JP4101772B2 - フェーズドアレイアンテナ - Google Patents
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Description
図1はこの発明の実施の形態1によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図であり、図において、高周波信号源1は周波数fmの高周波信号を発信する信号源である。光出力装置2は高周波信号源1から発信された周波数fmの高周波信号を離調して、周波数fo+fmの信号光Sa,Sbを出力するとともに、その高周波信号を離調していない周波数foのローカル光Lを出力する。このような光出力装置2を実現する手段としては、例えば、音響光学効果を用いた光周波数シフタなどの適用がある。なお、光出力装置2は光出力手段を構成している。
光ファイバ3は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Saを空間光変調部6に伝送し、光ファイバ4は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sbを空間光変調部7に伝送し、光ファイバ5は光出力装置2から出力された周波数foのローカル光Lをレンズ11に伝送する。
空間光変調部6のレンズ6aは光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Saが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームSBa1を空間に出射する。空間光変調部6の空間光変調器6bは制御端子6cから入力された制御信号にしたがって、レンズ6aから出射された信号光ビームSBa1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBa2を空間に出射する。
空間光変調部7のレンズ7aは光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sbが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームSBb1を空間に出射する。空間光変調部7の空間光変調器7bは制御端子7cから入力された制御信号にしたがって、レンズ7aから出射された信号光ビームSBb1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBb2を空間に出射する。
フーリエ変換レンズ(第2のフーリエ変換レンズ)9は光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れた位置に配置され、空間光変調器7bから出射された信号光ビームSBb2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBb3を空間に出射する。なお、フーリエ変換レンズ8,9はフーリエ変換手段を構成している。
レンズ11は光出力装置2から出力された周波数foのローカル光Lが入射されると、所定のビーム幅を有するローカル光LBを空間に出射する。なお、レンズ11はローカル光出射手段を構成している。
光ファイバアレイ13は複数本の光ファイバから構成されており、複数本の光ファイバは長手方向が平行になるように、所定の間隔をおいて並置されている。なお、光ファイバアレイ13の入射端には、光ファイバアレイ13を構成する複数本の光ファイバへの入射光ビームとの結合効率を高めるために、レンズアレイを備えるようにしてもよい。
素子アンテナ16は光電変換器14から給電された高周波信号を空間に放射する。なお、複数の素子アンテナ16からアレイアンテナ17が構成されている。
図3はアンテナ放射ビームを示す説明図である。
まず、高周波信号源1は、周波数fmの高周波信号を発信する。
光出力装置2は、高周波信号源1から発信された周波数fmの高周波信号を受けると、その高周波信号を離調して、周波数fo+fmの信号光Sa,Sbを光ファイバ3,4に出力する。
また、光出力装置2は、高周波信号源1から発信された周波数fmの高周波信号を離調せずに、周波数foのローカル光Lを光ファイバ5に出力する。
空間光変調部6の空間光変調器6bは、制御端子6cから入力された制御信号にしたがって、レンズ6aから出射された信号光ビームSBa1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBa2を空間に出射する。
空間光変調部7の空間光変調器7bは、制御端子7cから入力された制御信号にしたがって、レンズ7aから出射された信号光ビームSBb1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBb2を空間に出射する。
一方、フーリエ変換レンズ9は、図2(b)に示すように、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れた位置に配置され、空間光変調器7bから出射された信号光ビームSBb2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBb3を空間に出射する。
図2の例では、光軸8aが空間光変調器6bの中心と一致するようにフーリエ変換レンズ8が配置されるのに対し、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れるようにフーリエ変換レンズ9が配置されている。
即ち、空間光変調器7bにおける変調素子21の中心21aが、空間光変調器6bにおける変調素子21の中心21aに対して、Y軸方向[YaあるいはYb]に距離Dyだけオフセットして配置されている。
なお、フーリエ変換レンズ8の光軸8a及びフーリエ変換レンズ9の光軸9aは、ビーム合成器10の光軸10aと光学的に同一であり、レンズ11の光軸11a及びビーム合成器10の光軸10aはビーム合成器12の光軸12aと光学的に同一である。
レンズ11は、光ファイバ5を介して、光出力装置2から出力された周波数foのローカル光Lが入射されると、所定のビーム幅を有するローカル光LBを空間に出射する。
ビーム合成器12は、ビーム合成器10から出力された合成光ビームCB1を入射するとともに、レンズ11から出射されたローカル光LBを入射すると、その合成光ビームCB1とローカル光LBとを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB2を光ファイバアレイ13に出力する。
素子アンテナ16は、光電変換器14から給電された高周波信号を空間に放射する。これにより、複数の素子アンテナ16から高周波信号が空間に放射されることにより、複数の高周波信号がアンテナ放射ビームとして空間合成されることになる(図3を参照)。
まず、図3のアンテナ放射ビーム31,32のグラニュラリティΔθa,Δθbは、以下の式(1)で表される。
即ち、式(1)(2)より、アレイアンテナ17から放射されるアンテナ放射ビームのグラニュラリティΔθは以下の式(3)で与えられることになる。
一方、空間光変調器が2個の場合(空間光変調器6b,7bが実装されている場合)は、ビーム走査角がθ=30°の時はΔθ=約1.77ミリラジアン、θ=60°の時は約3.07ミリラジアンとなり、グラニュラリティが1/2(半分)に改善される。
上記実施の形態1では、光軸8aが空間光変調器6bの中心と一致しているフーリエ変換レンズ8と、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れているフーリエ変換レンズ9とを配置するものについて示したが、図4に示すように、空間光変調器6bを内蔵する空間光変調部6を1個、空間光変調器7bを内蔵する空間光変調部7をN−1個実装する場合、光軸8aが空間光変調器6bの中心と一致しているフーリエ変換レンズ8を1個配置するとともに、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dy(Dy=P/N,2P/N,3P/N,・・・,(N−2)P/N,(N−1)P/N)だけ離れているフーリエ変換レンズ9をN−1個配置するようにしてもよい。
即ち、空間光変調器6b,7bを構成する変調素子21の配列間隔(配列ピッチP)の1/Nに相当する距離だけ相互にずれるように配置してもよい。
これにより、1個の空間光変調器6bを使用する場合と比べて、グラニュラリティを1/Nに改善することができる効果を奏する。
図5はこの発明の実施の形態3によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
ビーム合成器18は空間光変調器6bの中心と光軸18cが一致している信号光ビームSBa2の入射面18aと、空間光変調器7bの中心と光軸18cが距離Dy(変調素子21の配列間隔(配列ピッチP)の1/2に相当する距離)だけずれている信号光ビームSBb2の入射面18bとを有し、その信号光ビームSBa2と信号光ビームSBb2とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB0を出力する。なお、ビーム合成器18は信号光ビーム合成手段を構成している。
フーリエ変換レンズ19はビーム合成器18から出力された合成光ビームCB0を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の合成光ビームCB1を空間に出射する。なお、フーリエ変換レンズ19はフーリエ変換手段を構成している。
なお、この実施の形態3の場合、フーリエ変換レンズ19の個数が1個で足りるため、上記実施の形態1と比べて、フーリエ変換レンズの個数を半減できる効果を奏する。
上記実施の形態3では、空間光変調器が2個実装されているものについて示したが、空間光変調器がN個実装されている場合、図6に示すように、最終段のビーム合成器18の後段にだけフーリエ変換レンズ19を設ければよい。
この場合、上記実施の形態2と同様の原理により、1個の空間光変調器6bを使用する場合と比べて、グラニュラリティを1/Nに改善することができる効果を奏する。
図7はこの発明の実施の形態5によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
光ファイバ41は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Scを空間光変調部43に伝送し、光ファイバ42は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sdを空間光変調部44に伝送する。
なお、空間光変調部43は、第1の空間光変調手段である空間光変調部6と同様に、光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Scが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームを空間に出射するレンズ43aと、制御端子43cから入力された制御信号にしたがって、そのレンズ43aから出射された信号光ビームを空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBc2を空間に出射する空間光変調器43bとを備えている。
なお、空間光変調部44は、第1の空間光変調手段である空間光変調部7と同様に、光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sdが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームを空間に出射するレンズ44aと、制御端子44cから入力された制御信号にしたがって、そのレンズ44aから出射された信号光ビームを空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBd2を空間に出射する空間光変調器44bとを備えている。
フーリエ変換レンズ46は光軸46aが空間光変調器44bの中心(光軸46b)から距離Dxだけ離れた位置に配置され、空間光変調器44bから出射された信号光ビームSBd2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBd3を空間に出射する。なお、フーリエ変換レンズ45,46は第2のフーリエ変換手段を構成している。また、この実施の形態5では、フーリエ変換レンズ8,9が第1のフーリエ変換手段を構成している。
ビーム合成器48はビーム合成器10から出力された合成光ビームCB1−1とビーム合成器47から出力された合成光ビームCB1−2とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB1−3を出力する。なお、ビーム合成器48は第3の信号光ビーム合成手段を構成している。
この実施の形態5は、上記実施の形態1を二次元に拡張したものである。
まず、高周波信号源1は、周波数fmの高周波信号を発信する。
光出力装置2は、高周波信号源1から発信された周波数fmの高周波信号を受けると、その高周波信号を離調して、周波数fo+fmの信号光Sa,Sb,Sc,Sdを光ファイバ3,4,41,42に出力する。
また、光出力装置2は、高周波信号源1から発信された周波数fmの高周波信号を離調せずに、周波数foのローカル光Lを光ファイバ5に出力する。
空間光変調部6の空間光変調器6bは、制御端子6cから入力された制御信号にしたがって、レンズ6aから出射された信号光ビームSBa1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBa2を空間に出射する。
空間光変調部7の空間光変調器7bは、制御端子7cから入力された制御信号にしたがって、レンズ7aから出射された信号光ビームSBb1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBb2を空間に出射する。
一方、フーリエ変換レンズ9は、図2(b)に示すように、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れた位置に配置され、空間光変調器7bから出射された信号光ビームSBb2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBb3を空間に出射する。
空間光変調部43の空間光変調器43bは、制御端子43cから入力された制御信号にしたがって、レンズ43aから出射された信号光ビームを空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBc2を空間に出射する。
空間光変調部44の空間光変調器44bは、制御端子44cから入力された制御信号にしたがって、レンズ44aから出射された信号光ビームを空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBd2を空間に出射する。
一方、フーリエ変換レンズ46は、図8(d)に示すように、光軸46aが空間光変調器44bの中心(光軸46b)から距離Dxだけ離れた位置に配置され、空間光変調器44bから出射された信号光ビームSBd2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBd3を空間に出射する。
図8の例では、光軸45aが空間光変調器43bの中心と一致するようにフーリエ変換レンズ45が配置されるのに対し、光軸46aが空間光変調器44bの中心(光軸46b)から距離Dxだけ離れるようにフーリエ変換レンズ46が配置されている。
即ち、空間光変調器44bにおける変調素子21の中心21aが、空間光変調器43bにおける変調素子21の中心21aに対して、X軸方向[XcあるいはXd]に距離Dx(例えば、変調素子21を配列するピッチPの半分)だけ、オフセットして配置されている。
ただし、光軸10aと光軸48aは同一の光軸を意味するが、図7に示すように、光軸面切換表示の上部(ビーム合成器10側)では、YZ面上を通るZ軸を光軸10aとし、光軸面切換表示の下部(ビーム合成器48側)では,XZ面上を通るZ軸を光軸48aとして、オフセットDyとDxの方向が同じ光軸10a,48aを基準に光学的に直交する方向にオフセットしていることを示している。
ビーム合成器47は、上記のようにしてフーリエ変換レンズ45から出射された信号光ビームSBc3を入射するとともに、フーリエ変換レンズ46から出射された信号光ビームSBd3を入射すると、その信号光ビームSBc3と信号光ビームSBd3とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB1−2を出力する。
レンズ11は、光ファイバ5を介して、光出力装置2から出力された周波数foのローカル光Lが入射されると、所定のビーム幅を有するローカル光LBを空間に出射する。
ビーム合成器12は、ビーム合成器48から出力された合成光ビームCB1−3を入射するとともに、レンズ11から出射されたローカル光LBを入射すると、その合成光ビームCB1−3とローカル光LBとを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB2を光ファイバアレイ13に出力する。
素子アンテナ16は、光電変換器14から給電された高周波信号を空間に放射する。これにより、複数の素子アンテナ16から高周波信号が空間に放射されることにより、複数の高周波信号がアンテナ放射ビームとして空間合成されることになる。
グラニュラリティΔθは、上述したように、式(3)で示されるが、X軸方向[XcあるいはXd]のグラニュラリティΔθの場合、doは二次元に配列された光ファイバアレイ13における光ファイバのX軸方向での配列間隔(サンプリング間隔)であり、dmは二次元に配列された素子アンテナ16のX軸方向での配列間隔を意味する。
また、Y軸方向[YaあるいはYb]のグラニュラリティΔθの場合、doは二次元に配列された光ファイバアレイ13における光ファイバのY軸方向での配列間隔(サンプリング間隔)であり、dmは二次元に配列された素子アンテナ16のY軸方向での配列間隔を意味する。
したがって、この実施の形態5では、アンテナ放射ビームを2次元走査するアレイアンテナ20でもグラニュラリティを改善することができる効果を奏する。
上記実施の形態5では、変調素子21を配列するピッチPの半分だけオフセットしているものについて示したが、N個の空間光変調器の変調素子21の配列ピッチPの1/Nだけ光軸10aに対してY軸方向にオフセットし、M個の空間光変調器を変調素子21の配列ピッチPの1/Mだけ光軸45aに対してX軸方向にオフセットすることで、1個の空間光変調器を使う場合に比べて、グラニュラリティを二つの方向において、それぞれ1/Nと1/Mに改善することができる。
上記実施の形態5では、ビーム合成器10の前段にフーリエ変換レンズ8,9を設け、ビーム合成器10がフーリエ変換レンズ8,9によりフーリエ変換された信号光ビームSBa3,SBb3を合成し、また、ビーム合成器47の前段にフーリエ変換レンズ45,46を設け、ビーム合成器47がフーリエ変換レンズ45,46によりフーリエ変換された信号光ビームSBc3,SBd3を合成するものについて示したが、ビーム合成器10の後段にフーリエ変換レンズを設けるとともに、ビーム合成器47の後段にフーリエ変換レンズを設け、後段のフーリエ変換レンズがビーム合成器10,47の合成光ビームをフーリエ変換するようにしてもよい。
あるいは、ビーム合成器48の後段にフーリエ変換レンズを設け、後段のフーリエ変換レンズがビーム合成器48の合成光ビームをフーリエ変換するようにしてもよい。
これにより、フーリエ変換レンズ19の個数を削減することができる効果を奏する。
Claims (6)
- 高周波信号を離調して複数の信号光を出力するとともに、ローカル光を出力する光出力手段と、
上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる第1の空間光変調手段と、
光軸が上記第1の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致するように配置され、上記空間光変調手段から出射された信号光ビームをフーリエ変換する第1のフーリエ変換レンズと、
上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる第2の空間光変調手段と、
光軸が上記第2の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記空間光変調手段から出射された信号光ビームをフーリエ変換する第2のフーリエ変換レンズと、
上記第1及び上記第2のフーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号光ビームを合成する信号光ビーム合成手段と、
上記光出力手段から出力されたローカル光をローカル光ビームに変換して空間に出射するローカル光出射手段と、
上記信号光ビーム合成手段により合成された信号光ビームと上記ローカル光出射手段により出射されたローカル光ビームを合成するローカル光ビーム合成手段と、
上記ローカル光ビーム合成手段による合成後の光ビームを高周波信号に変換し、その高周波信号を複数の素子アンテナに給電する給電手段とを備え、
上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射された信号光ビームを選択的に切り替えることにより、上記複数の素子アンテナから放射されて空間合成されたアンテナ放射ビームのビーム走査角を制御するフェーズドアレイアンテナ。 - 光出力手段がN個の信号光を出力する場合、第1の空間光変調手段が1個、第1のフーリエ変換レンズが1個、第2の空間光変調手段がN−1個、第2のフーリエ変換レンズがN−1個実装され、1個目からN−1個目に至るまでの上記第2のフーリエ変換レンズの各光軸は、上記第2の空間光変調手段を構成する変調素子の配列間隔の1/Nに相当する距離だけ相互にずれていることを特徴とする請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ。
- 高周波信号を離調して複数の信号光を出力するとともに、ローカル光を出力する光出力手段と、
上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる第1の空間光変調手段と、
上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる第2の空間光変調手段と、
光軸が上記第1の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致するように配置されると共に、上記光軸が上記第2の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射される信号光ビームを合成する第1の信号光ビーム合成手段と、
光軸が上記第2の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記第2の空間光変調手段から出射される信号光ビームを合成する第2の信号光ビーム合成手段と、
上記第1及び上記第2の信号光ビーム合成手段により合成された信号光ビームをフーリエ変換するフーリエ変換手段と、
上記光出力手段から出力されたローカル光をローカル光ビームに変換して空間に出射するローカル光出射手段と、
上記フーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号光ビームと上記ローカル光出射手段により出射されたローカル光ビームを合成するローカル光ビーム合成手段と、
上記ローカル光ビーム合成手段による合成後の光ビームを高周波信号に変換し、その高周波信号を複数の素子アンテナに給電する給電手段とを備え、
上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射された信号光ビームを選択的に切り替えることにより、上記複数の素子アンテナから放射されて空間合成されたアンテナ放射ビームのビーム走査角を制御するフェーズドアレイアンテナ。 - 光出力手段がN個の信号光を出力する場合、第1の空間光変調手段が1個、第2の空間光変調手段がN−1個実装され、1個の第1の信号光ビーム合成手段とN−2個の第2の信号光ビーム合成手段とを前段で合成された光ビームが後段に入力するように順次配列し、1個目からN−2個目に至るまでの上記第2の信号光ビーム合成手段は、上記第2の空間光変調手段の変調素子の配列面の中心から上記変調素子の配列間隔の1/Nに相当する距離だけ相互にずれていることを特徴とする請求項3記載のフェーズドアレイアンテナ。
- 高周波信号を離調して複数の信号光を出力するとともに、ローカル光を出力する光出力手段と、
上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる複数の第1の空間光変調手段と、
光軸が上記第1の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記第1の空間光変調手段から出射された信号光ビームをフーリエ変換する複数の第1のフーリエ変換手段と、
上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる複数の第2の空間光変調手段と、
光軸が上記第2の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記空間光変調手段から出射された信号光ビームをフーリエ変換する複数の第2のフーリエ変換レンズと、
上記第1及び上記第2のフーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号光ビームをそれぞれ合成する複数の信号光ビーム合成手段と、
上記複数の信号光ビーム合成手段によりそれぞれ合成された信号光ビームを合成する第3の信号光ビーム合成手段と、
上記光出力手段から出力されたローカル光をローカル光ビームに変換して空間に出射するローカル光出射手段と、
上記第3の信号光ビーム合成手段により合成された信号光ビームと上記ローカル光出射手段により出射されたローカル光ビームを合成するローカル光ビーム合成手段と、
上記ローカル光ビーム合成手段による合成後の光ビームを高周波信号に変換し、その高周波信号を複数の素子アンテナに給電する給電手段とを備え、
上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射された信号光ビームを選択的に切り替えることにより、上記複数の素子アンテナから放射されて空間合成されたアンテナ放射ビームのビーム走査角を制御するフェーズドアレイアンテナ。 - 高周波信号を離調して複数の信号光を出力するとともに、ローカル光を出力する光出力手段と、
上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる複数の第1の空間光変調手段と、
上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる複数の第2の空間光変調手段と、
光軸が上記第1の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致するように配置されると共に、上記光軸が上記第2の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射される信号光ビームを合成する複数の信号光ビーム合成手段と、
上記第1の信号光ビーム合成手段により合成された信号光ビームをフーリエ変換する複数の第1のフーリエ変換手段と、
上記複数のフーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号光ビームを合成する第3の信号光ビーム合成手段と、
上記光出力手段から出力されたローカル光をローカル光ビームに変換して空間に出射するローカル光出射手段と、
上記第3の信号光ビーム合成手段により合成された信号光ビームと上記ローカル光出射手段により出射されたローカル光ビームを合成するローカル光ビーム合成手段と、
上記ローカル光ビーム合成手段による合成後の光ビームを高周波信号に変換し、その高周波信号を複数の素子アンテナに給電する給電手段とを備え、
上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射された信号光ビームを選択的に切り替えることにより、上記複数の素子アンテナから放射されて空間合成されたアンテナ放射ビームのビーム走査角を制御するフェーズドアレイアンテナ。
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