JP7143176B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、感光体を露光する露光装置が備えられている。この露光装置は、帯電された感光体をレーザ光によって露光し、感光体上に静電潜像を形成させる。また、このような露光装置は、画像形成装置内部の省スペース化のため、感光体の下側からレーザ光を照射して露光する下面露光方式が広く用いられている。下面露光方式の露光装置の場合には、露光装置の上部に、静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成させる現像器やトナー収容器などが配置されることが多い。そのため、メンテナンス作業時の現像器やトナー収容器の挿抜に伴って、トナーが飛散してレーザ光の出射窓に付着したり、塵や埃がレーザ光の出射窓に堆積したりすることがある。その結果、レーザ光の光路が遮られてしまうため、感光体上に形成される静電潜像にスジが生じたりして、スジ状の画像不良が発生してしまう。そのため、このような堆積物が出射窓に付着するのを防ぐために、下面露光方式の露光装置上部には、開閉可能な防塵シャッタが設けられることが多い。例えば、特許文献1では、このような防塵シャッタを駆動モータと偏芯カムによって開閉する機構が提案されている。
特開2007-148276号公報
上述した従来例のような駆動モータからの動力を用いて防塵シャッタを開閉する構成では、シャッタの開閉位置を適切に検知する必要がある。そのため、例えばシャッタの開閉位置を検知するフォトインタラプタなどの位置センサを設ける必要がある。このような位置センサは、複数の色のトナーを用いて記録材にカラー画像を形成するカラー複写機のような画像形成装置では、各色の防塵シャッタ毎に設けることが望ましい。このような構成では、防塵シャッタ開閉機構を動作させても位置センサが正しくシャッタ位置を検知できない場合には、画像不良が生じる可能性があるために、画像形成装置は画像形成動作を停止する。
ところで、各色の防塵シャッタに位置センサを設けることは、設置スペースの増加やコストアップとなる。そのため、代表色の防塵シャッタのみに位置センサを設置したり、位置センサの代わりに偏芯カムの駆動角度を検知するセンサを設置して、防塵シャッタの位置を検知したりすることで、代用されることが多い。しかしながら、そのような構成では、防塵シャッタ開閉機構を動作させても位置センサが正しくシャッタの開閉位置を検知できない場合に、防塵シャッタの駆動自体に故障が生じているのか、位置センサに故障が生じているのか判別できない。そのため、ユーザやオペレータは故障個所の特定に時間を費やしてしまい、ダウンタイムが増加してしまうという課題があった。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、コストアップや装置の大型化を抑制しつつ、防塵シャッタ開閉機構の故障箇所の切り分けを行うことを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)感光ドラムと、前記感光ドラムを一様な電位に帯電する帯電ローラと、前記感光ドラム上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像部と、を有する複数の画像形成部と、前記感光ドラムに対応する光源を収容した筐体を有し、画像信号に応じて前記光源からの光ビームを前記筐体の出射口から出射して対応する前記感光ドラムを走査して、前記感光ドラム上に前記静電潜像を形成する複数の露光部と、前記感光ドラム上のトナー像が転写される転写ベルトと、前記転写ベルト上のトナー像を記録材に転写するための転写ローラと、前記記録材への画像形成を制御する制御手段と、を備える画像形成装置であって、前記露光部の各々の前記出射口に対応して設けられた前記出射口を遮蔽するシャッタ部材を有し、前記複数の露光部と前記複数の感光ドラムとの間に配置され、前記シャッタ部材を前記出射口を遮蔽する第1の位置、又は前記出射口を開放する第2の位置に移動させる移動手段と、前記シャッタ部材が前記第1の位置又は前記第2の位置のうちのどちらの位置に位置しているかを検知する位置検知手段と、前記転写ベルト上に転写されたトナー像の濃度を検知する濃度検知手段と、を備え、前記制御手段は、前記移動手段により前記シャッタ部材の位置を移動させた際に、前記位置検知手段により検知された前記シャッタ部材の位置が変化しない場合には、トナー濃度を検知するためのパッチ画像を、前記移動手段により前記シャッタ部材の位置を前記第1の位置と前記第2の位置に交互に移動させながら前記転写ベルト上に形成し、前記濃度検知手段により検知した前記パッチ画像の検知結果に基づいて、前記移動手段の故障又は前記位置検知手段の故障に切り分けることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、コストアップや装置の大型化を抑制しつつ、防塵シャッタ開閉機構の故障箇所の切り分けを行うことができる。
実施例の画像形成装置の構成を示す概略断面図 実施例の防塵シャッタの開閉機構の動作を説明する断面図 実施例の画像形成装置の制御部の構成を示す制御ブロック図 実施例の防塵シャッタの開閉動作の制御シーケンスを示したフローチャート 実施例の防塵シャッタ開閉異常の異常箇所を判定する制御シーケンスを示すフローチャート 実施例の防塵シャッタ開閉機構に異常がある場合の状態を説明する図 実施例の防塵シャッタ開閉異常時の通知メッセージの例を示す図
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
図1は、本実施例を適用した画像形成装置100の構成を示す概略断面図である。図1を参照して、画像形成装置100の構成について説明する。図1に示す画像形成装置は、4つ(複数)の画像形成部を備えている。1つの画像形成部は、感光ドラム201、帯電ローラ202、レーザユニット203、現像器204、及び感光ドラムクリーナ205から構成されている。帯電ローラ202は、感光ドラム201の表面上を一様な所定の電位に帯電し、レーザユニット203からのレーザ光により、感光ドラム201上(感光ドラム上)には静電潜像が形成される。図中、矢印方向(時計回り方向)に回転する感光ドラム201上に形成された静電潜像は、現像部である現像器204によりトナーが付着され、トナー像が形成される。そして、感光ドラム201上に形成されたトナー像は、後述する転写ベルト151に転写される。感光ドラムクリーナ205は、転写ベルト151に転写されずに感光ドラム201上に残ったトナー像を回収する。露光部であるレーザユニット203は、画像信号に応じて光源であるレーザダイオードよりレーザ光(光ビーム)を出射して、感光ドラム201の表面を走査して、感光ドラム201の表面に静電潜像を形成する。画像形成装置100は、このような同じ構成を有する画像形成部をトナーの色毎に4つ備えており、図中、左側から順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーを有する画像形成部である。また、図中の符号の末尾のY、M、C、Kは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を意味する。各画像形成部の構成は同じであり、以下の説明では、特に必要がない限り、Y、M、C、Kの符号は付さないこととする。
中間転写体は、一次転写ローラ150、転写ベルトクリーナー152、駆動ローラ(不図示)、及び転写ベルト151から構成されている。一次転写ローラ150は、各感光ドラム201Y、201M、201C、201Kに対向して、それぞれ一次転写ローラ150Y、150M、150C、150Kが設けられている。一次転写ローラ150に一次転写電圧を印加することにより、感光ドラム201上のトナー像が転写ベルト151に転写される。転写ベルト151は、駆動ローラ及び一次転写ローラ150により駆動され、図中矢印方向(反時計回り方向)に移動する。転写ベルト151上(転写ベルト上)に転写されたトナー像は、後述する二次転写ローラ120に二次転写電圧を印加することにより、搬送されてきた記録材に転写される。転写ベルトクリーナー152は、記録材に転写されずに転写ベルト151上に残ったトナー像を回収する。
画像形成装置100は、内部に記録材を格納する給紙カセット101を有している。給紙カセット101には、記録材を給紙するための給紙ピックアップローラ102が設けられている。給紙ピックアップローラ102から二次転写ローラ120の間の搬送路には、搬送される記録材を検知するレジストレーションセンサ104と、記録材を二次転写ローラ120へと搬送するレジストレーションローラ105が設けられている。以下では、レジストレーションセンサ104はレジセンサ104といい、レジストレーションローラ105はレジローラ105という。二次転写ローラ120により、トナー像が転写された記録材は、定着器140へと搬送され、定着器140により加熱・加圧され、未定着のトナー像は、記録材に定着される。トナー像が定着された記録材は、排出ローラ108により排出トレイ109に排出される。
転写ベルト151には、転写ベルト151上のトナー像を検知する濃度検知手段であるトナーパッチセンサ153が配置されている。トナーパッチセンサ153は、赤外光を発するLEDと、LEDから出射されたLED光が転写ベルト151表面に照射された際に拡散する拡散反射光を受容するセンサと、から構成されている。転写ベルト151の表面は表面粗さが小さく、十分平滑である。そのため、LED光が転写ベルト151の表面に照射されても、センサに検知される拡散反射光が殆どないため、拡散反射光を検知するセンサの出力は低くなる。一方、現像器204により現像されてトナーが付着することにより形成されたトナー像の部分は表面粗さが大きくなる。そのため、LED光がトナー像に照射されると、トナー像のトナー濃度に応じた拡散反射が生じ、拡散反射光を検知するセンサの出力は高くなる。また、画像形成装置100は、後述するCPU301(図3)の制御により、各種情報を表示したり、データや操作指示を入力したりするための表示部であるLCDパネル160を備えている。図において、211は偏芯カム、212は固定板、213は防塵シャッタ位置センサである。
[防塵シャッタの開閉機構の構成]
図2は、防塵シャッタ214の開閉機構を説明する図である。図2(a)は、画像形成装置100が画像形成動作を行っていないときの防塵シャッタ214の状態を示し、図2(b)は、画像形成装置100が画像形成動作を行っているときの防塵シャッタ214の状態を示している。シャッタ部材である防塵シャッタ214は、感光ドラム201と、感光ドラム201に対応して、感光ドラム201の重力方向の下側に設けられているレーザユニット203との間に設けられている。トナーの色に対応した各レーザユニット203に対応して、防塵シャッタ214Y、214M、214C、214Kが配置されている。なお、以下の説明では、特に必要がない限り、Y、M、C、Kの符号は付さないこととする。また、各防塵シャッタ214は、移動部材である防塵シャッタ駆動板210に配置されており、防塵シャッタ駆動板210がスライドすると、防塵シャッタ214も同じ方向にスライドする。これにより、各防塵シャッタ214は、各レーザユニット203から各感光ドラム201へ照射されるレーザ光を遮蔽したり、通過したりするように、レーザユニット203の筐体に設けられたレーザ光の出射口の開放・遮蔽(オープン・クローズ)を行う。
防塵シャッタ駆動板210は、固定部材である固定板212にバネを介して付設されている。なお、バネは、防塵シャッタ駆動板210を固定板212の方向に付勢している。更に、防塵シャッタ駆動板210は、非円盤状である楕円形状を有する偏芯カム211に当接しており、後述する駆動部である防塵シャッタ駆動モータ323によって回転駆動される。そして、偏芯カム211の回転角度に応じて、防塵シャッタ駆動板210も左右にスライドする。また、偏芯カム211の角度を検知する防塵シャッタ位置センサ213が設けられている。位置検知手段である防塵シャッタ位置センサ213は、防塵シャッタ214がレーザユニット203に設けられたレーザ光の出射口をクローズ状態(閉状態)となる偏芯カム211の角度位置に取り付けられている。以下では、防塵シャッタ位置センサ213を位置センサ213という。このような構成の防塵シャッタ214は、画像形成装置100が画像形成動作を行っていないときには、図2(a)に示す遮蔽状態であり、レーザユニット203の出射口に塵や埃、トナー等が侵入することから保護している。図2(a)に示す状態では、位置センサ213はオン状態となる。一方、画像形成装置100が画像形成動作中のときには、レーザユニット203からレーザ光を感光ドラム201に照射するために、図2(b)に示す開放状態になっている。図2(b)に示す状態では、位置センサ213はオフ状態となる。
[画像形成装置の制御構成]
図3は、本実施例の画像形成装置100の制御部の構成を示す制御ブロック図である。図3において、制御部300は、CPU301、ROM302、RAM303、EEPROM304から構成される。CPU301は、RAM303を作業領域として使用しながら、ROM302に記憶された各種プログラムを実行することにより、画像形成装置100を制御する。また、EEPROM304には、電源オフしても消去されないデータ等が格納されている。更に、CPU301は、時間測定のためのタイマを有している。
CPU301は、外部のネットワークと接続され、外部コンピュータ等との通信を行うネットワーク通信部306と接続されている。また、CPU301は、画像形成装置100に設けられたLCDパネル160と接続されており、各種の情報を表示する。
CPU301は、I/O305を介して、転写ベルトモータ321、各ドラムモータ322、防塵シャッタ駆動モータ323、給紙モータ324、レジストレーションモータ325(図中、レジモータと表記)、排紙モータ326の駆動制御を行う。CPU301は、給紙モータ324を駆動させることで、給紙ピックアップローラ102を回転駆動させる。また、CPU301は、レジストレーションモータ325を駆動させることで、レジローラ105を回転駆動させる。更に、CPU301は、排紙モータ326を駆動させることで、排出ローラ108及び定着器140の定着ローラを回転駆動させる。また、各画像形成部にはドラムモータ322(322Y、322M、322C、322K)が設けられている。CPU301は、各ドラムモータ322を駆動することで、各画像形成部の感光ドラム201、帯電ローラ202、及び現像器204を回転駆動させる。また、CPU301は、転写ベルトモータ321を駆動させることで、各一次転写ローラ150及び駆動ローラ(不図示)を回転駆動させる。そして、各一次転写ローラ150及び駆動ローラ(不図示)の回転駆動により、転写ベルト151が回転する。また、CPU301は、防塵シャッタ駆動モータ323を駆動させることで、偏芯カム211を回転駆動させ、防塵シャッタ214の開閉を行う。
また、CPU301は、I/O305を介して、PWM制御部310、PWM制御部(2転)311、PWM制御部(定着)312、画像処理部313の制御を行う。PWM制御部310(310Y、310M、310C、310K)は、各画像形成部に対応して設けられている。CPU301は、各PWM制御部310に制御指示を行う。これにより、各PWM制御部310は、対応する画像形成部をPWM制御により、帯電ローラ202、現像器204、及び一次転写ローラ150に印加する電圧の制御と、レーザユニット203のレーザ光量の制御を行う。また、CPU301は、PWM制御部(2転)311により、二次転写ローラ120に印加する電圧を制御する。更に、CPU301は、PWM制御部(定着)312により、定着器140のヒータ制御を行う。CPU301は、画像処理部313により、画像形成動作の制御を行う。
また、CPU301は、I/O305を介して、位置センサ213より、偏芯カム211の位置情報を取得する。更に、CPU301は、I/O305を介して、トナーパッチセンサ153の転写ベルト151上のトナー像の検知結果を取得することができる。
[画像形成動作]
次に、画像形成装置100の画像形成動作について説明する。CPU301は、ネットワーク通信部306より、外部コンピュータから画像形成を指示する印刷ジョブを受信すると画像形成動作を開始する。
CPU301は、給紙モータ324を駆動して、給紙ピックアップローラ102を回転駆動させることで、給紙カセット101に収納された記録材である用紙を1枚ずつ、搬送路に搬送される。一方、CPU301は、給紙カセット101から給紙された用紙が二次転写ローラ120に到着するタイミングに間に合うように、画像形成部の画像形成準備と画像形成を開始する。
画像形成準備に先立ち、CPU301は、防塵シャッタ駆動モータ323を駆動して、偏芯カム211を回転駆動し、防塵シャッタ214のオープン(開)動作を行う。すなわち、位置センサ213がオン状態の防塵シャッタ214のクローズ状態から、防塵シャッタ駆動モータ323を正回転させて、偏芯カム211が90度回転した位置で停止させる。防塵シャッタ214のオープン動作を行うことにより、防塵シャッタ開閉機機構は、図2(b)に示す状態となる。その後、CPU301は、各感光ドラム201及び転写ベルト151を回転させて、転写ベルト151の回転方向の最上流に配置されたイエロー(Y)のトナーの画像形成部から順に画像形成準備が開始される。イエローより下流のマゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーの色に対応した各画像形成部は、各感光ドラム201間の距離に相当する時間分だけ、開始タイミングをずらして、画像形成準備が開始される。
ここで、画像形成準備の内容について説明する。各画像形成部で行われる画像形成準備の内容は同様である。すなわち、画像形成準備では、CPU301は各PWM制御部310(310Y、310M、310C、310K)に指示を出し、帯電ローラ202に帯電バイアスを印加することで、感光ドラム201の帯電を行う。そして、CPU301は、感光ドラム201上の帯電された位置が現像器204に到達するタイミングで、PWM制御部310に指示を出し、現像器204に現像バイアスを印加する。以上の処理を行うことで、各画像形成部の画像形成準備が完了する。
続いて、画像形成について説明する。画像形成についても、画像形成準備と同様に、各画像形成部で行われる画像形成の内容は同様である。すなわち、CPU301は、各画像形成部の画像形成準備が完了すると、画像処理部313に画像出力指示を行う。これにより、レーザユニット203よりレーザ光の照射が開始され、感光ドラム201上に静電潜像が形成される。そして、形成された静電潜像は、現像器204内のトナーを付着されることにより現像され、感光ドラム201上にトナー像が形成される。その後、感光ドラム201上に形成されたトナー像は、一次転写ローラ150において一次転写電圧を印加されることにより、転写ベルト151上へ転写される。
引き続き、転写ベルト151上のトナー像が用紙に転写されるプリント動作の説明を行う。転写ベルト151へ転写されたトナー像は、転写ベルト151の回転によって、二次転写ローラ120へと移動する。一方、転写ベルト151に転写されずに感光ドラム201上に残留したトナーは、感光ドラムクリーナ205によって回収される。
一方、CPU301は、給紙カセット101から給紙され、搬送ローラにより搬送された用紙の先端を、レジセンサ104により検知する。そして、CPU301は、レジセンサ104が用紙先端の到達を検知したタイミングを考慮し、用紙先端と、転写ベルト151上のトナー像の先端が二次転写ローラ120の位置で一致するように、用紙の搬送タイミングを制御する。例えば、転写ベルト151上のトナー像に対して用紙の方が早くレジセンサ104に到着している場合には、レジローラ105で用紙を所定時間停止させた後に、再度、用紙の搬送を再開させる。
以上のようにして、二次転写ローラ120に用紙と、転写ベルト151上のトナー像が到達すると、二次転写ローラ120に二次転写電圧を印加することにより、転写ベルト151上のトナー像が用紙に転写される。なお、用紙に転写されずに転写ベルト151上に残留したトナーは、その後、転写ベルトクリーナー152によって回収される。トナー像が転写された用紙は、定着器140へ搬送され、定着器140で用紙上のトナー像は加熱・加圧されて、用紙に定着される。その後、トナー像が定着された用紙は、搬送路の下流部へ搬送され、排出ローラ108により、排出トレイ109へと排出する。
CPU301は、印刷ジョブが終了すると、画像形成動作を停止するために、各PWM制御部310へ動作停止を指示し、各画像形成部の感光ドラム201及び転写ベルト151を停止させる。その後、CPU301は、防塵シャッタ駆動モータ323を駆動して、偏芯カム211を回転駆動し、各防塵シャッタ214のクローズ(閉)動作を行う。すなわち、CPU301は、防塵シャッタ駆動モータ323を逆回転させて、偏芯カム211が防塵シャッタ214のオープン時とは逆方向に90度回転するように駆動して、停止させる。防塵シャッタ214のクローズ動作が行われると、防塵シャッタ開閉機機構は、図2(a)に示す状態となる。
[防塵シャッタの開閉制御)
次に、防塵シャッタ214の開閉制御について説明する。図4は、本実施例の防塵シャッタ214の開閉動作の制御シーケンスを示すフローチャートである。図4の処理は、画像形成を行う場合には、防塵シャッタ214をオープンする(開ける)ために、また、画像形成を終了する場合には、防塵シャッタ214をクローズする(閉じる)ために起動され、制御部300のCPU301により実行される。なお、位置センサ213は、防塵シャッタ214のクローズ状態を検知した場合にはオン状態となり、防塵シャッタ214のオープン状態を検知した場合にはオフ状態となる。また、上述したように、防塵シャッタ駆動モータ323を駆動すると、偏芯カム211が回転する。そして、通常の場合、防塵シャッタ駆動モータ323を10秒間、正回転させると、偏芯カム211は、位置センサ213が防塵シャッタ214のオープン状態を検知するオフ状態となる位置に到達するものとする。同様に、通常の場合、防塵シャッタ駆動モータ323を10秒間、逆回転させると、偏芯カム211は、位置センサ213が防塵シャッタ214のクローズ状態を検知するオン状態となる位置に到達するものとする。なお、図4に示す処理が起動される際には、防塵シャッタ駆動モータ323は停止状態であるものとする。
ステップ(以下、Sという)401では、CPU301は、防塵シャッタ214をオープンする制御指示かどうか判断する。CPU301は、防塵シャッタ214をオープンする制御指示の場合には処理をS402に進め、防塵シャッタ214をオープンする制御指示ではない場合(防塵シャッタ214をクローズする制御指示の場合)には処理をS410に進める。
S402では、CPU301は、防塵シャッタ214がクローズ状態かどうかを確認するため、位置センサ213の検知結果を取得し、防塵シャッタ214がクローズ状態である位置センサ213がオン状態かどうか判断する。CPU301は、位置センサ213の検知結果がオン状態の場合には、防塵シャッタ214がクローズ状態であると判断し、処理をS406に進める。一方、CPU301は、位置センサ213の検知結果がオン状態ではない場合(オフ状態の場合)には、防塵シャッタ214がオープン状態であると判断し、処理をS403に進める。
S403では、位置センサ213がオン状態でない場合には、防塵シャッタ214の開閉位置が不確定である。そのため、CPU301は、一度、防塵シャッタ214を位置センサ213がオン状態となるクローズ状態に移行させてから、防塵シャッタ214のオープン動作を行う必要がある。そこで、CPU301は、防塵シャッタ駆動モータ323を逆回転させるとともに、タイマをリセットし、スタートさせる。S404では、CPU301は、タイマを参照して、防塵シャッタ駆動モータ323の逆回転を開始してから10秒(所定時間)が経過したかどうか判断する。CPU301は、10秒間が経過していないと判断した場合には、処理をS405に進める。一方、CPU301は、10秒間が経過したと判断した場合には、所定の時間内(10秒間以内)に位置センサ213がオン状態にならないため、異常状態と判断し、処理をS415に進める。S405では、CPU301は、位置センサ213の検知結果を取得し、位置センサ213がオン状態になったかどうか判断する。CPU301は、位置センサ213がオン状態になったと判断した場合には、防塵シャッタ214がオン状態となるクローズ状態に移行したと判断し、処理をS406に進める(図中、丸文字Aで表記)。一方、CPU301は、位置センサ213がオン状態ではないと判断した場合には、処理をS404に戻す
S406では、CPU301は、防塵シャッタ駆動モータ323を正回転させるとともに、タイマをリセットし、スタートさせる。S407では、CPU301は、タイマを参照して、防塵シャッタ駆動モータ323の正回転を開始してから10秒(所定時間)が経過したかどうか判断する。CPU301は、10秒間が経過していないと判断した場合には、処理をS408に進める。一方、CPU301は、10秒が経過したと判断した場合には、所定の時間内(10秒以内)に位置センサ213がオフ状態にならないため、異常状態と判断し、処理をS415に進める。S408では、CPU301は、位置センサ213の検知結果を取得し、位置センサ213がオフ状態になったかどうか判断する。CPU301は、位置センサ213がオフ状態になったと判断した場合には、防塵シャッタ214がオフ状態となるオープン状態に移行したと判断し、タイマをリセットし、スタートさせて、処理をS409に進める。一方、CPU301は、位置センサ213がオフ状態ではないと判断した場合には、処理をS407に戻す。S409では、CPU301は、タイマを参照して、位置センサ213がオフ状態になってから1秒が経過したかどうか判断する。本実施例では位置センサ213がオフ状態となった位置から、防塵シャッタ駆動モータ323を1秒間、正回転させた位置が、防塵シャッタ214がオープン状態となる位置である。CPU301は、1秒が経過したと判断した場合には、防塵シャッタ214がオープン状態となったと判断し、処理をS414に進め、1秒が経過していないと判断した場合には、処理をS409に戻す。
S410では、CPU301は、防塵シャッタ214をクローズ状態にするため、位置センサ213の検知結果を取得し、位置センサ213は防塵シャッタ214がオープン状態であるオフ状態かどうか判断する。CPU301は、位置センサ213はオフ状態であると判断した場合には、防塵シャッタ214はオープン状態であるため、処理をS411に進める。一方、CPU301は、位置センサ213はオフ状態ではない(オン状態である)と判断した場合には、処理をS414に進める。
S411では、CPU301は、防塵シャッタ駆動モータ323を逆回転させるとともに、タイマをリセットし、スタートさせる。S412では、CPU301は、タイマを参照して、防塵シャッタ駆動モータ323の逆回転を開始してから10秒(所定時間)が経過したかどうか判断する。CPU301は、10秒が経過していないと判断した場合には、処理をS413に進める。一方、CPU301は、10秒が経過したと判断した場合には、所定の時間内(10秒間以内)に位置センサ213がオン状態にならないため、異常状態と判断し、処理をS415(図中、丸文字B)に進める。S413では、CPU301は、位置センサ213の検知結果を取得し、位置センサ213がオン状態になったかどうか判断する。CPU301は、位置センサ213がオン状態になったと判断した場合には、防塵シャッタ214がオン状態となるクローズ状態に移行したと判断し、処理をS414に進める。一方、CPU301は、位置センサ213がオン状態ではないと判断した場合には、処理をS412に戻す。
S414では、CPU301は、防塵シャッタ駆動モータ323の駆動を停止し、処理を終了する。S415では、CPU301は、防塵シャッタ214が異常状態であると判断し、異常箇所を判定するため防塵シャッタ異常判定処理を起動し、防塵シャッタ異常判定処理が終了すると、処理をS414に進める。
S415の処理は、防塵シャッタ214の開閉機構の何処かに異常が発生している場合に起動される処理である。ここでいう異常とは、位置センサ213や位置センサ213とCPU301とを接続する信号経路の異常のような位置センサ213関係の異常と、防塵シャッタ214が動かなくなるような駆動系の異常である。どちらの異常状態が発生しても、CPU301からは、防塵シャッタ駆動モータ323を駆動しても位置センサ213の状態が固定され、変化しないように見える。そのため、S403、S406、又はS411のいずれかの処理において、防塵シャッタ駆動モータ323を駆動しても、位置センサ213の状態が変化しない。CPU301は、所定時間(10秒間)、防塵シャッタ駆動モータ323を駆動させても、位置センサ213の状態に変化がない場合(S404、S407、S412のYESの場合)には、防塵シャッタ214の開閉機構に異常が発生していると判断する。そして、S415の処理では、CPU301は、防塵シャッタ異常判定の処理を実行する。
[防塵シャッタの開閉異常個所の切り分け]
続いて、図4のS415で起動される防塵シャッタ異常判定処理について説明する。図5は、防塵シャッタ214の異常箇所を判定する制御シーケンスを示す防塵シャッタ異常判定処理のフローチャートである。図5の処理は、図4のS415の処理により起動され、処理が終了すると図4のS415の処理に戻るサブルーチンであり、CPU301により実行される。
S601では、CPU301は、防塵シャッタ駆動モータ323を正回転させる。なお、防塵シャッタ駆動モータ323は、後述するS609の処理により防塵シャッタ駆動モータ323の駆動を停止するまで、正回転の状態が継続される。S602では、CPU301は、トナーの色がブラックの画像形成を行うため、ブラックの画像形成部に対応したドラムモータ(K)322Kを駆動させて、感光ドラム201K、帯電ローラ202K、現像器204Kを回転駆動させる。更に、CPU301は、転写ベルトモータ321を駆動して一次転写ローラ150及び駆動ローラ(不図示)を回転駆動させて、転写ベルト151を回転させる。S603では、CPU301は、トナーの色がブラックの画像形成部の画像形成準備を行う。すなわち、CPU301は、PWM制御部310Kに指示を出し、帯電ローラ202Kへの帯電バイアスの印加による、感光ドラム201の帯電、及び現像器204への現像バイアスの印加を行う。
S604では、CPU301は、トナーの色が単色のブラックの画像形成が可能になると画像処理部313を制御し、濃度の高いトナー像が形成されるようにレーザユニット203Kを最大出力で点灯させて、ベタ画像のパッチ画像を形成させる。S605では、CPU301は、画像処理部313Kを制御し、感光ドラム201K上に形成されたパッチ画像の静電潜像に現像器204Kによりトナーを付着させてトナー像(パッチ画像)を形成させる。更に、CPU301は、画像処理部313Kを制御し、一次転写ローラ150Kに一次転写電圧を印加して、転写ベルト151上にトナー像を転写させる。そして、CPU301は、トナーパッチセンサ153を制御して、転写ベルト151上のトナー像(パッチ画像)に対して、LEDを点灯してレーザ光を照射し、トナー像からの拡散反射光を検知するセンサの出力を一定時間、取得する。そして、CPU301は、取得したセンサの出力データをRAM303に格納する。
S606では、CPU301は、画像処理部313を制御し、レーザユニット203Kの点灯を停止させる。S607では、CPU301は、画像処理部313Kを制御し、画像形成を停止させる。S608では、CPU301は、ブラックの画像形成部に対応したドラムモータ(K)322Kの駆動を停止し、感光ドラム201K、帯電ローラ202K、現像器204Kの回転を停止させる。更に、CPU301は、転写ベルトモータ321の駆動を停止して、一次転写ローラ150及び駆動ローラ(不図示)の回転を停止させ、転写ベルト151の回転を停止させる。S609では、CPU301は、ここまで回転させていた防塵シャッタ駆動モータ323を停止させる。
S610では、CPU301は、上述したS601~S609の処理により、転写ベルト151上に転写されたトナー像をトナーパッチセンサ153により検知した結果に基づいて、防塵シャッタ214の開閉異常個所の切り分けを行う。図6は、防塵シャッタ214の開閉機構に異常がある場合の状態を説明した図である。図6には、センサ状態、防塵シャッタ214の開閉状態に応じて、4つに分類された、防塵シャッタ214の開閉機構に異常がある場合の、トナー像(パッチ画像)の状態(枠内上図)と、そのときのトナーパッチセンサ153の出力(枠内下図)が示されている。図6に示すように、位置センサ213関係の異常であるセンシング系の故障には、位置センサ213の状態がオン状態で固定されている「センサ状態がON固定」と、位置センサ213の状態がオフ状態で固定されている「センサ状態がOFF固定」が存在する。また、防塵シャッタ駆動モータ323の駆動系の故障有無によって、防塵シャッタ214がスライド可能な「シャッタ開閉が可能な状態」と「シャッタ開閉が不可能な状態」の2通りの状態が存在する。そのため、場合分けとして2×2通りの状態の4つのパターンが存在する。
上述したS601~S609の処理により形成されるトナー像は、故障の発生箇所に応じて、異なる形状となる。例えば、防塵シャッタ駆動モータ323の駆動系に故障がなく、防塵シャッタ214の開閉が可能な場合には、防塵シャッタ駆動モータ323を回転させ続けることにより、偏芯カム211は回転を続ける。その結果、防塵シャッタ214はオープン状態とクローズ状態を交互に複数回、所定の期間、繰り返すことになる。すなわち、レーザユニット203Kから出射されたレーザ光は、感光ドラム201Kに照射されて静電潜像が形成されたり、照射されずに感光ドラム201Kに静電潜像が形成されなかったりする状態を繰り返す。その結果、図6のNo.1及びNo.3に示すように、トナーパッチセンサ153により検知されるトナー像は、トナー像(パッチ画像)が形成されている部分と形成されていない部分が繰り返される縞模様(トナー濃度が濃淡の画像)となる(枠内上図)。その際のトナーパッチセンサ153の拡散反射光を検知するセンサの出力は、高くなったり、低くなったりを繰り返すことになる(枠内下図)。
一方、防塵シャッタ駆動モータ323の駆動系に異常が発生し、防塵シャッタ214の開閉(スライド)ができない場合には、防塵シャッタ駆動モータ323の駆動を続けても防塵シャッタ214はオープン状態、又はクローズ状態の状態に留まり、変化しない。その結果、レーザユニット203Kから出射されたレーザ光は、防塵シャッタ214がクローズ状態の場合には、感光ドラム201Kに全く照射されず、防塵シャッタ214がオープン状態の場合には、感光ドラム201Kに照射され続けることになる。レーザ光が感光ドラム201Kに全く照射されない場合には、トナー像(パッチ画像)は一切形成されない。図5のNo.2、及びNo.4下枠側に示すように、トナーパッチセンサ153は、トナー像を検知しない。そのため、トナーパッチセンサ153の拡散反射光を検知するセンサ出力は、常に低レベルの出力となる。一方、レーザ光が感光ドラム201Kにずっと照射され続けている場合には、トナー像は形成され続ける。図5のNo.4の上枠側に示すように、トナー像(パッチ画像)の形成が続く。そのため、トナーパッチセンサ153の拡散反射光を検知するセンサ出力は、常に高レベルの一定の出力となる。したがって、防塵シャッタ駆動モータ323の駆動系に異常が発生している場合に共通しているのは、トナーパッチセンサ153により検知されるトナー像はトナー濃度の変化がない、すなわち黒ベタか、白ベタ(画像形成されない場合)ということである。そのため、トナーパッチセンサ153の駆動系に異常が発生しているかどうかの切り分けには、トナーパッチセンサ153により検知されたトナー像(パッチ画像)に濃度変化の有無(黒白の繰り返しパターンがある縞模様かどうか)を判定できればよい。
S610では、CPU301は、RAM303に格納された、S605の処理で取得したトナーパッチセンサ153の拡散反射光のセンサ出力を先頭から走査し、検知されたトナー像(パッチ画像)に濃度変化(濃度段差)があるかどうかを判断する。CPU301は、検知されたトナー像(パッチ画像)に濃度段差があると判断した場合には、駆動系の異常ではないと判断し、処理をS611に進める。一方、CPU301は、検知されたトナー像に濃度段差がないと判断した場合には、駆動系の異常であると判断し、処理をS612に進める。S611では、CPU301は、位置センサ213のセンサ系の故障を通知するために、LCDパネル160に故障箇所を通知する表示を行い、フローを終了する。図7(a)は、センサ系の故障を通知するLCDパネルの表示の一例を示す図である。図7(a)では、故障箇所の候補として、位置センサ213、位置センサ213のコネクタ(不図示)、位置センサ213とCPU301との通信線(不図示)が表示され、これらの部品の点検を促す表示を行っている。S612では、CPU301は、駆動系の故障を通知するために、LCDパネル160に故障箇所を通知する表示を行い、フローを終了する。図7(b)は、駆動系の故障を通知するLCDパネルの表示の一例を示す図である。図7(b)では、故障箇所の候補として、防塵シャッタ214、防塵シャッタ駆動板210、偏芯カム211、防塵シャッタ駆動モータ323が表示され、これらの部品の点検を促す表示を行っている。このようにして、図6に示す防塵シャッタ異常判定処理では、防塵シャッタ開閉の異常個所判定が行われ、判定結果がLCDパネルを通じて、ユーザ等に通知される。
以上説明したように、本実施例では、防塵シャッタ開閉機構の異常が検知され、画像形成動作を停止させた後、防塵シャッタ開閉機構が開閉動作を繰り返す状態に設定し、その状態で画像形成動作が可能な状態に設定する。そして、レーザユニット203によって所定の時間、異常箇所判定用の一定階調のトナー像(パッチ画像)が得られるように露光動作を行う。更に、トナーパッチセンサ153は、形成されたトナー像(パッチ画像)の濃度を検知する。こうして取得された判定用トナー像に濃度の段差(濃淡差)が生じている場合は、レーザ光が感光ドラム201に照射されたり、照射されなかったりしているため、防塵シャッタ214の開閉自体はされていることがわかる。その結果、故障箇所は、位置センサ213側にあると判定される。位置センサ213の検知に異常がある場合、位置センサ213の脱落や位置センサ213自体に故障が発生していたり、位置センサ213からのセンサ信号の経路等に異常があったりする可能性が高い。そのため、ユーザやオペレータはそれらの部材に絞って確認することができる。一方、判定用トナー像に濃度の段差がない場合、レーザ光は全く感光ドラム201に照射されていないか、又はずっと感光ドラム201に照射され続けている状態であるため、防塵シャッタ214は移動していないことがわかる。すなわち、故障箇所は防塵シャッタ214の駆動側にあると判定される。防塵シャッタ214の駆動に異常がある場合、駆動源となる防塵シャッタ駆動モータ323の故障が発生していたり、駆動を防塵シャッタ214に伝える部材や防塵シャッタ214自体に異常があったりする可能性が高い。そのため、ユーザやオペレータはそれらの部材に絞って確認することができる。
以上のように、本実施例では、防塵シャッタ開閉機構の異常が検知された後に異常個所判定の処理を行う。そして、判定結果をユーザ等に通知することで、ユーザやオペレータの異常個所を特定する手間を削減することができ、ダウンタイムを削減することができる。なお、本実施例の異常判定動作を行うタイミングは、異常が検知されたときに限るものではなく、LCDパネル160を介して入力されたユーザやオペレータの指示に応じて異常判定動作を開始してもよい。また、異常判定動作におけるトナー像の検知には、感光ドラムに設けられたパッチセンサを用いてもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、コストアップや装置の大型化を抑制しつつ、防塵シャッタ開閉機構の故障箇所の切り分けを行うことができる。
151 転写ベルト
153 トナーパッチセンサ
203 レーザユニット
210 防塵シャッタ駆動板
213 防塵シャッタ位置センサ
214 防塵シャッタ
301 CPU

Claims (13)

  1. 感光ドラムと、前記感光ドラムを一様な電位に帯電する帯電ローラと、前記感光ドラム上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像部と、を有する複数の画像形成部と、
    前記感光ドラムに対応する光源を収容した筐体を有し、画像信号に応じて前記光源からの光ビームを前記筐体の出射口から出射して対応する前記感光ドラムを走査して、前記感光ドラム上に前記静電潜像を形成する複数の露光部と、
    前記感光ドラム上のトナー像が転写される転写ベルトと、
    前記転写ベルト上のトナー像を記録材に転写するための転写ローラと、
    前記記録材への画像形成を制御する制御手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記露光部の各々の前記出射口に対応して設けられた前記出射口を遮蔽するシャッタ部材を有し、前記複数の露光部と前記複数の感光ドラムとの間に配置され、前記シャッタ部材を前記出射口を遮蔽する第1の位置、又は前記出射口を開放する第2の位置に移動させる移動手段と、
    前記シャッタ部材が前記第1の位置又は前記第2の位置のうちのどちらの位置に位置しているかを検知する位置検知手段と、
    前記転写ベルト上に転写されたトナー像の濃度を検知する濃度検知手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記移動手段により前記シャッタ部材の位置を移動させた際に、前記位置検知手段により検知された前記シャッタ部材の位置が変化しない場合には、トナー濃度を検知するためのパッチ画像を、前記移動手段により前記シャッタ部材の位置を前記第1の位置と前記第2の位置に交互に移動させながら前記転写ベルト上に形成し、前記濃度検知手段により検知した前記パッチ画像の検知結果に基づいて、前記移動手段の故障又は前記位置検知手段の故障に切り分けることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記移動手段は、前記シャッタ部材が配置された移動部材と、前記画像形成装置に固定された固定部材と、前記移動部材と前記固定部材とに接続されたバネと、前記バネで接続された前記移動部材と前記固定部材との間に配置され、前記移動部材に当接したカムと、前記カムを回転駆動させる駆動部と、を有し、前記移動部材は前記駆動部により回転駆動する前記カムの回転角度に応じてスライドし、前記シャッタ部材を前記第1の位置、又は前記第2の位置に移動させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カムは、非円盤状であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記バネは、前記移動部材を前記固定部材の方向に付勢することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記移動部材は、前記駆動部により回転駆動される前記カムと前記バネとにより、前記シャッタ部材が前記第1の位置から前記第2の位置への移動、前記第2の位置から前記第1の位置への移動を繰り返すようにスライドすることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記位置検知手段は、前記カムの回転角度に基づいて、前記シャッタ部材が前記第1の位置、又は前記第2の位置に位置していることを検知することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記濃度検知手段は、前記転写ベルト及び前記転写ベルト上の前記パッチ画像に光ビームを照射する光源と、前記光源からの光ビームが照射されて前記パッチ画像のトナー濃度に応じて拡散反射する拡散反射光を検知するセンサと、を有し、
    前記制御手段は、前記センサにより検知された前記パッチ画像のトナー濃度に基づいて、前記移動手段の故障又は前記位置検知手段の故障の切り分けを行うことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記画像形成部及び前記露光部を制御して、前記転写ベルト上に前記パッチ画像を形成する画像形成動作を、前記シャッタ部材の前記第1の位置から前記第2の位置、及び前記第2の位置から前記第1の位置への移動が複数回、行われる所定の期間、継続させることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記パッチ画像は、単色のベタ画像であることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記濃度検知手段により前記所定の期間に検知された前記パッチ画像のトナー濃度が濃淡の画像が繰り返されるパッチ画像のトナー濃度の場合には、前記位置検知手段の故障であると判断することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記濃度検知手段により前記所定の期間に検知された前記パッチ画像のトナー濃度が一定の場合には、前記移動手段の故障であると判断することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 情報を表示する表示部を備え、
    前記制御手段は、前記表示部に、前記位置検知手段の故障、又は前記移動手段の故障が生じたことを表示することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記露光部は、前記感光ドラムの重力方向の下側に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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