JP7139906B2 - パッケージ - Google Patents

パッケージ Download PDF

Info

Publication number
JP7139906B2
JP7139906B2 JP2018214863A JP2018214863A JP7139906B2 JP 7139906 B2 JP7139906 B2 JP 7139906B2 JP 2018214863 A JP2018214863 A JP 2018214863A JP 2018214863 A JP2018214863 A JP 2018214863A JP 7139906 B2 JP7139906 B2 JP 7139906B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface portion
main surface
package
paper tube
sleeve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018214863A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020083323A (ja
Inventor
隆智 古賀
則之 松尾
昌史 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Holdings Corp
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Holdings Corp, Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Holdings Corp
Priority to JP2018214863A priority Critical patent/JP7139906B2/ja
Publication of JP2020083323A publication Critical patent/JP2020083323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7139906B2 publication Critical patent/JP7139906B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Description

本発明は、物品を包装するパッケージに関する。
物品の配送や保管に用いる包装体の一つとして、角筒状のパッケージが知られている。
たとえば、平面状のシート材が折り曲げられることで四角筒状に組み立てられるパッケージが提案されている(特許文献1参照)。
実願昭54-053066号(実開昭55-153314号)のマイクロフィルム
しかしながら、上述のパッケージは、折り曲げられて組み立てられることから、そのシート材が折り曲げ可能な強度に抑えられている。そのため、パッケージにおける強度の確保が不十分となるおそれがある。
よって、パッケージの強度を確保するうえで改善の余地がある。
ここで開示するパッケージは、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、強度を確保することを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置付けることができる。
ここで開示するパッケージは、開口の周囲に矩形の端縁が設けられ、角紙管の一部からなる角筒状のスリーブ部を備えている。
なお、前記開口を閉鎖する蓋部も備えることが好ましい。
開示のパッケージによれば、強度を確保することができる。
角紙管を示す斜視図である。 第一パッケージを示す斜視図である。 第二パッケージを示す斜視図である。 第三パッケージを示す斜視図である。 第四パッケージを示す斜視図である。
以下、実施形態としてのパッケージを説明する。
パッケージとは、物品の配送や保管に用いられる包装体である。本実施形態のパッケージには、角筒状の紙管(以下「角紙管」と称する)が用いられている。
下記の実施形態では、水平面に載置されたパッケージを例説する。また、パッケージの説明で用いる方向として、水平方向および鉛直方向を用いる。水平方向は、前方(図面では「F」で表記),後方(図面では「B」で表記),左方(図面では「L」で表記)および右方(図面では「R」で表記)の四方向に細別される。また、鉛直方向は、下方(図面では「D」で表記)および上方(図面では「U」で表記)の二方向に細別される。
[I.一実施形態]
[1.構成]
はじめに、図1を参照して、角紙管Tを概説する。
角紙管Tは、紙が多層巻きにされた角筒状の中空体であり、筒軸Cに沿って延在する長尺状をなす。ここでは、四角筒状の角紙管Tを例示する。
この角紙管Tは、筒軸Cに対して直交する平面の第一面F1や筒軸Cに対して傾斜する平面の第二面F2などで切断され、切断された一部分(角紙管Tの一部分)が本実施形態のパッケージ1A~1D(図2~図5参照)に用いられる。
上記の角紙管Tは、下記の工程1,2を経て形成される。
・工程1:四角柱状のマンドレル(図示省略)に原紙(図示省略)が巻き回される
・工程2:巻き回された原紙がマンドレルから抜き取られる
工程1では、以下に例示する方式で原紙が巻き回される。
・ 平巻方式 :マンドレルの軸芯に対して直交する方向の原紙が巻き回される
・スパイラル巻方式:マンドレルの軸芯に対して傾斜する方向の原紙が巻き回される
工程2では、マンドレルから巻き回された原紙が取り外されることで、積層された原紙の内部に四角柱状のマンドレルに対応する中空の空間が形成される。
中でも、スパイラル巻方式により得られた角紙管T(スパイラル巻き紙管)は、平巻方式により得られた角紙管T(平巻き紙管)よりも強度が強いため、好ましい。
なお、角紙管Tの原紙には、通常紙管に使用される紙材料に加えてまたは替えて、ラミネート紙、プラスチックフィルムや金属箔といった他の材料を用いてもよい。このように他の材料を原紙、特に角紙管Tの外側に用いることで、角紙管Tの耐久性や強度を高めることができ、防水性あるいは導電性といった機能性を角紙管Tに付加することもできる。
上記のように形成された角紙管Tは、予め角筒状(立体状)に形成される。これに対し、平面状のシート材が折り曲げられた角筒状のパッケージは、事後的に角筒状に形成され、そのシート材が折り曲げ可能な強度に抑えられることから、角紙管Tを用いた角筒状のパッケージよりも強度が低い傾向にある。
このように強度の確保された角紙管Tを用いて、つぎに説明するパッケージが構成される。以下の説明では、図2~図5を参照して四つのパッケージ1A~1Dを例説する。
まず、四つのパッケージ1A~1Dに共通する構成を説明する。なお、四つのパッケージ1A~1Dを区別しない場合には単にパッケージ1と称し、四つのパッケージ1A~1Dに共通する構成には同様の符号を付す。
パッケージ1には、角紙管T(図1参照)の一部からなる角筒状のスリーブ部2が設けられる。そこで、角紙管Tと同様に四角筒状のスリーブ部2を例示する。
このスリーブ部2は、以下に列挙する四つの壁部2D,2U,2L,2Rに細別される。これらの壁部2D,2U,2L,2Rは、四角筒の筒面に沿って平面状に延在する。
・下壁部2D:スリーブ部2の下側に延在する壁部
・上壁部2U:スリーブ部2の上側に延在する壁部
・左壁部2L:スリーブ部2の左側に延在する壁部
・右壁部2R:スリーブ部2の右側に延在する壁部
スリーブ部2では、角紙管Tの延在方向に対応する方向(ここでは前後方向)の端縁3で囲繞されてなる矩形の開口4が形成されている。
このような開口4の周囲に設けられた矩形の端縁3は、四つの壁部2D,2U,2L,2Rと同様に、以下に列挙する四つの端縁3D,3U,3L,3R(前側のみに符号を付す)に細別される。
・下端縁3D:下壁部2Dの端縁
・上端縁3U:上壁部2Uの端縁
・左端縁3L:左壁部2Lの端縁
・右端縁3R:右壁部2Rの端縁
パッケージ1には、上記のように構成されるスリーブ部2に対して、開口4を閉鎖する蓋部5が設けられている。ここでは、左右対称のパッケージ1を例示する。
第一パッケージ1Aおよび第二パッケージ1Bには、蓋部5A,5Bがスリーブ部2と一体に設けられる。すなわち、角紙管Tの一部でスリーブ部2が構成され、角紙管Tの他部で蓋部5A,5Bが構成され、これらのスリーブ部2(一部)と蓋部5A,5B(他部)とが連設される
第三パッケージ1Cおよび第四パッケージ1Dには、蓋部5C,5Dがスリーブ部2と別体に設けられる。蓋部5C,5Dには、角紙管Tではない他の部材を用いてもよいし、角紙管Tの一部分(他部)を用いてもよい。
[1-1.第一パッケージ]
図2に示すように、第一パッケージ1Aには、ヒンジとして機能する罫線(以下「ヒンジ罫線」と称する,図2には二点鎖線で示す)L1で回動自在に枢支された蓋部5Aがスリーブ部2に連設されている。すなわち、ヒンジ罫線L1を介して蓋部5Aとスリーブ部2とが隣接して配置される。
このようなヒンジリッドタイプの蓋部5Aは、上壁部2Uおよび下壁部2Dの何れか一方だけに連設されている。図2に例示する第一パッケージ1Aでは、前方の蓋部5Aが下壁部2Dだけに連設され、後方の蓋部5Aが上壁部2Uだけに連設される。
上記の蓋部5Aには、スリーブ部2に連設された平面状の部位(以下「主面部」と称する)6Aと、主面部6Aの左右端縁から上下方向(主面部6Aの延在平面と直交する方向)に沿って延設された補助面部7Aとが設けられている。
主面部6Aは、開口4よりもやや大きな矩形状に設けられている。詳細に言えば、主面部6Aの左右方向寸法は、下壁部2Dや上壁部2Uの左右方向寸法と同等の寸法に設定される。また、主面部6Aの前後方向寸法は、左壁部2Lや右壁部2Rの上下方向寸法と同等の寸法に設定される。
補助面部7Aは、以下に列挙する三つ端縁8A,9A,10A(左前側のみに符号を付す)が輪郭をなす。
・ 下端縁8A :主面部6Aに連設された端縁
・ 内端縁9A :スリーブ部2側で上下に延在する端縁
・傾斜端縁10A:スリーブ部2側への方向に向かうほど下端縁8A(主面部6A)
から離間する端縁(補助端縁)
この補助面部7Aは左右方向視で直角三角形状をなし、上記の端縁8A,9A,10Aが直角三角形の各辺に対応する。具体的に言えば、下端縁8Aおよび内端縁9Aが直角をなす二辺に対応し、傾斜端縁10Aが斜辺に対応する。
下端縁8Aは、主面部6Aに連設されている。内端縁9Aは、左端縁3Lや右端縁3Rとの間にスリットSA(切込部)が設けられ、左端縁3Lや右端縁3Rとは不連続に設けられている。
ここでは、直角二等辺三角形状の補助面部7Aを例示する。すなわち、下端縁8Aの前後方向寸法と内端縁9Aの上下方向寸法とが等しく、下端縁8Aおよび内端縁9Aのそれぞれに対して45°の傾斜角度で傾斜端縁10Aが延在する。言い換えれば、主面部6Aに対して延設された方向の端縁である傾斜端縁10Aは、主面部6Aの先端から基端への方向に向かうほど、主面部6Aから離隔するとともに主面部6Aの延在平面に対して45°の傾斜角度に沿って延在する。
上記の第一パッケージ1Aは、下記の工程A1,A2,A3を経て成形される。
・工程A1:角紙管Tをその延在方向に所定の間隔をおいた二箇所の第二面F2(図
1参照)で切断する
・工程A2:スリットSAを切り込む
・工程A3:ヒンジ罫線L1を設ける
工程A1では、傾斜端縁10Aが45°の角度で傾斜することから、図1に示す筒軸Cに対して45°の角度で傾斜した第二面F2に沿って角紙管Tが切断される。
工程A2では、図1に示す筒軸Cに対して直交する第一面F1に沿って角紙管Tが切り込まれ、ヒンジ罫線L1に対応する部位を残してスリットSAが成形される。
上記の工程A1,A2を経て第一パッケージ1Aが成形されることから、スリーブ部2だけでなく蓋部5Aも角紙管Tの一部分から構成されている。つまり、第一パッケージ1Aの全てが角紙管Tの一部分から構成される。
工程A3は、第一パッケージ1Aを製造するうえで任意の工程であり、省略可能である。この工程A3が製造工程から省略された場合には、第一パッケージ1Aのユーザによって蓋部5Aの主面部6Aが上壁部2Uや下壁部2Dに対して折り倒されると、ヒンジ罫線L1が事後的に成形される。
[1-2.第二パッケージ]
図3に示すように、第二パッケージ1Bには、A式段ボール箱の蓋をなすフラップのように、端縁3から延出された複数のフラップ部6Bが蓋部5Bとして設けられている。
複数のフラップ部6Bは、ヒンジ罫線L2(図3には二点鎖線で示す,前側のみに符号を付す)を介して連設されたスリーブ部2に対して回動自在に枢支されている。
複数のフラップ部6Bには、以下に示す四つのフラップ部7B,8B,9B,10B(前側のみに符号を付す)が設けられる。
・ 下フラップ部7B :下端縁3Dから延出するフラップ部
・ 上フラップ部8B :上端縁3Uから延出するフラップ部
・ 左フラップ部9B :左端縁3Lから延出するフラップ部
・右フラップ部10B:右端縁3Rから延出するフラップ部
ヒンジ罫線L2は、以下に示す四つの罫線LD,LU,LL,LR(前側のみに符号を付す)に細別される。
・下罫線LD:下フラップ部7Bと下端縁3Dとの間の罫線
・上罫線LU:上フラップ部8Bと上端縁3Uとの間の罫線
・左罫線LL:左フラップ部9Bと左端縁3Lとの間の罫線
・右罫線LR:右フラップ部10Bと右端縁3Rとの間の罫線
さらに、開口4を囲繞する方向に沿って隣接するフラップ部7B,8B,9B,10Bどうしの間には、前後方向に沿って延びるスリットSB(切込部)が切り込まれ、互いに不連続に設けられている。
上記の第二パッケージ1Bは、下記の工程B1,B2,B3を経て成形される。
・工程B1:角紙管Tをその延在方向に所定の間隔をおいた二箇所の第一面F1(図
1参照)で切断する。
・工程B2:スリットSB(切込部)を切り込む
・工程B3:ヒンジ罫線L2を設ける
上記の工程B1,B2を経て第二パッケージ1Bが成形されることから、第一パッケージ1Aと同様に、スリーブ部2だけでなくフラップ部6B(蓋部5B)も角紙管Tの一部分から構成されて、第二パッケージ1Bの全てが角紙管Tの一部分から構成される。
工程B3は、上述の工程A3と同様に、第二パッケージ1Bを製造するうえで任意の工程であり、省略可能である。この工程B3が製造工程から省略された場合には、第二パッケージ1Bのユーザによってフラップ部6Bがスリーブ部2に対して折り倒されると、ヒンジ罫線L2が事後的に成形される。
[1-3.第三パッケージ]
図4に示すように、第三パッケージ1Cは、スリーブ部2とは別体の内箱6C(「身箱」とも称される)が設けられたスリーブ箱である。
内箱6Cは、スリーブ部2の内部空間に対して出し入れ自在に設けられる。ここでは、トレイ型の内箱6Cを例示する。
この内箱6Cでは、底面部7Cに対して、左右の各端縁から側面部8Cが立設され、前後の各端縁から端面部9Cが立設されている。
スリーブ部2に内箱6Cが収容された状態では、上面視や左右方向視で内箱6Cの全部がスリーブ部2と重複する。この収容状態では、下壁部2Dに底面部7Cが載置され、左壁部2Lおよび右壁部2Rの内側に一対の側面部8Cが対面し、一対の端面部9Cが開口4を閉鎖する蓋部5Cをなす。すなわち、第三パッケージ1Cの蓋部5Cは、内箱6Cの一部をなす。
スリーブ部2から内箱6Cが引き出された状態では、上面視や左右方向視で内箱6Cの一部がスリーブ部2に対して重複せず、上方から内箱6Cの内部に収容される物品の出し入れが可能となる。
なお、上記の第三パッケージ1Cのうちスリーブ部2は、上記の工程B1と同様の工程C1を経て成形される。
[1-4.第四パッケージ]
図5に示すように、第四パッケージ1Dには、印篭蓋タイプの蓋部5Dが設けられている。この蓋部5Dには、開口4に沿って設けられた外蓋部6Dと、スリーブ部2に嵌挿される内蓋部7Dとが設けられている。
前後方向視における外蓋部6Dは、スリーブ部2を前後方向に投影した輪郭と同等の大きさ(対応する大きさ)に設けられる。この外蓋部6Dは、内蓋部7Dと一体に接合(結合)されている。前後方向視における内蓋部7Dは、スリーブ部2の内部空間を前後方向の投影した輪郭と同等の大きさ(対応する大きさ)に設けられる。
上記の外蓋部6Dおよび内蓋部7Dにより、スリーブ部2の開口4が段差なく閉鎖される合口造りの蓋部5Dが成形されている。
なお、上記の第四パッケージ1Dのうちスリーブ部2は、上記の工程B1と同様の工程D1を経て成形される。
[2.作用および効果]
本実施形態のパッケージ1A~1Dは、上述のように構成されるため、以下のような作用および効果を得ることができる。
予め角筒状に形成された角紙管Tの一部がスリーブ部2に用いられたパッケージ1は、シート材が折り曲げられることで組み立てられる角筒状のパッケージと比較して、折り曲げ可能な強度に抑える必要がないので、強度を確保することができる。
また、開口4が蓋部5で閉鎖されることから、パッケージ1を使用するうえでの利便性を高めることができる。
蓋部5A,5Bがスリーブ部2と一体に設けられる第一パッケージ1Aや第二パッケージ1Bによれば、第一パッケージ1Aや第二パッケージ1Bの全部を角紙管Tの一部分から構成することができる。延いては、第一パッケージ1Aや第二パッケージ1Bの製造コストを抑えることができる。第一パッケージ1Aや第二パッケージ1Bに用いられる角紙管Tに紙材料のみが用いられていれば、第一パッケージ1Aや第二パッケージ1Bを廃棄する際の分別作業を省くことができ、廃棄作業性を高めることもできる。
第一パッケージ1Aによれば、主面部6Aで開口4を閉鎖することができるうえに、スリーブ部2の左壁部2Lや右壁部2Rの内側と補助面部7Aとが摺接しながら主面部6Aが折り倒されれば、蓋部5Aの開閉動作が補助面部7Aで案内(ガイド)される。よって、開口4を円滑に開閉することができる。
そのほか、傾斜端縁10Aが45°の角度で傾斜して延在することから、角紙管Tを筒軸Cに対して45°の角度で傾斜した第二面F2に沿って切断することで、角紙管Tを切り捨てることなく連続的に第一パッケージ1Aを製造することができる。よって、第一パッケージ1Aの製造コスト低減や生産性向上に資する。
第二パッケージ1Bによれば、複数のフラップ部6Bによって開口4が閉鎖されることから、開口4を確実に閉鎖することができる。このように封緘性の高められた第二パッケージ1Bは、配送用や保管用に好適である。
蓋部5C,5Dがスリーブ部2と別体に設けられる第三パッケージ1Cや第四パッケージ1Dによれば、スリーブ箱や印篭蓋の箱といったさまざまなタイプのパッケージを成形することができる。
第三パッケージ1Cによれば、開口4を閉鎖する蓋部5Cが一部に設けられた内箱6Cがスリーブ部2に対して出し入れされることから、収容する物品の出し入れが容易である。よって、第三パッケージ1Cの利便性を高めることができる。
第四パッケージ1Dによれば、外蓋部6Dおよび内蓋部7Dの設けられた合口造りの蓋部5Dで開口4が閉鎖されることから、封緘された第四パッケージ1Dの見栄えを高めることができる。よって、高級志向の包装体に第四パッケージ1Dを用いることができる。
[II.その他]
上述した実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、適宜組み合わせることもできる。
たとえば、上述の蓋部に限らず、スリーブ部と別体の蓋部にかぶせ蓋を用いたり、スリーブ部と一体の蓋部にN式箱の蓋のような差し込み蓋を用いたりすることができ、さまざまなタイプの蓋部を採用することができる。
さらに、さまざまなタイプの蓋部がパッケージに混在していてもよい。たとえば、スリーブ部と一体の蓋部がパッケージの前側に設けられ、スリーブ部と別体の蓋部がパッケージの後側に設けられてもよい。
あるいは、パッケージには、角紙管の一部からなる角筒状のスリーブ部が少なくとも設けられていればよく、蓋部を省略してもよい。蓋部が省略された場合であっても、開口を覆うようにテープが貼着されたり、詰め物で開口が閉塞されたりすれば、パッケージに収容された物品の脱落を防ぐことができる。
なお、上述のパッケージは、開口が前後に設けられた配向に限定されず、任意の配向であってもよい。具体例を挙げれば、下記の表1に示すように、上述の実施形態に記された方向を他の配向1~5の方向に読み替えてもよい。
Figure 0007139906000001
1,1A,1B,1C,1D パッケージ
2 スリーブ部
2D 下壁部
2U 上壁部
2L 左壁部
2R 右壁部
3 端縁
3D 下端縁
3U 上端縁
3L 左端縁
3R 右端縁
4 開口
5,5A,5B,5C,5D 蓋部
6A 主面部
7A 補助面部
8A 下端縁
9A 内端縁
10A 傾斜端縁(補助端縁)
6B フラップ部
7B 下フラップ部
8B 上フラップ部
9B 左フラップ部
10B 右フラップ部
6C 内箱
7C 底面部
8C 側面部
9C 端面部
6D 外蓋部
7D 内蓋部
C 筒軸
F1 第一面
F2 第二面
L1,L2 ヒンジ罫線
LD 下罫線
LU 上罫線
LL 左罫線
LR 右罫線
SA,SB スリット(切込部)
T 角紙管

Claims (5)

  1. 開口の周囲に矩形の端縁が設けられ、角紙管の一部からなる角筒状のスリーブ部と、
    前記開口を閉鎖する蓋部と、を備え、
    前記蓋部は、前記スリーブ部に連設された平面状の主面部と、前記主面部の延在平面と直交する方向に沿って当該主面部から延設された補助面部とを有し、前記一部と連設された前記角紙管の他部からなり、前記スリーブ部に対して回動自在に枢支され、前記スリーブ部と一体に設けられ、
    前記補助面部は、前記主面部に対して延設された方向の補助端縁が前記主面部の先端から基端への方向に向かうほど前記主面部から離隔するとともに前記主面部の延在平面に対して45°の傾斜角度に沿って延在し、前記スリーブ部側の内端縁が前記スリーブ部に対して不連続に設けられ、
    前記内端縁と前記スリーブ部との間に切込部が設けられた
    ッケージを製造する方法であって、
    前記角紙管を前記角紙管の延在方向に所定の間隔をおいて前記角紙管の筒軸に対して45°の角度で傾斜した平面で二箇所を切断する第一の工程と、
    前記筒軸に対して直交する平面に沿って前記切込部を切り込む第二の工程と、を備えた
    ことを特徴とするパッケージの製造方法。
  2. 前記角紙管は、スパイラル巻き紙管である
    ことを特徴とする請求項1に記載のパッケージの製造方法
  3. ヒンジとして機能する罫線であるヒンジ罫線を介して前記スリーブ部と前記蓋部の前記主面部とが隣接して配置され、前記主面部を有する前記蓋部が前記ヒンジ罫線で回動自在に枢支された
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のパッケージの製造方法。
  4. 開口の周囲に矩形の端縁が設けられ、角紙管の一部からなる角筒状のスリーブ部と、
    前記開口を閉鎖する蓋部と、を備え、
    前記蓋部は、前記スリーブ部に連設された平面状の主面部と、前記主面部の延在平面と直交する方向に沿って当該主面部から延設された補助面部とを有し、前記一部と連設された前記角紙管の他部からなり、前記スリーブ部に対して回動自在に枢支され、前記スリーブ部と一体に設けられ、
    前記補助面部は、前記主面部に対して延設された方向の補助端縁が前記主面部の先端から基端への方向に向かうほど前記主面部から離隔するとともに前記主面部の延在平面に対して45°の傾斜角度に沿って延在し、前記スリーブ部側の内端縁が前記スリーブ部に対して不連続に設けられ、
    前記内端縁と前記スリーブ部との間に切込部が設けられ
    ヒンジとして機能する罫線であるヒンジ罫線を介して前記スリーブ部と前記蓋部の前記主面部とが隣接して配置され、前記主面部を有する前記蓋部が前記ヒンジ罫線で回動自在に枢支された
    パッケージを製造する方法であって、
    前記角紙管を前記角紙管の延在方向に所定の間隔をおいて前記角紙管の筒軸に対して45°の角度で傾斜した平面で二箇所を切断する第一の工程と、
    前記筒軸に対して直交する平面に沿って前記切込部を切り込む第二の工程と、
    前記ヒンジ罫線を設ける第三の工程と、を備えた
    ことを特徴とするパッケージの製造方法。
  5. 前記角紙管は、スパイラル巻き紙管である
    ことを特徴とする請求項4に記載のパッケージの製造方法。
JP2018214863A 2018-11-15 2018-11-15 パッケージ Active JP7139906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018214863A JP7139906B2 (ja) 2018-11-15 2018-11-15 パッケージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018214863A JP7139906B2 (ja) 2018-11-15 2018-11-15 パッケージ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020083323A JP2020083323A (ja) 2020-06-04
JP7139906B2 true JP7139906B2 (ja) 2022-09-21

Family

ID=70909599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018214863A Active JP7139906B2 (ja) 2018-11-15 2018-11-15 パッケージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7139906B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001290450A (ja) 2000-04-06 2001-10-19 Toppan Printing Co Ltd 外装パッケージ兼用告知ボード
JP2012076765A (ja) 2010-09-30 2012-04-19 Eiwa Shiki Kogyo Kk 組立包装箱

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49144618U (ja) * 1973-04-12 1974-12-13
US5346121A (en) * 1993-10-05 1994-09-13 International Paper Company Web tuck paperboard carton
JP2002214748A (ja) * 2000-11-15 2002-07-31 Fuji Photo Film Co Ltd 写真フイルム用防湿容器
JP2015101391A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 凸版印刷株式会社 包装箱

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001290450A (ja) 2000-04-06 2001-10-19 Toppan Printing Co Ltd 外装パッケージ兼用告知ボード
JP2012076765A (ja) 2010-09-30 2012-04-19 Eiwa Shiki Kogyo Kk 組立包装箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020083323A (ja) 2020-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5778272B2 (ja) 対称に位置する側部キャビティーを含む紙巻きタバコパック
JP4868616B2 (ja) 棒状喫煙物品のパッケージ及びそのブランク
RU2700958C2 (ru) Тара с плоским швом
JP2006521245A (ja) シガレット用折り曲げボックス
JP7258588B2 (ja) トレーと包装用箱
JP7139906B2 (ja) パッケージ
JP6195934B2 (ja) スライド可能なコンパートメントを有するタバコ関連物品用のパッケージ
KR101541788B1 (ko) 담뱃갑 및 이에 사용하는 용지
JP3210339U (ja) 包装箱
JP6127897B2 (ja) スタッキングトレー兼用箱
JP7306177B2 (ja) 包装箱
JP6399818B2 (ja) 包装用箱
JP5973581B2 (ja) 長手方向に可変なる台形断面を有する紙巻煙草の硬質パケット
JP6809508B2 (ja) 包装箱
JP5235041B1 (ja) 包装容器
JP6798235B2 (ja) 収容箱
JP6733197B2 (ja) 組立箱
JP7508050B2 (ja) 包装容器、型紙及び梱包体
JPWO2015170395A1 (ja) 紙製品の端部構造、及び紙製のパッケージ
JP7461046B2 (ja) 包装容器及び展開体
JP6680178B2 (ja) 包装箱
JP7087852B2 (ja) 包材
JP6125856B2 (ja) 組立式梱包箱
JP6626019B2 (ja) 包装容器およびブランク
JP2022162845A (ja) 包装用箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220517

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220809

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7139906

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150