JP2007318493A - 光制御型フェーズドアレーアンテナ装置 - Google Patents

光制御型フェーズドアレーアンテナ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高速ビーム走査可能な光制御型フェーズドアレーアンテナ装置を得る。
【解決手段】マイクロ波周波数で離調した信号光およびローカル光の2つのレーザ光を出力する光出力部1と、信号光を信号光ビームとして空間に出射する信号光ビーム出射部2と、ローカル光をローカル光ビームとして空間に出射するローカル光ビーム出射部3と、信号光ビームの方向を反射面の回転により変化させる第1のポリゴンミラー10と、反射した信号光ビームと、ローカル光ビームとを空間的に重ね合わせて合成ビーム光を得る光ビーム合成器4と、合成ビーム光を空間的にサンプリングする光サンプリングアレー5と、光サンプリングアレー5でサンプリングされた光をヘテロダイン検波することでマイクロ波信号に変換し、マイクロ波信号をアレーアンテナ7の各アンテナ素子に給電する複数の光電変換器6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、アレーアンテナに給電するマイクロ波信号を形成する光制御型フェーズドアレーアンテナ装置に関し、特に、μsecオーダの高速ビーム形成が要求される用途に適用可能な光制御型フェーズドアレーアンテナ装置に関する。
従来の光制御型フェーズドアレーアンテナ装置では、アレーアンテナから放射させるマイクロ波周波数相当の周波数がオフセットした信号光ビームおよびローカル光ビームにおいて、信号光ビームに対し空間位相変調器により空間的な位相分布を形成し、ローカル光ビームと空間的に合波、サンプリングした後、ヘテロダイン検波することにより、マイクロ波信号の位相分布を形成し、アレーアンテナへの給電信号としていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−202547号公報
しかしながら、従来技術には次のような課題がある。従来技術では、空間位相変調器により空間の位相分布を形成しているため、ビーム形成にかかる時間は、空間位相変調器の応答速度で制限されていた。空間位相変調器としては、液晶などが一般的であるが、これらの応答時間は、早いものでもmsecオーダであり、例えば、μsecオーダの高速ビーム形成が要求される用途には適用できないという問題があった。
本発明は上述のような課題を解決するためになされたもので、高速ビーム走査可能な光制御型フェーズドアレーアンテナ装置を得ることを目的とする。
本発明に係る光制御型フェーズドアレーアンテナ装置は、マイクロ波周波数で離調した信号光およびローカル光の2つのレーザ光を出力する光出力部と、光出力部から出力された信号光を信号光ビームとして空間に出射する信号光ビーム出射部と、光出力部から出力されたローカル光をローカル光ビームとして空間に出射するローカル光ビーム出射部と、信号光ビーム出射部から出射された信号光ビームの方向を反射面の回転により変化させる第1のポリゴンミラーと、第1のポリゴンミラーで反射した信号光ビームと、ローカル光ビーム出射部から出射されたローカル光ビームとを空間的に重ね合わせて合成ビーム光を得る光ビーム合成器と、合成ビーム光を空間的にサンプリングする光サンプリングアレーと、光サンプリングアレーでサンプリングされた光をヘテロダイン検波することでマイクロ波信号に変換し、マイクロ波信号をアレーアンテナの各アンテナ素子に給電する複数の光電変換器とを備えたものである。
本発明によれば、ローカル光ビームに対して、高速回転可能なポリゴンミラーによりビーム方向を変化させた信号光ビームを空間的に重ね合わせることにより得られた合成ビーム光に基づいて、各アンテナ素子に給電するマイクロ波信号を形成することにより、高速ビーム走査可能な光制御型フェーズドアレーアンテナ装置を得ることができる。
以下、本発明の光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
本発明の光制御型フェーズドアレーアンテナ装置は、光ビーム合成器に与える信号光ビームの方向を、高速回転可能なポリゴンミラーを用いて変化させることを技術的特徴としており、例えば、μsecオーダの高速ビーム形成が要求される用途に適用できる光制御型フェーズドアレーアンテナ装置を実現するものである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の構成図である。この光制御型フェーズドアレーアンテナ装置は、光出力部1、信号光ビーム出射部2、ローカル光ビーム出射部3、光ビーム合成器4、光サンプリングアレー5、光電変換器6、アレーアンテナ7、および第1のポリゴンミラー10で構成される。
図1において、光出力部1は、マイクロ波周波数で離調した信号光とローカル光を出力する。信号光ビーム出射部2は、光出力部1から出力された信号光を、光ファイバなどの伝送路を介して、所定のビーム幅の信号光ビーム21に変換し、空間に出射する出射部であり、レンズなどにより構成される。
同様に、ローカル光ビーム出射部3は、光出力部1から出力されたローカル光を、所定のビーム幅のローカル光ビーム31に変換し、空間に出射する。ここで、光出力部1は、例えば、レーザ光源と、レーザ光を変調する光変調器と、変調光から信号光成分とローカル光成分をその波長により分波する波長フィルタとから構成することが可能である。
信号光ビーム出射部2により空間に出射された信号光ビーム21は、第1のポリゴンミラー10に入射する。第1のポリゴンミラー10は、図1のように多面体のミラーで構成されたものであり、多面体の中心を軸にして回転させることにより、高速に反射面の向きを変えることができる。図1では、8面体のポリゴンミラーを示しており、その内の2つの面をミラー10(1)、10(2)として示している。
このとき、第1のポリゴンミラー10の一面のミラー10(1)に入射した信号光ビーム21の反射方向は、第1のポリゴンミラー10の回転角に従って傾く。そして、第1のポリゴンミラー10の回転角がさらに大きくなると、信号光ビーム21は、第1のポリゴンミラー10の一面のミラー10(1)の隣の面のミラー10(2)に入射する。
隣の面のミラー10(2)に入射した信号光ビーム21も、同様に、第1のポリゴンミラー10の回転角に従って、その反射方向が傾く。以上のように、第1のポリゴンミラー10の回転により、反射光(図1における信号光ビーム22に相当)は、多角形の辺の数で決まる反射角の範囲で繰り返し走査される。
図1においては、8面のポリゴンミラーを示しているが、例えば、36面のポリゴンミラーを用いた場合には、ポリゴンミラーが回転することにより、ミラー1面毎に反射光の方向を20度変化させることが可能である。
次に、ビームスプリッタなどによる光ビーム合成器4は、第1のポリゴンミラー10で反射した信号光ビーム22と、ローカル光ビーム出射部3により変換されたローカル光ビーム31とを空間的に合成し、合成ビーム光を生成する。そして、合成ビーム光は、所定の間隔で配された光ファイバや光導波路をアレー状に配した光サンプリングアレー5にて空間的にサンプリングされ、光ファイバ中を伝搬した後、光電変換器6でヘテロダイン検波され、マイクロ波に変換される。
各光電変換器6で変換されたマイクロ波信号の位相は、信号光とローカル光との位相差になる。そして、各光電変換器6で光電変換されたマイクロ波信号は、複数のアンテナ素子からなるアレーアンテナ7から空間に放射される。
ここで、第1のポリゴンミラー10の回転と、アレーアンテナ7から放射されるマイクロ波の関係について説明する。前述の第1のポリゴンミラー10にて反射した信号光ビーム22の方向を、光軸を基準にθとおき、ローカル光ビーム31を平行光とする。
ここで、光サンプリングアレー5の各サンプリング素子の隣接素子間隔をdoとおき、光の波長をλoとおくと、光サンプリングアレー5の隣接素子間の信号光の位相差Δφは、
(2π/λo)・do・sinθ
となる。
各光電変換器6で発生するマイクロ波(波長λm)の、隣接する光電変換器6間の位相差もこれに等しいため、素子間隔dmのアレーアンテナ7から放射されるマイクロ波ビームの方向Θは、
sinΘ=λm/(2π・dm)Δφ=(do/λo)/(dm/λm)×sinθ
となる。
上式のように、アンテナ放射マイクロ波ビームの方向sinΘは、第1のポリゴンミラー10により反射した信号光ビーム22の方向であるsinΘに比例する。なお、第1のポリゴンミラー10の面の傾き角θpと反射した信号光ビーム22の傾き角θの関係は、θ=2θpである。
次に、第1のポリゴンミラー10の回転およびアンテナ放射マイクロ波ビームの方向Θの計算例を示す。光サンプリングアレー5の素子間隔を6λo、アレーアンテナ7の素子間隔を1.0λmとする。第1のポリゴンミラー10の面数を36面とすると、反射光の方向を1面あたり20度(±10度)変化させることができるため、アンテナ放射ビームの方向を20×6/1.0=120度(±60度)変化させることが可能となる。
このとき、第1のポリゴンミラー10を10000rpmの速度で回転させると、1回のビーム走査を167μsecで行うことができる。1度あたり約1.4μsecとなる。
以上のように、実施の形態1によれば、ローカル光ビームに対して、ポリゴンミラーによりビーム方向を変化させた信号光ビームを空間的に重ね合わせることにより得られた合成ビーム光に基づいて、各アンテナ素子に給電するマイクロ波信号を形成することができる。ポリゴンミラーは、高速回転が可能であるとともに、所望の面数を有するポリゴンミラーを所望の回転数で回転させることにより、アンテナ放射ビームの方向を高速に変化させた高速ビーム形成が可能となる。
実施の形態2.
図2は、本発明の実施の形態2における光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の構成図である。先の実施の形態1における図1と同一の部分に関しては、同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態2における図2の構成は、第1のポリゴンミラー10と光ビーム合成器4との間に、ビーム拡大光学系11をさらに備えている点が異なっている。
ここで、ビーム拡大光学系11の倍率をmとおく。第1のポリゴンミラー10を反射した信号光ビーム22の反射方向をθ(光軸を基準)とおくと、ビーム拡大光学系11を透過した信号光ビーム23のビームサイズは、反射した信号光ビーム22のm倍となり、ビーム方向の光軸に対する傾き角は、θ/mとm分の1に小さくなる。
このとき、アレーアンテナ7から放射するマイクロ波ビームの方向Θは、
sinΘ=(do/λo)/(dm/λm)×sin(θ/m)
となる。
θ/mが小さいとすると、上式は、
sinΘ=(do/λo)/(dm/λm)×θ/m
=(do/m/λo)/(dm/λm)×θ
となる。このことから、ビーム拡大光学系11を備えない場合と比較して、同じ方向Θのアンテナ放射ビームを得るのに必要な光サンプリングアレー5の素子間隔を、m倍にすることが可能となる。
実施の形態1で示した計算例において、λo=1.5μmとすると、光サンプリングアレー5の素子間隔は、6λo=9μmであった。ここで、10倍のビーム拡大光学系11を適用した場合、光サンプリングアレー5の素子間隔は60λo=90μmとすることができるため、光サンプリングアレー5の製造が容易になる。
また、同一の光サンプリングアレー5を用いるとした場合、第1のポリゴンミラー10へ入射させる信号光ビーム21のビームサイズを1/mに細くできる。これにより、第1のポリゴンミラー10を小さくすることができ、第1のポリゴンミラー10の回転速度の高速化が容易になる。
以上のように、実施の形態2によれば、第1のポリゴンミラーと光ビーム合成器との間に、ビーム拡大光学系を備えることにより、光サンプリングアレーの素子間隔を広くすることができ、光サンプリングアレーの製造が容易となる。さらに、第1のポリゴンミラーへ入射させる信号光ビームのビームサイズを細くでき、第1のポリゴンミラーの小型化に伴う高速回転を実現できる。
実施の形態3.
図3は、本発明の実施の形態3における光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の構成図である。先の実施の形態1における図1と同一の構成に関しては、同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態3における図3の構成は、ローカル光ビーム出射部3と光ビーム合成器4との間に、ローカル光ビーム31の位相分布に位相変調を行うための空間光位相変調器12をさらに備えている点が異なっている。
ローカル光ビーム出射部3より空間に出射したローカル光ビーム31は、空間光位相変調器12に入力する。そして、空間光位相変調器12は、入射したローカル光ビーム31に対し、光サンプリングアレー5の各サンプリング素子(各光電変換器、アレーアンテナの各アンテナ素子に対応)のサンプリング位置を空間光位相変調器12上に投影した領域毎に、ローカル光ビーム31の位相分布を空間的に位相変調する。
空間光位相変調器12としては、例えば、液晶を用いたものが既に実用化されている。なお、図3では、透過型の空間光位相変調器12を図示しているが、反射型でもよいことは言うまでもない。
空間光位相変調器12により空間的に位相変調されたローカル光ビーム32は、第1のポリゴンミラー10で反射した信号光ビーム22と、光ビーム合成器4により合成され、光サンプリングアレー5に空間的にサンプリングされる。光サンプリングアレー5の各素子でサンプリングされた合成光は、各々光電変換器6にてヘテロダイン検波され、マイクロ波に変換され、アレーアンテナ7から放射される。
各光電変換器6で発生するマイクロ波信号の位相分布は、第1のポリゴンミラー10の回転による位相勾配をもつ信号光と、空間光位相変調器12により与えたローカル光の位相分布の差分となる。
以上のように、実施の形態3によれば、ローカル光ビームの空間位相分布を制御可能としていることから、アレーアンテナから放射するマイクロ波ビームは、空間光位相変調器で設定した位相分布により決まる放射パターンを、第1のポリゴンミラーで反射した信号光ビームにより走査することが可能となる。これにより、例えば、第1のポリゴンミラーによりアンテナ放射ビームの走査を行い、空間光位相変調器にて、アレー素子間の位相の校正をおこなうことが可能となる。
さらに、光制御型フェーズドアレーアンテナ装置が揺動などで動いた場合、揺動方向をモニタし、その方向に応じて、空間光位相変調器で揺動を打ち消す方向の位相分布を重畳することで、揺動によるアンテナ放射ビームの変動を補正することが可能となる。
さらに、水平方向のビーム走査を第1のポリゴンミラーにより行い、垂直方向のビーム走査を空間光位相変調器により行うことなども可能になる。
実施の形態4.
図4は、本発明の実施の形態4における光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の構成図である。先の実施の形態1における図1と同一の部分に関しては、同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態4における図4の構成は、ローカル光ビーム出射部3と光ビーム合成器4との間に、ローカル光ビーム31の強度分布に強度変調を行うための空間光強度変調器13、および変調されたローカル光ビーム33を空間的にフーリエ変換するフーリエ変換レンズ14をさらに備えている点が異なっている。
ローカル光ビーム出射部3より空間に出射したローカル光ビーム31は、空間光強度変調器13に入力する。そして、空間光強度変調器13は、入射したローカル光ビーム31を、アレーアンテナ7から放射させるマイクロ波ビームの形状に対応した強度分布の形状に変換し、ローカル光ビーム33として再び空間に出射する。空間光強度変調器13としては、例えば、液晶を用いたものが既に実用化されている。
フーリエ変換レンズ14は、空間光強度変調器13のビーム出射面がフーリエ変換レンズ14の前側焦点面となる位置に設置される。空間光強度変調器13を出射したローカル光ビーム33は、フーリエ変換レンズ14を透過、回折してローカル光ビーム34となり、光ビーム合成器4を介して、光サンプリングアレー5に入射する。
このとき、光サンプリングアレー5の入射面上でのローカル光ビーム34の振幅分布及び位相分布は、フーリエ変換レンズ14により、空間光強度変調器13で与えた強度分布が空間的にフーリエ変換されたものとなる。
フーリエ変換されたローカル光ビーム34は、第1のポリゴンミラー10で反射した信号光ビーム22と、光ビーム合成器4により合成され、光サンプリングアレーに入射する。光サンプリングアレー5の各素子に入射した合成光は、各々光電変換器6にてヘテロダイン検波され、マイクロ波に変換され、アレーアンテナ7から放射される。
このような構成を有することから、アレーアンテナ7から放射するビーム形状は、空間光強度変調器13で変調した強度分布を、第1のポリゴンミラー10での反射した信号光ビーム22で走査したものとなる。
以上のように、実施の形態4によれば、ローカル光の強度変調機能を備えることにより、例えば、空間光強度変調器で与える強度分布によりアンテナ放射ビームの幅を制御し、第1のポリゴンミラーの走査によりビーム走査を行うこと、あるいは、水平方向のアンテナ放射ビーム走査を第1のポリゴンミラーにより行い、垂直方向のビーム走査を空間光強度変調器により行うことなどが可能になる。
なお、図4では透過型の空間光強度変調器13を図示しているが、反射型でもよいことは言うまでもない。
実施の形態5.
図5は、本発明の実施の形態5における光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の構成図である。先の実施の形態1における図1と同一の部分に関しては、同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態5における図5の構成は、ローカル光ビーム出射部3と光ビーム合成器4との間に、ローカル光ビーム出射部3から出射したローカル光ビーム31のビーム方向を、反射した信号光ビーム22と直交する方向に傾ける第2のポリゴンミラー15をさらに備えている点が異なっている。
なお、図5においては、信号光ビーム21を走査する第1のポリゴンミラー10とローカル光ビーム31を走査する第2のポリゴンミラー15を同一平面上で、同一方向に回転するように記述しているが、実際には、第1のポリゴンミラー10と第2のポリゴンミラー15は、互いに直交する方向に設置する。
ローカル光ビーム出射部3から出射したローカル光ビーム31は、第1のポリゴンミラー10に対し直交した方向を回転方向とする第2のポリゴンミラー15に入射する。第2のポリゴンミラー15で反射したローカル光ビーム35は、信号光ビームの走査方向と直交する方向に走査し、光ビーム合成器4により、反射した信号光ビーム22と合成され、光サンプリングアレー5にて空間的にサンプリングされる。
これにより、反射した信号光ビーム22とローカル光ビーム35を、互いに直交する方向に回転する第1のポリゴンミラー10及び第2のポリゴンミラー15を用いてそれぞれ走査できるので、アンテナ放射ビームを2次元的に走査することが可能である。
例えば、第1のポリゴンミラー10および第2のポリゴンミラー15が共に36面のミラーで構成されている場合に、第1のポリゴンミラー10の回転速度を10000rpm、第2のポリゴンミラー15の回転速度を100rpmとすると、第2のポリゴンミラー15の反射面が隣のミラー面に切り替る間に、水平方向は100回転することから、アンテナ放射ビームは、垂直方向で1走査する間に、水平方向を100走査することとなる。
つまり、アンテナ放射ビームを水平、垂直ともに100度(±50度)走査する場合、垂直方向1度走査する間に、水平方向100度の走査による2次元のビーム走査が可能となる。
以上のように、実施の形態5によれば、信号光およびローカル光をともにポリゴンミラーを用いて走査することにより、高速ビーム形成に対応できるとともに、アンテナ放射ビームを2次元的に走査することが可能となる。
なお、上述の実施の形態1〜5の図1〜図5において、光サンプリングアレー及びアレーアンテナは、1次元で図示しているが、2次元的に配置されていてもいいことは言うまでもない。
本発明の実施の形態1による光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の構成図である。 本発明の実施の形態2による光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の構成図である。 本発明の実施の形態3による光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の構成図である。 本発明の実施の形態4による光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の構成図である。 本発明の実施の形態5による光制御型フェーズドアレーアンテナ装置の構成図である。
符号の説明
1 光出力部、2 信号光ビーム出射部、3 ローカル光ビーム出射部、4 光ビーム合成器、5 光サンプリングアレー、6 光電変換器、7 アレーアンテナ、10 第1のポリゴンミラー、11 ビーム拡大光学系、12 空間光位相変調器、13 空間光強度変調器、14 フーリエ変換レンズ、15 第2のポリゴンミラー、21、22、23 信号光ビーム、31、32、33、34、35 ローカル光ビーム。

Claims (5)

  1. マイクロ波周波数で離調した信号光およびローカル光の2つのレーザ光を出力する光出力部と、
    前記光出力部から出力された前記信号光を信号光ビームとして空間に出射する信号光ビーム出射部と、
    前記光出力部から出力された前記ローカル光をローカル光ビームとして空間に出射するローカル光ビーム出射部と、
    前記信号光ビーム出射部から出射された前記信号光ビームの方向を反射面の回転により変化させる第1のポリゴンミラーと、
    前記第1のポリゴンミラーで反射した信号光ビームと、前記ローカル光ビーム出射部から出射された前記ローカル光ビームとを空間的に重ね合わせて合成ビーム光を得る光ビーム合成器と、
    前記合成ビーム光を空間的にサンプリングする光サンプリングアレーと、
    前記光サンプリングアレーでサンプリングされた光をヘテロダイン検波することでマイクロ波信号に変換し、前記マイクロ波信号をアレーアンテナの各アンテナ素子に給電する複数の光電変換器と
    を備えたことを特徴とする光制御型フェーズドアレーアンテナ装置。
  2. 請求項1に記載の光制御型フェーズドアレーアンテナ装置において、
    前記第1のポリゴンミラーと前記光ビーム合成器との間に、前記信号光ビームを拡大するビーム拡大光学系をさらに備えたことを特徴とする光制御型フェーズドアレーアンテナ装置。
  3. 請求項1または2に記載の光制御型フェーズドアレーアンテナ装置において、
    前記ローカル光ビーム出射部と前記光ビーム合成器との間に、前記ローカル光ビームの空間位相分布に位相変調を行う空間光位相変調器をさらに備えたことを特徴とする光制御型フェーズドアレーアンテナ装置。
  4. 請求項1または2に記載の光制御型フェーズドアレーアンテナ装置において、
    前記ローカル光ビーム出射部と前記光ビーム合成器との間に、
    前記ローカル光ビームの空間強度分布に強度変調を行う空間光強度変調器と、
    前記空間光強度変調器で強度変調されたローカル光ビームを空間的にフーリエ変換するフーリエ変換レンズと
    をさらに備えたことを特徴とする光制御型フェーズドアレーアンテナ装置。
  5. 請求項1または2に記載の光制御型フェーズドアレーアンテナ装置において、
    前記ローカル光ビーム出射部と前記光ビーム合成器との間に、前記ローカル光ビームの方向を前記第1のポリゴンミラーで反射した信号光ビームの変化方向と直交する方向に変化させるように、前記第1のポリゴンミラーの回転方向と直交する方向に回転する第2のポリゴンミラーをさらに備えたことを特徴とする光制御型フェーズドアレーアンテナ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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