JP7143553B2 - レーザ装置 - Google Patents

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Description

本開示は、信号光を空間に出射するレーザ装置に関する。
従来、コヒーレント結合(Coherent Beam Combining:CBC)技術を用い、高出力なレーザ光である信号光を空間に出射するレーザ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。CBC技術は、単一のレーザ光を複数のレーザ光に分割し、それらのレーザ光を増幅してからコヒーレントに結合する技術である。
特開2000-323774号公報
一方、従来のレーザ装置において、信号光を遠方の通信局又はターゲットに伝送する場合、信号光を遠方に集光するための望遠鏡光学系が必要である。
この望遠鏡光学系としては、振動等の周囲環境変動に強いカセグレン反射光学系が挙げられる。カセグレン反射光学系は、入射されたレーザ光のビーム径を拡大する副鏡と、副鏡による拡大後のレーザ光を空間に出射する主鏡とを有する。
しかしながら、従来のレーザ装置は、カセグレン反射光学系と組合わせて使用する場合、副鏡からの高出力な戻り光による発熱を回避する目的で、環状鏡を用いてレーザ光の中心部を取除いた上で副鏡に入射させる必要がある。よって、従来のレーザ装置は、カセグレン反射光学系と組合わせて使用すると、レーザ光の中心部を取除いた分、レーザ光の利用効率が低下する。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、カセグレン反射光学系と組合せて使用される場合でも、従来構成に対してレーザ光の利用効率を向上可能なレーザ装置を提供することを目的としている。
本開示に係るレーザ装置は、単一のレーザ光から得られた複数の信号光をサブアレイ化するサブアレイ化部と、レーザ光から得られた局発光を、光軸中心を除く位置に光が配置された形状に変換する空間分配部と、サブアレイ化部によるサブアレイ化後の信号光及び空間分配部による変換後の局発光を合波することで干渉信号光を生成し、当該干渉信号光を空間に出射する合波部とを備えたことを特徴とする。
本開示によれば、上記のように構成したので、カセグレン反射光学系と組合せて使用される場合でも、従来構成に対してレーザ光の利用効率を向上可能となる。
実施の形態1に係るレーザ装置の構成例を示す図である。 実施の形態1における要素回路の構成例を示す図である。 実施の形態1におけるコリメータアレイの構成例を示す図である。 実施の形態1に係るレーザ装置で用いられる信号光及び局発光による干渉信号光のビーム配置例を示すイメージ図である。 実施の形態2に係るレーザ装置の構成例を示す図である。 実施の形態2に係るレーザ装置で用いられる信号光及び局発光による干渉信号光のビーム配置例を示すイメージ図である。 実施の形態3に係るレーザ装置の構成例を示す図である。 実施の形態3における円錐プリズムの駆動例を示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係るレーザ装置の構成例を示す図である。
レーザ装置は、図1に示すように、基準光源1、光分配器2、コリメータレンズ3、K個の回路アレイ4、信号処理部5、制御信号生成部6、空間分配部7、導入結合部8及びカセグレン反射光学系9を備えている。ここで、k=1~Kであり、実施の形態1ではK=2である。
基準光源1は、単一周波数のレーザ光を出力する。基準光源1としては、例えば、シングルモードで発振する狭線幅レーザ光源が使用可能である。
光分配器2は、基準光源1により出力されたレーザ光を、単一の局発光及びK×N個の信号光に分配する。Nは2以上の自然数である。
基準光源1及び光分配器2は、光ファイバ等の光路を介して接続されている。
コリメータレンズ3は、光分配器2により得られた局発光をコリメート状態にする光学レンズである。
回路アレイ4は、光分配器2により得られた信号光のうちのN個の信号光に対し、それぞれ可変位相変調(可変位相制御)を施す光フェーズドアレイである。回路アレイ4は、図1に示すように、並列に配置されたN個の要素回路41knにより構成されている。ここで、n=1~Nである。
要素回路41knは、図2に示すように、光位相変調器(光位相制御器)411kn、光増幅器412kn、光サーキュレータ413kn、光電変換器(光検出器)414kn及び位相同期回路415knを有している。また、位相同期回路415knは、図2に示すように、基準信号源416kn、可変移相器417kn、位相比較器418kn、ループフィルタ419kn及び信号生成器420knを有している。
光位相変調器411knは、光分配器2により得られた信号光の位相を変調する可変位相制御器である。光位相変調器411knにおける変調量は、位相同期回路415knが有する信号生成器420knにより生成された光位相制御信号に従った変調量である。光位相変調器411knとしては、例えばLN(LiNbO)位相変調器又は半導体光変調器が使用可能である。
光増幅器412knは、光位相変調器411knによる位相変調後の信号光を増幅する。
光サーキュレータ413knは、光増幅器412knによる増幅後の信号光を、導入結合部8に出力する。また、光サーキュレータ413knは、導入結合部8により反射された光を、光電変換器414knに出力する。
光電変換器414knは、光サーキュレータ413knにより出力された光を電気信号に変換する。光電変換器414knとしては、例えばフォトダイオードが使用可能である。
基準信号源416knは、高周波帯の基準周波数をもつ電気信号(基準信号)を出力する。
可変移相器417knは、基準信号源416knにより出力された電気信号の位相をシフトさせる。可変移相器417knにおける位相シフト量は、制御信号生成部6により生成された外部制御信号A41knに従った位相シフト量である。
位相比較器418knは、光電変換器414knにより得られた電気信号と可変移相器417knによる位相シフト後の電気信号との間の位相誤差に応じた電流又は電圧をもつ位相誤差信号を生成する。
ループフィルタ419knは、位相比較器418knにより生成された位相誤差信号をフィルタリングして制御電圧を生成する。
信号生成器420knは、ループフィルタ419knにより生成された制御電圧に応じた発振周波数をもつ光位相制御信号を生成する。
なお、図2に示した位相同期回路415knの構成は一例であり、これに限定されない。
なお図1では、回路アレイ4が有する要素回路411nの数及び回路アレイ4が有する要素回路412nの数が、同数とされている。しかしながら、各回路アレイ4が有する要素回路41knの数は、異なっていてもよい。
光分配器2及び回路アレイ4は、光ファイバ等の光路を介して接続されている。
信号処理部5は、レーザ装置におけるFFP(Far Field Pattern)、又は、所望のカセグレン反射光学系9における出力光の波面形状に基づいて、回路アレイ4における位相シフト量を算出する。
制御信号生成部6は、信号処理部5による算出結果に基づいて、回路アレイ4が有する可変移相器417knに対する外部制御信号A41knを生成する。
空間分配部7は、コリメータレンズ3によりコリメート状態にされた局発光(コリメート光)を、光軸中心を除く位置に光が配置された形状に変換する。図1に示す空間分配部7は、円錐プリズム71及び円錐プリズム72から構成される。
円錐プリズム71は、軸方向における一方の面が円錐状に構成され、他方の面が平面状に構成されたプリズムである。円錐プリズム71は、上記他方の面がコリメータレンズ3の出射面に対向し、コリメータレンズ3によりコリメート状態にされた局発光を屈折させて空間分配する。
円錐プリズム72は、軸方向における一方の面が円錐状に構成され、他方の面が平面状に構成されたプリズムである。円錐プリズム72は、上記一方の面が円錐プリズム71の上記一方の面に対向し、円錐プリズム71による空間分配後の局発光を円環状の局発光に変換する。なお、円錐プリズム72は、円錐レンズ、球面レンズ又はアクロマートレンズ等のレンズでもよい。
なお上記では、円錐プリズム71及び円錐プリズム72から構成された空間分配部7が、局発光を円環状に変換する場合を示した。しかしながら、これに限らず、空間分配部7は、プリズム又はレンズを用い、局発光を、円環状以外の環状、例えば角環状に変換してもよい。
導入結合部8は、回路アレイ4による可変位相変調後の信号光をN個ずつKセットにサブアレイ化し、当該サブアレイ化後の信号光及び空間分配部7により得られた局発光を合波して空間に出射する。導入結合部8は、図1に示すように、反射鏡81、コリメータアレイ82、ビームコンバイナ83から構成されている。
反射鏡81は、空間分配部7による変換後の局発光を反射する。反射鏡81は、直角プリズムでもよい。
コリメータアレイ82は、図3に示すように、N個の部分反射器821kn及びN個の光コリメータ822knを有している。
部分反射器821knは、回路アレイ4による可変位相変調後の信号光のうちの一部を反射し、残りを通過させる。上記反射は、部分反射器821knに代えて、部分反射光学系又はファイバ端で生じるフレネル反射を利用して実現してもよい。また、部分反射器821knは、ビームコンバイナ83を通過した局発光を通過させる。
また上記では、上記可変位相変調後の信号光のうちの一部を反射する場合を示したが、これに限らず、当該信号光のうちの一部を屈折させてもよい。
光コリメータ822knは、部分反射器821knを通過した信号光をコリメート状態にする。
ビームコンバイナ83は、コリメータアレイ82によりコリメート状態にされた信号光と、反射鏡81により反射された局発光とを合波してカセグレン反射光学系9側へと出射する。また、ビームコンバイナ83は、反射鏡81により反射された局発光の一部を通過させ、部分反射器821knへと出射する。
これらの反射鏡81、コリメータアレイ82及びビームコンバイナ83は、図4に示すように、アキシコン光学系91の形状に合わせて、アキシコン光学系91の中心部を避けて、円環状に配置される。図4において符号401は、信号光と局発光とが合波することで生成された干渉信号光を示している。
なお、導入結合部8は、「単一のレーザ光から得られた複数の信号光をサブアレイ化するサブアレイ化部」及び「サブアレイ化部によるサブアレイ化後の信号光及び空間分配部による変換後の局発光を合波することで干渉信号光を生成し、当該干渉信号光を空間に出射する合波部」に相当する。
カセグレン反射光学系9は、導入結合部8による合波後の光のビーム径を拡大又は縮小する。カセグレン反射光学系9は、図1に示すように、副鏡であるアキシコン光学系91及び主鏡であるアキシコン光学系92から構成される。
アキシコン光学系91は、凸型の略円板形状に構成され、反射面911を有している。反射面911は、入射された光のビーム径(内径及び外径)を拡大する。反射面911は、曲面状に突き出し、曲面の頂点がアキシコン光学系91の中心に位置するように構成されている。アキシコン光学系91は、反射面911が導入結合部8と対向するように配置されている。
アキシコン光学系92は、凹型の略円板形状に構成され、反射面921及び孔922を有している。反射面921は、アキシコン光学系91による拡大後の光を空間に出射する。反射面921は、曲面状に窪み、曲面の頂点がアキシコン光学系92の中心に位置するように構成されている。反射面921の径は、反射面911の径より大きい。孔922は、反射面921の頂点を軸心に構成された貫通孔である。アキシコン光学系92は、孔922の軸心が、導入結合部8からの光の光軸に沿うように配置されている。また、アキシコン光学系92は、反射面921が反射面911に対向し、且つ、反射面921の軸心が反射面911の軸心に一致するように配置されている。
なお図1では、レーザ装置がカセグレン反射光学系9を備えた場合を示した。しかしながら、これに限らず、カセグレン反射光学系9は、レーザ装置の外部に設けられていてもよい。
また図1では、レーザ装置が、基準光源1、光分配器2、コリメータレンズ3、K個の回路アレイ4、信号処理部5及び制御信号生成部6を備えた場合を示した。しかしながら、これに限らず、基準光源1、光分配器2、コリメータレンズ3、K個の回路アレイ4、信号処理部5及び制御信号生成部6は、レーザ装置の外部に設けられていてもよい。
実施の形態1に係るレーザ装置は、従来構成に対し、空間分配部7及び導入結合部8及びカセグレン反射光学系9を付加している。
そして、実施の形態1に係るレーザ装置は、単一の局発光を空間分配部7にて、光軸中心を除く位置に光が配置された形状に変換し、導入結合部8にて、カセグレン反射光学系9の側面から複数のサブアレイ化した信号光を導入し、コヒーレントに合成する。
これにより、実施の形態1に係るレーザ装置は、カセグレン反射光学系9の主鏡であるアキシコン光学系92に蹴られなくビームを配置可能となる。
実施の形態1に係るレーザ装置は、従来構成と比較し、以下のような効果を奏する。
まず、従来構成は、アキシコン光学系を構成する副鏡からの反射戻り光を回避するため、環状鏡によりレーザ光の中心部を取除く必要があり、レーザ光の利用効率が低下する。これに対し、実施の形態1に係るレーザ装置は、光軸中心を除く位置に光が配置された形状に変換した局発光と複数のサブアレイ化後の信号光とを結合させ、カセグレン反射光学系9に入射する。これにより、このレーザ装置は、レーザ光の中心部を取除くことなくビームを生成でき、レーザ光の利用効率を向上可能となる。
また、従来構成は、複数のサブアレイ化された信号光をコヒーレント結合する場合、各信号光のビーム範囲の全てをカバーするため、局発光のビーム径を拡大して均一な振幅及び位相を維持した局発光を生成する必要又はビームスプリッタを大型化する必要があった。この場合、従来構成では、サブアレイ数の増加と共に、波面歪み又は光学アライメント誤差に起因して位相雑音が生じる。これに対し、実施の形態1に係るレーザ装置は、局発光を、光軸中心を除く位置に光が配置された形状に変換する。これにより、このレーザ装置は、信号光と結合される局発光のビーム径を小さくできるため、位相雑音を抑制でき、サブアレイ数を増加可能となる。
以上のように、この実施の形態1によれば、レーザ装置は、単一のレーザ光から得られた複数の信号光をサブアレイ化するサブアレイ化部と、レーザ光から得られた局発光を、光軸中心を除く位置に光が配置された形状に変換する空間分配部7と、サブアレイ化部によるサブアレイ化後の信号光及び空間分配部7による変換後の局発光を合波することで干渉信号光を生成し、当該干渉信号光を空間に出射する合波部とを備えた。これにより、実施の形態1に係るレーザ装置は、カセグレン反射光学系9と組合せて使用される場合でも、従来構成に対し、出力スケーラビリティを確保でき且つ出力光の利用効率の向上が可能となる。
実施の形態2.
実施の形態1に係るレーザ装置では、信号光のサブアレイ数が2(K=2)である場合を示したが、これに限らない。実施の形態2に係るレーザ装置では、信号光のサブアレイ数(K)を2以上の自然数に拡張し、出力光の出射強度向上を図った構成を示す。
図5は実施の形態2に係るレーザ装置の構成例を示す図である。この図5に示す実施の形態2に係るレーザ装置の構成例は、図1に示す実施の形態1に係るレーザ装置の構成例に対し、信号光のサブアレイ数が異なる点以外は同じである。
なお、実施の形態2に係るレーザ装置では、回路アレイ4、反射鏡81、コリメータアレイ82及びビームコンバイナ83が、信号光のサブアレイ数分配置される。また、反射鏡81、コリメータアレイ82及びビームコンバイナ83は、図6に示すように、アキシコン光学系91の形状に合わせて、アキシコン光学系91の中心部を避けて、環状に配置される。図6において符号601は、信号光と局発光とが合波することで生成された干渉信号光を示している。
実施の形態2に係るレーザ装置は、従来構成及び実施の形態1に係るレーザ装置と比較し、以下のような効果を奏する。
まず、従来構成では、ビームスプリッタを用いて信号光と局発光を合波しているため、加算できる信号光サブアレイ数は2に制限されていた。これに対し、実施の形態2に係るレーザ装置は、信号光のサブアレイ数を2以上で、隙間なく配置して合成させることができるため、レーザ光を高出力化することができる。更に、このレーザ装置は、レーザ光の中心部を取除くことなくビームを生成できるため、高い合成効率の光フェーズドアレイを実現できる。
また、実施の形態2に係るレーザ装置は、信号光と局発光の合波光を2以上のサブアレイ数で任意に配置することができる。更に、このレーザ装置は、各要素回路41knが有する可変移相器417knに対して、任意の外部制御信号A41knを印加することができる。よって、このレーザ装置は、反射鏡81、コリメータアレイ82及びビームコンバイナ83の配置数又は可変移相器417knに対する外部制御信号A41knが適切に設計されることで、従来構成又は実施の形態1に係るレーザ装置と比較し、多様な位相分布をもつ出力光を生成することができる。
実施の形態3.
実施の形態3では、空間分配部7が有する円錐プリズム72に対し、外部制御による駆動機構を付加し、カセグレン反射光学系9から出射される光のビーム径の可変機能を付加した構成を示す。
図7は実施の形態3に係るレーザ装置の構成例を示す図である。この図7に示す実施の形態3に係るレーザ装置は、図5に示す実施の形態2に係るレーザ装置に対し、信号処理部10及び駆動制御部11が追加されている。その他の構成は、実施の形態2に係るレーザ装置と同様であり、同一の符号を付して異なる部分についてのみ説明を行う。
信号処理部10は、所望のビーム径に応じて、円錐プリズム72の駆動量を算出する。
駆動制御部11は、信号処理部10により算出された駆動量で、円錐プリズム72を光軸方向に駆動する。
図8は、円錐プリズム71と円錐プリズム72との配置例を示す図である。
円錐プリズム71と円錐プリズム72との間の距離が変わると、局発光のビーム径が変化する。よって、実施の形態2に係るレーザ装置は、円錐プリズム72を光軸方向に駆動することで、カセグレン反射光学系9から出射される光のビーム径を変えることができる。図8において、符号801は円錐プリズム72の駆動方向を示し、符号802は空間分配部7による変換後の局発光のビーム径を示している。
なお図7,8では、駆動制御部11が円錐プリズム72を駆動する場合を示した。しかしながら、これに限らず、駆動制御部11は、円錐プリズム72ではなく、円錐プリズム71を駆動してもよいし、円錐プリズム71及び円錐プリズム72の両方を駆動してもよい。
また図7,8では、空間分配部7が円錐プリズム71及び円錐プリズム72により構成された場合を示した。しかしながら、空間分配部7がその他のプリズム又はレンズにより構成された場合についても、上記と同様に、信号処理部10及び駆動制御部11による制御を付加可能である。
また、信号処理部10及び駆動制御部11は、「光学素子のうちの少なくとも1つを軸方向に駆動することで、空間分配部による変換後の局発光のビーム径を変える調整部」に相当する。
実施の形態3に係るレーザ装置は、従来構成、実施の形態1及び実施の形態2に係るレーザ装置と比較し、カセグレン反射光学系9を構成する大型なアキシコン光学系91及びアキシコン光学系92を駆動することなく、カセグレン反射光学系9から出射される光のビーム径を変えることができる。
なお、各実施の形態の自由な組合わせ、或いは各実施の形態の任意の構成要素の変形、若しくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
本開示に係るレーザ装置は、カセグレン反射光学系と組合せて使用される場合でも、従来構成に対してレーザ光の利用効率の向上が可能となり、信号光を空間に出射するレーザ装置等に用いるのに適している。
1 基準光源、2 光分配器、3 コリメータレンズ、4 回路アレイ、5 信号処理部、6 制御信号生成部、7 空間分配部、8 導入結合部、9 カセグレン反射光学系、10 信号処理部、11 駆動制御部、41kn 要素回路、71 円錐プリズム、72 円錐プリズム、81 反射鏡、82 コリメータアレイ、83 ビームコンバイナ、91 アキシコン光学系、92 アキシコン光学系、411kn 光位相変調器、412kn 光増幅器、413kn 光サーキュレータ、414kn 光電変換器、415kn 位相同期回路、416kn 基準信号源、417kn 可変移相器、418kn 位相比較器、419kn ループフィルタ、420kn 信号生成器、821kn 部分反射器、822kn 光コリメータ。

Claims (6)

  1. 単一のレーザ光から得られた複数の信号光をサブアレイ化するサブアレイ化部と、
    前記レーザ光から得られた局発光を、光軸中心を除く位置に光が配置された形状に変換する空間分配部と、
    前記サブアレイ化部によるサブアレイ化後の信号光及び前記空間分配部による変換後の局発光を合波することで干渉信号光を生成し、当該干渉信号光を空間に出射する合波部と
    を備えたレーザ装置。
  2. 光位相制御信号に従い、前記レーザ光から得られた複数の信号光に対して可変位相制御を施す光位相制御器と、
    前記光位相制御器による可変位相制御後の信号光を部分的に反射又は屈折させ、当該部分的に反射又は屈折させた信号光及び前記レーザ光から得られた局発光の合波により生成された干渉信号光を電気信号に変換する光検出器と、
    前記光検出器により得られた電気信号と基準信号との間の位相誤差に基づいて、前記光位相制御信号を生成する位相同期回路とを備え、
    前記サブアレイ化部は、前記光位相制御器による可変位相制御後の信号光をコリメートし、当該コリメート後の信号光をサブアレイ化する
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ装置。
  3. 前記空間分配部は、プリズム又はレンズを含む複数の光学素子を用いて構成された
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ装置。
  4. 前記空間分配部は、円錐プリズム又は円錐レンズを含む複数の光学素子を用い、前記レーザ光から得られた局発光を円環状に変換する
    ことを特徴とする請求項1記載のレーザ装置。
  5. 前記光学素子のうちの少なくとも1つを軸方向に駆動することで、前記空間分配部による変換後の局発光のビーム径を変える調整部を備えた
    ことを特徴とする請求項4記載のレーザ装置。
  6. 前記合波部により出射された干渉信号光のビーム径を拡大又は縮小させるカセグレン反射光学系を備えた
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちの何れか1項記載のレーザ装置。
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