JP4140734B2 - 光制御型マイクロ波位相形成装置 - Google Patents

光制御型マイクロ波位相形成装置 Download PDF

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Description

この発明は、アレイアンテナから放射する複数のマイクロ波ビームを、光波により制御するアレイアンテナ用マルチビーム形成回路に適用可能な光制御型マイクロ波位相形成装置に関するものである。
従来の光制御型マイクロ波位相形成装置は、マイクロ波信号の周波数だけ周波数が異なる第1と第2のビーム光を放射し、第1のビーム光を信号光ビームとして空間光変調器によりアレイアンテナの各アンテナ素子への給電振幅、位相分布に変換し、第2のビーム光をローカル光ビームとして、信号光ビームとローカル光ビームとを空間的に重ね合わせ、かつ空間的にサンプリングし、サンプリング光を光電変換器によるヘテロダイン検波によりマイクロ波信に変換した後、アレイアンテナを用いて空間に放射する(例えば、特開平7−202547号公報(図1及び図2)、特開平6−276017号公報(図3)参照)。
特開平7−202547号公報に記載された従来の光制御型マイクロ波位相制御装置は、空間光変調器の各素子で形成する振幅、位相信号とアレイアンテナの各素子への給電信号が一対一に対応しているため、一つの空間光変調器では一つのマイクロ波位相波面しか形成できず、複数のマイクロ波ビームを放射するアレイアンテナ用の給電信号を生成できないという問題点があった。
また、特開平6−276017号公報の図3は、マルチビーム形成に関するものであるが、この図3の構成では、複数のビームの方向は各々マスクの位置で決めているため、複数のビームを同じ方向に向けることや、重ねることができず、複数のビームの方向がお互いのビーム同士で制限されるという問題点があった。
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、一つの空間光変調器で複数のマイクロ波位相面を同時に形成できる光制御型マイクロ波位相形成装置を得ることを目的とする。
この発明に係る光制御型マイクロ波位相形成装置は、第1の光源から放射される光を二つに分岐する第1の光分配器と、第2の光源から放射される光を二つに分岐する第2の光分配器と、第1のマイクロ波信号に基づいて、前記第1の光分配器により出力された一方の分岐光を所定の周波数だけ偏移させて第1の信号光として出力する第1の光周波数変換器と、第2のマイクロ波信号に基づいて、前記第2の光分配器により出力された一方の分岐光を所定の周波数だけ偏移させて第2の信号光として出力する第2の光周波数変換器とを設けた。
また、前記第1の信号光を所定のビーム幅に変換し第1の信号光ビームとして空間に出射する第1の信号光出射装置と、前記第2の信号光を所定のビーム幅に変換し第2の信号光ビームとして空間に出射する第2の信号光出射装置と、異なる領域に入力された前記第1及び第2の信号光ビームを位相変調して所望の空間位相分布に変換する空間光変調器と、前記空間光変調器から出力された波長の異なる第1及び第2の信号光ビームを同軸の光路に変換する光合波器とを設けた。
さらに、前記第1の光分配器により出力された他方の分岐光と、前記第2の光分配器により出力された他方の分岐光をローカル光として合成する光合成器と、前記ローカル光を所定のビーム幅に変換しローカル光ビームとして空間に出射するローカル光出射装置と、前記光合波器により出力された第1及び第2の信号光ビームと、前記ローカル光ビームとを空間的に重ね合わせて合成ビームとするビーム合成器と、前記合成ビームを空間的にサンプリングしヘテロダイン検波によりマイクロ波信号に変換して、それぞれ出力する複数の光電変換器とを設けた。
図1はこの発明の実施例1に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の構成を示す図、
図2はこの発明の実施例1に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の光合波器の構成を示す図、
図3はこの発明の実施例2に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の光合波器の構成を示す図、
図4はこの発明の実施例3に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の構成を示す図、
図5はこの発明の実施例5に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の構成を示す図、
図6はこの発明の実施例6に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の構成を示す図、
図7はこの発明の実施例7に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の構成を示す図である。
以下、この発明の各実施例について図面に基づき説明する。
この発明の実施例1に係る光制御型マイクロ波位相形成装置について図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施例1に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、本装置は、光源10、20と、光分配器12、22と、光周波数変換器13、23と、マイクロ波信号入力端子14、24と、信号光出射装置15、25と、空間光変調器30と、空間光変調器コントローラ31と、光合波器40と、光合成器50と、ローカル光出射装置51と、ビーム合成器52と、レンズアレイ53と、光ファイバアレイ54と、光電変換器55と、マイクロ波信号出力端子56とを備える。
つぎに、この実施例1に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の動作について図面を参照しながら説明する。図2は、この実施例1に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の光合波器の構成を示す図である。
図1に示すように、光源10から放射される光を光分配器12により二つに分岐し、光周波数変換器13は、マイクロ波信号入力端子14に入力される第1のマイクロ波信号により、一方の分岐光を所定の周波数だけ偏移させて、信号光11として出力する。周波数が偏移した信号光11は、例えば光ファイバ、レンズにより構成された信号光出射装置15を介して所定のビーム幅の信号光ビーム11に変換し、空間に出射する。空間に出射した信号光ビーム11は、空間光変調器30に入力する。光の周波数を偏移させる光周波数変換としては、例えば音響光学効果を用いた光周波数シフタが商品化されている。
同様に、光源10とは異なる波長の光源20から放射される光を、光分波器22により二つに分岐し、光周波数変換器23は、マイクロ波信号入力端子24に入力される第2のマイクロ波信号により、一方の分岐光を所定の周波数だけ偏移させて、信号光21として出力する。周波数が変移した信号光21は、例えば光ファイバ、レンズにより構成された信号光出射装置25を介して所定のビーム幅の信号光ビーム21に変換し、空間光変調器30に信号光ビーム11とは異なる領域に入力する。
空間光変調器30上の異なる領域に入力させた信号光ビーム11と信号光ビーム21はそれぞれ、空間光変調器コントローラ31からの入力信号に従い、空間的に位相が変調され、空間光変調器30は所望の空間位相分布に変換された信号光ビーム(出力光)16及び26として出力する。なお、空間光変調器30としては、例えば液晶素子などがある。
空間光変調器30からの信号光ビーム16及び26は、光合波器40に入力される。光合波器40は、入力信号光の波長及び入射位置、入射角に応じて光路を変化させ、入射位置及び波長の異なる信号光ビーム16及び26を同軸の光路に変換し出力させる。
この光合波器40は、例えばプリズムや回折格子のような波長分散素子の屈折角や反射角の波長依存性を利用することで実現できる。例えば、図2のように、二つのプリズム41、42を組み合わせることにより構成できる。プリズム41に入射した波長の異なる入射光ビーム(信号光ビーム16及び26)は、それぞれ波長に応じて異なる角度で屈折し、プリズム41から異なる角度で出射する。二つ出射光ビームが交差する場所にプリズム42を設置し、このプリズム42に入射させる。交差点はプリズム41への二つの入射光の入射条件、波長により決まる各光の屈折角から一意的に決まる。異なる角度でプリズム42に入射した二つの光は、各光の波長に応じてプリズム42で異なる角度で屈折するので、出力光ビームを同一の光路に変換することが可能である。
光合波器40から出射され同軸の光路に変換された信号光ビーム(合成光)43は、ビーム合成器52を介して光ファイバアレイ54に入力する。
一方、光源10から放射し、光分配器12により分岐した他方の分岐光18と、光源20から放射し、光分配器22により分岐した他方の分岐光28をローカル光として、光合成器50により合成し、光ファイバ、レンズなどから構成されるローカル光出射装置51を介して、所定のビーム幅のローカル光ビームに変換し、ビーム合成器52を介して、前記の信号ビーム(合成光)43と空間的に重ね合わせて合成ビームとし、光ファイバアレイ54に入力する。
光ファイバアレイ54の入射端側には、光ファイバアレイ54を構成する各光ファイバへの入力光の結合効率を高めるために、レンズアレイ53を備えても良い。
各光ファイバに入力した光は、光ファイバ中を伝搬し、各光ファイバに接続された各光電変換器55に入力される。各光電変換器55に入力した光は、ヘテロダイン検波によりマイクロ波信号に変換され、それぞれマイクロ波信号出力端子56より出力される。各マイクロ波信号の位相分布は、空間光変調器30により与えた位相分布となる。
アレイアンテナに適用する場合は、マイクロ波信号出力端子56からの各出力信号を、必要に応じてマイクロ波増幅器などを介して、アレイアンテナの各アンテナ素子に給電し、空間に放射させる。
ある光電変換器55からのマイクロ波出力信号を以下に示す。光源10の周波数をfo1、マイクロ波信号の周波数をfm1、注目する光ファイバへの入射光となる空間光変調器30の素子の位相変調量をφ1とおく。同様に、光源20の周波数をfo2、マイクロ波信号の周波数をfm2、位相変調量をφ2とおく。
光電変換器55に入力する光は、各々の振幅を1と仮定すると、次の4つの周波数成分からなる。
cos(2π(fo1+fm1)t+φ1)、
cos(2πfo1t)、
cos(2π(fo2+fm2)t+φ2)、
cos(2πfo2t)。
光電変換器55ではこれら任意の2つの成分の和や差の成分が出力される。
光源10と光源20の周波数差が光電変換器55の周波数帯域よりも大きい場合、光電変換器55から出力されるマイクロ波信号の周波数は、以下の2成分となり、それぞれ、空間光変調器30で与えた位相変調量φ1、φ2が光電変換器55から出力するマイクロ波信号に重畳される。
cos(2πfm1t+φ1)、
cos(2πfm2t+φ2)。
本実施例1のように、空間光変調器30内の異なる場所で位相φ1、φ2で変調した各光を、光合波器40により同一の光路に変換できるため、二つの光及びそれぞれから生成するマイクロ波信号を独立に制御することが可能となる。
この発明の実施例2に係る光制御型マイクロ波位相形成装置について図面を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施例2に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の光合波器の構成を示す図である。
上記実施例1において、プリズム41、42から構成された光合波器40の例を示したが、反射型の回折格子のような波長分散素子の反射角の波長依存性を利用することでも実現できる。
例えば、図3のように二つの回折格子44、45を組み合わせることにより実現できる。回折格子44に入射した波長の異なる入射光(信号光ビーム16及び26)は、それぞれ波長、入射角に応じて異なる角度で反射する。二つの反射光が交差する場所に回折格子45を設置し、この回折格子45に入射させる。交差点は回折格子44への入射条件、波長により決まる屈折角から一意的に決まる。異なる角度で回折格子45へ入射した二つの光は、各光の波長に応じて回折格子45で異なる角度で反射するので、反射光を同一の光路に変換することが可能である。
このような機能は、プリズムや回折格子に限らず、フォトニック結晶など波長分散性のある素子の屈折、または反射方向の波長依存性などを利用することにより様々な構成で実現することが可能である。
この発明の実施例3に係る光制御型マイクロ波位相形成装置について図面を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施例3に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の構成を示す図である。
図4において、本装置は、光源10、20と、光分配器12、22と、光周波数変換器13、23と、マイクロ波信号入力端子14、24と、光合成器46と、信号光出射措置47と、光分波器49と、空間光変調器30と、空間光変調器コントローラ31と、光合波器40と、光合成器50と、ローカル光出射装置51と、ビーム合成器52と、レンズアレイ53と、光ファイバアレイ54と、光電変換器55と、マイクロ波信号出力端子56とを備える。
つぎに、この実施例3に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の動作について図面を参照しながら説明する。
光源10及び光源20から放射後、周波数変化された信号光11及び21を光合成器46により合成する。合成光48は、信号光出射措置47を介して、所定のビーム幅の信号光ビームに変換し、光分波器49に入力する。この光分波器49では、入力光の波長により異なる場所から入力光を出力する。光分波器49は、光合波器40の入力、出力の方向を入れ替えたもと同等であり、信号光ビーム11及び21は波長帯により、光分波器49の異なる場所から出力する。信号光ビーム11及び21は光空間変調器30の異なる領域に入力する。以下の動作は、上記実施例1と同様である。
光分波器49の構成としては、例えば、図2や図3に示す光合波器40の出力側から光を入力し、入力側から出力させることにより実現可能である。
空間光変調器30への入力側に光分波器49を適用することにより、光合成器46からレンズ(信号光出射措置)47間で複数の光を多重することが可能となり、伝送路の本数、空間光変調器30への入力のレンズを減らすことができる。
この発明の実施例4に係る光制御型マイクロ波位相形成装置について説明する。
上記実施例3において、光合波器40と光分波器49の位置を、空間光変調器30に対して対称な配置とする。光合波器40及び光分波器49の入出力方向、場所の波長依存性を除去でき、異なる波長帯の光源を使用しても、光合波器40、光分波器49は同一の配置で対応できる。
また、3つ以上の光源を使用して3つ以上のマイクロ波位相波面を形成する場合も、光合成器46以下は上記実施例3と同一の構成で適用可能である。
この発明の実施例5に係る光制御型マイクロ波位相形成装置について図面を参照しながら説明する。図5は、この発明の実施例5に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の構成を示す図である。
図5において、本装置は、光源10、20と、光分配器12、22と、光周波数変換器13、23と、マイクロ波信号入力端子14、24と、信号光出射装置15、25と、空間光変調器コントローラ31と、空間光変調器35と、光合波器40と、レンズ60と、光合成器50と、ローカル光出射装置51と、ビーム合成器52と、レンズアレイ53と、光ファイバアレイ54と、光電変換器55と、マイクロ波信号出力端子56とを備える。
空間光変調器35と光ファイバアレイ54間にレンズ60を設置し、空間光変調器35の出力面をレンズ60の前側焦点面に、光ファイバアレイ54もしくはレンズアレイ53の入射端面をレンズ60の後側焦点面に設置する。
つぎに、この実施例5に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の動作について図面を参照しながら説明する。
空間光変調器35により各信号光11及21の強度分布をそれぞれ、マルチビームを構成する各アンテナ放射ビームの強度分布に変換する。変換光16及び26は、上記実施例1及び2と同様に、光合波器40により光路を変換した後、レンズ60を透過する。
ここで、空間光変調器35の出力面と光ファイバアレイ54の入射端面は、レンズ60によりフーリエ変換の関係となるため、光ファイバアレイ54の各光ファイバには空間光変調器35の出力信号がフーリエ変換されたものが入力する。さらに、アレイアンテナへの給電信号と遠方でのアンテナ放射パターンの間にもフーリエ変換の関係があることから、空間光変調器35の出力光の強度分布と、アンテナ放射パターンはほぼ相似な関係となる。例えば、空間光変調器35に三角形の強度分布を与えると、アンテナ放射パターンも三角形となる。
この発明の実施例6に係る光制御型マイクロ波位相形成装置について図面を参照しながら説明する。図6は、この発明の実施例6に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の構成を示す図である。
図6において、本装置は、光源10、20と、光分配器12、22と、光周波数変換器13、23と、マイクロ波信号入力端子14、24と、光合成器46と、信号光出射措置47と、光分波器49と、空間光変調器コントローラ31と、空間光変調器35と、光合波器40と、レンズ60と、光合成器50と、ローカル光出射装置51と、ビーム合成器52と、レンズアレイ53と、光ファイバアレイ54と、光電変換器55と、マイクロ波信号出力端子56とを備える。
つぎに、この実施例6に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の動作について図面を参照しながら説明する。
上記実施例3と同様に、光源10及び光源20から放射した光を、空間光変調器35の異なる領域に入力する。入力信号光11及び21は、空間光変調器35により、それぞれ所望のアンテナ放射パターンに対応した分布で強度変調されて出力され、上記実施例5と同様の動作をする。
これにより、光合成器46からレンズ(信号光出射措置)47間で複数の光を多重することが可能となり、伝送路の本数、空間光変調器35への入力のレンズを減らすことができる。
この発明の実施例7に係る光制御型マイクロ波位相形成装置について図面を参照しながら説明する。図7は、この発明の実施例7に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の構成を示す図である。
図7において、本装置は、光源10、20と、光分配器12、22と、光周波数変換器13、23と、マイクロ波信号入力端子14、24と、光合成器46と、信号光出射措置47と、光分波器49と、空間光変調器30と、空間光変調器コントローラ31、32と、光合波器40と、光合成器50と、ローカル光出射装置51と、ビーム合成器52と、レンズアレイ53と、光ファイバアレイ54と、光電変換器55と、マイクロ波信号出力端子56とを備える。
つぎに、この実施例7に係る光制御型マイクロ波位相形成装置の動作について図面を参照しながら説明する。
光源10、20から放射した分岐光18及び28が光合成器50で合成し、レンズ(ローカル光出射装置)51により所定のビーム幅で空間に放射する。放射光は光分波器49により、波長により異なる光路の光19及び29に分けて、空間光変調器30への入力側に入力する。
出力光19及び29の空間強度分波は、それぞれ所定の強度分布に変換され空間光変調器30から出力する。出力光は光合波器40により同一の光路に変換され、ビーム合成器52を介して、光ファイバアレイ54に入力する。
位相分布に加えて、強度分布を制御可能となることから、アレイアンテナからの放射ビームの低サイドローブ化、ビーム幅の制御などに対する柔軟性が向上する。
上記実施例7では、分岐光18及び28に対して強度変調を行っていたが、空間光変調器30の入射側、あるいは出射側に空間光変調器35を挿入し強度変調を行っても良い。
以上の各実施例は二つの光源を用いて二つのマルチビームを発生させるものであるが、三つ以上の光源を用いて、三つ以上のマルチビーム形成回路を実現できるのは言うまでもない。
以上の各実施例では透過型の空間光変調器30を用いた構成で説明したが、反射型の空間光変調器でも適用可能なのは言うまでもない。
以上の各実施例では、光源10からの分岐光11に対して周波数を変換させていたが、他方の分岐光18の周波数を偏移させても良い。また、分岐光11と分岐光18の両方の周波数を変換しても良い。
以上の各実施例では、一つのマイクロ波を形成するために、一つの光源と周波数変換器を用いていたが、二つの光源を使用し、二つの光源の周波数差が所望のマイクロ波周波数となるように、各光源の波長を制御しても良い。
以上の各実施例では、光ファイバアレイ54により光をサンプリング後、光電変換器55に伝送していたが、光ファイバアレイ54を介さずに、光電変換器55のアレイに直接受光しても良い。
産業上の利用の可能性
この発明に係る光制御型マイクロ波位相形成装置は、以上説明したとおり、アレイアンテナ用マルチビーム形成回路に適用可能で、波長帯の異なる複数光と、複数の光の光路を合成する光合波器により、一つの空間光変調器上の異なる領域から出力した光を同一の光路に変換することが可能となる。このため、一つの空間光変調器で複数のマイクロ波位相面を同時に形成することができる。

Claims (6)

  1. 第1の光源から放射される光を二つに分岐する第1の光分配器と、
    第2の光源から放射される光を二つに分岐する第2の光分配器と、
    第1のマイクロ波信号に基づいて、前記第1の光分配器により出力された一方の分岐光を所定の周波数だけ偏移させて第1の信号光として出力する第1の光周波数変換器と、
    第2のマイクロ波信号に基づいて、前記第2の光分配器により出力された一方の分岐光を所定の周波数だけ偏移させて第2の信号光として出力する第2の光周波数変換器と、
    前記第1の信号光を所定のビーム幅に変換し第1の信号光ビームとして空間に出射する第1の信号光出射装置と、
    前記第2の信号光を所定のビーム幅に変換し第2の信号光ビームとして空間に出射する第2の信号光出射装置と、
    異なる領域に入力された前記第1及び第2の信号光ビームを位相変調して所望の空間位相分布に変換する空間光変調器と、
    前記空間光変調器から出力された波長の異なる第1及び第2の信号光ビームを同軸の光路に変換する光合波器と、
    前記第1の光分配器により出力された他方の分岐光と、前記第2の光分配器により出力された他方の分岐光をローカル光として合成する光合成器と、
    前記ローカル光を所定のビーム幅に変換しローカル光ビームとして空間に出射するローカル光出射装置と、
    前記光合波器により出力された第1及び第2の信号光ビームと、前記ローカル光ビームとを空間的に重ね合わせて合成ビームとするビーム合成器と、
    前記合成ビームを空間的にサンプリングしヘテロダイン検波によりマイクロ波信号に変換して、それぞれ出力する複数の光電変換器と
    を備えた光制御型マイクロ波位相形成装置。
  2. 前記空間光変調器は、前記第1及び第2の信号光ビームを位相変調して所望の空間位相分布に変換する代りに、前記第1及び第2の信号光ビームを強度変調して所望の空間強度分布に変換し、
    前記ビーム合成器により出力された合成ビームを前記複数の光電変換器へ伝送する光ファイバアレイと、
    前側焦点面が前記空間光変調器の出力面に、かつ後側焦点面が前記光ファイバアレイの入射端面になるように配置し、前記空間光変調器から出力された第1及び第2の信号光ビームをフーリエ変換するレンズとをさらに備えた
    請求項1記載の光制御型マイクロ波位相形成装置。
  3. 第1の光源から放射される光を二つに分岐する第1の光分配器と、
    第2の光源から放射される光を二つに分岐する第2の光分配器と、
    第1のマイクロ波信号に基づいて、前記第1の光分配器により出力された一方の分岐光を所定の周波数だけ偏移させて第1の信号光として出力する第1の光周波数変換器と、
    第2のマイクロ波信号に基づいて、前記第2の光分配器により出力された一方の分岐光を所定の周波数だけ偏移させて第2の信号光として出力する第2の光周波数変換器と、
    前記第1及び第2の信号光を合成する第1の光合成器と、
    前記第1の光合成器により出力された合成光を所定のビーム幅に変換し合成信号光ビームとして空間に出射する信号光出射装置と、
    前記合成信号光ビームを波長帯により空間的に分離した第1及び第2の信号光ビームとして出力する光分波器と、
    異なる領域に入力された前記第1及び第2の信号光ビームを位相変調して所望の空間位相分布に変換する空間光変調器と、
    前記空間光変調器から出力された波長の異なる第1及び第2の信号光ビームを同軸の光路に変換する光合波器と、
    前記第1の光分配器により出力された他方の分岐光と、前記第2の光分配器により出力された他方の分岐光をローカル光として合成する第2の光合成器と、
    前記ローカル光を所定のビーム幅に変換しローカル光ビームとして空間に出射するローカル光出射装置と、
    前記光合波器により出力された第1及び第2の信号光ビームと、前記ローカル光ビームとを空間的に重ね合わせて合成ビームとするビーム合成器と、
    前記合成ビームを空間的にサンプリングしヘテロダイン検波によりマイクロ波信号に変換して、それぞれ出力する複数の光電変換器と
    を備えた光制御型マイクロ波位相形成装置。
  4. 前記光分波器及び前記光合波器の位置を、前記空間光変調器に対して対称な配置とした
    請求項3記載の光制御型マイクロ波位相形成装置。
  5. 前記空間光変調器は、前記第1及び第2の信号光ビームを位相変調して所望の空間位相分布に変換する代りに、前記第1及び第2の信号光ビームを強度変調して所望の空間強度分布に変換し、
    前記ビーム合成器により出力された合成ビームを前記複数の光電変換器へ伝送する光ファイバアレイと、
    前側焦点面が前記空間光変調器の出力面に、かつ後側焦点面が前記光ファイバアレイの入射端面になるように配置し、前記空間光変調器から出力された第1及び第2の信号光ビームをフーリエ変換するレンズとをさらに備えた
    請求項3記載の光制御型マイクロ波位相形成装置。
  6. 前記ローカル光ビームを波長帯により空間的に分離した第1及び第2のローカル光ビームとして出力する第2の光分波器と、
    異なる領域に入力された前記第1及び第2のローカル光ビームを位相変調して所望の空間位相分布に変換する第2の空間光変調器と、
    前記空間光変調器から出力された波長の異なる第1及び第2のローカル光ビームを同軸の光路に変換する第2の光合波器とをさらに備え、
    前記ビーム合成器は、前記光合波器により出力された第1及び第2の信号光ビームと前記ローカル光ビームとを空間的に重ね合わせる代わりに、前記光合波器により出力された第1及び第2の信号光ビームと前記第2の光合波器により出力された第1及び第2のローカル光ビームとを空間的に重ね合わせて合成ビームとする
    請求項3記載の光制御型マイクロ波位相形成装置。
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