JP7142610B2 - 沸騰水型原子炉の廃止措置工法と解体装置 - Google Patents
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Description
このような原子力発電設備は、耐用年数が経過すると一般に廃止措置となり設備解体、撤去が行われる。このときの解体作業は放射性物質の外部飛散を防止し、解体作業に従事する作業者の被曝を防止しながら慎重に解体しなければならない。
しかし特許文献1には金属保温材について一切記載がなく、仮に金属保温材がある場合には事前に解体、撤去できていなければ内側から切断することは困難である。切断できた場合においても原子炉圧力容器を搬出する場合に、残存している金属保温材と干渉して撤去できないなどの課題がある。また原子炉圧力容器と金属保温材の肉厚が大きく異なることから、熱的切断では金属保温材が溶けてしまい、鋸状の切断では金属保温材がバラバラに破壊されてしまい、解体工法が極めて限定的になっている。
しかし特許文献2によれば、工程数が多いため作業が長期化してしまう。このため、線量の高い環境下で作業する作業者の負担も大きくなる。また金属保温材の解体自体は、スチールバンドの切断、タッピングビスの取り外しで容易な作業となる。しかし原子炉熱遮蔽壁よりも下方部分は放射化している。原子炉圧力容器自体が部分的に放射化しているなど、低レベル廃棄物の中でも高い分類となる放射能レベルの比較的高い廃棄物(L1)であることから、作業員の被曝のリスクが高く、遮蔽対策や解体作業の遠隔化などの放射線防護の対策が必須であり重要となる。
前記原子炉熱遮蔽壁と前記金属保温材と前記原子炉圧力容器のそれぞれ上端を把持する工程と、
前記原子炉熱遮蔽壁の外周に巻き付けたワイヤーソーで前記原子炉熱遮蔽壁と前記金属保温材と前記原子炉圧力容器を同時切断する工程と、を有することを特徴とする沸騰水型原子炉の廃止措置工法を提供することにある。
上記第1の手段によれば、切断時に金属保温材が変形しようとしても狭隘な原子炉熱遮蔽壁と原子炉圧力容器の間で挟まれた状態で抑えられ、かつ金属保温材の上端を把持しているため金属保温材がワイヤーソーによる切断で大きく変形することなく容易に切断でき、強度の低い金属保温材が脱落したり、飛び跳ねたりすることを防止して、安全で確実に切断することができる。
また外周に沿って巻き付けたワイヤーソーにより金属保温材を内側の原子炉圧力容器に押し付けるように切断できるため、脱落したり、飛び跳ねたりすることを防止できる。
このように一回の切断工程で原子炉熱遮蔽壁と金属保温材と原子炉圧力容器の同時切断を可能としているため、作業工数を短縮して作業時間の大幅な短期化が実現できる。
上記第2の手段によれば、同時切断する工程中に金属保温材が動くことなく、換言すると大きく反り返って変形したり、あばれたりすることなくスムーズに切断することができる。
前記本体の底面に設けて対向する前記原子炉熱遮蔽壁と金属保温材と原子炉圧力容器のそれぞれ上端を把持する把持手段と、
前記本体の上面に設けて前記原子炉熱遮蔽壁の外周に沿って切断ワイヤーを巻き付けて前記原子炉熱遮蔽壁と前記金属保温材と前記原子炉圧力容器を同時切断するワイヤーソーと、
を備えたことを特徴とする沸騰水型原子炉の解体装置を提供することにある。
上記第3の手段によれば、切断時に金属保温材が変形しようとしても狭隘な原子炉熱遮蔽壁と原子炉圧力容器の間で挟まれた状態で抑えられ、かつ金属保温材の上端を把持しているため金属保温材がワイヤーソーによる切断で大きく変形することなく容易に切断でき、強度の低い金属保温材が脱落したり、飛び跳ねたりすることを防止して、安全で確実に切断することができる。
また外周に沿って巻き付けたワイヤーソーにより金属保温材を内側の原子炉圧力容器に押し付けるように切断できるため、脱落したり、飛び跳ねたりすることを防止できる。
このように一回の切断工程で原子炉熱遮蔽壁と金属保温材と原子炉圧力容器の同時切断を可能としているため、作業工数を短縮して作業時間の大幅な短期化が実現できる。
上記第4の手段によれば、撤去対象毎に把持手段の付け替え作業が不要となり対象毎に短時間で確実な把持が可能であり、作業効率が向上して作業の安全性も向上する。また、把持することにより、切断作業中の本体を撤去対象に固定でき、作業の安全性を高めることができる。
上記第5の手段によれば、進退移動のみで金属保温材の上端を原子炉圧力容器の外周に押し付けて固定することができる。これにより金属保温材の固定作業を簡易化できる。
上記第6の手段によれば、原子炉熱遮蔽壁内で発生する切断粉を回収でき、原子炉格納容器内で拡散することを防止でき、汚染の拡散と作業員の被曝の低減化が図れる。
前記受けトレイは前記排気手段に接続して前記切断粉を前記排気手段に回収することを特徴とする沸騰水型原子炉の解体装置を提供することにある。
上記第7の手段によれば、原子炉熱遮蔽壁の外側で発生する切断粉を回収でき、原子炉格納容器内で拡散することを防止でき、汚染の拡散と作業員の被曝の低減化が図れる。
上記第8の手段によれば、オペレイティングフロアでの準備段階で切断ワイヤーの位置調整が可能となり、原子炉熱遮蔽壁の切断箇所に切断ワイヤーを巻き付けることが容易となるため、作業の効率性が高まり、安全性も向上する。
また解体装置の排気手段により、原子炉圧力容器内を負圧管理して、原子力熱遮蔽壁の外周面及び原子炉圧力容器内で発生する切断粉を回収するため、切断粉等の放射性物質の飛散防止、作業員の被曝低減も図れ、解体作業の効率化も図れる。狭隘な場所にある金属保温材を解体、撤去するための特殊工具を開発する必要性もない。
図1は本発明の沸騰水型原子炉の解体装置の側面図である。図2は本発明の沸騰水型原子炉の解体装置の平面図である。図3は本発明の沸騰水型原子炉の解体装置の底面図である。図4は切断ワイヤーの保持フックの説明図である。図5は保持フックで保持された切断ワイヤーの説明図である。
本発明の沸騰水型原子炉の解体装置40(以下単に解体装置40ともいう)は、原子炉熱遮蔽壁13の上面開口を覆う本体42と、本体42の底面に設けて対向する原子炉熱遮蔽壁13と金属保温材14と原子炉圧力容器15のそれぞれ上端を把持する把持手段50と、本体42の上面に設けて原子炉熱遮蔽壁13の外周に沿って切断ワイヤー62を巻き付けて原子炉熱遮蔽壁13と金属保温材14と原子炉圧力容器15を同時切断するワイヤーソー60と、を備えている。
ワイヤーソー60は、原子炉熱遮蔽壁13の外周に沿って巻き付ける切断ワイヤー62と、周回移動する切断ワイヤー62を支持する複数のプーリ64と、切断ワイヤー62を周回移動させる駆動部66と、切断ワイヤー62の張力を調整する張力調整部(不図示)を備えている。このようなワイヤーソー60の駆動部66と張力調整部は、本体42の上面に設け、本体42の側面に設けた複数のプーリ64を介して本体42の下面側へ原子炉熱遮蔽壁13の外周に沿って環状に配置した切断ワイヤー62を周回移動させている。なお本体42下面の切断ワイヤー62は、後述する切断ワイヤー62の保持フック68に保持されている。
本体42の下面には、外周に沿って下方に延出するサポート46を取り付けている。サポート46は、原子炉熱遮蔽壁13の外周に沿って等間隔に取り付けてあり、その長さは原子炉熱遮蔽壁13等を切断する長さに相当する。すなわち切断した原子炉熱遮蔽壁13等が原子炉建屋内の天井クレーン18で吊り上げることができる重量を考慮して設定されている。このサポート46には切断ワイヤー62の保持フック68と、金属粉の受けトレイ74と、切断粉の吸引ホース76を取り付けている。
金属粉の受けトレイ74は、保持フック68よりもさらに下方でサポート46に接続し、原子炉熱遮蔽壁13の外周に沿って環状に形成している。受けトレイ74は断面形状を雨どい状(U型状)に形成し、切断作業中に原子炉熱遮蔽壁13の外側から発生する切断粉を受けるトレイである。受けトレイ74の下部には吸引ホース76の一端を接続し、ホースの他端が排気手段70に接続し、切断粉を外部に排出できる。この排気は排気用ジャバラホース72を介して原子炉建屋の廃棄処理設備に送られ安全に処理される。切断時は切断ワイヤー62の進行出口方向に切断粉が発生するため、原子炉熱遮蔽壁13の外側に対しては受けトレイ74を設置して拡散を防止するとともに吸引ホース76によって回収する。原子炉圧力容器15の内側に対しては、本体42に設けた開閉窓(不図示)から吸引ホース76を挿入して切断ワイヤー62の切断箇所に沿って移動させながら排気手段70で切断粉を回収して汚染の拡散を防止する。
上記構成による本発明の沸騰水型原子炉の解体装置を用いた廃止措置工法について以下説明する。なお、あらかじめ沸騰水型原子炉の廃止措置の準備作業、炉内構造物の解体、撤去を行う。
原子炉圧力容器15胴体部で配管のある箇所の金属保温材14は、配管の周囲を複数の着脱可能なパーツとして分割されており容易に着脱可能であり全てあらかじめ取り外す。
図7は解体手順1の説明図1である。図8は解体手順1の説明図2である。建屋内の天井クレーン18を用いて解体装置40を原子炉圧力容器15上に設置し、下部フレーム44から予備吊具48により金属保温材14を多点吊りして保持する。原子炉圧力容器15の頂部には、トップヘッド用のフランジがあって胴体部より直径が大きいため、金属保温材14を縦方向に4分割程度に切断して原子炉熱遮蔽壁13の頂部部分を水平方向に切断しておく。
切断後、解体装置40を上昇させて、原子炉圧力容器15と干渉しないように金属保温材14をオペレイティングフロア17に移載して、作業条件の良い場所で二次解体を行う。さらに金属保温材14は薄板を組立てた構造であるため、圧縮減容して汚染レベルに応じた廃棄物収納容器に収納する。
図9は解体手順2の説明図1である。同図に示すように天井クレーン18を用いて解体装置40を原子炉圧力容器15上に吊り下す。同時に金属保温材及び原子炉圧力容器用把持チャック54の中部材54bを原子炉圧力容器15の外側に挿入し、内側部材54cを原子炉圧力容器15の内周に当接させて固定する。
切断ワイヤー62に張力を与え、原子炉圧力容器15に切断ワイヤー62を設置して切断を開始し、排気手段70を動作させ、切断粉の回収を行う。
なお水平方向の切断であるため一定量以上切断すると原子炉圧力容器15が自重で座屈、あるは変形が発生し、切断ワイヤー62を挟み込んでしまう可能性があり、挟み込まれると切断ができなくなる。このため一定量切断が進むごとにスペーサ(不図示)を切断面に差込、自重による座屈、変形が発生しないようにする。
図10は解体手順2の説明図2である。同図に示すように原子炉圧力容器15の上部を切断後は解体装置40によりオペレイティングフロア17に移載して所定の寸法に二次切断を行い汚染レベルに応じた廃棄物収納容器に収納する。
この原子炉圧力容器15の切断及び撤去作業は、原子炉熱遮蔽壁13頂部まで繰返す。
図11は解体手順3の説明図1である。同図に示すように天井クレーン18を用いて解体装置40を原子炉熱遮蔽壁13上に吊り下す。
原子炉熱遮蔽壁用把持チャック52の外側部材52aを動作させ原子炉圧力容器15の外周面に当接させて固定する。またあらかじめ金属保温材14上に配置した金属保温材振止め56はテーパー状の形状をしており、解体装置40の自重で原子炉圧力容器15側に押し付けて変形させて、切断時に金属保温材14が動かないようにしている(図6(b)参照)。
次に中部材54bを金属保温材14と原子炉圧力容器15の間に挿入する(図6(c)参照)。そして外側部材54aを金属保温材14側に移動させて固定する。また内側部材54cを原子炉圧力容器15側に移動させて固定する(図6(d)参照)。これにより原子炉熱遮蔽壁13と金属保温材14と原子炉圧力容器15の上端すべてを把持できる。
このとき金属保温材14は、その強度は低いが上下水平方向が互いに接続しており、かつ狭隘な原子炉熱遮蔽壁13と原子炉圧力容器15の間に挟まれて、さらに金属保温材振止め56によって原子炉圧力容器15側に押し付けられている。また切断ワイヤー62により原子炉圧力容器15側に締め付けられる方向で力が掛かるため、金属保温材14が動くことなく、換言すると大きく反り返って変形したり、あばれたりすることなくスムーズに切断することができる。
同時切断が完了したら、解体装置40を原子炉熱遮蔽壁13に固定していた原子炉熱遮蔽壁用チャック52を開放する。図13は金属保温材及び原子炉圧力容器用把持チャックの説明図である。図14は解体手順4の説明図1である。図13(a)に示すように金属保温材及び原子炉圧力容器用把持チャック54で金属保温材14及び原子炉圧力容器15を把持した状態で、図14に示すように天井クレーン18で吊上げ、オペレイティングフロア17に移送する(図13(b)参照)。オペレイティングフロア17で各々二次解体を行い、さらに金属保温材14は薄板を組立てた構造であるため、圧縮減容して汚染レベルに応じた廃棄物収納容器に収納する。
図15は原子炉熱遮蔽壁用把持チャックの説明図である。図16は解体手順5の説明図である。図15(a)に示すようにオペレイティングフロア17から原子炉熱遮蔽壁13上に解体装置40を吊り下す。このときあらかじめ原子炉熱遮蔽壁用把持チャック52の内側及び外側部材52a,52bの間に原子炉熱遮蔽壁13がおさまるように位置合わせしている。そして内側及び外側部材52a,52bを原子炉熱遮蔽壁13側に移動させて把持する(図15(b)参照)。次いで天井クレーン18を用いて原子炉熱遮蔽壁13を吊り上げて(図15(c)、図16参照)、オペレイティングフロア17へ移送した後、二次切断を行なう。なお原子炉熱遮蔽壁13は内部に鉄骨、コンクリート、表面は裏、表ともに鉄板で覆われているため、二次解体では金属とコンクリートを弁別処理し、部材別、汚染レベル別に廃棄物収納容器に収納する。切断途中で汚染量を調べて、金属、コンクリートを分離して汚染量に従った廃棄物保管容器に収納する。
このような本発明によれば、切断時に金属保温材が変形しようとしても狭隘な原子炉熱遮蔽壁と原子炉圧力容器の間で挟まれた状態で抑えられ、かつ金属保温材の上端を把持しているため金属保温材がワイヤーソーによる切断で大きく変形することなく容易に切断でき、強度の低い金属保温材が脱落したり、飛び跳ねたりすることを防止して、安全で確実に切断することができる。
また、本発明は、実施形態において示された組み合わせに限定されることなく、種々の組み合わせによって実施可能である。
12 原子炉格納容器
13 原子炉熱遮蔽壁
14 金属保温材
15 原子炉圧力容器
16 ペデスタル
17 オペレイティングフロア
18 天井クレーン
30 原子炉圧力容器と原子炉熱遮蔽壁との隙間
31 接続板
32 スポット溶接
33 タッピングビス
34 スチールバンド
35 バックル
40 解体装置
42 本体
44 下部フレーム
46 サポート
48 予備吊具
50 把持手段
52 原子炉熱遮蔽壁用把持チャック
52a 外側部材
52b 内側部材
54 金属保温材及び原子炉圧力容器用把持チャック
54a 外側部材
54b 中部材
54c 内側部材
56 金属保温材振止め
60 ワイヤーソー
62 切断ワイヤー
64 プーリ
66 駆動部
68 保持フック
70 排気手段
72 排気用ジャバラホース
74 受けトレイ
76 吸引ホース
Claims (8)
- 原子炉熱遮蔽壁と原子炉圧力容器の隙間に金属保温材を備えた沸騰水型原子炉の廃止措置工法において、
前記原子炉熱遮蔽壁と前記金属保温材と前記原子炉圧力容器のそれぞれ上端を把持する工程と、
前記原子炉熱遮蔽壁の外周に巻き付けたワイヤーソーで前記原子炉熱遮蔽壁と前記金属保温材と前記原子炉圧力容器を同時切断する工程と、を有することを特徴とする沸騰水型原子炉の廃止措置工法。 - 請求項1に記載の沸騰水型原子炉の廃止措置工法において、
前記把持する工程の際、前記金属保温材の上端の一部を前記原子炉圧力容器側に押し付けて変形させることを特徴とする沸騰水型原子炉の廃止措置工法。 - 原子炉熱遮蔽壁の上面開口を覆う本体と、
前記本体の底面に設けて対向する前記原子炉熱遮蔽壁と金属保温材と原子炉圧力容器のそれぞれ上端を把持する把持手段と、
前記本体の上面に設けて前記原子炉熱遮蔽壁の外周に沿って切断ワイヤーを巻き付けて前記原子炉熱遮蔽壁と前記金属保温材と前記原子炉圧力容器を同時切断するワイヤーソーと、
を備えたことを特徴とする沸騰水型原子炉の解体装置。 - 請求項3に記載の沸騰水型原子炉の解体装置において、
前記把持手段は、前記本体の中心から放射状に配置して前記原子炉熱遮蔽壁の上端を複数把持する原子炉熱遮蔽壁用把持チャックと、前記金属保温材及び前記原子炉圧力容器の上端を複数把持する金属保温材及び原子炉圧力容器用把持チャックを備え、前記原子炉熱遮蔽壁用把持チャックと、前記金属保温材及び原子炉圧力容器用把持チャックは、前記本体の半径方向に進退移動して把持することを特徴とする沸騰水型原子炉の解体装置。 - 請求項4に記載の沸騰水型原子炉の解体装置において、
前記本体の底面には、先端形状を尖形とし、前記金属保温材の上端に向けて進退移動して前記上端を前記原子炉圧力容器の上端側に押し潰し固定可能な金属保温材振止めを備えたことを特徴とする沸騰水型原子炉の解体装置。 - 請求項3ないし5のいずれか1に記載の沸騰水型原子炉の解体装置において、
前記本体の上面に設けて前記本体で上面開口を覆われた前記原子炉熱遮蔽壁内を吸引する排気手段を備えたことを特徴とする沸騰水型原子炉の解体装置。 - 請求項6に記載の沸騰水型原子炉の解体装置において、
前記本体の底面から下方に延出したサポートに設けて前記原子炉熱遮蔽壁の外周に沿って配置された前記切断ワイヤーによる切断作業で発生する切断粉を受ける受けトレイを備え、
前記受けトレイは前記排気手段に接続して前記切断粉を前記排気手段に回収することを特徴とする沸騰水型原子炉の解体装置。 - 請求項3ないし7のいずれか1に記載の沸騰水型原子炉の解体装置において、
前記本体の底面から下方に延出したサポートに設けて前記原子炉熱遮蔽壁の外周に沿って配置された前記切断ワイヤーを保持する保持フックを備えたことを特徴とする沸騰水型原子炉の解体装置。
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