JP4524403B2 - フーリエ変換光学装置及び光制御型フェーズドアレイアンテナ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、凸、凹、凸レンズの3枚で構成し、光学系全長を従来より短尺化したフーリエ変換光学装置と、このフーリエ変換光学装置を適用して小型なビーム形成回路を実現した光制御型フェーズドアレイアンテナ装置(光制御型PAA)に関するものである。
従来、この種の光制御型フェーズドアレイアンテナとして、マイクロ波信号の周波数だけ周波数が異なる第1と第2のビーム光を空間に放射し、第1のビーム光を、信号光として、空間光変調器によりアレイアンテナからの放射ビームのパターンに対応した分布の信号光ビームに変換し、フーリエ変換レンズにより空間的にフーリエ変換するとともに、第2のビーム光を、ローカル光ビームとし、上記の信号光ビームと空間的に重ね合わせ、重ね合わされた合成ビーム光を光ファイバアレイにより空間的にサンプリングし、そのサンプリング光を複数の光電変換器によるヘテロダイン検波により、複数のマイクロ波信号に変換した後、アレイアンテナを用いて空間に放射するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、上記空間光変調器の代わりに、複数の光ファイバを並べた光ファイバアレイを用い、光ファイバアレイを構成する一つ乃至は複数の光ファイバから信号光ビームを放射させるものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平03−044202号公報(第1図参照) 特開平09−139620号公報(図1参照)
ここで、信号光ビームの強度分布と、アレイアンテナから空間に放射するマイクロ波の主ビーム方向との関係を1次元の場合で説明する。例えば、特許文献1では、信号光ビームの分布をイメージマスクにより形成している。イメージマスクとしてピンホール(微小な穴)を用いた場合、アレイアンテナから放射するマイクロ波ビームは細いビームとなる。この時、ピンホールの位置を、光軸を基準にxとおく。フーリエ変換レンズの焦点距離をf、光波の波長をλo、サンプリング用光ファイバアレイを構成する隣接光ファイバ間隔をdo、マイクロ波の波長をλm、アレイアンテナの素子間隔をdmとし、アンテナ放射ビームの主ビーム方向を正面方向を基準にθmとおくと、角度θmは、次の式(1)とおける。
sinθm=(do/λo)/(dm/λm)・x/f (1)
式(1)のように、ピンホール位置xを変えることにより、アンテナ放射ビームの主ビーム方向θmを変えることができる。例えば、do=1mm、λm=1.3μm、dm=5cm、λm=10cm、f=500mmで、X=100μmとした場合、主ビーム方向θmは、18度となる。
イメージマスクとしては、パターン生成の柔軟性から、特許文献1の実施例に記載されたように、液晶素子による空間光変調器や、特許文献2に記載のように、光ファイバアレイを代わりに用いてもよい。
例えば、空間光変調器を用いた場合の主ビーム方向にθmについて計算例を示す。空間光変調器を構成する各素子のピッチが50μmの場合、イメージマスクのピンホールの位置に相当するxはx=0、50、100、150、200、・・・、μmの離散的な値をとる。この時、アンテナ放射ビームの主ビームの方向θmは、式(1)及び前記の条件から、θm=0、8.8、18、28、38、・・・、度となる。
ここで、例えば、前記の空間光変調器を用いて正面方向付近で主ビームの方向を1度以下の刻みで走査をするためには、式(1)よりフーリエ変換レンズの焦点距離fは4.4m以上が必要となる。この時、フーリエ変換レンズの前側焦点面と後側焦点面間の距離、即ちイメージマスク(この場合、空間光変調器)の出射面とサンプリング面(この場合、光ファイバアレイの入射端)間の距離は焦点距離fの2倍の8.8mが必要となる。
このように、アンテナ放射ビームを細かい刻みで走査するには、光学系の焦点距離を長くする必要があるため装置が大きくなる。更に、光学系が長いために、空間光変調器から出力した信号光ビームの波面は、大気の擾乱や光学系の振動、歪みによる劣化の影響を受け易くなるなどの課題がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、光学系の全長を焦点距離の2倍以下に短尺化することができるフーリエ変換光学装置と、そのフーリエ変換光学装置を用いてアンテナ放射ビームの走査角の空間分解能を高めることができる光制御型フェーズドアレイアンテナ装置を得るものである。
この発明に係るフーリエ変換光学装置は、入力像の像面から順に、第1の凸レンズ、凹レンズ、第2の凸レンズが配置されたフーリエ変換光学装置であって、前記第1の凸レンズの焦点距離をf1、前記凹レンズの焦点距離をf2(<0)、前記第2の凸レンズの焦点距離をf3としたときに、前記入力像の像面と前記第1の凸レンズの距離はf1で与えられ、前記第1の凸レンズと前記凹レンズの距離はf1+f2で与えられ、前記凹レンズと前記第2の凸レンズの距離はf2+f3で与えられ、前記第2の凸レンズから距離f3の面に前記入力像をフーリエ変換し、|f1/f2|>1、|f3/f2|>1の関係を満たした場合、3枚のレンズの組合せ系の焦点距離をf0=−(f1・f3)/f2と設定したとき、f1=f3のときに、前記入力像の像面である、3枚のレンズの組合せ系の前側焦点面と、前記距離f3の面である、3枚のレンズの組合せ系の後側焦点面の間の距離L=2(f1+f2+f3)が最短である。
この発明に係るフーリエ変換光学装置は、光学系の全長を焦点距離の2倍以下に短尺化することができるという効果を奏する。また、この発明に係る光制御型フェーズドアレイアンテナ装置は、上記フーリエ変換光学装置を用いてアンテナ放射ビームの走査角の空間分解能を高めることができるという効果を奏する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るフーリエ変換光学装置及び光制御型フェーズドアレイアンテナ装置について図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、この発明の実施の形態1に係るフーリエ変換光学装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この実施の形態1に係るフーリエ変換光学装置20は、焦点距離f1の第1の凸レンズ1と、焦点距離f2(<0)の凹レンズ2と、焦点距離f3の第2の凸レンズ3とが設けられている。
つぎに、この実施の形態1に係るフーリエ変換光学装置の動作について図面を参照しながら説明する。
図1において、光線は左から右に進むものとして説明する。入力像の像面10に対し、焦点距離f1の第1の凸レンズ1を像面10から距離f1の位置に設置すると、入力像は第1の凸レンズ1の右側の距離f1の位置の像面11にフーリエ変換される。
次に、像面11に対し、焦点距離f2(<0)の凹レンズ2を、像面11から距離f2の位置に設置する。なお、凹レンズ2の焦点距離f2は負であることから、凹レンズ2は図1のように像面11の左側となる。像面11と、凹レンズ2から距離f2の像面12(f2<0より、図1において像面12は凹レンズ2の左側となる)は、お互いにフーリエ変換の関係にある。
更に、像面12に対し、焦点距離f3の第2の凸レンズ3を像面12から距離f3の位置に設置すると、像面12と、第2の凸レンズ3から距離f3の像面13も、お互いにフーリエ変換の関係となる。
以上より、像面10の入力像は、第1の凸レンズ1、凹レンズ2、第2の凸レンズ3でそれぞれ、合計3回フーリエ変換されることから、入力像は第2の凸レンズ3の像面13にフーリエ変換される。
この時、3枚のレンズの組合せ系の前側焦点面(像面10)と後側焦点面(像面13)の間の距離Lは、
L=2(f1+f2+f3) (2)
組合せ系の焦点距離f0は、
f0=−(f1・f3)/f2 (3)
とおける。
焦点距離f0の1枚の凸レンズにより構成したとき、前側焦点面と後側焦点面間の距離L’は、
L’=2・f0 (4)
であることから、
図1のように、|f1/f2|>1、|f3/f2|>1の場合、
式(2)、(3)より、L<L’となる。
従って、前述のように光学系を構成することにより、組合せ光学系の焦点距離f0を短くすることなく、光学系の全長L(前側焦点面と後側焦点面間の距離)を短尺化したフーリエ変換光学装置20を実現することができる。
以下に計算例を示す。f1=50mm、f2=−10mm、f3=100mmとおくと、組合せ系の焦点距離f0は、式(3)より、500mmとなる。このとき、光学系の全長Lは、式(2)より、280mmとなる。
これを、焦点距離f=500mmの凸レンズ1枚で構成すると、前側、後側焦点面間の距離は、1000mmとなるため、本実施の形態1で構成することにより、光学系の全長を1/3.57に短尺化することが可能となる。
次に、本フーリエ変換光学装置20を適用した光制御型フェーズドアレイアンテナ装置について図2を用いて説明する。図2は、この発明の実施の形態1に係る光制御型フェーズドアレイアンテナ装置の構成を示す図である。
図2において、この実施の形態1に係る光制御型フェーズドアレイアンテナ装置は、レーザ光を出射するレーザ光源21と、レーザ光を2つに分岐する光分波器22と、信号光ビーム30を出射するビーム光出射装置26と、出射した信号光ビームの空間強度分布に強度変調を行う空間光変調器32と、空間光変調器32で強度変調された信号光ビーム30を空間的にフーリエ変換するフーリエ変換光学装置20と、ローカル光を出力する光周波数変換器24と、ローカル光ビーム31を出射する、もう1つのビーム光出射装置26と、フーリエ変換光学装置20によりフーリエ変換した信号光ビーム30及びビーム光出射装置26から出射したローカル光ビーム31を空間的に重ね合わせ、合成ビームとする光ビーム合成器34と、合成ビームを空間的にサンプリングする光ファイバアレイ35と、光ファイバアレイ35の出力をヘテロダイン検波することにより、マイクロ波信号に変換する光電変換器36と、光電変換器36により変換されたマイクロ波信号を空間に放射するアレイアンテナ37とが設けられている。
なお、この発明に係る、マイクロ波周波数で離調した信号光ビーム30とローカル光ビーム31の2つのレーザ光ビームを空間に放射する光出力装置は、例えば、この実施の形態1では、レーザ光を出射するレーザ光源21と、レーザ光を2つに分岐する光分波器22と、信号光ビーム30を出射するビーム光出射装置26と、ローカル光を出力する光周波数変換器24と、ローカル光ビーム31を出射する、もう1つのビーム光出射装置26とから構成されている。
図2に示すように、レーザ光源21から放射させる光を光分波器22により2つに分岐し、一方を信号光として、例えば、光ファイバ、レンズにより構成されたビーム光出射装置26を介して、所定のビーム幅の信号光ビーム30に変換して、空間に出射する。
空間に出射した信号光ビーム30は、空間光変調器32に入力する。この空間光変調器32は、入射した信号光ビーム30を、制御信号入力端子33からの入力信号に従い、アレイアンテナ37から放射させるマイクロ波ビーム38の方向、形状に対応した強度分布の信号光ビーム30に変換し、再び空間に出射する。
空間光変調器32を出射した信号光ビーム30は、前述のフーリエ変換光学装置20に入力し、空間的にフーリエ変換される。空間光変調器32としては、例えば、液晶を用いたものが既に実用化されている。
一方、レーザ光源21から出射し、光分波器22により分岐した他方の分岐光は、光周波数変換器24により、マイクロ波入力端子25から入力したマイクロ波信号の周波数により周波数偏移させて、ローカル光として出力する。このような、光周波数変換器24としては、音響光学効果を用いた光周波数シフタなどが既に実用化されている。
ローカル光は、光ファイバ、レンズなどにより構成されたビーム光出射装置26を介して、所定のビーム幅のローカル光ビーム31に変換して、空間に出射する。
空間に出射したローカル光ビーム31は、光ビーム合成器34に入射し、信号光ビーム30と空間的に重ね合わされ、合成ビーム光となる。合成ビーム光は、上記のフーリエ変換光学装置20の後側焦点面(像面13)を入射面とする光ファイバアレイ35の各光ファイバに入射し、空間的にサンプルリングされる。光ファイバアレイ35は、所定の間隔を置いて、光ファイバの長手方向が平行になるように、並置された複数本の光ファイバから構成される。光ファイバアレイ35の入射端には、各光ファイバへの合成ビーム光の結合効率を高めるために、レンズアレイを備えても良い。
光ファイバアレイ35を構成する各光ファイバに入射した各合成光は、光ファイバを伝搬し、各光ファイバの出射端側に接続した各光電変換器36に入力され、ヘテロダイン検波によりマイクロ波信号に変換される。なお、マイクロ波信号の周波数は、マイクロ波信号源の周波数に対応する。マイクロ波信号は、必要に応じて、マイクロ波増幅器などを介して、アレイアンテナ37の各アンテナ素子に給電し、マイクロ波ビーム38として空間に放射される。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るフーリエ変換光学装置について図3を参照しながら説明する。図3は、この発明の実施の形態2に係るフーリエ変換光学装置における、第1の凸レンズの焦点距離f1と第2の凸レンズの焦点距離f3に対する、光学系の全長Lの依存性を示す図である。
上記の実施の形態1に係るフーリエ変換光学装置20において、1枚の凸レンズ(焦点距離f0)で構成したときの光学系全長L0(=2f0)に対する、上記実施の形態1における光学系全長Lの割合は、式(2)、(3)より、
L/L0=2(f1+f2+f3)/2f0
=(f1+f2+f3)/(−(f1・f3)/f2)
である。
この時、所望の組合せ系の焦点距離f0に対し、凹レンズ2の焦点距離f2を設定した時、第1の凸レンズ1の焦点距離f1と第2の凸レンズ3の焦点距離f3に対する、光学系の全長Lの依存性を、図3に模式的に示す。
このように、組合せ系の焦点距離f0を設定した時、第1の凸レンズ1の焦点距離f1と第2の凸レンズ3の焦点距離f3が等しい時に光学系の全長Lを最短にすることが可能である。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係るフーリエ変換光学装置について図4を参照しながら説明する。図4は、この発明の実施の形態3に係るフーリエ変換光学装置の構成を示す図である。
図4において、この実施の形態3に係るフーリエ変換光学装置20は、焦点距離f1の第1の凸レンズ1と、焦点距離f2(<0)の第1の凹レンズ2と、焦点距離f3の第2の凸レンズ3と、焦点距離f4(<0)の第2の凹レンズ4と、焦点距離f5の第3の凸レンズ5とが設けられている。
つぎに、この実施の形態3に係るフーリエ変換光学装置の動作について図面を参照しながら説明する。
図4において、光線は左から右に進むものとして説明する。入力像の像面10に対し、焦点距離f1の第1の凸レンズ1を像面10から距離f1の位置に設置すると、入力像は第1の凸レンズ1の右側の距離f1の位置の像面11にフーリエ変換される。
次に、像面11に対し、焦点距離f2(<0)の第1の凹レンズ2を、像面11から距離f2の位置に設置する。なお、第1の凹レンズ2の焦点距離f2は負であることから、第1の凹レンズ2は、図4のように像面11の左側となる。像面11と、第1の凹レンズ2から距離f2の像面12(f2<0より、図4において像面12は、第1の凹レンズ2の左側となる)は、お互いにフーリエ変換の関係にある。
更に、像面12に対し、焦点距離f3の第2の凸レンズ3を像面12から距離f3の位置に設置すると、像面12と、第2の凸レンズ3から距離f3の像面13もお互いにフーリエ変換の関係となる。
以上より、像面10の入力像は、第1の凸レンズ1、第1の凹レンズ2、第2の凸レンズ3でそれぞれ、合計3回フーリエ変換されることから、入力像は第2の凸レンズ3の像面13にフーリエ変換される。
同様に、像面13に対し、焦点距離f4(<0)の第2の凹レンズ4を、像面13から距離f4の位置(f4<0より、像面13の左側になる)に設置する。像面13と、第2の凹レンズ4から距離f4の像面14もお互いにフーリエ変換の関係となり、更に、像面14に対し、焦点距離f5の第3の凸レンズ5を像面14から距離f5の位置に設置すると、像面14と、第3の凸レンズ5から距離f5の像面15もお互いにフーリエ変換の関係となる。
以上より、像面10の入力像は、第1の凸レンズ1、第1の凹レンズ2、第2の凸レンズ3、さらに.第2の凹レンズ4、第3の凸レンズ5で、それぞれ合計5回フーリエ変換されることから、入力像は第3の凸レンズ5の像面15にフーリエ変換される。この時、最初の3枚のレンズ(第1の凸レンズ1、第1の凹レンズ2、第2の凸レンズ3)を組合わせて考えると、上記実施の形態1と同様のフーリエ変換光学装置20の構成とみなすことができ、3枚で構成したときとよりも、さらに光学系を短尺化することが可能となる。
同様に、焦点面を一致させる位置に、順次、凹レンズ、凸レンズを追加することにより、同様に効果が得られることは言うまでもない。
上記の各実施の形態で述べたフーリエ変換光学装置20は、光制御型フェーズドアレイアンテナ装置での使用に限定するものではなく、画像認識、ホログラムなどの光信号処理装置、光情報処理装置に適用できることは言うまでもない。
また、以上の説明では、各凸レンズ、凹レンズは単レンズを用いて説明しているが、各々のレンズを、複数毎による組合せレンズ群で構成されていても良いことは言うまでもない。
この発明の実施の形態1に係るフーリエ変換光学装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る光制御型フェーズドアレイアンテナ装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るフーリエ変換光学装置における、第1の凸レンズの焦点距離f1と第2の凸レンズの焦点距離f3に対する、光学系の全長Lの依存性を示す図である。 この発明の実施の形態3に係るフーリエ変換光学装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 第1の凸レンズ、2 凹レンズ(第1の凹レンズ)、3 第2の凸レンズ、4 第2の凹レンズ、5 第3の凸レンズ、20 フーリエ変換光学装置、21 レーザ光源、22 光分波器、24 光周波数変換器、25 マイクロ波入力端子、26 ビーム光出射装置、30 信号光ビーム、31 ローカル光ビーム、32 空間光変調器、33 制御信号入力端子、34 光ビーム合成器、35 光ファイバアレイ、36 光電変換器、37 アレイアンテナ。

Claims (2)

  1. 入力像の像面から順に、第1の凸レンズ、凹レンズ、第2の凸レンズが配置されたフーリエ変換光学装置であって、
    前記第1の凸レンズの焦点距離をf1、前記凹レンズの焦点距離をf2(<0)、前記第2の凸レンズの焦点距離をf3としたときに、
    前記入力像の像面と前記第1の凸レンズの距離はf1で与えられ、
    前記第1の凸レンズと前記凹レンズの距離はf1+f2で与えられ、
    前記凹レンズと前記第2の凸レンズの距離はf2+f3で与えられ、
    前記第2の凸レンズから距離f3の面に前記入力像をフーリエ変換し、
    |f1/f2|>1、|f3/f2|>1の関係を満たした場合、
    3枚のレンズの組合せ系の焦点距離をf0=−(f1・f3)/f2と設定したとき、
    f1=f3のときに、前記入力像の像面である、3枚のレンズの組合せ系の前側焦点面と、前記距離f3の面である、3枚のレンズの組合せ系の後側焦点面の間の距離L=2(f1+f2+f3)が最短である
    ことを特徴とするフーリエ変換光学装置。
  2. マイクロ波周波数で離調した信号光ビームとローカル光ビームの2つのレーザ光ビームを空間に放射する光出力装置と、
    前記光出力装置から出射した信号光ビームの空間強度分布に強度変調を行う空間光変調器と、
    前記空間光変調器で強度変調された信号光ビームを空間的にフーリエ変換する請求項1記載のフーリエ変換光学装置と、
    前記フーリエ変換光学装置によりフーリエ変換した信号光ビーム及び前記光出力装置から出射したローカル光ビームを空間的に重ね合わせ、合成ビームとする光ビーム合成器と、
    前記合成ビームを空間的にサンプリングする光ファイバアレイと、
    前記光ファイバアレイの出力をヘテロダイン検波することによりマイクロ波信号に変換する光電変換器と、
    前記光電変換器により変換されたマイクロ波信号を空間に放射するアレイアンテナと
    を備えたことを特徴とする光制御型フェーズドアレイアンテナ装置
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