上面当接部42c及び側部弾性押圧部43の側面当接部43aによるセル20の上面20a(絶縁部材21の上面部21d)又はセル20の側面20d(絶縁部材21の側面部21c)に対する面圧を低減できるため、セル20の表面に与える負荷を低減することができる。この場合も、押圧部材4によって、バッテリケース3の底壁部31と側壁部32のいずれか一方向にしか押圧されないセル20が発生する場合があるが、上述したように、セル積層体2を構成するセル20,20同士の摩擦により、セル20の変位は規制される。
押圧部材4の上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43の幅W21,W22がセルの厚みW11以上である場合は、その幅W21,W22は、セル20の厚みW11の2倍以下であってもよい。図9は、上部弾性押圧部及び側部弾性押圧部の幅をセルの厚みのほぼ2倍とした場合のバッテリパックの一部を示す平面図である。
上述したように、上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43の幅W21,W22がセルの厚みW11以上である場合は、押圧部材4によって、バッテリケース3の底壁部31と側壁部32のいずれか一方向にしか押圧されないセル20が発生する場合がある。しかし、上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43の幅W21,W22をセル20の厚みW11の2倍以下とすれば、セル20の積層方向の少なくとも一方側には、上部弾性押圧部42又は側部弾性押圧部43によって底壁部31と側壁部32のいずれか他方向に押圧されるセル20が必ず配置されるようになる。このため、それらのセル20,20同士の摩擦によるセル20の変位を規制する効果を維持することができ、セル積層体2内のセル20の挙動の安定化を図ることができる。
図10は、押圧部材の別の実施形態を示す正面図である。図11は、図10に示す押圧部材がセル積層体を押圧する様子を拡大して示す断面図である。図10及び図11に示す押圧部材4Aにおいて、図7及び図8に示す押圧部材4と同一符号の部位は、同一構成の部位であるため、それらの説明は上記説明を援用し、以下では省略する。
図10及び図11に示す押圧部材4Aでは、側部弾性押圧部43の構成が、押圧部材4と相違している。
即ち、押圧部材4Aの側部弾性押圧部43は、その先端が押圧部材4の場合よりも更に延長され、互いに近接するようにそれぞれ内側に延びた後、再びそれぞれ外側に向けて小さく円弧状に折り曲げられている。これにより、側部弾性押圧部43の先端には、図11に示すように、中間壁部34の側面34bに当接する中間壁部当接部43bが形成される。中間壁部当接部43bは、中間壁部34の側面34bに向けてそれぞれ凸状に湾曲した円弧形状を有する。
図10に示すように、静置状態の押圧部材4Aにおいて、一対の側部弾性押圧部43,43の中間壁部当接部43b,43b間の離間距離W26は、バッテリケース3の中間壁部34の厚みW13(図11参照)よりも小さい。このため、この押圧部材4Aが中間壁部34に装着されると、中央板部41から両側方に張り出した側部弾性押圧部43,43は、中間壁部当接部43b,43bによって中間壁部34を挟持する。その結果、側部弾性押圧部43の先端が中間壁部34の側面34bによって支持されるため、セル積層体2に対してより強い押圧力を作用させることができ、セル積層体2を側壁部32に向けてより確実に押圧固定することができる。
また、側部弾性押圧部43の弾性力を適切に設定することにより、中央板部41から両側方に張り出した側部弾性押圧部43,43が中間壁部34を挟持することによって、押圧部材4Aを中間壁部34に対して固定することも可能となる。これにより、固定ねじ40を不要とすることもできる。この場合は、中間壁部34の側面34b,34bに、中間壁部当接部43b,43bを係止して抜け止めを図るための凸部又は溝部(いずれも図示せず)を形成してもよい。
図12は、押圧部材の更に別の実施形態の一部を拡大して示す斜視図である。図12に示す押圧部材4Bにおいて、図5に示す押圧部材4と同一符号の部位は、同一構成の部位であるため、それらの説明は上記説明を援用し、以下では省略する。
図12に示す押圧部材4Bは、2部品によって構成されている。即ち、押圧部材4Bは、それぞれ押圧部材4の中央板部41と同一構成の2つの中央板部41a,41bを有する。このうちの上側の中央板部41aには、複数の上部弾性押圧部42のみが形成され、下側の中央板部41bには、複数の側部弾性押圧部43のみが形成される。
中央板部41a,41bには、長さ方向の同一位置にねじ穴44a,44bがそれぞれ形成されている。押圧部材4Bは、中央板部41a,41b同士が上下に重ねられて一体化され、ねじ穴44a,44bに固定ねじ40(図12では図示せず)を貫挿させることにより、中間壁部34の上端面34aに固定される。中央板部41a,41b同士は、溶接、接着、かしめ等によって予め一体化されてもよい。
図12に示す押圧部材4Bは、2部品が一体化された際、上部弾性押圧部42と側部弾性押圧部43とは、図5に示す押圧部材4と同様に、長さ方向に沿って交互に連続して配置されるように構成されるが、上部弾性押圧部42と側部弾性押圧部43とが長さ方向の同一位置に重なるように配置されてもよい。このとき、上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43の幅をセル20の厚みと同じか又は僅かに小さく形成し、上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43をセル積層体2のセル20の積層方向のピッチに合わせて配置させることによって、上部弾性押圧部42及び側部弾性押圧部43をセル積層体2の各セル20に一対一に対応させることができ、セル積層体2の各セル20を2方向に押圧して固定することが可能である。
以上説明した実施形態では、押圧部材4、4A、4Bを金属板によって形成したが、押圧部材を構成する材質は金属板に限定されない。押圧部材は、弾性を備える樹脂製又はゴム製であってもよく、また、金属と樹脂又はゴムとの複合材料によって構成されてもよい。この場合、押圧部材の上部弾性押圧部及び側部弾性押圧部は、図示した形状に何ら限定されず、セル積層体2又はセル20をバッテリケース3の底壁部31及び側壁部32に向けた2方向に押圧可能な様々な形状とすることができる。
1 バッテリパック
2 セル積層体
20 セル
20a (セルの)上面
20d (セルの)側面
21 絶縁部材
3 バッテリケース
31 底壁部
32、33 側壁部
34 中間壁部
34a (中間壁部の)上端面
4、4A、4B 押圧部材
42 上部弾性押圧部
42a 立上がり部
42b 立下がり部
42c 上面当接部
43 側部弾性押圧部
43a 側面当接部
4a 固定ねじ

Claims (9)

  1. 複数のセルが積層されて構成されるセル積層体と、
    前記セル積層体を前記セルの積層方向と交差する方向に複数並置して収容するバッテリケースと、
    前記セルを前記バッテリケースに押圧する押圧部材と、を有し、
    前記バッテリケースは、底壁部と、側壁部と、並置される前記セル積層体の間に位置して前記底壁部から立設される中間壁部と、を有し、
    前記押圧部材は、前記セルの上面を前記底壁部に向けて押圧する複数の上部弾性押圧部と、前記セルの側面を前記側壁部に向けて押圧する複数の側部弾性押圧部とが、前記セルの積層方向に沿って交互に連続して配置されて構成されると共に、前記中間壁部に固定される、バッテリパック。
  2. 前記上部弾性押圧部及び前記側部弾性押圧部における前記セルの積層方向に沿う幅は、前記セルの積層方向に沿う前記セルの厚み以上である、請求項に記載のバッテリパック。
  3. 前記上部弾性押圧部及び前記側部弾性押圧部における前記セルの積層方向に沿う幅は、前記セルの積層方向に沿う前記セルの厚みの2倍以下である、請求項に記載のバッテリパック。
  4. 前記上部弾性押圧部は、前記中間壁部から前記セルの上面よりも上方へ上向する立上がり部と、前記立上がり部の先端から前記セルの上面に下向する立下がり部と、前記立下がり部の先端に配置され、前記セルの上面に当接する上面当接部と、を有し、
    前記側部弾性押圧部は、前記中間壁部から前記セルの側面に向けて張り出しながら下向し、前記セルの側面に当接する側面当接部を有し、
    前記上面当接部及び前記側面当接部は、それぞれ前記セルに向けて凸状に湾曲形成される、請求項1~のいずれか1項に記載のバッテリパック。
  5. 複数のセルが積層されて構成されるセル積層体と、
    前記セル積層体を前記セルの積層方向と交差する方向に複数並置して収容するバッテリケースと、
    前記セルを前記バッテリケースに押圧する押圧部材と、を有し、
    前記バッテリケースは、底壁部と、側壁部と、並置される前記セル積層体の間に位置して前記底壁部から立設される中間壁部と、を有し、
    前記押圧部材は、前記セルの上面を前記底壁部に向けて押圧する複数の上部弾性押圧部と、前記セルの側面を前記側壁部に向けて押圧する複数の側部弾性押圧部とが、前記セルの積層方向に沿って配置されて構成されると共に、前記中間壁部に固定され、
    前記上部弾性押圧部は、前記中間壁部から前記セルの上面よりも上方へ上向する立上がり部と、前記立上がり部の先端から前記セルの上面に下向する立下がり部と、前記立下がり部の先端に配置され、前記セルの上面に当接する上面当接部と、を有し、
    前記側部弾性押圧部は、前記中間壁部から前記セルの側面に向けて張り出しながら下向し、前記セルの側面に当接する側面当接部を有し、
    前記上面当接部及び前記側面当接部は、それぞれ前記セルに向けて凸状に湾曲形成される、バッテリパック。
  6. 前記上部弾性押圧部及び前記側部弾性押圧部は金属製であり、
    前記上部弾性押圧部及び前記側部弾性押圧部と前記セルとの間に絶縁部材が介在される、請求項1~5のいずれか1項に記載のバッテリパック。
  7. 前記押圧部材は、固定部材によって前記中間壁部の上端面に固定される、請求項1~6のいずれか1項に記載のバッテリパック。
  8. 前記側部弾性押圧部は、前記中間壁部を挟持する、請求項1~7のいずれか1項に記載のバッテリパック。
  9. 前記上部弾性押圧部及び前記側部弾性押圧部は、前記中間壁部から、前記中間壁部の両側に向けて一対ずつ配置される、請求項1~8のいずれか1項に記載のバッテリパック。
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