JP7146137B2 - 固定子 - Google Patents

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Description

この発明の実施形態は、回転電機の固定子に関する。
通常、回転電機は、円筒状の固定子と、この固定子の内側に回転自在に支持された円柱形状の回転子と、を備えている。固定子は、固定子鉄心と、固定子鉄心に装着されたコイルと、を備えている。コイルは、線状導体(導線)からなる複数のコイルセグメントを互いに電気的、かつ、機械的に接合することにより構成されている。
一般に、線状導体(コイルセグメント)は、先端の被覆が剥離された後、ヘアピン状に整形され、固定子鉄心のスロットに挿入される。続いて、コイルセグメントを曲げ整形した後、冶具等を用いて線状導体の先端を保持し、アーク溶接やレーザー溶接で隣合うコイルセグメントの先端同士を接合する。
上記コイルの製造工程において、溶接部に隙間が出来ないよう2本のコイルセグメントの先端部を保持するための高精度かつ剛性の高い冶具が必要となる。レーザー溶接により接合する場合は、熱の拡散が大きいため、高出力のレーザーが必要となる。更に、隣接する溶接部間の絶縁を確保するため、接合部に絶縁塗装を施す、あるいは、接合部を外周側に折り曲げる等の追加の加工が必要となる場合がある。
特開2019-17223号公報 特開2015-126643号公報 特開2007-37344号公報
本発明の実施形態の課題は、製造コストの低減および製造性の向上を図ることが可能の回転子を提供することにある。
実施形態によれば、固定子は、環状のヨークと、前記ヨークの内周からそれぞれ径方向に延出し前記ヨークの周方向に間隔を置いて並んで位置する複数のティースと、を有し、前記周方向に隣り合う一対のティースの間の隙間がスロットを形成している固定子鉄心と、前記スロットに装着された複数のコイルセグメントを接合して構成された固定子コイルと、を備えている。前記コイルセグメントは、それぞれ異なるスロット内に配置された一対の直線部と、前記固定子鉄心の外方に配置され前記一対の直線部の一端部同士を連結している架橋部と、前記直線部の他端から前記固定子鉄心の外方に延出する延出部と、前記延出部の延出端に形成された先端面を有する接合端部と、前記接合端部に形成され前記先端面および前記先端面と交差する第1係合面を有するフック形状部と、を具備している。前記複数のコイルセグメントの前記接合端部は、前記先端面がほぼ同一高さに位置するように前記径方向に複数並んで配置され、前記径方向に隣合う2つの接合端部は、一方の接合端部の前記フック形状部の前記第1係合面が他方の接合端部の前記フック形状部の前記第1係合面に当接し、2つの前記先端面および2つの前記第1係合面が互いに接合されている。
図1は、第1実施形態に係る回転電機を示す縦断面図。 図2は、第1実施形態に係る回転電機の横断面図。 図3は、前記回転電機の固定子の第1端面側を示す斜視図。 図4は、前記固定子のコイルエンドの一部を拡大して示す斜視図。 図5は、前記固定子のコイルを構成するコイルセグメントを示す平面図。 図6は、前記固定子の1つのスロットを拡大して示す断面図。 図7は、前記コイルセグメントの延出部を示す斜視図。 図8は、前記コイルセグメントの延出部の三面図。 図9は、前記コイルセグメントの延出端部および切欠き加工用の砥石の一例を模式的に示す図。 図10は、径方向に隣合う2つのコイルセグメントの接合端部を係合させた状態を示すコイルセグメントの斜視図。 図11は、径方向に並んだコイルセグメントの接合部を示す平面図。 図12は、第2実施形態に係る回転電機のコイルセグメントの延出端部を示す斜視図。 図13は、第3実施形態に係る回転電機のコイルエンドの一部を拡大して示す斜視図。 図14は、第3実施形態におけるコイルセグメントの延出部を示す斜視図。 図15は、前記コイルセグメントの延出部の三面図。 図16は、前記コイルセグメントの延出端部および切欠き加工用の砥石を模式的に示す図。 図17は、径方向に隣合う2つのコイルセグメントの接合端部を係合させた状態を示すコイルセグメントの斜視図。 図18は、第4実施形態に係る回転電機において、径方向に並んだコイルセグメントの接合部を示す平面図。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る回転電機の縦断面図であり、中心軸線C1を中心として片側の半分だけを示している。図2は、回転電機の横断面図である。
図1に示すように、回転電機10は、例えば、永久磁石型の回転電機として構成されている。回転電機10は、環状あるいは円筒状の固定子12と、固定子12の内側に中心軸線C1の回りで回転自在に、かつ固定子12と同軸的に支持された回転子14と、これら固定子12および回転子14を支持するケーシング30と、を備えている。
以下の説明では、中心軸線C1の延在方向を軸方向、中心軸線C1回りに回転する方向を周方向、軸方向および周方向に直交する方向を径方向と称する。
図1および図2に示すように、固定子12は、円筒状の固定子鉄心16と固定子鉄心16に装着された固定子コイル(以下、コイル)18とを備えている。固定子鉄心16は、磁性材、例えば、ケイ素鋼などの円環状の電磁鋼板17を多数枚、同芯状に積層して構成されている。多数枚の電磁鋼板17は、固定子鉄心16の外周面の複数個所を溶接することにより、互いに積層状態に連結されている。固定子鉄心16は、中心軸線C1と同軸的に位置する内周面、軸方向一端に位置する第1端面16a、および軸方向他端に位置する第2端面16bを有している。第1端面16aおよび第2端面16bは、中心軸線C1と直交して延在している。
固定子鉄心16の内周部には、複数のスロット20が形成されている。複数のスロット20は、円周方向に等間隔を置いて並んでいる。本実施形態において、各スロット20は固定子鉄心16の内周面に開口した内周側端を有している。各スロット20は、固定子鉄心16の内周面側から放射方向(固定子鉄心16の中心軸に対する径方向の外側)に延出している。各スロット20は、固定子鉄心16の軸方向の全長に亘って延在している。各スロット20の軸方向の一端は第1端面16aに開口し、軸方向の他端は第2端面16bに開口している。なお、各スロット20の内周側端を固定子鉄心16の内周に開口しないように構成し、固定子鉄心16の内周面を円筒面状としても構わない。
複数のスロット20を形成することにより、固定子鉄心16の内周部は、中心軸線C1に向かって突出する複数(例えば、本実施形態では48個)のティース21を構成している。ティース21は、周方向に沿って等間隔を置いて配置されている。このように、固定子鉄心16は、円環状のヨーク部と、ヨーク部の内周面から中心軸線C1に向かって径方向に突出した複数のティース21とを一体に有している。周方向に隣り合う2本のティース21の間にスロット20が形成されている。
複数のスロット20にコイル18が装着され、各ティース21に巻き付けられている。コイル18は、固定子鉄心16の第1端面16aおよび第2端面16bから軸方向外側に向かって延出するコイルエンド18a、18bを有するように設けられている。コイル18に交流電流を流すことにより、固定子12(ティース21)に所定の鎖交磁束が形成される。
図1に示すように、固定子鉄心16の軸方向両端には鉄心押え26が設けられている。ケーシング30は、ほぼ円筒状の第1ブラケット32aと、お椀形状の第2ブラケット32bと、を有している。第1および第2ブラケット32a、32bは、例えば、アルミニウム合金等で形成されている。第1ブラケット32aは、固定子鉄心16の駆動端側に位置する鉄心押え26に連結されている。第1ブラケット32aの先端側に、環状のベアリングブラケット34がボルトにて同軸的に締結されている。ベアリングブラケット34の中央部に、第1軸受35として、例えば、ころ軸受を内蔵した第1軸受ハウジング36が締結されている。
第2ブラケット32bは、反駆動端側に位置する鉄心押え26に連結されている。第2ブラケット32bの中央部に、第2軸受37として、例えば、玉軸受を内蔵した第2軸受ハウジング38が締結されている。
一方、回転子14は、円柱形状のシャフト(回転シャフト)43と、シャフト43の軸方向ほぼ中央部に固定された円筒形状の回転子鉄心44と、回転子鉄心44内に埋め込まれた複数の永久磁石46と、を有している。回転シャフト43は、軸方向の両端部が第1軸受35および第2軸受37により支持され、中心軸線C1の回りで回転自在に支持されている。回転子鉄心44は、磁性材、例えば、ケイ素鋼などの円環状の電磁鋼板47を多数枚、同芯状に積層した積層体として構成されている。回転子鉄心44は中心軸線C1と同軸的に形成された内孔48を有している。回転シャフト43は内孔48に挿通および嵌合され、回転子鉄心44と同軸的に延在している。回転子鉄心44の軸方向両端に、略円板状の磁気遮蔽板54および回転子鉄心押え56が設けられている。
図1および図2に示すように、回転子鉄心44は、固定子鉄心16の内側に僅かな隙間(エアギャップ)を置いて同軸的に配置されている。すなわち、回転子鉄心44の外周面は、僅かな隙間をおいて、固定子鉄心16の内周面(ティース21の先端面)に対向している。
回転子鉄心44には、回転子鉄心44を軸方向に貫通する複数の磁石埋め込み孔50が形成されている。各磁石埋め込み孔50内に、永久磁石46が装填および配置され、例えば、接着剤等により回転子鉄心44に固定されている。各永久磁石46は、回転子鉄心44の全長に亘って延在している。また、複数の永久磁石46は、回転子鉄心44の周方向に所定の間隔を置いて配列されている。
図2に示すように、回転子鉄心44は、それぞれ回転子鉄心44の半径方向あるいは放射方向に延びるd軸、およびd軸に対して周方向に電気的に90°離間したq軸を有している。ここでは、隣合う磁極間の境界および中心軸線C1を通って放射方向に延びる軸をq軸とし、q軸に対して電気的に直角な方向をd軸としている。d軸およびq軸は、回転子鉄心44の周方向に交互に、かつ、所定の位相で設けられている。
回転子鉄心44の円周方向において、各d軸の両側に2つの磁石埋め込み孔50が形成され、これらの埋め込み孔50に永久磁石46が装填されている。各埋め込み孔50および永久磁石46は、ほぼ矩形の断面形状を有し、それぞれd軸に対して傾斜している。回転子鉄心44の中心軸線C1と直交する平面でみた場合、2つの埋め込み孔50および永久磁石46は、例えば、外周に向かって開いたほぼV字状に並んで配置されている。
d軸の周方向両側に位置する2つの永久磁石46は、回転子鉄心44の円周方向において磁化方向が逆向きとなるように配置され、また、q軸の周方向両側に位置する2つの永久磁石46は、磁化方向が同一となるように配置されている。複数の永久磁石46を上記のように配置することにより、回転子鉄心44の外周部において各d軸上の領域は1つの磁極を中心に形成している。本実施形態では、回転電機10は、隣接する1磁極毎に永久磁石46のN極とS極の表裏を交互に配置した、8極(4極対)、48スロットで、単層分布巻で巻線した永久磁石埋め込み型の回転電機を構成している。
次に、固定子12の構成について詳細に説明する。
図3は、固定子の第2端面側を示す斜視図、図4は、固定子コイルのコイルエンドの一部を拡大して示す斜視図、図5は、コイルセグメントの一例を示す斜視図である。
コイル18は、線状導体として例えば、平角導体(平角線)からなる複数のコイルセグメントCSを用いて構成され、固定子鉄心16に組みつけられている。
図5に示すように、コイルセグメントCSは、平角線を切断および折り曲げることにより、ほぼU字形状に形成されている。すなわち、コイルセグメントCSは、互いに間隔を置いて対向する一対の直線部CSSと、直線部CSSの一端部同士を連結した架橋部CSBと、を一体に有している。コイルセグメントCSは、長手方向に垂直な断面(横断面)が略矩形状を成している。すなわち、横断面は、互いに対向する一対の長辺L1および互いに対向する一対の短辺S1(図6参照)を有している。コイルセグメントCSの外面は絶縁ワニス等の絶縁被覆CLで覆われている。各直線部CSSの延出端は、長手方向と直交する方向にカットされ、長手方向とほぼ直交する矩形状の先端面(接合面)dSを形成している。直線部CSSの延出端部(接合端部)において、1つの角部に切欠き40が形成されている。切欠き40は、角部において、交差する2側面および接合面dsに開口している。切欠き40の内面(第1係合面および第2係合面)および接合面dsは、絶縁被覆で覆われておらず、導通可能な導通部を形成している。上記のような切欠き40を設けることにより、接合端部の残部分は、後述する接合面ds、第1係合面40b、および第1対向面FSを有するフック形状部(フック)42を形成している。切欠き40およびフック形状部42の詳細な形状、構成については後述する。
なお、線状導体の横断面が矩形である場合、四隅は直角である必要はなく、面取りやR加工がされていてもよい。また、横断面が対向する2長辺を有する場合、例えば長円状など、断面においてこれらの対向する2長辺の端部を結ぶ部分は曲線であってもよい。更に、導体は、平角導体に限らず、横断面が円形あるいは楕円形に形成された導体を用いることも可能である。
図3および図4に示すように、複数のコイルセグメントCSは、一対の直線部CSSが、例えば、固定子鉄心16の第1端面16a側からそれぞれ異なるスロット20に差し込まれ、固定子鉄心16の第2端面16bから所定長さだけ突出している。各直線部CSSは、スロット20の内に配置された挿入部とスロット20から固定子鉄心16の外方に延出する延出部CEとを形成している。
図6は、固定子鉄心16の1スロットの断面図である。図示のように、1つのスロット20に例えば、6つのコイルセグメントCSの直線部CSSが挿通される。スロット20において、6つの直線部CSSは、固定子鉄心16の半径方向に並んで配置されている。横断面で見た場合、6つの直線部CSSは、長辺L1同士が平行に向かい合った状態で、スロット20内に配置されている。6つの直線部CSSの外面に絶縁材、例えば、絶縁紙Pが巻付けられ、直線部CSSは絶縁紙Pと共にスロット20内に挿入されている。なお、絶縁紙Pをスロット20に予め挿入し、スロット20内に絶縁紙Pが配置された状態でコイル18を挿入しても構わない。絶縁紙Pは、コイル18を外部から電気的に絶縁するとともに、コイル18を物理的に保護している。
図3に示すように、コイルセグメントCSの架橋部CSBは、固定子鉄心16の外方に配置され、固定子鉄心16の第1端面16aに僅かに隙間を置いて対向している。架橋部CSBは、固定子鉄心16のほぼ円周方向に沿って延在し、幾つかの架橋部CSBは、他の架橋部CSBと交差して延在している。これらの架橋部CSBは、第1端面16aから突出したコイルエンド18aを構成している。
図3および図4に示すように、固定子鉄心16の第2端面16b側において、第2端面16bから軸方向に突出した直線部CSSの延出部CEは、固定子鉄心16の円周方向に折り曲げられ、軸方向に対して傾斜して延在している。更に、延出部CEの延出端部は、軸方向に折り曲げられ、軸方向に延びた第2直線部を形成している。このように、各延出部CEは、固定子鉄心16の軸方向から周方向にある角度、折れ曲がる第1曲げ部(曲げ部)52aと、第1曲げ部52aから軸方向に対し傾斜して直線的に延在する傾斜部52bと、傾斜部52bの延出端から軸方向に折れ曲がる第2曲げ部52cと、第2曲げ部52cから固定子鉄心16の軸方向に直線的に延出した第2直線部(接合端部)52dと、を一体に有している。
各スロット20に挿通された6本の直線部CSSの延出部CEは、交互に一方向および逆方向に折曲げられている。すなわち、最外周に位置する延出部CEは、固定子鉄心16の周方向の一方向に折り曲げられ、1つ内側の延出部CEは、周方向の他方向(逆方向)に折り曲げられている。更に1つ内側の延出部CEは、前記一方向に折り曲げられ、更に1つ内側の延出部CEは前記逆方向に折り曲げられている。異なる複数のスロット20から延出している6本の延出部CEの接合端部52dは、固定子鉄心16の径方向にほぼ一列に並んで位置している。これら接合端部52dの先端面、すなわち、接合面dsは、固定子鉄心16の端面16bに対してほぼ同一の高さに位置し、固定子鉄心16の径方向に沿って一列に並んで位置し、ほぼ同一平面に延在している。
径方向に隣合う2つの接合端部52dは、前述したフック形状部42を噛み合わせることにより互いに係合し連結されている。各列の6つの接合端部52dの接合面dsは、2つずつ(2本ずつ)互いに溶接され、機械的かつ電気的に接合されている。溶接には、例えば、レーザー溶接を用いることができる。径方向に隣り合う2つの接合面dsにレーザー光を照射し、接合面dsおよび接合端部52dを部分的に溶融し、2つの接合面dsに跨る溶接ビードWBを形成する。各溶接部あるいは接合部は、粉体塗装、ワニス等の絶縁材料で覆われる。このように互いに接合された複数のコイルセグメントCSにより3本のコイルが形成される。コイルセグメントCSの延出部CEは、第2端面16bから突出するコイルエンド18bを構成している。3本のコイル18に、それぞれU相接続端子TU、V相接続端子TV、W相接続端子TWが接続されている。
次に、接合端部52d、切欠き40、およびフック形状部42の形状、構成について詳細に説明する。
図7はコイルセグメントの延出部を示す斜視図、図8は延出部の三面図、図9は、コイルセグメントの延出端部および切欠き加工用の砥石の一例を模式的に示す図、図10は連結された2本の延出部を示す斜視図、図11は2本ずつ連結された6本の延出部を示す平面図である。
図7および図8に示すように、コイルセグメントCSの各延出部CEは、固定子鉄心16の周方向に湾曲した第1曲げ部52aと、第1曲げ部52aから固定子鉄心の軸方向に対し傾斜して延在する傾斜部52bと、傾斜部52bの延出端から軸方向に折れ曲がる第2曲げ部52cと、第2曲げ部52cから固定子鉄心16の軸方向に直線的に延出した第2直線部(接合端部)52dと、を一体に有している。接合端部52dの先端面は接合面dsを形成している。
接合端部52dの一つの角部が切削され切欠き40を形成している。切欠き40を形成することにより、接合端部52dの残部分によりフック形状部(フック)42が形成されている。切欠き40は、接合端部52dの第1対向面FS(他方の接合端部52dと対向する側面)、この第1対向面FSと交差する他の側面、および接合面dsに、開口して形成されている。切欠き40は、それぞれ接合端部52dの長手方向の中途部から接合面dsまで延びる第1係合面40bおよび第2係合面40aを有し、これら第1係合面40bおよび第2係合面40aは、90°以下の開き角度θをなすように互いに交差している。
フック形状部42の一部を構成する第1係合面40bは、接合面dsの幅方向中央部から第1対向面FSまで接合端部52dの幅方向に対し傾斜して延在している。第2係合面40aは、接合する他方の接合端部52dに対向しているとともに、第1対向面FSから接合端部52dの中心軸線側3に傾斜している。
第1係合面40bは、第2係合面40aの一側縁に沿って、接合面dsの長手方向の中央部から第1対向面FSの中途部まで延在している。第1係合面40bは、延出部CEの第1曲げ部52aに向いている、すなわち、第1曲げ部52aの曲げ方向とほぼ逆の方向を向いている。第1係合面40bと第2係合面40aとの成す角度は、90°以下に設定されている。接合面dsにおいて、第2係合面40aは接合面dsの長手方向に延び、第1係合面40bは、接合面dsの幅方向(固定子鉄心の径方向)、あるいは、幅方向よりも第1曲げ部52a側に傾斜して延びている。
なお、図9に模式的に示すように、上述した切欠き40およびフック形状部42は、例えば、V字型の砥石GRにより直線部CSSの延出端部を部分的に研削することにより形成することができる。
図10および図11に示すように、径方向に隣合う2つの接合端部52dは、フック形状部42同士を噛み合わせることにより互いに係合し連結される。すなわち、一方の接合端部52dのフック形状部42が他方の接合端部52dの切欠き40に係合される。一方のフック形状部42の第1係合面40bが他方のフック形状部42の第1係合面40bに対向かつ当接し、一方のフック形状部42の第1対向面FSが他方の接合端部52dの第2係合面40aに対向および係合している。この際、第1曲げ部52aの曲げ成形後に生じる復元力(スプリングバック)により、2つのフック形状部42は、第1係合面40b同士が噛み合う(当接する)方向に付勢される。これにより、2つ延出部CEの接合端部52dは強固に連結され、第1係合面40b同士はほぼ隙間なく密着する。同時に、一方の接合端部52dの接合面dsと他方の接合端部52dの接合面dsとが、ほぼ隙間なく、面一に並んでいる。レーザー溶接においては、接合面dsにおいて第1係合面40bの境界付近にレーザー光を照射することにより、接合面ds同士および第1係合面40b同士が溶接、すなわち、接合される。
このように、2つの接合端部52dを隙間なく連結可能であることから、溶接時、高精度かつ剛性の高い冶具等により2本の接合端部を保持する必要がなく、固定子の製造性が向上する。
また、各フック形状部42の第1対向面FSが、他方の接合端部52dの傾斜した第2係合面40aに押し付けられることにより、2つの接合端部52dは、一方の接合端部52dが他方の接合端部52dに向かって僅かに弾性変形した状態で連結される。そのため、径方向に並んだ3組の接合端部の間に隙間を設けることができ、これらの間の絶縁性の向上が図られる。同時に、このような隙間を設けるための接合端部の曲げ加工が不要となり、固定子の製造性が一層向上する。
溶接する接合部において、平角線の絶縁被覆CLは、接合面ds、切欠き40の第1係合面40bおよび第2係合面40aのみが除去され導通可能状態となっているが、接合端部52dの周囲および第1対向面FSは絶縁被覆CLで覆われている。このように溶接部の近傍に絶縁被覆CLが残っている場合、溶接時、熱の拡散が阻害されるため、廉価な低出力レーザーによる溶接が可能となる。更に、振動などの外力が直接、溶接部に加わる事が軽減され、溶接の信頼性が向上する。
以上のことから、本実施形態によれば、製造コストの低減および製造性の向上を図ることが可能な回転電機の固定子が得られる。
次に、他の実施形態に係る回転電機の固定子について説明する。なお、以下に説明する他の実施形態において、前述した第1実施形態と同一の部分には、同一の参照符号を付してその詳細な説明を省略あるいは簡略化し、第1実施形態と異なる部分を中心に詳しく説明する。
(第2実施形態)
図12は、第2実施形態に係る固定子のコイルセグメントの延出部を示す斜視図である。
図12(a)に示すように、第2実施形態では、互いに連結、接合される2本の接合端部52dのうち、一方の接合端部52dに形成されたフック形状部42において、第1係合面40bは、軸方向の中央部が軸方向と交差する方向に凸状となるように屈曲した複数の傾斜面を有している。すなわち、第1係合面40bは、接合面dsから基端側に向かって第1曲げ部52a側に傾斜した第1傾斜面と第1傾斜面から切欠き40の基端まで第1曲げ部52aと反対の方向に傾斜した第2傾斜面とを有している。
図12(b)に示すように、他方の接合端部52dに形成されたフック形状部42において、第1係合面40bは軸方向の中央部が軸方向と交差する方向に凹状となるように屈曲している。すなわち、第1係合面40bは、接合面dsから基端側に向かって第1曲げ部52aと反対方向に傾斜した第1傾斜面と第1傾斜面から切欠き40の基端まで第1曲げ部52a側に傾斜した第2傾斜面とを有している。
2つの接合端部52dおよびフック形状部42を互いに連結した場合、前述した第1実施形態と同様に、第1曲げ部52aの曲げ成形後に生じる復元力(スプリングバック)により、2つの接合端部52dは、第1係合面40b同士が噛み合う方向に付勢される。2つの接合端部52dは強固に連結され、第1係合面40b同士はほぼ隙間なく密着する。この際、凸状に屈曲した第1係合面40bと凹状に屈曲した第1係合面40bとが互いに当接、嵌合することにより、2つの接合端部52dは軸方向(上下方向)の変位が規制され、所定の高さ位置に位置決めされる。これにより、2つの接合端部52dの接合面dsの高さを揃えることができる。接合面dsの高さを揃えることにより、一層容易に、かつ、確実にレーザー溶接することが可能となる。
(第3実施形態)
図13は、第3実施形態に係る固定子のコイルエンドの一部を拡大して示す斜視図、図14は、第3実施形態に係る固定子のコイルセグメントの延出部を示す斜視図、図15は、前記延出部の三面図、図16は、コイルセグメントの延出端部および切欠き加工用の砥石の一例を模式的に示す図、図17は、径方向に隣合う2本の延出部を係合、連結した状態を示す斜視図である。
図13に示すように、第3実施形態では、コイルセグメントCSの各延出部CEの先端は長手方向に対して斜めにカットされている。これにより、延出部CEは、長手方向に対して傾斜した接合面(先端面)dsを有している。固定子鉄心16の第2端面16b側において、第2端面16bから突出した延出部CEは、固定子鉄心16の軸方向から周方向に折れ曲がる第1曲げ部52aと、第1曲げ部52aから軸方向に対し傾斜して直線的に延在する傾斜部52bと、傾斜部52bの延出端に形成された接合面dsと、を有している。第1曲げ部52aは、接合面dsが固定子鉄心16の第2端面16bとほぼ平行に位置するように折り曲げられている。傾斜部52bの先端部が接合端部を構成している。
各スロット20に挿通された6本の直線部CSSの延出部CEは、交互に一方向および逆方向に折曲げられている。すなわち、最外周に位置する延出部CEは、固定子鉄心16の円周方向の一方向に折り曲げられ、1つ内側の延出部CEは、円周方向の他方向(逆方向)に折り曲げられている。更に1つ内側の延出部CEは、前記一方向に折り曲げられ、更に1つ内側の延出部CEは前記逆方向に折り曲げられている。異なる複数のスロット20から延出している6本の延出部CEの先端面、すなわち、接合面dsは、固定子鉄心16の径方向に沿ってほぼ一列に並んで位置し、ほぼ同一平面に延在している。
図14および図15に示すように、延出部CEの接合端部に切欠き40およびフック形状部42が形成されている。切欠き40は、接合端部の第1対向面FSおよび接合面dsを部分的に切削して形成されている。切欠き40は、接合端部52dの長手方向の中途部から接合面dsまで延びる第1係合面40bおよび第2係合面40aを有し、これら第1係合面40bおよび第2係合面40aは、90°以下の開き角θをなすように互いに交差している。
第2係合面40aは、接合面dsの幅方向中央部から第1対向面FSまで延出部CEの軸方向に対し傾斜して延在している。第2係合面40aは、接合する他方の接合端部に向いているとともに、第1対向面FSから延出部CEの中心軸線側に傾斜している。
第1係合面40bは、接合面dsの長手方向の中央部から第1対向面FSの中途部まで延在している。第1係合面40bは、延出部CEの第1曲げ部52aに向いている、すなわち、第1曲げ部52aの曲げ方向とほぼ逆の方向を向いている。第2係合面40aと第1係合面40bとの成す角度は、90°以下に設定されている。接合面dsにおいて、第2係合面40aは接合面dsの長手方向に延び、第1係合面40bは、接合面dsの幅方向、あるいは、幅方向よりも第1曲げ部52a側に傾斜して延びている。
上記のような切欠き40を設けることにより、延出部CEの接合端部は、接合面ds、第1係合面40b、および第1対向面FSを有する爪状のフック形状部(フック)42を形成している。なお、図16に模式的に示すように、上述した切欠き40は、例えば、V字型の砥石GRにより直線部CSSの延出端部を研削することにより形成することができる。
図13および図16に示すように、径方向に隣合う2つの延出部CEの接合端部は、フック形状部42同士を噛み合わせることにより互いに係合し連結される。すなわち、一方の接合端部のフック形状部42が他方の接合端部の切欠き40に係合されている。一方のフック形状部42の第1係合面40bが他方のフック形状部42の第1係合面40bに対向かつ当接し、一方のフック形状部42の第1対向面FSが他方の接合端部の第2係合面40aに対向および係合している。この際、第1曲げ部52aの曲げ成形後に生じる復元力(スプリングバック)により、2つの接合端部は、第1係合面40b同士が噛み合う方向に付勢される。これにより、2つの延出部CEの接合端部は強固に連結され、第1係合面40b同士はほぼ隙間なく密着する。同時に、一方の接合端部の接合面dsと他方の接合端部の接合面dsとが、ほぼ同一の高さに位置し、ほぼ隙間なく面一に並んでいる。
レーザー溶接においては、接合面dsにおいて第1係合面40bの境界付近にレーザー光を照射することにより、接合面ds同士および第1係合面40b同士が溶接、接合される。
このように、コイルセグメントの2つの接合端部を隙間なく連結可能であることから、溶接時、高精度かつ剛性の高い冶具等により2本の接合端部を保持する必要がなく、製造性が向上する。その他、第3実施形態においても、前述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。更に、第3実施形態では、コイルセグメントの延出部CEは、第2直線部を持たない構成であるため、コイルエンドの高さを低減し、固定子の小型化を図ることができる。
(第4実施形態)
図18は、第4実施形態に係る回転電機において、径方向に並んだコイルセグメントの接合部を示す平面図である。
本実施形態によれば、コイルセグメントの接合端部52dに設けられた各切欠き40の第2係合面40aは、軸方向に対して傾斜角度が小さく形成され、あるいは、ほぼ軸方向と平行に形成されている。径方向に隣合う2つ接合端部52dは、フック形状部42同士を噛み合わせることにより互いに係合し接合されている。一方のフック形状部42の第1係合面40bが他方のフック形状部42の第1係合面40bに対向かつ当接している。この際、2つの接合端部52dは、第1係合面40b同士が噛み合う方向に付勢され、第1係合面40b同士はほぼ隙間なく密着する。
また、一方のフック形状部42の第1対向面FSは他方の接合端部52dの第2係合面40aに隙間を置いて対向している。同時に、一方の接合端部52dの接合面dsと他方の接合端部52dの接合面dsとが、第1係合面40bの部分において、隙間なく、面一に並んでいる。レーザー溶接においては、接合面dsにおいて第1係合面40bの境界付近にレーザー光を照射することにより、接合面ds同士および第1係合面40b同士が溶接される。
このように、第2係合面40aと第1対向面FSとの間に隙間があってもよく、第1係合面40b同士が密着して接合されていれば、安定した接合部を構成することができる。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、コイルの巻数、コイルセグメントの設置数は、上述した実施形態に限定されることなく、適宜、増減可能である。例えば、1つのスロットに4本あるいは8本のセグメント直線部が配置されるように構成してもよい。固定子の寸法、材質、形状等は、前述した実施形態に限定されることなく、設計に応じて種々変更可能である。本実施形態に係る固定子および回転電機は、永久磁石型の回転電機に限らず、誘導電動機にも適用可能である。

Claims (3)

  1. 環状のヨークと、前記ヨークの内周からそれぞれ径方向に延出し前記ヨークの周方向に間隔を置いて並んで位置する複数のティースと、を有し、前記周方向に隣り合う一対のティースの間の隙間がスロットを形成している固定子鉄心と、
    前記スロットに装着された複数のコイルセグメントを接合して構成された固定子コイルと、を備え、
    前記コイルセグメントは、それぞれ異なるスロット内に配置された一対の直線部と、前記固定子鉄心の外方に配置され前記一対の直線部の一端部同士を連結している架橋部と、前記直線部の他端から前記固定子鉄心の外方に延出する延出部と、前記延出部の延出端に形成された先端面を有する接合端部と、前記接合端部に形成され前記先端面および前記先端面と交差する第1係合面を有するフック形状部と、を具備し、
    前記複数のコイルセグメントの延出部は、
    前記固定子鉄心の周方向の第1方向に曲げられた曲げ部と前記曲げ部から前記固定子鉄心の軸方向に対し傾斜して延出する傾斜部と、前記傾斜部の延出端に設けられた前記接合端部および前記フック形状部と、を有し、前記第1係合面が前記周方向で前記第1方向と逆方向の第2方向を向き、かつ、前記径方向に対し前記先端面の一側から中心側に向かって前記第1方向に傾斜している、複数の第1延出部と、
    前記固定子鉄心の周方向で前記第1方向と逆方向の第2方向に曲げられた曲げ部と前記曲げ部から前記固定子鉄心の軸方向に対し傾斜して延出する傾斜部と前記傾斜部の延出端に設けられた前記接合端部および前記フック形状部と、を有し、前記フック形状部の前記第1係合面が前記周方向で前記第2方向と逆方向の前記第1方向を向き、かつ、前記径方向に対し前記先端面の一側から中心側に向かって前記第2方向に傾斜している、複数の第2延出部と、を含み、
    前記第1延出部の前記接合端部および前記第2延出部の前記接合端部は、前記先端面がほぼ同一高さに位置するように前記径方向に並んで配置され、前記第1延出部の前記フック形状部が前記第2延出部の前記フック形状部に噛み合わされ、一方の前記第1係合面が他方の前記第1係合面に対向および当接している、
    固定子。
  2. 前記フック形状部は、前記第1係合面と、前記第1係合面および前記先端面と交差し前記径方向を向いた第2係合面と、で形成された切欠きを有し、
    前記第2係合面は、前記固定子鉄心の軸方向に対し前記径方向に傾斜し、前記第1係合面と90°以下の開き角度で交差して配置されている請求項1に記載の固定子。
  3. 前記第1延出部の前記フック形状部と前記第2延出部の前記フック形状部とのうち、一方のフック形状部の前記第1係合面は、前記固定子鉄心の軸方向と交差する方向に凸状となる複数の傾斜面あるいは湾曲面で形成され、他方のフック形状部の前記第1係合面は、前記軸方向と交差する方向に凹状となる複数の傾斜面あるいは湾曲面で形成され、前記凸状の前記第1係合面に嵌合している請求項1に記載の固定子。

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