JPS6061123A - Νｃパンチプレス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、板材に複雑な形状の穴を打ち抜く場合に使用
するに好適なＮＣパンチプレス装置に関する。

被加工板材に複雑な形状の穴を打ち抜く場合、従来はそ
の穴に相当する複雑な形状のパンチやダイをワイヤカッ
ト放電加工等により製作しているが、これらのパンチや
ダイの製作に長時間を要し、しかもパンチやダイは他の
形状の穴加工には使用できないため、加工費が高価にな
るという欠点がある。

本発明は、複雑な形状の穴を打ち抜く場合、パンチやダ
イとして打ち抜き穴の面積に比較して打ち抜き断面積が
充分小さく、かつその断面形状が単純な形状のものの少
数個（通常数個で、多くてもパンチが５〜７個でダイは
数個）を用いるもので、加工費の低廉化と加工期間の短
縮が可能となる構成のＮＣパンチプレス装置を提供する
ことを目的とする。

本発明のＮＣパンチプレス装置は、形状の異なる数個程
度の少数組のパンチおよびダイのセット備え、各パンチ
およびダイのセットは横断面積が打ち抜き穴に比べて充
分小さく、かつその断面形状が後述する゛ような単純形
状をなし、かつパンチおよびダイの取付は体は任意のセ
ットを加工位置に選択位置させることができるように回
動可能にヘッドに取付けると共に、各パンチおよびダイ
は前記取付は体に回動位置決め可能に取付けたことを特
徴とする。

以下本発明の一実施例を図面により説明する。

第１図は本発明の機械的構成を示し、ｌはＸ軸モータ２
により矢印Ｘ方向の送り位置決め可能な加工テーブル、
３は被加工材としての板材、４は該板材３を挟持する一
対の駆動ローラ５，５を回転させることにより板材３の
矢印Ｙ方向の送り位置決めを行なうＹ軸モータ、６．６
は板材３を挟持してガイドする従動ローラ、７，７は加
工テーブルｌ上における板材３のＸ方向の位置を設定す
るガイドローラであり、これらのガイドローラ７．７は
取付はレール８の任意の位置に固定できる構造を有し、
板材３の巾等に対応して位置設定できるようになってい
る。

９はヘッドであり、該ヘッド９には円柱状の軸１０がモ
ータ１１により矢印１４に示すように割り出し回動され
るように縦に取付けられ、該軸ｌＯには円盤状をなすパ
ンチ取付は体１２とダイ取付は体１３が軸１０との軸心
を一致させて取付けである。パンチ取付は体１２には外
周に歯溝を形成した複数個（本実施例では３個）のパン
チホルダ１５，１６．１７が、第２図に示すように、パ
ンチ取付は体１２に軸受１８を介して回動割り出し自在
に取付けられ、外周の歯溝が各パンチホルダ１５，１６
．１７回動用モータ２２Ａ、２２Ｂ、２２Ｃの出力軸ウ
オーム２３と噛合される。

各パンチホルダ１５．ｉｓ、１７には、それぞれパンチ
１９．２０．２１を一ヒ下動自在に保持させ、各パンチ
１９，２０．２１に設けた鍔２５とパンチホルダ１５，
１６．１７との間には各パンチ１９，２０．２１を上方
に押上げるバネ２６を介装し、そして各パンチ１９，２
０．２１の下部はパンチ取付は体１２に取付けたガイド
筒２４に回動自在に挿着すると共に、ガイド筒２４内の
段差部２８に当接させる抜は止め用ストッパリング２７
を取付けてな′る。本実施例はパンチ１９，２０．２１
がそれぞれ扇形、三角形、四角形をなす場合について示
している。

前記グイ取付は体１３には、前記各パンチ１９．２０，
２１３とそれぞれ対応する位置にグイ２９．３０．３１
を取付ける。これらのダイ２９゜３０．３１もグイ取付
は体１３に回動割り出し自在に取付けけられ、グイ２９
，３０．３１の上部の外周に設けた歯溝をグイ取付は体
１３に設けた各ダイ２９，３０．３１回動用モータ３２
Ａ　、　３２Ｂ　、３２Ｃの出力軸ウオーム３３に噛合
させている。

前記ヘッド９の先端にはパンチ１９，２０．２１を押打
するロッド３４を上下動自在に取付け、その上端にはヘ
ッド９に取付けた電磁石３５に吸引されて該ロッド３４
を下降させる磁性材３６を取付け、また該ロッド３４に
は、押上げ用スプリング３７を巻装している。

前記各モータ２，４，１１．２２Ａ〜２２Ｃ９３２Ａ〜
３２Ｃ１および電磁石３５は、第３図に示すように、Ｎ
Ｃ装置（またはＣＮＣＮＣ装置８によって制御される。

パンチ回動割り出し用モータ２２Ａ〜２２Ｃおよびダイ
回動割り出し用モータ３２Ａ〜３２Ｃは、対応するもの
どうしく２２Ａと３２Ａ、２２Ｂと３２Ｂ、２２Ｃと３
２Ｃ）がそれぞれ同じ数値情報によって同じ回動角とな
るように制御される。

この装置によって穴明は作業を行う場合には、予めプロ
グラム等により記憶装置３９に記憶されている加工情報
によって前記各モータ等の駆動制御を行う。例えば第４
図の４０に示すような穴を明ける場合、穴４０の全周辺
についてどのパンチを使用するかを予め決定しておく。

即ち、凹み形の角部ａやｂについては、三角形のパンチ
２０または四角形のパンチ２１の近似する角度となる角
部、もしくは扇形をなすパンチ１９の角部を割当て、比
較的滑らかな四部Ｃは扇形をなすパンチ１９の曲線部を
割当て、緩やかな凹部ｄは扇形をなすパンチ１９の曲線
部を連続的に割当て、緩やかな凸部ｅや直線部ｆは三角
形のパンチ２０または四角形のパンチ２１の直線部を割
当てるようにする。

実際の加工においては、３木のパンチ１９，２ｏ、２１
のうちの１本をまず選択してそのパンチおよびそのパン
チに対応したダイがロッド３４の真下に位置するように
モータ１１を回動させる。

そしてＸ軸モータ２とＹ軸モータ４を作動させて板材３
の位置決めを行い、ロッド３４の真下に位置するパンチ
に対応した回動用モータ（２２Ａ〜２２Ｃのうちの１台
）これに対応したダイ回動用モータ（３２Ａ〜３２Ｃの
うちの１台）を連動させた割り出し回動により位置決め
し、電磁石３５を励磁して該当部分を押抜き、次にＸ軸
モータ２とＹ軸モータ４を作動させて前記と同様の動作
を行わせ、あるパンチについて割当てられた押抜き作業
が終了すると、再びモータ１１を作動させて次のパンチ
およびダイをロッド３４の真下に位置させて同様の押抜
き作業を行い、このような作業を全パンチについて行う
ことにより、最終的に穴４０を完成する。

なお上記例では１本のパンチの割当てが終了するまで他
のパンチは待機しておくこととしたが、ようにしてもよ
く、その場合には、１木のパンチによる１つまたは相隣
る複数の押抜き加工の度毎にパンチを交換することもあ
りうる。

また、パンチとしては、第５図の４１〜４４に示すよう
に、すべて扇形とし、その円弧等の曲線部Ｒａ−Ｒｄと
要部の角度θａ〜θｄをすべて異ならせるように構成し
てもよい。また、第６図に示すように、扇形をなすパン
チの直線部の１つまたは２つを異なる曲率を持った曲線
部Ｒ１，Ｒ２に形成して、第４図に示す内側に凸の曲線
部ｅの加工に役立てるようにしてもよい。さらに、パン
チの刃の断面形状としては、五角形以−ヒの多角形、円
形、楕円形、半円形、三日月形等の形をとることができ
る。当然のことながら、これらのパンチに対応するダイ
の抜穴形状もこれらのパンチの刃の断面形状に合致した
ものとなるが、複数のパンチの各一部の直線、曲線、ま
たは稜線部分の形状に部分形状が合致したダイを用いて
、ダイス個数をパンチより少なくすることもできる。

また、ロッド３４等の押抜き手段は各パンチ毎に設けて
もよく、パンチの駆動手段としては、シリンダ、モータ
等を用いることも可能である。また、板材の位置決め手
段としてｘＹテーブルも用いられる。

以上述べたように、本発明によれば、単純形状のパンチ
による加工を組合わせることによって複雑な形状の穴の
加工を可能にしたので、複雑な形状のパンチやダイを多
数製作する必要がなくなり、また、単純形状のパンチに
よってさまざまな形状の穴の加工が可能となり、パンチ
やダイは摩耗した場合には容易に交換することができる
。このようなことから、本発明によれば、複雑な穴の形
状を加工する場合、加工費の低廉化と加工期間の短縮が
可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の機械的構成を示す斜視図、
第２図は該実施例におけるパンチ、ダイおよびその駆動
部の構成を示す断面図、第３図は該実施例の電気的構成
を示すブロック図、第４図は該実施例における加工例を
示す説明図、第５図および第６図はパンチの断面形状の
他の例を示す図である。 ９・・・ヘッド、１２・・・パンチ取付は体、１３・・
・ダイ取付は体、１９〜２１・・・パンチ、２９〜３１
・・・ダイ 特許出願人　株式会社井上ジャパックス研究所代理人　
弁理士　若田勝−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、断面形状の異なる複数組のパンチおよびグイセット
   備え、各パンチおよびグイセットの断面は単純形状をな
   し、かつパンチおよびダイの取伺は体は任意のセットを
   加工位置に位置させることができるように回動可能にヘ
   ッドに取付けると共に、各パンチおよびダイは前記取付
   は体に回動可能に取付けたことを特徴とするＮＣパンチ
   プレス装置。 ２、前記パンチの刃の断面形状を扇形に形成したことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のＮＣパンチプレ
   ス装置。