JP7148021B1 - 機器 - Google Patents
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Abstract
Description
かかる知見に基づき完成された本発明の要旨は、以下の通りである。
(2)前記複合部材の平坦度は、任意の方向での最大ひずみが3.0mm以下である、(1)又は(2)に記載の機器。
(3)前記複合部材の平坦度は、任意の方向での最大ひずみが2.0mm以下である、(1)又は(2)に記載の機器。
(4)前記鋼板の厚みtBに対する前記アルミニウム板の厚みtAの比率tA/tBは、1.10~3.30である、(1)~(3)の何れか1つに記載の機器。
(5)前記アルミニウム板の厚みtA、前記鋼板の厚みtB、及び、前記複合部材の全体の厚みtTは、(tA+tB)/tT≦0.65の関係を満足する、(1)~(4)の何れか1つに記載の機器。
(6)前記樹脂層は、ポリエチレン樹脂又はエポキシ樹脂を含む、(1)~(5)の何れか1つに記載の機器。
(7)前記樹脂層に含有される樹脂のガラス転移点Tgは、0℃以下、又は、50~180℃である、(1)~(6)の何れか1つに記載の機器。
(8)前記樹脂層に含有される樹脂の100℃における動的貯蔵弾性率E’と動的損失弾性率E”との比率E’/E”は、0.20~20.0である、(1)~(7)の何れか1つに記載の機器。
(9)前記樹脂層と前記アルミニウム板との間、又は、前記樹脂層と前記鋼板との間の少なくとも何れかに、接着剤層を更に備える、(1)~(8)の何れか1つに記載の機器。
(10)前記鋼板は、少なくとも片方の面上に位置するめっき層と、前記めっき層上に位置する塗膜層と、を有している、(1)~(9)の何れか1つに記載の機器。
(11)前記稼働に伴い発熱するデバイスは、有機ELディスプレイパネルであり、前記機器は、有機ELディスプレイである、(1)~(10)の何れか1つに記載の機器。
<複合部材の全体構成について>
まず、図1A~図1Dを参照しながら、本発明の実施形態に係る複合部材の全体的な構成について説明する。図1A~図1Dは、本実施形態に係る複合部材の一例を模式的に示した説明図である。なお、図1A~図1Dでは、説明の容易化のために、各図適宜拡大、縮小しており、図は各部の実際の大きさ及び比率を示すものではない。
続いて、複合部材1を構成する各層の厚みについて、詳細に説明する。以下の説明では、図1A~図1Dに示したように、アルミニウム板10の厚みをtAと表し、鋼板20の厚みをtBと表し、複合部材1の全体の厚みをtTと表すこととする。
以下、上記の条件について、より詳細に説明する。
本実施形態に係る複合部材1において、アルミニウム板10の厚みtAは、0.20~1.60mmとする。アルミニウム板10の厚みtAが0.20mm未満である場合には、複合部材1全体として求められる熱伝導が不足することで、複合部材1全体としての均熱性を実現することができない。アルミニウム板10の厚みtAを0.20mm以上とすることで、複合部材1に求められる均熱性を実現することが可能となる。アルミニウム板10の厚みtAは、好ましくは0.30mm以上であり、より好ましくは0.40mm以上であり、更に好ましくは0.50mm以上である。一方、本実施形態に係るアルミニウム板10の厚みtAが1.60mm超である場合には、高価な金属であるアルミニウムを多く使用することとなり、低コスト性を実現することができない。アルミニウム板10の厚みtAを1.60mm以下とすることで、低コスト性を保持しながら、所望の均熱性を実現することが可能となる。アルミニウム板10の厚みtAは、好ましくは1.20mm以下であり、より好ましくは1.00mm以下である。
本実施形態に係る複合部材1において、鋼板20の厚みtBは、0.15~1.20mmとする。鋼板20の厚みtBが0.15mm未満である場合には、複合部材1全体として求められる剛性を実現することができない。鋼板20の厚みtBを0.15mm以上とすることで、複合部材1全体として求められる剛性を実現することが可能となる。鋼板20の厚みtBは、好ましくは0.20mm以上であり、より好ましくは0.30mm以上であり、更に好ましくは0.40mm以上である。一方、鋼板20の厚みtBが1.20mm超となる場合には、後述のとおりアルミニウムの板厚も大きくしなければならない。その結果、複合部材としての強度が大きくなり、プレス加工性が低下する。鋼板20の厚みtBを1.20mm以下とすることで、均熱性、剛性及びプレス加工性の並立が可能となる。鋼板20の厚みtBは、好ましくは1.00mm以下であり、より好ましくは0.80mm以下であり、更に好ましくは0.60mm以下である。なお、鋼板20として、以下で説明するような、母材鋼板の表面にめっき層や塗膜層を有する各種の鋼板を使用する場合、これらめっき層や塗膜層を含めた全体の厚みを、鋼板20の厚みtBとする。
本実施形態に係る複合部材1において、アルミニウム板10の厚みtA、及び、鋼板20の厚みtBが上記の範囲内となったうえで、更に、アルミニウム板10の厚みtAは、鋼板20の厚みtB以上とする。アルミニウム板10の厚みtAを大きくすると、アルミニウム板10と鋼板20の線膨張係数差に起因する反りは大きくなる。一方、アルミニウム板10の厚みtAを大きくすることで複合部材1としての剛性が増大する。その結果、線膨張係数差に起因する反りは小さくなる。アルミニウム板10の厚みtAが鋼板20の厚みtB未満である場合には、線膨張係数の大きな鋼板20の影響が強く作用してしまい、樹脂層30を設けたとしても、製造時及び使用時に熱に起因して発生する形状変化を抑制することができない。アルミニウム板10の厚みtAが鋼板20の厚みtB以上となることで、アルミニウムと鉄との線膨張係数の違いを樹脂層30によって緩和することが可能となり、製造時及び使用時に熱に起因して発生する形状変化を確実に抑制して、複合部材としての平坦度をより向上させることが可能となる。アルミニウム板10の厚みtAは、鋼板20の厚みtBよりも厚い(すなわち、tA>tBである)ことが、より好ましい。
本実施形態に係る複合部材1において、複合部材1の全体の厚みtTは、1.50~5.00mmとする。複合部材1の全体の厚みtTが1.50mm未満となる場合には、均熱性と形状変化の抑制との両立を図りながら、複合部材としての平坦度をより向上させることができない。複合部材1の全体の厚みtTを1.50mm以上とすることで、均熱性と形状変化の抑制との両立を図りながら、複合部材としての平坦度をより向上させることが可能となる。複合材1の全体の厚みtTは、好ましくは2.00mm以上であり、より好ましくは2.50mm以上であり、更に好ましくは3.00mm以上である。一方、複合部材1の全体の厚みtTが5.00mm超となる場合には、複合部材1に求められる加工性が得られない。複合部材1は、他の部品とビス等の機械的な固定手段で接合することで使用される。その際、複合部材1の面よりもビス等の頭が出ないように浅絞り加工して使用することが多い。全体の厚みtTが5.00mm超の場合、上記の浅絞り加工が困難となる。複合部材1の全体の厚みtTを5.00mm以下とすることで、熱性と加工性との両立を図ることが可能となる。複合材1の全体の厚みtTは、好ましくは4.50mm以下であり、より好ましくは4.00mm以下である。
本実施形態に係る複合部材1において、鋼板20の厚みtBに対するアルミニウム板10の厚みtAの比率tA/tBは、1.10~3.30であることが好ましい。比率tA/tBが1.10~3.30となることで、より一層確実に、均熱性と形状変化の抑制との両立を図りながら、複合部材としての平坦度をより向上させることが可能となる。比率tA/tBの下限は、より好ましくは1.20であり、更に好ましくは1.30であり、より一層好ましくは1.40である。また、比率tA/tBの上限は、より好ましくは3.00であり、更に好ましくは2.50であり、より一層好ましくは2.00であり、特に好ましくは1.70である。
本実施形態に係る複合部材1において、アルミニウム板10の厚みtA、鋼板20の厚みtB、及び、複合部材1の全体の厚みtTは、(tA+tB)/tT≦0.65の関係を満足することが好ましい。(tA+tB)/tT≦0.65の関係が満たされることで、より一層確実に、均熱性と形状変化の抑制との両立を図りながら、複合部材としての平坦度をより向上させることが可能となる。(tA+tB)/tTの値は、より好ましくは0.60以下であり、更に好ましくは0.50以下であり、より一層好ましくは0.40以下であり、特に好ましくは0.35以下である。(tA+tB)/tTの値の下限を特に定める必要はないが、0.10、0.15、0.20又は0.28としてもよい。
ここで、複合部材1を構成する各層の厚み(例えば、アルミニウム板10の厚みtA、鋼板20の厚みtB、全体の厚みtT、樹脂層30の厚み等)は、公知の各種の方法で測定することが可能である。
図2A及び図2Bは、本実施形態に係る鋼板20の構成の一例を模式的に示した説明図である。
上記のように、本実施形態に係る鋼板20として、各種の鋼板や合金鋼板を用いることが可能であるが、鋼板20として、上記のような各種の鋼板に対して各種のめっき処理をはじめとする各種の表面処理を施した表面処理鋼板を用いることも可能である。
本実施形態に係る樹脂層30は、アルミニウム板10と鋼板20との間の線膨張係数の違いを緩和するために設けられる層である。樹脂は、一般的に、数~数十×10-5/℃程度の線膨張係数を有しているため、このような樹脂層30をアルミニウム板10と鋼板20との間に介在させることで、アルミニウム板10や鋼板20に生じうる形状変化に樹脂を追随させて、生じうる形状変化を緩和させることが可能となる。
本実施形態に係る接着剤層40は、樹脂層30とアルミニウム板10との間、又は、樹脂層30と鋼板20との間の少なくとも何れかの密着性をより向上させるために、必要に応じて設けられる層である。
本実施形態に係る複合部材1は、特定の厚みを有するアルミニウム板10及び鋼板20の間に、特定の樹脂層30が存在することで、優れた平坦度を保持できる結果、均熱性と形状変化の抑制との両立を図ることが可能となる。本実施形態に係る複合部材1の平坦度は、最大ひずみが3.0mm以下である。ここで、最大ひずみとは、複合部材1を定盤上に置き、任意の方向及び位置でのひずみ(波又は反りの高さ)から複合部材1の厚さを減じた値の最大値である。ただし、波のピッチが1mを超える複合部材1については、任意の位置の長さ1mに対して適用する。最大ひずみは、好ましくは2.0mm以下であり、より好ましくは1.6mm以下であり、更に好ましくは1.2mm以下であり、より一層好ましくは1.0mm以下である。
以上説明したような、本実施形態に係る複合部材1は、稼働に伴い発熱するデバイスに用いることが可能である。本実施形態に係る複合部材1は、製造時及び使用時に発生する熱に起因する形状変化をより確実に抑制することが可能であるため、稼働に伴い発熱するデバイスに対して用いられることで、その性能を遺憾なく発揮できる。
続いて、図3を参照しながら、本実施形態に係る複合部材1の製造方法について説明する。図3は、本実施形態に係る複合部材1の製造方法の流れの一例を示した流れ図である。
接着剤塗布工程(ステップS11)は、アルミニウム板10又は鋼板20の少なくとも何れかの表面に、上記のような接着剤を塗布する工程である。かかる塗布工程を設けることで、製造される複合部材1のアルミニウム板10と樹脂層30との間、又は、鋼板20と樹脂層30との間、の少なくとも何れかに、接着剤層40を設けることが可能となる。
ラミネート圧着工程(ステップS13)は、互いに離隔させて配置されたアルミニウム板10と鋼板20との間の空隙に、溶融状態にある樹脂組成物を注入して、アルミニウム板10と鋼板20とを圧着させる工程である。ここで、注入される樹脂組成物については、上記の通りであるため、以下では詳細な説明は省略する。また、鋼板20として、めっき層203や塗膜層205が形成されている鋼板を用いる場合には、かかるラミネート圧着工程に先立って、母材鋼板201に対して、めっき層203や塗膜層205を形成しておく。ラミネート圧着の方法としては、公知の方法でよい。例えば、アルミニウム板10と鋼板20との間の空隙を予め決めた間隔に保持した状態において、溶融状態にある樹脂組成物を注入する方法などが挙げられる。また、アルミニウム板10又は鋼板20の表面に溶融状態にある樹脂組成物を予め塗布しておいた上で、他方の金属板を圧着するような方法としてもよい。
上記のように、アルミニウム板10と鋼板20との間の空隙に、溶融状態にある樹脂組成物が注入され、アルミニウム板10と鋼板20とが圧着されることで、かかる樹脂組成物が有している熱量及びアルミニウム板10と鋼板20の線膨張係数の差に起因して、冷却過程等で複合部材1に反り等の形状変化が生じる。そこで、本実施形態に係る矯正工程(ステップS15)では、複合部材1の表面温度が、樹脂組成物に含有される樹脂のガラス転移点以上180℃以下の範囲内であるときに、複合部材1の形状を矯正する。ただし、樹脂組成物に含有される樹脂のガラス転移点が0℃以下である場合には、常温以上180℃以下の範囲内であるときに、複合部材1の形状を矯正するものとする。
固化工程(ステップS17)は、アルミニウム板10と鋼板20との間に位置する上記樹脂組成物を固化させて、樹脂層30とする工程である。ここで、樹脂組成物を固化させるとは、樹脂組成物の温度をそのガラス転移点Tg未満に冷却することをいう。ここで、着目する樹脂のガラス転移点Tgが0℃未満である場合には、0℃未満であるガラス転移点Tg未満まで、樹脂組成物を冷却することとする。これにより、アルミニウム板10/樹脂層30/鋼板20という積層構造を有する複合部材1が製造される。また、アルミニウム板10や鋼板20の表面に接着剤が塗布されている場合には、かかる固化工程を経ることで接着剤が固化して、接着剤層40が形成される。なお、複合部材1を0℃未満に冷却することは面倒であり、ガラス転移点Tgを50℃以上である樹脂組成物とすることが好ましい。
以上説明したような本実施形態に係る複合部材1と、稼働に伴い発熱するデバイスと、を用いることで、以下のような機器を実現することが可能となる。
すなわち、本実施形態に係る機器は、以上説明したような複合部材1と、かかる複合部材1におけるアルミニウム板10の側の表面に、少なくとも一部が接触した状態で位置する、稼働に伴い発熱するデバイスと、を有する。
GI-PCM:溶融亜鉛めっき鋼板。鋼板表面に、厚み20μmの塗膜層(プライマー塗膜:5μm+トップ塗膜:15μm)を形成済み。
CR-塗装:冷延鋼板。鋼板表面に、リン酸亜鉛を用いた化成処理を施し、更に、厚み50μmの粉体塗装を施した。
EP:エポキシ樹脂(三菱ケミカル株式会社製1009)
PES:ポリエステル樹脂(東洋紡株式会社製SI-173)
UR:ウレタン樹脂(DIC Covestro Polymer株式会社製PANDEX T-5765D)
得られた複合部材について、任意の方向での最大ひずみを測定した。
得られた複合部材から、70mm×180mmのサンプルを作製した。アルミニウム板10側の一方の端部にラバーヒーターを取り付け、ヒーターの出力を3.4Wで一定として30分保持し、端部から50mmごとに、鋼板20側から測温した。ヒーターの温度と、端部から150mm離れた位置の温度との温度差ΔTを算出した。得られた温度差ΔTに基づき、以下のような基準で評価を行った。評点S~Bを合格とした。
S:ΔT 15℃以下
A:ΔT 15℃超25℃以下
B:ΔT 25℃超35℃以下
C:ΔT 35℃超
得られた複合部材について、上記と同様にして定盤上で最大ひずみを測定するとともに、ひずみの現れる間隔であるピッチを測定した。得られた最大ひずみ及びピッチから、急峻度(%)=(最大ひずみ÷ピッチ)×100を算出し、得られた急峻度に基づき、以下のような基準で評価を行った。評点S~Bを合格とした。
S:急峻度 0.5%以下
A:急峻度 0.5%超1.0%以下
B:急峻度 1.0%超2.0%以下
C:急峻度 2.0%超
得られた複合部材が、有機ELディスプレイパネルと接合される場合を模して、図5に示したような試験体を作製し、以下のようにして評価を行った。
S:最大変位 0.5mm以下
A:最大変位 0.5mm超1.0mm以下
B:最大変位 1.0mm超1.8mm以下
C:最大変位 1.8mm超
得られた複合部材について、アルミニウム板10側が凹となるように、エリクセン試験機(JIS Z 2247に準拠)にて試験片が破断するまで押し出し加工を施した。割れが発生する最大の押し出し高さD(単位:mm)を求めた。得られた高さDに基づき、以下のような基準で評価を行った。評点S~Bを合格とした。
S:高さD 7mm以上
A:高さD 5mm以上7mm未満
B:高さD 3mm以上5mm未満
C:高さD 3mm未満
得られた複合部材1のアルミニウム板10側を、ソニー株式会社製の有機ELディスプレイパネルに接合させた。有機ELディスプレイの表示画面の半分を赤色、残り半分を黒色に設定したうえで、有機ELディスプレイを1時間連続で表示させた。その後、表示画面の中央に、日本製鉄株式会社のロゴ(日本製鉄株式会社のロゴは、青色を基調としたロゴである。)を表示させて、青色の見え方を、10人で目視判定した。色の差を感じた人の人数に基づき、以下のような基準で評価を行った。評点S~Bを合格とした。なお、以下の表1のNo.10、23において、評価結果が「-」となっているのは、加工した際の形状が悪く、有機ELディスプレイパネルに組み込むことができなかったために、評価できなかったことを意味している。
S:0人
A:1、2、3人のいずれか
B:4、5、6人のいずれか
C:7人以上
3 有機ELディスプレイパネル
5 電子基板
10 アルミニウム板
20 鋼板
30 樹脂層
40 接着剤層
201 母材鋼板
203 めっき層
205 塗膜層
500 有機ELディスプレイ
Claims (11)
- アルミニウム板と、
鋼板と、
前記アルミニウム板及び前記鋼板の間に介在する樹脂層と、
を備え、
前記アルミニウム板の厚みtAは、0.20~1.60mmであり、
前記鋼板の厚みtBは、0.15~1.20mmであり、
前記複合部材の全体の厚みtTは、1.50~5.00mmであり、
前記アルミニウム板の厚みtAは、前記鋼板の厚みtB以上である、複合部材と、
前記複合部材におけるにおける前記アルミニウム板側の表面に、少なくとも一部が接触した状態で位置する、稼働に伴い発熱するデバイスと、
を有する、機器。 - 前記複合部材の平坦度は、任意の方向での最大ひずみが3.0mm以下である、請求項1に記載の機器。
- 前記複合部材の平坦度は、任意の方向での最大ひずみが2.0mm以下である、請求項1又は2に記載の機器。
- 前記鋼板の厚みtBに対する前記アルミニウム板の厚みtAの比率tA/tBは、1.10~3.30である、請求項1~3の何れか1項に記載の機器。
- 前記アルミニウム板の厚みtA、前記鋼板の厚みtB、及び、前記複合部材の全体の厚みtTは、(tA+tB)/tT≦0.65の関係を満足する、請求項1~4の何れか1項に記載の機器。
- 前記樹脂層は、ポリエチレン樹脂又はエポキシ樹脂を含む、請求項1~5の何れか1項に記載の機器。
- 前記樹脂層に含有される樹脂のガラス転移点Tgは、0℃以下、又は、50~180℃である、請求項1~6の何れか1項に記載の機器。
- 前記樹脂層に含有される樹脂の100℃における動的貯蔵弾性率E’と動的損失弾性率E”との比率E’/E”は、0.20~20.0である、請求項1~7の何れか1項に記載の機器。
- 前記樹脂層と前記アルミニウム板との間、又は、前記樹脂層と前記鋼板との間の少なくとも何れかに、接着剤層を更に備える、請求項1~8の何れか1項に記載の機器。
- 前記鋼板は、少なくとも片方の面上に位置するめっき層と、前記めっき層上に位置する塗膜層と、を有している、請求項1~9の何れか1項に記載の機器。
- 前記稼働に伴い発熱するデバイスは、有機ELディスプレイパネルであり、
前記機器は、有機ELディスプレイである、請求項1~10の何れか1項に記載の機器。
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