JP7147735B2 - 走行レール、及び、物品搬送設備 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を搬送する物品搬送車の走行経路を形成する走行レール、及び、その走行レールを備えた物品搬送設備に関する。
このような走行レールとして、例えば、特開2013-224185号公報(特許文献1)に記載されたものが知られている。以下、背景技術の説明において、かっこ書きの符号又は名称は、先行技術文献における符号又は名称とする。この特許文献1に記載の走行レールは、走行経路の延在方向に沿って設置されたレール本体(前ビーム材16a)と、物品搬送車(物品搬送台車2)の受電部(集電子9)に接触して電力を供給する給電部(給電線8)と、を備えている。そして、レール本体は、走行面が形成された上板部と、上板部より下方側に位置する下板部と、上板部の幅方向第1側の端部と下板部の幅方向第1側の端部とを接続する中間板部と、を備えており、給電部は、上板部と下板部と中間板部とに囲まれた空間に配置されている。
特開2013-224185号公報
上記した走行レールのレール本体では、受電部が給電部に接触することによって摩擦粉が生じたとしても、その摩擦粉を下板部によって受け止めることで、摩擦粉が走行レールから飛散すること抑制できるようになっている。しかし、上記したレール本体では、下板部に受け止めた摩擦粉が下板部上に分散した状態で堆積するため、下板部から摩擦粉を取り除く作業が煩わしいものとなっていた。
そこで、摩擦粉を取り除く作業が行い易い走行レール、及びそのような走行レールを備えた物品搬送設備の実現が望まれる。
上記に鑑みた、レールの特徴構成は、走行レールは、物品を搬送する物品搬送車の走行経路を形成し、
前記走行経路の延在方向に沿って配設されたレール本体と、前記物品搬送車の受電部に接触して電力を供給する給電部と、を備え、上下方向に沿う上下方向視で前記延在方向に対して直交する方向を幅方向とし、前記幅方向の一方側を幅方向第1側、その反対側を幅方向第2側として、前記レール本体は、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状の上板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状であって前記上板部より下方側に位置する下板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記上下方向に沿う板状であって、前記上板部における前記幅方向第1側の端部と前記下板部における前記幅方向第1側の端部とを接続する中間板部と、を備え、前記給電部は、前記レール本体における前記上板部と前記中間板部と前記下板部とに囲まれた空間に配置されていると共に、前記延在方向に沿って連続するように形成され、前記上板部における上方側を向く面に、前記物品搬送車の車輪が転動する走行面が形成され、前記下板部は、前記延在方向及び前記幅方向に沿う平板状の下板平板部と、前記下板平板部よりも下方側に膨出すると共に前記延在方向に沿って連続するように形成された膨出溝部と、を備えている点にある。
この特徴構成によれば、レール本体における上板部と中間板部と下板部とに囲まれた空間に給電部を配置することで、受電部が給電部に接触することによって生じた摩擦粉を、レール本体の下板部によって受け止めることができ、周辺に摩擦粉が飛散することを抑制できるようになっている。しかも、下板部は、下板平板部と膨出溝部とを備えているため、下板部で受け止めた摩擦粉が膨出溝部に堆積させ易くなる。従って、走行レールから摩擦粉が飛散することを抑制できながら、下板部に堆積した摩擦粉を取り除く作業が行い易くなっている。
上記に鑑みた、物品搬送設備の特徴構成は、物品搬送設備は、走行レールを第1走行レールとし、前記第1走行レールと、前記第1走行レールに対して前記幅方向第2側に離間して配設された第2走行レールと、前記延在方向に沿って連続するように配置される配線と、を備え、
前記第2走行レールのレール本体は、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状の第2上板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状であって前記第2上板部より下方側に位置する第2下板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記上下方向に沿う板状であって、前記第2上板部における前記幅方向第2側の端部と前記第2下板部における前記幅方向第2側の端部とを接続する第2中間板部と、を備え、前記第2上板部における上方側を向く面に、前記物品搬送車の車輪が転動する第2走行面が形成され、前記第2下板部は、前記延在方向及び前記幅方向に沿う平板状の第2下板平板部と、前記第2下板平板部よりも下方側に膨出すると共に前記延在方向に沿って連続するように形成された第2膨出溝部と、を備え、前記配線は、前記第2膨出溝部に配置されている点にある。
この特徴構成によれば、第1走行レールと第2走行レールとに沿って物品搬送車を走行させることで物品を搬送することができる。そして、第2走行レールにおける第2膨出溝部に配線を配置することで、幅方向に移動し難い状態で配線を配置することができる。また、第2走行レールを、第1走行レールと同様に第2上板部と第2下板部と第2中間板部とを備えて構成することで、第1走行レールと第2走行レールとを、同じ断面の部材を用いて構成することが可能となる。
第1の実施形態における物品搬送設備の斜視図 第1の実施形態における第1走行レールの断面図 第1の実施形態における第2走行レールの断面図 第2の実施形態における第1走行レールの断面図 その他の実施形態における第1走行レールの断面図 その他の実施形態における第1走行レールの断面図 その他の実施形態における第1走行レールの断面図 その他の実施形態における第1走行レールの断面図 その他の実施形態における第1走行レールの断面図
1.第1の実施形態
走行レール及び物品搬送設備の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1に示す物品搬送設備は、物品Wを搬送する物品搬送車1と、物品搬送車1の走行経路を形成する第1走行レール2(走行レールに相当)と、物品搬送車1の走行経路を形成すると共に第1走行レール2に対して幅方向第2側Y2に離間して配設された第2走行レール3と、走行経路の延在方向Xに沿って連続するように配置される配線44と、物品Wを収納する物品収納棚4と、を備えている。なお、上下方向Zに沿う上下方向視で走行経路の延在方向Xに対して直交する方向を幅方向Yとし、幅方向Yの一方側を幅方向第1側Y1、その反対側を幅方向第2側Y2としている。
物品収納棚4は、走行経路を挟んで対向する状態で一対設置されている。一対の物品収納棚4の夫々は、延在方向Xに並ぶ状態で複数立設された複数の前支柱6と、延在方向Xに並ぶ状態で複数立設され且つ前支柱6に対して幅方向Yにおいて走行経路が存在する側とは反対側に設置された後支柱7と、上下方向Zに並ぶ複数の棚板8と、を備えている。物品収納棚4は、複数の前支柱6と複数の後支柱7とによって上下方向Zに並ぶ複数の棚板8を支持しており、棚板8上に物品Wを収納する。
物品搬送車1は、上下方向Zに並ぶ複数段の棚板8の夫々に対応して設置されている。また、物品搬送設備は、上下方向Zに沿って昇降自在な入庫用リフト装置11及び出庫用リフト装置12と、上下方向Zに並ぶ複数段の棚板8の夫々に対応して設置されている入庫用コンベヤ13及び出庫用コンベヤ14と、を備えている。
物品搬送設備では、入庫用リフト装置11に入庫された物品Wは、入庫用リフト装置11によって複数段の入庫用コンベヤ13のいずれかに搬送される。そして、入庫用コンベヤ13上の物品Wは、当該入庫用コンベヤ13に対応する段の物品搬送車1によって当該入庫用コンベヤ13に対応する棚板8上に搬送される。また、物品搬送設備では、棚板8上の物品Wは、当該棚板8に対応する段の物品搬送車1によって当該棚板8に対応する段の出庫用コンベヤ14に搬送される。そして、複数段の出庫用コンベヤ14のいずれかに支持されている物品Wは、出庫用リフト装置12によって物品搬送設備から出庫される。
物品搬送車1は、延在方向Xに沿って走行する走行体16と、幅方向Yに沿って物品Wを移載する移載装置17と、を備えている。移載装置17は、走行体16に支持されている。移載装置17は、幅方向Yに出退可能で且つ互いの間隔を変更可能な一対のフォーク部21を備えている。図2及び図3に示すように、走行体16は、複数の車輪18と、複数の案内輪19と、後述する給電部23に接触して受電する接触式の受電部20と、を備えている。複数の車輪18には、第1走行レール2上を転動する車輪18と、第2走行レール3上を転動する車輪18と、がある。本実施形態では、複数の案内輪19は、第1走行レール2に接触して第1走行レール2に案内される。
受電部20によって受電された電力は、走行体16や移載装置17に駆動用電力として供給される。走行体16は、複数の車輪18の一部又は全部を回転駆動させることで、第1走行レール2に案内されながら、第1走行レール2上及び第2走行レール3上を延在方向Xに沿って走行する。移載装置17は、フォーク部21の駆動によって走行体16上と棚板8上との間、及び、走行体16上と入庫用コンベヤ13上又は出庫用コンベヤ14上との間で物品Wを移載する。
次に、第1走行レール2について説明する。図2に示すように、第1走行レール2は、延在方向Xに沿って配設されたレール本体22と、物品搬送車1の受電部20に電力を供給する給電部23と、を備えている。本実施形態では、この第1走行レール2は、棚板8の幅方向第2側Y2の端部を形成している。そのため、移載装置17が、走行体16上と棚板8上との間で物品Wを移載する場合、物品Wは、第1走行レール2の上面(後述する走行面F1)を滑りながら幅方向Yに移動する。
レール本体22は、第1上板部26(上板部に相当)と、第1下板部27(下板部に相当)と、第1中間板部28(中間板部に相当)と、を備えている。本実施形態では、レール本体22は、第1フランジ部29(フランジ部に相当)を更に備えている。第1上板部26は、延在方向Xに沿って連続すると共に幅方向Yに沿う板状に形成されている。第1下板部27は、延在方向Xに沿って連続すると共に幅方向Yに沿う板状に形成され、第1上板部26より下方側Z2に位置している。第1中間板部28は、延在方向Xに沿って連続すると共に上下方向Zに沿う板状であって、第1上板部26における幅方向第1側Y1の端部と第1下板部27における幅方向第1側Y1の端部とを接続している。第1フランジ部29は、延在方向Xに沿って連続すると共に上下方向Zに沿う板状であって、第1上板部26における幅方向第2側Y2の端部から下方側Z2へ延出するように形成されている。従って、本実施形態では、レール本体22は、第1上板部26と第1下板部27と第1中間板部28とにより、延在方向Xに沿う延在方向視での形状が角ばったC字状に形成されている。
レール本体22は、前支柱6に連結されている。本実施形態では、レール本体22は延在方向Xに隣接する一対の前支柱6に少なくとも連結されている。具体的には、レール本体22は、その延在方向Xにおける複数の前支柱6のそれぞれに対応する位置において、前支柱6に対して第1締結部材33を用いて連結されている。ここでは、第1締結部材33は、前支柱6と第1中間板部28とに挿通させて締結用板部材34に螺合することで、レール本体22を前支柱6に連結している。締結用板部材34は、第1上板部26に沿う部分と第1中間板部28に沿う部分とを有しており、全体として延在方向視での形状がL字状に形成されている。ここで、締結用板部材34は、雌ねじ部を備えた板状の部材であり、第1中間板部28を挟んで前支柱6とは反対側に配置されている。本実施形態では、締結用板部材34は、レール本体22における第1上板部26と第1中間板部28と第1下板部27とに囲まれた空間Sに配置されている。
給電部23は、レール本体22における空間Sに配置されている。また、給電部23は、延在方向Xに沿って連続するように形成されている。本実施形態では、給電部23は、第1中間板部28に支持されている。説明を加えると、給電部23は、第1下板部27に対して上方側Z1に離間して配置され 、第1上板部26に対して下方側Z2に離間して配置された状態で、第1中間板部28に連結されている。具体的には、給電部23は、第1中間板部28における上下方向Zの中央位置より下方側Z2において第1中間板部28に連結されている。そのため、給電部23と第1上板部26との上下方向Zの間隔は、給電部23と第1下板部27との上下方向Zの間隔より広くなっている。
第1上板部26における上方側Z1を向く面に、物品搬送車1の車輪18が転動する走行面F1が形成されている。また、第1上板部26と第1中間板部28との接続部分には延在方向Xに沿う延在方向視で円弧状の第1湾曲部30(湾曲部に相当)が形成されている。第1上板部26と第1フランジ部29との接続部分、及び、第1下板部27と第1中間板部28との接続部分も、延在方向視で円弧状に形成されているが、第1湾曲部30は、これらの接続部分より半径が大きい円弧状に形成されている。
第1フランジ部29に、物品搬送車1の案内輪19が転動する第1案内面F2(案内面に相当)が形成されている。本実施形態では、第1フランジ部29の幅方向第1側Y1を向く面と第1フランジ部29の幅方向第2側Y2を向く面との双方が第1案内面F2とされている。そのため、第1フランジ部29は、幅方向第1側Y1を向く第1案内面F2に案内輪19が接触することで物品搬送車1が幅方向第2側Y2に移動することを規制し、幅方向第2側Y2を向く第1案内面F2に案内輪19が接触することで物品搬送車1が幅方向第1側Y1に移動することを規制する。これにより、物品搬送車1は、延在方向Xに沿って案内される。
第1下板部27は、延在方向X及び幅方向Yに沿う平板状の第1下板平板部27A(下板平板部に相当)と、第1下板平板部27Aよりも下方側Z2に膨出すると共に延在方向Xに沿って連続するように形成された第1膨出溝部27B(膨出溝部に相当)と、を備えている。そして、本実施形態では、第1膨出溝部27Bは、第1下板平板部27Aに対して幅方向第2側Y2に連続的に形成されている。また図示の例では、第1膨出溝部27Bの幅方向第2側Y2の端部は、第1下板部27の幅方向第2側Y2の端部となっている。
説明を加えると、第1中間板部28の下方側Z2の端部から、第1下板平板部27Aが幅方向第2側Y2に連続的に形成され、その第1下板平板部27Aの幅方向第2側Y2の端部から、第1膨出溝部27Bが幅方向第2側Y2に連続的に形成されている。そして、その第1膨出溝部27Bの端部が、第1下板部27の幅方向第2側Y2の端部となっている。
また本実施形態では、上下方向視で、第1膨出溝部27Bの全体が第1上板部26と重複するように配置されている。具体的には、第1膨出溝部27Bの幅方向第2側Y2の端部が、第1フランジ部29の幅方向第1側Y1を向く第1案内面F2よりも幅方向第1側Y1に位置している。また、第1膨出溝部27Bの幅方向第1側Y1の端部が、第1上板部26の平坦に形成された部分の幅方向第1側Y1の端部より幅方向第2側Y2に位置している。なお、第1上板部26の平坦に形成された部分とは、第1上板部26における、第1上板部26と第1中間板部28との接続部分である円弧状の第1湾曲部30を除いた部分である。
また、第1膨出溝部27Bにおける上方側Z1を向く面である溝上面F3の最下部が、給電部23における受電部20との接触位置Pよりも幅方向第2側Y2に配置されている。なお、接触位置Pは、給電部23における受電部20と接触する可能性がある部分の位置である。ここで、第1膨出溝部27Bの位置を定義するにあたっては、給電部23における受電部20と接触する可能性がある部分のうちの最も幅方向第1側Y1の位置を基準とする。本実施形態では、溝上面F3の最下部が、給電部23における幅方向第2側Y2の端部よりも幅方向第2側Y2に配置されている。更に図示の例では、第1膨出溝部27Bの幅方向第1側Y1の端部は、給電部23における幅方向第2側Y2の端部よりも幅方向第1側Y1に配置されている。これにより、給電部23と受電部20との接触位置から生じた摩擦粉を溝上面F3で受け止め易くなっている。
このように、本実施形態では、第1膨出溝部27Bは、上下方向視で給電部23と重なる部分を有しているが、給電部23は、第1下板部27に対して上方側Z1に離間して配置されているため、給電部23に受電部20が接触したことによって生じた摩擦粉を、第1膨出溝部27Bにおける、上下方向視で給電部23と重なる部分にも堆積させ易くなっている。
ここで、第1膨出溝部27Bにおける延在方向Xに直交する断面の形状が、中心角が180°未満の円弧状となっている。より具体的には、この第1膨出溝部27Bの断面の形状は、中心角が120°未満の円弧状に形成されていることが好ましく、中心角が90°未満の円弧状に形成されていることがより好ましい。本実施形態では、第1膨出溝部27Bの断面の形状を、中心角を75°から85°の間の角度の円弧状としている。また本例では、第1膨出溝部27Bにおける幅方向第1側Y1の端部と幅方向第2側Y2の端部とは同じ高さに位置しており、溝上面F3の最下部は、第1膨出溝部27Bにおける幅方向Yの中央に位置している。
図3に示すように、第2走行レール3は、延在方向Xに沿って配置されたレール本体22を備えているものの、第1走行レール2とは異なり、給電部23は備えていない。
第2走行レール3のレール本体22は、第2上板部36と、第2下板部37と、第2中間板部38と、を備えている。本実施形態では、第2走行レール3のレール本体22は、第2フランジ部39を更に備えている。第2上板部36は、第2走行レール3のレール本体22は、延在方向Xに沿って連続すると共に幅方向Yに沿う板状に形成されている。第2下板部37は、延在方向Xに沿って連続すると共に幅方向Yに沿う板状に形成され、第2上板部36より下方側Z2に位置する。第2中間板部38は、延在方向Xに沿って連続すると共に上下方向Zに沿う板状であって、第2上板部36における幅方向第2側Y2の端部と第2下板部37における幅方向第2側Y2の端部とを接続する。第2フランジ部39は、延在方向Xに沿って連続すると共に上下方向Zに沿う板状であって、第2上板部36における幅方向第1側Y1の端部から下方側Z2へ延出するように形成されている。
そして、第2上板部36における上方側Z1を向く面に、物品搬送車1の車輪18が転動する第2走行面F4が形成されている。また、第1上板部26と第1中間板部28との接続部分と同様に、第2上板部36と第2中間板部38との接続部分には延在方向Xに沿う延在方向視で円弧状の第2湾曲部40が形成されている。更に、第2下板部37は、延在方向X及び幅方向Yに沿う平板状の第2下板平板部37Aと、第2下板平板部37Aよりも下方側Z2に膨出すると共に延在方向Xに沿って連続するように形成された第2膨出溝部37Bと、を備えている。また、第2膨出溝部37Bにおける上方側Z1を向く面によって第2溝上面F5が形成されている。本実施形態では、物品搬送設備には、延在方向Xに沿って連続するように配置された配線44が設置されており、第2走行レール3の第2膨出溝部37Bは、配線44を配置するための溝部として用いられている。つまり、配線44は、第2膨出溝部37Bに配置されている。より具体的には、配線44は、第2膨出溝部37Bの第2溝上面F5に接するように配置されている。
このように、第2走行レール3のレール本体22は、第2上板部36と第2下板部37と第2中間板部38と第2フランジ部39とを備えると共に、第2下板部37に第2下板平板部37Aと第2膨出溝部37Bとを備えて、第1走行レール2のレール本体22に対して、幅方向Yに対称となる形状に形成されている。そのため、例えば、第1走行レール2のレール本体22を上下方向Zに沿う軸心周りに180°回転させた姿勢とすることで、第1走行レール2のレール本体22を第2走行レール3のレール本体22として用いることも可能である。なお、本実施形態では、第2走行レール3のレール本体22に、給電部23を固定するための孔等が備えられておらず、給電部23を固定できないようになっている。そのため、第2走行レール3のレール本体22は、第1走行レール2のレール本体22と同じ部材を用いて構成されているが、完全に同じ形状とはなっていない。
2.第2の実施形態
次に、走行レール及び物品搬送設備の第2の実施形態について図4に基づいて説明する。以下では、本実施形態に係るレール本体22について、上記第1の実施形態との相違点を中心として説明する。なお、特に説明しない点については、上記第1の実施形態と同様とする。
本実施形態では、給電部23は、第1中間板部28における上下方向Zの中央位置に給電部23が存在するように、第1中間板部28に連結されている。そのため、上下方向Zにおける給電部23と第1上板部26との間隔と、上下方向Zにおける給電部23と第1下板部27との間隔とは略同じとなっている。
また本実施形態では、上下方向視で、第1膨出溝部27Bが第1上板部26及び第1フランジ部29の双方と重複するように配置されている。具体的には、第1膨出溝部27Bの幅方向第2側Y2の端部が、第1フランジ部29の幅方向第1側Y1を向く第1案内面F2よりも幅方向第2側Y2に位置している。図示の例では、第1膨出溝部27Bの幅方向第2側Y2の端部は、第1フランジ部29の幅方向第2側Y2を向く第1案内面F2よりも幅方向第1側Y1に位置している。つまり、第1膨出溝部27Bの幅方向第2側Y2の端部は、上下方向視で、第1フランジ部29と重複する幅方向Yの範囲内に位置している。また、第1膨出溝部27Bの幅方向第1側Y1の端部は、第1上板部26の平坦に形成された部分の幅方向第1側Y1の端部より幅方向第2側Y2に位置している。
本実施形態においても、第1膨出溝部27Bにおける上方側Z1を向く面である溝上面F3の最下部は、給電部23における受電部20との接触位置Pよりも幅方向第2側Y2に配置されている。但し、本実施形態では、溝上面F3の最下部が、給電部23における幅方向第2側Y2の端部よりも幅方向第1側Y1に配置されている。一方、第1膨出溝部27Bの幅方向第2側Y2の端部は、給電部23における幅方向第2側Y2の端部よりも幅方向第2側Y2に配置されている。
本実施形態では、第1中間板部28における幅方向第1側Y1の面が、レール本体22を補強する補強部材41に接した状態で、第1中間板部28が補強部材41に固定されている。補強部材41は、延在方向Xに沿って連続すると共に上下方向Zに沿う板状に形成されている板状部41Aと、延在方向Xに沿って連続すると共に板状部41Aの下方側Z2の端部から幅方向第1側Y1に突出する突出部41Bと、を備えている。そして、第1中間板部28の幅方向第1側Y1の面が、補強部材41の板状部41Aにおける幅方向第2側Y2の面に接触した状態で、第2締結部材43が、第1中間板部28及び板状部41Aに挿通され、タッププレート42に螺合される。これにより、第1中間板部28が補強部材41に固定されている。ここで、タッププレート42は、雌ねじ部を備えた板状の部材であり、補強部材41を挟んで第1中間板部28とは反対側に配置されている。なお、本実施形態では、補強部材41は、延在方向Xにおいて前支柱6が存在しない箇所に配置されている。
3.その他の実施形態
次に、走行レール及び物品搬送設備のその他の実施形態について説明する。
(1)上記の第1及び第2の実施形態では、第2走行レール3が、第2上板部36と第2下板部37と第2中間板部38とを備え、第2下板部37が、第2下板平板部37Aと第2膨出溝部37Bとを備えた構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。第2走行レール3の形状は、適宜変更可能である。例えば、第2下板部37が、第2下板平板部37Aと第2膨出溝部37Bとのうちの一方又は双方を備えない構成であってもよい。
(2)上記の第1又は第2の実施形態では、第1膨出溝部27Bに対して幅方向第1側Y1にのみ第1下板平板部27Aを備える構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、図5に示すように、第1膨出溝部27Bに対して幅方向第1側Y1と幅方向第2側Y2との双方に第1下板平板部27Aを備えた構成としてもよい。或いは、第1膨出溝部27Bに対して幅方向第2側Y2にのみ第1下板平板部27Aを備えた構成としてもよい。すなわち、第1膨出溝部27Bの幅方向第2側Y2の端部が、第1下板部27の幅方向第2側Y2の端部となっていなくてもよい。
(3)上記の第1又は第2の実施形態では、第1膨出溝部27Bにおける溝上面F3の最下部が、給電部23における受電部20との接触位置Pよりも幅方向第2側Y2に配置されている構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されず、溝上面F3の最下部が、給電部23における受電部20との接触位置Pと同じ位置、或いは接触位置Pよりも幅方向第1側Y1に配置されていてもよい。
(4)上記の第1又は第2の実施形態では、給電部23を、第1下板部27に対して上方側Z1に離間し且つ第1上板部26に対して下方側Z2に離間して配置する構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、給電部23を、第1下板部27に接触した状態で配置してもよく、また、給電部23を、第1上板部26に接触した状態で配置してもよい。
(5)上記の第1及び第2の実施形態では、給電部23が第1中間板部28に支持された構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、給電部23が、第1上板部26又は第1下板部27に支持された構成としてもよい。
(6)上記の第1及び第2の実施形態では、上下方向視で、第1膨出溝部27Bの全体が第1上板部26と重複するように配置された構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、上下方向視で、第1膨出溝部27Bの一部が第1上板部26に対して幅方向第2側Y2に突出するように配置されていてもよい。
(7)上記の第1及び第2の実施形態では、第1膨出溝部27Bにおける延在方向Xに直交する断面の形状(以下、単に「第1膨出溝部27Bの断面形状」という。)が円弧状である構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されず、第1膨出溝部27Bの断面形状は適宜変更してもよい。例えば、図6に示すように、第1膨出溝部27Bの断面形状がV字状とされていてもよい。また、図7に示すように、第1膨出溝部27Bの断面形状が台形状とされていてもよい。或いは、図8に示すように、第1膨出溝部27Bの断面形状がU字状とされていてもよい。
(8)上記の第2の実施形態では、第1中間板部28の幅方向第1側Y1の面に補強部材41を固定する構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、第2の実施形態において、第1中間板部28の幅方向第1側Y1の面に補強部材41を固定しない構成としてもよい。また、第1の実施形態では、第1中間板部28の幅方向第1側Y1の面に補強部材41を固定しない構成を例として説明したが、第1の実施形態において、第1中間板部28の幅方向第1側Y1の面に補強部材41を固定する構成としてもよい。
(9)上記の第1及び第2の実施形態では、第1走行レール2のレール本体22に、第1案内面F2を形成した第1フランジ部29を備える構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、第1走行レール2のレール本体22とは別の部材に第1案内面F2を形成する構成とし、第1走行レール2のレール本体22に第1フランジ部29を備えない構成としてもよい。このことは、第2走行レール3についても同様である。
(10)上記の第1及び第2の実施形態では、第1上板部26と第1中間板部28との接続部分に、延在方向視の形状が円弧状の第1湾曲部30が形成された構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されず、第1上板部26と第1中間板部28との接続部分の形状は適宜変更してもよい。例えば、図9に示すように、第1上板部26と第1中間板部28との接続部分に、延在方向視の形状が、幅方向第1側Y1へ向かうに従って下方側Z2へ向かう傾斜面状である傾斜部31が形成されていてもよい。或いは、第1上板部26と第1中間板部28とが、延在方向視で直交するように形成されていてもよい。
(11)上記の第1及び第2の実施形態では、走行体16が、第1走行レール2と第2走行レール3とのうちの第1走行レール2のみに案内されながら延在方向Xに沿って走行する構成を例として説明した。しかし、このような構成に限定されない。例えば、走行体16が、第1走行レール2と第2走行レール3とのうちの第2走行レール3のみに案内されながら延在方向Xに沿って走行する構成としてもよく、走行体16が、第1走行レール2と第2走行レール3との双方に案内されながら延在方向Xに沿って走行する構成としてもよい。そして、走行体16が、第1走行レール2と第2走行レール3との双方に案内されながら延在方向Xに沿って走行する場合、第1フランジ部29に対して幅方向Yの両側に案内輪19を設けると共に、第2フランジ部39に対して幅方向Yの両側に案内輪19を設ける構成とする他、第1フランジ部29に対して幅方向第1側Y1にのみ案内輪19を備え、第2フランジ部39に対して幅方向第2側Y1にのみ案内輪19を備える構成としてもよく、また、第1フランジ部29に対して幅方向第2側Y2にのみ案内輪19を備え、第2フランジ部39に対して幅方向第1側Y1にのみ案内輪19を備える構成としてもよい。
(12)なお、上述した各実施形態で開示された構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示された構成と組み合わせて適用することも可能である。その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎない。従って、本開示の趣旨を逸脱しない範囲内で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
4.上記実施形態の概要
以下、上記において説明した走行レール及び物品搬送設備の概要について説明する。
走行レールは、物品を搬送する物品搬送車の走行経路を形成し、
前記走行経路の延在方向に沿って配設されたレール本体と、前記物品搬送車の受電部に接触して電力を供給する給電部と、を備え、上下方向に沿う上下方向視で前記延在方向に対して直交する方向を幅方向とし、前記幅方向の一方側を幅方向第1側、その反対側を幅方向第2側として、前記レール本体は、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状の上板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状であって前記上板部より下方側に位置する下板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記上下方向に沿う板状であって、前記上板部における前記幅方向第1側の端部と前記下板部における前記幅方向第1側の端部とを接続する中間板部と、を備え、前記給電部は、前記レール本体における前記上板部と前記中間板部と前記下板部とに囲まれた空間に配置されていると共に、前記延在方向に沿って連続するように形成され、前記上板部における上方側を向く面に、前記物品搬送車の車輪が転動する走行面が形成され、前記下板部は、前記延在方向及び前記幅方向に沿う平板状の下板平板部と、前記下板平板部よりも下方側に膨出すると共に前記延在方向に沿って連続するように形成された膨出溝部と、を備えている。
本構成によれば、レール本体における上板部と中間板部と下板部とに囲まれた空間に給電部を配置することで、受電部が給電部に接触することによって生じた摩擦粉を、レール本体の下板部によって受け止めることができ、周辺に摩擦粉が飛散することを抑制できるようになっている。しかも、下板部は、下板平板部と膨出溝部とを備えているため、下板部で受け止めた摩擦粉が膨出溝部に堆積させ易くなる。従って、走行レールから摩擦粉が飛散することを抑制できながら、下板部に堆積した摩擦粉を取り除く作業が行い易くなっている。
ここで、前記膨出溝部における上方側を向く面である溝上面の最下部が、前記給電部における前記受電部との接触位置よりも前記幅方向第2側に配置されていると好適である。
本構成によれば、給電部と受電部との接触位置から生じた摩擦粉を膨出溝部で受け止め易くなる。従って、下板部で受け止めた摩擦粉を更に膨出溝部に堆積させ易くなっている。
また、前記膨出溝部は、前記下板平板部に対して前記幅方向第2側に連続的に形成され、前記膨出溝部の前記幅方向第2側の端部は、前記下板部の前記幅方向第2側の端部となっていると好適である。
本構成によれば、下板平板部によって受け止められた摩擦粉が幅方向第2側に移動したとしても、その摩擦粉を膨出溝部に堆積させることができるため、摩擦粉が走行レールから外側に飛散することを効果的に抑制できる。
また、前記給電部は、前記下板部に対して前記上方側に離間して配置されていると好適である。
本構成によれば、給電部と受電部との接触位置から生じた摩擦粉を膨出溝部に適切に堆積させることができる。また、本構成によれば、給電部と下板部との間において通気させることができ、給電部から放熱させ易くなっている。
また、前記給電部は、前記中間板部に支持されていると好適である。
本構成によれば、給電部が下板部から上方側に離間させた状態で配置された構成を実現し易い。
また、前記上下方向視で、前記膨出溝部の全体が前記上板部と重複するように配置されていると好適である。
本構成によれば、上板部より上方で発生した塵埃が、上板部と中間板部と下板部とで囲まれた空間に侵入する割合を低減でき、当該空間の外部で生じた塵埃が膨出溝部に堆積することを抑制できる。
また、前記膨出溝部における前記延在方向に直交する断面の形状が、中心角が180°未満の円弧状であると好適である。
本構成によれば、膨出溝部の断面形状を、中心角が180°未満の円弧状とすることで、膨出溝部を比較的浅い溝形状とすることができる。そのため、膨出溝部に堆積した摩擦粉を取り除き易い形状とすることができる。
また、前記中間板部における前記幅方向第1側の面が、前記レール本体を補強する補強部材に接した状態で、前記中間板部が前記補強部材に固定されていると好適である。
本構成によれば、上下方向に沿う板状の中間板部を、その幅方向第1側の面を補強部材に接した状態で補強部材に固定することで、レール本体を補強部材により適切に補強することができる。
また、前記レール本体は、フランジ部を更に備え、前記フランジ部は、前記延在方向に沿って連続すると共に前記上下方向に沿う板状であって、前記上板部における前記幅方向第2側の端部から下方側へ延出するように形成され、前記フランジ部に、前記物品搬送車の案内輪が転動する案内面が形成されていると好適である。
本構成によれば、レール本体のフランジ部に案内面が形成されているため、レール本体によって物品搬送車の案内輪を延在方向に案内することができる。更に、フランジ部は、上板部における前記幅方向第2側の端部から下方側へ延出するように形成されているため、走行面が形成される上板部の強度を確保し易い。
また、前記上板部と前記中間板部との接続部分には前記延在方向に沿う延在方向視で円弧状の湾曲部が形成されていると好適である。
本構成によれば、接続部分に湾曲部を形成することで、走行面が形成される上板部の強度を確保し易い。また、幅方向第1側から幅方向第2側に向けて、上板部の上面を滑らせて物品を移動させる場合には、物品の引っ掛かりが生じる可能性を低減できる。
物品搬送設備は、走行レールを第1走行レールとし、前記第1走行レールと、前記第1走行レールに対して前記幅方向第2側に離間して配設された第2走行レールと、前記延在方向に沿って連続するように配置される配線と、を備え、
前記第2走行レールのレール本体は、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状の第2上板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状であって前記第2上板部より下方側に位置する第2下板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記上下方向に沿う板状であって、前記第2上板部における前記幅方向第2側の端部と前記第2下板部における前記幅方向第2側の端部とを接続する第2中間板部と、を備え、前記第2上板部における上方側を向く面に、前記物品搬送車の車輪が転動する第2走行面が形成され、前記第2下板部は、前記延在方向及び前記幅方向に沿う平板状の第2下板平板部と、前記第2下板平板部よりも下方側に膨出すると共に前記延在方向に沿って連続するように形成された第2膨出溝部と、を備え、前記配線は、前記第2膨出溝部に配置されている。
本構成によれば、第1走行レールと第2走行レールとに沿って物品搬送車を走行させることで物品を搬送することができる。そして、第2走行レールにおける第2膨出溝部に配線を配置することで、幅方向に移動し難い状態で配線を配置することができる。また、第2走行レールを、第1走行レールと同様に第2上板部と第2下板部と第2中間板部とを備えて構成することで、第1走行レールと第2走行レールとを、同じ断面の部材を用いて構成することが可能となる。
本開示に係る技術は、レール本体と給電部とを備えて走行レール、及びそのような走行レールを備えた物品搬送設備に利用することができる。
1:物品搬送車
2:第1走行レール(走行レール)
3:第2走行レール
18:車輪
20:受電部
23:給電部
26:第1上板部(上板部)
27:第1下板部(下板部)
27A:第1下板平板部(下板平板部)
27B:第1膨出溝部(膨出溝部)
28:第1中間板部(中間板部)
29:第1フランジ部(フランジ部)
30:湾曲部
36:第2上板部
37:第2下板部
37A:第2下板平板部
37B:第2膨出溝部
38:第2中間板部
41:補強部材
44:配線
F1:第1走行面(走行面)
F2:第1案内面(案内面)
F3:第1溝上面(溝上面)
F4:第2走行面
S:空間
W:物品
X:延在方向
Y:幅方向
Y1:幅方向第1側
Y2:幅方向第2側
Z:上下方向
Z1:上方側
Z2:下方側

Claims (11)

  1. 物品を搬送する物品搬送車の走行経路を形成する走行レールであって、
    前記走行経路の延在方向に沿って配設されたレール本体と、
    前記物品搬送車の受電部に接触して電力を供給する給電部と、を備え、
    上下方向に沿う上下方向視で前記延在方向に対して直交する方向を幅方向とし、前記幅方向の一方側を幅方向第1側、その反対側を幅方向第2側として、
    前記レール本体は、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状の上板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状であって前記上板部より下方側に位置する下板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記上下方向に沿う板状であって、前記上板部における前記幅方向第1側の端部と前記下板部における前記幅方向第1側の端部とを接続する中間板部と、を備え、
    前記給電部は、前記レール本体における前記上板部と前記中間板部と前記下板部とに囲まれた空間に配置されていると共に、前記延在方向に沿って連続するように形成され、
    前記上板部における上方側を向く面に、前記物品搬送車の車輪が転動する走行面が形成され、
    前記下板部は、前記延在方向及び前記幅方向に沿う平板状の下板平板部と、前記下板平板部よりも下方側に膨出すると共に前記延在方向に沿って連続するように形成された膨出溝部と、を備えている、走行レール。
  2. 前記膨出溝部における上方側を向く面である溝上面の最下部が、前記給電部における前記受電部との接触位置よりも前記幅方向第2側に配置されている、請求項1に記載の走行レール。
  3. 前記膨出溝部は、前記下板平板部に対して前記幅方向第2側に連続的に形成され、
    前記膨出溝部の前記幅方向第2側の端部は、前記下板部の前記幅方向第2側の端部となっている、請求項1又は2に記載の走行レール。
  4. 前記給電部は、前記下板部に対して前記上方側に離間して配置されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の走行レール。
  5. 前記給電部は、前記中間板部に支持されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の走行レール。
  6. 前記上下方向視で、前記膨出溝部の全体が前記上板部と重複するように配置されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の走行レール。
  7. 前記膨出溝部における前記延在方向に直交する断面の形状が、中心角が180°未満の円弧状である、請求項1から6のいずれか一項に記載の走行レール。
  8. 前記中間板部における前記幅方向第1側の面が、前記レール本体を補強する補強部材に接した状態で、前記中間板部が前記補強部材に固定されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の走行レール。
  9. 前記レール本体は、フランジ部を更に備え、
    前記フランジ部は、前記延在方向に沿って連続すると共に前記上下方向に沿う板状であって、前記上板部における前記幅方向第2側の端部から下方側へ延出するように形成され、
    前記フランジ部に、前記物品搬送車の案内輪が転動する案内面が形成されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の走行レール。
  10. 前記上板部と前記中間板部との接続部分には前記延在方向に沿う延在方向視で円弧状の湾曲部が形成されている、請求項1から9のいずれか一項に記載の走行レール。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の走行レールを第1走行レールとし、
    前記第1走行レールと、前記第1走行レールに対して前記幅方向第2側に離間して配設された第2走行レールと、前記延在方向に沿って連続するように配置される配線と、を備えた物品搬送設備であって、
    前記第2走行レールのレール本体は、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状の第2上板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記幅方向に沿う板状であって前記第2上板部より下方側に位置する第2下板部と、前記延在方向に沿って連続すると共に前記上下方向に沿う板状であって、前記第2上板部における前記幅方向第2側の端部と前記第2下板部における前記幅方向第2側の端部とを接続する第2中間板部と、を備え、
    前記第2上板部における上方側を向く面に、前記物品搬送車の車輪が転動する第2走行面が形成され、
    前記第2下板部は、前記延在方向及び前記幅方向に沿う平板状の第2下板平板部と、前記第2下板平板部よりも下方側に膨出すると共に前記延在方向に沿って連続するように形成された第2膨出溝部と、を備え、
    前記配線は、前記第2膨出溝部に配置されている、物品搬送設備。
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