JP4101772B2 - フェーズドアレイアンテナ - Google Patents

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Description

この発明は、マイクロ波ビームを空間に放射するフェーズドアレイアンテナに関するものである。
従来の光制御型のフェーズドアレイアンテナには、レーザ光源から出射された光波(周波数f1)をフーリエ変換レンズの焦点面上に入射させる光ファイバが配置されており、そのフーリエ変換レンズによりフーリエ変換された光波(周波数f1)と、別経路から供給される参照光(周波数fr)とが合波された後、光電変換器が光波(周波数f1)と参照光(周波数fr)の周波数差(f1−fr)に相当する高周波信号を生成して複数の素子アンテナに給電するようにしている。
複数の素子アンテナから放射される高周波信号は、空間合成されてアンテナ放射ビームを形成するが、アンテナ放射ビームの指向方向は、上記光ファイバにおける出射口の位置の焦点(フーリエ変換レンズの光軸上)からの変位量に依存するため、周波数の異なる光波(例えば、周波数f1とf2)を出射する光ファイバの出射口を相互に異なる位置に配置することにより、指向方向の異なるアンテナ放射ビーム(例えば、周波数f1−frとf2−fr)を形成することができる(例えば、非特許文献1参照)。
K.Inagaki, Y.Ji, O.Shibata, and Y.Karasawa, "Optical signal processing array antenna studies in ATR for advanced wireless communication systems," MWP’97 Tech.Dig. Pp.27-30, 1997
従来のフェーズドアレイアンテナは以上のように構成されているので、複数の光ファイバの出射口を相互に異なる位置に配置すれば、指向方向の異なるアンテナ放射ビームを形成することができる。しかし、複数の光ファイバの出射口の配列間隔は、物理的な寸法の制約を受けるため、その配列間隔をあまり狭くすることができず、アンテナ放射ビームの走査刻みを細かくすることができないなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、アンテナ放射ビームの走査刻みを細かくすることができるフェーズドアレイアンテナを得ることを目的とする。
この発明に係るフェーズドアレイアンテナは、空間光変調手段に対する位置関係が相互に異なるように、空間光変調手段から出射された信号光ビームをフーリエ変換するフーリエ変換手段を複数配置して、複数のフーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号光ビームを合成するとともに、合成後の信号光ビームとローカル光ビームを合成し、合成後の光ビームを高周波信号に変換して複数の素子アンテナに給電するようにしたものである。
この発明によれば、空間光変調手段に対する位置関係が相互に異なるように、空間光変調手段から出射された信号光ビームをフーリエ変換するフーリエ変換手段を複数配置して、複数のフーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号光ビームを合成するとともに、合成後の信号光ビームとローカル光ビームを合成し、合成後の光ビームを高周波信号に変換して複数の素子アンテナに給電するように構成したので、アンテナ放射ビームの走査刻みを細かくすることができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図であり、図において、高周波信号源1は周波数fmの高周波信号を発信する信号源である。光出力装置2は高周波信号源1から発信された周波数fmの高周波信号を離調して、周波数fo+fmの信号光Sa,Sbを出力するとともに、その高周波信号を離調していない周波数foのローカル光Lを出力する。このような光出力装置2を実現する手段としては、例えば、音響光学効果を用いた光周波数シフタなどの適用がある。なお、光出力装置2は光出力手段を構成している。
光ファイバ3は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Saを空間光変調部6に伝送し、光ファイバ4は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sbを空間光変調部7に伝送し、光ファイバ5は光出力装置2から出力された周波数foのローカル光Lをレンズ11に伝送する。
空間光変調部6は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Saを信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する空間光変調手段を構成している。
空間光変調部6のレンズ6aは光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Saが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームSBa1を空間に出射する。空間光変調部6の空間光変調器6bは制御端子6cから入力された制御信号にしたがって、レンズ6aから出射された信号光ビームSBa1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBa2を空間に出射する。
空間光変調部7は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sbを信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する空間光変調手段を構成している。
空間光変調部7のレンズ7aは光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sbが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームSBb1を空間に出射する。空間光変調部7の空間光変調器7bは制御端子7cから入力された制御信号にしたがって、レンズ7aから出射された信号光ビームSBb1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBb2を空間に出射する。
フーリエ変換レンズ(第1のフーリエ変換レンズ)8は光軸8aが空間光変調器6bの中心と一致するように配置され、空間光変調器6bから出射された信号光ビームSBa2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBa3を空間に出射する。
フーリエ変換レンズ(第2のフーリエ変換レンズ)9は光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れた位置に配置され、空間光変調器7bから出射された信号光ビームSBb2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBb3を空間に出射する。なお、フーリエ変換レンズ8,9はフーリエ変換手段を構成している。
ビーム合成器10はフーリエ変換レンズ8から出射された信号光ビームSBa3とフーリエ変換レンズ9から出射された信号光ビームSBb3とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB1を出力する。なお、ビーム合成器10は信号光ビーム合成手段を構成している。
レンズ11は光出力装置2から出力された周波数foのローカル光Lが入射されると、所定のビーム幅を有するローカル光LBを空間に出射する。なお、レンズ11はローカル光出射手段を構成している。
ビーム合成器12はビーム合成器10から出力された合成光ビームCB1とレンズ11から出射されたローカル光LBとを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB2を出力する。なお、ビーム合成器12はローカル光ビーム合成手段を構成している。
光ファイバアレイ13は複数本の光ファイバから構成されており、複数本の光ファイバは長手方向が平行になるように、所定の間隔をおいて並置されている。なお、光ファイバアレイ13の入射端には、光ファイバアレイ13を構成する複数本の光ファイバへの入射光ビームとの結合効率を高めるために、レンズアレイを備えるようにしてもよい。
光電変換器14は光ファイバアレイ13を構成する光ファイバから合成光ビームCB2を受けると、ヘテロダイン検波を実施することにより、その合成光ビームCB2を周波数fmの高周波信号に変換し、高周波信号出力端15を介して、その高周波信号を素子アンテナ16に給電する。なお、光電変換器14は給電手段を構成している。
素子アンテナ16は光電変換器14から給電された高周波信号を空間に放射する。なお、複数の素子アンテナ16からアレイアンテナ17が構成されている。
図2は空間光変調器6b,7bを構成する変調素子の位置とオフセットを簡易的に示す説明図である。空間光変調器6b,7bは複数の変調素子21がピッチPで縦横に配置されているものであって、例えば、ミラー状の駆動素子が変調素子21として使用される。図において、21aは変調素子21の中心である。
図3はアンテナ放射ビームを示す説明図である。
次に動作について説明する。
まず、高周波信号源1は、周波数fmの高周波信号を発信する。
光出力装置2は、高周波信号源1から発信された周波数fmの高周波信号を受けると、その高周波信号を離調して、周波数fo+fmの信号光Sa,Sbを光ファイバ3,4に出力する。
また、光出力装置2は、高周波信号源1から発信された周波数fmの高周波信号を離調せずに、周波数foのローカル光Lを光ファイバ5に出力する。
空間光変調部6のレンズ6aは、光ファイバ3を介して、光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Saが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームSBa1を空間に出射する。
空間光変調部6の空間光変調器6bは、制御端子6cから入力された制御信号にしたがって、レンズ6aから出射された信号光ビームSBa1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBa2を空間に出射する。
空間光変調部7のレンズ7aは、光ファイバ4を介して、光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sbが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームSBb1を空間に出射する。
空間光変調部7の空間光変調器7bは、制御端子7cから入力された制御信号にしたがって、レンズ7aから出射された信号光ビームSBb1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBb2を空間に出射する。
フーリエ変換レンズ8は、図2(a)に示すように、光軸8aが空間光変調器6bの中心と一致するように配置され、空間光変調器6bから出射された信号光ビームSBa2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBa3を空間に出射する。
一方、フーリエ変換レンズ9は、図2(b)に示すように、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れた位置に配置され、空間光変調器7bから出射された信号光ビームSBb2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBb3を空間に出射する。
ここで、フーリエ変換レンズ8とフーリエ変換レンズ9との位置関係を具体的に説明する。
図2の例では、光軸8aが空間光変調器6bの中心と一致するようにフーリエ変換レンズ8が配置されるのに対し、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れるようにフーリエ変換レンズ9が配置されている。
即ち、空間光変調器7bにおける変調素子21の中心21aが、空間光変調器6bにおける変調素子21の中心21aに対して、Y軸方向[YaあるいはYb]に距離Dyだけオフセットして配置されている。
なお、フーリエ変換レンズ8の光軸8a及びフーリエ変換レンズ9の光軸9aは、ビーム合成器10の光軸10aと光学的に同一であり、レンズ11の光軸11a及びビーム合成器10の光軸10aはビーム合成器12の光軸12aと光学的に同一である。
ビーム合成器10は、上記のようにしてフーリエ変換レンズ8から出射された信号光ビームSBa3を入射するとともに、フーリエ変換レンズ9から出射された信号光ビームSBb3を入射すると、その信号光ビームSBa3と信号光ビームSBb3とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB1を出力する。
レンズ11は、光ファイバ5を介して、光出力装置2から出力された周波数foのローカル光Lが入射されると、所定のビーム幅を有するローカル光LBを空間に出射する。
ビーム合成器12は、ビーム合成器10から出力された合成光ビームCB1を入射するとともに、レンズ11から出射されたローカル光LBを入射すると、その合成光ビームCB1とローカル光LBとを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB2を光ファイバアレイ13に出力する。
光電変換器14は、光ファイバアレイ13を構成する光ファイバから合成光ビームCB2を受けると、ヘテロダイン検波を実施することにより、その合成光ビームCB2を周波数fmの高周波信号に変換し、高周波信号出力端15を介して、その高周波信号を素子アンテナ16に給電する。
素子アンテナ16は、光電変換器14から給電された高周波信号を空間に放射する。これにより、複数の素子アンテナ16から高周波信号が空間に放射されることにより、複数の高周波信号がアンテナ放射ビームとして空間合成されることになる(図3を参照)。
ここで、アンテナ放射ビームの最小ビーム走査角(以下、グラニュラリティという)について説明する。
まず、図3のアンテナ放射ビーム31,32のグラニュラリティΔθa,Δθbは、以下の式(1)で表される。
Figure 0004101772
ただし、doは光ファイバアレイ13における光ファイバの配列間隔(サンプリング間隔)、dmは素子アンテナ16の配列間隔、λoは光出力装置2における光源の波長、λmは高周波信号源1における高周波信号の波長、Pは変調素子21のピッチP(配列間隔)、fはフーリエ変換レンズ8,9の焦点距離、θa,θbはビーム走査角である。
図2に示すオフセットDy(空間光変調器7bの中心(光軸9b)からフーリエ変換レンズ9の光軸9aまでの距離Dy)を以下の式(2)に示すように、変調素子21を配列するピッチPの半分とする場合を考える。
Figure 0004101772
この場合、二つの空間光変調器6b,7bを選択的に切替えて使用することにより、等価的に2倍の変調素子21の細かさでビーム走査を行える光制御型のフェーズドアレイアンテナを構成することができる。
即ち、式(1)(2)より、アレイアンテナ17から放射されるアンテナ放射ビームのグラニュラリティΔθは以下の式(3)で与えられることになる。
Figure 0004101772
このように、光軸8aが空間光変調器6bの中心と一致するようにフーリエ変換レンズ8を配置して、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れるようにフーリエ変換レンズ9を配置する(空間光変調器7bにおける変調素子21の中心21aが、空間光変調器6bにおける変調素子21の中心21aに対して、Y軸方向[YaあるいはYb]に距離Dyだけオフセットして配置する)ことにより、1個の空間光変調器6bを使用する場合と比べて、グラニュラリティを1/2(半分)に改善することができる。
例えば、光ファイバアレイ13における光ファイバの配列間隔をdo=100μm、素子アンテナ16の配列間隔をdm=15mm、光出力装置2における光源の波長をλo=1.3μm、高周波信号源1における高周波信号の波長をλm=30mm、変調素子21のピッチ(配列間隔)をP=10μm、フーリエ変換レンズ8,9の焦点距離をf=500mmとすると、空間光変調器6bが1個の場合は、ビーム走査角がθ=30°の時はΔθ=約3.55ミリラジアン、θ=60°の時は約6.15ミリラジアンとなる。
一方、空間光変調器が2個の場合(空間光変調器6b,7bが実装されている場合)は、ビーム走査角がθ=30°の時はΔθ=約1.77ミリラジアン、θ=60°の時は約3.07ミリラジアンとなり、グラニュラリティが1/2(半分)に改善される。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、空間光変調器6b,7bに対する位置関係が相互に異なるように、空間光変調器6b,7bから出射された信号光ビームをフーリエ変換するフーリエ変換器8,9を配置して、そのフーリエ変換器8,9によりフーリエ変換された信号光ビームSBa3,SBb3を合成するとともに、合成後の信号光ビームCB1とローカル光ビームLを合成し、合成後の光ビームCB2を高周波信号に変換して複数の素子アンテナ16に給電するように構成したので、アンテナ放射ビームの走査刻みを細かくすることができる効果を奏する。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、光軸8aが空間光変調器6bの中心と一致しているフーリエ変換レンズ8と、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れているフーリエ変換レンズ9とを配置するものについて示したが、図4に示すように、空間光変調器6bを内蔵する空間光変調部6を1個、空間光変調器7bを内蔵する空間光変調部7をN−1個実装する場合、光軸8aが空間光変調器6bの中心と一致しているフーリエ変換レンズ8を1個配置するとともに、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dy(Dy=P/N,2P/N,3P/N,・・・,(N−2)P/N,(N−1)P/N)だけ離れているフーリエ変換レンズ9をN−1個配置するようにしてもよい。
即ち、空間光変調器6b,7bを構成する変調素子21の配列間隔(配列ピッチP)の1/Nに相当する距離だけ相互にずれるように配置してもよい。
これにより、1個の空間光変調器6bを使用する場合と比べて、グラニュラリティを1/Nに改善することができる効果を奏する。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
ビーム合成器18は空間光変調器6bの中心と光軸18cが一致している信号光ビームSBa2の入射面18aと、空間光変調器7bの中心と光軸18cが距離Dy(変調素子21の配列間隔(配列ピッチP)の1/2に相当する距離)だけずれている信号光ビームSBb2の入射面18bとを有し、その信号光ビームSBa2と信号光ビームSBb2とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB0を出力する。なお、ビーム合成器18は信号光ビーム合成手段を構成している。
フーリエ変換レンズ19はビーム合成器18から出力された合成光ビームCB0を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の合成光ビームCB1を空間に出射する。なお、フーリエ変換レンズ19はフーリエ変換手段を構成している。
上記実施の形態1では、ビーム合成器10の前段にフーリエ変換レンズ8,9を設け、ビーム合成器10がフーリエ変換レンズ8,9によりフーリエ変換された信号光ビームSBa3,SBb3を合成するものについて示したが、ビーム合成器18の後段にフーリエ変換レンズ19を設け、ビーム合成器18が空間光変調器6b,7bから出力された信号光ビームSBa2,SBb2を合成し、フーリエ変換レンズ19がビーム合成器18による合成光ビームCB0をフーリエ変換するようにしてもよい。
この場合、ビーム合成器18の入射面18aと入射面18bにおける信号光ビームSBa2,SBb2の入射位置関係が相互に異なるので(上記実施の形態1における空間光変調器6b,7bに対するフーリエ変換レンズ8,9の位置関係と相似)、上記実施の形態1と同様に、アンテナ放射ビームの走査刻みを細かくすることができる効果を奏する。
なお、この実施の形態3の場合、フーリエ変換レンズ19の個数が1個で足りるため、上記実施の形態1と比べて、フーリエ変換レンズの個数を半減できる効果を奏する。
実施の形態4.
上記実施の形態3では、空間光変調器が2個実装されているものについて示したが、空間光変調器がN個実装されている場合、図6に示すように、最終段のビーム合成器18の後段にだけフーリエ変換レンズ19を設ければよい。
この場合、上記実施の形態2と同様の原理により、1個の空間光変調器6bを使用する場合と比べて、グラニュラリティを1/Nに改善することができる効果を奏する。
実施の形態5.
図7はこの発明の実施の形態5によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
光ファイバ41は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Scを空間光変調部43に伝送し、光ファイバ42は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sdを空間光変調部44に伝送する。
空間光変調部43は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Scを信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する第2の空間光変調手段を構成している。
なお、空間光変調部43は、第1の空間光変調手段である空間光変調部6と同様に、光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Scが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームを空間に出射するレンズ43aと、制御端子43cから入力された制御信号にしたがって、そのレンズ43aから出射された信号光ビームを空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBc2を空間に出射する空間光変調器43bとを備えている。
空間光変調部44は光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sdを信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する第2の空間光変調手段を構成している。
なお、空間光変調部44は、第1の空間光変調手段である空間光変調部7と同様に、光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sdが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームを空間に出射するレンズ44aと、制御端子44cから入力された制御信号にしたがって、そのレンズ44aから出射された信号光ビームを空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBd2を空間に出射する空間光変調器44bとを備えている。
フーリエ変換レンズ45は光軸45aが空間光変調器43bの中心と一致するように配置され、空間光変調器43bから出射された信号光ビームSBc2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBc3を空間に出射する。
フーリエ変換レンズ46は光軸46aが空間光変調器44bの中心(光軸46b)から距離Dxだけ離れた位置に配置され、空間光変調器44bから出射された信号光ビームSBd2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBd3を空間に出射する。なお、フーリエ変換レンズ45,46は第2のフーリエ変換手段を構成している。また、この実施の形態5では、フーリエ変換レンズ8,9が第1のフーリエ変換手段を構成している。
ビーム合成器47はフーリエ変換レンズ45から出射された信号光ビームSBc3とフーリエ変換レンズ46から出射された信号光ビームSBd3とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB1−2を出力する。なお、ビーム合成器47は第2の信号光ビーム合成手段を構成している。また、この実施の形態5では、ビーム合成器10が第1の信号光ビーム合成手段を構成している。
ビーム合成器48はビーム合成器10から出力された合成光ビームCB1−1とビーム合成器47から出力された合成光ビームCB1−2とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB1−3を出力する。なお、ビーム合成器48は第3の信号光ビーム合成手段を構成している。
図8は空間光変調器43b,44bを構成する変調素子の位置とオフセットを簡易的に示す説明図である。空間光変調器43b,44bは複数の変調素子21がピッチPで縦横に配置されているものであって、例えば、ミラー状の駆動素子が変調素子21として使用される。
次に動作について説明する。
この実施の形態5は、上記実施の形態1を二次元に拡張したものである。
まず、高周波信号源1は、周波数fmの高周波信号を発信する。
光出力装置2は、高周波信号源1から発信された周波数fmの高周波信号を受けると、その高周波信号を離調して、周波数fo+fmの信号光Sa,Sb,Sc,Sdを光ファイバ3,4,41,42に出力する。
また、光出力装置2は、高周波信号源1から発信された周波数fmの高周波信号を離調せずに、周波数foのローカル光Lを光ファイバ5に出力する。
空間光変調部6のレンズ6aは、光ファイバ3を介して、光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Saが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームSBa1を空間に出射する。
空間光変調部6の空間光変調器6bは、制御端子6cから入力された制御信号にしたがって、レンズ6aから出射された信号光ビームSBa1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBa2を空間に出射する。
空間光変調部7のレンズ7aは、光ファイバ4を介して、光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sbが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームSBb1を空間に出射する。
空間光変調部7の空間光変調器7bは、制御端子7cから入力された制御信号にしたがって、レンズ7aから出射された信号光ビームSBb1を空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBb2を空間に出射する。
フーリエ変換レンズ8は、図2(a)に示すように、光軸8aが空間光変調器6bの中心と一致するように配置され、空間光変調器6bから出射された信号光ビームSBa2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBa3を空間に出射する。
一方、フーリエ変換レンズ9は、図2(b)に示すように、光軸9aが空間光変調器7bの中心(光軸9b)から距離Dyだけ離れた位置に配置され、空間光変調器7bから出射された信号光ビームSBb2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBb3を空間に出射する。
空間光変調部43のレンズ43aは、光ファイバ41を介して、光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Scが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームを空間に出射する。
空間光変調部43の空間光変調器43bは、制御端子43cから入力された制御信号にしたがって、レンズ43aから出射された信号光ビームを空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBc2を空間に出射する。
空間光変調部44のレンズ44aは、光ファイバ42を介して、光出力装置2から出力された周波数fo+fmの信号光Sdが入射されると、所定のビーム幅を有する信号光ビームを空間に出射する。
空間光変調部44の空間光変調器44bは、制御端子44cから入力された制御信号にしたがって、レンズ44aから出射された信号光ビームを空間光変調し、所定の強度分布の信号光ビームSBd2を空間に出射する。
フーリエ変換レンズ45は、図8(c)に示すように、光軸45aが空間光変調器43bの中心と一致するように配置され、空間光変調器43bから出射された信号光ビームSBc2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBc3を空間に出射する。
一方、フーリエ変換レンズ46は、図8(d)に示すように、光軸46aが空間光変調器44bの中心(光軸46b)から距離Dxだけ離れた位置に配置され、空間光変調器44bから出射された信号光ビームSBd2を空間的にフーリエ変換し、フーリエ変換後の信号光ビームSBd3を空間に出射する。
ここで、フーリエ変換レンズ45とフーリエ変換レンズ46との位置関係を具体的に説明する(フーリエ変換レンズ8とフーリエ変換レンズ9との位置関係は上記実施の形態1を参照)。
図8の例では、光軸45aが空間光変調器43bの中心と一致するようにフーリエ変換レンズ45が配置されるのに対し、光軸46aが空間光変調器44bの中心(光軸46b)から距離Dxだけ離れるようにフーリエ変換レンズ46が配置されている。
即ち、空間光変調器44bにおける変調素子21の中心21aが、空間光変調器43bにおける変調素子21の中心21aに対して、X軸方向[XcあるいはXd]に距離Dx(例えば、変調素子21を配列するピッチPの半分)だけ、オフセットして配置されている。
なお、フーリエ変換レンズ45の光軸45a及びフーリエ変換レンズ46の光軸46aは、ビーム合成器47の光軸47aと光学的に同一であり、レンズ11の光軸11a及びビーム合成器10の光軸10aはビーム合成器12の光軸12aと光学的に同一である。
ただし、光軸10aと光軸48aは同一の光軸を意味するが、図7に示すように、光軸面切換表示の上部(ビーム合成器10側)では、YZ面上を通るZ軸を光軸10aとし、光軸面切換表示の下部(ビーム合成器48側)では,XZ面上を通るZ軸を光軸48aとして、オフセットDyとDxの方向が同じ光軸10a,48aを基準に光学的に直交する方向にオフセットしていることを示している。
ビーム合成器10は、上記のようにしてフーリエ変換レンズ8から出射された信号光ビームSBa3を入射するとともに、フーリエ変換レンズ9から出射された信号光ビームSBb3を入射すると、その信号光ビームSBa3と信号光ビームSBb3とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB1−1を出力する。
ビーム合成器47は、上記のようにしてフーリエ変換レンズ45から出射された信号光ビームSBc3を入射するとともに、フーリエ変換レンズ46から出射された信号光ビームSBd3を入射すると、その信号光ビームSBc3と信号光ビームSBd3とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB1−2を出力する。
ビーム合成器48は、ビーム合成器10から出力された合成光ビームCB1−1を入射するとともに、ビーム合成器47から出力された合成光ビームCB1−2を入射すると、その合成光ビームCB1−1と合成光ビームCB1−2とを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB1−3を出力する。
レンズ11は、光ファイバ5を介して、光出力装置2から出力された周波数foのローカル光Lが入射されると、所定のビーム幅を有するローカル光LBを空間に出射する。
ビーム合成器12は、ビーム合成器48から出力された合成光ビームCB1−3を入射するとともに、レンズ11から出射されたローカル光LBを入射すると、その合成光ビームCB1−3とローカル光LBとを空間的に重ね合わせて、合成光ビームCB2を光ファイバアレイ13に出力する。
光電変換器14は、光ファイバアレイ13を構成する光ファイバから合成光ビームCB2を受けると、ヘテロダイン検波を実施することにより、その合成光ビームCB2を周波数fmの高周波信号に変換し、高周波信号出力端15を介して、その高周波信号を素子アンテナ16に給電する。
素子アンテナ16は、光電変換器14から給電された高周波信号を空間に放射する。これにより、複数の素子アンテナ16から高周波信号が空間に放射されることにより、複数の高周波信号がアンテナ放射ビームとして空間合成されることになる。
ここで、アンテナ放射ビームの最小ビーム走査角(以下、グラニュラリティという)について説明する。
グラニュラリティΔθは、上述したように、式(3)で示されるが、X軸方向[XcあるいはXd]のグラニュラリティΔθの場合、doは二次元に配列された光ファイバアレイ13における光ファイバのX軸方向での配列間隔(サンプリング間隔)であり、dmは二次元に配列された素子アンテナ16のX軸方向での配列間隔を意味する。
また、Y軸方向[YaあるいはYb]のグラニュラリティΔθの場合、doは二次元に配列された光ファイバアレイ13における光ファイバのY軸方向での配列間隔(サンプリング間隔)であり、dmは二次元に配列された素子アンテナ16のY軸方向での配列間隔を意味する。
したがって、この実施の形態5では、アンテナ放射ビームを2次元走査するアレイアンテナ20でもグラニュラリティを改善することができる効果を奏する。
実施の形態6.
上記実施の形態5では、変調素子21を配列するピッチPの半分だけオフセットしているものについて示したが、N個の空間光変調器の変調素子21の配列ピッチPの1/Nだけ光軸10aに対してY軸方向にオフセットし、M個の空間光変調器を変調素子21の配列ピッチPの1/Mだけ光軸45aに対してX軸方向にオフセットすることで、1個の空間光変調器を使う場合に比べて、グラニュラリティを二つの方向において、それぞれ1/Nと1/Mに改善することができる。
実施の形態7.
上記実施の形態5では、ビーム合成器10の前段にフーリエ変換レンズ8,9を設け、ビーム合成器10がフーリエ変換レンズ8,9によりフーリエ変換された信号光ビームSBa3,SBb3を合成し、また、ビーム合成器47の前段にフーリエ変換レンズ45,46を設け、ビーム合成器47がフーリエ変換レンズ45,46によりフーリエ変換された信号光ビームSBc3,SBd3を合成するものについて示したが、ビーム合成器10の後段にフーリエ変換レンズを設けるとともに、ビーム合成器47の後段にフーリエ変換レンズを設け、後段のフーリエ変換レンズがビーム合成器10,47の合成光ビームをフーリエ変換するようにしてもよい。
あるいは、ビーム合成器48の後段にフーリエ変換レンズを設け、後段のフーリエ変換レンズがビーム合成器48の合成光ビームをフーリエ変換するようにしてもよい。
これにより、フーリエ変換レンズ19の個数を削減することができる効果を奏する。
この発明の実施の形態1によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図である。 空間光変調器を構成する変調素子の位置とオフセットを簡易的に示す説明図である。 アンテナ放射ビームを示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図である。 この発明の実施の形態3によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図である。 この発明の実施の形態4によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図である。 この発明の実施の形態5によるフェーズドアレイアンテナを示す構成図である。 空間光変調器を構成する変調素子の位置とオフセットを簡易的に示す説明図である。
符号の説明
1 高周波信号源、2 光出力装置(光出力手段)、3 光ファイバ、4 光ファイバ、5 光ファイバ、6 空間光変調部(空間光変調手段、第1の空間光変調手段)、6a レンズ、6b 空間光変調器、6c 制御端子、7 空間光変調部(空間光変調手段、第1の空間光変調手段)、7a レンズ、7b 空間光変調器、7c 制御端子、8 フーリエ変換レンズ(第1のフーリエ変換レンズ、フーリエ変換手段、第1のフーリエ変換手段)、8a 光軸、9 フーリエ変換レンズ(第2のフーリエ変換レンズ、フーリエ変換手段、第1のフーリエ変換手段)、9a 光軸、10 ビーム合成器(信号光ビーム合成手段、第1の信号光ビーム合成手段)、10a 光軸、11 レンズ(ローカル光出射手段)、11a 光軸、12 ビーム合成器、12a 光軸、13 光ファイバアレイ、14 光電変換器(給電手段)、15 高周波信号出力端、16 素子アンテナ、17 アレイアンテナ、18 ビーム合成器(信号光ビーム合成手段)、18a 入射面、18b 入射面、18c 光軸、19 フーリエ変換レンズ(フーリエ変換手段)、21 変調素子、21a 中心、31 アンテナ放射ビーム、32 アンテナ放射ビーム、41 光ファイバ、42 光ファイバ、43 空間光変調部(第2の空間光変調手段)、43a レンズ、43b 空間光変調器、43c 制御端子、44 空間光変調部(第2の空間光変調手段)、44a レンズ、44b 空間光変調器、44c 制御端子、45 フーリエ変換レンズ(第2のフーリエ変換手段)、45a 光軸、46 フーリエ変換レンズ(第2のフーリエ変換手段)、46a 光軸、47 ビーム合成器(第2の信号光ビーム合成手段)、47a 光軸、48 ビーム合成器(第3の信号光ビーム合成手段)、48a 光軸、48b 光軸。

Claims (6)

  1. 高周波信号を離調して複数の信号光を出力するとともに、ローカル光を出力する光出力手段と、
    上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる第1の空間光変調手段と、
    光軸が上記第1の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致するように配置され、上記空間光変調手段から出射された信号光ビームをフーリエ変換する第1のフーリエ変換レンズと、
    上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる第2の空間光変調手段と、
    光軸が上記第2の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記空間光変調手段から出射された信号光ビームをフーリエ変換する第2のフーリエ変換レンズと、
    上記第1及び上記第2のフーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号光ビームを合成する信号光ビーム合成手段と、
    上記光出力手段から出力されたローカル光をローカル光ビームに変換して空間に出射するローカル光出射手段と、
    上記信号光ビーム合成手段により合成された信号光ビームと上記ローカル光出射手段により出射されたローカル光ビームを合成するローカル光ビーム合成手段と、
    上記ローカル光ビーム合成手段による合成後の光ビームを高周波信号に変換し、その高周波信号を複数の素子アンテナに給電する給電手段とを備え
    上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射された信号光ビームを選択的に切り替えることにより、上記複数の素子アンテナから放射されて空間合成されたアンテナ放射ビームのビーム走査角を制御するフェーズドアレイアンテナ。
  2. 光出力手段がN個の信号光を出力する場合、第1の空間光変調手段が1個、第1のフーリエ変換レンズが1個、第2の空間光変調手段がN−1個、第2のフーリエ変換レンズがN−1個実装され、1個目からN−1個目に至るまでの上記第2のフーリエ変換レンズの各光軸は、上記第2の空間光変調手段を構成する変調素子の配列間隔の1/Nに相当する距離だけ相互にずれていることを特徴とする請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ。
  3. 高周波信号を離調して複数の信号光を出力するとともに、ローカル光を出力する光出力手段と、
    上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる第1の空間光変調手段と、
    上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる第2の空間光変調手段と、
    光軸が上記第1の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致するように配置されると共に、上記光軸が上記第2の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射される信号光ビームを合成する第1の信号光ビーム合成手段と、
    光軸が上記第2の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記第2の空間光変調手段から出射される信号光ビームを合成する第2の信号光ビーム合成手段と、
    上記第1及び上記第2の信号光ビーム合成手段により合成された信号光ビームをフーリエ変換するフーリエ変換手段と、
    上記光出力手段から出力されたローカル光をローカル光ビームに変換して空間に出射するローカル光出射手段と、
    上記フーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号光ビームと上記ローカル光出射手段により出射されたローカル光ビームを合成するローカル光ビーム合成手段と、
    上記ローカル光ビーム合成手段による合成後の光ビームを高周波信号に変換し、その高周波信号を複数の素子アンテナに給電する給電手段とを備え
    上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射された信号光ビームを選択的に切り替えることにより、上記複数の素子アンテナから放射されて空間合成されたアンテナ放射ビームのビーム走査角を制御するフェーズドアレイアンテナ。
  4. 光出力手段がN個の信号光を出力する場合、第1の空間光変調手段が1個、第2の空間光変調手段がN−1個実装され、1個の第1の信号光ビーム合成手段とN−2個の第2の信号光ビーム合成手段とを前段で合成された光ビームが後段に入力するように順次配列し、1個目からN−2個目に至るまでの上記第2の信号光ビーム合成手段は、上記第2の空間光変調手段の変調素子の配列面の中心から上記変調素子の配列間隔の1/Nに相当する距離だけ相互にずれていることを特徴とする請求項3記載のフェーズドアレイアンテナ。
  5. 高周波信号を離調して複数の信号光を出力するとともに、ローカル光を出力する光出力手段と、
    上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる複数の第1の空間光変調手段と、
    光軸が上記第1の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記第1の空間光変調手段から出射された信号光ビームをフーリエ変換する複数の第1のフーリエ変換手段と、
    上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる複数の第2の空間光変調手段と、
    光軸が上記第2の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記空間光変調手段から出射された信号光ビームをフーリエ変換する複数の第2のフーリエ変換レンズと、
    上記第1及び上記第2のフーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号光ビームをそれぞれ合成する複数の信号光ビーム合成手段と、
    上記複数の信号光ビーム合成手段によりそれぞれ合成された信号光ビームを合成する第3の信号光ビーム合成手段と、
    上記光出力手段から出力されたローカル光をローカル光ビームに変換して空間に出射するローカル光出射手段と、
    上記第3の信号光ビーム合成手段により合成された信号光ビームと上記ローカル光出射手段により出射されたローカル光ビームを合成するローカル光ビーム合成手段と、
    上記ローカル光ビーム合成手段による合成後の光ビームを高周波信号に変換し、その高周波信号を複数の素子アンテナに給電する給電手段とを備え
    上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射された信号光ビームを選択的に切り替えることにより、上記複数の素子アンテナから放射されて空間合成されたアンテナ放射ビームのビーム走査角を制御するフェーズドアレイアンテナ。
  6. 高周波信号を離調して複数の信号光を出力するとともに、ローカル光を出力する光出力手段と、
    上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる複数の第1の空間光変調手段と、
    上記光出力手段から出力された信号光を信号光ビームに変換し、その信号光ビームを空間光変調して空間に出射する複数の変調素子を配列してなる複数の第2の空間光変調手段と、
    光軸が上記第1の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致するように配置されると共に、上記光軸が上記第2の空間光変調手段の上記変調素子の配列面の中心と一致しないように配置され、上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射される信号光ビームを合成する複数の信号光ビーム合成手段と、
    上記第1の信号光ビーム合成手段により合成された信号光ビームをフーリエ変換する複数の第1のフーリエ変換手段と、
    上記複数のフーリエ変換手段によりフーリエ変換された信号光ビームを合成する第3の信号光ビーム合成手段と、
    上記光出力手段から出力されたローカル光をローカル光ビームに変換して空間に出射するローカル光出射手段と、
    上記第3の信号光ビーム合成手段により合成された信号光ビームと上記ローカル光出射手段により出射されたローカル光ビームを合成するローカル光ビーム合成手段と、
    上記ローカル光ビーム合成手段による合成後の光ビームを高周波信号に変換し、その高周波信号を複数の素子アンテナに給電する給電手段とを備え
    上記第1及び上記第2の空間光変調手段から出射された信号光ビームを選択的に切り替えることにより、上記複数の素子アンテナから放射されて空間合成されたアンテナ放射ビームのビーム走査角を制御するフェーズドアレイアンテナ。
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