JP7144851B2 - 接続部切断装置及び接続部切断方法 - Google Patents

接続部切断装置及び接続部切断方法 Download PDF

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Description

本発明は、ワークにミクロジョイントなどの接続部で接続されている製品を切り離すための接続部切断装置及び接続部切断方法に関する。
金属などの板材から、1個又は複数個の所定の形状の製品を切り出す場合、タレットパンチプレスなどによる打ち抜き加工が行われる。打ち抜き加工の際には、打ち抜き加工の作業効率を高めるために、製品と枠の部分とをミクロジョイントなどの接続部で接続した状態に加工し、後の工程で接続部を切断することにより、製品を切り離す方法が採用されることが多い。
枠の部分と接続部で接続された製品で構成されたワークから製品を切り離す方法として、いくつかの方法が提案されている。
特許文献1には、板材の端面を把持するとともに板材と直交する高さ方向に昇降可能に設けられた複数の把持部と、この把持部を振動させる振動発生手段と、把持部の高さ位置を把持部ごとに制御する高さ制御手段を備えた接続部分離装置が開示されている。
また、特許文献2には、ワークが載置されワーク全面を支持するクッション部材と、ワーク上を移動自在に設けられ、押圧ヘッドで荷重をかけ任意の部品の接続部を剪断して部品をワークから分離する押圧装置と、接続部加工情報に基づき分離する部品の接続部の近傍に位置決めする位置決め手段とを備えた接続部加工部品の分離装置が開示されている。
[発明が解決しようとする課題]
上記特許文献1に開示されている接続部分離装置では、ワークの外周部を把持し、把持した状態で上下に振動させることにより接続部と製品を分離させるようになっている。この分離装置の場合には、ワークの板厚が厚い場合、接続部の位置、形状などにより、製品が分離されにくいことがある。また、激しく振動させるために騒音が大きいこと、分離された製品がバラバラになって落下してしまうという作業上の課題のほか、製品側の接続部分離部にバリが発生しやすいという課題もあった。
上記特許文献2に開示されている接続部加工部品の分離装置では、ワークがクッション部材に載置されており、接続部を押圧ヘッドにより押圧することにより、接続部を剪断するようになっている。ワークがクッション部材に載置された状態で、接続部が押圧されるので、切断後には、接続部の先端が下方に曲がるとともに、製品側には切断部にバリが発生しやすいという課題があった。
ワークから分離された後の製品に、切断時に生じたバリが残っている場合には、バリによる他の製品の損傷、ハンドリング上のトラブル、製品の品質などの観点から、バリを取り除く必要が生じる。したがって、接続部の切断時には、製品側におけるバリの発生を防止することが重要な課題となっていた。
特開2009-39747号公報 特開平8-206995号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであって、ミクロジョイントなどの接続部で接続された製品を、ワークから、確実、かつ効率よく切り離すことができるとともに、製品側の切断部にバリを生じさせることのない接続部切断装置及び接続部切断方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る接続部切断装置(1)は、
ワークから接続部で接続された製品を切り離す装置であって、
前記接続部を切断するパンチングユニットを備え、
該パンチングユニットが、前記ワークの下面に位置し、その上部が多角形をした下型と、該下型の上方に位置し、前記下型の中心軸と同じ中心軸を中心に回転するとともに、上刃を備えた上下動可能なパンチングヘッドとを含んで構成され、
前記上刃の内側が、前記下型の外周部のそれぞれの辺に位置するように前記パンチングヘッドが回転可能に構成され、
前記中心軸が前記ワークの前記製品側に位置し、前記下型の辺及び前記上刃の内側が、前記ワークの前記接続部の先端部に位置した状態で、前記上刃が下降することにより、前記接続部が切断されるように構成されていることを特徴としている。
上記接続部切断装置(1)によれば、ワークの接続部が切断される際、下型の多角形の辺が接続部の先端部、言い換えれば接続部の先端部と製品との境界部に位置した状態で接続部が切断される。切断の際、製品側は下型によって強固に支えられているので、製品側におけるバリの発生を防止することができる。また、接続部が下型と上刃による剪断状態で切断されるので、確実に接続部が切断される。そのため、バリの発生のない品質に優れた製品が得られることに加えて、ワークから、確実、かつ効率よく製品を切り離すことができる。また、バリによる他の製品の損傷、ハンドリング上のトラブルの発生を防止することができる。
また、本発明に係る接続部切断装置(2)は、上記接続部切断装置(1)において、
前記多角形の下型のそれぞれの辺が凹形であり、前記上刃が前記下型のそれぞれの辺の凹形に合致する形状であることを特徴としている。
上記接続部切断装置(2)によれば、多角形の下型の辺が凹形であり、上刃が下型の辺の凹形に合致する形状であるので、その組合せにより、接続部の切断後に、接続部の先端部近傍が製品側に突起として残ることを防止することができる。そのため、製品の取り扱い上支障を来す可能性のある突起の発生を確実に防止することができる。
また、本発明に係る接続部切断装置(3)は、
ワークから接続部で接続された製品を切り離す装置であって、
前記接続部を切断するパンチングユニットを備え、
該パンチングユニットが、前記ワークの下面に位置し、その上部が円形をした下型と、該下型の上方に位置し、前記下型の中心軸と同じ中心軸を中心に回転するとともに、上刃を備えた上下動可能なパンチングヘッドとを含んで構成され、
前記上刃の内側が、前記下型の上部外周部に位置するように前記パンチングヘッドが回転可能に構成され、
前記中心軸が前記ワークの前記製品側に位置し、前記下型の上部外周部及び前記上刃の内側が、前記ワークの前記接続部の先端部に位置した状態で、前記上刃が下降することにより、前記接続部が切断されるように構成されていることを特徴としている。
上記接続部切断装置(3)によれば、ワークの接続部が切断される際、下型の円形の外周部が接続部の先端部、言い換えれば接続部の先端部と製品との境界部に位置した状態で接続部が切断される。切断の際、製品側は下型によって強固に支えられているので、製品側におけるバリの発生を防止することができる。また、接続部が下型と上刃による剪断状態で切断されるので、確実に接続部が切断される。そのため、バリの発生のない品質に優れた製品が得られることに加えて、ワークから、確実、かつ効率よく製品を切り離すことができる。また、バリによる他の製品の損傷、ハンドリング上のトラブルの発生を防止することができる。
また、本発明に係る接続部切断装置(4)は、
ワークから接続部で接続された製品を切り離す装置であって、
前記接続部を切断するパンチングユニットを備え、
該パンチングユニットが、前記ワークの下面に位置し、その上部内周部が円形をした下型と、該下型の上方に位置し、前記下型の中心軸と同じ中心軸を中心に回転するとともに、上刃を備えた上下動可能なパンチングヘッドとを含んで構成され、
前記上刃の外側が、前記下型の上部円形内周部に位置するように前記パンチングヘッドが回転可能に構成され、
前記中心軸が前記ワークの前記製品の外側に位置し、前記下型の上部円形内周部及び前記上刃の外側が、前記ワークの前記接続部の先端部に位置した状態で、前記上刃が下降することにより、前記接続部が切断されるように構成されていることを特徴としている。
上記接続部切断装置(4)によれば、ワークの接続部が切断される際、下型の内周部が接続部の先端部、言い換えれば接続部の先端部と製品との境界部に位置した状態で接続部が切断される。切断の際、製品側は下型によって強固に支えられているので、製品側におけるバリの発生を防止することができる。また、接続部が下型と上刃による剪断状態で切断されるので、確実に接続部が切断される。そのため、バリの発生のない品質に優れた製品が得られることに加えて、ワークから、確実、かつ効率よく製品を切り離すことができる。また、バリによる他の製品の損傷、ハンドリング上のトラブルの発生を防止することができる。
さらに、下型の内周部が円形であるため、接続部の先端部に対する下型の内周部の位置合わせに自由度が大きく、上刃の位置合わせを含む中心軸に対する角度設定が容易という長所がある。また、接続部の切断時に、接続部の先端部に下型の内周部である凹部が位置する関係となる。そのため、下型の内周部を接続部の先端部よりわずかに製品側に位置させることにより、切断後に製品側に接続部の残部である突起の発生を防止することができるという利点がある。このほか、下型の内周部が円形であり、外周部側は円形のほか任意の形状を選択することができるので、下型の製作が容易という長所もある。
また、本発明に係る接続部切断装置(5)は、上記接続部切断装置(1)~(4)のいずれかにおいて、
前記ワークが載置され、載置された前記ワークが送り込まれるワーク送り込み部と、前記パンチングユニットと、前記接続部が切断された前記製品を含む前記ワークから前記製品を取り出す製品取り出し部とが順に設けられ、
前記ワーク送り込み部は、その上面にワーク支持シートを備え、さらに、前記ワークの幅方向の一端側を把持する進行方向位置合わせロボット、及び幅方向位置合わせロボットを備え、
前記ワークの前記ワーク送り込み部から前記製品取り出し部への移動、及び前記ワークの進行方向における切断する前記接続部への位置合わせが、前記進行方向位置合わせロボットにより制御され、
前記パンチングユニットの前記ワークの幅方向における切断する前記接続部への移動と位置合わせが、前記幅方向位置合わせロボットにより制御されるように構成されていることを特徴としている。
上記接続部切断装置(5)によれば、ワーク送り込み部と、パンチングユニットと、ワークから切り離された製品を取り出す製品取り出し部とが順に設けられ、ワークの進行方向の移動と位置合わせ、パンチングヘッドの幅方向の移動と位置合わせが前記ロボットによって制御される。そのため、接続部の切断を自動化できるとともに、ワーク内に多くの接続部が存在する場合でも、迅速かつ正確に切断する接続部への移動と位置合わせが実行され、ワークから、確実、かつ効率よく製品を切り離すことができる。
また、本発明に係る接続部切断装置(6)は、上記接続部切断装置(5)において、
前記ワーク送り込み部における前記ワーク支持シートが、ブラシテーブルで構成されていることを特徴としている。
上記接続部切断装置(6)によれば、ワークがブラシテーブル上を移動することになるので、ワークを滑らかに移動させることができることに加えて、ワークに傷が付きにくいという利点がある。
また、本発明に係る接続部切断装置(7)は、上記接続部切断装置(5)又は(6)において、
ピックアップロボットが装備され、前記ワークが前記ピックアップロボットにより前記ワーク送り込み部に載置され、前記ワークから切り離された前記製品が前記ピックアップロボットにより、前記製品取り出し部から取り出されるように構成されていることを特徴としている。
上記接続部切断装置(7)によれば、前記ワークの供給部から前記ワーク送り込み部への移し替え、接続部の切断後の前記製品取り出し部から外部への移し替えが前記ピックアップロボットによって行われるので、人手を要することなく迅速に実行される。そのため、大幅に作業の効率化を図ることができる。
また、本発明に係る接続部切断装置(8)は、上記接続部切断装置(5)~(7)のいずれかにおいて、
前記ワークが載置されるワーク供給テーブルが、前記ワーク送り込み部の側部近傍に配置され、
前記ワーク供給テーブル上の前記ワークを保持し、前記ワーク送り込み部に搬送し載置するワーク搬送装置と、
前記製品取り出し部の側部近傍に配置され、前記ワークから切り離された前記製品を前記製品取り出し部から取り出す製品ピックアップロボットと、
を備えていることを特徴としている。
上記接続部切断装置(8)によれば、前記ワーク供給テーブル上のワークが、前記ワーク搬送装置により前記ワーク送り込み部に供給され、ワークから切り離された製品が前記製品ピックアップロボットにより前記製品取り出し部から取り出される。すなわち、ワークの供給と製品の取り出しとが別の手段で行われ、ワークの供給と製品の取り出しを平行して行うことが可能となり、切断作業の迅速化を図ることができる。
前記製品ピックアップロボットは、機能が限定された小型で小回りの利くロボットを用いることが可能であり、1つのワークに形状や大きさの異なる製品が含まれる場合でも、取り出した製品を形状や大きさ別に仕分けすることができる。そのため、製品が少量多品種の場合などに特に好適となる。
また、前記ワーク送り込み部へのワークの供給が前記ワーク搬送装置によって行われるので、ワークの大きさや形状に応じて、ワークの保持と移し替えに、より適した条件を選択することが可能である。そのため、より確実、かつ迅速にワークの移し替えを行うことができることとなる。
また、本発明に係る接続部切断装置(9)は、上記接続部切断装置(8)において、
前記ワーク搬送装置が、
前記ワーク供給テーブル及び前記ワーク送り込み部を跨いで設けられたガイドフレームと、
該ガイドフレームに沿って移動可能なワーク保持移動部と、
該ワーク保持移動部に固定されたワーク保持昇降部と、
該ワーク保持昇降部に支持され、前記ワークを保持した状態で昇降可能なワーク保持部と、
を含んで構成されていることを特徴としている。
上記接続部切断装置(9)によれば、前記ワーク搬送装置が、前記ワーク供給テーブル及び前記ワーク送り込み部を跨いで設けられた前記ガイドフレーム、前記ワーク保持移動部、前記ワーク保持昇降部、前記ワーク保持部とを含んで構成されている。そのため、前記ワーク送り込み部へのワークの供給を、より確実、かつ迅速に行うことができる。また、ワークの保持移動と保持昇降に単軸ロボットを利用することができるので、その場合には、前記ワーク送り込み部へのワークの供給をよりいっそう円滑に行うことができることとなる。
また、本発明に係る接続部切断装置(10)は、上記接続部切断装置(1)~(9)のいずれかにおいて、
前記下型及び/又は上刃が容易に交換可能に構成されていることを特徴としている。
上記接続部切断装置(10)によれば、前記パンチングユニットの下型又は上刃が消耗し、ワークの接続部の切断に支障が生じてきそうであれば、これらを、消耗品としてすぐに容易に交換することができ、接続部切断装置の前記パンチングユニットの性能を容易に維持することができる。
本発明に係るパンチングユニット(1)は、
その上部が多角形をした下型と、
上刃の内側が、前記多角形の下型の外周部のそれぞれの辺に合致するように形成されたパンチングヘッドとを含んで構成されていることを特徴としている。 また、本発明に係るパンチングユニット(2)は、
その上部が円形をした下型と、
上刃の内側が、前記円形の下型の上部外周部に当接するように形成されたパンチングヘッドとを含んで構成されていることを特徴としている。
また、本発明に係るパンチングユニット(3)は、
その上部の内周部が円形をした下型と、
上刃の外側が、前記下型の上部円形内周部に合致するように形成されたパンチングヘッドとを含んで構成されていることを特徴としている。
上記パンチングユニット(1)~(3)によれば、それぞれ1組の下型とパンチングヘッドによって構成されており、接続部切断装置にこれらのパンチングユニットを適用することにより、ワークから製品を切断した際に、製品側にバリの発生のない品質の良好な製品を得ることができる。また、パンチングヘッドを昇降させることができる様々な装置への適用が可能であり、多様なワークの接続部の切断に応用することができる。
また、本発明に係る接続部切断装置の使用方法は、上記接続部切断装置(8)又は(9)の使用方法であって、
前記製品取り出し部の側部近傍に製品用パレットを配置し、前記ワークから切り離された複数形状の前記製品を形状別に前記製品用パレット上に積み重ね、後の工程でまとめて使用される複数形状の製品を、前記製品用パレットにより、一度にまとめて搬送することを特徴としている。
上記接続部切断装置の使用方法によれば、後の工程でまとめて使用される複数形状の製品を、前記製品用パレットにより、一度にまとめて搬送することができる。そのため、後の組み立て工程に必要なパーツ1セット分をまとめて移動させることができ、後の工程作業を効率的に行わせることができる。
本発明が対象とする接続部を有するワークの一例を示す斜視図であり、(a)は1枚のワークに同じ形状の製品が形成されている例、(b)は1枚のワークに異なる形状の製品が形成されている例、(c)は接続部の一例を示す部分拡大図である。 実施の形態に係る接続部切断装置の全体の構成の一例を示す斜視図である。 実施の形態に係る接続部切断装置の主要部の構成の一例を示す斜視図である。 実施の形態に係る接続部切断装置における下型が多角形のパンチングユニットを示す斜視図であり、(a)は上刃及び上刃支持部を含むパンチングヘッド、(b)は下型を示している。 実施の形態に係る接続部切断装置における下型が多角形の別のパンチングユニットを示す斜視図であり、(a)は上刃及び上刃支持部を含むパンチングヘッド、(b)は下型を示している。 パンチングヘッドと下型によるワークの接続部の切断を示す図であり、(a)及び(b)は側面図、(c)は接続部の切断位置を示す平面図である。 接続部切断時のワークの各接続部の位置と下型の位置との関係を示す平面図であり、(a)は下型、(b)は各接続部と下型の辺の位置との関係を示している。 実施の形態に係る接続部切断装置における下型が円形のパンチングユニットを示す斜視図である。 実施の形態に係る接続部切断装置における別のパンチングユニットを示す斜視図である。 図9に示したパンチングヘッドと下型によるワークの接続部の切断を示す図であり、(a)は接続部切断時のワークの接続部の位置と下型の位置との関係を示す平面図、(b)は側面図である。 別の実施の形態に係る接続部切断装置の全体の構成の一例を示す斜視図である。 別の実施の形態に係る接続部切断装置のうち、ワーク搬送装置をワーク供給部側から見た斜視図である。 ピックアップロボット、製品ピックアップロボットのワーク保持部の例を示す斜視図であり、(a)は保持部が平板型、(b)は細長型の例を示す図である。 実施の形態に係る接続部切断装置による接続部の切断を制御する制御部のシステム構成を示すブロック図である。 実施の形態に係る接続部切断装置により、ワークから製品を切り離す工程を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る接続部切断装置を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明が対象とする接続部を有するワークの例を示す斜視図であり、(a)及び(b)はワーク全体を示す図であり、(a)は1枚のワークに同じ形状の製品が形成されている例、(b)は1枚のワークに異なる形状の製品が形成されている例、(c)は接続部の一例を示す部分拡大図である。
図1(a)、(b)に示したように、ワーク10には、製品11の大きさが小さい場合には、1枚のワーク10に複数の製品11が含まれる。また、1つのワークに含まれる製品11は、図1(a)に示したように形状が同じ場合、図1(b)に示したように、形状が異なる場合がある。
図1(c)に示したように、それぞれの製品11は、少なくとも2つの接続部12によって、ワーク10の外枠である外周部13に接続されている。
製品11と製品11の外周部13との間には切り抜き部14があり、接続部12は、切り抜き部14に位置し、製品11と外周部13との間を接続している。接続部12は、例えば、製品11が四角形の場合には、通常、対角の位置に1個ずつ計2個、又は各角に1個ずつ計4個であり、その数は、製品11の形状、大きさなどに応じて適宜選択される。なお、接続部12には、ミクロジョイントと呼ばれるジョイント部なども含まれる。
図1(c)に示したように、接続部12の形状は、製品11側の先端部12aの幅がもっとも狭く、外周部側12bの幅に比べて先端部12aの幅の方が著しく狭い。接続部12の先端部12aの幅は狭く、製品11を保持可能程度となっている。すなわち、製品11は、接続部12の先端部12aの位置でワーク10から容易に切り離すことができるようになっている。
本発明で対象となるワーク10は、通常、鉄、ステンレス鋼、アルミニウムなどの金属板で構成されている。
ワーク10の大きさは様々であり、大きい場合は縦横1.2m×2.4m程度、小さい場合は1辺が数10mm程度である。また、質量は20kg程度の場合もある。
図2は、実施の形態に係る接続部切断装置全体の構成の一例を示す斜視図である。また、図3は、実施の形態に係る接続部切断装置の主要部の構成を示す斜視図である。なお、図3では、図2に示したピックアップロボット70及びそのワーク保持部71が省かれている。接続部切断装置1は、パンチングユニット20、幅方向位置合わせロボット30、進行方向位置合わせロボット40、ワーク送り込み部50、製品取り出し部60、ワーク送り込み部50へのワーク10の供給、製品11の取り出しなどの働きをするピックアップロボット70を含んで構成されている。また、図2、図3には、ワーク10について、図1(a)に示したタイプのものが示されている。
また、パンチングユニット20のパンチングヘッド21は、幅方向位置合わせロボット30のパンチングヘッドガイド23に取り付けられている。幅方向位置合わせロボット30で、パンチングユニット20の幅方向の移動、位置合わせが行われる。
ワーク供給部51に位置するワーク10は、ピックアップロボット70によりワーク送り込み部50に載置され、パンチングユニット20でワーク10のすべての接続部12が切断された後、製品取り出し部60で、製品11がピックアップロボット70により取り出され、その後ワーク10の残部15がワーク残部収容部61に排出される。
なお、図2では、ピックアップロボット70のアーム先端部に取り付けられた保持部71と、ワーク10及び製品11との関係が明らかなように、ピックアップロボット70の保持部71が、ワーク10をピックアップし移動させたそれぞれの位置、製品11をピックアップし移し替えた位置にそのまま示されている。実際には、保持部71はピックアップロボット70のアームとともに移動するものである。また、ピックアップロボット70としては、多くの分野で利用されている汎用の水平多関節ロボットのほか、垂直多関節ロボット、パラレルリンクロボットなどの5軸、6軸ロボットを利用することができる。
図2、図3に示したように、接続部切断装置1の主要部は、パンチングユニット20を含む幅方向位置合わせロボット30を中心に、その上流側にワーク送り込み部50、下流側に製品取り出し部60、ワーク残部収容部61を含んで構成されている。
ワーク送り込み部50は、固定された支持台52、支持台52の上面に配置されたワーク支持シート53を備えており、ワーク10はワーク支持シート53上を滑らせてパンチングユニット20を含む幅方向位置合わせロボット30に送り込まれる。ワーク支持シート53は、例えば、ブラシテーブルで構成されていることが好ましい。ブラシテーブルを利用すると、ワーク10を滑らかに移動させることができるほか、ワーク10に傷が付きにくいという利点がある。
ワーク10の進行方向(Y軸方向)の移動は、進行方向位置合わせロボット40によって制御される。進行方向位置合わせロボット40は、図3に示したように、ワーク送り込み部50から製品取り出し部60にかけて、幅方向(X軸方向)の一端側に設けられており、単軸ロボット(一軸ロボット)などの移動の制御可能なロボットを備えている。また、ワーク10の進行方向位置合わせロボット40側がロボットのチャック41によって把持されており、ワーク10はロボットに把持された状態で、ワーク送り込み部50から製品取り出し部60まで移動する。その間、ロボットによって、ワーク10の接続部12のY軸方向の切断位置が制御される。
ワーク10はワーク送り込み部50では、ワーク支持シート53上を滑らせて移動させる。一方、製品取り出し部60は、ベルトコンベアなどのコンベア62で構成されており、製品取り出し部60では、ワーク10はロボットによってY軸方向に移動するとともに、ワーク10にはコンベア62によってもY軸方向への移動が生じる。ロボットによるY軸方向の移動とコンベア62による移動の速度、距離に相違が生じる場合には、切断されていない接続部12のY軸方向の位置合わせに支障が生じる可能性がある。そのために、ワーク10のロボットによる移動に同期させて、コンベア62の移動を制御することが好ましい。
製品取り出し部60から製品11が取り出された後、コンベア62によりワーク10の残部15がワーク残部収容部61に排出される。
製品取り出し部60については、図3を参照し、ベルトコンベアなどのコンベア62で構成する例を示したが、コンベアでなくてもよい。例えば、ワーク送り込み部50のように固定された支持台上にブラシテーブルなどのシートが備えられているものであってもよい。その場合には、製品11を取り出した後、ワーク10の残部15を払い出すために、支持台の幅方向の一端側又は進行方向の末端部に回転軸を含む支点を設け、支点の反対側を上方に回転させ、ワーク10の残部15を製品取り出し部60外に落下させるようにする。この場合、接続部12の切断後、ワーク10全体が製品取り出し部60に移動する程度に、支持台が進行方向に移動するようにしてもよい。
ワーク10の幅方向(X軸方向)の移動は、幅方向位置合わせロボット30によって実行される。幅方向位置合わせロボット30は、ワーク送り込み部50と製品取り出し部60との間に位置し、パンチングユニット20の下型22の移動と位置合わせ手段である単軸ロボットなどのロボット(図示せず)と、パンチングヘッド21の移動と位置合わせを行うパンチングヘッドガイド23とで構成されている。パンチングヘッド21のX軸方向の移動と位置合わせは、下型22の場合と同様に単軸ロボットを用いることが好ましい。下型22及びパンチングヘッド21の移動と位置合わせにそれぞれ単軸ロボットを用いる場合、両者の移動と位置合わせは、同期してほぼ誤差を生じることなく行うことができる。
図4、図5は、下型が多角形のパンチングユニットの例を示す斜視図であり、図4(a)、図5(a)はパンチングヘッド、図4(b)、図5(b)は下型を示している。図4の場合は、下型22の上部の辺22aが直線状、図5の場合は、下型22の上部の辺22aが凹形となっている場合である。パンチングヘッド21の上刃21bについては、下型22の辺22aの形状に合わせた形となっており、図4に示した下型22の辺22aが直線状の場合には、上刃21bの内側(下型22の辺側)21baが平板状、図5に示した下型22の辺22aが凹形の場合には、上刃21bの内側(下型22の辺側)21bbが下型22の辺22aの凹形に合わせて横断面が凸形となっている。また、上刃21bは、パンチングヘッド21の上刃支持部21aに対し、ボルトなどにより固定されている。なお、上刃21b、下型22は、消耗品であり、いずれも交換可能に取り付けられている。
図4、図5に示した例では、下型22はパンチングヘッド21に対面する面が8角形であり、パンチングヘッド21には上刃支持部21aに上刃21bが取り付けられている。また、下型22の中心軸22cとパンチングヘッド21及び上刃支持部21aの中心軸は同じ位置、すなわち、下型22中心軸22cの延長線上にパンチングヘッド21及び上刃支持部21aの中心軸が位置するという関係にある。さらに、パンチングヘッド21の上刃支持部21aには、下型22の辺22aに対応する位置に、上刃21bの内側(切断側)21ba、21bbが位置するように上刃21bが取り付けられている。
パンチングヘッド21と下型22の中心軸が同じ位置であるため、パンチングヘッド21を所定の角度、例えば、下型22が8角形の場合は45°回転させることにより、下型22の各辺22aに上刃21bを移動させることができる。
図6は、パンチングヘッドと下型によるワークの接続部の切断を示す図であり、(a)及び(b)は側面図、(c)は接続部の切断位置を示す平面図である。図1にも示したように、接続部12は、その先端部12aで切断される。切断の際、下型22は中心軸22c側が製品11側に位置し、かつ下型22の1つの辺22aが接続部12の先端部12aに位置するようにする。さらに、パンチングヘッド21を回転させ、上刃21bの内側21baを下型22の切断部の辺22aに位置させる。
この状態でパンチングヘッド21を下降させることにより、接続部12の切断を行う。このような状態で接続部12の切断が行われるため、図6(b)に示したように、接続部12は切断され下方に変形する。一方、製品11側は下型22に支持されているため、製品11側では接続部12の切断によるバリの発生を防止することができ、切断部にバリなどの発生のない製品11を得ることができる。
また、下型22の辺22aが直線の場合には、接続部12の切断の際に、位置合わせにずれが生じ、切断位置が接続部12の先端部12aより接続部12の付け根側に寄ると、接続部12の先端部12aの近傍が製品11側に残り突起となる可能性がある。一方、図5を参照して説明したように、下型22の辺22aを凹形とし、それに対応した形状の上刃21bとの組合せとすることにより、接続部12の切断後に、製品11側に接続部12の先端部12a近傍が突起として残ることを防止することができる。
このように、製品11側に接続部12の先端部12aの近傍が突起として、確実に残らないようにする必要がある場合には、下型22の辺22aを凹形とし、それに対応した形状の上刃21bを利用することが好ましい。
下型22の辺22aの凹形の形状については、凹部が角形でも湾曲形でもよい。
下型22の辺22aが凹形の場合、接続部12の先端部12aより製品11側の位置で切断されることになるが、凹形のへこみは無視できる程度に小さくてよいので、本発明では、そのような場合も接続部12は先端部12aで切断されるものとする。
下型22の上部の多角形は、上刃21bが下降する領域だけでよい。その下部については、円形でも多角形でも差し支えない。
上刃21bは、刃先が鋭利である必要はないが、接続部12の切断に用いられるものであるため、耐摩耗性、機械的強度を有する工具鋼などで構成されていることが好ましい。また、下型22についても、その辺22aが接続部12の切断に用いられるものであるため、上刃21bと同様に、耐摩耗性、機械的強度を有する工具鋼などで構成されていることが好ましい。先に述べたように、上刃21及び下型22は消耗品であるため、交換可能であり、かつ交換容易に取り付けられている。
パンチングヘッド21を下降させ、接続部12を切断するためのパンチングには、サーボモータなどを用いた電動式パンチが適している。クランク式、油圧式などを利用することができるが、パンチング性能、制御、装置構成などの観点から、電動式パンチがもっとも好ましい。
図7は、接続部切断時のワークの各接続部の位置と下型の位置との関係を示す平面図である。図7に示した例では、下型22は、辺A~Hからなる8角形である。また、ワーク10には、接続部イ~ヌの10箇所が設けられている。各接続部12の切断の際の接続部イ~ヌと切断に用いられる下型22の辺A~Hとの関係は、図6に示されているとおりであり、接続部イ~ヌと辺A~Hとの具体的な組合せ次のとおりである。
イ-H、ロ-A、ハ-B、ニ-B、ホ-D、ヘ-D、ト-E、チ-F、リ-F、ヌ-H。
各接続部イ~ヌと下型22の辺A~Hとを上記のように組み合わせることにより、下型22の中心軸22cを製品11側に位置させることができる。そのため、いずれの接続部12においても、製品11側にバリ等の発生を起こさせることなく、接続部12の切断を行うことができる。
図4~図7には、下型22が8角形の例を示したが、下型22の形状は8角形以外の多角形であってもよい。ただし、3角形の場合には、下型22の角(頂点)の部分と上刃21bとの間で接続部12の切断を行うことになる可能性があるため、小さな位置ずれでも製品11側にバリ等が発生しやすい。そのため、4角形以上、又は5角形以上の多角形であることが好ましい。
なお、下型22の多角形の部分は下型22の上部、すなわち、ワーク10の接続部12の切断時に、上刃21b下降する位置を含む領域であり、下型22の外周側のすべての部分が多角形である必要はない。
図4~図7を参照して、下型の上部の辺が多角形の例について説明したが、下型の上部は多角形に限定されるものではない。
図8は、実施の形態に係る接続部切断装置における下型が円形のパンチングユニットを示す斜視図である。図8に示したパンチングユニット20は、上部外周部22abが円形の下型22と、上刃支持部21aに固定された上刃21bを含んで構成されている。上部外周部22abが円形の下型22に対応する上刃21bの内側21baは、平板状でもよく、円形の下型22の曲率半径より大きい凹形であってもよい。
下型22の上部外周部22abが円形の場合、接続部12の先端部12aに対する下型22及び上刃21bの位置合わせは、図4~図7を参照して説明した場合と同様であり、外周部が多角形の場合は辺22a、外周部が円形の場合は弧状の上部外周部22abである点が相違するのみである。
図9は、実施の形態に係る接続部切断装置における別のパンチングユニットを示す斜視図である。また、図10は、図9に示したパンチングヘッドと下型によるワークの接続部の切断を示す図であり、(a)は接続部切断時のワークの接続部の位置と下型の位置との関係を示す平面図、(b)は側面図である。なお、図10(b)に示した下型及びワークの部分は、図10(a)に示したA-A’線における断面を示している。
図4~図8を参照して説明したパンチングユニット20の場合は、下型22の外側の辺22a、下型22の上部外周部22abが接続部12の先端部12aに位置する状態で接続部12の先端部12aの切断が行われる。これに対して、パンチングユニット25の場合には、図9、図10に示したように、下型27が、上部の内側が円形の円筒状となっている。そのため、図9、図10(b)に示したように、下型27に対応するパンチングヘッド26は、上刃支持部26aの外側下部に上刃26bが取り付けられており、上刃26bの外側26baが、下型27の上部円形内周部27aに対応する位置となっている。
このように、パンチングユニット20の場合には、下型22の外周側の辺22a又は上部外周部22abを利用して接続部12の切断が行われるのに対し、パンチングユニット25の場合には、下型27の上部円形内周部27aを利用して、接続部12の切断が行われる点が相違している。
そのために、パンチングヘッド26は、上記のように、上刃26bの外側26baが、下型27の上部円形内周部27aに対応する位置となっている。
パンチングヘッド26の上刃26bについては、下型27の上部円形内周部27aの形状に合わせて、上刃26bの外側26baは横断面が凸型であり、凸型の曲率半径は下型27の上部円形内周部27aの曲率半径より小さいことが好ましい。また、上刃26bは、パンチングヘッド26の上刃支持部26aに対し、ボルトなどにより固定されている。なお、上刃26b、下型27は、消耗品であり、いずれも交換可能に取り付けられている。
図10(a)に示したように、パンチングユニット25によって接続部12を切断する場合には、下型27の上部円形内周部27aが接続部12の先端部12aに位置するようにする。そのために、図10(a)、図10(b)に示したように、下型27の中心軸27cは、ワーク10の外周部13側に位置させる。また、上刃支持部26aの中心軸26cもワーク10の外周部13側である下型27の中心軸27cの延長線上に位置させる。
このように、下型27の中心軸27cとパンチングヘッド26及び上刃支持部26aの中心軸26cとは同じ位置、すなわち、下型27中心軸27cの延長線上にパンチングヘッド26及び上刃支持部26aの中心軸26cが位置するという関係にある。さらに、パンチングヘッド26の上刃支持部26aには、下型27の上部円形内周部27aに対応する位置に、上刃26bの外側(切断側)26baが位置するように上刃26bが取り付けられている。上刃26bの外側26baの位置は、接続部12を切断した際に、下型27の上部円形内周部27aに接触しない位置である。
パンチングヘッド26と下型27の中心軸が同じ位置であるため、パンチングヘッド26を回転させることにより、下型27の上部円形内周部27aの上方の所定の位置に上刃26bを移動させることができる。
図10(b)に示した状態でパンチングヘッド26を下降させることにより、接続部12の先端部12aの切断を行うことができる。
パンチングユニット25の場合には、接続部12の切断時に、接続部12の先端部12aに下型27の上部円形内周部27aである凹部が位置する関係となる。そのため、下型27の上部円形内周部27aを接続部12の先端部12aよりわずかに製品11側に位置させることが可能であり、その場合には、切断後に製品11側に接続部12の残部である突起の発生を防止することができるという利点がある。
また、パンチングユニット25の場合には、下型27の切断に利用される部分が円形の内周部であるため、下型が多角形などの場合と異なり、切断時の下型27の位置合わせ、及び下型27の切断位置に対応する上刃26bの位置合わせが容易という長所がある。
図9、図10には、下型27について、外側が円形である円筒状の例を示したが、外側は角形などその他の形状であってもよい。また、上刃支持部26aについても、横断面は円形以外の形状であってもよい。
図4、図5に示したパンチングユニット20の上刃支持部21aについても、必ずしも下型22と同じ多角形でなくてもよい。上刃支持部21aの中心軸21cが下型22の中心軸と22cと同じ位置で、上刃21bの内側21baが下型22の辺22aに対応する位置であればよい。
上記のように、パンチングユニット20、25は、実施の形態に係る接続部切断装置1においてもっとも重要な役割を果たす部分である。
すなわち、接続部12を切断する下型22が多角形のパンチングユニット20については、ワーク10の下面に位置し、その上部が多角形をした下型22と、下型22の上方に位置し、多角形の下型22の中心軸22cと同じ中心軸21cを中心に回転するとともに、上刃21bを備え上下動可能なパンチングヘッド21とを含んで構成され、上刃21bの内側が、下型22の外周部のそれぞれの辺22aに位置するようにパンチングヘッド21が回転可能であり、中心軸21c、22cがワーク10の製品11側に位置し、下型22の辺22a及び上刃21bの内側21baが、ワーク10の接続部12の先端部12aに位置した状態で、上刃21bが下降することにより、接続部12が切断されるように構成されている。
上記接続部切断装置1に用いられる接続部切断装置用パンチングユニット20は、上部が多角形をした下型22と、上刃21bの内側が、多角形の下型22の外周部のそれぞれの辺22aに合致するように形成されたパンチングヘッド21とを含んで構成されているものである。
また、接続部12を切断する下型22が円形のパンチングユニット20については、ワーク10の下面に位置し、その上部が円形をした下型22と、下型22の上方に位置し、下型22の中心軸22cと同じ中心軸21cを中心に回転するとともに、上刃21bを備え上下動可能なパンチングヘッド21とを含んで構成され、上刃21bの内側が、下型22の上部外周部22abに位置するようにパンチングヘッド21が回転可能であり、中心軸21c、22cがワーク10の製品11側に位置し、下型22の上部外周部22ab及び上刃21bの内側21baが、ワーク10の接続部12の先端部12aに位置した状態で、上刃21bが下降することにより、接続部12が切断されるように構成されている。
上記接続部切断装置1に用いられる接続部切断装置用パンチングユニット20は、上部が円形をした下型22と、上刃21bの内側が、円形の下型22の上部外周部22abに当接するように形成されたパンチングヘッド21とを含んで構成されているものである。
また、接続部12を切断するパンチングユニット25については、ワーク10の下面に位置し、その上部内周部が円形をした下型27と、下型27の上方に位置し、下型27の中心軸27cと同じ中心軸26cを中心に回転するとともに、上刃26bを備えた上下動可能なパンチングヘッド26とを含んで構成され、上刃26bの外側26baが、下型27の上部円形内周部27aに位置するようにパンチングヘッド26が回転可能に構成され、中心軸26c、27cがワーク10の製品11の外側に位置し、下型27の上部円形内周部27a及び上刃26bの外側26baが、ワーク10の接続部12の先端部12aに位置した状態で、上刃26bが下降することにより、接続部12が切断されるように構成されている。
上記接続部切断装置1に用いられる接続部切断装置用パンチングユニット25は、上部の内周部が円形をした下型27と、上刃26bの外側26baが、下型27の上部円形内周部27aに合致するように形成されたパンチングヘッド26とを含んで構成されているものである。
実施の形態に係る接続部切断装置1は、上記のように、ワーク10が載置され、載置されたワーク10が送り込まれるワーク送り込み部50と、パンチングユニット20、25と、接続部12が切断された製品11を含むワーク10から製品11を取り出す製品取り出し部60とが順に設けられ、ワーク送り込み部50が固定され、上面にワーク支持シート53を備え、ワーク10の幅方向の一端側を把持する進行方向位置合わせロボット40を備え、ワーク10のワーク送り込み部50から製品取り出し部60への移動、及びワーク10の進行方向における切断する接続部12への位置合わせが、進行方向位置合わせロボット40により制御され、パンチングユニット20、25のワーク10の幅方向における切断する接続部12への移動と位置合わせが、幅方向位置合わせロボット30により制御されるように構成されている。
図11は、別の実施の形態に係る接続部切断装置の全体の構成の一例を示す斜視図である。また、図12は、図11に示した別の実施の形態に係る接続部切断装置のうち、ワーク搬送装置をワーク供給部側から見た斜視図である。
別の実施の形態に係る接続部切断装置2は、次の点で図2~図3を参照して説明した接続部切断装置1と異なっている。接続部切断装置1では、ワーク10をワーク供給部51からワーク送り込み部50に移し替えるとともに、ワーク10から切り離された製品11を製品取り出し部60から取り出す働きをするピックアップロボット70を備えている。すなわち、ピックアップロボット70により、ワーク送り込み部50へのワーク10の供給、及び製品取り出し部60から切り離された製品11の取り出しが行われるようになっている。
これに対し、接続部切断装置2の場合には、ピックアップロボット70に代えて、ワーク供給部51からワーク送り込み部50にワーク10を移し替えるワーク搬送装置55を備えていること、及びワーク10から切り離された製品11を製品取り出し部60から取り出す働きをする製品ピックアップロボット75を製品取り出し部60の側部近傍に備えていることの2点が相違している。パンチングユニット20、25、幅方向位置合わせロボット30、進行方向位置合わせロボット40、ワーク送り込み部50、製品取り出し部60などは、接続部切断装置1の場合と同様である。
なお、図11、図12には、ワーク10として、図1(b)に示したタイプのものが示されている。
図11に示したように、接続部切断装置2の場合には、ワーク送り込み部50の側部近傍に配置されたワーク供給テーブル51a上のワーク10が、ワーク搬送装置55によりワーク送り込み部50に供給され、ワーク10から切り離された製品11は製品ピックアップロボット75により製品取り出し部60から取り出される。接続部切断装置1の場合のように、1台のピックアップロボット70により、ワーク10のワーク送り込み部50への移し替えと、製品取り出し部60からの製品11の取り出しとを行うのではなく、接続部切断装置2の場合には、ワーク10の供給と製品11の取り出しとを別の手段に分けた点に大きな相違がある。
図11、図12に示したように、ワーク搬送装置55は、ワーク供給部51であるワーク供給テーブル51a、及びワーク送り込み部50を跨いで設けられたガイドフレーム56と、ワーク保持部72を支持するとともに昇降可能なワーク保持昇降部57と、ガイドフレーム56に沿って移動可能なワーク保持移動部58とを含み、ワーク保持昇降部57がワーク保持移動部58に固定されている。また、ガイドフレーム56上には横方向移動部59が設けられており、ワーク保持移動部58は、横方向移動部59によって、ワーク供給テーブル51aとワーク送り込み部50との間を往復移動可能となっている。
このように、接続部切断装置2は、ワーク10が載置されるワーク供給テーブル51aが、ワーク送り込み部50の側部近傍に配置され、ワーク供給テーブル51a上のワーク10を保持し、ワーク送り込み部50に搬送し載置するワーク搬送装置55と、製品取り出し部60の側部近傍に配置され、ワーク10から切り離された製品11を製品取り出し部60から取り出す製品ピックアップロボット75とを備えている。
上記のワーク搬送装置55によって、ワーク保持部72で保持されたワーク10が、ワーク保持昇降部57及びワーク保持移動部58を介して、ガイドレール56によって支持された横方向移動部59の動きにより、ワーク供給テーブル51aからワーク送り込み部50に移し替えられる。
ワーク昇降部57については、単軸ロボットで構成することが好ましい。そのほか、エアシリンダ、サーボモータとボールネジなどとの組合せを用いることができる。また、横方向移動部59についても、単軸ロボットで構成することが好ましいが、エアシリンダ、モータ駆動のチェーン又はベルトを利用して構成することもできる。
ワーク保持部72には、図示されていないが、下側に吸着パッドが設けられており、ワーク供給デーブル51aで吸着パッドによりワーク10を保持し、ワーク送り込み部50でワーク10を離脱させることができるようになっている。
なお、ワーク保持部72、製品ピックアップロボット75に用いられるワーク保持部76については、後に図13を参照して説明する。
製品取り出し部60から、ワーク10から切り離された製品11を取り出す製品ピックアップロボット75は、接続部切断装置1に用いられるピックアップロボット70と同様に、汎用の水平多関節ロボットのほか、垂直多関節ロボット、パラレルリンクロボットなどを用いることができる。ただし、製品ピックアップロボット75の場合には、製品取り出し部60から図11に示した製品用パレット63に製品11を移し替えることだけに使われる。そのため、接続部切断装置1のピックアップロボット70のように、質量の大きいワーク10をピックアップする必要がない。製品11はワーク10から切り離されているので、ピックアップする製品11の質量が小さい。また、ロボットのアームの移動範囲が狭い。したがって、製品ピックアップロボット75としては、接続部切断装置1に用いられるピッキングロボット70に比べ、より小型で簡素化されたロボットを採用することができる。
上記にように、接続部切断装置2の場合には、製品ピックアップロボット75が、製品取り出し部60から製品11を取り出すことだけに用いられる。また、製品ピックアップロボット75は、ワーク搬送装置55によるワーク10のワーク送り込み部50への移し替え動作と平行して動作させることができる。そのため、製品取り出し部60から単に製品10を取り出すことだけではなく、後の工程を考慮した製品11の移し替えを行うのに好都合である。例えば、図11に示したように、1枚のワーク10の中に、製品11として形状が異なる製品11aが1つ、11bが2つ、11cが2つ存在する場合、1つの製品用パレット63上に、製品11aを1組、11bを2組、11cを2組ずつというように、製品11を整列した状態で積み重ねることができる。
すなわち、接続部切断装置2を用いて接続部12の切断を行う場合には、製品取り出し部60の側部近傍に製品用パレット63を配置しておき、ワーク10から切り離された製品11を所定の形状別に製品用パレット63上に積み重ね、後の工程で使用される複数の形状の複数の製品11を、製品用パレット63により一括して搬送するという方法を採用することができる。
製品11a~11cが、後の工程における組み立てや処理に必要なパーツ1セット分である場合には、1つの製品用パレット63を後の工程に移動させることにより、速やかに、効率的に次の作業を行うことができる。
このように、接続部切断装置2の場合には、ワーク送り込み部50へのワーク10の供給と、製品取り出し部60から切り離された製品11の取り出しとが別の手段で実行されるので、ワーク送り込み部50の作業と製品取り出し部60の作業とを平行して行うことができるという利点がある。そのために、製品取り出し部60では、複数の形状の製品11を仕分けした状態で、1つの製品用パレット63に揃えることが可能である。したがって、特に少量多品種の完成品を得る場合の接続部切断装置として極めて好適である。
図13は、接続部切断装置のピックアップロボット、製品ピックアップロボットに用いられるワーク保持部の一例を示す斜視図であり、(a)は図2に示したワーク保持部71、図11及び図12に示したワーク保持部72に対応するタイプ、(b)は図11に示したワーク保持部76に対応するタイプである。
ピックアップロボット70のアーム先端部のワーク保持部71と、ワーク搬送装置55のワーク保持部72とは、吸着パッド71bが縦横に配列された平板型のタイプであり、その一例が図13(a)に示されている。なお、以下の説明では、ワーク保持部71と72を合わせてワーク保持部71と表記する。一方、製品ピックアップロボット75のアーム先端部に設けられたワーク保持部76は、吸着パッド76bが一列に配列された細長型のタイプであり、その一例が図13(b)に示されている。
これらのワーク保持部71、76により、ワーク10、製品11が吸着保持され、移し替えなどが行われる。図13に示したワーク保持部71、76は、真空吸着パッドを用いるタイプであり、ボックス71a、76aと、ボックス71a、76aの下面に取り付けられた複数の吸着パッド71b、76bとを備えている。なお、ワーク保持部71の場合には、ボックス71aが3つに分かれているため、それぞれのボックス71aを吸排気するための接続管71cが設けられている。このほか、接続管71c、ボックス76aの上面、又は側面には、真空吸排気を行うためのホースの接続部(図示省略)が設けられており、ホースを介して真空ポンプ、エジェクタなどと接続することにより、ボックス71a、76a内の吸排気を行うことができるようになっている。
吸着パッド71b、76bは、ワーク10の製品11の位置に合わせて配置されていることが好ましい。そのため、ワーク保持部71、76は、ワーク10、製品11の形状、ワーク10内の製品11の位置などを考慮して、適宜適切なワーク保持部71、76を選択して使用することが好ましい。
吸着パッド71b、76bは、その尾部が円筒状になっており、ボックス71a、76aの吸着パッド装着孔に対し、簡単に着脱することができる。したがって、ワーク10の大きさ、製品11の数、大きさ、形状、吸着パッド71b、76bの損傷などに応じて適宜交換することができる。また、ワーク保持部71、76は、ワーク10や製品11の大きさ、数などに応じて、ワーク10や製品11を保持しやすいタイプに適宜交換して使用することが好ましい。
吸着パッド71b、76bは、迅速、確実に製品11を保持し離脱させることができるように、少なくとも1段の蛇腹タイプで、ニトリルゴム、シリコーンゴム、天然ゴムなどで形成されていることが好ましい。なお、吸着パッド71b、76bには、市販されている汎用の吸着パッドを使用することができる。
図13(b)には、製品11を個別にピックアップできるように、ワーク保持部76が細長で、吸着パッド76bが一列に3つ設けられている例を示した。例えば、製品11が小さいため、3つの吸着パッド76bのうち製品11の外側に吸着パッド76bが位置することが生じる可能性がある。このような場合でも、真空吸着の場合には、吸着パッド76b内に鋼球などのボールを設けておくことにより、吸引時にボールが吸引口を塞ぐようにすることができるので、空気の吸引を防止し、製品11外の部分での吸着パッド76bによる吸着作用を停止させることができる。
保持部71、76について、図13を参照し真空吸着方式の場合を説明したが、保持部71、76については、真空吸着以外の方法を適用することもできる。例えば、ワーク10が鋼板などの磁性を有する材料の場合には、電磁石を用いることができる。その場合には、吸着パッド71b、76bに代えて、電磁石を取り付ける。ワーク10、製品11を保持する場合には、電磁石に通電することにより吸着し、通電を解除することにより離脱させるという方法を利用して、ワーク10、製品11の保持、搬送を行うようにする。
図14は、実施の形態に係る接続部切断装置による接続部の切断を制御する制御部のシステム構成を示すブロック図である。
制御システム80は、ワーク10の接続部12の切断に用いられ、入力部81、制御部82、出力部83で構成されている。入力部81には、ワーク10の打ち抜き加工に用いられたNCデータが入力されて利用される。NCデータは、タレットパンチプレスなどによる打ち抜き加工によってワーク10が加工される際に用いられるデータであり、そのデータを利用して、接続部12の切断位置を決定することができる。
接続部12の位置に関するデータがない場合には、撮像した画像を基に接続部12の切断位置を決定するようにしてもよい。
NCデータを基に、ワーク10の接続部12の位置を判定するプログラムを利用して、ワーク10の各接続部12の切断位置座標(X、Y)、切断位置を基にした各接続部12の切断順序等が求められる。入力部81には、NCデータのほか、接続部12の切断を行うワーク10の数量、切断力などのパンチングデータが入力される。
入力部81のデータは、それぞれ該当する制御部82のX軸移動制御部、Y軸移動制御部、パンチングユニット制御部に送られる。制御部82によって生成される制御信号が出力部83に出力され、それぞれの信号を基に、X軸方向位置合わせロボット(幅方向位置合わせロボット30)によるワーク10の移動と位置合わせ、Y軸方向位置合わせロボット(進行方向位置合わせロボット40)によるワーク10の移動と位置合わせ、パンチングユニット20、25の切断動作が制御される。
図15は、実施の形態に係る接続部切断装置により、ワークから製品を切り離す工程の一例を示すフローチャートである。図15は、図2~図7を参照して説明した接続部切断装置1、図11、図12を参照して説明した接続部切断装置2を対象とした例であり、図14に示した制御システム80によって制御される。なお、以下の各ステップに関しては、パンチングユニット20を対象に説明する。
ステップ1では、ワーク10に関するNCデータなどのデータを取得する。
ステップ2では、取得したデータを基に、ワーク10の各接続部12について、切断位置データである切断位置座標(Xn、Yn)を取得する。
ステップ3では、各接続部12の切断位置座標(Xn、Yn)に対応する下型22及びパンチングヘッド21の中心軸座標(Xn′、Yn′)を算出し決定する。
ステップ4では、各接続部12の切断順序を決定する。
上記のステップ1~4については、図14に示した制御システム80の入力部81により実行される。
ステップ5では、図2に示したピックアップロボット70、又は図11、図12に示したワーク搬送装置55により、ワーク10をワーク供給部51でピックアップし、ワーク送り込み部50上に移し替える。
ステップ6では、図3に示した進行方向位置合わせロボット40により、接続部12の切断位置に対応する下型22及びパンチングヘッド21の中心軸座標のYn′にワーク10を移動し、Y軸方向の位置合わせを行う。
ステップ7では、図3に示した幅方向位置合わせロボット30により、接続部12の切断位置に対応する下型22及びパンチングヘッド21の中心軸座標のXn′にワーク10を移動し、X軸方向の位置合わせを行う。
ステップ8では、パンチングヘッド21の上刃21bを回転させ、上刃21bを切断位置(Xn、Yn)に位置合わせする。
ステップ9では、パンチングヘッド21、すなわち、上刃21bを下降させ、接続部12の切断を行う。
ステップ10で、ワーク10内のすべての接続部12の切断が完了したか否かを判断する。完了していないと判断された場合にはステップ6に戻り、同じワーク10の接続部12の切断を繰り返す。ワーク10内のすべての接続部12の切断が完了したと判断された場合には、ステップ11に進む。
ステップ11では、ワーク10全体を図2、図3、図11に示した製品取り出し部60に移動させる。
ステップ12で、図2に示したピックアップロボット70、又は図11に示した製品ピックアップロボット75により、製品取り出し部60から製品11をピックアップする。
ステップ13では、ワーク10から製品11が取り除かれたワーク12の残部15をスクラップとして排出する。
ステップ14で、すべてのワーク10の接続部12の切断が完了したか否かを判断し、完了していないと判断された場合にはステップ5に戻り、次のワーク10の接続部12の切断を行う。すべてのワーク10の接続部12の切断が完了したと判断された場合には、作業を終了する。
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明したが、上記の説明は本発明の例示にすぎない。本発明の範囲を逸脱することなく、種々の改良や変更を行うことができ、それらも本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
1、2 接続部切断装置
10 ワーク
11、11a、11b、11c 製品
12 接続部
12a 先端部
12b 外周部側
13 外周部
14 切り抜き部
15 残部
20、25 パンチングユニット
21、26 パンチングヘッド
21a、26a 上刃支持部
21b、26b 上刃
21ba、21bb 上刃の内側
21c、22c、26c、27c 中心軸
22、27 下型
22a 辺
22ab 上部外周部
23 パンチングヘッドガイド
26ba 上刃の外側
27a 上部円形内周部
30 幅方向位置合わせロボット
40 進行方向位置合わせロボット
41 チャック
50 ワーク送り込み部
51 ワーク供給部
51a ワーク供給テーブル
52 支持台
53 ワーク支持シート
55 ワーク搬送装置
56 ガイドフレーム
57 ワーク保持昇降部
58 ワーク保持移動部
59 横方向移動部
60 製品取り出し部
61 ワーク残部収容部
62 コンベア
63 製品用パレット
70 ピックアップロボット
71、72、76 ワーク保持部
71a、76a ボックス
71b、76b 吸着パッド
71c 接続管
75 製品ピックアップロボット
80 制御システム
81 入力部
82 制御部
83 出力部

Claims (14)

  1. ワークから接続部で接続された製品を切り離す装置であって、
    前記接続部を切断するパンチングユニットを備え、
    該パンチングユニットが、前記ワークの下面に位置し、その上部が多角形をした下型と、該下型の上方に位置し、前記の下型の中心軸と同じ中心軸を中心に回転するとともに、上刃を備えた上下動可能なパンチングヘッドとを含んで構成され、
    前記上刃の内側が、前記下型の外周部のそれぞれの辺に位置するように前記パンチングヘッドが回転可能に構成され、
    前記中心軸が前記ワークの前記製品側に位置し、前記下型の辺及び前記上刃の内側が、前記ワークの前記接続部の先端部に位置した状態で、前記上刃が下降することにより、前記接続部が切断されるように構成されていることを特徴とする接続部切断装置。
  2. 前記多角形の下型のそれぞれの辺が凹形であり、前記上刃が前記下型のそれぞれの辺の凹形に合致する形状であることを特徴とする請求項1に記載の接続部切断装置。
  3. ワークから接続部で接続された製品を切り離す装置であって、
    前記接続部を切断するパンチングユニットを備え、
    該パンチングユニットが、前記ワークの下面に位置し、その上部が円形をした下型と、該下型の上方に位置し、前記下型の中心軸と同じ中心軸を中心に回転するとともに、上刃を備えた上下動可能なパンチングヘッドとを含んで構成され、
    前記上刃の内側が、前記下型の上部外周部に位置するように前記パンチングヘッドが回転可能に構成され、
    前記中心軸が前記ワークの前記製品側に位置し、前記下型の上部外周部及び前記上刃の内側が、前記ワークの前記接続部の先端部に位置した状態で、前記上刃が下降することにより、前記接続部が切断されるように構成されていることを特徴とする接続部切断装置。
  4. ワークから接続部で接続された製品を切り離す装置であって、
    前記接続部を切断するパンチングユニットを備え、
    該パンチングユニットが、前記ワークの下面に位置し、その上部内周部が円形をした下型と、該下型の上方に位置し、前記下型の中心軸と同じ中心軸を中心に回転するとともに、上刃を備えた上下動可能なパンチングヘッドとを含んで構成され、
    前記上刃の外側が、前記下型の上部円形内周部に位置するように前記パンチングヘッドが回転可能に構成され、
    前記中心軸が前記ワークの前記製品の外側に位置し、前記下型の上部円形内周部及び前記上刃の外側が、前記ワークの前記接続部の先端部に位置した状態で、前記上刃が下降することにより、前記接続部が切断されるように構成されていることを特徴とする接続部切断装置。
  5. 前記ワークが載置され、載置された前記ワークが送り込まれるワーク送り込み部と、前記パンチングユニットと、前記接続部が切断された前記製品を含む前記ワークから前記製品を取り出す製品取り出し部とが順に設けられ、
    前記ワーク送り込み部は、その上面にワーク支持シートを備え、さらに、前記ワークの幅方向の一端側を把持する進行方向位置合わせロボット、及び幅方向位置合わせロボットを備え、
    前記ワークの前記ワーク送り込み部から前記製品取り出し部への移動、及び前記ワークの進行方向における切断する前記接続部への位置合わせが、前記進行方向位置合わせロボットにより制御され、
    前記パンチングユニットの前記ワークの幅方向における切断する前記接続部への移動と位置合わせが、前記幅方向位置合わせロボットにより制御されるように構成されていることを特徴とする請求項1~4のいずれかの項に記載の接続部切断装置。
  6. 前記ワーク送り込み部における前記ワーク支持シートが、ブラシテーブルで構成されていることを特徴とする請求項5に記載の接続部切断装置。
  7. ピックアップロボットが装備され、前記ワークが前記ピックアップロボットにより前記ワーク送り込み部に載置され、前記ワークから切り離された前記製品が前記ピックアップロボットにより、前記製品取り出し部から取り出されるように構成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の接続部切断装置。
  8. 前記ワークが載置されるワーク供給テーブルが、前記ワーク送り込み部の側部近傍に配置され、
    前記ワーク供給テーブル上の前記ワークを保持し、前記ワーク送り込み部に搬送し載置するワーク搬送装置と、
    前記製品取り出し部の側部近傍に配置され、前記ワークから切り離された前記製品を前記製品取り出し部から取り出す製品ピックアップロボットと、
    を備えていることを特徴とする請求項5~7のいずれかの項に記載の接続部切断装置。
  9. 前記ワーク搬送装置が、
    前記ワーク供給テーブル及び前記ワーク送り込み部を跨いで設けられたガイドフレームと、
    該ガイドフレームに沿って移動可能なワーク保持移動部と、
    該ワーク保持移動部に固定されたワーク保持昇降部と、
    該ワーク保持昇降部に支持され、前記ワークを保持した状態で昇降可能なワーク保持部と、
    を含んで構成されていることを特徴とする請求項8に記載の接続部切断装置。
  10. 前記下型及び/又は上刃が容易に交換可能に構成されていることを特徴とする請求項1~9のいずれかの項に記載の接続部切断装置。
  11. その上部が多角形をした下型と、
    上刃の内側が、前記多角形の下型の外周部のそれぞれの辺に合致するように形成されたパンチングヘッドとを含んで構成されていることを特徴とする接続部切断装置用パンチングユニット。
  12. その上部が円形をした下型と、
    上刃の内側が、前記円形の下型の上部外周部に当接するように形成されたパンチングヘッドとを含んで構成されていることを特徴とする接続部切断装置用パンチングユニット。
  13. その上部の内周部が円形をした下型と、
    上刃の外側が、前記下型の上部円形内周部に合致するように形成されたパンチングヘッドとを含んで構成されていることを特徴とする接続部切断装置用パンチングユニット。
  14. 請求項8又は9に記載の接続部切断装置の使用方法であって、
    前記製品取り出し部の側部近傍に製品用パレットを配置し、前記ワークから切り離された複数形状の前記製品を形状別に前記製品用パレット上に積み重ね、後の工程でまとめて使用される複数形状の製品を、前記製品用パレットにより、一度にまとめて搬送することを特徴とする接続部切断装置の使用方法。

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