JP7145364B2 - 地中敷設管の更新方法 - Google Patents

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この発明は地中敷設管の更新方法に関し、特にたとえば、地中に敷設された既設管を非開削工法によって合成樹脂製の新設管に更新する、地中敷設管の更新方法に関する。
従来の非開削でのガス管の更新方法の一例が非特許文献1に開示される。非特許文献1の工法は、口径が150~200mmのダクタイル鋳鉄管(既設管)を同口径のポリエチレン管(新設管)に非開削にて入れ替える工法である。この工法では、切断拡径器を用いて既設のダクタイル鋳鉄管を軸方向に切断すると共に拡径しながら、ダクタイル鋳鉄管内にポリエチレン管を引き込んで挿入する。
非特許文献1の工法では、口径が150~200mmの新設管を用いるので、長尺の新設管をロール状に巻いて施工現場に搬入することは困難である。このため、所定長さの複数の管部材を施工現場に搬入した後、施工現場にて管部材の管端同士をバット融着して必要長さに延長したものを用いている。
東邦ガス株式会社、「STREAM工法(ストリーム工法)」、[online]、[平成30年6月11日検索]、インターネット<URL:http://www.tohogas.co.jp/approach/technologies/technologies-supply/open-cut/open-cut-07/>
非特許文献1に開示されるような非開削工法においては、既設管内に新設管を引き込むときに新設管の外周面が傷ついてしまい、ガス圧(内圧)に対する長期耐久性に不安が残る等、施工品質に懸念があった。ここで、新設管の傷つきを防止するためには、新設管の管本体の外周面に保護層を予め設けておくことが考えられる。しかしながら、管本体同士が適切に融着されているか判断し難い等の問題点があるため、保護層を有する管部材をそのままバット融着して延長することは難しい。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、地中敷設管の更新方法を提供することである。
この発明の他の目的は、施工品質を向上できる、地中敷設管の更新方法を提供することである。
の発明は、地中に敷設された既設管を非開削工法によって合成樹脂製の新設管に更新する地中敷設管の更新方法であって、(a)ポリオレフィン系樹脂製の管本体の外周面に保護層を有する複数の管部材を用意するステップ、(b)管部材の端部の保護層を剥がし取るステップ、(c)ステップ(b)で保護層を剥がし取った管部材の管端同士をバット融着によって接続するステップ、(d)ステップ(c)で接続した管部材の保護層が剥がし取られている部分に対して保護部材を取り付けて新設管を作製するステップ、および(e)新設管を既設管内に挿入するステップを含み、ステップ(d)では、ステップ(b)で剥がし取った保護層を保護部材として用い、新設管は、既設管と同口径の管であって、ステップ(e)では、切断拡径器を用いて既設管を軸方向に切断すると共に拡径しながら、当該既設管内に新設管を挿入する、地中敷設管の更新方法である。
の発明では、先ず、ステップ(a)において、施工に必要な長さに応じた本数分の管部材を用意する。この管部材は、ポリオレフィン系樹脂製の管本体の外周面に保護層を有するものである。ステップ(b)では、管部材の端部の保護層を所定長さ分だけ剥がし取る。ステップ(c)では、保護層を剥がし取った管部材の管端同士をバット融着によって接続する。このように、管端部の保護層を除去して管本体を露出させた状態でバッド融着を行うことで、管本体同士が適切にバッド融着されていることを容易に確認可能となる。また、ステップ(d)では、管部材の保護層が剥がし取られている部分に対して、ステップ(b)で剥がし取った保護層を保護部材として取り付けて新設管を作製する。さらに、新設管は、既設管と同口径の管であって、ステップ(e)では、切断拡径器を用いて既設管を軸方向に切断すると共に拡径しながら、新設管を既設管内に挿入する。この際、新設管の外周面が保護層および保護部材で覆われていることで、管本体の傷つきが適切に防止される。
の発明によれば、管本体同士が適切にバッド融着され、また、施工時に管本体が傷つくことを防止できるので、内圧に対する耐久性を長期間に亘って維持できる地中敷設管を形成でき、地中敷設管の施工品質が向上および安定化する。
また、第の発明によれば、剥がし取った保護層を保護部材として利用することで、保護部材の作製コストを削減でき、しかも、保護部材を管本体の露出部分に適合したものとすることができる。
さらに、第1の発明によれば、既設管を同口径の新設管に適切に入れ替えることができる。
この発明によれば、管本体同士が適切にバッド融着され、また、施工時に管本体が傷つくことを防止できる。したがって、内圧に対する耐久性を長期間に亘って維持できる地中敷設管を形成でき、地中敷設管の施工品質が向上および安定化する。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う後述の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
管部材の一例を示す斜視図である。 図1の管部材を示す断面図である。 この発明の一実施例であるガス用配管の作製方法を模式的に示す図解図である。 図3に続く工程を模式的に示す図解図である。 図3および図4のガス用配管の作製方法によって作製した新設管を用いて既設ガス管を更新する様子を示す図解図である。
この発明の一実施例であるガス用配管(非開削新設管敷設工法用配管の一例)の作製方法は、ガス管として用いられるポリオレフィン系樹脂製の長尺管を作製する方法である。このガス用配管の作製方法では、詳細は後述するように、所定長さの複数の管部材12同士を施工現場でバット融着することで、必要長さのガス用配管10を得る。このガス用配管10は、非開削工法によって地中に敷設される管であり、この実施例では、図5に示すように、中圧B用(ガス圧が0.1MPa~0.3MPa未満)の既設ガス管であるダクタイル鋳鉄管100を同口径入れ替えするための新設管(更新管)として用いられる。
先ず、ガス用配管10を作製するための管部材12について説明する。図1および図2に示すように、管部材12は、管本体20とその外周面全体を被覆する保護層22とを有する2層構造の直管である。管部材12の口径は、たとえば50-250mmであり、その管長は、たとえば5000-5500mmである。
管本体20は、ガス管を構成する、つまりガス管としての基本性能を有する内層管であり、中密度ポリエチレンおよび高密度ポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂によって形成される。管本体20は、押出成形などによって形成される。
保護層22は、管本体20を外傷から保護するための外層管であり、ポリオレフィン系樹脂などの合成樹脂によって形成される。この実施例では、材料コストを考慮して低密度ポリエチレンによって保護層22を形成している。この保護層22の外周面は、摩擦の少ない材料でコーティングしておいても構わない。保護層22の外周面を滑らかにしておくことで、施工時に傷を受け難くなるからである。
保護層22の厚みは、適宜設定可能であるが、1mm以上2mm以下であることが好ましい。本願発明者の施工実験によると、既設管または地盤との擦れによる保護層22の傷つきの深さは、1mm未満であり、保護層22の厚みが1mm以上であれば、管本体20の傷つきを適切に防止できることが確認されたからである。また、余裕を持たせる目的で保護層22の厚みを大きくすると、材料費が嵩む上、保護層22の厚みが2mmを超えると、後述のように保護層22を剥がし取る際に、その作業性が悪くなるからである。この実施例では、保護層22の厚みは1.5mmである。
管本体20の外周面を保護層22で被覆する方法としては、たとえば、管本体20の外側に金型を通して保護層22となる樹脂を押し出して被覆する方法(押出被覆)を用いるとよい。また、保護層22となるシート状の保護部材を管本体20の外周面に合わせて溶接加工する方法、或いは、保護層22となる管本体20よりも少し大きい筒状の保護部材内に管本体20を通した後、その保護部材を熱により収縮させる方法なども用いることができる。このように製造された管部材12においては、管本体20と保護層22とが密着して固定されているものの、これらは別体として構成されるので、管本体20から保護層22を容易に剥ぎ取ることができる。また、管本体20と保護層22とが別体であることで、仮に保護層22が傷ついたとしても、その影響はこれらの境界面で食い止められて管本体20には及び難い。

以下、図3および図4を参照して、上述のような管部材12を用いてガス用配管10を作製する方法について説明する。先ず、図3(A)に示すように、施工現場に複数の管部材12を搬入する。なお、図3および図4では、簡単のため2つの管部材12を示しているが、実際には、施工に必要な長さに応じた本数の管部材12が用意され、隣り合う管部材12の管端同士が後述の方法で順次バット融着される。 次に、図3(B)に示すように、管部材12の端部の保護層22を剥がし取る。保護層22を剥がし取る際には、たとえば、管端から所定長さの位置において保護層22を周方向に切断した後、端部側の保護層22を管軸方向に切断するとよい。ここで、保護層22を剥がし取る長さは、少なくとも管本体20の端部が露出して管本体20同士が適切に融着されていることを確認できる長さであればよく、好ましくは、バット融着機50の管固定部52が管本体20を直接クランプできるようになる長さである。管固定部52が管本体20を直接クランプすることで、管部材12同士を芯合わせするときの精度が増すからである。この実施例では、管部材12の管端から150mmまでの部分の保護層22を剥がし取るようにしている。また、ここで剥がし取った保護層22、つまり管軸方向に切込みの入った短円筒状の保護層22は、後述のように保護部材24として利用するので保管しておく。
続いて、図3(C)に示すように、バット融着機50を用いて、保護層22を剥がし取った管部材12の管端同士をバット融着によって接続する。この実施例では、バット融着機50として4つの管固定部52を備えるものを使用し、軸方向中央側の2つの管固定部52によって各管本体20を直接クランプするようにしている。このように、管部材12の端部の保護層22を除去して、管本体20を露出させた状態でバッド融着を行うことで、管本体20同士が適切に融着されていることを容易に確認可能となる。
管部材12(具体的には管本体20)の管端同士のバット融着が完了すると、図4(A)に示すように、バット融着機50を取り外す。この際、管部材12の接続部分が外周面上に盛り上がってビード26が形成されるので、図4(B)に示すように、図示しないビードカッタ等を用いてビード26を除去し、管部材12の接続部分を平滑化する。このように、ビード26を除去して管本体20の外周面から外側に突出する部分を極力なくすことで、後述する保護部材24が施工時に傷つき難くなり、延いては管本体20の傷つきがより確実に防止される。
続いて、図4(C)に示すように、接続した管部材12の保護層22が剥がし取られている部分、つまり管本体20の外周面が露出している部分に対して、上述の図3(B)の工程で剥がし取った保護層22を保護部材24として巻き付ける。ここで、管本体20の露出部分を覆う保護部材24を別途作製するには、コストがかかり、また、露出部分に適合した保護部材24の作製自体も容易ではないところ、剥がし取った保護層22を保護部材24として利用することで、保護部材24の作製コストを削減でき、しかも、保護部材24を管本体20の露出部分に適合したものとすることができる。
その後、図4(D)に示すように、保護部材24の両端および切込み部分などに粘着テープ28を取り付けることで、管部材12に対して保護部材24を固定する。ただし、管部材12に対する保護部材24に固定は、溶接または接着などによって行ってもよい。そして、管部材12同士の接続作業をガス用配管10が必要長さに達するまで同様に繰り返し、ガス用配管10が必要長さに達した場合には、この作製作業を終了する。このように作製されたガス用配管10は、外周面全体が保護層22および保護部材24で覆われているので、施工時における管本体20の傷つきが適切に防止される。
続いて、図5を参照して、上述のように作製したガス用配管10を新設管として用いて、地中に敷設された既設ガス管を非開削工法によって更新する地中敷設管の更新方法の一例について説明する。ここでは、中圧B用の既設ガス管であるダクタイル鋳鉄管100を同口径入れ替えする工法について説明する。
図5に示すように、この更新方法では、先ず、ダクタイル鋳鉄管100の更新区間の一方端部側に発進立坑102を掘削し、また、他端部側に到達立坑104を掘削して、発進立坑102および到達立坑104内でダクタイル鋳鉄管100の両端をそれぞれ開口させる。
発進立坑102および到達立坑104の近辺には、施工に必要な各種の装置、器具および部材などを用意しておく。たとえば、始点である発進立坑102側には、複数の管部材12、バット融着機50(図3参照)および切断拡径器112などを搬入する。一方、終点である到達立坑104側には、引込装置118および油圧ユニット(図示せず)などを設置する。
また、発進立坑102には、ガス用配管10をダクタイル鋳鉄管100内に円滑に導くためのガイドローラを設置する。この実施例では、ガイドローラは、発進立坑102のダクタイル鋳鉄管100と反対側の上縁部に設けられる支持ローラ106と、発進立坑102内に設けられる押えローラ108とを含む。支持ローラ106は、ガス用配管10を下方から支持することで、発進立坑102の上縁部との接触によるガス用配管10の傷つきおよび引込み抵抗の増加を防止する。また、押えローラ108は、ガス用配管10を上方から押さえ、ダクタイル鋳鉄管100に対してガス用配管10を芯合わせした状態で水平に引き込めるようにすることで、ダクタイル鋳鉄管100の端縁部との接触によるガス用配管10の傷つきの抑制および引込み時の応力緩和を行う。ここで、押えローラ108の設置位置は、ダクタイル鋳鉄管100の端縁近傍よりも、ダクタイル鋳鉄管100の端縁から1~2m程度離れた位置とすることが好ましい。これにより、押えローラ108の押し下げによるガス用配管10の湾曲が急激なものとならず、ガス用配管10をダクタイル鋳鉄管100内により円滑に導くことができるからであり、延いては発進立坑102の大きさを小さくすることができるからである。
施工準備が整うと、次に、発進立坑102側の地上において、図3および図4に示した上述の方法により、複数の管部材12同士をバット融着して必要長さのガス用配管10を作製する。
必要長さのガス用配管10を作製すると、続いて、ガス用配管10をダクタイル鋳鉄管100内に挿入する。この実施例では、切断拡径器112を用いてダクタイル鋳鉄管100を軸方向に切断すると共に拡径しながら、ダクタイル鋳鉄管100内にガス用配管10を引き込んで挿入する。切断拡径器112としては、公知のものを適宜用いるとよい。たとえば、切断拡径器112は、複数の円板状のカッタ体を有するブレード114と、弾丸状に形成されるエキスパンダ116とを備える。このエキスパンダ116の外径は、ダクタイル鋳鉄管100を破壊しない範囲内で、ダクタイル鋳鉄管100をなるべく大きく拡径できる大きさに設定するとよい。ダクタイル鋳鉄管100が破壊されると、ガス用配管10の引込みに悪影響を及ぼすからであり、ダクタイル鋳鉄管100の拡径が小さ過ぎると、ガス用配管10の外周面に傷がつき易くなるからである。
ダクタイル鋳鉄管100内にガス用配管10を引き込む際には、先ず、ダクタイル鋳鉄管100内にロッドを挿入し、引込装置118にロッド110の到達立坑104側の端部を接続する。一方、ロッド110の発進立坑102側の端部には、切断拡径器112を接続し、この切断拡径器112にガス用配管10の先端部を接続する。また、ガス用配管10は、支持ローラ106および押えローラ108を通過するように配置する。そして、引込装置118を駆動してロッド110を到達立坑104側に引き込むことで、切断拡径器112を到達立坑104側に移動させてダクタイル鋳鉄管100を切断拡径しながら、ダクタイル鋳鉄管100内にガス用配管10を引き込んでいく。この際、ガス用配管10は、外周面全体が保護層22および保護部材24で覆われているので、ダクタイル鋳鉄管100との接触によって傷つくのは保護層22および保護部材24のみであり、管本体20にまで傷が及ぶことが適切に防止される。
ダクタイル鋳鉄管100の更新区間全長に亘ってガス用配管10が挿入されると、この入れ替え作業が完了する。なお、ダクタイル鋳鉄管100は、ガス用配管10の周囲を覆うように残されるので、施工後の他工事からガス用配管10を保護する。

以上のように、この実施例によれば、管本体20同士が適切にバッド融着され、また、施工時に管本体20が傷つくことを防止できるガス用配管10を作製できる。したがって、このガス用配管10を用いて形成されたガス管は、ガス圧(内圧)に対する耐久性を長期間に亘って維持でき、施工品質が向上および安定化する。
特に、ガス用配管10は、保護層22によって管本体20の傷つきを適切に防止できるので、施工時に新設管の外周面が傷つき易い、既設ガス管の同口径入れ替えにも好適に用いることができる。また、施工品質が向上および安定化するため、ガス用配管10は、低圧管(ガス圧が0.1MPa未満)だけでなく、中圧B管にも好適に用いることができる。
なお、上述の実施例では、施工現場で管部材12の端部の保護層22を剥がし取る作業を行っているが、この作業を工場などの別の場所で行い、端部の保護層22が剥がし取られた管部材12と取り外した保護層22(保護部材24)とを個別に施工現場に搬入してもよい。また、必ずしも剥がし取った保護層22を保護部材24として用いる必要はなく、別途用意した保護部材24を用いることもできる。
また、上述の実施例では、バッド融着時に生じたビード26を除去するようにしたが、ビード26は必ずしも除去する必要はない。ビード26を除去しない場合、ビード26部分を含む管本体20の露出部分の全体を保護部材24で覆うようにしてもよいし、ビード26部分を露出させるようにして保護部材24を取り付けるようにしてもよい。 さらに、上述の実施例では、ガス用配管10を用いてダクタイル鋳鉄管100を同口径入れ替えするようにしたが、ガス用配管10によって更新される既設ガス管は、ねずみ鋳鉄管および鋼管などであってもよい。また、ガス用配管10によって更新される既設ガス管は、ガス用配管10よりも大口径のものであってもよいし、小口径のものであってもよい。さらに、ガス用配管10は、既設ガス管を更新するだけでなく、既設ガス管がない場所にガス管を新たに非開削工法で埋設する場合にも用いることができる。
さらにまた、上述の実施例では、非開削新設管敷設工法用配管としてガス用配管を例示したが、この発明に係る作製方法または更新方法における非開削新設管敷設工法用配管(地中敷設管)は、ガス用に限定されず、水道、圧力下水および消火用等の他の流体を運搬する用途に用いられるものであってもよい。
なお、上で挙げた寸法などの具体的数値は、いずれも単なる一例であり、必要に応じて適宜変更可能である。
10 …ガス用配管(非開削新設管敷設工法用配管,新設管)
20 …管本体
22 …保護層
24 …保護部材
100 …ダクタイル鋳鉄管(既設管)
112 …切断拡径器

Claims (1)

  1. 地中に敷設された既設管を非開削工法によって合成樹脂製の新設管に更新する地中敷設管の更新方法であって、
    (a)ポリオレフィン系樹脂製の管本体の外周面に保護層を有する複数の管部材を用意するステップ、
    (b)前記管部材の端部の前記保護層を剥がし取るステップ、
    (c)前記ステップ(b)で前記保護層を剥がし取った前記管部材の管端同士をバット融着によって接続するステップ、
    (d)前記ステップ(c)で接続した前記管部材の前記保護層が剥がし取られている部分に対して保護部材を取り付けて前記新設管を作製するステップ、および
    (e)前記新設管を前記既設管内に挿入するステップを含み、
    前記ステップ(d)では、前記ステップ(b)で剥がし取った前記保護層を前記保護部材として用い
    前記新設管は、前記既設管と同口径の管であって、
    前記ステップ(e)では、切断拡径器を用いて前記既設管を軸方向に切断すると共に拡径しながら、当該既設管内に前記新設管を挿入する、地中敷設管の更新方法。
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